May 24, 2017

製作報告 M3グラント(7) ホコリと仕上げ

だいぶウェザリングが進んできましたが、これから行うホコリ表現はちょっとリスクがあるように思います。これで失敗するとこれまでの努力が台無しになってしまうからです。ホコリ表現は、薄く、控えめに施すのが肝心です。

まずホコリ色のAK022アフリカダストエフェクトを、溶剤で薄く溶いてエアブラシします。筆塗りでもできますが、エアブラシの方がより薄く、均一に施すことができます。
ホコリ色を薄くエアブラシ

ホコリ色を吹き付ける場所は、車体下部とフェンダー、車体と砲塔の上面です。モデル全体に吹き付けるわけではないです。

吹いたら、溶剤を付けた筆でこすって、奥まった部分以外のホコリ色を流します。流さないとメリハリが無いですし、これまでのチッピングやストレーキが見えなくなってしまいます。
薄めたホコリ色でウォッシュ

これで極薄いホコリ色のレイヤーができました。これからもう少し濃いホコリ色を部分的に塗っても、その差は縮まっているので、違和感は最小限でしょう。そこで、AK022を薄めて筆にとって、ホコリが溜まりそうな部分に塗っていきます。

塗ったら、またキレイな筆で流してぼかしますが、全部は流しません。全体を見渡しながら、違和感のないように、立体感の強調を助けるように、塗って拭いてぼかして、ホコリ汚れを被せていきます。

また車体下部には強めに塗っていきますが、厚く塗りすぎて乾燥後にツヤが出てしまいました。
シャシー下部にツヤが

ここは土ぼこりが積もっている部分ですのでツヤはいけません。完全つや消しになるようにエナメルのダストエフェクトにピグメント(AK147ミドルイーストソイル)を入れて、再度筆塗りしました。
ピグメントを加えて完全につや消しに

この辺で、最も深いチッピングをAK711チッピングカラーで入れます。これは塗装が完全にはがれて、地金が錆びている部分になります。
錆色のチッピング

オイル汚れを入れます。私は大昔からミグプロダクションズのP410オイルグリース液を使っていますが、これは分量がたいへん多くて、この程度の塗りではぜんぜん減りません。たぶん一本で一生分あるでしょう。
オイルと燃料汚れ

これを車体後部デッキ部分の燃料給油キャップ周辺と、車体後部の排気管周辺、あとシャシー側面にも控えめに入れます。
車体側面にも少しだけ


もう殆ど完成です。あとは履帯と金属色です。SHiGE
  

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May 19, 2017

北勢模型愛好会展示会開催のご案内

北勢模型愛好会展示会

日時:平成29年5月27日(土)10:00〜17:00
        28日(日)10:00〜15:00


場所:三重北勢健康増進センター(ヘルスプラザ)1階 会議室1
   三重県四日市市塩浜町1-11

アクセス:近鉄塩浜駅 下車徒歩10分
     駐車場139台

入場無料ですが、作品を展示される場合は出展料が500円/日かかります。
事前に主催者様にお問い合わせください。

フレームアームズ試遊スペース、模型撮影スペースあり

主催:北勢模型愛好会
   email:hokumokai@outlook.jp
TEL:090-7047-1207
HP:http://hokumokai.wix.com/hokumo

皆様どうぞお出かけください。SHiGE
  

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May 11, 2017

携帯電話・スマートホンからのご注文・お問い合わせにつきまして

メール携帯電話やスマートホンのメール機能で当方へご注文やお問い合わせを頂く場合、当方からの返信が届かず、戻ってきてしまう事態が頻発しております。

当方での受信は問題ありませんが、返信メールが携帯やスマホの受信の際に拒否されてしまうようです。

携帯・スマホからお問い合わせいただく場合は、電話番号も合わせてお知らせください。

メールが届かない場合は、電話にてご連絡させていただきます。SHiGE
  

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May 09, 2017

製作報告 M3グラント(6) フィルターと雨だれ

【フィルター】
AK068アフリカ軍団ウェザリングセットAK068アフリカ軍団ウェザリングセットには、AK065アフリカ軍団フィルター(Africa Korps Filter)という、明るいオレンジ色のフィルター色が入っています。今回はこれを使ってみます。使い方は良くかき混ぜて、筆塗りしてぼかすだけなんですが、どこに塗るかが一番難しいですね。

