November 06, 2017

IFV 11月例会

IFV11月例会先週末の4日土曜日はIFV例会でした。

最近の例会はよく完成品が集まります。気候が良くなってきたからか、或いは展示会が近づいてきて、皆さん尻に火がついてきたのか・・・。今月の例会に持ち込まれた作品の画像を貼っておきます。

メッサーシュミット ハルトマン機 1/32
ハルトマン機
1/32の大きな作品。展示会テーマ向けの作品で、ギネスブックにも載っている史上最高の撃墜王エーリッヒ・ハルトマンの愛機「カラヤ・アイン」です。

メッサーシュミット ハルトマン機「黒いチューリップ」 1/32
黒いチューリップ
冬季迷彩のハルトマン機。彼のメッサーシュミットは一時期、機種に黒いチューリップに似たマーキングがなされていて、敵からは「黒いチューリップ」と恐れられました。それは戦場に黒いチューリップのメッサーシュミットが現れると、ソ連機は出撃を控えたほどでした。そのためハルトマンの撃墜ペースは停滞したので、後にこのマーキングをやめてしまうことになります。

ハルトマンの愛機


スピットファイア MkIXc 1/32 タミヤ
スピットファイアMkIXc
エンジン部分も再現されていて、精密感は抜群。またエンジンを覆うパネルはネオジム磁石で取り外しできるようになっています。さすがタミヤ、よく出来てます。
精密なエンジン部分
WW2レシプロ戦闘機は小さいので、1/32スケールくらいが見やすいですし、見栄えも有利だな〜と思いました。


ユンカース Ju-88 R-2 1/48 ホビークラフト
ユンカースJu-88 R-2

ユンカース Ju-88 G-6 1/48 ドラゴン
ユンカースJu-88 G-6


局地戦闘機 雷電 1/48 タミヤ
雷電
タミヤの古き良き名作。チッピングが多すぎず少なすぎず良い感じと思いました。
プロペラアクションキットで、プロペラが廻ります。
そのギミックを活かして、迎撃のため急上昇中を再現しています。

ヒューイ AH1 コブラ 1/48
コブラ初号機
自衛隊明野駐屯地内の博物館展示用作品。
日本初のAH1は、明野航空学校に配備されました。作品はその機体を再現しています。

フォッカーDR2 1/72
フォッカーDR2
スケールは1/72ですが、1/100〜144くらいに見えるくらい小さいです。機銃のガンサイトなどフォトエッチで非常に精密なのですが、肉眼ではほとんど見えません。

一式戦闘機「隼」 1/32
ハヤブサ
マツヅキさん製作中の作品。基本塗装が完了した状態です。組み立ては素組みなのだそうですが、見事な塗装で既にたいへん魅力的な作品です。やっぱ工作よりも塗装で頑張ったほうが、完成後の見栄えは報われやすいな〜と感じます。
これも展示会テーマ向けの作品で、日本のエース機です。展示会までには完成させてくれるでしょう。


次回例会は12月2日20時から、いせトピア・学習室2にてです。SHiGE
  

Posted by marutake_shige at 00:48Comments(0)伊勢フライングビーナス 

November 03, 2017

波濤の会展示会2017 後編 航空機

連山波濤の会は「空と海のサークル」でして、艦船のほかに航空機の作品も多数展示されておりました。

航空機は、ほぼこの一年の間に製作された新作が展示されていました。特に紫電・紫電改シリーズは多数完成品が展示されていて、各型の違いが模型で比較できてよかったです。ただ作品名は添えられたカードに書かれておりましたが、具体的にどう違うのかは分からないので、Wikiを見ながら復習したいと思います。

紫電 一一型甲 (N1K1-Ja)
紫電一一型甲
シリーズ最初の量産型。開発の出発点の水上戦闘機「強風」と同じ中翼機。
翼内に20mm機関砲x2、翼下に20mm機関砲を装備。

紫電 一一型乙(N1K1-Jb)
紫電一一型乙
翼下の20mm機関砲を廃止して、翼内に20mm機関砲を4門に。空気抵抗を減少させて飛行性能の向上を狙ったタイプ。しかし紫電は余り成功作とは言えなかったようです。

紫電(改) 二一型甲(N1K2-Ja)
紫電改二一型甲
主翼配置を中翼から低翼に変更、胴体を細く絞り込んで前下方向の視界が改善、全長を40cm延長して機体形状が大きく変わったが、それでいて部品点数は紫電の2/3に減少して生産性も向上。
紫電と比較して、あらゆる点で大幅に性能が向上し、当時の日本の最優秀戦闘機となりました。

紫電(改) 三二型(N1K4-J)
紫電改三二型
エンジン取り付け位置を15cm前方に延長して、機種に13ミリ機銃2挺を装備した武装強化型。
三二型ではエンジンも改良型になっているとのことです。

二十試戦闘機
二十試戦闘機
この飛行機はよく分からないのですが、大戦末期に海軍が計画していた二十試甲戦闘機のために、川西航空機が提案していた紫電改の発展型でしょうか。

機種の13ミリ機銃は廃止され、翼内に20mm機関砲が左右各3挺の計6挺装備されているようです。またエンジンカウル後方側面にはラジエター用と思われるインテイクが見えます。どこのキットかも含めて、展示会の際に作者の方に尋ねておけばよかったです。二十試甲戦闘機は三菱の烈風改の改良案が採用されますが、いずれにせよ終戦により実機は製作されていません。 


