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目覚めたコウモリたちが、夏を過ごす地域へと戻ってきつつあります。一足先に動きが早い和歌山では、去年に引き続き同じ場所へとテングコウモリが姿を見せました。
この個体が初めて捕まったのは2014年で、前年より前に生まれているとすると、今年6歳以上になるということになります。これは今のところ和歌山県のテングコウモリでは最も長生きな雌ということになるのですが、雄なら和歌山県でも7歳以上の個体が記録されています。
他県を見渡してみると、より長生きな個体は多数見つかっているので、特段長くはないと考えています。しかしながら、和歌山県の生息環境として、こうした寿命の記録から見てテングコウモリにとって普通なのか短くは無いのかを判断するためにも、引き続き個体をモニターし続けて行きたいと思います。