October 15, 2018

IFV展示会2018 その2

今年の小クラブの展示テーマは「今は亡き国内メーカーを偲んで」でした。
テーマに因んだ展示作品は「こんなのあったな〜」と懐かしさを感じさせてくれるものがたくさんありました。

ニチモ30センチシリーズ
ニチモ30センチシリーズ

安価で組み立て簡単。それでいて動作確実で、オッサンモデラーなら誰でも風呂に浮かべて遊んだ経験があると思います。
久しぶりに完成品を見ましたが、改めて見ると、けっこう素朴なキットだったんですねぇ。

ニチモ 戦艦大和 
戦艦大和
こちらは精密キット。作品はさらにディティールアップされています。
スケールはウォーターラインと同じ1/700。

スクリュー1個でグイグイ走ります
これもモーターで水上航行可能でした。
実物の大和級戦艦は4軸推進でしたが、キットは1軸に簡略化されています。

作品も箱絵もスバラシイ!
今見ても箱絵が素晴らしいです。

戦艦扶桑
第1砲塔がスイッチになってます
30センチシリーズを改修したものですが、喫水線から上はまったく別物とのこと。

フォードGP
今でも全然いけてるデザインです
マックス模型のキット

ワーゲンカブリオレ 
ウィリー機構つき
ヨーデルのキット。スケールは1/28だそうです。

大名駕籠(かご)
乗ってる大名さんも大変そう
ヨーデルの古典シリーズ。スケールは1/16。

ディスプレイも凝ってます
金ピカで光り輝いていました。ひな人形に並んでいそう。

駅馬車
駅馬車
ミドリ商会のウェスタンシリーズNo.2です。こんなシリーズがあったとは当時西部劇ブームだったのでしょうか。あるいは輸出用かな。スケールは1/40で、おおむね1/35と同じサイズです。

カーモデル
カローラでしたっけ(マルイ?)。これは私も大昔に作った気がします。
この時代のカーモデルはだいたいモーターで動きました。SHiGE
  

Posted by marutake_shige at 18:28Comments(0)伊勢フライングビーナス 

October 13, 2018

IFV展示会2018 その1

今年の小クラブ展示会は運悪く台風と重なってしまい、土曜日1日しか開催できず、また普段よりも少ない展示点数となってしまいました。しかしながらお持ちいただいた作品は素晴らしいものがたくさんありました。

KV-IB
KV-IB
独特な塗装技法を極める粂さんの作品。

T-34/76 M1943
T-34/76
個人的には、今回お持込いただいた作品の中では最も塗りが濃くて、完成度が高いと思いました。

SU-122
SU-122
T-34よりはやや色調を抑えた作品。強い陰影は健在です。

駆逐艦・雪風 
雪風
粂さんは艦船も作っておられて、こちらはタミヤの1/350です。塗装で見せる作品に仕上げられています。

雪風

スキャンメル・パイオニア・30tタンクトランスポーター
トラクター
オカムラさんの作品。サンダーモデルズの人気アイテムですね。
完成品を拝見するのは初めてでしたが、作者の腕の見せ所の多いキットと思いました。
トレーラーにはマチルダ歩兵戦車
マチルダ歩兵戦車
この淡いグリーンのカウンタースキーム迷彩、大好きなんですよね。

スキャンメル・パイオニア


スキャンメル・パイオニア・トラクターSV2S
トラクターSV2S
イギリス空軍RAF仕様。
スキャンメルトラクターを2台も作ってしまうあたり、オカムラさんも今年はこれにハマったのかなと。


マウス超重戦車
マウス
大雑把な面構成の車両を、緻密な塗装で仕上た作品でした。

マウス

ゲストの皆様、悪天候の中作品をお持込いただき、どうも有難うございました。SHiGE
  

Posted by marutake_shige at 01:03Comments(2)伊勢フライングビーナス 

October 05, 2018

第20回 波濤の会展示会開催のお知らせ

昨年の展示作品
今週末の10月6日(土)・7日(日)は、伊勢の模型クラブ「波濤(はとう)の会」の艦船模型展示会が開催されます。
場所は伊勢市内のサンライフ伊勢・2階会議室です(いつもの場所です)。

