June 30, 2009

ホビーボス T-34/76 〜その1

ホビーボス 1/48 T-34/76 1942年型あれこれ作りたいものは多いのですが、パーツ待ちだったりして、なかなか取り掛かれません。

ぼんやり待っているのも時間がもったいないので、先のキヤコンでいただいたホビーボスの「T-34/76 1942年型」を作ってます。スケールは1/48。

精密に再現された車内インテリアホビーボスのT-34/76は、車内インテリアがパーツ化されていて、それがまた実に良く出来ているんです。またエンジンデッキのグリルはエッチング製。なぜか最初からパーツに組み込まれていて、切り離しの手間いらずです。
そしてシャシーがメタル製ではなく、プラ製なのは大歓迎。
価格は2400円で、とてもお買い得だと思います。
喜屋ホビーさんに感謝しつつ、製作開始します。

車体上下と砲塔は接着しないでおきます。パーツはとてもシャープで、フィッティングもまずまずです。車内インテリアは、エンジンルーム、戦闘室ともに精密で、これが完成後に見えなくなってしまうのは実に惜しい。
そんなわけで、車体上下は接着せずに、完成後にも車内が見れるようにしました。

塗装前の状態
工作は基本的に素組みです。取っ手だけ真鍮線に置き換えましたが、キットのパーツのままで良かったかも。
あと履帯滑り止めホルダーに、マスキングテープのベルトを追加。追加工作は以上です。

***
アダムのSG-122【塗装プラン】
今回はウィンターウォッシュ(冬季迷彩)で行こうと思います。

参考にするのは、アダムのSG-122(A)の記事です。私が持っているのは、フランスのスチールマスターズ誌('スティール'マスターズと書くべきか、だけどカタカナで書くと、なんか「大泥棒列伝」みたいでイヤなんですよね)の記事です。
フランス語なので、テキストは読めません。アダムに送ってもらうべきかとも思いましたが、画像でまぁまぁ分かるので遠慮しました。

スチールマスターズ78号(2006年12月−2007年1月号)このアダムのSG-122(A)の記事は、アダムの塗った最も新しいウィンターウォッシュの記事でして、彼のこのテクニックのほぼ完成形です。といっても記事は3年前のものですが。

この作品はなぜか、日本では発表されていません。この作品の製作記事は模型サイトのARMORAMA.COMに投稿されて、無料で誰でも読めるようになっていました(現在は古すぎてもうないです)。アダムが何を考えてそうしたのか分かりませんが(ブツブツ言い訳して良く聞こえなかった)、ネットで無料で見れるようになっていたので、商業誌への投稿を遠慮したようです。

しかし作品は実に素晴らしいものですし、ウェブの製作記事は英語だったので、日本のモデラーに日本語で提供する意義はあります。またモデラーの全員がネット環境にあるわけでもありません。

そんなわけで彼に日本の模型誌への投稿を勧めると、「イヤ、これはイイや、これはヤメとく」と、ナンか及び腰だったんですよね。「それよりも、お前のマルタケサイトで丸ごとコンテンツ化してくれ」と言うのですが、ウチにはサーバー容量的にそんな余裕は全くありません。何よりそんなことをしてしまうと、日本での掲載がいよいよ難しくなります。

結局、なにか解せないまま、月日は流れて早や3年。手元にあるのは、フランス語の記事だけです。アダム自身、もうこの記事のことは忘れてしまったようです。

***
塗装ステップはアダムのプロセスを参考にしつつ、他に何か良い塗装の手がかりはないかと手元の画像をあさります。

ウィンターウォッシュのT-34/85やはりT-34が一番参考になるだろうということで、去年のドイツで開催された模型イベントGMMに出品された、良い感じのウィンターウォッシュのT-34/85も参考にします。

これはアダムのとはかなり違って、一回はしっかり白く塗ったものの、任務の経過とともにあちこち剥がれた感じの、ウィンターウォッシュです。


ボービントン戦車博物館のKV-1あと、T-34ではないのですが、見たことある冬季迷彩の実物車輌ということで、ボービントン博物館のKV-Iがあります。
もちろん博物館で塗り直されているのですが、実車の雰囲気は良く伝わってきました。
岩のような分厚い鋼板に、白いペンキが雑に塗られていて、けっこうツヤツヤだったのが印象に残っています。

念入りに白く塗りつぶされています。しかし改めて写真で見ると、実に念入りに塗られているように見えます。殆ど真っ白ですね。
近くでみるとけっこう刷毛ムラが目立つのですが、写真では分かりません。
ま〜考えてみれば、敵であるドイツ軍はキョーレツに強いですから、戦車兵は少しでも敵に見つからないよう、必死で塗りつぶしますよね。

またグランドパワーNo.013(1995年5月) BT/T-34戦車(1)も見ますが、こちらでも生きている冬季迷彩車輌は、白で念入りに塗りつぶされています。あんまりキチンと白く塗られていると、模型的な見せ場を作れないので、とりあえずこれら写真も気分だけ参考にします。

私の完成イメージとしては、アダムの細い刷毛で雑にニジクられたような迷彩を目指しつつ、そのメリハリについてはGMMのT-34/85を参考にしていこうと思います。SHiGE



