2019年02月16日

審査官面接

久しぶりの更新です。
まだ生きてはおりますが、種々多忙ゆえなかなかブログ更新へと気持ちが追いつかないでおりました。

さて、久しぶりのネタは審査官面接です。
特許出願等で拒絶理由が通知されると、通常書面にて反論することになります。
しかし、書面では、審査官にその趣旨を理解頂けないこともあるため、実際に出願人が審査官と会って説明をする機会を設けてもらえます。これが審査官面接です。
実際に発明等の現物を見て貰ってあれこれ説明すると、審査官にとっても何がポイントとなっているか分かりやすく審査の助けになるものです。
また、審査官も結構フランクにいろいろな意見を述べてくれるので、出願人側からしても争点の整理がしやく応答の指針が立てやすいです。

今回クライアント様の希望もあり、年初から審査官と日程等の調整を行い、今年初の審査官面接に行ってきました。
これまでに審査官面接の経験はありますが、今回も非常に温和な審査官でいらして終始穏やかな雰囲気で進み、裁判所での原告被告のようなピリピリした感じは全くありませんでした。
今回は事前に拒絶理由通知に対する応答案を送っていたのでそれをベースに、出願人の技術者の方にいろいろと発明に関する具体的な商品を基に技術的内容をご説明頂きました。
代理人である私としては、そのような技術的内容が応答案とどのように関係するか、引用文献との関係でどのような意味を持つのかを整理しながらサポートしていきます。
審査官も非常に熱心に聞いてこられ活発な議論となり、こちらの趣旨を十分にご理解頂けました。
終始穏やかな雰囲気ですが、なれ合いの感じはなく、それなりに緊張感もあります。
その場ではもちろん特許すべきか否かの心象開示はなく、改めて先行調査を行い判断するとのことでしたが、クライアント様にも納得頂く非常に有意義な時間でした。

さて、自分はこのような審査官面接の場を利用して一通り面接が終わった後に、審査官と雑談を行っていろいろとリサーチを試みます。
審査官とは初対面であっても、それまでの面接を通じてある種の信頼関係、共闘意識(心理学でいう吊橋効果的なもの)が形成されていることから比較的話が広がっていろいろと話を聞くことができます。もちろん守秘義務的な内容は教えてもらえませんので念のため。
そのような雑談から得た情報を、また別の業務に活用したりしているわけです。
審査する側と審査される側という立場なので、審査官と飲みに行ったりできないわけで、現場の審査官と話すことができる貴重な機会とあって、雑談タイムは自分の中では面接と負けず劣らず重要な時間です。
他の弁理士さんとはこんな話をしないので分かりませんが、ひょっとするとマイナーな部類なのかもしれませんね。



maruchan_73 at 20:39コメント(0)業務日記  

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