2018年04月15日

知的財産価値評価

難しいなと感じる仕事の一つに、「知的財産価値評価」というものがあります。
その名前のとおり、特許権や商標権などの知的財産にどの程度の経済的価値があるかを評価するものです。
例えば、金融機関には、この知的財産価値評価に基づいて融資を行っているところもあります。
自分の評価が融資の決裁に影響があるとなれば、非常に責任が重い仕事です。

しかし、知的財産権は基本的に目に見えないものでありいろいろな評価の仕方があるため、複数の知財の専門家が評価してもおおよそ同じ評価にはならず、雲を掴むようなところがあります。
そんな絶対的な正解がない中、専門家として何かしらの結論を下さないといけないわけです。
研修や自己研鑽で基本的なことを収得する必要がありますし、財務会計やファイナンスの知識もあった方がいいので、ちょっと敷居が高いと感じる人もいるのではないでしょうか。
(数理的に理解できるところは理系が多いこの業界ではあまり苦にならない人の方が多いと思いますが、経営の成績表である財務諸表を読むとなるとそれなりに下地が必要)

今回会社の存亡が関わるなかなかシビアな案件が回ってきて、出願や訴訟とは異なる気疲れがありました。
書面は比較的淡々としていますが、水面下ではいろいろな関係者の今後の行く末とか悩みながらああでもないこうでもないと結構感情が揺れ動いているのです。
終わった後でもあれで良かったのかとそれなりに尾を引いてしまいます。
(まぁ、性格的なものなのかもしれませんが...)

いずれにしても知財の専門家としての重責を改めて感じる仕事です。
少なくとも自分にとっては気やすくホイホイこなせる類の仕事ではないですね。
そして、金融機関の融資担当の方々は大変な仕事をしておられるんだなぁということをしみじみと感じたのでありました。



maruchan_73 at 08:00│Comments(0)業務日記 

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