2011年04月

ハワイアナス(ビーサン)

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 ポルトガル語では「アヴァイアナス」と発音するらしい。世界的に有名なブラジルのビーチサンダルメーカーだ。
 ハリウッドスターが履いて有名になったとか、アカデミー賞でどうしたとか言われる。
 最初に買ったのがハート柄。黒地にピンクや紫のハート。白地にピンクのハートも。
 和柄アロハ“ふくわうち”と半ズボンに合わせた。左足に白、右は黒だ。
 「右と左が違ったらアタマのおかしいヒトと思われるよ!」
 粋を理解出来ない平凡なヤツ。芝居心も洒落心もないこんな輩に説明しても時間のムダだ。
 「あっはっはっ、そうですか」とだけ答えておいた。
 デザインや派手な色使いだけじゃない。適度にかたいから減ることも、すり切れることも、鼻緒が抜けることもない。乗り心地がイイ。キャデラックとコルベットを足して二で割ったみたい。品質もすばらしいのだ。

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 群馬の寒い真冬にもビーサンを履く。雪模様に出掛けた近所のスーパー。自動ドアから出てきた中年女が俺の足元を見た。
 「!」引き攣った表情で後退り。涼しい顔のオレ。
 ヒトがどこで何を履いても良いだろう。自分が寒いから他人も寒いに違いない、それは間違っている。少数派を排除するのはこの国の風潮だ。
 日本に本当の自由はあるのだろうか(大袈裟!)。

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 今日届いたターコイズとイエロー。
 さぁ、次は何色を加えようか。グリーンメタリックに要注目だ。
 ハワイアナスでブラジルを感じよう~。

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 ハワイアナスの向こうに外したキャデラック・コンコースのフロントグリル。その先に真っ赤なコルベット。
 好きなモノが集結したぜ。(2011.4.25)

金満家の誕生(黒木正臣シリーズ1)

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(知人女性にもらったお茶目なサングラス)

  世は戦国時代。

  男は、ひとり馬で駆けつけた。
 今夜は若者どうしお互いを信用し、敵味方の区別なくアソビに行くのだ。
  近道をすべく墓場を通るとワケの分らない碑が建っている。
  “千載一遇”
  “金色夜叉”
  “(よくもまあ)ヌケヌケと(敵陣に来たもんだ)”
 などという不吉なモノ。  

 男は敵の門中に入った。
 巨大なカマで背後から襲われ重傷を負った。              
 命からがら脱出した。

  田んぼに潜んだ。
 際限なく長い時間が経ったように思われた。
    ( 注 … 荒唐無稽な始まりだが、現実にみた夢からこの物語は出発  )
  今夜も女は呑み過ぎた。
 客商売だから仕方がない。
 喉がカラカラに渇いた。
 また酒を呑んだ。
  男は酒の匂いを遠くで感じた。
 顔を上げると女は近くにいた。
 女と目が合った。
  女は傷ついた男をかばって5日間そこで看病した。
 男を死なせないため、苦労して得たカネで薬を買い男に投与した。
  自陣に送り届けた女は感謝された。男は若大将だったのだ。


  時は江戸時代。

  女は、男の命を身を賭して守った功績により“姐さん”となった。
 まわりの妬みをよそに女は不思議な表情をしている。
  あの時、あたしはどうしてああまでしてあの男を助けたんだろう。
 何がそうさせたのか。 
 傷ついてはいたが、ステキな目と充分な貫禄とそして何よりも女を安心させるお茶目な雰囲気を持っていた。
  彼こそが黒木正臣だったのか。


  そして近未来。

  数年前にサラリーマンを辞めてから、黒木正臣の生活はガラリと変わった。
  才能が開花したせいか毎日百万単位の金が転がり込み、恋人だって世界中にちりばめられている。
  日本を始めとして韓国、台湾、フィリピン、タイ、シンガポール、マレーシア、ベトナム、ラオス、インドネシア、カンボジアなどの東南アジア。
 イラン、イラク、サウジアラビア、トルコといった中近東。
 オランダをはじめとする西欧、ルーマニアなどの東欧。
 アフリカ、サモア、タヒチ。
 アメリカ、カナダ。
  中南米。