また航空機作品では、ロシアのスホーイ戦闘機が幾つか展示されていました。

Su-7 フィッター 1/48
Su-7 フィッター

ソ連の戦闘爆撃機です。爆装していますが、搭載量は見ての通り大したことありませんでした。
Su-7 フィッター


Su-15 フラゴン 1/48
Su-15 フラゴン
1970年代のソ連の主力戦闘機。

Su-27 フランカー 1/48 
Su-27 フランカー
上の2機を見た後だと、いかにSu-27が洗練されているか痛感します。

Su-27 フランカー

というわけで、今年もたいへん楽しませていただきました。ここはスケールモデルだけの硬派な模型クラブですが、大きくて精密な艦船モデルは誰が見ても楽しめると思います。また熱心な会員さんが多くて、毎年製作のたいへんな大型艦船模型の新作を展示してくれますので、いつも新しい発見と驚きがあります。展示会は10月の伊勢祭りに合わせて開催されますので、遠方の方も観光をかねて来場されてはいかがでしょうか。SHiGE
  

Posted by marutake_shige at 01:30Comments(0)

November 01, 2017

波濤の会展示会2017 前編 艦船作品

軍艦長門ちょっと前の話になってしまいましたが、10月7日と8日に開催されました「波濤の会」さんの展示会に行ってきました。今年もすごく良かったです。




いつも作品を拝見するのが楽しみな方の今年の新作、戦艦長門

年々腕を上げられているのですが、今年もスゴイことになってました。
レイテ海戦時の状態を再現

作品はレイテ海戦時の状態を再現してて、あちこちに増設された対空銃座がディティール感を増しています。
増設された多数の対空銃座

スケールは波濤の会スタンダードの1/200。すごい存在感です。
大きなスケールだとディティールが見やすいです

舷側に並んだ副砲の下に、大きくせり出しているバルジが年代を感じさせて好きですね。
舷側に並ぶ副砲群と魅力的なバルジ

まさに入魂の一作で、風格を感じさせる作品でした。
面舵後方から見る長門の威容


同じ方の作品、カティサーク号
紅茶運搬船カティサーク号

こちらはウッディジョーの木製キットなのだそうです。バルサを曲げて船体を作るあれですね。
スケールは1/100。
実物は今でもテムズ川に展示されています
実物は今でもテムズ川に係留され、乗船して見学できます(ワタクシ行ったことあります)。

会場にはたくさんの作品が展示されていますが、最も多いスエキチじいさんの艦船作品は殆どが旧作なので、予め新作を尋ねておくと時間が節約できます。
ずらりと並ぶ大型艦船模型群

スエさんの今年の新作は、こちらの2作品です。

スエキチじいさんの新作その1、護衛艦しらね DDH-143。
DDH143 しらね

5200トン級のヘリコプター搭載護衛艦です。このフネは既に除籍されていて、この先標的艦となるようですが、このタイミングでの製作となりました。なおスエさんの作品は全て1/200のスクラッチです。
ヘリコプターもスクラッチです


もうひとつの新作、護衛艦とね DE-234。
DE-234 とね

こちらは2000トン級で、やや小ぶりな護衛艦です。小型ですが、他国の同クラスの艦船に比べて重武装なのが日本の護衛艦の特徴です。
小型で重武装


他の会員様たちの作品も力作ぞろいでした。
巨大なオイルタンカー「常盤丸」のウォータライン情景作品。
常盤丸

常盤丸は全長310m、重量トンで233,708トンの巨大タンカーです。
模型も巨大です
オイルタンカーは大洋にかろうじて浮かんでいる油ビンのようなものですから、甲板はとても低いです。

こちらは木彫のタンカー作品。木目が船体の曲線美を強調しますね
木彫りならでは美しさ


こちらも木肌を活かしたイージス護衛艦。艦番号177はあたご(DDG-177)です。
DDG177 あたご

船体は丸太から切り出したのでしょうか。木は削りすぎると元に戻せない(全体に小さくしなければならない)ですから、イッパツ勝負の製作です。木彫りだと素朴な民芸品のようになりがちですが、これらの作品はとてもシャープな精密模型でした。

つづきます。SHiGE
  

Posted by marutake_shige at 01:59Comments(0)

October 17, 2017

伊勢フライングビーナス展示会開催のお知らせ

IFV2017展示会三重県伊勢市で活動しております模型クラブ「伊勢フライングビーナス」の展示会を、12月16日(土)と17日(日)に開催いたします。


【開催日時】
2017年12月16日(土)11:00-17:00
      17日(日) 9:00-16:00


【場所】
伊勢市生涯学習センター・いせトピア 3階・研修室1・2
三重県伊勢市黒瀬町562-12

入場無料です。
またゲスト展示スペースを設けますので、自慢の作品を持ってぜひお越しください。

伊勢フライングビーナスHP
http://6122.teacup.com/iseflyingvenus/bbsSHiGE
  

Posted by marutake_shige at 03:00Comments(0)伊勢フライングビーナス 

August 10, 2017

フェルナンド in SHS2017 その2

土曜日からの静岡合同展では、その規模と作品レベルの高さにフェルナンドは度肝を抜かれます。ショーの規模、作品の多様さ、そしてクオリティ、その全てが彼の予想をはるかに上回っていました。その辺の彼の感想はモデルアート8月号に掲載されていますのでご覧になってください。
モデルアート2017年8月号

モデルアートの記事のほかに、彼と一緒に廻っていて彼から聞いた感想を幾つか書いておきます。

まず驚いたのは、なんと言ってもガンダム作品の多さでした。

光沢が見事な作品

「日本はガンダムが盛んだと聞いていたが、まさかこれほどまでとは思わなかった」

ガンダム作品はヨーロッパにもあって、オタク文化というかジャパニメーションの伝播とともに増えつつあるようですが、今のところまだ少数です。またヨーロッパのガンダム作品はスケールモデル同様のヘビーウェザリングが施されているものが殆どです。それに対して、日本のガンダム作品はアニメのイメージを大事にしたキレイな仕上げが主流です。

