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2016年05月11日

F1のピットストップ技術、新生児蘇生の救命に活用: ウィリアムズ

F1 news: F1 pit stop, resuscitation of newborn babies, Williams

ウィリアムズのピットストップ: 2016年F1ロシアGP

ウェールズ大学病院とウィリアムズ

F1では、ウィリアムズがわずか2秒ほどで四輪のタイヤを交換して称賛されているが、その専門知識が、新生児の蘇生に取り組む医師との画期的な共同研究で、救命に利用される。

今シーズン、これまでの4戦すべてで最速ピットストップを記録したウィリアムズは、カーディフのウェールズ大学病院の新生児部門に招かれ、また病院の医師らは、ウィリアムズの作業を見るためにオックスフォードシャー州にあるチームのファクトリーを訪れた。

2016年05月05日
F1ロシアGP動画: フェリペ・マッサの最速ピットストップ

医師らは、ピットストップも新生児の蘇生も、スペースが限られた環境で、チームが素早く働くことが要求されることを認識した。昨シーズン、ウィリアムズは一連の不手際のあと、クルーの技術、チームワーク、体調を微調整するため専任の人間能力開発専門家を雇用した。この専門家は以前、新生児治療の仕事をしており、カーディフの病院の主任アドバイザーを務めている。

医師らは5月4日にグローヴにあるウィリアムズのファクトリーを訪れたあと、F1のピットストップで利用されている技術に基づき、すでにいくつかの変更を行った。彼らが使用している担架を、できるだけすぐに見つけられるよう、無駄のないデザインにした。

また、ウィリアムズが、各ピットボックスで異なる要求を反映するため使用しているフロアマップを見習い、分娩室内の標準化したフロアスペースで蘇生チームが仕事をする場所を決めた。

さらに医師らはF1のコミュニケーションからインスピレーションを得て、蘇生前に「無線チェック」を行うようになった。ピットストップで各タイヤが無事交換されたタイミングを示すための手信号の重要性も強調され、各蘇生術のあとビデオで報告と分析が行われる。

ウェールズ大学病院の新生児専門医であるレイチェル・ヘイワード博士は「効率的なピットストップと似ているため、我々はウィリアムズ・チームと協力して、新生児蘇生ケアを強化するために、F1の技術の手順を実施している」と語った。

「分娩時に衰弱した新生児の蘇生はスピードが重要であり、最適アウトカムを確実にするためには効率的かつ効果的な蘇生ケアの提供が要求される。有効な蘇生ケアが遅れると、救命あるいは長期的合併症の発症など、重大な結果につながりかねない。緊急を要し、最適なチーム力学と明確なコミュニケーションに依存する蘇生ケアに対する組織的なアプローチを支持するエビデンスは増えつつある」

グレート・オーモンド・ストリート病院ではマクラーレンとフェラーリ

この共同研究は、グレート・オーモンド・ストリート病院と、マクラーレンとフェラーリのF1チームとのパートナーシップ成功を反映している。英国で唯一の小児科を専門とした同病院の医師らは、ピットクルーと協力して、手術室から集中ケア部門への引き継ぎを改善した。

クレア・ウィリアムズのコメント

この最新の協力について、ウィリアムズのチーム代表代理クレア・ウィリアムズは「昨年ウェールズ大学病院の新生児チームから、アドバイスを求める連絡をもらったとき、協力できることを嬉しく思った。彼らの仕事は非常に重要であり、彼らが仕事中に受けるプレッシャーは計り知れない。彼らは毎日、生死に向き合っている」と語った。

「我々の提供したアドバイスの一部が幼い命を救うのに役立てば、非常に価値のある取組だと言えるだろう。我々は、F1のノウハウと技術が他の産業に役立つことを見出しつつあり、これは素晴らしい実例だ」

-Source: Telegraph.co.uk





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