October 11, 2010

10ー2−10   いつのまにやらパンプキン

10-2-10_Pumpkinひやむぎから、あっという間の3ヶ月。 ちゃんと生きてます。
更新なしのこのページを懲りずにのぞいていてくれた「あなた」、ありがとうございます。
この日記もゆっくりと再開、続けていく予定です。よろしくお願いいたします。

盆と正月、サンクスギビングとクリスマス、ヤムキッパーにハヌカがセットになって大きく増長してやってきたような夏でした。「忙しいなんて文句は自分の時間管理が下手な証拠、あんまり使いたくないなぁ〜」とカッコばかりのことをいっていた私ですが、どうやら私にはそんなことほざける才能なんか一切ないようです。もう、おもいっきり時間に振り回された夏でした。

自分は何をしていたのだ、この夏?と記憶が押しつぶされるほどの仕事が覆いかぶさってました。ま、終わったからいいんですけど…。これからゆっくり春夏の記録をほじくっていきます。

気がついたら、イナカハウスのまわりには恒例のアリスのファームからの大型パンプキンが転がっています。そうそう、今年のハロウィンも大変なプランがあるんだった。

あ〜あ、一日30時間くらい欲しいよ。
(3時間くらい早起きしたら?って自分でつっこんでどうする)

martiniflats1118 at 12:37|PermalinkComments(3)TrackBack(0)NY/田舎/暮 2010 | NY/田舎/haus

July 16, 2010

7ー14−10   ひやむぎ

7-14-10_kajitsu人生、長いこと生きていると、時々悲しい切ないことがやってくる。
仕方ないやん、それも人生、と頭の中で私を説得する誰かがいても、やっぱり、ひとつの生き様が幕を閉じたその時、いろいろな寂しい風がどこかで吹いている。

そういうときこそ、友人と美味しいものを食べに出かける。

麺が大好きな私だが、今日までひやむぎという食べ物を馬鹿にしていた。今夜、嘉日さんでいただいた「手打ちのひやむぎ」には驚かされた。おなかがいっぱいなのに、いつまででも食べていたいとすら思った。
すばらしいもの、ごちそうさまでした。

こんな出会いもあるから、人生まだまだやめられない。


martiniflats1118 at 14:55|PermalinkComments(2)TrackBack(0)NY/田舎/food 

5ー23−10   唐津にて <日本:2010>

6-23-10_karatsu京都に帰ってきたとはいえ、相変わらずお出かけ続きの娘。文句を言う病み上がりの母に「ごめんごめん」と謝りながら…一泊二日で唐津の花ちゃんに会いにいく。今回は東京からマイちゃんも合流。年格好は全然違うのに、なぜか気の合うこの三人、観光なんかは目じゃなくて、着いた早々今夜のおかずを求めて地元のスーパーへ。(う〜ん、九州くんだりまで、何をしにきたのだ、私たち?)

世界各国どこへ行っても市場とスーパーは大好きな私だが、日本の田舎も捨てたもんじゃない。地方にいくほど個性が強い!見るものいろいろ、頭に舌、それにデザイン感覚が刺激される。時間が止まったような昔からある缶詰のパッケージを発見し驚喜乱舞。大笑いしながら、地元産の味噌やギョロッケ(唐津のB級名物?)寒天をカゴにほりこむ不思議な女たち。

見かけは日本人だが、私たち、完全に外国人になっている。

おいしいお魚で夕食、次の日にはあいかわらずの銀鮨でお寿司をいただいて、近所のおばちゃんお手製のとびっきりの柚胡椒、お母様の10年ものの梅干しもスーツケースに…夜、明太子と駅弁、ビールを買って帰りの新幹線に飛び乗る。

