■はじめに

ぽかぽか日和で鳥も花も、春の到来を喜んでいます。仕事に子育て、家事・・・心と身体のゆとりがなく、私自身がアートを愉しめているかなと自問自答をすることもあります。でもそんな時こそ、鶯がお庭で「ほーほけきょ」の練習をしている声に耳を傾けたり、青々とした苔に喜びを感じたり、身の回りを整えてあたたかいお茶をお気に入りのお湯のみでいただいたり・・・。心にゆとりを持つことが、本当の文化だと思います。

それらはお水や洋服のように生活に無くても良いものです。経済的には芸術の売れ行きは景気に左右されるものですが、しかしながら、みなさんの心にどんな時でも変わらず存在しなければならないものが文化芸術だと思う毎日です。




さて、今回はいよいよ最終回。4名のアーティストをご紹介します。まず1人目は、水彩画が専門の瑞季さんです。

■瑞季さんが作品制作をはじめたきっかけ

瑞季さん;
「物心ついた頃には絵を描くのが好きな子供だったので、明確なきっかけは覚えていません。ただ、母が絵を描くのが得意で、手作りの絵本や漫画、家族の絵画などを描いているのを見て、自分もこんな風に描きたい!と思っていました。人を楽しませる為に描くという姿勢は、その頃母から自然に学んだように思います。

今のような作風に落ち着いたのは、大学に入って同期とグループ展をする事になり、初めて一枚の作品として水彩でイラストレーションを描いたのが始まりです。それまで、作品と言えるのは静物画や風景画などの絵画しか描いた事が無く、イラストは趣味でスケッチブックや漫画に描く程度でした。

その後、予備校でデッサンを積み、大学で日本画を勉強しながら身につけた描写力に、始めて自分の世界観を乗せる楽しさを覚えました。技術のみで描く事から、「表現する」事に変化した感じです。

そして、一般の人にはまだまだ親しみの薄い絵画の世界ですが、独りよがりな作品にならず、より多くの人が楽しめるエンターテイメント性の高い作品を目指して、日々精進しています」



■瑞季さんが影響を受けたアーティスト

瑞季さん;
藤城清治さんです。始めて展覧会を見に行った時に、圧倒されたのを覚えています。おそらく誰が見ても美しく、繊細で、優しい世界に満ちた作品だと思いました。 " こんな作品を作りたい " というのはもちろんですが。 " こんな作品を作れる様な人間になりたい " と、心から思いました。ご老齢の今も制作を続けておられますが、それも含め、自分が目指すべき大きな目標だと考えています。

そして、もう1人はノーマン・ロックウェルさんです。絵の一つひとつにストーリーがあり、とても描写的な画風なのにコミカルな印象を受ける作品の数々です。日常的なワンシーンを切り取ったものですが、ロックウェルの優しい視点や人間性が垣間見えます

私の作品からも、ロックウェルから影響を受けている部分が多く見られると思いますが、確かな技術力と、人を笑顔にするアイディアやユーモアは、もっと磨いて行きたいです」


■瑞季さんが描く作品

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vol009_003.jpgvol009_004.jpg『私の居た場所(春夏秋冬)』 ※上から順に春・夏・秋・冬


瑞季さん;
「最初に『夏』を描きました。タイトルの通り、私の記憶の中の風景を描いたイメージです。一枚目を描いた時は、シリーズとして描くつもりは無かったのですが、自分の中の思い出をたどって行くうちに、一枚ではおさまらず、季節ものとして増えてしまいました。

これからも増えて行く可能性があり、考えるのが楽しい作品です。目指すは、月毎に1枚ずつ描き、計12枚です!」





次に、ご紹介するのはCGを手掛ける裕己さんです。

■裕己さんが作品制作をはじめたきっかけ

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『女』

裕己さん;
「物ごころついた頃には、いつの間にか描くようになっていました。3人兄弟で兄も弟も絵を書いていたので、自然にはじめることができたのだと思います。今は対象物を見る時に、頭の中で作りあげたものではなく、直感したものをそのまま手に伝えることを意識しています」