  黒木正臣は会長をしている。
 貿易会社「グロリア通商(株)」の代表取締役を。
  社長は置かず会長の黒木が全権を掌握しているのだ。
 貿易の相手国は主に東南アジア。
 これは会長の個人的な嗜好と言ってしまえばそれまでだが、成熟しきった欧米市場よりも若いエネルギーを持ったアジアの方が面白いのだ。
  それに外人といえば白人、外国といえば欧米、この風潮にも黒木は憤慨している。
 日本はアジアの一員のくせに他のアジア人を1ランクも2ランクも低く見、アジアの中の白人だと思っている。
 そんな気持ちでいるからアジアの同胞から信頼されないのだ。

  黒木は、東南アジアの中でもNIES諸国、とりわけ韓国の急成長を遂げた自動車産業に目を付けた。
 そして壮大な計画に着手した。その計画とは …
  韓国には最大の自動車会社「現代自動車(株)」がある。
 その向こうを張って「古代自動車(株)」というのを韓国内に設立し、その秘密工場で世界の名車のコピーを製造するのだ。
  ベントレー・ターボR、ランボルギーニ・カウンタック、フェラーリ328GTS、ポルシェ928S4、ジャガーXJS、メルセデス・ベンツ560SEL、BMW750iL、シボレー・コルベットZR-1等のコピーを。
  完成したコピーカーは超高速輸送船で日本海側の各地に陸揚げする。
 寺泊、氷見、小浜などが良いだろう。
 そして某巨大地下倉庫に集結させ、偽造車検証と偽造ナンバープレートをくっつける。 それを大胆にも正規ルートにのせて販売するのだ。
  黒木が造ったイミテーションカーが日本を席巻する日も近い。

  そして今、黒木正臣は世界有数の金満家となり、アリストテレス・オナシスならぬアリストテレス・オナニーというギリシャ名をも持つに至った (1988年)

きれいなコルベット

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 昨日、9ヵ月ぶりにコルベットを洗った。見違えるようにキレイになった。他人のクルマみたいだ。
 クルマは趣味の筆頭格。スタイル、スピード、サウンド。3つのSが肝心だ。走らせるのが大好き。群馬から福岡までの1,200kmをほとんど休まずに12時間でイッキに行っちゃう。

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 だが洗車はキライだ。30分~1時間労力を使うならコタツにもぐっていた方がイイ。俺はモノグサだ。クルマを毎日撫でているヤツの気が知れない。クルマは床の間に飾っておくモノじゃなく走らせるモノだ。
 「汚れても平気で乗ってるとこが凄いねぇ。普通、良いクルマ買えばキレイにして乗るもんだけどねぇ~」違いの分かるヒトがひとりいた。

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 2ヵ月前に廃車した12年乗った紺のキャデラックも洗わなかった。
 「日本で一番汚れたキャディだぜ」などとジマン(?)してヒトの反応を楽しんだ。否定的な意見が多かった。
 「流石マサさん、世界の高級車キャデラックを汚して乗るとは粋ですねぇ」なんて洒落心あるコメントはなかった。

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 融雪剤(塩化カルシウム)で白く汚れたコルベットの真っ赤なボディ。もう雪は降らない。たまには洗うか。
 景気づけにビール中瓶(500cc)。ノドが潤った。洗車開始だ。ムリな姿勢で下の方を洗うと苦しい。ビールは洗車の後に呑むべきだとわかった。

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 こんな綺麗なコルベットは年に数日だ。明後日には雨の予報が出ている。今日も昼間、フィリピンのスコール張りの凄い雨があった。
 「昨日9ヵ月ぶりに洗車したのにもう雨だ!」とわめき、周囲の笑いを誘った。幸いにもすぐ止んだ。
 薄暗くなったが激写しない手はない。撮った。

