2014年09月

2014年09月26日

なぜか「かぶる」

先日とある芝居のグループから、それとなく出演の打診がありまして、
芝居を拝見したらと〜っても素敵だったので、いいなぁやりたいなぁと思ってました。
芝居の稽古は一ヶ月位毎日で、お休みしたら他の方に迷惑がかかる(っていうか、休むなんてとんでもない)から、どうかなぁ?と思いましたが、最初から「できない」と決めつけずに、やる方向で動いて行こうと思ってたんですね。

そしたらその芝居の公演日程が、前進座の「くず〜い屑屋でござい」ツアー日程とバッチリかぶっちゃったではありませんか。
前進座のツアーに次回も私が参加させて頂くかどうかはわかりませんが、本当に大切に思っている仕事で、是非やらせて頂きたいので、空けておかねば!なのです。

残念ですが、また機会があったら誘ってください。

そうこうしているうちに、他のお芝居のグループから、また打診を頂きました。
こちらも一度参加させて頂き、とっても大変だったけど、お客様思いのいい公演だし、面白いし、出たかったのですが、日程を伺ったら、
あらまぁ、またかぶってます。

最近は殆ど出張演奏のお仕事はやっていないんですね、生意気にもお断りしたりする事も多いです。
唄と三味線だけという構成上、どうしてもお客様の聞く体勢が整っていないと、辛いんですね〜。
無料でも演奏したい若い人たちが沢山おられますしね。

そんな中、珍しくお受けした仕事があったんですが、その日程と、お芝居の日程が、丸かぶり。

節分の恵方巻じゃないってぇのに。

こうなると何かわからない力が、私に「芝居は辞めておけ」と言っているように思えてきます。

とはいえ、出たとこ勝負。

なんか声かけられたら、つい「なになに?」って言っちゃうのですよね。
いっちょかみの三輪なんて言われた事もあったかも。へへへ。

martha_rinoie at 17:49|PermalinkComments(0)TrackBack(0)日常 

2014年09月23日

10/1 大塚グレコ 遠藤雅美さんライブ ゲストとして出演します

来る10/1 遠藤雅美さんのライブに乱入させていただきます。
場所は大塚Greco(グレコ)

open 19:00 start 20:00& 21:00の2回ショーですが、私は21:00の部にちょっと出させて頂きます。

馬場孝喜×遠藤雅美 DUO LIVE
gt:馬場孝喜 vo/p:遠藤雅美
MC:¥3,500(季節の一皿付き)

遠藤雅美さんの歌はスケールの大きい大人ポップス。
心が温かくなる声とメロディー
その合間に、噪音に近い私の三味線の楽音がお邪魔にならないかしら?
こうなったら思いっきり大人のおふざけをぶつけてみますわ(苦笑)





是非お時間ある限り、大塚グレコでごゆっくりしてください。


大塚Greco(グレコ)
03-3916-9551
豊島区北大塚1-34-18
JR大塚駅北口改札を出て、左手にみずほ銀行、右手にロイヤルホストがある通りを直進
道なりで都電荒川線の線路を越えるとすぐ北大塚一丁目の信号があるので左折(右斜め前にある一心病院が目印)
折戸通りを直進し、都電巣鴨新田入口という信号のところで右折(細い路地になります)
10数メートルほど進んだ所 大塚駅より徒歩6分

martha_rinoie at 10:49|PermalinkComments(0)TrackBack(0)演奏のお知らせ 

2014年09月22日

指導者、大事。

盆踊り同好会の人たちのオフがあるというので、八王子おわら風の盆に行ってみました。
体調がいまいちだったので、同好会の人たちとは結局ご挨拶しただけで、一人八王子ブラブラ。

先日本場八尾の風の盆を見て感動したばかりでしたので、八王子はどうかなとワクワクしていました。

八王子には花街があり、黒塀通りに灯篭等をセットしてあり、とても雰囲気のある街並みになっていました。

街の人たちは「今日、何かあるの?」と口々に。
あら〜、北口商店街の皆さんはあんなに頑張っておられるのに、寂しいことです。
流し踊りもそんなに人がたかっているわけではなく、踊りがゆっくりみられました。

街路樹のムクドリがギャァギャァとうるさく、そればかりか道端に立っていると糞がボタリと降っています。
こりゃいただけない。こうなるとムクドリ、大きな公害ですねー。


さて、踊りです。今年の踊り動画がちょっと見つからなかったのですが、まぁこんな感じでした。




本場で子供の頃から仕込まれた人たちが踊るわけではありませんので、仕方ないとして、
私が感じたのは「指導者がこういう風に教えちゃったのね・あぁ指導者が大事なんだなぁ」という事でした。