スケールモデルとはまた違う手法

「日本人はキレイ好きだから、モデルもキレイに仕上げるのが好まれるのかな」

う〜ん、それは僕(マルタケ)の印象とちがう。日本人だからキレイ好きとは言えないと思うよ。例えば昨晩泊まってもらったウチの床よりも、靴のまま歩いてるフェルナンドの家の床の方が絶対にキレイだよ。国民性として清潔を好むか否かは、ガンダム作品の仕上げ方と関係ないと思う。

ガンダム世界には、アニメーションから立体化されたことに起因する独自の様式美がある。ガンダム作品の良し悪しは、大型ロボットのスケールダウンモデルとしてリアルかどうかではなく、ガンダム世界の様式美に従った仕上がりをした上で、見栄えや新しい視点、思いがけない切り口の見せ方が、評価されるように思う。

サンライズ系アニメメカでは、この作者の方のザブングルシリーズの作品に食い入るように見入っていました。

ダガータイプ DUGGER
ダガータイプ

塗装色が、ガンダムのように原色ブルーイエローレッドではなく、ミリタリーっぽいくすんだ色なのと、工事車輌のようなウェザリングが彼の好みにはまったようです。

ガラバゴスタイプ GALABAGOS
汚すぎずキレイすぎず

ガバメントタイプ GOVERNMENT
工場の雰囲気

彼は工事車輌が大好きなので、特にこの作品のディティールに感心していました。

また彼は日本のハイテク電飾作品にも驚いていました。日本における模型の電飾技術は年々進歩していて、私も見るたびに驚かされるのですが、スペインの田舎(?)から出てきた彼には、文明開化レベルのカルチャーショックだったようです。

特に素晴らしかったのがこのシャドーボックス。
スゴイ!どうなってるの?

「2001年宇宙の旅」の有名な宇宙ステーションのシーンですが、
「どうやって作ったのか見当もつかない」

じっくり見ても宇宙空間です

「どこから見ても
何度見ても
どうなっているのか分からない」

ミクロ決死圏

心配無用、私も分かりません。

シャドーボックスではこの作品が面白かった。

中を覗くと・・・

このシャドーボックス。似たようなコンセプトの作品がダメージドマガジン1号に掲載されていますが、この作者の作品の方が明るい雰囲気で、見て楽しい作品になっています。

至福のひととき

ホステスさんに囲まれたおっさんの目がキラキラしているように見えます☆彡
まさに至福のひととき・・・。

***
土曜日のショーの後の懇親会にも参加しました。皆で集まったところで、ご馳走を前に手をつけないのを見て、「なぜみんな食べないのか?」とたずねます。

パーティのご馳走

「ミスタータミヤのスピーチの後、乾杯してから食べるんだよ。だからちょっと待ってて」

というと苦笑しながら、「スペインじゃ考えられないよ!」と。

ミスタータミヤ


「スペイン人はワガママだから、目の前に食べ物があったらすぐに飲み食い始めちゃう。

でもここではどうだ!誰一人食べていない!さすが日本だ!」

韓国人モデラーByeongSoo kimと。
海外には知り合いが多いです

懇親会は楽しんだようでした。
しかしホテルに戻るとやっぱり、「仕事したいから君だけで飲みに行ってくれ」と。

仕事は帰国してからでもできるが、静岡の夜は今晩しかない!と思っちゃう私はラテン系なのでしょうか・・。
静岡での飲食もホビーショーの楽しみです

もうちょっと続きます。SHiGE
  

Posted by marutake_shige at 18:23Comments(0)

August 09, 2017

フェルナンド in SHS2017 その1

さらに昔のことになりますが、ついでに今年の静岡ホビーショーの際に来日した、AKのフェルナンドについて書いておきたいと思います。

関西空港

フェルナンドはたいへん真面目な働き者で、酒は殆ど飲みません。スペイン人というと享楽的で軽いノリのラテン系というイメージがあります。確かにそういう人物もいます。しかし彼はそういうステレオタイプとは真逆の人物で、もし初めてあったスペイン人が彼だったら、スペイン人に対する一般的なイメージはぜんぜん違ったものになっていたでしょう。

関西空港にて

フェルナンドが来日したのは今回が初めてでした。関西空港で彼に再会するなり「シゲ、すぐに警察に行かなければならない、警察はどこだい?」と言います。いきなり何ごとかと思ったら、入国審査のロビーで財布を拾ったので届け出ないといけないとのこと。見せてもらうと、皮製の財布にけっこうな札束が詰まっています。紙幣はポーランドのもののようでした。レートは分かりませんが、合計するとかなりの金額になりそうです。

「たぶん僕と同じ、フィンランドのヘルシンキからの飛行機に乗っていた人のものだと思う」

幸い財布には持ち主かもしれない日本人の名前の書かれたメモが入っていました。それで空港のインフォメーションカウンターに行くと、「入国審査ゲートの向こう側で拾ったものは(日本の警察ではなく)税関に届けてください」とのこと。ゲートの向こう側は外国なんですね。それで、細い通路を案内してもらって、無事に税関に提出しました。その後、連絡は無いですが、きっと持ち主のもとに戻っているでしょう。

果たして彼は帰国できたのか
(関西空港にて。日本で大型テレビを購入したが、格安航空には持ち込めず、苦戦中の旅行者さん。ラゲッジに預けるために、手持ちの荷物を詰め込んで、ひとつにまとめています。このサイズだと格安航空でなくても難しいと思いますが、追加の料金を払うことで話をつけたのでしょうか)

