chinarhino76
毎日テレビを見ても新聞を読んでも新型コロナウィルスの話ばかり続いていますが、元々コウモリが持っていたものから武漢に住む人へ感染したのが始まりだと言われています。
ひとくくりにコウモリと言っても色々な所に住む、色々な種がいますので、えらくガバガバな話だなあと、科学的でない笑い話に聞こえてしまうわけです。もう一段階進んで、キクガシラコウモリ由来のウィルスという話に絞られてきました。我々いつもコウモリを見ていると、キクガシラコウモリというのは洞窟、時々廃屋のような静かな空間に住むもので、武漢とはそんなアドベンチャーいっぱいな所なのだろうかと思いきやさにあらず、高層ビルの多い、そこそこの都市のようです。
次に、感染源が魚市場という話もありましたが、魚市場でコウモリを売るのだろうかと不思議に思ったとおり、扱われていなかったようです。肉屋ならともかく、魚市場では普通に考えて無さそうな話ですね。そこで注目されたのが、魚市場近くにある武漢CDC(疾病予防管理センター)でした。ここで実験動物として扱われた後の細胞や遺伝子サンプルが滅菌等適切な処理をされないまま廃棄されたのが原因ではないかと広東省の研究者によって発表されたとのことです。
その論文では実験に使われた種が雲南省、浙江省に生息しているキクガシラコウモリということなので、武漢に分布せずそれら地方にいるとなると、だいぶん絞ることができそうです。なにしろキクガシラコウモリと一口に言っても世界に広く色々な種がいますし、中国でも1種しかいないわけではありません。一般向けの報道で聞く話とは、分かりやすくするためか、実にゆるい大ざっぱな話に消化されているわけです。
中菊か、角菊か、短翼菊か、皮氏菊か・・・候補はまだまだいそうですが、自然状態での生息状況がどこまで正確に調べられているか分からない中国の研究事情は、なぜ出所の特定が非常に早く、しかし感染拡大には打つ手がないアンバランスさからも、あまり当てにできそうにないなという印象だけは分かります。
少なくとも、キクガシラコウモリの仲間は海を越えて飛んでくることができる種ではないので、今回の日本国内での感染拡大は中国から人間が持ち込んだものであり、人から人へ感染・流行している病気ということは明らかです。
そんなわけで、日本でのコウモリの普段の様子を知っていると、今回の騒動は割と冷静に見ている事ができています。