色んな同好会が出ていますが、特にわかりやすいのが、日ごろ踊りの鍛錬を欠かさない美しい(本当に皆さんお美しい、ドキドキします)芸妓衆の踊りです。
22分45秒あたりからご覧ください。

うん。お姿ばかりでなく、踊りは綺麗ですねー。

両手を前に出して、右手をクルリ、左手をクルリとしています。手先「は」綺麗に回って揃っています。腰も入るべきところは入って、美しい形ができていますね。

では本場の踊りを見てみましょう。4分35秒から見てください



さてどこが違うでしょう。
そりゃ装束は違いますけれど、違いは手先「以外」も踊っているという事です。

首の角度が違えば、笠の角度が違う。肩の向く方向が違う。

芸妓さんたちは日ごろ踊りの鍛錬をしていますから、そう指導されたらちゃんと首もつけるはずです。

教える先生がそこまで指導なさらなかったと考えるべきでしょう。

シロウトさんの踊りを取り上げては申し訳ので動画のご紹介はしませんけれど、紫の着物を着た皆さんの踊り、とりあえず手つきだけ習った踊りをご覧になれば一目瞭然です。
え〜っとえ〜っと、あのね、これは八王子がバチモンでダメだと言っているわけじゃないです。
素晴らしいお祭りだと思います。
北口商店街の皆さんの毎年のご努力には頭が下がりますし、高円寺阿波踊りみたいにもっともっといろんな方に認知してほしいと思うし、私もできることなら仲間に入れて頂いて、踊りじゃなく三味線じゃなく、唄で参加したいと思うほどです。
テンポがゆったりしているから、よさこいソーランに慣れきった若い人たちの気持ちを刺激するには少し難しいかもしれないとも思うけど、でもこの素敵な踊りやメロディーがもっと広がったらいいと思ってるんです。

ただ歌ったり踊ったり、三味線を弾いたりすることを日常的にやっている人間として、本場の踊りと八王子の踊りを見比べて、その違いは「指導者」にあるなぁという発見をして、
また芸事を教える人間として、その責任を実感したという事が書きたかったわけです。

体調が不調と小不調の間を行ったり来たりする中、八王子まで行って、昨日はまた大不調に逆戻りしました。
つい先日まで氏子だった、熊野神社のお祭りにも出かけずに寝ていました。
なんか私は、お祭りは好きだけど、お神輿には心惹かれないんですよね、あの体育会ノリが得意じゃないみたいです。
あは、若くないってことかな?

でも指導者として少しでも本物を教えられるように、勉強しなくちゃ、となんだかジリジリしながら寝てました。
焦っちゃいけない、力んじゃいけない。
ゆっくり頑張ります。

martha_rinoie at 09:31|PermalinkComments(0)TrackBack(0)

2014年09月16日

浜松で遊んで来ました。

私の先生は浜松の「やらまいか大使」なんですって。
楽器博物館でレクチャーコンサートをして、そのDVDがもう素晴らしいのなんのって!
何枚か買って、誰かに貸してあげたら、帰って来ない(号泣)。

その楽器博物館に行くために、浜松で途中下車してみました。

浜松、見まわしたら、知ってる地名が沢山ありました。
舘山寺、弁天島
子供の頃、海水浴に連れて来て貰ったんですね。
あと吉良にも何度か行きました。
母の実家が名古屋にあり、いとこたちと団体で旅行したりもしました。懐かしい(*^_^*)

午前中の山登りのせいで足ががくがくでしたが、楽器博物館はそれほど広いわけでもないし、楽器を演奏した音をヘッドホンで聞く事ができ、希望すればそこに椅子すら持ってきてくれるというサービスぶり。
働いている皆さんもすごくホスピタリティーに溢れて、優しくいい感じ。
気持ちのいい場所でした。

で展示してある楽器のもうものすごいこと!
せめて3時間はゆっくりしたかったけど、さっと見ただけでもいっぱい色んな事を勉強しました。
楽音の成り立ちとかね。ふふふ、たまには音楽関係者みたいなことを言ってみる。

今度パプアニューギニアに行くので、そこの楽器もしっかりチェック!
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この太鼓に貼られている皮はオオトカゲですって!うん。三味線もそうです。身近な皮を貼るんですよね。