*****
これぞ重戦車!先週末、Bluebell神田さんが、ロベルトのヴィネットを見るために、拙宅にやってきました。

ついでに新作のキングタイガーを見せてくれました。
いつもながら、手堅い仕上がりです。

薄いツィメリットコーティングは神田さんの得意ワザです。たいへん良いモチベーションをいただきました。
いっそう頑張って、製作に励みます。SHiGE
  

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June 27, 2009

ロベルトの4号戦車 〜履帯のジレンマ

ロベルトの4号戦車ロベルトの4号戦車は、1/16と大きいこともあって、ディティールの精密さは、もはや完全に実車同然です。彼の4号戦車は「世界一の4号戦車モデル」ではないでしょうか。

まったく隙がない完璧なモデルと思えますが、しかし彼に言わせると、幾つか妥協を余儀なくされた箇所もあるそうです。中でももっとも悩ましかったのが履帯でした。

1/16のIV号戦車用の履帯というのは、アシアタム社とインパクト社から発売されているそうで、いずれも金属製でRC走行に耐える強度を持っています。

アシアタム社のは、4号戦車J型に相応しい、穴なしセンターガイドタイプながら、ディティールがかなりアレとのこと。

一方、インパクト社のは、ディティールには優れるものの、J型以前が履いていた穴あきセンターガイドタイプ。このタイプはJ型が登場してすぐに穴なしタイプと交換されたそうで、時期的にロベルトの製作したJ型後期タイプにそぐわないのです。

う〜ん、ドイツ戦車に詳しいモデラーでも、どれくらいの人がこのことを知っているのでしょうか。これってそんなに重要なことなの、言わなきゃバレないんじゃないの。

1/16スケール4号戦車の履帯あれこれしかしロベルトは、メチャクチャ気にする人なんですね。

それでインパクト社の製品を元に、より正確なディティールを持った、穴なしセンターガイドタイプを自作し始めたのです。そしてそれを複製して、4号J型後期タイプに相応しい履帯を履かせると・・・。

しかし彼の4号は、RCフルオペレーションモデルとしての機能も全て生きているので、履帯にはかなりの強度が要求されます。RC走行に耐えるためには、履帯は金属製(ホワイトメタル)でなければなりません。ホワイトメタルでの鋳造は、専門業者に頼むことになりますが、これはかなりの投資になります。

この投資を回収するために、完成したホワイトメタル製履帯を製品化して、どこかのガレージから発売することが必要です。またそれは後続のモデラーのためにもなります。

しかしここで、また彼は悩むのです。それはコピーライトの問題です。彼はインパクト社の履帯を元に、ディティールを向上させて、穴なしタイプに改造したマスターを作りましたが、これの販売はインパクト社の権利を侵害する恐れがあるのです。

しかし両者を見ると結構違いますし、この程度のことはどこのガレージでもやっているので、私は気にすることないと思うのですが・・・しかし彼は気にするのです。

またこの時点で、製作の締め切りであるニュルンベルク・トイフェアは、すぐそこまで迫っていました。実際問題として、改良履帯のホワイトメタル化は、もう間に合わなくなっていたのです。
彼は苦渋の決断を迫られました。


彼は悩んだ末、使用時期に問題があるものの、やはりディティールに優れた、インパクト社の穴あきセンターガイドタイプを使うことにします。

「履帯は消耗の激しい部品なので、J型後期タイプがこれを履いていたとは、正直考えにくい。
 しかし大戦末期の我が軍の兵站システムは、危機的状況にあった。
 それで当時一般的だった穴なしタイプが消耗して使用不能となったときに、交換用の履帯が見つからず、どこかからまだ使えそうな旧式の穴あきタイプを見つけてきた、というストーリーはどうだろうか。
 もちろん新型が見つかり次第、交換されてしまっただろうがね。
 また作戦地域での暫定的対処の雰囲気を出したくて、履帯の方向はわざと逆にしてみた。
 この方向で履いている車輌の写真は、けっこうたくさん残っている。」

タミヤ 1/35 4号戦車J型ええっ、履帯は逆方向なの?!
確かに、手元のタミヤ4号J型の箱のイラストと見比べると、逆方向になっています。
(同じAM117,p76の、HG師団所属4号の履帯も逆方向に見えるんですけど、これって編集部の方のご配慮?)


製作中のパンサー戦車この妥協は、ロベルトにはよっぱどツラかったようで、次回作のパンサー戦車では、履帯の自作は最初から考慮しているとのこと。かなりお金がかかりそうですが、大丈夫なのか・・・。

ドイツ戦車モデラーのコダワリって恐ろしいですね。これだからイヤなんですよ。
当分、ドイツ戦車はコバンザメに徹したいと思います。SHiGE
  
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June 24, 2009

高柳の夜店 プラモコンクール出品日

プラモデルコンクール伊勢近辺にお住まいの皆様、明日夕方のプラモコンクール出品に向け、準備に余念がないことと思います。
一応、ここでもう一度、出品要綱を書いておきます。

『高柳の夜店・プラモデルコンクール』

●受付 6月25日(木)午後5時〜6時 ふくふく館にて
●展示期間 6月26日(金)・27日(土)・28日(日) ふくふく館にて
●審査発表 6月27日(土)
●返却日 6月30日(火)午後5時〜6時 ふくふく館にて
●協賛 ダイコクヤ 後援 毎日新聞社・伊勢新聞社