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 新車みたいだ。もうすぐ5年、55,400kmのクルマとは思えない。超カッコイイ。前から後ろから斜めから。どこから見てもステキ極まりない。

 自画自賛して気が済んだ。(2011.4.25)

でっかいテレビ(日立プラズマ50型)

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 「地デジ地デジ」とやかましい。テレビ画面の上下にうるさく文字が出る。
 NHK18時ニュース最後に「失礼しますっ!」とわめく真面目腐った女性アナウンサーが、可愛いぶった仕草で何か言った後、画面が“ザーッ”となる。故障かと驚いたぜ。
 これが始まるとすぐチャンネルを変える。だが民放はどこもCMだ。全くどいつもコイツもアタマに来るぜ。うんとアタマに来ると消すこともある。
 いくら何でもやりすぎだ。巨額の資金を湯水の如く使って何のために地デジを急ぐのだろうか?
 震災後は「地デジ地デジ!」はなくなった。

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 29型NECブラウン管テレビを18年使った。特に不満はなかった。
 年に6回訪れる博多。定宿のホテルニューオータニ博多で観る32型三菱液晶テレビ。キレイだ。
 群馬に帰って家のテレビを観た。
 「何じゃコリャ~ッ!」
 曖昧な色、ぼけた輪郭、小さい画面。まったく違う。テレビとラジオくらい違う(?)
 良いモノを味わったらもうダメだ。俺も液晶テレビを買うぞ。
 今のテレビを18年使った。ニューフェイスも長く観る事を考えるとでかい方がイイ。中画面だと、きっともっとデカいのが欲しくなる。

 50型以上だ。
 6畳間には不釣合いだが気にしない。テレビとの距離が“縦×3”あればOKらしい。とにかくでかいのを味わいたい。物色した。
 録画もしないしゲームもしない。ましてやW録画機能なんて宝の持ち腐れだ。猫に小判、豚に真珠と言ってもいい。
 「LEDで大画面」それだけが望みだ。シャープか東芝がイイ。
 熟慮に熟慮を重ねた結果、LEDアクオスLC-52SE1とLEDレグザ55RE1が候補にあがる。よりシンプルで安いアクオスが優勢だ。

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 数年前、学生時代から何十年も活躍した3.5合炊き“東芝電気炊飯器”が壊れた。感謝と賞賛の手紙を送った。東芝から反応はなかった。
 それを根に持ち最初からシャープに気持ちは傾いていた。執念深いオレ。“まむしのマサ”と呼んでくれ。

 突然「プラズマもある!」ことを思い出す。研究した。プラズマの方が良さそうだ。あっさりと液晶からプラズマ派に転向した。
 日立WoooP50-XP05。50型だ。
 カカクコム最安値店、滋賀の“パソコン卸売りセンター”で通販。128,987円。大津市雄琴。お~っ、良い場所にある会社! ますます気に入ったぜ。
 ヤマダとケーズに「カカクコムにどこまで近づけるか!」と迫った。
 ヤマダは183,000円、ケーズ199,800円。売る気があるのだろうか?

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 来た。梱包がデカい。開けた。友人の手を借りて設置。
 古いテレビとオーディオの撤去や周辺の掃除。散らかし放題のため難航を極めた。所要時間2時間。

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 想定内の大きさ。意外だった。
 「うわぁ~デカいッッッ!」ぶったまげるのを予想し、期待した。
 ガッカリで始まった50型テレビ。数時間見続けるうち、だんだん好きになってきた。
 映画館を想像したから期待外れだったのだ。
 アホな期待を払拭してからはすべてが素晴らしい。鮮明だ。キレイ。
 これからもっと好きになりそうな気がする。(2011.4.23)

 キレイさとデカさを実感した翌日。
 “感動後落胆”が一般的。
 “落胆後感動”はマサスタイルだぜ。 (2011.4.24)

ヤクルト400(特定保健用食品)