精密な大型艦船モデルや飛行機モデルが多数が展示されます。

入場無料です。皆様ぜひお出かけください。

【日時】 2018年10月6日(土) 9:00〜19:00
        10月7日(日) 9:00〜15:30

【場所】 サンライフ伊勢(伊勢市図書館隣り)

    三重県伊勢市八日市場町13番13号
    電話 0596-28-1266
    JR・近鉄伊勢市駅より徒歩15分

【主催・問合せ先】 空と海のサークル 波濤の会
http://www.geocities.jp/hatonokaihp/SHiGE
  

Posted by marutake_shige at 01:08Comments(0)

September 30, 2018

伊勢フライングビーナス展示会終了

2018年の伊勢フライングビーナス展示会は終了しました。
ご来場くださいました皆様、どうも有難うございました。

ミャスィーシチェフM-17

残念ながら9月30日日曜日は展示会を開くことなく、朝集合してそのまま撤収となりました。
既に朝から大雨で、台風24号の接近とともに風雨ともさらに強まって危険になることは必至でした。また朝から会場の建物(伊勢市生涯学習センター)には避難民のかたが集まって来られましたので、私たちの展示会は中止とさせていただきました。

本年は残念な展示会になってしまいましたが、会員一同来年の展示会に向けて、頑張って製作していきます。
今後とも伊勢フライングビーナスをどうぞ宜しくお願いいたします。SHiGE
  

Posted by marutake_shige at 11:19Comments(2)

September 16, 2018

伊勢フライングビーナス展示会のお知らせ

展示会一日目は無事に終わりました。
雨天の中、力作を展示していただきましたゲストの皆様、どうもありがとうございました。
ドルニエDoX


9月30日の展示は、台風接近のため、早めに終了することになりました。天候を見ながらの撤収になりますが、午前中には閉会させていただくと思います。このようなことになり、まことに残念です。ご来場を予定されていた皆様にはご迷惑をおかけして、どうも申し訳ございません。

変更がありましたら随時、フライングビーナス掲示板にてお知らせしていきます。
http://6122.teacup.com/iseflyingvenus/bbs

どなた様も台風にはくれぐれもお気をつけください。

*****
三重県伊勢市で活動しております模型クラブ「伊勢フライングビーナス」の展示会を、9月29日(土)と30日(日)に開催いたします。

【開催日時】
2018年9月29日(土)11:00-17:00
     30日(日) 9:00-未定


【場所】
伊勢市生涯学習センター・いせトピア 3階・研修室1・2
三重県伊勢市黒瀬町562-12


入場無料です。

伊勢フライングビーナスHP
http://6122.teacup.com/iseflyingvenus/bbs

SHiGE
  

Posted by marutake_shige at 17:49Comments(0)伊勢フライングビーナス 

June 24, 2018

高柳の夜店〜プラモデルコンクールのお知らせ

高柳の夜店今年も高柳の夜店プラモデルコンクールが開催されます。

お近くの方はぜひ自慢の作品をご出品ください。

●受付日時:6月25日(月) 16:00-17:00 第4会場にて

●展示期間:6月26日(火)・28日(木)・30日(土)・7月1日(日) 第4会場にて

●審査発表:6月30日(土)

●返却日:7月2日(月)16:00-17:00 第6会場にて


出品は無料です。入賞者には豪華商品が出るほか、出品者全員に参加賞が出ます。どなた様もふるってご参加ください。

高柳夜店マップ

【高柳の夜店HP】https://yomise.net/
【高柳の夜店パンフレットPDF】https://yomise.net/pdf/102pamphlet.pdf

********
私もこの一年間で製作した作品を出品します。と言っても3個ですが・・・。

一年で完成品はこれだけです・・・

 【出品する3作品】
 M10駆逐戦車 1/35
 M10駆逐戦車 1/48
 カンガルー装甲兵員輸送車 1/35

7/1までの夜店開催日に展示されますので、良ければ見てやってください。
SHiGE
  

Posted by marutake_shige at 21:43Comments(0)