■裕己さんが影響を受けたアーティスト

裕己さん;
ピカソです。本物の作品を間近で見てから、本格的に真似をして描くようになっていました」




次にご紹介するのは、マカオ生まれドイツ在住の版画アーティスト呉敏慧さんです。

■呉敏慧さんの作品に対する思い

[be京都]と呉さんとの出会いは、2010年の「プリンセスシンドローム」という銅版画作品展でした。ピカソの「泣く女」から影響をうけ、「女の子」をテーマに制作を決意されたそうです。

遊び心を大切に制作をされている呉さんは、多くの人におなじみのキャラクターに、自身の心と命を吹き込み、人々の生活や人生に共感できる体験を表現されました。

vol009_006.jpg『プリンセスシンドローム』



vol009_007.jpgvol009_008.jpgvol009_009.jpg制作をする呉さん


呉敏慧さん;
私の人生における芸術創作とは、苦行ではなく、体験することですから。私の作品を通して、皆さんも豊かな感情を体験してみてください」


■呉敏慧さんが描く作品

vol009_010.jpg『かげ遊び』

vol009_011.jpg『Fishing』

さらに、呉さんは子どもの頃から絵を描くのが好きで、学生時代に自然とアートを学び、やがてマカオで美術講師となり、新聞の挿絵などを描くアートの仕事につきました。

呉敏慧さん;
楽しい気持ちと自信。それさえあればアートを始めることはして難しい事ではないと思います」


■呉敏慧さんが影響を受けたアーティスト

呉敏慧さん;
「2002年に台北で、在学中に研究したアンリ・マティスの展示を見る機会がありました。大きなキャンバスの前に立つと、色に圧倒されました。マティスの作品から『生』に対する情熱と『幸せ』の探求を感じます。これは、自分の作品に対して最も大切にしていることでもあります」




最後にご紹介するのは、イラストのおおおか なつこさんです。

■おおおか なつこさんが作品制作をはじめたきっかけ

おおおか なつこさん;
「よく覚えていませんが、多分何かを表現したい気持ちは元々あり、それを実践するのに一番身近な手段だったのだと思います。また、祖父が印章の彫刻師だったので、そもそも職人に憧れていたんだと思います。「ものを作って売る」という環境にいたためか、「ものができる仕組み」に自然と興味を持っていたので、作ることに特にハードルを感じていなかったんじゃないかなぁと思います」


■おおおか なつこさんが影響を受けたアーティスト

おおおか なつこさん;
「ムーミン」シリーズのトーベ・ヤンソンさんです。子どもの頃からその世界観が大好きです。他には渡辺有一さんの絵も、なんともいえない空気感があり好きです。どちらの作家さんも子どもの頃に気に入った絵を何度も模写していました。その後もたくさんの素晴らしい作家さんや作品に出会いましたが、最初の衝撃はこの方々だと思います」


■おおおか なつこさんが描く作品

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新作の『研究室Ⅰ』

おおおか なつこさん;
『変わり者の研究者の部屋を訪ねたら、不思議な顔で見つめられた』という設定で描きました。登場人物にとても愛着が持てたので、気に入っています。忙しい日々などで、一息つきながら彼と目を合わせてみてください。みなさんの相棒になれたらいいなと思います」



■最後に
・ポストカードコレクション

6月開催の『ポストカードコレクション』は、プロアマ問わずご参加いただけるポストカードの展示販売会です。同じテーマにもとづき約500種類のポストカードが一堂に展示されるのは圧巻!ジュニア部門は出品料無料で受付をしています。

vol009_013.JPGポストカードコレクション



・1週間・15000円でプチ個展

個展開催を容易にした『1週間・15000円でプチ個展』も徐々に定着してきました。次回は9月開催です。初めての個展、グループ展にぜひご利用ください。

vol009_014.jpg1週間・15000円でプチ個展



・町家手作り百貨店・小さなアートの図書室

毎月第2土日月開催の『町家手作り百貨店小さなアートの図書室』も随時開催しています。

vol009_015.jpgイベントも多数開催!


