東京へのEMP攻撃なら、北朝鮮は戦争に勝てるかもしれない
8月10日、こういうタイトルでアメリカの政治専門メディアが記事を掲載した。
書いたのは、Peter Pry博士。
電磁パルスについての専門家である。
実はこれは、すでに何年も前から警告されてきたことでもある。
その危機が今、現実味を帯びてきている。ざっと訳してみた。
元記事を読む
北朝鮮は、核弾頭を装備したミサイルと、電磁パルス(EMP)攻撃を行うことのできる衛星を所有している。
8月10日、こういうタイトルでアメリカの政治専門メディアが記事を掲載した。
書いたのは、Peter Pry博士。
電磁パルスについての専門家である。
実はこれは、すでに何年も前から警告されてきたことでもある。
その危機が今、現実味を帯びてきている。ざっと訳してみた。
元記事を読む
北朝鮮は、核弾頭を装備したミサイルと、電磁パルス(EMP)攻撃を行うことのできる衛星を所有している。
EMP自体は人体には無害で、電子系統だけを破壊する。
しかしそれは、結果として電気や通信網、その他の人命を守る重要なインフラを破壊することになるので、直接的な町の破壊よりも、長期的にはるかに多くの人々を死に至らしめることができる。
北朝鮮は日本と韓国に対してEMP攻撃を実行することで、三つの外交政策上の目標を達成することができるであろう。
第一に南を吸収し統一すること。
第二に、第二次世界大戦の復讐。
そして第三に、北朝鮮の「大国」としての地位の確立である。
北朝鮮が韓国を征服するには日本との戦争は不可欠だ。
それは、日本が、韓国防衛を担うアメリカの同盟国であるからだ。
そのために「東京への復讐」は日本を攻撃する際のもっとも好都合な根拠である。
キム・ジョンウンの戦略は、核兵器の脅威を沸騰させることで、韓国と日本に対する米国の安全保障上の力を無力化させ、米国とその同盟国を服従させることにある。
このシナリオでは、北朝鮮は、東京上空96キロメートルで核兵器を爆発させる。
EMP(電磁パルス)の範囲は首都東京から半径1,080キロメートルにわたり、本州のほとんどのエリアを網羅することとなる。
実質的に、日本の主要軍事基地と港湾はすべてEMP範囲となり、機能しなくなる。交通管制塔システムは破壊され、大規模停電が発生する。
このため航空機がクラッシュし、鉄道を含む交通は麻痺し、高速道路では停止した車が大渋滞を引き起こす。
通信システムは損傷をうけるか、あるいは破壊される。
さらに悪いことに、日本の1億2600万人の人々は、生存の危機に直面することになる。
なぜならば、突如として水道水が停止したり、物流が麻痺することにより食糧の供給が停止するからだ。
さらに悪いことに、日本の1億2600万人の人々は、生存の危機に直面することになる。
なぜならば、突如として水道水が停止したり、物流が麻痺することにより食糧の供給が停止するからだ。
EMPにより誘発された産業災害がいたるところで発生する。
ガスパイプラインが爆発し、都市や町に火災が発生する。
製油所や化学プラントも爆発炎上し、有害な雲が空を覆い、有毒物質が流出する。
東京は、福島の経験から、全国的な大規模停電により、原子力発電所の原子炉が爆発し放射能による汚染が広がることを知っている。
EMP攻撃の結果として、日本の重要なインフラは麻痺し、韓国を援助するために米軍を輸送することができなくなる。
実際、日本の存立が危機にさらされると、東京は、さらなる北朝鮮のEMP攻撃を恐れ、日本から展開される米国による韓国支援のためのいかなる努力にも反対することになるだろう。
一方韓国のEMP範囲は、釜山の重要な港湾を含む国土の東半分を網羅する。
東海岸のすべての港湾、および東半分の全ての軍事基地および飛行場はEMPの影響下となる。
だが北朝鮮はEMPの範囲から外れる。
また、韓国の西側はEMPの影響範囲外となる。
首都ソウル、そしてソウルから南に向かって伸びている主要な道路(北挑戦にとって最善の侵攻ルート)などだ。
EMPの範囲に属さない米軍と韓国軍も通信障害や停電により麻痺状態に陥ることは明らかだ。EMP攻撃は、北朝鮮にとって、韓国征服の理想的な状況を作り出すことになるだろう。
そして北朝鮮の装甲車部隊と歩兵が、非武装中立地帯をぬけてソウルに向かい怒涛の侵攻を開始するのだ。
だがこのときに至って、米国の核ミサイルと爆撃が、北朝鮮の指導者が隠れているであろう地下施設や、核施設むかって火を吹くことになる。
そして、キム・ジョンウンは誤算に気づくことになるだろう。
米国は「見掛け倒し」ではないのだ。
だが、北朝鮮の最後のあがきは 超EMP弾頭をKMS-4衛星から米国にむけて発射することだ。
これにより米国も日本や韓国と同じような深刻なダメージを受ける。
航空機のクラッシュ、通信と交通停止。天然ガスのパイプラインの爆発。都市では暴風雨が発生する。
7日間で、米国の原子炉100基は福島化する。
一年後には、ほとんどのアメリカ人は餓死しているかもしれない。
この戦争によって、米国、日本、韓国、そして北朝鮮自身も、崩壊の危機に瀕することになる。
大統領、米国の電力網防護を強化しEMP攻撃から守り、今こそ、北朝鮮の衛星を撃墜してくれ!