大切な友人と美味しい食べ物に楽しいおしゃべり、そして、ひとりの時間。
こういう旅が大好きだ。


martiniflats1118 at 14:50|PermalinkComments(0)TrackBack(0)NY/旅 

July 13, 2010

5ー22−10   京都の祭り <日本:2010>

6-22-10_sumiyoshi実家のある町内には小さな神社がある。5月末はここのお祭り。子供の頃はうちの町内の祭りに始まって、近所の小さな神社の祭りが続き、クライマックスはもちろん7月の祗園祭。町内に屋台が立つと、子供は外で遊びまくり、食べまくり(さすがに飲まないけど)で夜遅くまで勝手に走り回っていた。 もう親もあきらめていたのだろう。しかし、いっぱい時間があったなぁ、あの頃は。

近頃は子供が少なくなったとかで、祭りも屋台が立つところが少なくなった。うちの町内ももちろん屋台がこなくなった。(さみし) 今年町内の世話役になっている弟は神社でかろうじて続いている「だるまの目玉入れ」というゲームの用意に神社にいく。そして、ご近所さんとだらだらビールを飲んで話して、真っ赤になって帰ってくる。
うちの母も、毎年祭りになると友人たちに配っていた「鯖寿司」と「ばら寿司」をいつの頃からか作らなくなった。

さみしいけれど、しかたない。

そのかわり、7月の祇園祭だけは異常に観光化し、人とモノがあふれ(まあ、昔からそうだったけど)おっそろしいことになっているらしい。祇園祭はもう10年以上帰っていない。


martiniflats1118 at 13:31|PermalinkComments(0)TrackBack(0)NY/旅 

July 10, 2010

7ー7−10   七夕茶会

7-7-10_tanabataNYのお茶のお仲間と七夕茶会なるものを催した。というと大層に聞こえるが、ようは友人の一人が住んでおられるコンドミニアムのテラスで猛暑の中、みんなで野点を楽しんだ、ということ。このテラス、びっくりするのがロケーション。あのストックエクスチェンジ(証券取引所)玄関の目の前、それにこのビルのデザイナーはあのフィリップ・スタルク。なんとまあ…NYらしい取り合わせ。その雰囲気の中で、日本人が集まって、何やらお茶をうやうやしく楽しむ…という趣向。おまけに今夜は久々の日本の夏情緒を楽しもうと、クローゼットの中から浴衣まで引っ張りだしてきた。

このNYのお茶仲間たち、ほんとに神出鬼没なところで、自分らなりのお茶を楽しむのが好きなのだ。去年の夏はあのハイラインで野点をした。今年はウォールストリートの古いビルの谷間のど真ん中、宙に浮いたような高さのモダンなテラスでストックエクスチェンジのゴミ収集車の雑音(回収時間が夜なのだ)をGMに、一服のお茶を楽しんだ。

一服をすすっていると、昼間のうだる暑さ、ストレス満杯の仕事、浴衣の帯がうまく結べず四苦八苦したこと、NYのゴミ収集車の雑音、なにもかもがすべてどこかに消える。

ああ、おもしろい。


martiniflats1118 at 14:40|PermalinkComments(1)TrackBack(0)NY/田舎/Arts 

5ー21−10   成田にて <日本:2010>

5-21-10_narita1年半ぶりの里帰り、久々のエコノミー13時間がこたえた。しんどい、眠い。
成田に着いて国内線のチェックインを済ますと、ターミナルをぶらぶらしながらカラダを日本モードにもどしていく。今回は機内でよく寝られず、めずらしくあんまり食べなかったので(私はあの機内食とやらが少し好きです)ちょいとおなかが空いていた。
周りをぐるりと見回して、懐かしいものが目に入った。
気がついたら、カウンターに座り、目の前にはたこ焼きと生ビールがおかれていた。

一口食べると、ああ日本に帰ってきた〜とカラダが喜んだ。
半分くらい食べて、気がついた。
これから本場、大阪に行くのに…関西人のくせに、何で成田でたこ焼き食べてんねん、私…。なさけない。でも生ビールは最高においしかったぞ。


martiniflats1118 at 14:35|PermalinkComments(1)TrackBack(0)NY/旅 | NY/田舎/暮 2010

June 28, 2010

ただいま、そして雨

6-12_rainすっかりごぶさたしていました。
母の様子を見に日本に里帰りを約3週間。
ばたばた日本中を駆け回り、いっぱいの荷物と一緒に帰ってきたら
旦那さんは田舎でバケーション中。