***
大きな荷物を抱えての長旅で疲れていると思い、まっすぐ拙宅に帰宅し、さっそく食事の準備。我が家の定番料理となっているスペイン風サラダ(通称「ルシアーノ(ロドリゲス)のサラダ」)と、アサリの漁師風を作ります。
ルシアーノのサラダ

【アサリの漁師風】
アサリの漁師風


私のこれまでの経験では、アサリの漁師風(Almejas a la marinera)はスペイン人にたいへん喜ばれる料理です。
その理由は幾つかあります。

1.アサリはスペインと日本での価格差が大きく、スペインでは日本の数倍の値で取引される高級食材である

2.材料は日本で全て揃うので、スペインと味が大きく変わらない

3.ウチのアサリは伊勢湾の村松産であり、5月の村松のアサリは世界で最も美味しい(マルタケ調べ)

そんなわけで、5月につくる「アサリの漁師風」はスペインの友人に大好評なのです。

そのほかにもいろいろと料理の準備はしてあったのですが、フェルナンドの来日はとんでもない弾丸ツアーで、翌朝には静岡に向けて出発せねばなりません。時差ぼけもあって、彼はこの日は早めに寝ました。
飲まない人の夜は早い

***
翌朝(金曜日)、IFVのコウトクさんとksinさんと一緒に静岡に向かいます。

その車中でフェルナンドから「ホビーショーでデモンストレーションをすることになった」と聞かされます。当然ながらなんにも準備していません。

「あのねぇ〜そういうことは事前に言ってもらわないと、今からじゃ準備が間に合わないぞ」

しかし私が準備するモノはないそうで、実際デモンストレーションは全て長谷川迷人さんがやってくださいました。助かりました。

長谷川迷人のデモンストレーション
【土曜日のデモンストレーションの様子】

途中、静岡県内のトンカツ屋「かつ平」さんで昼食。
TON-KATSU
フェルナンドはまず箸がダメで、店員さんにナイフとフォークをもらいます。
トンカツに似た料理はスペインにもあるので大丈夫かと思いましたが、とりあえずトンカツソースはNG。彼はトンカツの衣を剥がして肉だけにして、それに塩をふって食べていました。「けっこうイケるね」と。
私も良いトンカツ屋さんだと思いました。来年も行きたいです。

***
静岡に到着してからの彼は完全にビジネスモード。ゆっくり見て廻ってくれりゃいいのに、「あれはしないでいいのか?」「これはいつやるんだ?手伝うよ」と仕事を求めてきます。

金曜日の予定が全て終わって、さあ飲みに出かけるぞと意気込んでいると、フェルナンドは「ホテルで仕事したいから君ひとりで行ってくれ」とのこと。遠慮しているのではなくて、本当に忙しそうです。こういうスペイン人もいるんだなぁと思いました。

お母さん、ボク納豆苦手・・・
(私は彼を見殺しにしてちゃっかり一人で出かけています。貴重な静岡の夜を無駄にできるか!)

静岡を書き出すといろいろ思い出して長くなりそうなので、とりあえずこの辺で。続きはまた書きます。SHiGE
  

Posted by marutake_shige at 23:44Comments(0)

July 27, 2017

長谷川迷人ワンマンショー in 大阪

ちょっと前の話になってしまいましたが、6月25日に大阪で開催された「長谷川迷人ワンマンショー」に行ってきました。
たいへん楽しませていただきました。
向かって右が長谷川さんです

長谷川さんは、横浜のタミヤプラモデルファクトリーで模型製作のインストラクターをされつつ、Youtube等で積極的に情報発信されている方です。

【プラモ作りは見てナンボです!@ Modelart_MOVIE】
https://www.youtube.com/user/macrash100

タミヤショップで多くのモデラーたちの指導に当たっているということは、毎日様々な失敗や成功をみながら、モデラー諸氏のスキルアップと作品完成を手伝っておられるわけで、模型製作についてはまさにプロフェッショナルです。数多くの作品完成にかかわって、効率的で手際よい仕上げ方法の経験が豊富であることは勿論、それをモデラーに伝える指導方法にも熟達されています。指導だけでなく、長谷川迷人ご本人の製作ペースもたいへん速く、それでいてどれも素晴らしい仕上がりでした。

立ち見の大盛況

長谷川さんには先の静岡ホビーショーでもたいへんお世話になりました。
今年の静岡ホビーショーにはAKインタラクティブの代表フェルナンドが来日したのですが、急遽モデルアートさんのブースで長谷川さんとデモンストレーションをさせていただくことになりました。その打ち合わせの際には、わざわざ激しい混雑のなか弁当を買いに走っていただいて、たいへん恐縮しました。

静岡ホビーショーにて

長谷川さんのおかげでデモは無事に成功し、フェルナンドもたいへん感激しておりました。どうも有難うございました。(そのときの様子はモデルアート8月号に掲載されています。)
モデルアート2017年8月号

ワンマンショーでは、長谷川迷人の楽しいお喋りとともに、模型製作のさまざまなテクニックが紹介されました。ウォッシングやその拭き取り、エアブラシの基本から高等テクニックの理論と実演など、私もたいへん勉強になりました。

ワンマンショーの折々で紹介される、私の知らない便利製品や、取り扱いの難しい製品の話も勉強になりました。ワンマンショーは一応オフレコであったようで、「この話はそのままでは公開できないのでは」と思うような正直な話の数々を聞けて、伊勢から大阪まで出かけて良かったと思いました。

しかしそれらの苦言は決して悪口ではなく、実際に使ってみて感じた正直な感想でした。それは初心者や素人モデラーが初めて使って巧くいかなかったと言うようなものではなく、他の同種の様々な製品を経験している長谷川迷人が使った正直な感想なのです。実際同じような経験をしたモデラーの方もいて「やっぱり誰が使ってもそうなのか」と納得しておられました。

実演中のテーブル

また似たようなことで、零細販売業者である私が痛感したのは、AKなど私の取り扱い製品の使用説明が絶対的に不足していることでした。だいたいの製品情報は、小HPをよ〜く見ていただくと、隅っこのほうに小さい文字でちょこっと書いてあったりするのですが、そんなものは誰も見ないのです。それでは説明したことにならないのです。