Peter Vincent Pry博士。
EMP委員会委員長
下院外交委員会及びCIAにて奉職。
さて、この記事はもちろん、最悪のシナリオを描いているから、この通りにならないだろうし、この通りになってもらいたくもない。
けれども、重要なことは、専門家がこういう記事を寄稿し、それを大手政治メディアが報道しているという「アメリカの様子の変化」なんだな。
この記事をわざわざ僕に転送してくれたのは、アメリカの論客の一人で知日家のジャーナリストだ。
彼はトランプ政権の重要ポストにつく人々と親しく、トランプが大統領になる一年も前から、大統領就任を予言していた。
トランプ政権にはどのような人がいて、どういう行動原理でトランプが動いているかを熟知している彼は、アメリカが北朝鮮を挑発し、攻撃しないように世論を誘導するための記事を書いてくれている。
日本の味方だ。
さて、ものすごく大事なことは、メディアっていうのは、世論誘導の道具だってことさ。
あらゆる勢力がメディアを巧みに使って世論に働きかけている。
これは日本でも同じこと。
多くのアメリカ人は、北朝鮮問題なんてはっきり言って感心がなかった。
ところが、グアムという名前が出てきた瞬間に「あれ、やばいの?」と思い始めている。
その現れの一つがこの記事なんだよね。
トランプ大統領は、北朝鮮を攻撃しても「遠いところだから大丈夫」なんて言っている。
アメリカ人は、アメリカ本土が攻撃されることには絶えられない。
そういう可能性があるのだったら「先制攻撃してその芽を摘んでしまえ!」という世論は必ず高まっていくだろう。
そのとき、支持率回復を狙うトランプ大統領が、世論に後押しされて攻撃に出ないとは誰にも言えない。
今となっては、9.11だってブッシュ政権の自作自演だったということが分かっているし、大量破壊兵器なんてないのにイラクを攻撃したよね。
世界は一寸先は闇だ。
何が起こってもおかしくない。
この記事でもあるように、北朝鮮は「核保有国」としての国際的な地位を狙っている。
アメリカ本土を核弾頭で攻撃する能力を有すると、アメリカは北朝鮮の横暴に対して、口を出せなくなってしまう可能性が高まる。
今だって、カールビンソンを派遣したとはいえば、トランプ大統領お得意の口でなじる以外、具体的に踏み込んだ政策は一つも実行できていないだろ?
アメリカが軍事行動を起こすと、在韓や在日米軍基地が狙われる可能性があってアメリカの被害者が出るからだよ。
もちろん、多少の被害はしょうがない、ということで、本気で北朝鮮を叩けば、あっという間に勝負はつくといわれているよね。
でも、そんな簡単に自国民の被害を出すわけにはいかない。
だからアメリカもそんな簡単には動けない。
今はまだアメリカ本土にミサイル攻撃の可能性がないのに、この現実だよ。
ということは、もしアメリカ本土が北朝鮮の射程に入ってしまったららどうなるだろう。
アメリカとしては、今よりももっと足かせがかかって攻撃に踏み切れない。
そうすると、北朝鮮の横暴ぶりはますだろうね。
「ふふふ、俺様は偉いんだぞ」とキム将軍様が、やりたいほうだいやり始めるだろう。
北朝鮮にとって最大の目標の一つは「南北統一」だよ。
しかも、北が南を吸収するというのが彼らの狙いなわけだ。
つまり、北朝鮮はアメリカを攻撃したいんじゃなくて、朝鮮半島を支配したいわけ。
すると、韓国と日本と戦争をしないわけにはいかなくなる、というのがこの記事の趣旨だ。
その際、日本と韓国の後ろ盾こそが「アメリカ」なわけだ。
日本についていえば、日米安保条約があるから、アメリカは日本に対しての攻撃には「反撃」してくれるはずだ。
そう、はずだ。
でも、でもでもでもでも、ここがまずいところなんだけど、もしアメリカ本国が「狙われている」という段階になると、アメリカはさっきも言ったように、そう簡単に手出しをできなくなってくる。
つまり、日米同盟の「抑止力」が相対的に低下する!
