019-4 (1)
世界最強ともいわれるアメリカの攻撃型空母カール・ビンソンを中心とする第1空母打撃群が朝鮮近海に向かっている!
アメリカは、北朝鮮に核実験を行う様子がみえたら攻撃すると宣言している。
多くの日本人は、朝鮮半島危機を対岸の火事のように眺めているかもしれない。
アメリカは脅かしているだけで、攻撃はしないと思っているかもしれない。

しかし、朝鮮半島情勢は、1953年7月の朝鮮戦争休戦以来、最も危険な状況だ。
トランプのアメリカは本気で北朝鮮を攻撃するかもしれない。
ref_l
北朝鮮は、そんなことになれば核兵器で報復するすると宣言している。
世界にとって不安なのは、誰もこの両国の出方を予測できないということだ。
特に、北朝鮮は追い詰められたら何をしでかすかわからない。
しかし、今のトランプ政権はあっと驚く手のひら返しで、「世界の警察はやめる!」というアメリカフェースト主義から大転換をはかりシリアを攻撃したくらいだから、軍事攻撃を実行する可能性が高い。

アメリカは、本気度を示すために艦隊を東アジアに派遣した。
本当にやるかもしれないという不安は、中国をも動かしている。
日本にとってよかったことは、東アジア情勢で、アメリカの圧倒的なプレゼンスが突如復活したことで、覇権主義の中国が好き勝手をできなくなったことだ。
34
しかし、朝鮮半島にアメリカが軍事攻撃を実行すれば、北朝鮮の報復攻撃の矛先が日本に向く可能性は非常に大きい。
だからこれは、日本の危機なのだ。
北朝鮮が報復のために最初に狙うのは航空母艦であるかもしれないが、間違いなくすぐお隣の韓国にある米軍基地にはミサイルがおちる。
そして次は日本の米軍基地だ。

全てはアメリカが攻撃するかしないかにかかっている。
しかし今のトランプ政権は本当に攻撃する可能性がある。
その理由は、ずばりトランプ政権の中枢で勃発した権力争いに
極右翼のスティーブ・バノンが破れ、国家安全保障会議から外されたことだ。
bannon-cpac

その結果、トランプ大統領の義理の息子であるクシュナーが政権の「中心」に座った。
クシュナーは言わずと知れたトランプ大統領の美人の娘イヴァンカの夫であり生粋のユダヤ人である。
alg-wedding-jared-kushner-ivanka-trump-jpg
 
トランプ大統領がシリア攻撃を決めたのは、クシュナーの戦略による。
イヴァンカは、大統領にシリアの子供達が化学兵器にさらされ痙攣を起こしている映像を見せた。
「このようなことを許してはいけない!」というイヴァンカの一声で、トランプ大統領は心を揺さぶられシリアへの爆撃を決めたことは周知のことだ。

シリア攻撃をうけて、アメリカ国内のトランプ支持者の間では不満が爆発している。
アメリカ第一主義のオルタナ右翼勢力は「クシュナーに投票したのではない!」と声を荒げている。

クシュナーはイヴァンカと結婚する際、イヴァンカをユダヤ教に改宗させている。
それほどまでに、クシュナーはユダヤ人なのだ。

ユダヤ人であるクシュナーは、イスラエルに有利な政策を打ち出すことは目に見えている。
だからトランプに投票したアメリカ第一主義者たちは
「イスラエルの利益のためにシリアを爆撃した!」とアメリカのシリア攻撃を非難している。

トランプが大統領になれば白人至上主義による人種差別が激しさを増すと、アメリカのレベラルと黒人コミュニティのほとんどは徹底的にトランプを攻撃していた。
ユダヤ人たちは、反ユダヤ主義が台頭すると危惧し、あらゆるメディアを使ってトランプを叩いていた。
ところが、今や、トランプ政権の中枢にユダヤ人が座っているのである。
これで全ては変わった。 

トランプの強烈な支持者で世界的に悪評の高かったリチャード・スペンサーは、我々はクシュナーに投票したのではない。クシュナーのようではない人間に投票したのだ!
クシュナーを解雇せよ!とツイートしている。
48
アメリカではすでに「クシュナー大統領」とまで言われるようになっている。
これらの動きは、結果的に反ユダヤ主義を明るみに出すものだとして、イスラエルのハアレツ紙は警鐘を鳴らしている


結果的に、アメリカ第一主義者たちによる反ユダヤ主義が、ユダヤ人を危険にさらすかもしれない。
しかし同時に、「クシュナー大統領」とまで揶揄されるほどの権力の座に、ユダヤ人であるクシュナーがついたことこそが、アメリカが北朝鮮を攻撃するかもしれないと僕が思う最大の理由だ。

オバマだったら絶対にやらなかった。
しかし今や、トランプ政権はクシュナー政権だ。
だからやる可能性がある。
クシュナーは徹底的にイスラエルよりの政策を断行していくにちがいないからだ。
1871674005

北朝鮮はイランと繋がっている。
イランのミサイルは北朝鮮から調達された「中距離弾道ミサイルムスダン」か、ノドンを基に開発されたものだと思われている。
イランの背後には北朝鮮がいるのだ。
160205_2n0tr_rci-iran-rouhani_sn635
 
そしてイランは、イスラエルの最大の敵である。
イスラエルとイランはいつ戦争になってもおかしくない状態だ。
イスラエルが最も恐れているのはイランの核武装である。
イスラエルはイランの核武装を絶対に認めない。それを阻止するためにあらゆる手を使うだろう。
周りをすべてイスラムの国に囲まれているイスラエルにとって、国家存亡の危機となるからだ。
イスラエルにとって、イランこそ崩壊してほしい国なのだ。
Jerusaem
北朝鮮は幾度も核実験を繰り返している。
おそらく、核兵器はもはや使用可能な段階にきていると思われる。
その技術がイランに流れることは最も大きな危険だ。
これがイスラエルが最も恐れている「イラン-北朝鮮コネクション」だ。 
もしアメリカが北朝鮮の核武装を止められなければ、それはイランにとっても、核を保有していいという口実となる。

北朝鮮はOKなのにイランがダメだという理屈は通らないとイランは考えるからだ。
もしアメリカが北朝鮮に対して、オバマ政権と同じ路線を継承するなら、イランは世界が北朝鮮の核保有を認めたと理解する。

それはイランの強行な核武装への道を開くことになる。
だから、トランプが大統領になった直後の1月から、北朝鮮への対応こそがトランプ政権の重要なテストとなるだろうと、中東情勢を扱うメディアで論じられていたのである。


だからトランプのアメリカは、北朝鮮を叩く可能性が高い。
北朝鮮政権を崩壊させるためということではなく、非核化させるためにだ。
しかし、アメリカがアクションを起こせば、日本にミサイルが打ち込まれる可能性がある。
 
少し前の安保法制問題のとき、北朝鮮危機などない!と安倍政権を非難していた野党勢がいたが、今目の前に極めて現実的に北朝鮮危機が存在している。
それは、戦後最も現実的なリスクである。