製品に興味を持っていただいたモデラーは、そのきっかけになった記事の中で情報を探すので精一杯で、さらに踏み込んで、インターネットの隅っこにある小HPにたどり着く人など殆どいません。小HPでの説明を充実させていくのも大切ですが、自分でも出来る限り情報発信していかねばならないと、改めて自分の至らなさを思い知りました。

最後は、迷人の作品をびっくり価格で譲ってもらえるジャンケン大会になりました。
ジャンケン大会の賞品

並みのモデラーでは作れない高度な完成品が、五千円程度の捨て値で譲ってもらえるとあって、会場は一気に白熱した鉄火場と化しました。しかしま〜タダ同然でゲットできた人はラッキーではありますが、しかし普通に数万〜数十万円を払って購入したい人も少なくなかったので、オークションでも良かったんじゃないかなと思いましたが、その辺がサービス精神旺盛な長谷川迷人らしさかもしれません。

ワンマンショーは夕方16時過ぎにお開きになりました。
たいへん楽しかったです。次回もぜひ出かけたいと思います。

***
ワンマンショーの後、せっかく大阪まで出てきたので、大都会大阪を見学していこうと思い、(私の考える)最も大阪らしいスポットである通天閣を見に行きました。
通天閣

都会の中心にそびえ立つ通天閣はとても立派に見えました。タワーにしっかり広告が書かれているのがまた大阪らしいと思いました。

そのまま古びた感じが心地よいジャンジャン横丁という商店街に歩いていきます。いわゆる「昭和」な商店街ですが、しかし昭和時代でも私の地元にはこういう商店街はやっぱり無かったですね。

ジャンジャン横丁

昭和でも平成でもない、永遠のレトロスタイルというかノスタルジーを感じさせる商店街です。私の地元の商店街はかなり寂れてしまってますが、通天閣周辺やジャンジャン横丁はたいへん賑わっていました。

ノスタルジーを感じます

大阪と言えば串カツだろうということで、串カツ屋さんにいきます。幾つかあったのですが、行列が出来ているお店(八重勝)があって、すかさず私も並びます。共産主義社会では「行列があったらとにかく並べ」がオキテです。

けっこう長い行列になっていますが、並んでいる人たちは身なりが洗練されているというか、キチンとしている人が多いです。さすが大都会大阪。しかしたまに派手で安っぽい服装の人もいます。それも大都会大阪。何か大声で文句を言ってます。「なんやメチャクチャ混んどるやん〜」人口が多いので行列は仕方ないところです。

ドテ煮とビール

私の前後に並んでいる人たちは、上品な身なりの家族連れのようでした。
観光客のようで、たまにスマホで写真を撮ってますが、そのとき彼らが発する言葉から中国人であることに気づきました。というか、その隣も、そのまた隣も中国人でした。しかし彼らは同一グループの団体客ではないようです。
行列を整理している警備員のおじさんに聞くと、ここのお客さんの半分以上が中国人なのだそうです。

中国人観光客と言うとマナーが悪いように言われることが多いですが、とりあえず私の前後に並んでいる人たちは皆さん行儀良く、そして、身なりや立ち振る舞いからお金持ちであるように私は思いました。

中国人観光客は以前は「爆買い」と呼ばれる買い物目的が多かったが、今は現地での体験や文化に触れる「コト消費」に変わってきたと聞きます。彼らが爆買い目的な否かは定かではありませんが、外国人にとって分かりやすくないであろうこの商店街にやってきて、わざわざ行列に並んでいるのをみて、「コト消費」に来られたのであろうと実感しました。

串揚げ

串カツも土手煮もビールに合いますね。美味しかったです。
どんどん食べられそうでしたが、スペインのバルのようにちょっと飲んで次に行くのが楽しそうなので、これくらいで出ました。


もうちょっとお腹にたまるものも食べようということで、商店街の端にある寿司屋「佐兵衛寿し」へ。

佐兵衛寿し

入り口にビールセット1,000円とあったので、フトコロに安心な、これを頼みます。

ビールセット1000円

寿しと赤だしとビールのセットで1,000円。コストパフォーマンス高いです。
あっという間にビールを飲んでしまったので、ここは酒を一合注文。

すると当然のように熱燗で持ってきてくれました。私はトックリが熱くて持てないくらいのチョー熱燗が好みなのですが、まさにそれ。運んできた奥さん(?)もトックリが熱くて持てないくらいでした。

酒の匂いが最高です

寿しもあっという間に食べてしまいましたが、酒がまだあるので追加で鯵(アジ)を頼みます(良く覚えてないですが多分300円くらい)。

アジの握り

美味しかったので、今度は鯵を軍艦でもらいます(これも300円くらい)。

アジの軍艦

寿しも良かったですが、やっぱり熱燗が良かった、嬉しかった。これは私との相性ですね、また来ます。

すし屋の次。
アーケードをちょっと出たところに立ち飲み屋「みふね」があったので、ここでまたビール。
大瓶380円は、私が知っている限り日本で一番安いです。

やっぱココだね

これは天国に来ました。お店はおばあさん二人でやりくりしています。

1個100円のおでんを食べながら、ひたすら飲んで食べます。
大瓶1本飲んだらさすがにお腹が膨れました。

商店街に戻って先ほどの八重勝の前を通ると、さっきよりもさらに行列が長くなっています。

そこに、どこかで見覚えのある顔が。
なんと「おばちゃんのから揚げ」と一緒にいつもハニーカステラ店を出しているマキィさん一家でした。
まさかこんなところで出会うとは!

マキィさんと遭遇!