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 年1回必ず風邪をひいた。冬の風物詩だ。
 11年前に飲み始めたヤクルト。まったく風邪をひかなくなった。ひき始めてもすぐ治ってしまう。驚きだ。
 L.カゼイ・シロタ株(ヤクルト菌)。
 代田稔という人が開発。ヤクルトの創始者だ。
 耐酸性のため胃液で死なずちゃんと小腸に生きたまま届く。そして免疫力を高め健康なカラダになる。すばらしい飲み物だ。
 しかもわざわざ買いに行かなくてイイ。待っていれば職場にヤクルトレディが来てくれる。楽しい会話も付いて。
 「野菜ジュースください」「ウーロン茶」血迷う奴ら。
 「せっかく乳酸菌のヤクルトが来てるのに、そんなモンどこでも買えるだろ」
 「だって好きなんですよ」
 好きならしょうがない。それ以上何も言わない。
 この場面で何が大事か!を理解しない輩へ説得を試みるのは時間と労力のムダってもんだ。

 5年前はヤクルト400を毎日2本呑んでいた。ヤクルト菌が400億個含まれてるから“400”。2本で800億だ。
 当時のヤクルトレディ曰く「2本呑んでも効果は同じですよッッッ!」
 オレ曰く「この味が好きなんだよ
 レディ「そうですか!」
 売上げを減らしてまでもアドバイスするとはヤクルトレディは善良な人だ。怒った調子で言ったのが印象的。アホな子供を諭す母親のようだった。
  1本や2本では物足りず、5本(400cc)をイギリス製ダヌーンのマグカップにあけて一気に呑んだ。うまかったァ~。小さな80ccだけじゃなく500ccや1リットル入りを発売してくれ。ビールのようにゴクゴク呑みたいのだ。

 今は小腸に効く甘さ控えめヤクルト400LTと大腸に良いビフィズス菌のミルミルを毎日。
 転勤したから別のヤクルトレディだ。
 「以前からこの2本お呑みですか?」
 「400は11年呑んでるけどこの組合せは最近です」
 「小腸と大腸両方ですもんね。凄く良いと思いますよ。お通じも快調じゃないですか」
 「快調。ヤクルト呑み始めてから風邪ひかなくなったよ」
 「体感していただくと嬉しいですね
 「うん
 親指を立てた“サムアップスタイル”。ヤクルトねーさんもサムアップ。ノリが良い。
  接客や販売をする女性、イイねぇ~。好きだぜ。
  前任地では可愛いヤクルトレディ、その前は巨乳レディ、そして今は美人Lady。

 職場でも買うヒトはごくわずか。
 こんな素晴らしいモノをなぜ買わないのか。
 シャバには信じられないことが多い。(2011.4.22)

ベーコン炒飯(マサ料理)

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 脂が重いからベーコンはチャーハンに適さない。そう思い敬遠していた。
 だがベーコンが好きだから色んな料理に使いたい。突き上げる思いを止めることは出来なかった。

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 ネギ1本、卵3個、ベーコン200g、ご飯2合。
 一昨日のご飯をチンしている6分間、北京鍋をギンギンに焼く。
 サラダ油、卵、すぐ熱々ご飯。混ぜる、煽る。
 突然プ~ンと卵の良い香り。
 鍋肌にネギ。塩コショー。混ぜる、煽る。
 みじん切りベーコン。鍋肌で温める。混ぜる、煽る。ベーコンのエロい香り。
 醤油。混ぜる、煽る。完成。

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 うまい。
 まったく重くない。サラリと食える。ハム同様ベーコンを最後に加えたからだ。
 最初にじっくり脂を抽出したらこうはいかなかった。戦略が的中したぞ。だがパラパラ感は完璧じゃない。
 塩が弱い。ベーコンをかじった時はちょうど良い。スモークが素晴らしい。
 細かくてもベーコンはかたい。アゴが痛い。
 右の前腕と掌と指が痛い。直径36cmのでかい北京鍋を150回も振ったからだ。
 