亀からできてる楽器
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画像撮ってないですけど、チャランゴっていう楽器はアルマジロで作るんですよね。


さて、こちらはチベットの宗教儀式で使う「ダマル」という楽器、

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人間の頭蓋骨と皮でできているんだそうです。
隣には大腿骨を使った楽器も。

恐れ入りました。

色んなピアノがある中で、一番カッコいい!と思ったのはジラフピアノという奴。
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この日は「ロビン ロイド」さんのミュージアムコンサートがあったのですが、これはもう大きな儲けものでした。
楽しかった〜〜〜!とにかく喋りがうまいっ!(そこかよっ!)大笑いしました。

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あんな風に楽に喋ったり演奏したりできたらいいなぁと思いますが、まぁ芸風が違うからしょうがないよね。

まだまだゆっくり色々見たい所でしたが、実はもう一か所行きたい所がありましたので、後ろ髪引かれつつ楽器博物館を後にして、バスに乗りました。

行った先は「浜松まつり会館」。
浜松は凧揚げ祭りで有名なんです。

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わぁい祭りだ祭りだ〜!
こういう所へ行くと必ずお調子に乗るおばさん。
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引け〜ひけ〜、ヒッパレ〜!
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夜は絢爛豪華な屋台が出るそうです。
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本当にいいお天気で、会館の隣の広場には、ゆうゆうと凧が舞っていました。

会館を出て道を渡って15段の階段を昇れば、そこは中野島砂丘です。
映画清須会議で、旗取り競争のロケ地にも使われたと言えば、あぁあそことわかる人もいるかな?

砂丘の入り口にはアカウミガメのネイチャーセンターもあり、子どもたちが「遊び塾」みたいな感じで大勢遊んでいました。

えっこらえっこら歩いて行くと、そこは遠州灘〜!

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見渡す限り砂〜!
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ここにアカウミガメが産卵に来てるんですねー。
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あ、いやいやこれはただ、しゃがんでるおばさん。

広々としてとっても気持ちよくて、午前中の足の疲れを忘れちゃうほどでした。

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iPhoneの電池が切れそうで、あんまり画像も撮れなかったけど
え?充分だ?
うむ、それもそうだ。

浜松駅からバスで15分 260円で行ける砂丘。お天気に恵まれ、楽しい旅でした。

メモ:連休最後の上りの列車、こんなに混んでいるとは知らず、自由席を取ってしまって大変でした。
ただでさえ足疲れてるのに。
次に旅する時は、気を付ける事。

とはいえ、出たとこ勝負の行き当たりばっ旅だから面白いんですけどね。








martha_rinoie at 17:32|PermalinkComments(0)TrackBack(0)旅行 

多治見で遊んで来ました。

同窓会で多治見へ行ったのですが、ついでにぶらりぶらぶら途中下車の旅としゃれこみました。

朝、ホテルで自転車を借りて、まずは高校へ。

おっ、高校へ行く途中のすごく有名なうどん屋さん、まだ時々商売やってるみたいですね。
風情があって、一度食べてみたかった。

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虎渓山という山の中腹にある高校。校門の所でおじさんとおばさんが写真を撮ってました。
お年は私よりも随分上でしたがやはり同窓生という事で「変わっちゃったねぇ、全然わからない」という話で一瞬盛り上がりました。

学校の隣には多治見修道院
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日本でも珍しい男子修道院だったはず。
授業サボって修道士さんのお墓にサボりに行ったような記憶がうっすらと。

ちゃんと見に行ったら、あらまぁ、ルルドの洞窟マリア像なんてものまであるですね。
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ブドウ園やログハウスもあり、秋晴れで気持ちのいい朝とあって、北海道にいるみたいでした。
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修道士さんのお墓に灯篭があったのが、印象的でした。
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虎渓山の頂上は公園になってて、観音様が、ドーンとあります。戦没者慰霊のためだとか。

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虎渓山にはもう一つ観光名所があります。虎渓山永保寺。観音堂ってのは国宝なんだそうです。
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高校の頃はぼんやりと裏山と思ってましたが、いやぁ、大変でした、お寺は山の裏側。
自転車で山頂まで登って、徒歩で薄暗い山道を降りて、川っぺりのふもとのお寺まで歩いて行ったんです。
帰りはその逆。山を一往復したんですよね。ひぃ〜。疲れたわけだわ。