こうしてステップアップしながら、 " アートを身近に楽しむきっかけ " を、京町家から発信しています。 " 生きる喜びを芸術とともに " を理念に、私たちは良いところを発見し、その魅力を伸ばしていくよう心掛けています。

土壌を耕し、種をまき、芽がでたもの、間引くもの、花が咲くこともありますが、ずっと咲いているわけではありません。これを繰り返し、繰り返し、この京都で一歩ずつ前に進んでいきたいと思います。


9回にわたってお届けしてきた『京都発!新しいアートの楽しみ方「マンスリー・アート・レンタル」』―― 少しでも皆さまがアートを身近に感じていただけたら嬉しいです。ご愛読いただきましてありがとうございました。

■はじめに

お庭の水仙がかわいく咲いています。沈丁花の香りが風に乗って届きます。京都も三寒四温。体調管理にはくれぐれもお気をつけて・・・。

さて、[be京都]8周年記念「MARS展―作家と集い、アートを楽しむ」も無事終了し、新たにマンスリーアートレンタルをご利用いただく方が増えました!

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■アートの訓練!?

" 子ども部屋へアートを飾りたい "とお問合せをいただくケースも。運動能力が経験量によって変化するように、私たちの視覚情報を理解する能力は、実は視覚の経験値によって変化していくそうです。

視覚経験の幅が広くなれば、今、視覚で捉えている情報を自分のそれまでの経験値と結びつける力が高まり、感性が豊かになります。

さらに、アートを見て言葉にし、誰かと共感したり、逆に違和感を持ったり・・・育みのアートは自己肯定、自信となりその経験がきっと将来の選択に役に立つはずです。

vol008_001.jpg「アーティストのための話し方講座」開催風景


[be京都]ではアーティストも勉強をしています。

社会に対するメッセージや、感動、感情・・・作家は絵画や書、写真、立体という手法を使って表現していますが、それを言葉として伝えることでコンセプトがずれない作品づくりができると思うからです。

[be京都]で6月に開催される「ポストカードコレクション」では、500種類以上のポストカードが展示販売されます。1枚150円程の価格で販売されていますが、好きなカードを集めて、ちょっと額に入れて飾るだけでとっても素敵な小さな美術館になります。

※出品アーティスト受付がはじまりました。詳しくはコチラ

アートレンタルもそのひとつとしてお楽しみいただければ嬉しいです。特にポストカードコレクションは500種類以上の中からお子様が選んでいるケースをよく見かけます。

何が「好き」か、どうしてそれを選んだかを聞いてあげること、それを大切にしてあげることが大事なんですね。日頃から触れることで、いつかじっくり見る事につながる。アートを楽しみ、親しむきっかけをこれからもつくりたいです。




さて今週は、4名のアーティストをご紹介いたします。まず1人目は、白川莉茄さんです。

■白川莉茄さんが絵をはじめたきっかけ

vol008_002.jpg『Gorilla』

白川莉茄さん;
「子供のころから自分の感情を伝えることが苦手でした。大人になってももちろん苦手なまま、心の奥のドアは閉じたまま、でした。

ある日、友人に誘われて、冷やかし半分でデッサン教室に参加したのですが、その女性モデルがとても魅力的な方で、" なんか知らないうちに、夢中で描いていた " という初体験をしました。

何かに心を動かされ(イン) → それを外に出す(アウト)というベクトル。普通の人には当たり前のことかもしれないですが、自分には非常に新鮮なことで、感動でした。

で、それから絵を描いています」



■白川莉茄さんが影響を受けたアーティスト

白川莉茄さん;
「影響=衝撃ということでいえば、草間彌生さん。インパクトというか、ショック度というか、「!」的な衝撃でした。

頭とか心とかではなく、身体のもっと原始的なトコロにドスンと響きました。「スゲー」としか表現できない自分がもどかしいです」





続いては、書が専門の佐藤恵月さんです。

■佐藤恵月さんが書を始めたきっかけ

vol008_003.jpg佐藤恵月さんの作品集


佐藤恵月さん;
「津軽の田舎に生まれた私は、小学校の校長先生が書道教育に熱心だったことから、様々な展覧会への出品の機会に恵まれ、褒められると図に乗る性格だったため、どんどん書道にのめり込んでいきました。中1で大人向け一般部に入会し、26才の時に初めての師範を取得したのです」