もう帰ってきてから2週間も経つのですが…
思いっきりたまっていた仕事をコツコツやっつけてます。(涙)
ぼちぼちと更新できるかな〜。ブログの書き方忘れてしもたわ。

今週末も天気がいいのに田舎で仕事中。

帰ってきたばかりの田舎の週末は雨でした。
時差ぼけで使いもんにならん私には、ぴったりの週末。

martiniflats1118 at 05:25|PermalinkComments(0)TrackBack(0)NY/田舎/暮 2010 | NY/田舎/haus

May 12, 2010

5-8-10 母の日のごはん

5-09-10_mothersday京都の母が入院中らしい。(この後、無事退院した)
近くにいなくても、ああ大変虫がココロの中で鳴いている。
こういうとき、遠くにいると、つらい。


今週末のイナカハウスはTerryがお客様。
なんか、3人で積もる話と共に、ゆっくりごはんが食べたかったので、
点心の箱にいろいろ魚や野菜を詰めてみた。(ええかげんだけど…)

すっかり日が長くなった。庭の緑を眺めながらのぼんやりごはん。
これだと、時間を気にせず、いろいろな話をしながらごはんとお酒が楽しめる。

こレからもちょくちょくやってみよう。




martiniflats1118 at 13:42|PermalinkComments(0)TrackBack(0)NY/田舎/food | NY/田舎/暮 2010

May 04, 2010

5ー1−10   Mayday BBQ

5-1-10_burger
今日はメイデー。えっ、もう五月!! 今年は毎月加速度がついて早く時間が過ぎる。この調子では、もう12月なんて、無くなるのでは…??

その上この週末はいい加減にしてくれ、というほど『暑い』。もう夏なのか?NY? ふつう、夏でもこのイナカハウスはこんなに暑くないぞ、というくらい暑い。それに湿気も高い。今月末から京都に帰る私のための(?)予行練習なのか? そんなもんはいらん。しまっといてくれ。

しかし文句を言っていても時間が増えるわけではないので、予定どおり二人で庭と畑の手入れを始める。日焼けして、汗をかいて、シャワーの後のビールが美味しい。このビールのためにやっているようなものだ。

せっかくの真夏日。今年お初のBBQとなる。もううちの定番になったアリスのファームの山羊肉バーガー。もうすっかり出そろったミントが隠し味。サイドはアメリカン情緒?たっぷりに、ポテトサラダにマカロニサラダ。ああ、ごちそうさま。美味しかったけれど、ひさしぶりの肉体労働がこたえたのか、マカロニサラダの食べ過ぎか、胸焼けをおこして、夜寝付けなかった。


ps:このハンバーガー画像、去年とまるで一緒じゃないか。進歩してないぞ、私。


martiniflats1118 at 13:13|PermalinkComments(0)TrackBack(0)NY/田舎/food | NY/田舎/暮 2010

4ー28−10   Brooklyn Kitchen <モノ道楽>

4-28-10_dansk

大好きなミュージアムの活動に寄付金を落としに行って…パーティが始まるまで、ふらふら店をさまよっていたら…見つけてしまった。

いつの日にか、縁があったら買おうと思っていた、Danskの鍋。
まず、琺瑯に弱い私。その上デザイン的にとてもヨーロッパで好きだった。が、しかし、これで鍋を揃えようとは思わなかったので(そこら辺あまのじゃく)いつまで経っても真剣に探していなかったら、ある日製造中止になっていた。もうこの鍋とは縁がないのだと諦めていた。

そのDansk、それもパエリア鍋。初めて見た!イナカハウスの大人数のパーティにもってこいじゃない。

店の片隅のアンティークコーナーでこれを見つけ、Dansk探しの名人を自ら名乗るオーナーとひと通り話して…「こんなん見つけた〜、買ってしもた〜」とビール片手に友人と談笑する旦那のところに笑顔満杯で駆け寄ったら…二人に大笑いされた。

martiniflats1118 at 12:53|PermalinkComments(4)TrackBack(0)NY/田舎/mono | NY/田舎/暮 2010