「あら〜お兄ちゃん、オーサカ来てたのね〜、ワタシいつもココ来るのよ〜」

【高柳夜店でのマキィさん】
高柳の夜店にて、ハニーカステラ

けっこうちょこちょこ来ているようです。フットワーク軽いです。しかしから揚げのおばちゃんは「疲れて寝てるから〜」来ないとのこと。この時期は夜店の出店で大忙しでクタクタなのです。実はウチもこの日の前日にから揚げ買いに出かけたのですが、あまりの長蛇の行列にギブアップしているのです。

また別の店に入ります。ドテと酒。

ドテ煮とぬる燗

残念アカン!酒がぬるい!
もっとゴボゴボ煮てくれないと.。o○
(あんたに合わせると他の客が来なくなると言われそうです)

そろそろ引き際を感じ、ジャンジャン横丁の入り口のところにあった立ち食いうどん「松屋」で〆。

松屋

立ち食いでは、私はいつもきつねうどんです。

きつねうどん

ココけっこう美味しかった。ぜひまた来たいです。

商店街でぞんぶんに楽しんだ後、日本橋駅まで歩きます。

通天閣周辺は明らかに日本人よりも中国人観光客の方が多いですね。わざわざ外国から来てくれるんですから、この商店街の人たちとっては有難いことでしょう。田舎民のワタシとしては羨ましいです。
通天閣周辺〜大賑わいです


日本橋で近鉄に乗り、鶴橋で降りて、コリアンタウンへ。
ここの地理は迷路のように複雑で、すぐに迷ってしまいます。

駅の近くの韓国食材店で白菜キムチとさきいかのキムチを買います。
さきいかはウチのバアさんの大好物です。

ここのおばさんに純豆腐チゲを食べるのに良い店はないですかと尋ねると、すぐ近くのあの店がいいですよというので、その店「漢松」へ。

韓国料理店・漢松

一応、メニューはこんなかんじ。韓国料理店で私が頼むのはいつも「純豆腐チゲ」です。

メニューです

そんなわけで、ここでも純豆腐チゲ定食(ディナータイムなので1100円)を注文。
まず小皿料理が並びます。

小鉢たち

続いて魔女の釜のように煮えたぎったチゲが運ばれてきました。

煮えたぎってます

けっこうお腹いっぱいでしたが、チゲだと食べられちゃいます。
料理は完全に韓国の味。すっかり満腹になりました。

その後、鶴橋駅の売店でハイボール缶を買って、近鉄に乗って帰りました。
模型と大阪を満喫させていただきました。SHiGE
  

Posted by marutake_shige at 23:04Comments(0)

July 15, 2017

製作報告 M3グラント(11) ベース製作〜完成

第9回でベースの工作を紹介しました。続いて塗装です。

今回のグラント情景はエジプトのエルアラメインが舞台なのですが、私は昔ここに行ったことがあります。
エルアラメインには軍事博物館があります。この博物館はエジプト軍が管理する博物館なので、イギリス軍の功績をたたえるというよりは、「歴史的決戦で決定的役割を果たしたエジプト軍の戦いの歴史」を紹介する博物館です。

屋外には戦車や重砲の展示のほか、野戦陣地の跡地もありました。
エルアラメイン

しかし、何しろ砂漠の奥地なので、訪問者は少ないように思いました。とりあえず私が行った日の入場者は、私一人でした。訪問者が少ないためか分かりませんが、博物館の司令官や職員の方たちはたいへんに親切で、そのときのご恩は今でも忘れられません。
司令官と職員のムハンマドさんと

見学のついでに、足元に無限にあるエルアラメインの砂を持ち帰りました。
これです。
エルアラメインの砂

その砂の色はやや黄色っぽくて、AK8020デザートサンドの色そのものです。(AKがエルアラメインの砂を参考にした?)
AK8020 地形テクスチャー・デザートサンド 250ml 1,500円
また英国ボービントン戦車博物館のM3グラントを見たときは、イエローが鮮やかすぎるように思えましたが、このイエローはエルアラメインの砂と同じ色だったのです。
ボービントンのグラントMk1

【ベースの塗装】
それで私の情景ですが、まず明るいバフを全体に吹き付けます。
基本トーンのバフを吹きつけ

続いて、エルアラメインのイエローを意識して、油彩のABT092ジャーマンオーカーを明るいところに、ABT093ベーシックアースを戦車の下や塹壕などの暗いところにスミ入れします。
オーカー系の油彩でウォッシュ

土嚢はABT090インダストリアルアースでちょっと暗めにしました。
ABT090インダストリアルアース

岩石はABT100フェーデッドグレイでややグレーっぽく。
岩はグレーっぽく

塗装はこれだけです。だいたい乾いたらマスクを剥がします。作品を眺めますが、なんか写真とかで見る印象よりも黄色っぽいですねぇ。
とりあえず完了

写真だと太陽光の反射によって砂漠が白っぽく見えます。
バフっぽく見えます

情景作品では、実際の砂の色がどうこうよりも、ぱっと見たときの印象が大切ですから、写真のような明るいバフっぽい砂漠が正解だったかもしれません。私の情景がこう見えるためには、北アフリカの強い太陽の下で撮影する必要がありそうです。

ずっと参考にしてきたバーリンデンのエルアラメイン情景も、ちゃんとバフっぽくなっています。情景としてはこっちが正解だな〜。
バーリンデンのエルアラメイン作品
ところでバーリンデンのこの地面は塗装していないように見えるのですが、こういう砂があるんでしょうか。本物のエルアラメインの砂よりも、エルアラメインっぽいです。

情景手前には放棄されたドイツ軍の陣地を作りました。ここにアクセサリーを置きます。タミヤの武器セットが重宝します。

【コバーニの木製アクセサリー】
またコバーニの「ww2 ドイツ軍7.92mm1500発入弾薬木箱(800円)」も使いました。これは本当に木製で、レーザーカットされたパーツを実物同様に組み立てるのですが、信じられないほど精密です。
コバーニの木製アクセサリー
ww2 イギリス軍 コンポーレーションボックス(800円)」も作りましたが、もったいないので今回は使用せず、またの機会のために温存することにしました。
木製の木箱