June 03, 2018

IFV6月例会

昨日は伊勢フライングビーナスの例会でした。
議題は主に静岡ホビーショーの思い出話と、秋のクラブ展示会場の状況などでした。

イギリスの複葉機 1/48
RAF複葉機

原田さんの作品。古参会員らしい手堅い仕上がりでした。

フェラーリ SF70H スケール1/20
フェラーリSF70H

極めて複雑な形状で、キット化したタミヤも、製作したノボリさんもたいへんだなぁと思わせられた作品。
曲面だらけのボディで、塗装も、デカールも、磨きも、並大抵の難易度ではありません。
何がナンだか分からないほど複雑です

ナウシカとオウム
明日はどっちだ

いつも楽しい作品を見せてくれるKtさんの作品。
「風の谷のナウシカ」の海辺のシーンを再現しています。海は透明レジンです。

帰ってきたウルトラマン マットアロー1号  1/72
ダンダババ♪ダンダババ♪

マルイの古いキット。ミサイルが発射できます。
キチンと作るとカッコいいですね〜。

マットアロー2号  1/72
マットアロー2号

これもミサイル発射可能。無誘導なのでロケットというべきかもしれませんが、細かいことはいいですよね。

マットジャイロ 1/72
時代がオレに追いついた

今、流行りのティルトローター機。元キットについていたロープウェイ空中移動システムは外して、劇中のスタイルにしています。

各キットには怪獣のスタンドが付いていて、搭載されたミサイルを発射したり、機体ごと体当たりして、やっつけることができます。
怪獣と戦うマットアロー

オッサンの良いオモチャですね〜。SHiGE
  

Posted by marutake_shige at 15:16Comments(0)伊勢フライングビーナス 

May 06, 2018

IFV5月例会

昨日5日土曜日は伊勢フライングビーナスの例会でした。
来週末の静岡ホビーショー合同展での展示リハーサルを行いました。集まった作品を貼っておきます。

スカイレーダー タミヤ 1/48
スカイレーダー

楠木会長の作品。スカイレーダーはレシプロ艦上攻撃機の最終形態ですが、とても大きいですね。
翼を折りたたんだ状態に改造してあります。

捕獲されたムスタング 1/144スケール
捕獲機ムスタング

魚見さんの作品。1945年2月に日本軍が捕獲したムスタングです。大戦末期でしたが、アメリカ軍の戦闘機を捕獲していたんですね。
キットはスイートの1/144スケールで、たいへん小さいですが、精密な仕上がりでした。

捕獲された零戦 1/144スケール
捕獲機零戦
こちらはアメリカが捕獲した零戦です。これも小さい作品ですが、メタリック塗装が巧く決まっていて精密感バツグンでした。

こちらは戦艦大和ですが、スケールは1/3000で、全長9センチくらいの極小サイズです。
戦艦大和
机上演習のコマのようなサイズですが、これもかなりのディティールです。

戦艦山城 1/350
戦艦山城

松長さんの作品。もう殆ど完成とのこと。手が早いです。
戦艦山城


甲板にはズラリと水兵さんが整列して、敬礼してくれてます。
P1450312s

作品は水面下も再現されていて、そこにはなんとクジラたちが!
クジラたち

これらのクジラはナガスクジラをイメージしていて、スケールも概ね正確なのだそうです。
なんか博物館みたいですね〜【参考】博物館の展示
博物館のイルカの展示

【参考】こちらは博物館のクジラ
博物館のクジラ

確かにメチャクチャでかいです。

私も大昔に似たような題材の作品で、クジラを粘土で作ったことがあります。一応、最大種のシロナガスクジラをイメージしていたのですが、余りにも素朴な出来栄えで、今見るとかなり恥ずかしいものがあります・・。
ニチモ砕氷船ふじ


松長さんの海面は透明ブラ板1.7mmで、船体に合わせて楕円形に切り抜いてあります。モデルの重さはこの1.7mmプラ板で支えています。
戦艦山城


私の「砕氷船ふじ」の海面は、うねりのある荒海を表現したかったので、サランラップの上に透明ボンドを塗りたくって作ってあります。そのため、モデルの船体は3本の金属線で支えていて、それらを波の頂点に合わせて隠しています。波頭の泡は当時はあまり良い素材が無かったので石膏で作りました。ちょっと白すぎるし透明感ないなぁと。
ふじ情景の構造