【AK065アフリカ軍団フィルター使用説明PDF(英語)】

とりあえず側面のダークイエロー部分で、面のやや下側に塗ってみました。上側はこの後ストレーキを入れるので、フィルターを入れても消えてしまうからです。

フィルターを塗って

乾くとかすかに白っぽい(ホコリっぽい)オレンジ色になります。これはこれで良いですね
ぼかします


反対側もフィルターを塗って
こちら側にもフィルターを塗って

溶剤を含ませたキレイな筆でぼかします
ばかします


次に油彩でフィルターしてみます。今からやろうとしているフィルターの目的は、ベースカラー(ダークイエロー)の色がやや強く見える部分を作って、作品の彩度を上げることにあります。最初から全体の彩度をあげた色で基本塗装すれば良いようなものですが、それだとオモチャっぽく見えてしまうように思います。

使用した油彩はABT093ダークアースです。ダークイエローの暗いトーンっぽい色なのでこれにします。それをディティール周辺や、順光で色が良く見えそうな側面に塗ってみます。
油彩を薄めてディティール周辺に筆塗り

溶剤(ターペンタイン)で薄めた油彩を筆塗りして、キレイな筆でぼかします。
薄めた油彩でフィルター

ぼかした状態
ぼかした状態

やってて面白くなってきますが、フィルターはあくまで隠し味ですので、目立たない程度にとどめます。
フィルター終了時の車体上面

他にも数色の油彩を点付けしてターペンタインでぼかすフィルターもありますが、この作品ではいろんな色味があちこちに見えるイメージがわかないので、今回はやりません。

【雨だれ】
砂漠なので殆ど雨は降らないので、控えめに雨だれ(ストレーキ)を入れます。
AK067アフリカ軍団ストレーキンググライムを細く塗って、キレイな筆で伸ばしていきます。

【AK067アフリカ軍団ストレーキンググライム使用説明PDF(英語)】

雨だれを入れて

製品名のStreakは、「ストリーク」のほうが英語の発音に近いですが、カタカナ英語で「ストレーキ」というのが既にあって日本では分かりやすいように思いますので、当方ではこちらで呼んでいきます。

キレイな筆でばかします

車体側面の点々はリベットです。ボルトほど錆が流れるわけではないので、ウォッシュにせよストレーキにせよディティールが程よいアクセントになる程度に留めます。SHiGE

次はホコリ表現です。  

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May 08, 2017

ゴールデンウィーク

ちょっと一息皆さんゴールデンウィーク、いかがお過ごしでしたでしょうか。

私は連休など関係が無いのですが、ヨメはお休みでウズウズしているので、一日はお出かけしました。といっても献血ですが。

献血センターは週末はけっこう混み合います。善意ある皆さんが多くて安心します。が、それだけに連休ともなればかなりの混雑=供給過多になるのではないかと思い、わざわざこんなタイミングで私が行くことは無いだろうと思っておりました。

しかし実際には、連休中は献血バスが訪問する会社とか休みだったり、皆さん旅行や行楽に出かけたりして、供給が減少するのだそうです(献血上級者マツヅキさん情報。マツヅキさんのところには電話かかってきたこともあるそうです)。

マツヅキさんそれで一応、献血センターに電話して混み具合を尋ねると、「たいへん空いているのでぜひ献血を」とのことでした。それで、ヨメは別に来ないでよかったのですが、何しろ暇なので「お菓子食べ放題だからついてくよ〜」と。

「あのな〜お菓子は献血する人のためのもんであって、付き添いのアンタが食べててどうするんだよ。あれは献血する人の数少ない特権なんだよ」と思いますが、「あんたが貧血になったときに付き添いがいないと困るでしょ、この前はセンターの人も『お菓子どうぞ』って勧めてくれたよ」と一緒に来ることになりました。(実はヨメさまは3ヶ月くらい前に一緒に献血に行って、貧血になって大迷惑をかけていて、献血は自粛中)