■佐藤恵月さんが尊敬するアーティスト

佐藤恵月さん;
「『先生の字に惚れました。弟子にして下さい』と頼み込んで、当時弟子などとっていなかったのに弟子入りしてしまったのでした。今では、書道研究 莞耿社(かんこうしゃ)の会長となられた西村自耕先生です。私には見る目があったようです。

西村自耕先生の書は、紙を筆で切るかのような鋭い筆致で、その線質たるや一枚の紙を舞台にオーケストラが奏でる第九のようなのです。

自耕先生に出会ってから20年がたって、先生から受けた刺激的な芸術に心打たれながら、今は自身の作品制作に専念する日々です」





3人目は、こちらも書の世界で活躍さている桜井瑛二さんです。

■桜井瑛二さんの作品

vol008_004.jpg桜井瑛二さんの作品集


数々の書作展で受賞もされてきた桜井瑛二さんの作品は、自由で力強く、優しく、その書の世界からイメージが広がる、そんな作品です。




そして、今回、最後となる4人目のアーティストは、写真の作品を手掛ける井上秀俊さんです。

■井上秀俊さんの作品

vol008_005.jpg井上秀俊さんの作品集

技術の方面からカメラに魅力を覚え、カメラという道具の力を100%引き出し、作品作りをされています。東京で長く勤務し、専門は無線通信、特に携帯電話等の移動体通信分野。写真歴はカメラ好きからはじまり40年以上。

世界各国への海外出張時には必ずカメラを持参し、各国でスナップ写真を撮影。当初は主に「風景や自然、花」などを撮影。現在は「人物」を主体に撮影されています。

※MARS展で上映していたプロモーション動画はコチラからご覧いただけます。




■お知らせ

[be京都]では毎月第2土曜日スタートの3日間、「小さなアートの図書室」をOPENし、美術展の図録や絵本など、アートに関する様々な本を自由にご覧いただいております。お子様用の絵本も多数。詳しくはコチラから。

vol008_006.JPG 小さなアートの図書室(入室無料、11時~17時OPEN)




■次回は?

いよいよ次回、最終回です。

最後は、ドイツ在住の版画家Ng Manwaiさん、アクリル画の瑞季さん、CGで表現する裕己さんと、おおおかなつこさんをご紹介します。どうぞお楽しみに!





■はじめに

「京都発!新しいアートの楽しみ方」
を読んでいただき、「共感」していただけることが増えました。

先日、芸術や文化を対象とした心豊かで質の高い生活に寄与するビジネスプランを募集する、『京都文化ベンチャーコンペティション』の最終選考の結果通知が来ました。

なんと、「京都信用金庫賞」と「京都リビング新聞社賞」をダブル受賞いたしました!

とても光栄で、これから[be京都]が取り組む「マンスリーアートレンタル」の背中をすごく押してくれるような気がしてわくわくしています!

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会場には、先日ご紹介した口石みやこさん、ロバートさんがお手伝いに来ていただきました。アーティストの皆様から応援メッセージもたくさん♪

この写真は、応援にかけつけてくださった写真愛好家の方に撮影していただきました。そう、最終選考は公開プレゼンテーションでした!

vol007_002.JPGプレゼンの中には、この「京都発!新しいアートの楽しみ方」のことも。読んでいただいている皆様とも受賞の喜びを感じたいと思い、この場をかりて御礼申し上げます。ありがとうございました。




さて、今回は、20代の若い同世代の女性だけど表現方法が異なる3名のアーティストをご紹介します。

まずは平野佐保さんです。


■平野佐保さんが描く作品

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こちらの作品は『切り絵』で表現されています。私たちが普段使っているカッターナイフより鋭角のデザインカッターを使用していますが、とても細かい!!

「Forestシリーズ」として、このような切り絵を展開されており、[be京都]の個展では、なんと作品全てが完売になった唯一の作家さんです!すごい!