M3グラント情景はここまで全部旧作キットで作ってきましたが、ここで最新・最高の精密アクセサリーが加わりました。いっきにディティールが引き上げられた気がします。あまりにも素晴らしいので、良く見えるところに置きます。ウェザリングもなしです(さすがに後で入れましたが)。

夜店コンクール出品前夜

鉄条網は、網戸の網を細く切ってクシャクシャにしたものを、木の丸棒にくくりつけて作りました。網戸の鉄条網は作るのが簡単でトゲトゲが多いのが長所ですが、丈夫すぎて堅いのが難点。たくさん作りたいときには便利です。

タイトルプレートは、金色のステッカーシートにインクジェットプリンタで印刷しました。色が使えるのがイイです。



これをプラ板に貼り付けて切り出し、ベースに接着して、作品は完成です。
M3グラント情景完成

模型クラブのキット交換会でM3グラントをいただいたことがきっかけで、このグラント情景を製作しました。作っていて良い思い出が懐かしく思い出されました。拙い作品ではありますが、なかなか感慨深い作品になりました。SHiGE

職員の皆さんとの記念写真
  

Posted by marutake_shige at 18:13Comments(2)

July 13, 2017

製作報告 M3グラント(10) フィギュア塗装

フィギュア(と情景ベース)は突貫作戦で製作し、夜店コンクール間に合わせました。たいへん急いでいたため写真が不十分ですが、一応製作工程を覚書しておきます。恥ずかしい出来ですが、「これならオレの方が巧くできるぞ」と皆さんのモチベーションアップに繋がれば幸いです。


【下塗り】
まずトラックプライマーで下塗りします。これは非常に暗いこげ茶色のプライマーサーフェイサーで、これが最暗部色になります。
プライマー塗装

以前はグレーのサーフェイサーを吹いてから暗い下塗り色を吹き付けていましたが、これだと一発でいけますので便利です。

次に衣服の暗いトーンを吹き付けます。モジュレーションセットのAK006デュンケルゲルプベースを使いました。
暗いトーン


次に衣服のに基本色に、一段階明るいAK007デュンケルゲルプライトベースをやや上方向から吹き付けます。
明るいトーン

写真がないのですが、さらに上方向からAK008デュンケルゲルプハイライトを吹き付けました。この色は肌部分にも吹き付けています。

ところで、イギリス軍の北アフリカ向け戦闘服には数種類あるようで、とりあえずシャツと半ズボンにはそれぞれ明るいタン色と明るいグリーンがあるようです。タミヤ「砂漠のネズミセット」は上下ともXF60ダークイエローを指定していることもあり、手元のデュンケルゲルプモジュレーションセットを基本塗装に使いました。
また北アフリカ戦線でブラウン系のシャツを着ている将兵も見つかるのですが、これは本国仕様の戦闘服でしょう。

私はフィギュア塗装の際にタミヤのバーリンデン作品集を参考にしています。これの北アフリカ情景(p12)のイギリス兵は、明らかに上着とズボンの色が異なっていて、上着シャツはやや茶色っぽくて、ズボンはグリーンです。それにしてもバーリンデンは思い切った暗い色でフィギュアを塗っていて、明るいタン色の砂漠と強いコントラストを見せています。
バーリンデンのエルアラメイン作品

そこで私もこれでいこうと思い、ズボンにはその辺にあった適当な明るいグリーン(とりあえずAK033ロシアン4BOハイライト)を少量混ぜて、明部色として吹き付けました。

エアブラシはここまでで、ここからは筆で塗っていきます。
まず水性アクリルの明るめの肌色を筆塗りします。陰影は後で入れますが、服の陰影を塗る前に全体のバランスを見やすいようヒトらしくしておきます。
基本塗装完了


背嚢やベルト・サスペンダーはバフに近い明るい色のようです。上着も同系のバフ色ですから、ベルト・サスペンダー類にはホワイトを混ぜて明るめ塗って変化をつけます(バーリンデン先生もそうしてます←ほとんど唯一の根拠)。
情景とのマッチングを確認


AK3008 ユニフォームシャドーフィルター
フィギュアの陰影をつけるには、各色ごとに最低でも基本色・明るいトーン・暗いトーンの3色くらいは準備する必要があります(たぶん3色では足りない)。明るいトーンはホワイトを足せば概ね明るくなりますが、暗いトーンはブラックを足すとだいたいダメになります(暗くなるのではなく黒くなる)。各色ごとに自然なグラデーション色を見つけるのはセンスが必要で難しいです。フィギュア塗装の世界は極めて奥深い世界で、私ごときがそう簡単に仕上げられるようなものではないのです。

そういう深遠なフィギュアの世界もいずれは挑戦したいが、とりあえず今は手早く仕上げたいというときに、「AK3008 ユニフォームシャドーフィルター」が便利です。
AK3008 ユニフォームシャドーフィルター
この製品のオリジナル名は「ユニフォームデフィニションフィルター(Uniform Definition Filter)」で、直訳すると「制服くっきりフィルター」くらいの意味ですが、それだと製品の用途が分かりにくいように思いました。この製品の目的はフィギュアの衣服の陰影(シャドー)を手軽に入れることにありますので、日本名は「シャドーフィルター」としました。自分で命名すると、原名のカタカタ訳のほうが良かったかなぁといつも迷います。

AK3008は、半透明色の水性フィルター塗料3色セットです。下地の色に合わせて影の色を選びますが、各色を紙片に塗ってサンプルを作りました。
P1430391oris

