最後の日記です

皆さんはじめまして。maruの彼氏のkumaです。

長らくブログの更新が滞っており申し訳ありませんが、皆さんにご報告しなければならないことがあります。


去る1月31日、ブログ主のmaruが他界しました。


前回更新時からずっと入院していたmaruは、ウェディングドレス姿で写真を撮ることもできず、病室でお母さんに看取られ静かに息を引き取りました。

このブログはタイトル通り、彼女の「いのちの日記」です。
もう彼女が更新することはできないので、これが最後の日記になります。
今まで応援して下さった皆さんのために、そして精一杯生き抜いたmaruのために彼女の最期のことを書きたいと思います。



1月30日、いつものように僕と彼女のお母さんは、病室で彼女に付き添っていました。数日前から彼女の調子が悪くなり、起きているときはひどく痛みを訴え、痛み止めを使った後は寝てしまうという状態が続いていました。会話もなかなか交わす事ができないぐらい、彼女はとても弱っていました。
二人の家に泊まっていたお母さんは、そのころから一日おきに病室に泊まるようになり、その日もお母さんが泊まることになりました。そして面会時間の22時が過ぎ、僕はひとりで家に帰ることにしました。
帰り際に彼女は、動くのも辛い状態だったにもかかわらず、「バイバイ」と言いながら僕に小さく手を振ってくれました。

そしてそれが、彼女が僕にくれた最後の言葉でした。


1月31日、僕は朝から仕事をしていました。
僕は要領がいいほうではないので、毎日終電近くまで仕事をしています。そのため平日はほとんど彼女と顔をあわせることができません。でもその日は彼女の様子が心配だったので、何とか早く終われないか考えながら仕事をしていました。
そんな矢先、僕宛てに一本の電話が入りました。その相手は彼女がお世話になっているおじさんでした。
そして僕はおもむろに一言告げられました。

「maruちゃん逝っちゃったよ…」と。

電話を切った僕は上司に彼女のことを初めて伝え、会社を飛び出しました。タクシーで病院へ向かう間、自分でもわかるぐらい胸の鼓動が大きく、そして激しくなっていました。


僕が病室に駆け付けたとき、彼女は胸の上で手を組み静かに横たわっていました。彼女に触れるとまだ温かく、まるで寝ているようでした。
信じられない現実を突きつけられた僕は、いつの間にか涙があふれて止まりませんでした。
「なぜこんなに突然なんだろう…なぜこんなにあっけないものなんだろう…。」
そう思いながら僕はただただ泣いていました。

実際のところ、僕はこのブログで書かれているような立派な彼氏ではありませんでした。今まで彼女を振り回してばかりで、散々泣かせてきました。謝っても謝りきれないくらい、ひどいことをしてきました。
それでも彼女は僕と一緒にいたいと言ってくれ、そして僕たちは今まで一緒にいることができたんです。


以前、二人で病室にいたときに彼女がこんなことを言っていました。
「人間の感覚は聴覚が最後まで残るんだって。だから最期のときでもちゃんと声をかけてね。」

僕はその言葉を思い出し、泣きながら彼女に精一杯想いを伝えました。

「最期を看取れなくてごめんね。
 願いを叶えてあげられなくてごめんね。
 今までいっぱい傷つけてきてごめんね。
 それでも一緒にいたいと言ってくれてありがとね。
 今までたくさん痛い思いをして本当に良く頑張ったね。
 大好きだよ。」と。


想いを伝え泣き続けていた僕は、ふと彼女の顔を見てあることに気付きました。
目を覚ますことのない彼女の右目の目尻に、ほんの少しだけ涙が浮かんでいたのです。僕は思わず声を上げて泣いてしまいました。

ああ僕の言葉は届いたんだなって。最期まで僕のすべてを受け入れ、そして彼女は応えてくれたんだなって。

僕はそう信じています。



2月2日、彼女の実家の近くで通夜が行われました。
僕は彼女の家族のご厚意で、彼女の親族として通夜に参列させてもらい、そして彼女はきれいなウェディングドレス姿で参列いただいた皆さんの前にいました。
生きているうちに写真を撮るという願いは叶えてあげられなかったけど、たくさんの人にきれいな姿を見てもらうことができました。きっと彼女も少しは喜んでくれたはずです。僕はまた声を上げて大泣きしてしまいました。


2月3日、彼女の葬儀が行われ、そして彼女は久しぶりに実家に帰りました。


maruは30歳というあまりに短い人生に幕を下ろしました。彼女には、不思議な魅力があり、本当にいろんな人から慕われていました。それは外見とかじゃなく、彼女自身が持つ魅力だったんだと思います。
そして僕は最後の役目としてこの日記を書いています。これからどれだけ辛い日々が待っているかわからないけど、maruがくれた幸せな日々を胸に、少しずつ前を向いて歩いて行こうと思います。



ブログで応援して下さった方々には本当に感謝しています。
maruが自分で更新できていたときは、きっとすごく励みになったと思います。
本当にありがとうございました。

また、この闘病ブログは「リアルじゃない」とか、「きれいごとを並べてる」って言われることもありました。
リアルじゃないのは、maruが本当に苦しんでいたことを書かなかったからです。きれいごとが並んでいるように見えたのは、ささやかな希望をこのブログの言葉に込めていたからです。

彼女は本当に強い女性でした。そしていつまでも明るい女性でした。
彼女がこのブログを見ることはないけど、彼女への想いを込めてとびきりのきれいごとを、そして本当にあった事実を書きました。

同じ病と闘っている方々にはあまりお見せしたくない結末かもしれません。
ただ彼女と僕の間にあったことが少しでも皆さんの胸に響いてくれれば、maruもきっと喜んでくれると思います。

お久しぶりです

良くなったり悪くなったりの繰り返しです。 なかなか退院できません。 散歩も行けないので、いつか外に出たいです。 ウェディングの話はこの前病室で打ち合わせして、カメラマンさんがほんとに良い人で、安心してまかせています。 早く外泊したいなぁ
更新しなくてすみません。きっと時間はあるんだけど、うまく時間を使ってません。 恥ずかしながら寝てばかりです。 もし楽しみにしていてくれた方がいたら申し訳ないです。彼にこのブログの存在を言いました。 何かあったら彼に託します。勝手だけど、ごめんなさい。 ウェディングだけは頑張ります!ドレスから靴まで全部そろえたんだもん!

悪くなりました

なんだかダメみたいです。 残念ながら悪くなってしまいました。 点滴もはずせなさそうです。 私の花嫁姿はあまりきれいじゃないかもしれません。 彼はどんな姿でもいいよと言ってくれました。 やさしいです。 みんなやさしいです。 幸せになりたいです。
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