出品は無料です。
入賞者には豪華商品が出るほか、出品者全員に参加賞が出ます。
どなた様もふるってご参加ください。

***
から揚げで一杯でまぁ、皆さんプラモ・コンクールにいっぱい出していただきたいんですが、しかし、夜店といえばやっぱり『おばちゃんのから揚げ』ですよね。ウチもしょっちゅう出かけて、から揚げを食べまくっております。

酒屋のMIKIYAさんから揚げには、ビール(テイスト飲料)が欠かせませんよね。そこはそれ高柳商店街ですので、ちゃんとMIKIYAさんという酒屋さんもあるんです(居酒屋ではなく酒屋)。
ここで190円の500ml缶を買って飲みまくれば、こんな安上がりな飲み会はありません。グラスを持参するとなお良いでしょう。

お腹一杯になったところで、夜店をそぞろ歩き。
子供たちは娯楽の殿堂、ゲームセンターに吸い込まれていきます。
ここは楽しそうなゲームがいっぱいです。

パチンコまずはパチンコ。












回転盤こちらは『回転盤』、ルーレットですね。→
真ん中のオリジナルキャラクター「ピカタロー」が可愛いです。





サイコロゲーム『サイコロゲーム』







景品の数々、宝の山ですゲームは、やっぱバクチ性がないと面白くないですよね。
これらのゲームで得たポイントは、これらの豪華商品と交換可能です。
こりゃまさに宝の山、もう子供にはたまらんでしょう。


ダーツこちらは『ダーツ』
ナウいヤングにバカ受けでした。






輪投げ怪獣をお縄にする「輪投げゲーム」。
怪獣を支える足場は、建設現場から調達したものでしょうか。強度十分です。






ゴルフハイソなセレブ向けに『ゴルフ』もありました。







ガラガラ抽選ゲームのプレイが面倒くさい方には、『ガラガラ抽選』もあります。
これで人生の一発逆転を狙いましょう。





高柳の夜店2009夢のある楽しいイベントが一杯でした。
『高柳の夜店』は、7月5日まで、1,3,6,8のつく日と土曜日に開催されます。SHiGE
  
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June 19, 2009

ロベルトの4号戦車 〜オルターコンパス

IV号J型の特徴を表す砲塔上面AM117掲載のロベルト・デップ氏のIV号戦車についての、思い出話です。

私は翻訳の際、どうしても分からないことがあると、作者に確認しています。
今回も幾つかあって、いろいろと勉強になったのですが、しかし、それが誌面に挿入されるかはまた別問題。読者の興味から外れていたり、単にページ数が足らなかったりして、省略されるのはよくあることです。画像や文章のなかには、確かにあんまり重要でないと思われるものもたくさんありますので、適宜省略するのは、より良い誌面作りのために必要なことなのです。

そんなわけで、ブログの世間話程度のネタを、ここでお話します。

***
AM117号p14下の画像には、もともと以下のようなキャプションが付いていました。

「砲塔上面には、J型後期タイプに特徴的な装備が見える。
 ピルツェンソケット(「キノコ」と呼ばれた簡易クレーン用取り付け穴)、ネーバータイトグンクヴァッフェ(近接防御兵器)、装甲強化型ベンチレーターカバー、そしてオルターコンパス取り付け基部、これらはいずれもJ型後期に見られる特徴である。
 これらをレッドプライマー色や、それも塗らず無塗装で錆びたり、溶接したままの状態に塗装することで、これらの装備が後から追加された雰囲気を出した。」

ドイツ戦車に詳しくない私には、なんのこっちゃですよ。
私は大昔に4年ほどドイツ語を勉強していたことがありまして、発音はだいたい分かるのですが、具体的にどれが画像のどの部品なのか、分からないんです。

アハトゥンク・パンツァー 4号戦車とりあえず、できることからコツコツとということで、ロベルトに尋ねる前に、手持ちの資料をあたりました。

IV号戦車については、アハトゥンクパンツァーを持っております。これは日本が世界に誇れる第一級の資料です。因みにロベルトも参照していて、細部工作に大いに役立てています。おかげで「ピルツェン」と「ネーバータイトグンクヴァッフェ」と「装甲強化型ベンチレーターカバー」については、即座に問題解決しました。

4号戦車編 (アハトゥンク・パンツァー)をAmazonで参照する


しかし分からないのが「オルターコンパス取り付け基部(the mount for an Orterkompass) 」です。これは私の手持ちの「アハトゥンクパンツァー」にも出ていないのです。これはロベルトに聞くしかないかも。

しかし人に何かを尋ねる前には、一応自分でできるだけ調べておくのが、礼儀というものでしょう。それで「Orter Kompass」を手持ちの独和辞典で調べてみると、「Orter」とは「場所、地点」を表す単語「Ort」の複数形かもしれないと分かりました。「Kompass」はそのまま、「コンパス/方位磁石」です。


ただ「Ort」の複数形は、正確には「Örter」となっています。
う〜ん、ロベルトは変音記号(ウムラウト)のついたドイツ語は、きちんと表記できないかもしれないと思って、そのまま「Orter」と書いたのかな・・・。

また辞書には、そのものズバリの「Orter」という単語もありました。
意味は、

 1:(船・飛行機などの)位置測定係、無線探知係。
 2:電波探知機、レーダー

、です。

ということは、「レーダーコンパス」?それって、ひょっとして「カーナビ」か?!