この日の献血は血漿の成分献血で、献血時間は40分くらいでした。とても順調でした(やはり空いていた)。

献血中、看護婦さんが「連休ですけど、菓子博へは行きましたか?」と話しかけてくれます。菓子博とは地元でやっているお菓子の博覧会です。しかし私は「行ってません」。

なぜかというと、菓子博は入るのに入場料2000円もかかる上、駐車場にも1000円(平日)〜2000円(土日祝日)も払わねばならないからです。駐車場代を払ってお菓子屋に行き、そこに入るのにさらにお金を払ってお菓子を買うなんて、フツー誰も行かんでしょう。

「行く予定もないです」

ところが看護婦さんの話は、そのときの私には意外でした。

「あら〜それは良くないです、すごく良かったですよ、ぜったい行くべきです」

「ええっ?!」

「お菓子もいろいろあって良かったんですけど、なんといっても作品展示が良かった!
 お菓子でお花とかお城とか、いろんな作品が作ってあって、本当に見事でした。
 なんか、あなたもそういうのお好きそうですから、ぜったいイイですよ!」

私から模型好きオーラが出ているようです。

私の献血は順調に終わり、ゴールデンウィーク中に献血するともらえる、「献血スポンジ」を頂きました。これで当分チッピング用のスポンジには困りません。
献血するともらえるよ


***
行っといた方が良かったかな〜先日のビーナス例会後のダベリで、ksinさんとコウトクさんもちゃっかり菓子博に出かけていることが判明。
工芸作品は見事だったよ」と口を揃えます。

ま〜行っておいて無駄ではなさそうですが、やっぱり私は行きませんでした・・。



しかしヨメは友達と一緒に出かけてきました。

それで菓子博限定でなかなかゲットできないという、赤福限定アイテムをお土産に持って帰ってきました。

赤福のレアアイテム

復刻版赤福は黒糖でアンコができているとのこと。

伝説の紅白赤福

食べてみるとわりとフツーで、私は小俣産直の『黒糖あん餅』の方が風味が強くて好みですけど、まぁ記念品のようなものですね。SHiGE
  

Posted by marutake_shige at 23:34Comments(0)TrackBack(0)

May 07, 2017

IFV 5月例会

IFV5月例会昨日5月6日は伊勢フライングビーナスIFVの例会でした。

静岡ホビーショー直前となり、展示の打ち合わせなどが行われました。

お持ちいただいた作品の画像を貼っておきます。






岡田さんの作品、ゼロテスター号。再販されたバンダイのキットです。
ゼロテスター号

いろいろと手直しされたそうですが、おかげでたいへんカッコよく仕上がっていました。
リアビューもかっこいいです
このキットはキチンと3機に分離/合体が可能です。
テレビでは一瞬ですが、モデルではけっこう手間がかかります。
分離作業中・・・

分離完了!
ゼロテスター1〜3号

こちらも岡田さんのジェットビートル
ジェットビートル

ウルトラマンのメカでは最古参ですが、その後のスペースシャトルになんか似ていて、案外時代を先取りしていたのではないかと思ったりしています。

原田さんのAT-AT。バンダイ 1/144 雪原の情景です。
AT-AT


Ktさんのガンダム バンダイ 1/144
ガンダム
足元に1/144サイズのフィギュアが置かれていて、モビルスーツの巨大さが分かります。

Ktさんのミシン。手回し式の時代のもののキットです。
手回しミシン

たいへん古いキットで、貴重なものではないかと思うのですが、Ktさんは何でも作ってきます。

Ksinさん製作中のロシア版U-2といわれるあの飛行機 1/72 ロシアメーカー
ヒジョーに大きいです

なんでも高高度飛行の世界記録をもっている飛行機なのだそうです。単座ながら巨大な翼を持っていて、1/72サイズでもとても大きいです。
精密なコクピット

コクピットが良くできていて、特にシートは11個のパーツからできているとのこと。
その一方で、金型と射出成型機の能力の限界からか、機体のパーツはやたら細かく区切られていて、しかも合わせるのに苦労する箇所もあるとのことでした。