こちらは「ふじ」以前に作った「しらせ」です。
ニチモ砕氷艦しらせ
こちらの海面は透明プラ板で、その上に木工用ボンドを塗りたくって海を表現しています。周囲はアクリル板で囲ってありました。周囲の透明アクリルのフレームも、海面の透明プラ板も、接着していないので、取り外すことができます(底にはめてある鏡を掃除できる)。
氷はやはり石膏、氷山は発泡スチロールに石膏を塗ってあります。

松長さんの山城は精密モデルでありながらも、サービス精神にあふれた、見ていて楽しい作品に仕上げられていました。
山城

プリウス 3台 アオシマ 1/32
プリウス

原田さんの作品。自分の愛車を模型で作りました。

八九式戦車 1/72
日本の戦車
レジンキットだそうです。

トラクター 1/72
すごく良くできてます
エクストラテックのレジンキットと思われます。小さい作品ですが素晴らしいディティールです。
ミニスケール2品

西洋の鎧 イマイ
西洋甲冑模型
Ktさんの作品。昔のオーストリアの領主の鎧です。

というわけで、来週末は静岡ホビーショーですね。
本年もどうぞ宜しくお願いいたします。SHiGE
  

Posted by marutake_shige at 16:07Comments(0)伊勢フライングビーナス 

April 30, 2018

M10駆逐戦車(旧キット)

M10駆逐戦車 タミヤ 1/35

ちょっと手がすいたので手軽に作れるものを、と思いストックを覗くと、カッコいいM10のパッケージアートがすぐ目につきました。この箱絵は全タミヤキットの中でもベストオブベストの名画です。私にとってはダ・ビンチやゴッホよりも、高荷先生のリモコン戦車パッケージアートの方が遥かに心を揺さぶられるのです。

しかし、M10は既にあらゆる点でより優れた新作キットが発売されており、もう旧作キットの再販はないと思われます。MM35350 アメリカ M10駆逐戦車(中期型)
となると、「これ作っちゃうと二度と手に入らないかも」とコレクションが減るような寂しさを感じます。しかし考えてみれば、私にとって大切なのは箱絵であって、中身はわりとどうでもいい事に気づき、思いついたこの機会に作ってしまうことにしました。旧作キットなので深いこと考えずに、より自由に作れそうですが、どうせ作るならパッケージ風に作りたいです。


【工作】
キットはパーツ数も少なく、簡単に組みあがります。説明書どおりに組み立てるだけですが、箱絵のM10には車体側面の汎用フレーム(パーツA31)や補助履帯ストレージがないので、これらは取り付けないで、ガイドの穴をパテ埋めしてならしました。

組み立て完了の状態

このM10はもともとリモコン戦車であったため、車内インテリアがありません。
M10はオープントップなので、車内はけっこう見えるんですが、タミヤがとった解決策は、これでした。

ジャグジーバスみたいですが

これってけっこうスゴいアイデアだったんだな〜と、今さらながら思います。
念入りに覗き込まないとそれと気づきません。

大丈夫みたいです

組み上がったら、塗装にとりかかります。

【塗装】
高荷さんの箱絵のM10はやや青みがかったグリーンなのですが、これを再現するため、今回は「AK553 ロシア戦車用4BOモジュレーションセット」を使いました。このセットはダークグリーン系のモジュレーションセットです。パッケージ裏の説明を参考に、最暗部色から順番に吹いていきます。

AK029 4BOシャドウ
最も暗いトーンです。影になりそうな場所、たとえば砲塔リング周辺や砲塔下部、エンジングリル、車体下部、それに車内インテリアに吹き付けます。
最暗部 AK029 4BOシャドウ


AK030 4BOダークベース
暗いグリーンの基本色です。先ほどのシャドウ部分を残しながら、ほとんど全体に吹き付けます。
暗部 AK030 4BOダークベース


AK031 4BOベース
基本色です。順光で、ななめから光が当たって、色が良く見えている部分の色です。例えば車体側面などです。
上から、ダークベース色を半分〜1/4くらい残しながら、吹き付けます。
基本色 AK031 4BOベース

