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2020年08月29日

F1サキールGPはバーレーンの「外側トラック」を使用、ラップタイムは60秒未満か

F1 to use Bahrain’s ‘outer track’ for Sakhir Grand Prix, sub-60s laps expected

2020年F1バーレーンGPのサーキットと2020年F1サキールGPのサーキット

F1は12月にサキールGPが発表されたが、バーレーンのサーキットの3.543kmの超高速外側トラックが使用され、ラップタイムが60秒未満のレースになると見られている。

バーレーンで使用できる異なるトラック・レイアウト(すべてFIAのグレード1ライセンスあり)を詳細に分析し、F1は、これまで国際レースで使われたことのない、11のコーナーをもつ「外側トラック」が、12月6日のバーレーンのダブルヘッダーの2戦目の最適な選択肢であると結論づけた。

サキールGPは完全なナイト・レースとなる予定で、バーレーンGPに比べると、夕方遅くに予選とレースが開催される。サキールGPの1週間前に開催されるバーレーンGPは、いつもの全長5.412kmの国際トラック・レイアウトを使う。

2020年F1サキールGPはバーレーンの「外側トラック」を使用

最多周回、最短ラップタイム

モナコに次いでカレンダーの中で2番目に短いトラックなので、サキールGPは、公式最短距離の305kmに達するために、87周のレースになる予定である。これは今年のグランプリの中で最多周回数である。

F1シミュレータの予測によると、予選ラップタイムは55秒未満、レースのラップタイムは60秒未満になるという。F1史上初めて、60秒未満のポール・ポジション・タイムが記録されたのは、1974年ディジョン・プレノワ・サーキット(フランスGP)でのニキ・ラウダ(フェラーリ)による58.79秒だった。近年の最短ラップタイムは、今年のオーストリアでのヴァルテリ・ボタスのポール・ポジション・タイム、1分02秒939だった。

2020年F1バーレーンGPのサーキットと2020年F1サキールGPのサーキット
外側トラックは、国際レイアウトの赤色の部分ではなく緑色の部分を使用する。2020年F1バーレーンGPのサーキット

外側トラックは、ターン4で離れるまで国際トラックのターン1〜3を利用し、一連の高速コーナーを経て、ターン13でなじみ深いトラックに戻る。

外側トラックの特徴は、予選とレースでのアクションに大きな影響を与える可能性が高い。コーナーの少ない短い1周では通常、予選タイムが接近するが、レースでは渋滞が増えるので、ファンは熱狂的なアクションが期待できるだろう。

バーレーンの2戦

日程 レース サーキット
11月27〜29日 バーレーンGP 国際トラック(全長5.412km)
12月04〜06日 サキールGP 外側トラック(全長3.543km)

F1は2010年、バーレーンの6.2kmの「耐久レイアウト」でレースをしたが、F1のモータースポーツ担当マネージング・ディレクターであるロス・ブラウンは、外側トラックは、2戦目用に違うレイアウトを選ぶとした場合の「最善の代替案」だと述べた。

「サキールGPのフォーマットとして外側のサーキットを発表できることに興奮している。継続的な支援をしてくれたバーレーン国際サーキットのパートナーたちに感謝したい」

「サーキットの代替レイアウトに関していくつかの選択肢を評価し、外側トラックが最善の代替案であると結論づけた。そして、高速と短いラップタイムで、全チームに新たなチャレンジをもたらし、ファン全員を楽しませてくれるだろう」

-Source: The Official Formula 1 Website

2020年08月25日
2020年F1カレンダーに4戦を追加(14〜17戦目)また中国は開催中止:FIA公式プレスリリース



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