マルカドブックス

東海地方を縦横無尽、全国各地に神出鬼没の取材・執筆・編集事務所@西三河より、 読んだ本のことでも書いてみるシリーズ。

ヨンダホ0314~わくわく大相撲ガイド

ハッキヨイ!せきとりくん わくわく大相撲ガイド
財団法人日本相撲協会・監修/河出書房新社



 相撲にはまって早くも9場所が経過した5歳児用として。
 ここ10年ほど、私は相撲は新聞スポーツ欄やスポーツニュースで見る程度の興味しかなかった。しかし、息子が見るようになったのでつられて中継を見るようになり、そのおかげでこの一年間の稀勢の里の苦悩と躍進を目の当たりにできてとてもよかった。息子がこのことをいつまで覚えているかはわからないが、大きくなったらこの四横綱時代を語り合いたいものだ。
 そして、息子が相撲のほかに野球も好きになってからも、はや一年が過ぎた。で、寝床で広島の菊池になりきってのイメトレと、キッチンで稀勢の里になりきってパンダのぬいぐるみ相手の稽古を、交互に繰り返し繰り返し繰り返し…。

20170415-1
どっちかにしなさい!
(2017.04.06)


祖父はこのムックを5歳児に買い与えていた。ときどきトイレで読みふけっており、なかなか出てこないことがあって困る。

ヨンダホ0313~遠州引佐の二冊

浜松市文化財ブックレット10 姫街道を歩く 改訂版
浜松市市民部文化財課
浜松に生まれて育ち生き抜いた 井伊直虎物語
浜松歴女探検隊


20170412-2
直虎ゆかりの地の玄関口である気賀駅が井伊家仕様に。
(天竜浜名湖鉄道気賀駅 2016.03.09)

 先月上旬、今話題の直虎がらみの取材があって浜松市北区をウロチョロしたところ、あまりの観光客の多さにぶったまげた。
 気賀駅裏の文化会館内で期間限定オープンの「大河ドラマ館」には開館直後から観光バスがどかどかやって来るし、最大の見どころである龍潭寺にも参拝客がひっきりなし。このあたりにはちょくちょく行くのだがこんな状況は経験がなく、今さらながらNHK大河ドラマの影響力に恐れ入った。
 直虎の商標問題とか、直虎は実は男説の新史料が見つかったりとか周辺の話題でも楽しませてくれているが、市も千載一遇のチャンスとばかりに広報活動に力を入れまくっていることだし、今年いっぱいはそれなりに賑わいも持続するのだろう。

 そんな引佐で入手したのがこの二冊。
「姫街道を歩く」は昨夏、旧細江町役場の北区役所で購入したもので、割と従来型の編集・デザインによるルート&史跡ガイド。こういうものは本書のようにオーソドックスな作りのほうが資料として使いやすいからいい。
「井伊直虎物語」は直虎取材の際に龍潭寺で購入。30ページちょっとしかないが、平易な文章、ほわほわなイラスト、網羅的な内容と、私のような戦国素人にもたいへんわかりやすくまとめられている。直虎のことを知るならこの一冊で充分ではないだろうか。

20170412-1
左)2016-03-25/¥400
右)2016-05/¥300

ヨンダホ0312~近江柏原の二冊

江濃国境道中案内
滋賀・岐阜県境を越えた方言ハンドブック
はびろネット


20170411-3
江濃国境の美濃側。
(岐阜県不破郡関ケ原町今須 2002.06.12)

 昨夏に関ケ原古戦場の取材に行った際、岡山烽火場の近くにある「ココカフェ」で購入した、米原市(旧山東町)柏原の住民グループの調査・製作による小冊子。
 特に「方言ハンドブック」は、国境を挟んだ柏原と今須で近江弁と美濃弁の差異を調査・比較した労作でたいへん面白い。近江は関西、美濃は東海という異文化圏認識もあり、双方が「遠い隣人」という感覚だが、掲載されたリストを見ると意外に共通の言葉があるものだ。「だだくさ(雑)」とか「ようけ(多い)」とか「えらい(疲れた)」とか。
 美濃人からするとなんだか近江人からラブコールされているみたいな気になる冊子だが、美濃人のなかでも西濃の人というのは地元文化の発掘・発信にはあまり興味を覚えない性質であることが多いので、近江の皆さんに肩透かしさせたら西濃出身者としてちょっと申し訳ない気も…。

20170411-1jpg
左)2015-09/¥300
右)2016-06/¥300

20170411-22016-04-01/¥500
ふもとVol.1 風林舎
柏原在住のベテラン編集者がほぼひとりで制作しているという、こんな地域雑誌も出ていた。対象地域は伊吹山の周辺一帯。「裏伊吹」にあたるわが地元の揖斐郡の話題も少し取り上げられている。揖斐郡からは山容が見えないので伊吹山に愛着を持つ郡民はたぶんそんなにいないと思うけれど、嬉しい。


方言境界といえばこの本。その昔、探偵ナイトスクープで「アホとバカの境界はどこ?」という調査依頼を受けた探偵が江濃国境で聞き取り調査をしたところ、滋賀県山東町の人は「アホ」なのに、岐阜県関ケ原町に入ったら「タワケ(ターケ)」という言葉が突如出現して驚いた、という回があり、それに着想を得て番組ディレクターが作ったもの。言語調査ノンフィクションの傑作。

ヨンダホ0311~国史跡岐阜城跡

国史跡 岐阜城跡
岐阜市・岐阜市教育委員会


20170410-1
「若き日の信長像」越しに望む岐阜城
(岐阜公園 2016.07.10)

 昨夏、某誌の取材で岐阜城に行った際、岐阜公園内にある岐阜市歴史博物館で原稿書き用の参考資料として購入。図版が多く、岐阜公園の歴史も押さえてあり、かつ値段も安い。岐阜市のいい仕事だ。
 本書の価値とは別の話だが、表紙に文化庁が認定する日本遺産のストーリータイトル「『信長公のおもてなし』が息づく戦国城下町・岐阜」とあるけれど、このタイトル、岐阜の関係者の誰も何とも思わなかったのだろうか?

20170410-22015-03-31/¥400

ヨンダホ0310~まんが道大解剖

完全保存版 まんが道大解剖
三栄書房

まんが道大解剖 (SAN-EI MOOK)
藤子不二雄A
三栄書房
2017-03-03


 私が高校時代に多大な影響を受けた藤子不二雄Aの歴史的名作「まんが道」の解説本。貴重資料や関係者インタビューが多くて面白いけれど、なぜ今このムックが発刊されたのか理由がまったくわからない…。
 本書で知った衝撃の事実。まんが道シリーズの「愛・・・知りそめし頃に・・・」の各回でラストのコマにいろんな人の詩が掲載されているのだが、すべて藤子Aの作だったとは!

20170409-1
私が持っているのは「愛蔵版」。発刊されたころNHKの銀河テレビ小説(夜の連ドラ)でまんが道が放映され、欠かさず見たものだった。このムックではなんと満賀と才野を演じた竹本孝之の長江健次の対談が掲載されている。ファンとしては嬉しいけれど、ドラマを覚えている人がそんなにいるんだろうか。ちなみにドラマで最も印象に残っているのは、満賀が勤めていた立山新聞社図案部の上司・変木を演じたイッセー尾形。誰か覚えている人います?



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