 ご飯を4合炊く。炊きたてを2合食う。翌日か翌々日にチャーハン。このパターンが定着したぜ。
 冷飯をチンしてチャーハンにしても、南魚沼コシヒカリはサイコーにうまい。良い材料を使うととてもおいしい料理ができる。
 チャーハンの虜になったワタシ。(2011.4.13)

シボレー・カマロ IROC-Z(1990年型)

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     (写真はスポーツクーペ)

  ガガガガガガガガガガガガガガガガガッ!
 獰猛な声をあげて豪快に加速。
  サイボーグのケダモノのようだ。
  迫力ここに極まれり。245馬力にしては凄い。
 ハラワタに染みる重低音。すばらしい排気音だ。

  タイヤは245-50ZR-16。
  太すぎるぜ(当時は245で太かった)。
 轍にハンドルを取られるじゃないか。
 ブレーキング時も、左へ右へ飛び出しそう。

 極太タイヤに憧れていた。だってカッコいいから。
 でも、見ると操るのとは大違い。
 見かけと中身は違うってことか? (1990.5 15分)

ティファニー(近江牛しゃぶしゃぶ) ~近江八幡~

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  30,000円位  / 肉+ビール /  2人

  毛利志満が休みなのでキャデラックで徘徊したあげく、駅の観光案内で「毛利志満」に遜色ない店を教えてもらった。
  1階が肉屋、2階がステーキレストラン、3階が座敷。
  いかにも日本的風貌を持つキャディのマサはもちろん3階。
  毛利志満よりもさらに柔らかいと思われるロースでしゃぶしゃぶ。甘みがステキだ。
  遜色ないぞ。肉はゴマだれ、野菜はポン酢。とっても旨い。
  アッという間に無くなり、肉を追加。食べるのが速いねぇ。

  ティファニーを経営する「かね吉」は通信販売も営む。それにハマった。
  1キロ2万円の霜降りロースしゃぶしゃぶ用、すきやき用、ステーキ用、1キロ1万8千円のヒレステーキ用など、短期間で10万円使う(凝り性だ)。
  最初の“しゃぶしゃぶ用霜降りロース肉”がクロネコヤマトのクール宅急便で届く。
  通信販売だから期待はしない。
 箱を開ける。玉手箱を開けた浦島太郎になった。
  店で食べたのと同じ強烈な霜降り肉に逢えたのだ。
  その1キロを15分で、2人で、94年レオヴィル・バルトン(サンジュリアン2級格付け)と、自分でつくったポン酢でハラに納める(俺が700g)。うますぎて“うんうん”唸りながら。
  悦楽の代償は大きい。
  夕食は全く受けつけない。風呂からあがった午後11時半、まだ胃がヘンだ。霜降りの脂が多すぎたのだ。

  そんな“取寄せ”を止めたのは午前中の時間指定が1時間半遅れ! キャンセルした。アタマにきて止めた格好だが、近江牛にカネを使いすぎて困っている矢先にちょうど良い理由がついた。
 きっかけは必要だ。ボクはひどくホッとした。(1998.6)

巨大焼きそば(マサ料理)

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 新聞や雑誌で目の端に「巨」という文字を捉えると「巨乳」をすぐに連想し、電光石火でそこを見る。パブロフの犬みたいだ。だがそれが「巨人」や「牛乳」と判明し、ひどく落胆する。
 1kgの蒸し麺を使う一度じゃ食べきれない焼きそば。だから「巨大焼きそば」と命名した。

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 豚バラ200g、ほだ木栽培椎茸6個、キャベツ3枚、新玉葱1個、もやし1袋。刺身用ホタテや冷凍ブラックタイガーも入れることがある。今日は冷凍天然エビ10尾だ。
 夏が暑かったせいで帆立貝の多くが死んでしまい、例年1パック1,200円前後の北海道産刺身用大粒ホタテが今年は1,900円もする。
 店に行けばいつでもあると思っていた。疑問すら抱かなかった。ホタテも生き物なんだと痛感。多くの命を奪って人間は生存している。感謝の念が芽生えた。ホント?