そのようなわけで、来週の週末は静岡ホビーショー合同展です。なんか緊張してきました…。SHiGE
  

Posted by marutake_shige at 02:44Comments(0)TrackBack(0)伊勢フライングビーナス 

May 06, 2017

製作報告 M3グラント(5) スミ入れ

やっぱりもうちょっとチッピングを入れたいということで、下地塗装色のオリーブドラブプライマーをスポンジと筆でチッピングします。

水性プライマーを使用

このプライマーは水性アクリルでまったく臭いがしませんが、隠ぺい力はとても強いので、チッピングに向いています。

スポンジでチッピング

薄めるときは水道水で薄めています。これで特に不具合は無いです。
あと定番のさび色のチッピングですが、これはウェザリングのときに入れようと思います。

続くエナメルによるウェザリングに備えて、このへんでサテンバーニッシュを全体に吹き付けて、塗膜と特にデカールを保護します。
サテンバーニッシュコート

余談ながら、このグラントは所属模型クラブの不要キット交換会で入手したものでして、かなり古いものです。箱には価格850円とあります。そんなわけでデカールは経年劣化で結構ボロボロです。
しかし、それゆえに気楽に試し塗りできますし、私は頂いた物はとりあえず作る(作らないならもらわない)ことにしているので、「頂いちゃった以上必ず作らねばならない」という義務感をもって、今回は完成を目指してガンバっております。

【ウォッシング】
ウェザリングはとりあえずスミ入れ(ウォッシング)から始めます。スミ入れするとかなり完成が見えてくるので、気持ち的に安心する効果があります。またウェザリングでは、ステップごとにモデルの見た目が大きく変わりますので、やっていて楽しいです。

AK012ストレーキンググライムでウォッシュ

私のスミ入れの定番はAK012ストレーキンググライムです。このやや赤みを帯びたこげ茶色は万能スミ入れ液で、どんな下地塗装色であっても無難に落ち着きます。
【AK012ストレーキンググライム使用説明(英語)PDF】

とりあえずこれをターペンタインで大幅に薄めて、スミ入れしてみます。

AK012が乾いた状態

するとベースの基本塗装色が明るいダークイエローなので、AK012の発色が良く、ちょっと赤っぽく、錆っぽく見えます。まぁこれはこれでアリです。

また、アフリカ派遣軍用のウォッシュ液として、AK066アフリカ軍団用ウォッシュというのもあります。こっちはAK012よりも赤みの少ないこげ茶色です。
【AK066アフリカ軍団用ウォッシュ使用説明(英語)PDF】

AK066アフリカ軍団用ウォッシュ

明るいダークイエロー向けのウォッシュ液ということなので、この機会に使ってみますと、こちらは錆っぽさのない「影色」でした。けっこう暗い色ですので、やはり大幅に薄めて使います。

AK066が乾いた状態

足回りはあとでホコリ色で覆われると分かっているんですけど、一応スミ入れしときます。こういう思い切りの悪さが、製作が遅い原因なんですよねぇ。わかっちゃいるけどやめられません。

次はフィルターです。SHiGE
  

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May 04, 2017

製作報告 M3グラント(4) 細部塗装

またまた数日ブランクがあいた後、ホワイトの縁取りの残りを塗って、ブラックも塗っていきます。

ブラックの縁取りを筆塗り

これで迷彩塗装は完了です。
次に、さっきまで塗っていたブラックにクリームヴァイスを少々混ぜてグレーにして、ホイールのゴム部分や、車外工具の金属部分の下地塗装をしておきます。