***
謎を抱えたまま5月中頃、私は静岡ホビーショーに参加しました。そこで「アハトゥンクパンツァー」の著者、尾藤満さんに会いまして、この質問をぶつけてみました。
さすが尾藤さん、「オルターコンパス」についてはご存知でした。しかしその名前の由来までは、ご存じないようでした。

また私は、尾藤さんに見ていただける画像を用意していなかったので、どれがどの場所かもわかりませんでした。結局、謎は謎のまま帰宅して、ロベルトにこれまで調べたことを説明して、画像とともに不明な点を尋ねました。

「ロベルト、『オルターコンパス』について、いろいろ自分なりに調べたんだけど、よく分からないんだよ。

「オルト(Ort)」というのは英語の「place(場所)」或いは「position(地点)」に相当する単語だよね。
で「オルター(Orter)」はその複数形だから「さまざまな場所、いろんな地点」ってくらいの意味?
でも「Ort」の複数形は、正確には「Örter」だと辞書に書いてある。てことは、これはハズレか?

僕の辞書にはずばり「Orter」という単語もあって、その意味は「航法士」などの人を表す場合と、「レーダー」などの電子機材を表す場合があるらしい。
電波のコンパスってのは、つまり現在のカーナビゲーションシステムGPSのことか?

しかしだよ、如何にドイツの科学が進んでいて、V2ロケットとか持っていたとはいえ、それで人工衛星を打ち上げていたとは、どうにも信じられない。
そんなわけで、「オルターコンパス」について、もうちょっと説明を頼む。」

***
オルターコンパスロベルトからは、すぐに返事がきました。

「『オルター』というのは、そのコンパスを発明した人物の名前だよ。君の想像通り、そんなハイテク機材じゃなくって、もっと普通の磁石式のコンパスだ。
←こういう機械だよ。

またそれら各部分の場所だが、君の予想で全てあっている。
付け加えるならば、「ピルツェンソケット」は3箇所あって、1箇所は「フリーガーベシュッスゲレート(対空機関銃架)」の向こう側にある。」


IV号J型後期タイプの特徴を表す砲塔上面「オーケイ、全部クリアーだよ。ありがとう、ロベルト!
 おかげで日本のモデラーに、正確で詳しい情報を伝えられる・・・」って、誌面では省略ですか。

因みに、この写真のキャプションはTMMIの記事でも省略されています。
まぁその程度のネタってことですね。

どうもドイツ戦車は分からないことが多くて、力の抜きどころが掴めませんね。でもロベルトの記事を翻訳していると、良い勉強になりますよ、他では役に立ちませんけど・・・。SHiGE
  
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消防団出動 6月18日

消防団出動6月18日6月18日午後10時ごろ、村で消防車と救急車のサイレンの音が聞こえます。召集はまだありません。しかしすぐ近くで聞こえるので、心配になって消防小屋へ行くと、今まさに消防車が出動していくではありませんか。

この時点ではいったいどうなっているのか、まったく分かりません。なぜ召集しないのか、それにもかかわらず近隣の消防団を含めて、10台近い消防車が町内に集まっているのは、なぜなのか。

消防団出動6月18日とりあえず問題の場所へ行くと、なんでも毒ガスが発生している可能性があるとのこと。硫化水素ではないかと噂もあり、私たち消防団員も現場には入れません。宇宙服のような装備で固めた消防署員が、現場である民家に向かいます。

しかし事実は、硫化水素ではありませんでした。それは練炭自殺でした。

夜そこの同居人が帰宅すると、風呂場のドアに「毒ガス注意」というような貼り紙がしてあって、消防に通報したそうです。風呂場の中には練炭火鉢が2個あり、中の男性は既に亡くなっていました。

事実がはっきりして、事件は消防から警察の管轄に移りました。私たちも解散しました。
後味の悪い出動でした。SHiGE
  
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June 18, 2009

Armour Modelling 117

Armour Modelling Vol.117今月発売のアーマーモデリング誌117号に、ロベルト・デップ氏によるIV号戦車J型の作例記事が掲載されました。
キットはタミヤの大きなラジコンですが、緻密な工作とリアルな塗装は、どのスケールでも参考にしていただけると思います。ぜひご覧ください。


と言うわけで、ロベルトのIV号J型が掲載されたわけですが、今回はちょっと写真が大きいですね。私の嫌がらせが功を為したのでしょうか(関係ないない)。

いつも彼の作品には「生みの苦しみ」があるのですが、今回の作品はいっそう大きなものがありました。てゆーか、もうダメなんじゃないかと思いましたが、彼の努力と彼の家族のサポートがあって、なんとか完成できました。こうしてAM誌の記事として改めて作品を見て、感無量であります。

タミヤの1/16RCの4号戦車には、フィギュアや車体用シェルツェンは付いていません。それらは全て彼のスクラッチです。
また砲塔シュルツェンも、キットのものではなく彼のスクラッチです。製作したときにはハッチなど開閉可能だったのですが、強度の面でデリケートすぎて破損しやすい上に、砲塔内には可動ギミック用メカがギッシリ入っていて、砲塔側面ハッチを開ける意味がないので、接着しちゃったんですね。ならば最初から開閉可能にしなくて良かったのでは・・・。でもまぁ、やっちゃうのがロベルトらしいんですけどね。

ロベルトのフィギュアは、ぜんぜんカッコ良くないんですけど、そこが魅力と思います。彼のフィギュアは、映画の主人公のような、英雄的な顔立ちやポーズではなく、「イヤイヤ戦争やっている普通の青年」なんですね。そして彼のフィギュアの表情は、いつもどこか不安でビクビクしているような、緊張感があるのです。韓国のイケ面俳優のようにニッコリ笑ってたり、宣伝用写真のデブ将軍のようにやけに威勢良かったりしないんです。

