2009年04月22日
皆さんのご相談にお答えします:ケース6
今回は頭金や借入金、収入と返済額のバランスなどについてご相談いただきました。マイホーム購入に際して最も検討しておきたいことのひとつですね。
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頭金が多ければいいというのはわかっているのですが、多くを用意することがなかなかできそうにありません。そこでお聞きしたいのですが、借入金はいくらぐらいが妥当なのでしょうか?また、月々の返済額は収入に対してどれぐらいが基準になりますか?
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無理のない借入金は、収入や年齢、借入金利などによっても違いがあり、一慨には言い切れませんが、一般的には返済額が年収の30%を超えない程度だと言われています。
例えば、手取り年収が400万円で35年の金利3%の元利均等返済を利用するケースでは、返済の負担率を30%以内で計算した場合の借入可能額は約2600万円です。
これを月々の返済額にあてはめると、ボーナス払いなしで月々約10万円となります。
できれば、ボーナス払いをせずに月々の収入の中から返済できるような返済プランを立てられることをおすすめします。なぜなら、ボーナスは企業の業績などによって左右されるもので、その性質上必ず支給されるものではないからです。
また、転職などによってボーナスの無い会社で働くことになるかもしれません。ボーナスが支給されなかった場合のことも考えて、ボーナスをアテにした生活をせず“出たらラッキー”と考えて貯金をして、できるだけ早く、多く、繰上返済に充てたほうが賢明であると言えるでしょう。
また、返済の負担率が収入の30%を超えてしまうと、住宅ローンを返済しながら、貯金をしつつ生活をするのは厳しくなってしまいます。当然のことですが、毎月の住宅ローン返済が軽ければ軽いほど、生活にもゆとりがでてくるのです。
そういった意味でも頭金の役割はとても重要ですが、その後の繰上返済も大切になってきます。頭金があまり無い場合は、できるだけ住宅ローンの負担が減るように物件価格を抑えるといった工夫をして、生活費の中からできるだけ貯金を増やして繰上返済をするといった心構えも大切なのではないかと思います。
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この記事へのコメント
確かにボーナスは確定ではないので気をつけようと思います。
金額も全然違うし、ボーナスが無い会社もある。
反省しました。
ボーナスの支給が多ければ繰り上げ返済した方がいいとの事ですが
繰り上げ返済に関わる手数料はいくら位掛るでしょうか?
回数に制限はあるんでしょうか?

なんでも非課税のものもあり、低金利なのだとか。財形住宅貯蓄について、申し込み方法や種類、メリットなどを教えてください。
↓ここ、重要ですね。
年収の30%を超えない程度
550万円の家が神様に見えてきましたよ(笑)
年収の30%以下にするというのは、参考に
なりました。
有難うございました。