4ー27−10   Meals and Spiels, Dinner and Lectures on NYC Food

4-27-10_CityReliquary友人Billがディレクターを務めるブルックリンのオタクミュージアム、The City Reliquaryの今年のベネフィットパーティ。今年のお題は…NYC Food. 行かんわけにはいきません。会場のウィリアムズバーグのハイウェイ下のBrooklyn Kitchenは初めての探検。古いウェアハウススペースに、おもしろキッチン用具、食品、キッチンアンティーク、お店の奥には思いっきりハンサムな肉屋が営業中?なにここ?


ディナーパーティは、彼等らしいこだわりとチョイス。そのうえにひとつひとつのメニューにオタクスペシャリスト/コレクタ?のレクチャ?付き!おもしろい!

NYCのチャイニーズフード、19世紀からの歴史(彼はNY一のチャイニーズフードデリバリーメニューのコレクタ?とか?!)/ブルックリン、タップウォーターの水源は?(マンハッタンと違って、ロングアイランドからきている!)/NYCの地ビールの歴史と変貌/NY、イーストリバーの魚/NYホットドッグの歴史…ETC. 彼等の地元に根付いた活動そのものである、こてこてメンバーの漫談のようなお話に、より選ったNY地元の食べ物のマッチアップ。

最後の最後のケメックスで煎れられた丁寧な香り高いコーヒーまで、本当に楽しい充実した美味しい時間だった。移民の街NYの食も、こういった角度からプレゼンテーションされると、また新鮮な体験だった。

いつもいつもクローズの危機にさらされている小さな美術館、ボードメンバーの皆さん、本当にお疲れさま。これからも応援します。がんばって。



martiniflats1118 at 12:47|PermalinkComments(0)TrackBack(0)NY/アート/デザイン 

April 23, 2010

4ー17−10   田舎の掛布団

4-17-10_futonイナカハウスの寝室では、日本風のもっこりした綿入れの掛布団を使っている。

5年前、まだ竣工前のイナカハウスでキャンプしていた頃、ある日届いたばかりのベットのうえには見慣れたスリーピングバッグではなく、派手なキルトの布団が敷かれていた。Monteがサプライズで作ってくれたハウスウォーミングプレゼントだった。(ご近所は各自の家の鍵を預かっているので、ある日勝手にモノが増えていたりする)彼が仕事で使ったカーテンやらクッションの余り布で私達のイメージでコラージュしてくれた作品だった。(うちの風呂に合わせて、日本風にいっぱい綿を入れてみたらしい…笑…ますます旅館になるじゃないか…)

自分たちで作った家でこれから寝られるんだよ、という彼なりの温かい気持ちのこもった布団だった。

その夜、真冬のヒト気のない家で、初めて安心して暖かく寝ることができた。

5年経った今でも飽きることなく愛用中。しかし、さすがにシルクの生地が少しずつ裂けてきた。Monteのスタジオでまたまたいろいろな端布を頂いてきて、今度は自分で古い生地の上に縫い付けた。

うちの布団にまた新しい時間がパッチワークされた。



martiniflats1118 at 14:39|PermalinkComments(2)TrackBack(0)NY/田舎/mono | NY/田舎/暮 2010

April 19, 2010

4ー18−10   炭坑夫のレタス

4-18-10_Claytonia
アリスのファームの(唯一に近い)春野菜。ここのところ、サラダはこればかり。
ハートシェイプの葉っぱに小さな白い花が顔を出している。ちょっぴりビターだが、瑞々しいお味。友人に差入れしたら、おいしいと大好評で名前を教えて…という。あわてて、調べた。

