みずほ・新光証券、合併を正式発表
 みずほフィナンシャルグループ(FG)系の準大手証券であるみずほ証券と新光証券は10日、2008年1月をメドに合併することで合意したと正式発表した。預かり資産で国内4位、営業収益では日興コーディアルグループを抜き国内3位の総合証券が誕生することになる。「貯蓄から投資へ」の流れが強まるなか、みずほグループは再編をてこに証券業務を強化し、大手証券を追撃する。
 両社はそれぞれ同日午前に臨時取締役会を開き、基本方針を決定。6月の定時株主総会で正式に決める。みずほ証券はみずほコーポレート銀行が株式の8割を握る非上場企業。上場している新光証券がみずほ証券を吸収する形で合併し、上場を続ける。新社名は「みずほ証券」。社長には現みずほ証券の横尾敬介副社長、会長には新光証券の草間高志社長が就任する予定。合併比率は今後、決める。

http://markets.nikkei.co.jp/kokunai/hot.cfm?id=d2c1000f10&date=20070110
___


みずほ証券と新光証券が合併するとのこと。

みずほフィナンシャルグループは、傘下に上記のほか、みずほインベスターズ証券があり、歪な状態だったが、それを解消するため、まずは旧日本興行銀行系の上記2社を合併する(みずほインベスターズ証券は、旧勧角証券系であることから、やはり反発があったのだろうか?・・・)

いわば、「グループ内再編」である。

しかし、報道は違った。

「日興を抜いて3位」

預かり資産は、国内4位であるにもかかわらず・・・。

すなわち、「見せ方」が非常にうまい。

たしかに、本件の合併は、日興問題とは関係なく、進められていた。

しかし、報道は、日興問題とセット(?)で伝えている。

いや「伝えさせている」。

これは、日ごろの広報の成果ではないだろうか(もちろん、営業を否定するものではないが・・・)。

これに対して、日興はどうか?

「受け皿」という報道のとおり、あたかも破綻企業呼ばわれされている。

これが広報の差なのである。

翻ってみると、日経系の新聞やHP、テレビ東京の番組では、証券トップの野村証券やメガバンクの広告がやたらに目につく。

これは、営業のためであろうが、日経とのリレーションも考えてのことだろう。

このような意見に対しては、メディアである日経が、お金で報道を変えるようなことをするはずがないという反論が聞こえてきそうだが、日経も一民間企業。

広告(お金)を出してくれるスポンサーを悪く扱う必要はない。

敵対的買収に対する防衛策が流行っているが、

http://blog.livedoor.jp/marubiz/archives/50426999.html

http://blog.livedoor.jp/marubiz/archives/50426544.html

http://blog.livedoor.jp/marubiz/archives/50340581.html

http://blog.livedoor.jp/marubiz/archives/50340518.html

一番の買収防衛策は、日経に広告を出すことかもしれない(笑)。

構造:悪材料の報道⇒株価が下がる⇒買収(?)

これは何も経済界だけの話ではない。

芸能界でも同じことが起こっている。

それが証拠にジャニーズアイドルの色恋沙汰はあまり大きく報道されない。

ジャニーズといえば、芸能事務所だが、アイドルの卵を発掘して、育て、テレビ番組に送り込む。

当然、そのアイドルは可愛い(?)ことから、テレビ番組の視聴率は上がる。

視聴率が上がれば、テレビ局は、スポンサーから広告(お金)を沢山とることができる。

テレビ局はにとっては、ジャニーズは必要不可欠な存在なのだ。

一方、ジャニーズアイドルの色恋沙汰は、テレビ局以外のメディア(新聞、雑誌、インターネット、ラジオ)にとって、格好のネタ。

しかし、多少の報道はあるものの、行き過ぎた報道はない。

これが、民間メディアの実態なのである。

(私のブログも主に日経の情報を引用しているが、かなり穿った見方をしている・・・)

ところで、スマップの仲居とフジテレビの中野アナはうまくいっているんでょうか(爆)。

どんなに営業を頑張っても、広報がダメだったら、会社は滅ぶ。

いまや企業、特に1番手以外の企業にとっては、レピュテーション・マネジメントが一番力を入れなければならないことかもしれない。

なお、このままでは、みずほ・日興の連合が形成されそうだが、三菱はだまっているのだろうか?

三菱の証券部門は明らかに弱い。

しかし、三菱は、かつて日興の経営が傾いたとき、打診を受けたにも拘らず、支援しなかった。

そこで、日興がシティと組んだという経緯もある。

三菱も当時金融不況時だったことから何とも言えないが、シコリは残っているのかもしれない。

一方、みずほ、特に法人部門のコーポレートや証券は旧興銀だが、日興の前身も実は興銀。

したがって、相性は悪くないかもしれない(笑)。


一読後はワンクリック!人気Blogランキング


レピュテーション・マネジメント


コーポレート・レピュテーション―「会社の評判」をマネジメントする


コーポレート・レピュテーション


コーポレート・レピュテーション 測定と管理