 巨大焼きそばは何度かやっている。
 豚バラを、豚もも挽肉や鶏モモやイカやさつま揚げに替えた。
 野菜も、アスパラガス等色々やった。
 ホタルイカや粉を打って焼いたカキをトッピングした。
 オタフク焼きそばソースを、酒&醤油やお好みソース&ウスターソースにした。
 だが豚バラの醸し出すステキな香りと濃厚な味が一番だ。
 広島のオタフク焼きそばソースは群馬のオレには甘すぎる。だから今回は中濃ソース&ウスターソース。初の試みだ。

 以前は直径30cm底厚2.3mm黒皮鉄板フライパンで1kg蒸し麺を焼き、直径36cm北京鍋でエビや肉や野菜を炒めて麺を合わせソースを入れて完成させた。
 今回は違う。
 巨大焼きそばのためだけに巨大フライパンを買ったのだ。

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 直径45cm深さ94mm。厚さ2.3mmの黒皮鉄板。いわゆる業務用。
 合羽橋えぞやの通販。サイズ表で一番でかい奴。シロートには扱えないサイズ、と思えば思うほど欲しくなった。新玉葱との対比が凄い。

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 サラダ油をひいた巨大フライパンに1kg麺をずるっと置く。表面が焼けたら弱火。フタをしたいが45cmのフタがない。裏返す。
 ほぼ焼けたら二つ折り。
 空いた半分にサラダ油を足しエビ、塩コショー。取り出す。
 豚バラ、塩コショー。椎茸、キャベツ、新玉葱。最後に水に放ってシャキッとさせたもやし。

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 麺との邂逅。ずんずん混ぜる。フライ返し2つを使い豪快に混ぜる。中濃とウスターをドバドバッ。
 「!」ソースが少ししかない。とんかつソースも入れる。
 じゃじゃじゃじゃじゃじゃぁ~~~。

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 直径34cmの青磁皿に山盛り。
 エビ10尾も飾る。エビだけソース色じゃないから異端児または“借りてきた猫”のようだ。
 俺はネコが大好きだ。子供の頃はずっと飼っていた。
 ご飯が欲しい時だけ「ニャォ~ン、ゴロニャ~ン」と甘え、満腹時は呼んでも知らん顔。自分勝手がオツだねぇ~。近所で遭遇しても俺とわからずサッと逃げる。粋だねぇ~。
 今はネコを飼っていない。他家のネコやノラがダークブルーメタリックのキャデラック・コンコースやビクトリーレッドのシボレー・コルベットのボンネットに汚い足跡を残すのは、アートのようでイヤではない。ネコはかなりな脂足だ。
 だが庭に糞をするのは許せねぇ! 汚いし臭い。今度見つけたら現行犯タイホするぞ !!

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 ビールを呑む。うまい。熱い調理の後は格別だ。
 焼きそばを食う。イマイチだ。ウスターが少なくとんかつソースを入れたから甘い。
 半分くらい食べた。
 明日がうまい。麺が旨味をすべて吸い込み出来たてよりうまいくらいだ。小学校の給食を彷彿させる。焼きそばの日は楽しみだった小学生の俺。

 でかいフライパンを使っても特にメリットはなかった。出番はしばらくないだろう。(2011.4.17)
 
 翌日。チンして卵と醤油。
 「焼きそばまた作るか!」そう思わせてくれた+卵のうまさだった。 

丸美屋(出前のうどん、カレー) ~群馬県中之条~

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 580円 / 出前チキンカレー / 1人

 平成23年4月1日に転勤した。
 食う事が好きな俺は昼メシにもうまいモンが食いたい。
 前任地では200年の伝統を誇る老舗割烹“竹乃家”の昼メシを堪能した。
 群馬名物ソースカツ丼、くわ焼きの載った豪快とり丼、網焼き豚ロースの香ばしい肉丼、甘めな丼ツユが泣かせる天丼、サクッと揚がったロースカツによ~く煮込まれたカレーたっぷりカツカレーライス、甘~いソテー定食、肉汁じゅわっのヒレカツ定食、ぷりぷりっぷり極まったエビフライ定食 … 情景がひとつひとつ目に浮かび、俺は大量のヨダレで溺れそうになる。