ホイールの塗装

ご覧の通り、このグラントは履帯を含めて全て組み立てた状態で塗装しています。
このキットの場合、履帯をはずす(&後からはめる)ためには、車体上部と下部を接着しないでおく必要があるのですが、私の組み方がマズかったのか、その合わせ目となるフェンダー部分に大きな隙間が生じるのです。そのため今回は完全に組み立てた状態で塗装を始めました。ホイールや履帯の塗装は組んでないほうが楽ですが、しかし私は見える部分しか塗装しないので、それほど不自由は感じません。

ここでデカールを貼ります。ボービントンの車輌に見られるキツネのマーキング(第8機甲旅団)はタミヤのキットにも含まれています。私のグラントはこの旅団に所属するボービントンのと似たような迷彩を施された車輌ということにします。
ボービントンのグラントMk1

またボービントンのマーキングには「86」という数字も見えて、これもキットに含まれているのですが、キットの説明書によるとこれは戦術マークで連隊を表しているとのこと。しかしキットのマーキングだと「86」は「砂漠のネズミ」で有名な第7機甲師団の所属らしく、「キツネ」の第8機甲旅団とセットになっているのは「67」でした。
ここでは第86戦車連隊と第67戦車連隊の所属する師団/旅団については深く考えないで、キットの指示(キツネ+67)に従うことにします。

デカール貼り

デカールが乾いたら、ナイフとスパチュラで削ってデカールにもスクラッチ傷を入れておきます。
また工具類の木製の柄の部分も明るいブラウンで塗っておきます。

車外装備品を塗装

正直なところ、もっとガシガシ剥がしておきたかったですね。
この頃にはさすがにもう濡らしても剥がれなくなりました。SHiGE
  

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May 03, 2017

製作報告 M3グラント(3) 迷彩塗装

迷彩塗装と剥がれ液との組み合わせを試していきます。
ダークイエローのベースカラーの塗装後、なんだかんだで数日たってしまい、塗料は完全に乾燥していました。

一日の製作時間が30分〜1時間程度とあまり長く取れないので、1日では剥がれ液を塗った部分を全部剥がせないのではないかと思いました。果たして巧くいくのか分かりませんが、そういうことも含めて試していきます。

まずAK089剥がれ液・強を、たっぷり吹き付けました。たれてくるくらいたっぷりです。

AK089 剥がれ液・強

15分くらい放置してやや乾燥。

かなり濡れている部分もありますが、塗っているうちに乾いてくるので、比較的乾いている部分から、迷彩色のAK789バーントアンバーを筆塗りしていきます。けっこうベタベタしますが気にせずバンバン塗っていきます。

ブラウンの迷彩色は、バーントアンバーだけだと暗すぎると思い、より明るいAK4053 WW1フレンチブラウンも少々混ぜましたが、ボービントンのM3の迷彩はけっこう暗いので、バーントアンバーだけでよかったかも。色の変化は後で油彩でつけたほうが楽だと思います。

バーントアンバーとホワイトも塗りかけています

塗りながら、ためしにちょっと剥がしてみますが、さすがにゴッソリ剥げてきます。わりと大きめに剥げてきて、コントロールしにくい感じ。もうちょっと乾かしたほうが良かったな〜と思いましたが、半分くらい剥がしたところで時間切れ。続きの作業は翌日以降となりました。

マズイことに、次の作業は2日後になってしまいました。当然ながら、剥がれ液もブラウン迷彩色も完全に乾燥しています。それでも少しは剥げないかな〜と思って濡らしてみますが、筆程度ではぜんぜん剥げてきません、ま〜当然です、これで剥げたら塗料じゃないです(笑)。

そこでスパチュラで擦って塗膜を削って剥がしていきます。剥がれ液の効果なのか、あるいは水性アクリルの特性なのか分かりませんが、たっぷり濡らしてスパチュラで擦ると割りと楽に剥がれます。一部プラまで削れてしまいますが、これは後でチッピングでリカバーすることにします。

クリームヴァイスで縁取り

ホントはブラウンを剥がす前に、ホワイトとブラックの縁取りを塗って、一緒に剥がすべきところですが、剥がれの効果を見ながらやっているので、手間は気にしないで行きます。ブラウンをほとんど剥がし終わったあたりで、一部ホワイトを塗り始めます。完全なフラットホワイトだと目立ちすぎると思い、AK092クリームヴァイス(クリームホワイト)を使用。途中ですが、この日の作業はこのへんで終了しました。