Claytonia (Miner’s lettuce? 炭坑夫のレタス!)と呼ばれているこのグリーン、最近はサラダ用に種でも売り出しているが、もともと春先に芽を出す雑草である。
なんでもゴールドラッシュの時代、春先の沼地に生えるこのグリーンは、炭坑夫達の大切なビタミンCであったとか。
確かに…、私らの田舎でもそんな感じかも。(笑)今年もまだまだ寒くって、ハウスでもグリーンが大きくならないとアリスがぼやいていた。
「昨日もね、ゴートバーガーを焼いたんだけど、レタスがないから(ちょっと大きくなったレタスは貴重な売りもんなのだ)Claytoniaをひっちぎって、大盛りでバンズに挟んだわよ。春のテイストのバーガーよね」と彼女は笑っていた。

大事な大事な、春一番の私達のレタス。


martiniflats1118 at 12:40|PermalinkComments(0)TrackBack(0)NY/田舎/food | NY/田舎/暮 2010

April 16, 2010

3ー21−10   手福

3-20-10_gohon<怒濤の3月・覚書>

お茶を習い始めて最初に驚いたことは、お茶席では美術品という類いに入る骨董や名品を触らせてもらう(まして、それでお茶を飲んだりする!)ことだった。もちろん、そういった所作や作法をしっかり叩き込まれたうえでのことなのだろうけれど…。たまたま、私がNYで出会ったセンセイは、「なにはともあれ、これ、感じてみなはれ」という豪快な方なので、もう大変なものを触らせていただいた。
そのくせここはNY、茶道といってもないものはあるもので、自分のセンスでなんでも使い回すということも教えていただいた。とってもココロが自由になった。

「茶道」というのは、モノを鑑賞して理解するだけでなく、それを使い「体感」することで完結する不思議なアートである。普段、ホワイトグローブをはめて、触るな寄るなという高価な現代美術作品に囲まれて仕事をしているだけに、お茶では美術品を「自らが使う」ということが、新鮮な感動だった。
そして、モノは持ったり触ったりすればするほど、手の感触が学習するのである。(ま、自分勝手な好みではあるのですが)最近、陶器を見る際に持ち上げて「ヘェ〜」とか「ほぅ」とうなってる自分に大笑いする。(そんな、たいそうなもん買ってるのか、私!)

そういえば、日本食も五感全てを使って味わうといわれている。それぞれ違った素材の食器を見て、持ち上げて、口を付けてその感触を味わうのも日本食の楽しみのひとつ。

今月、とあるお茶会とお稽古のために、うちのセンセイが日本より持ってこられた茶碗。 高麗御本茶碗、17世紀のものである。300年もののお茶碗は不思議な重さだった。

たまらん良いものを見せていただいたとき、人は「眼福」という言葉を使う。最近それをもじって、美味しいものをいただいたときに「口福」などという言葉を使っている方もいる。じゃ、それを使ってお茶を点てた私は「手福」とでもいいましょうかね?



martiniflats1118 at 13:24|PermalinkComments(0)TrackBack(0)NY/田舎/mono | NY/田舎/暮 2010

April 15, 2010

3ー13−10   バースディギフト

3-13_10tea
<怒濤の3月・覚書>
Janの誕生日。ギフトは固くお断りと招待状に記されていた。
ギフトの代わりになるものを何かプレゼントしたいと考えた。結果、Christyneと相談して、パーティの最後にサプライズでお茶会をプレゼントすることにした。武者小路千家超初心者の私と、裏千家同じく初心者の花屋のSteveで二席の盆点前。上海アールデコの家具と東南アジアからの仏像なんぞのコレクションが並ぶ、彼等の小さなパーラーで、思いっきりいっぱいの観客に囲まれてのお茶会が始まった。

お正客は Jan。これから何が始まるのかと興味津々の彼。実はお茶についてほとんど何も知らない、興味すらないアメリカ人(あ、ポーランド人とか英国人、フランス人もいたっけ…)の団体相手に何の説明もなく唐突にお点前をする、というのは私にとってもどうなることやらと、ヒヤヒヤなのであった。案の定、思いっきりクリエイティブ光線を出しまくっている、彼等の親友のインテリアデザイナーが、お点前中にマシンガンのように質問攻勢をかけてしゃべりだす。(涙)
出来るだけ短く答え、たまには無視して(笑)静かに集中してお茶を点て続ける。彼女のおしゃべりは白熱し、彼女を相手に議論しだす観客まで出てくる始末。(なんとでもしてくれ)頭の回線が数回キレそうになった。(ある意味、このやり取りはおもしろいパフォーマンスだったらしい。苦笑いしていた観客もいたくらいだから)