もう観光客の方がいらしてたので、あのお堂はこないだ火事になったので、新しく建てなおしたんですよ、お賽銭はずんでくださいねってお願いしておきました。
私も生まれてはじめて、チャリーンと音のしないお賽銭を差し上げて来ました。
永保寺の本堂のトイレはね、昔は畳が敷いてあったんだよ〜。
あら、ここにもルルドの洞窟マリア像みたいなものが、
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仏教とカトリックと、同じようなこと考えるから不思議〜。

我が家は天神様の境内に建っているのですが、最近新築されたこの天神様がありがたくないんですよねー。
色がなんかピンクっぽくて安っぽい。
その点、どうです、多治見の丹の色は、秋らしくていい色でしょ?iPhoneでペロペロ撮った写真じゃ色がでないかな。
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土岐川は昔は陶器の粘土が混ざって水が真っ白でした。
校歌にも「土岐の川水」が歌われていますが、白いから「清き」とは歌えない。
「意気として流れて長し」と歌われています。
でも今は環境問題をちゃんと考えるようになって、水もきれいになりました。
学校の裏手にこんな景色があったんだよ〜。綺麗〜!
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さて、多治見の観光はここまで。自転車をホテルに返して、名古屋を通過して、浜松に行きました。
名古屋で味噌きしめんを食べたかったけど、すごい行列だったので、諦めました。
ほら、きしめんを求めて行列する人々。この時は大した事なかったけど、この後ずら〜りと行列ができました。
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浜松編はまた今度書きますね。


martha_rinoie at 15:57|PermalinkComments(0)TrackBack(0)旅行 

2014年09月14日

高校の同窓会でした(^O^)/

本当に悪い生徒だったんです。
自意識と悪ふざけを勘違いするような頭の悪さ、親の価値観しか知らない世間の狭さ、そこから逃れようとする破れかぶれの暴力的とも愚かともいえる権威の否定、通知表に刹那的で享楽的なんて書かれたりしました。
芝居や三味線を始めて、覚えなきゃいけないことが多過ぎて、ごめんなさい、高校の事は忘れましたというのは言い訳。
やっぱ、高校の事は黒歴史、思い出すと大声あげながら走って逃げ出したい事の方が多いから、思い出さないようにして40年。
でも今回は生還同窓会だという事ですし、昨年東京同窓会で講演もどきもさせて頂いたし、ごめんなさいの気持ちも含めて、参加しました。

生還同窓会ってどんなかって?
んとね、よく見たら13回生還暦同窓会でした。
私は28だけど、みんなは還暦になったそうです。還暦といえば赤いちゃんちゃんこでしょ?

一人や二人は赤い服着て来るかと思ったら、全然地味で、ちっ、洒落っ気のない奴らめ(笑)。

恩師もご出席下さり、盛大な会でした。幹事の皆さんお疲れ様でした。
恩師の顔をぜーんぜん覚えてなくて、ごめんよお!
よく考えたら先生の顔なんかみてないもん、寝てたもん。

男子が変わってましたねー。
くだらない私らのグダグダを、我関せずとシカトしていた優等生が、ものすごく物腰柔らかなこなれた様子で握手して来る。
え?政治家になった?あらまあ!
いやいや、政治家になった彼だけでなく、朴訥で真面目で口下手で進学校で負けないように勉強一筋に頑張っていたあの男子も、この男子も、みんな「こなれた」いいおっさんになってます。
そりゃそうだ、みんな社会で人を相手に揉まれに揉まれて生きてきたんだもんね、
これぞ生還。

一次会二次会そして三次会と、最後はオボちゃんの事とか、フィリピンの割礼事情とか、そんな話をしてましたけど、全く職種の違う人たちと、高校が同じだったというだけで、こんなに垣根なく話せるのかと、嬉しい嬉しい一日でした。
ドテも食べたしね。

〆は一人ビール&中華そば

名簿を頂いたのですが、故人の表記もあり、しみじみしました。
みんなまた生還しようね。





martha_rinoie at 21:58|PermalinkComments(0)TrackBack(0)旅行 

2014年09月06日

歌舞伎座なう

こんなに前の席は久しぶりです。
一幕は見事に落っこちてしまったので、二幕からは元を取りたいと思います。



martha_rinoie at 18:10|PermalinkComments(0)TrackBack(0)

2014年09月05日

「かせ」がなかったら乾電池使えばいいじゃん!