TMMI163このIV号のフィギュアは、アーマーモデリング誌向けのオリジナルで、既に発売されているタミヤモデルマガジン・インターナショナルTMMIのとは異なっています。

TMMIのは戦車兵将校なんですが、彼の思い描くIV号戦車J型のイメージと、ちょっと合わなかったようです。彼は大戦末期、1944年末〜45年春あたりの雰囲気を出したかったので、スマートな黒服に将校帽の戦車隊長よりも、フィールドグレイの作業服に作業帽の戦車兵を乗せたかったのです。

そこで、できたら発表を2〜3週間遅らせて、自作フィギュアに交換したかったのですが、TMMIのマーカス・ニコルズ編集長はちょっとお急ぎだったようで、TMMIではそのままでの掲載となりました。

アーマーモデリング117号AM誌編集の方は「ロベルトが一番良いと思う状態で掲載したい」ということで、お待ちいただけたので、彼の自作フィギュアでの掲載になりました。記事内容も一部異なっています。両方とも日本語で読めるので、日本のモデラーにとっては最も良い結果になったと思います。SHiGE
  
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June 11, 2009

静岡ホビーショー2009の覚書8 チェンタウロ大行進

電飾つきチェンタウロ(電球色)今年のホビーショーでは、チェンタウロ装輪装甲車の良い作品がたくさん見られました。
同じ車輌でも作者が違うと仕上げ方も異なります。
静岡合同展ではいろんなチェンタウロが見られて眼福でした。

この作品は、文字通り光ってましたね。
どんな原色を塗るよりも、電飾は強いアイキャッチがあります。
あ〜やっぱ光ってるとイイわ〜。

電飾つきチェンタウロ(白色LED)同じテーブルのチェンタウロです。同じ作者の方でしょうか。
上のは電球色のLEDですが、こちらは青白い白色LEDです。
いろいろと試行錯誤されているのが判ります。

それにしても、こんな小さな場所に収まるLEDがあるんですね。
私の与り知らぬところで、電飾テクノロジーは驚異的な発展を遂げているのでありました。


チェンタウロクリーンな仕上がりのチェンタウロ。
車体色のグリーンがやや黄色っぽくて、かなり明るめに調合されています。比較してみると、独特な色彩とわかりますが、単品で見る限り違和感は全くないです。
墨入れの処理が丁寧で、装甲板の面ごとに微妙な明暗の差が感じられます。丁寧な仕上がりの作品でした。



ホコリ汚れを施されたチェンタウロこちらはホコリ汚れを強めに施した作品。
乾燥地帯で活動しているのを感じさせます。
これもかなり明るめの塗装色です。





景色に溶け込むチェンタウロ様々なドライフラワーを用いて、カモフラージュしたチェンタウロ。
偽装の枝がキチンとゴムバンドで留められていて、芸が細かいです。
枝のほかにも、丸太や赤い「304」の演習用フォーメーションプレートなど、見所の多い作品になっています。
写真が手ぶれで残念。キチンと写真撮りたいです。


チェンタウロのヴィネットコンクリの背の高いブロックが印象的なヴィネットです。
チェンタウロはわりと暗めのグリーンで塗装されていて、ベースの地面の明るさの対比が面白いですね。ヨーロッパから中東などの紛争地帯に派遣されてきた感じがします。
地面にもう少し、砂や石ころがあっても良かったですね。




検問所のチェンタウロ検問所のチェンタウロ。
ミグプロダクションズの検問所セット市街地セット1をお使いいただき、どうも有り難うございます。チェンタウロという車輌にピッタリの使い方で、たいへん嬉しいです。

石畳の道や芝生など、なかなか凝った地面作りをされています。適度に人口物を入れていることで、わりと文明圏な、ヨーロッパ圏内の紛争地を思わせます。SHiGE
  
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June 10, 2009

静岡ホビーショー2009の覚書7 えときんモデルズ

78式戦車回収車徒然なるままに、覚書を続けます。

えときんモデルズさんの78式戦車回収車。これはメーカーご自身の手による作品で、言ってみれば『完成サンプル』。全体のフォルムでもディティールでも、そのクオリティは完全に「世界最高のレジンキット」です。

キットは車体も含まれるフルキットで、上代(小売価格)22,050円は、ありえないほどの激安価格です。
型抜きはプロに外注。エッチングもついていて、これもプロに外注。キットの入れ箱もしっかりした豪華な箱です。しかも数百個程度の数量限定生産。この内容でこの小売価格ということは、その卸値を想像すると、常識的にありえない安さなのです。同じレジン販売を手がけるものとして、「なぜそんなに安くできるんですか」と尋ねずにはいられませんでした。

78式戦車回収車答えはまぁ要するに、えときんモデルズさんは別に本業を持っておられて、レジンキットの販売は趣味なんですね。言い方は適当でないですが、趣味ゆえに採算を度外視したハイクオリティキットを、限りなくゼロに近い利益で世に出せるのでしょう。

こういう工兵車輌は海外でも人気あって、しかも自衛隊車輌は海外ではマイナー故の物珍しさがあります。誰も見たことない自衛隊の特殊車輌が、世界一のハイクオリティモデルキットで手に入るのは、海外のガテン系AFVモデラーに大いに歓迎されるでしょう。

それで「海外誌にも宣伝して、もっとバンバン売りまくったらいかがですか?」と余計なアドバイスをしたくなるのですが、私如きが考えることは、とっくにえときんモデルズさんも考えておられて、既に海外にもたくさん売っておられるとのこと。まさに世界のえときんモデルズです。

しかし海外取引では支払い方法などで、面倒なこともあったりするのですが、そういうときは「その国のお菓子でも送ってもらいますよ、その方が娘も喜ぶし」って、たいした殿様でございました。

原型製作中の73式装甲車新作は73式装甲車とのことで、今度はインジェクションパーツ付きです!
インジェクションパーツは、ミグプロダクションズを含め、全てのガレージメーカーの夢なのですが、えときんモデルズさんがそれを実現されました。こんな投資ができるなんて、メチャクチャ凄すぎます!

