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2020年07月28日

フリー走行に向けたF1マシンの準備 - 現実に直面:F1インサイダーズ・ガイド

The insider’s guide to… Preparing a car through practice

ランド・ノリス(マクラーレン)

最初のフリー走行セッションは複数の目的を持つ傾向がある。

チームはトラック走行時間の90分間で、新パーツをテストするだけでなく、ベースラインを確認したり、長引くセットアップ問題の答えを見つけようとする。したがって、好みのダウンフォース・レベルを特定するためにチームが車高をいじったり、違うリア・ウィングを試したりするのは普通である。

しかし、1日の最初の走行では、第一の関心事はドライバーに慣れてもらい、最大限に広い意味でマシンに予想通りの挙動をさせることである。ピットからマシンへの無線は開放されているので、ドライバーがガレージに戻るまではあまり会話はない。個人的に話ができるようになって初めて、デブリーフィングが始まる。

ランド・ノリスは「1回目の走行のあと、僕のドライビングに関する議論はあまりない」と語る。

「1回目の走行は感触をつかむためだ。ブレーキング・ポイントやバンプについて知ったり、全体的にスピードを上げたりしている。他のドライバーは違うことをしているかもしれないが、ウィル、ジャーヴ、僕は、いつもの議論はエンジンやギア変更について、オーバーステアかアンダーステアかに関する最初のコメントなど、基本的な要素に制限している。そしてカルロスのデータも調べ、明らかに違うものがないかどうかも確認する」

ウィル・ジョゼフは「ランドから最初に聞きたいことは、マシンに大きな問題があるかどうかだ。何か違う感触があるかどうか、バランスが予想通りではないかどうかを知りたい。そういった問題に対処するには時間がかかるので、すぐに知りたい」

「答えはたいてい『ノー』なので、ほっと一息つくことができる。そのあとの会話は、よいベースラインがあるかどうかになる。出発点がよければ、週末の残りは穏やかな改良に向けて進んでいく。よい出発点を見つけられないと、とても混乱した週末になる」

しかし、専門家の分析やシミュレーション能力にもかかわらず、厳しい現実に直面することがある。

ランド・ノリスは「シミュレータでは、好きなだけ何周も走ることができるが、トラックに到着すると、本物はいつも違っている」と語る。

「だからといってシミュレータ作業が無駄になるわけではない。よい準備になる、でも完ぺきではないし、FP1(フリー走行1回目)に向けてすべてリセットされる。『間違った』方向から風が吹いているかもしれないし、タイヤが予想通りの挙動をしないかもしれない、あるいはマシンに搭載した最新の部品が完璧に相関しないかもしれない。順応しなくてはならない」

セッション後のデブリーフでは、ノリスとトラックサイド・エンジニアの会話が広がり、通常は英国のファクトリーにいるエンジニアも交えてビデオ会議が行われる。

ウィル・ジョゼフは「FP1のあとはおそらく、基本バランスがどうなのか、ランドがテスト・アイテムを搭載したマシンや、使ったタイヤに何か違いを感じたかどうかを詳細に特定する」と語る。

「次に、見逃しているものがないかどうか確認するためのアイテムのチェックリストがある。FP2(フリー走行2回目)のあとは、時間があって夜間に変更ができるので、もっと詳しく調べることができる。しかしFP1のあとは、FP2に向けてマシンをもっと速くできる何かがあるかどうかを知りたい」

フリー走行に向けたF1マシンの準備
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markzu at 08:05│Comments(0)F1を支える人々 
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