AK032 4BOライトベース
明るいトーンです。ベース色の上から、ベース色を半分〜1/4くらい残しながら、吹き付けます。
このM10の場合、この色は高荷さんのパッケージのM10と色調が似ていたので、やや多めに吹き付けています。
明るいトーン AK032 4BOライトベース

AK033 4BOハイライト
より明るいトーンです。かなり白っぽくなってきます。
ライトベース色の上にやはり半分くらいかぶせて吹き付けます。かなり僅かな幅です。
より明るいトーン AK033 4BOハイライト
パッケージのM10は前面装甲板に強く光が当たっていて、明るく塗られているので、私のM10も前面装甲板を明るくしました。

AK033 4BOシャイン
もっとも明るいトーンです。ホワイトに近いくらいの明るい=白っぽい色です。
想定している光の方向から考えて、作品の面で最も明るくなる部分にポイントをしぼって、先ほどのハイライトの上端に僅かに吹き付けます。全部の面に吹き付けるのではないです。また吹き付ける幅も、このスケールでは5~7ミリ程度が良いと思います。
最も明るいトーン AK033 4BOシャイン
私のM10の場合ですと、やはり前面装甲板に多めに吹き付けました。

細部のポイントとなるようなディティール部分は筆でレタッチします。
セットの明るいトーン色のほか、「カンガルー」で使ったODモジュレーションセットの色も使って変化をつけました。
これで基本塗装は完了です。ここでデカールを貼ります。

基本塗装完了

明るいダークグリーン塗装という感じには仕上がりましたが、箱絵のM10に比べると青みが足りないというか、黄色が強いというか、とにかくもう少し青っぽい方向に振る必要がありそうです。

AK553 ロシア戦車用4BOモジュレーションセット


【フィルター塗装】
そこでフィルターで青みを足していくことにします。
ミグプロダクションズのP244 ライトグリーン用グリーン(Green for Light green)を塗って、しばらく乾燥させてから、ふき取ります。
P244 ライトグリーン用グリーン

しばらく乾燥させるのは、すぐにふき取ると塗った塗料が全部とれてしまうからです。乾燥させるほど、ふき取っても落ちにくくなり、完全に乾燥すると定着して、ふき取ることはできなくなりますが、今度は同じエナメルで上塗りできるようになります。

溶剤でふき取り

一晩置いて、完全に乾燥させた後、油彩でフィルター塗装します。

油彩でフィルター塗装

このM10はグリーンの単色塗装ですので、油彩で変化をつけるのが効果的です。
実車の塗装は、最初こそグリーン一色ですが、使っているうちに褪色したり、表面が荒れたり、汚れたりして、いろいろな見え方に変わります。

高荷先生のM10また高荷先生がパッケージのM10を描いた際には、二次元の絵画のM10戦車が立体的に、そして最大限魅力的に見えるよう、たくさんの絵の具を混ぜ、様々な色を使って仕上げています。

先生の絵をじっくり見て、どこが明るくてどこが暗いのか、青っぽい部分や白っぽい部分、茶色っぽい部分、グリーンの強い部分などが、作品の立体感や、全体の雰囲気に、どのように貢献しているのかを観察します。

高荷先生のパッケージアートは、最高のお手本です。
これを見ながら、あーでもない、こーでもないと、絵の具をのせては拭きとって、先生の作品の立体的な贋作を目指します。

今回使用した油彩は以下の5色です。

 ABT092 ジャーマンオーカー(オーカー)
 ABT080 ウォッシュブラウン
 ABT050 オリーブグリーン
 ABT094 グリーングラス
 ABT030 フェーデッドネイビーブルー


これらの絵の具をごく少量づつ、ちょんちょんとモデルに置いて、ターペンタインを含ませたキレイな筆で伸ばしてぼかします。

フィルター完了

続いて、ホコリ(ダスト)
ホコリを被りそうな水平面や車体下部を重点的に、AK022 アフリカダストエフェクトを塗ります。

ダスト

その後、ターペンタインを含ませたキレイな筆で伸ばしてぼかします。

溶剤でふき取り

車体上部の水平面の端や、奥まった部分は、ホコリを多めにして、車体の面構成を強調します。

車体上面にダスト

高荷さんのイラストは余りホコリっぽくないので、ホコリは控えめにしました。

ホコリは控えめに

チッピング
AK711チッピングカラーを塗料皿に出して、ちぎったスポンジをつけ、塗料が擦れてはがれそうな部分に軽く押し付けて、チッピングします。あらかじめ紙片などにスポンジを押し付けて試してから、モデルに塗るとよいでしょう。

