2009年03月25日
皆さんのご相談にお答えします:ケース2
今日も皆様から寄せられたご相談にお答えしたいと思います。今回の相談内容は、このようなもの。
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家の購入を検討している者です。現在は賃貸マンションに住んでいます。賃貸から持ち家になった場合、「増える負担」と「減る負担」について教えてください。
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やっぱり「負担」については気になるものですよね。特に持ち家になったら一気に負担が増えた、というのでは購入するのも足踏みしてしまいますし。以下、私の“お答え”となりますので、ぜひご参考にしてください。
まずは、賃貸時のかかるお金を考えてみましょう。
[入居時にかかるお金]
入居時には敷金礼金が賃料の2ヵ月分ずつに仲介手数料が約1ヵ月分の計5ヵ月分かかることになります。そこに、月々の管理費と賃料がかかります。
また2年に1回ほど更新のあるところもあり、更新料と手数料は賃料の1.5ヵ月分が相場です。また、礼金や更新料と手数料は敷金に充当されませんので、退去時に差し引きされたり戻ってくるものではありません。
次に、持ち家時にかかるお金を考えてみましょう。
[購入時にかかるお金]
物件のお金(土地、建物)、住宅ローンを組む際は保証料金や手数料と、その後の金利負担、団体信用生命の保険料負担、他には登記費用、不動産取得税、仲介手数料、火災保険料などです。
[購入後にかかるお金]
固定資産税や家の修繕費用が主なものになります。
持ち家にして減る負担としては、購入後は賃料や管理費がかかりませんし更新料の負担がなくなります。また、住宅ローン減税や固定資産税の減額措置も要件によって適用されます。また、賃貸は何年、何十年と支払っても自分の持ち物にはなりませんので、いずれは引っ越しをすることになるかと思いますので、その際の新たな敷金礼金等がかかることになりますが、購入した場合はそういった負担はなくなりますし、当然ですが住宅ローンが完済されれば月々のローン負担はなくなりますが、賃料はそこに住み続ける限り続くことになります。
購入時は、負担が多いので所得と物件価格、頭金のバランスを取ることが大切だと考えます。