2011年05月12日

継続プロジェクト

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今年初めまでの一年間は、セブン-イレブンみどりの基金の助成を得て、広い範囲で毎月繰り返し保護活動に力を入れることができたテングコウモリのプロジェクトですが、今年も自力でできる中で精一杯活動を継続していきます。
ゴールデンウィークには、まず近畿で関係者と、新しい参加者も加わって、例年通りの大規模生息地における全頭捕獲調査をおこないました。

今年はまず、昨年新たに加わった観察ポイントで、今シーズンを通じた生息調査をおこなうことから始めていきます。もちろん、これまでに見つかっている生息地のモニタリングも続けていくことになります。
また来週からは中部地方の生息地巡りも再開する予定です。

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2011年04月20日

春の目覚め

noren336 いよいよコウモリの活動が始まり、冬の間には姿を消していたものが帰って来始めました。
愛知県では、定期的に身体測定ができているノレンコウモリはわずか数頭しか見つかっていませんが、先月までは深い場所で寝ていたようで、表にちっとも出てきていなかったのが、4月に入ってようやく出てきたのです。
冬眠を終えた状態は、例年通りで、今年もちゃんと冬を健康なまま越すことができたようで、ほっとしています。
もう一頭、近くに住んでいるものがいるはずなのですが、そっちの姿はまだ見ていません。
早く元気な姿を見せて欲しいものです。
このように、今年も各地で稀少なコウモリのうち、いつものメンバーが冬越しできたかどうかの確認に回っています。そんな春の調査に忙しい時期になりました。

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2011年03月03日

モモの節句

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3月ともなれば、暖かい日には冬眠から目覚めたコウモリが飛んでいるのを見かけるようになります。
今年は2月の暖かい日には、もう近畿地方でもそんな飛翔を見ることができたのですが、ここにきて再び寒さが戻ってきたようです。
寒くても、一番早くから活動を始めるのが、モモジロコウモリです。山際の小さな沢の水面を見ていると、川に落ちてしまいそうな低い場所を飛んでいったりしています。
寒いようでいて、もう小さな虫も動き出しているのですね。いよいよ、今年もコウモリシーズンが始まりました。

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2011年02月15日

この冬

kikusi98 越冬はコウモリの暮らしにとって、乗り越えるのが最もたいへんなもののひとつです。
もうすぐやってくる春を迎えられるかどうか、これを各地で調べるというのが今の課題なのです。

ひとつ変わったできごとがあったのは、とあるキクガシラコウモリの生息地でした。いつもの冬には見られない、複数個体の死体が一カ所で落ちていたことです。
冬に死ぬのが他の季節よりも多く見られるのは普通なのですが、一度に同じ場所で死んでいるというのは、少なくともこの場所では過去に見られなかった現象です。

厳しい冬の気候がおそったためなのであるのか、近くで起きた鳥インフルエンザの影響でもほ乳類に及んだのか、今の時点では断言できる観測材料が不足していますが、ともかく目に見える異常事態が起きたということだけは記録しておきたいと考えています。今後、県当局などが関心を持ってくれると解明に向けてスピードアップしていいのではないかと思われるのですが。

maruhasia at 13:16|PermalinkComments(0)TrackBack(0)この記事をクリップ!動物学 

2011年01月01日

謹賀新年

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こうもり博物館は1月5日(水)まで休館させていただきます。
今年もどうぞよろしくお願いいたします。

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2010年12月24日

洞窟での出会い

暮れも押し迫ってきて、すっかり冬眠に入ったかと思いきや、寒くなってから動くものがあります。
夏の間はなかなか洞窟で見ることがなかったコテングコウモリも、この季節は比較的見られるのです。
まだ、今年の交尾を終えていないようですが、本格的に眠る前に、はたして出会うことができるでしょうか。
数の少ないコウモリたちの動向から、目が離せません。
koteng694

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2010年12月14日

秋のコウモリうた

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秋の一時期に、超音波を使わないコウモリの声が夜空から聞こえてくることが知られています。
今年は急に寒くなったり、なかなかチャンスに恵まれなかったようですが、そんな一瞬を追って、秋の乱舞が見られる場所での観測を続けました。暗闇から降りてくる多くの声には、いったいどんな意味があるのでしょう。
寒い冬を迎えた地方から順番に、もう、そんな時期も終わりになろうとしています。


maruhasia at 16:05|PermalinkComments(2)TrackBack(0)この記事をクリップ!動物学 

2010年12月10日

はばたく

すっかり本州は寒くなって、コウモリたちも冬眠体制に入った頃ですね。
では、年中暖かい地方ではどうかというと、小型コウモリはだんだん外に出てこなくなるものがあります。最も寒い時期には、ほとんど出てこない頃がわずかにあります。
それに対して、オオコウモリは、活発に飛び回り、この時期実る果実の有る場所へと集まるので、時に「オオコウモリのなる木」が現れ、夜じゅう騒がしく飛び回るという場所が現れたりもします。
10頭,20頭がぶらぶらとさがっているのを見ると、けっこう壮観ですよ。
ookou330

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2010年12月01日

白いコウモリの日

今日12月1日は平成22年における白蝙蝠の日ということで、今週中になんとか白に関連したコウモリでも見つからないかなと思っていましたが、うまい具合に身体全体の色が薄い変異個体に出会うことができました。

siroyubi792


ユビナガコウモリは、身体の一部が真っ白な部分白化になっているものがしばしば見られるのですが、それよりは低い確率ながら、このような薄色の個体が現れることがあります。
たくさんのコウモリに出会った今年一年でしたが、いよいよ残すところ1ヶ月になってしまいました。調査シーズンもラストスパートです。

maruhasia at 08:08|PermalinkComments(0)TrackBack(0)この記事をクリップ!動物学 | 日々の話題

2010年11月22日

寒さ緩む

yubi204今月は早く訪れた寒気で山も白くなり、しばらくコウモリの姿が見られない日が続いていましたが、久々に暖かい夜になりました。
そのせいか、冬眠前の餌を求めていつも以上に乱舞する姿が見られました。しかし、もうこの時期になると飛んでいる昆虫の数も少なく、
1匹の虫がひらひら舞い上がれば、それをめがけて上から下から横からとぶつかりそうな勢いでコウモリのアタックも集中するほどでした。
こうして食べられる時に食べられるだけの虫を食べて、やがて冬を迎えて静かになっていくのでしょう。
明るい月が照らした森のできごとでした。

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