会場では、以前えときんさんに注文したことのあるIFVのOさんへのお土産に、そのサンプルパーツを2枚いただきました。よっぽど黙って握っておこうかと思いましたが、先日の例会で2枚ともキチンとお渡ししましたので、ご安心ください。SHiGE
  
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June 06, 2009

静岡ホビーショー2009の覚書6 情景ウォークアラウンド

ひまわり畑引き続き、覚書です。
一応この先、飛行機・艦船やSFモノも覚書しておきたいのですが、果たしていつになることやら。
てゆーか、もうかなり忘れちゃってるので覚書にならないかも・・・。




ガレキがとても良い感じです。台湾迷彩会の張中復さんの作品。
張さんの作品はいつも瓦礫がいいんですよね。何もかもが瓦解した街で、厳しい戦闘が続けれれているような雰囲気を感じます。石畳は一個一個埋め込んであって、目に入ってくる印象が強いです。全体に塗りも濃くて、小さい作品ながら強い個性を放つ作品になっています。




PG金子さんの2号戦車のヴィネットパンツァーグラフ誌編集長の金子さんの作品、2号戦車の背の高いヴィネットです。
アイキャッチとなる原色の花や、微妙な傾斜など、見せ場のまとめ方はさすがです。

背景には当方の針葉樹セットをお使いいただいております。さすがに良い木に仕上げていただいて、感激であります。
これは当方が宣伝用に提供させていただいたのではなく、金子さんご自身が小売店で購入されたものです。
針葉樹セットをお選び頂き、どうも有難うございました。





1/72スケールの情景作品こちらは1/72スケールの情景。→

私の写真のせいかもしれませんが、アメリカ軍の車輌はややグレーっぽく色味を抑えられているのに対して、明るい緑の樹木や草地、それに看板などの鮮やかな原色が、良いアイキャッチになっていますね。
1/72などいわゆるミニスケールでは、キットの指定色ではたいてい暗すぎて、良く見えないのですが、この作品は色鮮やかで、静岡合同展のような大きな展示会でも、しっかりと存在感を放っていました。

1/72用(MT003)の幹は細いものを2本入れていますが、この方の作品を拝見して、ちょうど良い太さで安心いたしました。
私は1/48情景製作の際に、針葉樹セット・中(MT002)を使ったのですが、ちょっと幹が太すぎる気がしました。中の幹は8ミリ径、小の幹は6.5ミリ径です。

MT002針葉樹・中 1/48だとかなり太めです・・・そこで、現状では、

中(MT002)→1/35と1/48向け
小(MT003)→1/72又はそれ以下

と、なっているのですが、これを

中(MT002)→1/35向け
小(MT003)→1/48又はそれ以下

と、すべきかもしれません。しかし中と小は、幹の太さだけでなく長さも違うので、中(MT002)の幹を、8ミリ径から6.5ミリ径に変更した方が良いかもしれませんね。6.5ミリ径でも、1/35で特に違和感はないです。他の方の作品にお使いいただいて、私もいろいろ勉強させていただけました。どうも有り難うございました。

水陸両用車輌のヴィネット水上を航走する水陸両用車輌KWSの情景。
この情景ではウォーターラインモデルとして使われていて、水面下にトラック式の走行装置があるとは判りません。こうして見せていただくと、まるっきり船ですね。

手前側で片足だけ乗せて前方を見ている兵士が良い感じ。船はわりと前方の視界が悪いので、前を見るときはこういう風に見ることが多いんですよね。

水や波の表現はいつも大きな挑戦です。水の表現は、大きな挑戦です。波しぶきの表現は静止した情景ではとても難しくて、なかなか良い表現方法が思いつきません。




清流の透明感が最高です水の表現で、気になった作品。
小川の水の透明感が涼しげです。実際の川はあんまり透明でなかったりするのですが(特に傾斜の少ない平野のため川の流れが緩やかなヨーロッパでは)、この川の透明感は大きなアイキャッチです。高透明度レジンって、ほんとに水みたいに透明なんですねぇ。

私も以前、レジンで川を作ったことがありましたが、私の使ったレジンは漁船の修理に使う、安いだけが取り柄のやや黄色っぽいレジンでした。しかしまぁその適度な色味がリアル河川に近かったのですが。でもこの作品を見て、「やっぱ水は透明でなきゃダメ」と強く思いました。

作品は水だけでなくて、石造りの橋やそれに絡まったつる草なども、たいへんよく出来ていました。
橋の上の工兵車輌はM31架橋戦車でしょうか。去年の中京AFVでも良い作品を拝見しましたが、こちらは橋をかけ終えた、本体だけの状態です。

全体に緑と川のキレイな、良い景色の情景ですね。立体絵画として、お部屋に飾っておきたくなります。


ウラ〜ドイツ軍陣地に突撃するロシア軍の情景。
やっぱり情景はドンパチの真っ最中が好きですね。子供の頃、頭の中で構想していた情景を、現在の高い技術で作品化したような情景作品です。