■平野佐保さんが切り絵をはじめたきっかけ

平野佐保さん;
「切り絵を始めたのは高校三年で受験が終わった頃からでした。やることもなく時間を持て余していた時期だったので何かないかと思っていた時たまたま目に止まったのが折り紙を使って作る切り紙の本でした。

折った紙にハサミをいれ、紙を広げると模様が出来る。ただそれだけなのに酷く魅了されひたすら色んな模様を切ったのを覚えています。

暫くしてそれだけでは物足りなくなってきた時にテレビの番組で見たのが『切り絵』でした。黒い紙一枚でこんなにも繊細で美しいものが作れるのかと驚いたと同時に私もこういうものが作りたいと思いました。

それから、ゆっくりとしたペースですが試行錯誤しながらも切り絵を続けています」



■平野佐保さんが尊敬するアーティスト

平野佐保さん;
切り画を作られる福井利佐さんです。

切り出された線は血脈ように作品に張り巡らされていて、少し生々しくも力強い生命の鼓動を感じます。初めて福井さんの作品をみたときは圧倒されました。あの引き込まれるような世界観に憧れます」





続いて、西村沙由里さんです。

■西村沙由里さんが描く作品

ご覧になられた方は、とにかく「すごい!」「え!版画!?」という驚きが隠せない程、圧巻の作品です。

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『にらみ底』


■西村沙由里さんが制作をはじめたきっかけ

西村沙由里さん;
「記憶が無い頃から好きな絵を描いてきたので特別なきっかけは無いのですが、興味があって自ずと没頭してしまうというのが根源だと思います。

最も楽しくて生き生きとしている時間で、続けていけば何か進展するような気がします。将来はCGクリエイターになる名目で美大に入ったのですが、自主制作に夢中になって気が済まなくなり就活投げ出してこうなってしまいました」



■西村沙由里さんが影響を受けたもの

西村沙由里さん;
「画家ではなく『動物』に影響を受けたと言ったほうが良いかもしれません。小さいころから家で飼ってきたインコとか、犬とか・・・ほぼ架空ですが怪獣とか、鳳凰とか童話のオオカミとか。好きな動物はたくさんあるのですが、その好きな動物の要素をすべて含んだ竜というのは私の中で最高です」

vol007_006.jpg『畏れの淵源』


vol007_007.jpg『円月輪』

どの作品にも想いがありすぎて、どれもオススメ作品です。是非じっくり、ゆっくりご覧になってみてくださいね。




そして、今回最後にご紹介するのは、筒井沙梨絵さんです。とてもとても穏やかな、ふんわり優しい女性です。

■筒井沙梨絵さんの制作をはじめたきっかけ

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『結』

筒井沙梨絵さん;
「子供の頃は紙と鉛筆があればずっと絵を描いていました。チューリップやうさぎ、可愛い女の子、誰もが子供時代に描いた絵を私も同じように一生懸命描いていたのを覚えています。

絵で表現することを知ったのは7歳の頃でした。初めて自分の意思で「母」を描き、言葉以上に表現できたことに楽しさを知ったのだと思います。

考えるよりも先に色や線が出てきた子供の頃の感覚を忘れずに絵を描き続けていきます」


vol007_009.jpg想いを語る筒井さん。掛け軸も筒井さんの作品。


■筒井沙梨絵さんが尊敬するアーティスト

筒井沙梨絵さん;
「" 見る側まで思わず筆を執って絵を描いてみたくなる "、そう感じたのが浮世絵師の歌川国芳です。

完璧な描写から生まれる表現、それに加え類稀なるアイデアとユーモア。なんて楽しそうで心を躍らせる作品なのだろう、国芳の奇想天外な世界は何度見ても引き込まれます。楽しさや美しさが純粋にわかる絵を描きたいと思っています」



■筒井沙梨絵さんが描く作品

vol007_010.jpg『夾竹桃』


筒井沙梨絵さん;
「この作品は紙の上ではなく、シルクの上に色をつけています。裏からも表現でき、色の深みが表現できました」




■次回は?
次回は、書の桜井瑛二さん、佐藤恵月さん、書とアクリル画の白川莉茄さん、写真の井上秀俊さんをご紹介します。どうぞお楽しみに!


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