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2020年09月11日

マクラーレン本部、272億円で売却か:セール・アンド・リースバック

F1 team-owner McLaren revs up £200m sale of spectacular Surrey HQ

マクラーレン本部(マクラーレン・キャンパス):マクラーレン・テクノロジーセンター、マクラーレン・プロダクションセンター、マクラーレン・ソートリーダーシップセンター

F1チームを所有するマクラーレン、サリー州にある壮大な本部を2億ポンドで売却か

スカイ・ニュースの取材から、不動産サービス企業コリアーズ社が、世界で最も認知度の高いモータースポーツ本部のひとつについて、セール・アンド・リースバック取引(所有の不動産や機械設備等を売却してそのあとその買手から当該物件のリースを受ける取引)を担当することがわかった。

スーパーカー・メーカーのマクラーレン・グループは、サリー州にある壮大な本部を、2億ポンド(272億75万円*)で売却してバランスシートを強化する計画を加速しつつある。

スカイ・ニュースの取材によると、同名のF1チームを所有するマクラーレンは、ウォーキングにあるマクラーレン・テクノロジー・センターのマーケティングとセール・アンド・リースバックを始めるよう不動産仲介企業のコリアーズ社に指示したという。

国際的な不動産投資家の関心を引くと思われるこの取引は、COVID-19パンデミックによって引き起こされた数ヶ月間の混乱のあと、同社の財政を強化するための幅広い戦略の一部となるだろう。

マクラーレン 765LT
マクラーレン 765LT

マクラーレンはすでに今年、株式発行により既存の株主から数億ポンドを調達したほか、バーレーン国立銀行から1億5000万ポンド(204億円*)の融資を受けている。

ロンドンの金融中心街の情報筋は、同社は来年実施されるとみられる、さらなる株式発行および債務借り換えについて助言するために、ゴールドマン・サックスとHSBCを任命したと語った。

またマクラーレンは、レーシング部門の少数株式の売却も予定しているが、ウィリアムズF1チームが最近米国の投資企業ドリルトン・キャピタルに売却されていたことを受け、裕福な個人からのオファーを誘う可能性が高い。

2020年08月21日
ウィリアムズ、ドリルトン・キャピタルにF1チームを売却:チーム公式発表

スカイ・ニュースに向けて出した声明の中で、マクラーレンのスポークスマンは「我が社のグローバル本部の売却とリースバックの可能性、および、債務再編と株式調達に関する助言を行う銀行の任命は、今年初めに発表した包括的な借り換え戦略の一部である」と述べた。

「夏の間に実施した短期間の対策を基に、これらのイニシアチブはより強力なバランスシートをもたらし、マクラーレン・グループが長期的成長および投資の持続的プラットフォームであることを確実にするためのものである」

「提案されている売却とリースバックは、主要企業のベストプラクティスを反映したもので、我々の日々の業務には影響を与えないだろう」

「マクラーレン・テクノロジーセンター、マクラーレン・プロダクションセンター、マクラーレン・ソートリーダーシップセンターから構成されるマクラーレン・キャンパスは象徴的な世界に通用する施設であり、将来も我々の本拠地でありつづける」

マクラーレン・テクノロジーセンター前の池
マクラーレン・テクノロジーセンター前の池
マクラーレン・プロダクションセンター内、ここでスーパーカーが作られている
マクラーレン・プロダクションセンター内、ここでスーパーカーが作られている。

この計画のニュースは、マクラーレンのレーストラック上での成績が好転した時期にもたらされた。チームは、短縮された2020年コンストラクターズ・チャンピオンシップにおいて現在3位である。

先月、同社は今年上半期の営業損失が1億8400万ポンド(250億2469万円*)になると発表し、COVID-19による「大きな不安」が今年後半の見通しにも暗い影を落とし続けるとした。

ルイス・ハミルトン(メルセデス)

マクラーレンは、F1パドックの中でも最も歴史の古いチームのひとつであり、半世紀以上参戦し、F1コンストラクターズ・チャンピオンシップで8回優勝している。

チームのこれまでのドライバーには、ミカ・ハッキネン、ルイス・ハミルトン、アラン・プロスト、アイルトン・セナなどが含まれる。

F1では、来年から年間予算制限が導入される予定で、情報筋によると、少数株式の売却は、マクラーレンが持続可能なかたちで、予算制限の範囲内で活動するのに役立つという。

インディアナポリス500(インディ500)への参戦を含むマクラーレンの競技部門は、同社の年間収入のほぼ20%を占める。

ランド・ノリス(マクラーレン)

F1チームの今年のドライバーはランド・ノリスとカルロス・サインツ・ジュニアである。

今年初め、マクラーレンは従業員の4分の1以上に影響を与えるリストラ計画の一環として、事業全体で1,200人を解雇した。

マクラーレンは、バーレーンの政府系のマムタラカト投資ファンドが率いる投資家が所有しており、3月に3億ポンド(408億円*)の増資を行ったばかりである。

1億5000万ポンド(204億円*)の政府融資を求めて却下されたことを受け、新しい資金調達先の探索が加速していた。

マクラーレンは、英国の主要輸出企業であり、英国のサプライチェーン全体で何千もの職を支えている。

今年3月、ディアジオの元CEOポール・ウォルシュがマクラーレンの取締役会長に就任したが、これによってマクラーレンの株主は最終的に株式公開を求めるのではないかという憶測がかき立てられ、今回は本部の売却とリースバックが取りざたされている。

かつては、マクラーレン・オートモーティブと呼ばれていた半独立企業だった乗用車部門は、世界で最も高価な自動車を製造しており、伝説的なF1ドライバー、アイルトン・セナにちなんで命名されたセナなどのモデルがある。

マイク・フレウィットが運営するこのユニットは、マクラーレン・グループの売上の大半を占めている。

2010年08月10日
マクラーレンの「スーパーカー・ファクトリー」はロン・デニスイズムに満ちている

F1チームを最も成功に導いたベテランのボス、ロン・デニスが退任したあと、同社は別々の部門を再結合させた。

ロン・デニスは英国で最も有名な実業家のひとりにあり、有利な商業的パートナーシップを通じて、マクラーレンの技術事業をさまざまな産業に拡大した。

ロン・デニスは、株主と激しい論争の末、2億7,500万ポンド(374億103万円*)で株式を売却した。

彼は、マクラーレンの取締役会に、中国人投資家のコンソーシアムのよる16億5000万ポンド(2,244億円*)の買収提案を提示したが、取締役会の同僚からの支持を得られなかったのだ。

2017年06月30日
ロン・デニス、マクラーレン株式(400億円)を売却へ
2億7,500万ポンド(400億7,760万円*)
*日本時間2017年06月30日11:10 の為替レート:1ポンド=145.736725円
-Source: Sky News

2009年08月17日
マクラーレン・テクノロジーセンター訪問
*日本時間2020年09月11日10:20 の為替レート:1ポンド=136.003770円


markzu at 11:27│Comments(0)マクラーレン 
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