子供の頃は、敵味方が同じベースで戦っている景色を思い浮かべたものですが、知るにつれて、通常の戦闘はかなり距離を置いて行われると判ってきて、敵味方が入り乱れる情景は「非現実的」で「子供っぽい」という印象を持つようになってきます。しかし敵味方が入り乱れる乱戦はないのかと言うと、そうではないのです。今でもあるのです。この作品は「白目が見える距離での白兵戦」を再現していて、見ていてとてもエキサイティングですね。


雪原での野営の情景2台の重戦車タイガーに囲まれて、野戦会議中の情景。
これも盛りだくさんな作品で、なんだか欲張りな印象を受けます。あれもこれも入れちゃいたい、という気持ちに正直なんですね。作者はとても精力的な方で、新旧2台のタイガーはいずれも良く出来ています(ツィメリットコーティングも!)。
ドイツ戦車の砲身を別の色で塗るのは、前は「消耗品を強調して、戦車本体の戦歴をアピールする、ちょっとしたアイデア」だったのですが、今では完全に定番の表現方法となった感があります。


雰囲気の良い景色です。盛りだくさんな情景と言えば、これもそうでした。
シャーマン戦車とTOWミサイル装備のマットジープがいて、設定されている場面を想像するのが難しいのですが、情景全体の雰囲気は決して悪くないです。ベースの地面や草はかなり良く出来ています。個々の車輌もけっこう良い感じで塗られています。それでやはり思ってしまうのが、「ここまでできる人が、どうして?」です。

これでTOWマットがウィリスジープ、M577指揮装甲車がグレイハウンドとかの装甲車だったら、何の問題も無かったのですが・・・。
車輌の活躍した時期について、どこまで考証に忠実であるべきかは、作品を見る方の知識に負うところも多く、すぐに「誰のための作品か」の問題につながって、なかなか判断の難しところです。また考証に関しては、誰でもどんな作品でも、所詮は五十歩百歩だということを忘れてはいけません。

この作者の方は、良いセンスをお持ちと思います。合同展に出品されたということは、どこかモデルクラブに所属されていると言うことですから、この先友達との模型談義の中で、情景に相応しいアイテムについても学ばれていくでしょう。SHiGE
  
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June 05, 2009

静岡ホビーショー2009の覚書5 珠玉のWW2ドイツ戦車群

ヤクトティーガーの情景覚書はまだ続きます。

こちらはヤクトティーガーのヴィネット。
ボークスのコンテストで金賞を受賞された作品です。

ヤクトティーガーの情景小さな円形のベースに巧くまとめられていますね。
またWW2ドイツ戦車の最大の難関といえる、ツィメリットコーティングもバッチリ決まっています。ドイツ戦車に馴れた方の作品との印象を受けます。

こういう有名な作品を直に見られるのも、静岡合同展の楽しみです。




パンサー戦車の情景「Report」東部戦線におけるパンサー戦車の情景。
これまた全てにおいて、極めてハイレベルな作品です。
まずは目に付くパンサー戦車は、長い砲身がよく見える、一番カッコイイ角度で配置されてますね。その他、塹壕やレールの斜めの配置など、どれをとっても情景のお手本のようなレイアウトです。

フィギュアの塗りも素晴らしいです。またフィギュアの塗装もとても巧い方で、アラは全くなし。全てのフィギュアの服装や装備品が異なっていて、何から何まで玄人好みといいますか、よく判っておられる方が存分に腕を振るった作品という印象を受けました。普段はどういう生活をしていらっしゃるんでしょうかね。


ブルムベアブルムベア
ツィメリットコーティングの見事な作品です。ドイツ戦車はこれがイヤなんですけど、ここに上げた方たちは皆さん、ツィメリットコーティングの達人ですね。
もちろん他の細部工作も見事で、控えめのウェザリングと相まって、丁寧に仕上げられた作品という印象を受けました。


ヤクトパンターヤクトパンター
写真がピンボケですいません。これまた極薄のツィメリットコーティングがお見事です。私のヤクパンはロベルトが施していなかったのを好事に逃げてしまいましたが、ドイツ戦車ファンの方は、こういうところをむしろ見せ場にしてしまうんですね。

「エアブラシで雑に吹き付けました」という感じの迷彩が、私は好きですね(特に砲身)。工作も塗装も手堅い仕上がりの作品とお見受けしました。SHiGE
  
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June 02, 2009

高柳の夜店〜プラモデル・コンクールの予告

高柳の夜店今年も『高柳商店街の夜店』の季節となりました。

夜店は既に昨日(6月1日)から始まっておりまして、さっそく昨日「おばちゃんのから揚げ」を食べに行ってきました。
場所は去年とだいたい同じ、ガンダムの広場の近くです。
おばちゃんのから揚げは夜店でも大盛況でした。


おばちゃんのから揚げ高柳の夜店』は、日付に1,3,6,8のつく日と土曜日に開催されます。

期間は6月1日(月)〜7月5日(日)までです。


***
今年も『高柳の夜店』では、プラモデルコンクールが開催されます。

受付 6月25日(木)午後5時〜6時 ふくふく館にて
●展示期間 6月26日(金)・27日(土)・28日(日) ふくふく館にて
●審査発表 6月27日(土)
●返却日 6月30日(火)午後5時〜6時 ふくふく館にて
●協賛 ダイコクヤ 後援 毎日新聞社・伊勢新聞社
 