チッピング

スポンジは広い部分にチッピングを施すのに便利ですが、やはり筆の方がコントロールしやすいので、最後は筆でチッピングをいれます。ちょっと良い筆を使うと、シャープにチッピングできてラクです。

チッピング完了

戦車の部品を強調したい箇所にスミ入れ(ウォッシングとかピンウォッシュとも)します。
スミ入れする場所は、ハッチなど(実車の)可動部分や、エンジングリルなどです。
使用したのはAK045 グリーン塗装用ダークブラウンです。これはたいへん暗いこげ茶色です。

スミ入れ

全体にスミ入れすると作品が暗くなって、明暗の幅が狭くなり見栄えが悪くなりますし、先ほど施したホコリも消えてしまうので、ポイントをしぼってスミ入れしました。
明るい部分を残しながらスミ入れすると、作品の明暗の幅が広がって、メリハリが強まり、引き締まった印象を受けます。


最後に足回りのウェザリングです。
まず明るい土色のAK017アースエフェクトを車体下部全体に塗ります。
明るい土色は、見る人に土が乾いているような印象を与えます。

AK017アースエフェクト

続いて、AK017にエナメル溶剤AK011を足して、そこにAK617ウェザリングプラスターベースを加えます。
これを、プラスターベースの白い粉が見えなくなるまで良く練って、古い筆で車体下部に塗りつけます。

奥まったところが土がこびりついてそうな場所になりますが、粘度が強いとなかなか奥まで塗りこみにくいですが、先に塗ったアースエフェクトで見分けが付きにくくなってますので大丈夫です。

続いて、AK016フレッシュマッドです。
「生の泥(fresh mud)」ということで、濡れたような暗い泥汚れ用のウェザリング塗料です。これをまた車体下部の奥まった部分に塗りつけます。

足回りのウェザリング

その後、また溶剤AK011を足して、AK617ウェザリングプラスターベースを加えた泥ペーストをつくり、車体下部の奥まって影になる部分に塗りつけます。

乾燥すると、ウェザリングプラスターベースの効果で表面がボサボサになり、つやが無くなって色も明るくなってしまったので、もう一度フレッシュマッドで色を落としました。

土汚れのウェザリング

また履帯もフレッシュマッドを塗りました。

アクセサリーの塗装
アクセサリーの塗装
暗い色から、AK136 オリーブドラブハイライトを全体に吹きつけ、次に、より明るいAK702 ゲルプブラウンRAL8000(AK550アフリカ軍団塗装色セットの1本)を上方向から吹き付けます。
さらに、明るいAK008 デュンケルゲルプハイライトを上方向から軽く吹きます。

その後、スミ入れ(ウォッシング)。
AK3008 ユニフォームシャドーフィルターセットのAK3017 グリーングレイズを全体に塗って、だいたい乾燥したところで拭き取ります。
乾いたら、フタの影やベルトの両脇など、最も暗い部分にAK3018 ブラウングレイズをスミ入れします。だいたい乾燥したところで筆で輪郭をぼかして整えます。
(写真なくてすみません・・・)

アクセサリーと履帯を取り付けて、完成です。

完成したM10

完成したM10を見ますと、やっぱカッコいいですね。
リモコン戦車だといろいろと制約が多かったと思いますが、タミヤさんのアレンジによって、実物の魅力が最大限に強調されています。

ウェザリングは控えめ、フィルターは多め

パーツ数も抑えられていて、組みやすくて、強度も強いです(←リモコンはこれ大事!)。

同じシャシーのリモコン戦車にM36ジャクソンがありました。実物はM10の後継となる駆逐戦車で、より優れていましたが、模型的な魅力ではM10の方が上を行っていたように思います。

幼い頃、友達がM10を持っていたので、私は遠慮してM36を買ったのですが、見比べるたびにすごく負けている気がしましたよ(笑)。確かジャクソンは再販されていないと思いますが、理由はその辺にあるのかもしれませんね。