まだまだなにもできない自分の未熟さを思い知る。
一座建立なんて、今の私にはこの人達には伝えられない。(あ〜あ)

ただ最後に主客の二人が、この週末で一番長く静かに椅子に座って、何もしないで、ただ美味しいお茶を飲んだ最高の時間だった、と言ってくれた。週末中、働き詰めでしゃべり続けたお二人には、確かに最高の「時間のプレゼント」だったかもしれない。初心者なりに、なんとかお茶の心は伝わったのかな…。


martiniflats1118 at 14:03|PermalinkComments(0)TrackBack(0)NY/田舎/People | NY/田舎/暮 2010

3ー13−10   Janの誕生日

3-13-10_Jan
<怒濤の3月・覚書>
Janの50歳のバースディパーティ。
相変わらずの友達いっぱいの大きなパーティに、彼等のおおきなファームハウスも今夜はフルハウス。ゲストは総勢40人を超え、10名様がシティよりのお泊まり客。人ごととはいえ、話を聞いているだけで目眩がする。

その日は朝からの暴風雨で至る所で木が倒れ、電線が切れ、通行止めと停電でみんながあたふた。うちも出かける直前までは停電が3時間、その上電話も止まり、誰にも連絡すら取れない状態。彼等の家もこんなときに停電になったら、それこそパーティどころではないだろう、と心配したが…電話もつながらず(涙)ま、行くしかないか…とキャンドル抱えて(もしもの場合?笑)Monteと3人で出かけた。(そこらへんが田舎生活)

川をわたって30分、Janの家には電気が灯り、人と食物飲物が溢れていた。ほっ
Christyneはキッチンで大奮闘中。停電もあったそうだが、自家発電機(そんなもん、持ってたんだ!)で切り抜けたとか。しかし、キッチンの助けが今回は急遽ひとりしかなくて、ほぼひとりで調理したという彼女。(うそ!!)料理のセッティングが遅れ気味で彼女も大慌て。しかし、なんとかダイニングにはテーブルがの表面が見えないほどの料理が並び、ディナーも始まる。パースディケーキのろうそくが吹き消される頃には、彼女の顔にも微笑みがよみがえっていた。良かったね〜。

愛する人へ、美味しいものと、彼の大好きないっぱいの友人に囲まれた楽しい時間のプレゼント。彼女の桁外れのバイタリティには、いつも感激させられる。


martiniflats1118 at 13:56|PermalinkComments(0)TrackBack(0)NY/田舎/People | NY/田舎/暮 2010

April 05, 2010

4ー4−10   Easer

egg4-4-10
アリスのファームでは、今年から新しい種類の鶏を増やした。
まだ小さいらしいその鶏から生まれる卵は、これまた少し小さくて…実際の卵の3/4くらいだろうか。しかし、ひとつひとつに何ともいえない自然の彩色が施されている。この色を見ていると、自然にはかなわんな〜とつぶやきがでる。(人工着色する手間も省けるし…笑)

イースター用にワンダースお買い上げ。このままずっと飾っておきたい。…が
ポールさんの大好きな「にぬき」にしたら、なんとも味の濃いたまごだった。みっけもの。


martiniflats1118 at 14:13|PermalinkComments(8)TrackBack(0)NY/田舎/food | NY/田舎/暮 2010

4ー3−10   春

green4-3-10
怒濤の3月が終わった。
公私共々、あっちにこっちにと忙しいひと月だった。コトの内容が多岐にひろがっていたのと(お相手がモスクワ、ロンドン、日本、そしてもちろんNY…)、中にはストレス満載のお仕事もあって…ただただ、疲れた。

