和食は素晴らしい。
 本邦人なので当然そう思っております。

 松之山温泉の中にある小料理屋といいますか、割烹よりは敷居の低いお店だと思うのですが、ウェブでは何度も見ていて行ってみたいなぁとずっと思っていた店なのです。料理写真をよく載せているので、否が応にも行きたくなってしまうような素晴らしいヴィジュアルなのです。

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 ビールで喉を潤して。

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 ツブ貝の刺身。コリコリとして美味でございました。肝は苦味も少なく、滋味に溢れております。

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 鴨ロースサラダ和風ドレッシングとバルサミコです。
 芥子ですかね、ツブツブは。バルサミコが多いと鼻を突くのですが、柑橘類も入ってさわやかです。この辺でビールからぬる燗にチェンジしました。

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 当日メニューであるボード記入のものではなく、いわば定番のグランドメニューから鶏唐を。盛りの姿も美しく、肉塊はジューシーでございました。

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 黒メバルの煮付。
 小ぶりな黒メバルでございましたが綺麗に骨だけにして美味しくいただきました。いかにも和食職人が盛り付けた絵になる一皿でございまして、目も喜ぶようです。

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 最後にサバの棒すしを〆にしましたが、これも手が込んだ逸品でございました。肉厚なサバは脂も気にならず、獣とは違う魚類の旨みを堪能できたところです。

 安易にラーメンで食事を済ませることも多いのですが、どうしても美味い魚が食べたくなるときがあり、そんなときにはこの店はうってつけ。バリエーションは凄まじい量になるでしょうからこれから何度も行けるようでありがたいです。

 それにしても、美味しく楽しく堪能してまいりましたが、料金的には居酒屋とほとんど変わりません。このクオリティでこの料金は超絶安い!
 一端の大人なら気取ってお高い店に行くよりも、地場のこうした腕の確かなところで楽しみたいものです。