一体パーツの車載工具

傾斜装甲のシンプルな車体と、車体後部の工具類や、砲塔にぶら下げられたバッグなど密な部分が、良いコントラストになっているのが魅力です。

実車よりもカッコいいのがタミヤマジックです

面構成が大きくてシンプルなスタイルは、フィルター塗装が映えますね。
箱絵に大きく引っ張られた製作でしたが、眼が慣れてくると欲が出てきて、もっとウェザリングしても良かったかなと思います。

完成しました


今回は塗装工程を動画で撮影しました。Youtubeに上げましたので、良ければご覧になってください。



今回は目標がハッキリしていたので、製作そのものは順調でした。
しかし動画撮影は、製作の10倍〜100倍くらいタイヘンで、編集も同じくらいたいへんでした。
今回は諦めずに動画にまとめられたことで、色々と勉強になりました。次は、もうちょっと見やすく撮影したいです。SHiGE
  

Posted by marutake_shige at 11:59Comments(2)模型製作 

April 08, 2018

IFV4月例会

昨日土曜日は伊勢フライングビーナスの例会でした。
皆さんバリバリ製作に励んでおられるようで、たくさんの作品が集まりました。

WW2ドイツ戦闘機 3品
まずメッサーシュミット 1/32かな
メッサーシュミット


メッサーシュミットがもう一機
これもメッサーシュミット


フォッケウルフ
フォッケウルフ

いずれもエース機と思います。展示会が終わっても、製作は終わりません。

MiG-15  1/72 ホビーボス
MiG-15

1/72の小品ながら、よくできていました。なんでもMig-15はサイズでは零戦よりもコンパクトなのだそうです。


姫路城(新金型) 童友社
ニュー姫路城

姫路城なら私も作ったことがありますが、どこか違うと思ったら、比較的最近に発売された新金型のニュー姫路城なのだそうです。塗装も改修後を意識して瓦が明るくなっています。

いろいろと良くなってます

ニュー姫路城は情景ベース部分が大きく変更されているほか、いろいろと目立たないところも良くなっているとのことでした。

ナンブ拳銃 後期型 1/1スケール
ナンブ

LSの実物大サイズのプラキットで、引き金の部分が手袋を着用しても使いやすいよう大きくなっている後期型です。
テーブルにナンかヤバいブツが置かれてると思って、手にとってみると、拍子抜けするほど軽かったです。塗装にすっかりだまされました。外見では本物と見分けが付きません。

建造中の戦艦「山城」 1/350
山城

山城というともっと艦橋構造物がひょろ長い印象がありましたが、このキットは近代改装後の状態なんですね。艦橋が近代化されると金剛級に似てますね。
[↓↓ 私の知ってる山城 ↓↓]
戦艦山城


二足歩行ロボットと四足歩行ロボット「クラブガンナー」
二足と四足

クラブガンナーはダグラムに登場する敵メカでしたね。ズシーン、ズシーンと地響きさせながらゆっくり歩いていた印象がありますが、しかし、今の四足歩行ロボットって殆ど犬なみに機敏なんですよね。科学の進歩がSFを追い抜いてしまった感があります。

宇宙戦艦ヤマトとアンドロメダ バンダイ メカコレ
ヤマトのアンドロメダ

小さいながら極めて精密な仕上がりです。コレクションに適したサイズで大いに物欲を刺激されます。しまう場所をとらないのも魅力ですね。

誰かが最近入手したキット。中島Ki-87
中島Ki-87

パッケージからいずれも中島Ki-87と分かりますが、パッケージアートで印象は全然かわりますね。上の素朴な絵に比べて、下は背景つきでドラマチックです。中身は見てないんですが、どうみても上は素朴な旧作キットで下は最新の精密キットという印象を受けます。パッケージアートってほんとに大切ですね。お店に並んでいたらどっちを買うかは明白です。しかし両方買っちゃうのがウチの会員らしいですね。

来月5月例会は5月5日です。もうホビーショー目前になってきちゃいました。SHiGE
  

Posted by marutake_shige at 02:45Comments(0)伊勢フライングビーナス