AK3017グリーングレイズ
AK3017グリーングレイズ

AK3018ブラウングレイズ
AK3018ブラウングレイズ

AK3019ダークブラウングレイズ
AK3019ダークブラウングレイズ

今回はAK3017グリーングレイズを主に使用しています。

使い方はスミ入れの要領です。フィギュアのシワや奥まった部分に塗って、しばらく放置して少し乾燥させてから、キレイな筆で輪郭を整えます。

まず影になりそうな部分に塗ります。
影になりそうな部分にシャドーフィルター

乾燥は十分に遅いので、たくさんのフィギュアを平行作業できます。
他のフィギュアと同時進行

ちょっと乾いたらこんな感じになります。輪郭が強くでていますので、次にこれをぼかします。
生乾きの状態

水で湿らせた筆でぼかして輪郭を整えます。
輪郭をぼかします

以上で、シャドーフィルターの作業は終わりです。

シャドーフィルターは下の色が透けて見える程度に透明で、下地色を暗く見せつつ、乾燥後は完全つや消しになります。乾燥時間は十分に遅くて、作業時間は十分にあります。またこの塗料は水性で、筆などは水で洗えます。

使ってみて感じた欠点は、スミ入れの技法を使っているので、シワなどのモールドがないと塗料を十分に載せにくく、効果を出しにくいところでしょうか。透明度を犠牲にしても、もっと濃く強い陰影が欲しくなります。

透明度を求めないのであれば、水性アクリルで塗ってしまえば良いわけですが、前述の通り、的確な陰影の色を見つけるのが難しいので、もうちょっと濃い目のフィルターがあると便利と思いました(特に迷彩服の塗装など)。AKにリクエストしておきます。

あとスミ入れと同様に影を入れる技法で、ハイライトを入れる技法ではないので、あらかじめ基本色をやや明るめに塗っておく必要があります。しかしフィギュア塗装に多くを求めないのであれば、この方法は簡単なわりに見栄えが良いと思いました。

【AK3008ユニフォームシャドーフィルター使用説明書PDF】

シャドーフィルターでは足りない最も暗い部分を、こげ茶色AK711を水で薄めて筆塗りします。
こげ茶色で強い影をいれます

主にポケットや襟のモールドに輪郭をつけます。これで最暗部色が加わってシャープになりました。


続いて難関の肌色なのですが、ここは試行錯誤の連続で、良い写真がありません。簡単で見栄えの良い必勝法があったら教えて欲しいのですが、とりあえず私はAK3010フレッシュスキンカラーズの箱裏の説明図のステップ1〜3までで塗っています。さらにステップは6まであるのですが、4以降のステップは私には微細すぎて見えないので、塗れていません。無理っす。
AK3010 フレッシュスキンカラーセット

パッケージ裏のステップは以下の通り。

1.AK3011ベースフレッシュで下塗り。顔全部を塗って乾かします。

2.AK3012ライトフレッシュでやや明るいトーンを塗る。

3.AK3013ハイライトフレッシュで明るいところを塗る。

ここで私は完成ですが、上級者向け(?)にさらに作業は続きます。

4.AK3014シャドウフレッシュでやや暗いトーンを塗る

5.AK3015ダークシャドウフレッシュで暗いトーンを塗る

6.AK3016チークボーングレイズ(「ほお骨の上塗り」の意)で最も暗いトーンを塗る

箱裏の塗装説明

フィギュアペインターの方はどんどん暗いトーンを塗って明暗を深めていくんですねぇ。私じゃ眼も指をも追いつきません。

顔の塗装で特に難しいのは、各明度のトーンをどこに塗るかだと思います。
とりあえず今回はパンツァーエーセズ53号のロドリゴ・ヘルナンデスの作例を参考にしました。写真が大きくて見やすいので、(私が塗れるかはともかく)どこにどのトーンを塗っているのかは良く分かります。
PANZER ACES 53

実際の塗装の様子
肌の塗装

白人っぽく塗ろうと、腕や太ももを白っぽく塗ってみますが・・・
う〜んイマイチ

なんか死体みたいになってしまいました、塗りなおしますが・・・
あんまり変わんないな〜

う〜ん、あんまり変わりませんねぇ。

何回か塗りなおして眼が疲れたので、このへんにしときます。これで完成です。
砂漠のネズミの皆さん


M3グラント情景に使うのは二人だけなのですが、今回はセットにあった7体全部を完成させました(グラントの戦車兵を含めると8体)。タミヤからは北アフリカテーマの魅力的なアイテムが続々と発売されており、残り5人の出番もいずれあるかもしれません。ついでなので塗っておきました。質より量、数で勝負です、5体だけど。
フィギュアは目が疲れますが、出来上がってみるとやっぱりいいですね。SHiGE
  

Posted by marutake_shige at 22:13Comments(0)

June 22, 2017

高柳の夜店〜プラモデルコンクールのお知らせ&M3グラント情景完成

高柳の夜店今年も高柳の夜店プラモデルコンクールが開催されます。
お近くの方はぜひ自慢の作品をご出品ください。

今年も高柳の夜店プラモデルコンクールが開催されます。
お近くの方はぜひ自慢の作品をご出品ください。


●応募締切 6月22日木曜日 ダイコクヤさんにお持込ください。
●展示期間 6/23(金)・24(土)・26(日)、第4会場にて
●審査発表 6/24(土)
●作品返却日 6/27(火)16:00-17:00 第6会場にて返却


出品は無料です。入賞者には豪華商品が出るほか、出品者全員に参加賞が出ます。どなた様もふるってご参加ください。

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製作してきましたグラント情景、何とか完成しました。これで出品できます。
M3グラント情景

製作レポは、整理していずれ掲載しようと思います。たいした製作ではないですが・・。

完成してほっとしました。あ〜目が疲れた〜。SHiGE




  

Posted by marutake_shige at 03:20Comments(0)