手違いで上調子用の「かせ」が手元に無かったので、あわててゴムと乾電池で、即席かせを作りました。
あら、これで充分だわ!



martha_rinoie at 09:33|PermalinkComments(0)TrackBack(0)三味線 

2014年09月04日

2014/9/1 おわら風の盆

9/1〜2 一泊二日旅行で「おわら風の盆」に行ってきました。 夫の人が撮った写真に、私がiPhoneでパカパカっと撮った写真も入れて、とてもよかったおわら風の盆のレポートをば。 IMG_1859
おわら風の盆は富山県八尾で行われます。駅から歩こうと思うと小一時間、夜メインのお祭りで宿を取るのが大変というわけで、当然ツアーを利用します。 知らない人も少ないと思いますが、笠をかぶった優美な女踊り、
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案山子踊りと言われる男踊りに
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唄・三味線・胡弓・太鼓の叙情的な音楽が本当に素晴らしい、大変人気のあるお祭りです。 2014-09-01-17-44-58
夜10時に公式な演舞が終了してから深夜、気の合ったもの通しが自由に街中を流して歩くのが風情があるんですって。
ほら、夜。みんな自前の浴衣で踊ってます。笠の内はこんなにあどけない少女たち。
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普通のバスツアーは、夜10時頃町を離れて、遠い遠い温泉地で泊まるコースばかり。
探して探して、相当お高いけど、八尾町内のおわらの通る道沿い(料理旅館北吉)に泊まるツアーを見つけました。
旅館では夕食時に踊りを見せてくれます。この方たち、あちらのお部屋こちらのお部屋と、この旅館さんの中で一晩にどれだけ踊られたでしょう。お疲れ様でした。

八尾の町はぼんぼりが飾られ、もうおわら一色。中でも諏訪町の坂道は格子戸が並び、日本の道百選にも選ばれたという大変風情のある道です。
誰ですかそんな風情のある道の真ん中ではしゃいで踊りの真似してる人は
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子どもたちも踊り衣装を着て、夜の演舞を待ちかねてます。これは唯一早乙女姿のある町内のお嬢さんたち。
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ツアーの皆さんに色々教えて頂きました。
踊り浴衣が着られるのは25歳まで、町内のものでないと出られない、
お念仏の土地ですから、それとも関係がありそうです。
演舞場、道のあちこちにもありますし、チケットを買えば入れる小学校の校庭の演舞場もあります。
バスツアーの人はここに来ると色々見られていいですね。椅子もあるし。
あと見ているだけでは身体がうずうずしちゃう人には、ちゃんと参加できる輪踊りのお時間もありますのです。
あたしなんか「あ!輪踊りやってる!」って思った途端に走り出してって、すぐ輪の中入っちゃいましたもんねー。 すごぉく難しかったです。
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公民館はおわらさん達の控室になっているのですが、夜10時過ぎ、踊り終わったはずの少女たちが組踊のお稽古を何度も繰り返していました。
反省会?
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演舞場の周りは大人の人たちが厳しく整理しています。
後ろの人が見えるように、踊り子さん達が気持ちよく踊って帰って来られるように、
踊り終わって笠を緩めようとした踊り子さんに「最後まで踊る!」と厳しく注意なさってました。

元々は「おわらい」だったという説もあるおわら。
先日、錦糸町河内音頭で思いっきりゆるい猥雑でクレイジーで自由なお祭りを楽しんで来たばかりなのですが、
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↑はい、これ錦糸町ね、ほら、こんなに違う!
ストイックな方面へ行って研ぎ澄まされ洗練されたしなやかな祭りに、いつも錦糸町方面へ走ってしまう自分を戒められたような気持になりました。
翌日は、こきりこ節
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合掌造り
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等も見せて貰い、堪能しました。
ツアーの列車は東京まで。
私たちは大宮で降りたのですが、ふと振り返って手を振ったら、ツアーの皆さんが手を振って見送ってくれていました。
夫の人が「俺一人の参加じゃ、誰も手を振ってくれなかったろうなぁ」と言っておりましたが(笑)。
皆さん素敵な人ばかりで、同室(10人一部屋)(食事は28名一緒)させて頂いて、楽しかったです。
ありがとうございました。

おわら風の盆、本当によかったのですが、やっぱり八尾に泊まってこそだと思いました。
クラブツーリズムでは、月見のおわらというイベントをやっているとか。
郡上踊りにいつも連れてってくれる友達とか誘って、また行きたいなぁ。


martha_rinoie at 12:39|PermalinkComments(0)TrackBack(0)旅行