いつものことだが、週末、よれよれになってイナカハウスに辿り着く。
土曜日朝、アリスのファームに春と元気を分けてもらいに行った。長かった冬も終わり、ここ数週間前から彼女のファームではフレッシュなグリーンが並び出した。とはいっても本当に少量で(笑)すぐに売り切れてしまうのだけど。田舎で地産のものだけを食べていると、野菜の味がよくわかるようになる。冬の間は夏、秋に収穫したキャベツや根野菜をファームの野菜セラーに保存して、それを食べ続ける。去年の人参は売りきった。セロリアック、ビーツはセラーの中で冬を越すと甘くなる。それももうすぐ無くなる。カボチャは…食べても食べても、永遠に無くならない、腐らない。(笑?ある意味すごい野菜だ)いろんなふつうのことを勉強する。

今年の野菜は雪の中1月に種が蒔かれた。それを彼女達はハウスの中でひと種、ひと株ごと大切に育てている。春一番のこのグリーンは、まだ間引き菜であるのだけれど、葉っぱひとつひとつが瑞々しい。まあ、3ヶ月ぶりにお目にかかった新鮮な緑にちょっと感動しているのかもしれない。なにか新しいチカラを分けてもらった気がした。野菜の袋を抱えて、ニコニコする私を見て「そういってもらえると、こっちも勇気が沸くわ。なんといってもまだ地元では、私達はわけの分からん雑草を売っている、なんて思う人がいるのだから」と彼女は笑う。そう、ここらへんではアイスバーグレタスとキャベツ、ビニールに入ったサラダミックスがスーパーの主流なのだ。

今晩は、フレッシュグリーンと6ヶ月ものの(笑)イエローとレッドビーツ、地元で作られたモッツァレラチーズでサラダ三昧。



martiniflats1118 at 14:09|PermalinkComments(0)TrackBack(0)

March 19, 2010

2ー27−10   ご褒美

moon2-27-10
大雪警報の中、無理矢理辿り着いたイナカハウス。
雪掻きを終え、ストーブに火を入れ、あり合わせの食事をとって一息。
ふと、雪の止んだ空を見上げると、満月だった。

大吹雪のあとに、ぽっかりぼんやり浮かんだ満月。
思いっきり積もった雪が世界をますます明るくしている。

いろんなことがてんこ盛りで、目の回るような一週間だった。
風呂にお湯を張る。
窓からの月明かりで、明かり取りのキャンドルもいらない。
湯船につかると、氷柱のむこうで、うっすらと霧にかすむお月さん。


この家を建てたこと、
お風呂に窓をいっぱい付けたこと、
大雪の中、無理してここにやってきたこと、
しっかりお仕事して、無事にモゲージを払っていること、

今夜はご褒美。


martiniflats1118 at 12:56|PermalinkComments(0)TrackBack(0)NY/田舎/暮 2010 

February 28, 2010

1-27-10 大雪にもメゲズ…

iwashi_1-27_10-snow春も近いのに、NYひさしぶりの大雪警報。
春先の重たい雪がこれでもか、これでもかと積もりだす。

金曜日、オフィスが早めにクローズ、しかし……仕事はできてない!(涙)どうしよ?しかしそれも無視して、雪がひどくならないうちに、さっさと田舎に出発。もうNJから積もってる雪がすごい。積もる雪が重いので、そこいらへんで木が折れまくっている。
ほんとにあんな山奥まで行けるのか、私達。

なんとかたどり着いたイナカハウス。雪かきのおっちゃんより早く着いた。しまった。でも無理矢理突入を試みる。(ボルボすごいぞ!)いつもながら、後先を考えない、だが何とかなるものよ。
家に入るのに、雪かきから始めるという様。(シャベルはいつも外に置いてます)

こんなに積もっているのは見たことがない!腰の高さまで積もってる!
スノウシューが欲し〜い。遊びたい!

雪遊びもしたい、料理もしたい。しかし…今週末は仕事、仕事。
さて、こんなことしてないで…(ブロクなんか書いてないで)

martiniflats1118 at 03:19|PermalinkComments(0)TrackBack(0)