プラモデルコンクール私もこの一年間、この日のために製作してきた、作品を出品します。
皆さんもどうぞご参加ください。SHiGE
  
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静岡ホビーショー2009の覚書4

サイバーホビー 1/35 パンターF型覚書を続けます。もうかなりうろ覚えです。

先のシャールB1bisと同じく、青木さんのパンターF型。どことなくアダムのパンターF型(AM104号掲載)に似てるなと思ったら、「アレがカッコよかったんで、あんな感じで」製作されたとのこと。明るめの色に縁取られた微細なチッピングが、アダムの作品にとても似ています。

もっとも青木さんは私のように、露骨にコバンザメするのではなくて、記事を参考にしつつ自分の作品を仕上げられていました。アダムに比べるとウェザリングはかなり控えめになっています。

アダムの記事を読みながら製作されたとのことで、いろいろと記事についての感想も頂きました。「写真が小さ過ぎて、何やってるのか判りにくい」等、全く同感でした。
記事を真剣に自分の製作に役立てようとすると、写真が判りやすい大きさであることは、極めて重要なのです。
特にカラーモジュレーション・スタイルでは、微妙な色の変化を積極的につけていくわけですが、写真だとそれが色の違いなのか、照明による明暗なのか判りにくいのです。

微細なチッピングに控えめなウェザリングが見易いですね翻訳の際に私がわからない点については、作者に確認し日本語訳に反映していますが、しかしそれはあくまでテキストの問題で、画像サイズやレイアウトは編集者様の領分なのです。
それでいつも「もうちょっとナントカ・・・」とネチネチお願いしているのですが、私が感じていることは皆さん感じておられるのだなと、今回改めて思いました。読者ハガキ等で、皆さんからの援護射撃をお願します。

私もアダムの作品は将来コバンザメして、より詳しく紹介したいと思っております。カラーモジュレーションも、言葉では判っているつもりなのですが、実際に塗装するのはまた別の話なのです。
ただアダムによるとパンターF型のキットは入手困難だそうで、やるとしたらヤクトティーガー(AM114)ですね。私と一緒に作ってくれる方は、AM114号を買っておいてくださいね。

***
アダム・ワイルダーのパンサーF型DMLのパンターF型について、詳しい方からご指摘をいただきました。
「確かに、アダム氏の作った「白箱」は限定で、一時は異常な高値が付いていましたが、その後通常商品(品番6403)として再発売されていますので、幻のキットと言う事では無くなりました」とのこと。
http://www.dragonmodelsusa.com/dmlusa/prodd.asp?pid=CHC6403

また後発の6403の方が、いろいろと良くなっているそうです。
ご指摘いただき、どうも有り難うございました。
***

トライスター 1/35 ゲパルト対空自走砲これも青木さんの作品。ゲパルト対空自走砲です。

こういうオープントップ車輌は模型的な見せ場満載なのですが、それだけに製作はたいへんでもあります。戦闘室周りの装甲板の薄さ具合が、とてもシャープな印象ですね。

パンターF型同様、明るめに調色された基本色に、薄めのウォッシングが清潔感を感じさせます。こういうこじんまりとしつつも、見せ場の多い車輌を、控えめのウェザリングでさりげなく見せる。だけど細部までしっかり作ってある作品作りって、なんだかカッコイイ、というかオシャレな模型ライフな気がします。

余談ながら、「ゲパルト」って現用のレオパルトベースの対空戦車の固有名称かと思ったら、大戦中にもこの名前の対空自走砲があったんですね。
ゲパルト(Gepard)とは動物の「チータ」のことなんですが、現用のゲパルト(GEPARD)に関しては、タミヤ資料写真集8「レオパルト戦車と西ドイツ陸軍」によると、Geländegängige, Electronische, Panjerflak, eine Autonome Reakionsschenelle Defensivwaffen(移動式自動追尾電気制御装甲対空防御兵器)の略なのだそうです。これは一種の語呂合わせでしょうかね。因みに現用ゲパルトの輸出仕様は「チータ」と呼ばれています。


タミヤ 1/35 タイガー戦車オシャレといえばこのタイガーも、どことなくオシャレさを感じさせる塗装でした。この作者の杉村さんの作品は、いつもなんとなく緑色っぽいフィルターを感じるんですね。

また色も全体に沈んだ色合いで、明るいアフリカや地中海とは違う、なんか天気の悪そうな国の戦車という感じがするんです。
派手な色使いも避けておられる感じで、「シックでオシャレなオトナのモデリング」を感じました。


アランゲル 1/35 T35多砲塔戦車同じく杉村さんの作品、T-35多砲塔戦車。

このキットはたいへんな難物なのだそうで、他の方も「よくカタチにできましたね〜」と感心しておられました。それ故に途中写真を添えてあるんですね。
作品からは手作り感というか、全く苦労が感じられないので、完成品だけでは「どうせどっかのキットを組んだだけでしょ」と見過ごしてしまいそうです。


1/35 ヴィルベルヴィント対空戦車このヴィルベルヴィントも、ディティールのシャープさが際立っていた作品でした。

複雑な多面体である砲塔はエッチング製。
あちこちのハッチが開放されていて、実に見せ場の多い作品です。

塗装は上のゲパルトに比べると、ずっと濃い目で、徹底的にディティールアップした作品に濃い塗装を施すと、模型的にどう見えるか、よいお手本になります。SHiGE
  
Posted by marutake_shige at 15:06Comments(0)TrackBack(0)