badfa71d.jpg 長野県にある、およそ3〜5,000頭のコウモリがいる大きな生息地では、今年も多くの子供が育っています。今年はコウモリ類の出産がやや遅いのではないかという声が他県でありましたが、この生息地ではむしろ早めに出産が始まり、コキクガシラコウモリでは、もう今年生まれの子供が飛び始めるようになりました。これほどの大規模な繁殖洞はなかなか無いので、順調であることは本当に嬉しいものです。
 一方、同じ県内でも他の生息洞では、先月までいた多数のコウモリが今月になって住みかを変えたり数を減らしていたということがあり、この時期に生息を脅かすような事が起きたのではないかと危惧されている場所もありました。
 大切な子育ての季節だからこそ、悪影響がないようにしたいものです。