というわけだ。
これこそ、北朝鮮の狙いだよ。
そうなったら、日本はアメリカ様の助けをあてにせず、自国を防衛しなければならない、という事態に直面するかもしれないわけ。
日本はこの間ずっと、前川問題や自衛隊の日報問題に終始している。
けれども、重要なことは、専門家がこういう記事を寄稿し、それを大手政治メディアが報道しているという「アメリカの様子の変化」なんだな。
この記事をわざわざ僕に転送してくれたのは、アメリカの論客の一人で知日家のジャーナリストだ。
彼はトランプ政権の重要ポストにつく人々と親しく、トランプが大統領になる一年も前から、大統領就任を予言していた。
トランプ政権にはどのような人がいて、どういう行動原理でトランプが動いているかを熟知している彼は、アメリカが北朝鮮を挑発し、攻撃しないように世論を誘導するための記事を書いてくれている。
日本の味方だ。
さて、ものすごく大事なことは、メディアっていうのは、世論誘導の道具だってことさ。
あらゆる勢力がメディアを巧みに使って世論に働きかけている。
これは日本でも同じこと。
多くのアメリカ人は、北朝鮮問題なんてはっきり言って感心がなかった。
ところが、グアムという名前が出てきた瞬間に「あれ、やばいの?」と思い始めている。
その現れの一つがこの記事なんだよね。
トランプ大統領は、北朝鮮を攻撃しても「遠いところだから大丈夫」なんて言っている。
アメリカ人は、アメリカ本土が攻撃されることには絶えられない。
そういう可能性があるのだったら「先制攻撃してその芽を摘んでしまえ!」という世論は必ず高まっていくだろう。
そのとき、支持率回復を狙うトランプ大統領が、世論に後押しされて攻撃に出ないとは誰にも言えない。
今となっては、9.11だってブッシュ政権の自作自演だったということが分かっているし、大量破壊兵器なんてないのにイラクを攻撃したよね。
世界は一寸先は闇だ。
何が起こってもおかしくない。
この記事でもあるように、北朝鮮は「核保有国」としての国際的な地位を狙っている。
アメリカ本土を核弾頭で攻撃する能力を有すると、アメリカは北朝鮮の横暴に対して、口を出せなくなってしまう可能性が高まる。
今だって、カールビンソンを派遣したとはいえば、トランプ大統領お得意の口でなじる以外、具体的に踏み込んだ政策は一つも実行できていないだろ?
アメリカが軍事行動を起こすと、在韓や在日米軍基地が狙われる可能性があってアメリカの被害者が出るからだよ。
もちろん、多少の被害はしょうがない、ということで、本気で北朝鮮を叩けば、あっという間に勝負はつくといわれているよね。
でも、そんな簡単に自国民の被害を出すわけにはいかない。
だからアメリカもそんな簡単には動けない。
今はまだアメリカ本土にミサイル攻撃の可能性がないのに、この現実だよ。
ということは、もしアメリカ本土が北朝鮮の射程に入ってしまったららどうなるだろう。
アメリカとしては、今よりももっと足かせがかかって攻撃に踏み切れない。
そうすると、北朝鮮の横暴ぶりはますだろうね。
「ふふふ、俺様は偉いんだぞ」とキム将軍様が、やりたいほうだいやり始めるだろう。
北朝鮮にとって最大の目標の一つは「南北統一」だよ。
しかも、北が南を吸収するというのが彼らの狙いなわけだ。
つまり、北朝鮮はアメリカを攻撃したいんじゃなくて、朝鮮半島を支配したいわけ。
すると、韓国と日本と戦争をしないわけにはいかなくなる、というのがこの記事の趣旨だ。
その際、日本と韓国の後ろ盾こそが「アメリカ」なわけだ。
日本についていえば、日米安保条約があるから、アメリカは日本に対しての攻撃には「反撃」してくれるはずだ。
そう、はずだ。
でも、でもでもでもでも、ここがまずいところなんだけど、もしアメリカ本国が「狙われている」という段階になると、アメリカはさっきも言ったように、そう簡単に手出しをできなくなってくる。
つまり、日米同盟の「抑止力」が相対的に低下する!
というわけだ。
これこそ、北朝鮮の狙いだよ。
そうなったら、日本はアメリカ様の助けをあてにせず、自国を防衛しなければならない、という事態に直面するかもしれないわけ。
日本はこの間ずっと、前川問題や自衛隊の日報問題に終始している。
どうでもいいことのために時間をさいている暇はない。
9月16日(SAT)
外務省後援イベント!
唯一の音楽外交使節団による大和魂エデュテイメント「HEAVENESE BRIDGE」
開場16:30
開演17:30
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