剥がれ液が乾燥するとぜんぜん剥げないかと思いきや、そうでもなくて、濡らすと多少はがれます。この剥がれは引っかき傷のような剥がれで、擦れて薄くなったような剥がれは半乾きの状態でないとできないです。

でも一日に長く時間を取れなくても、「続きはまた今度」と途中で作業を終えられるのは、気楽に取り組めてよいです。「いったん剥がれ液を塗ったら途中でやめられない」わけではないんです。実際、ちょっと思いついたときに水で濡らして、スパチュラでちょこちょこっと擦ったりしてます。SHiGE
  

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April 29, 2017

製作報告 M3グラント(2) 迷彩パターン

グラントで何かかっこいい迷彩パターンはないかと検索すると、いっぱい出てきます。
それらの中でも最も写真が多くて詳しかったのが、イギリス・ボービントン戦車博物館に展示されている車輌です。ボービントンのグラントMk1
【主に参考にしたサイト】
http://www.tanks-encyclopedia.com/ww2/US/M3_Lee_Grant.php

説明から「1942年11月に北アフリカのエルアラメインにて、英国第8軍スタイルに塗装された車輌」であると分かります。「第8軍スタイル」というのは、決まったパターンのルールがあったのではなくて、だいたいこんな感じで塗りますという緩やかなルールに従って、それぞれの車輌が塗装されたと解釈できます。実際、同じスキームで異なるパターンに塗られている車輌も見つかりました。これはいい加減な私にとって好都合です。
第8軍所属M3グラント

第8軍所属M3グラント戦車
https://youtu.be/5f0jUhAnYS4?t=799

またこの迷彩はエルアラメインよりも前、グラント戦車の初戦となる1942年6月のガザラ戦のときの、英第8軍所属車輌に既に見られました。北アフリカ投入時点の標準的な迷彩スキームのひとつだったようです(おそらく本国の工場で既に迷彩塗装されていた)。

ボービントンのM3は実にキレイに再塗装されています。きっと75年前の北アフリカで、期待の最新鋭戦車として登場したときには、こんな姿だったのでしょう。

しかし当時、北アフリカのイギリス軍は苦戦中でした。相手は名将ロンメル率いる精鋭ドイツアフリカ軍団です。グラントは当時の西側連合軍にとって最もタフな戦場に放り込まれることになり、案の定多くの犠牲を出すのです。
戦場で酷使されるグラント戦車

ピカピカの新品であったグラントは、損耗激しい北アフリカの激戦に投入され、たちまち傷だらけになったでしょう。砂漠の砂やホコリに擦られて塗装は磨耗し、小口径弾や至近弾の破片が塗膜を引き裂いて、多くのスクラッチ傷をつけたでしょう。

撃破されたグラント戦車

補給線は伸びきって交換品は不足しがち。広大な砂漠の戦いに戦線はなく、流動的な遭遇戦になります。毎日、数十キロを自走して、足回りからはグリスがたれ流れ、数時間ごとの燃料補給で給油口やエンジンデッキはガソリンやオイルで汚れ放題です。
チッピングやウェザリングの試し塗りの素材として、こんな良い素材が他にあるでしょうか。

そんなわけで、この第8軍の迷彩で行きます。
パターンは最初コレしか資料が無かったので、これで塗りかけたのですが、その後Youtubeに次々と動画が見つかり、あちこちのパターンを合わせた折衷パターンになってます。気にしないで行きます。

グラントMkI, ガザラ'42

下地塗装:オリーブドラブ・プライマー(AK182)
基本塗装:ダークイエロー(AK007とAK008)
迷彩パターン:バーントアンバー(AK789)
縁取り:クリームヴァイス(AK092)、フラットブラック(AK736)SHiGE
  

Posted by marutake_shige at 17:22Comments(0)TrackBack(0)