(つづき)
なんと偶然にも、Sさんは私の医局の提携病院の中の1つで働いていらっしゃる方でした。
(つまり数年内に私も行く可能性がある病院だということ)
恐ろしい偶然。
そういえば、私の友人もネットで医師とマッチングしたら親同士が知り合いだったそうです。
同職者婚活あるある?
ちなみに現在進行形で会ってるそうなので上手くいっている様子(´艸`*)
驚きの共通点があったので、割とすぐに、今度Sさんが関東に来た時に会いましょうという話になりました。
お話をしていてそれほど気が合うという印象は実はなかったので、婚活的にはあまり期待できない気がしていましたが、今回こんな出会いがあったのですからお誘いを断る理由はありませんでした。
Sさんは土日には関東の病院でバイトをしているらしく、その帰りに東京駅の近くの肉バルで夕食をとることになりました。
予約してくださったお店に行ってみると、凄くお洒落なお店。
記念日デートにはぴったりの雰囲気で、中には行きつけらしいお客さんが店長さんとにこやかに話しているところでした。席に着くと、コースの案内が用意してあり、コースを予約してくださったことがわかりました。
男性としては完璧すぎるセッティングでしたが、(私自身は恋愛関係に発展する可能性は少ないと思って臨んでいたので)相手が少なからずデート対応に値する女性を想像しているに違いないことが伝わってきて、Sさんが来る前からかなり気が重くなりました。
どうか、期待を裏切ることになったとしても楽しくお話しできる時間でありますように、頑張ってセッティングして後悔されませんように、とぐるぐる考えていました。
しばらく店内で待っていると、Sさんが少し遅れて入ってきました。
ああ、思った以上に垢ぬけたタイプのひとだった。
まずった。