 だがもっと恋しいのが“丸美屋”ってうどん屋から出前でよく取ったチキンカレーだ。
 本格カレーじゃなく「いかにも食堂のカレー」が得も言われぬうまさだった。
 デカ柔らか鶏モモがごろごろ入っている。
 小パックのソースが付いてくる。いつもかけて食っていた。試しにかけなかった。その方がうまい。それ以後かけなくなった。元々カレーにソースはかけない主義だから。
 皿の形が気に入らないがうまいから問題ない。甘めに感じた味も後半には辛くて頭皮から汗。ナイアガラ瀑布や華厳の滝ほど大汗じゃない。ちょうどいい汗だ。
 手打ちの盛りうどん(370円)がまたうまい。
 歯応え、塩加減、小麦の香り、やや黒っぽい地粉の色。素晴らしいうどんだ。
 煮干しの香りがぷ~んと際立つツユ。ほとんどミリンは入れないかと思うほど甘さ抑えめ。これが麺とよく合う。
 大盛りにしてうどんをたくさん食べたいが、オマケの油っこいかき揚げが嫌いだ。それでオマケの付かない普通盛りを食べていた。
 薬味はネギ、大葉、七味。夏にはミョウガが登場して爽やかさを振りまく。薬味を、季節によって変えてくる。たった370円のうどんなのに神経が行き届いてるぜ。
 季節を愛(め)でる大衆食堂。素晴らしすぎる。重い岡持ちを提げて3階まで運んでくれた丸美屋のオバサン。はぁはぁ言っていた。いつまでも達者でいてくれ。
 「俺、今度転勤するんだよ」
 「え~っ!淋しくなりますね。来月から? チキンカレーが出なくなっちゃう」
 大袈裟に淋しがってくれて嬉しい。
 チキンカレーと盛りうどん。舌に強烈に蘇り、おびただしいヨダレに俺は溺れた。

 これだけご執心のおいしい昼メシ。だが時間の経過とともに憧憬はしだいに薄れるのだろう。新任地に巡ってくる移動販売車のサンドイッチに今は夢中。ゲンキンな俺だぜ。
 2月に廃車した12年8ヶ月174,000km愛用したキャデラック・コンコース。あんなに好きだったキャディを思い出す機会も少なくなってきた。

 人間は、忘れることができるから生きていけるのかもしれない。(2011.4.13)

毛利志満(近江牛しゃぶしゃぶ) ~近江八幡~

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  30,000円位  / 肉+ビール /  2人

  創業100年の老舗。
  但馬牛を竜王町の森島牧場で3年肥育。
  旨い肉づくりをするため、人気のない山中の湿気の少ない牛舎でのんびりと育て、不純物の少ない良質の水をのませ糯米を食べさせる、という特別待遇。
  近江牛を確立した人を祖先にもつ!

  牛刺。わさびじょうゆで。
  やわらかい。もも肉なのに強い存在感がある。濃くてステキだ。
  牛タタキ。やや落ちる。

  真打登場。
  しゃぶしゃぶだ。
  強烈なサシ。芸術作品のよう。
  厚めの、ヨダレの出そうなローススライスをサッと湯に通しただけでポン酢をつけてすばやく口に納める。
 電光石火の早業だ。
  限りなくうまい。牛肉の甘い香りが鼻に抜け、脂がとろけて肉汁といっしょに炸裂する。
  しゃぶしゃぶで肉の良さがわかるという。良い肉は旨みが際立つが悪い肉は抜け殻のようになってしまう。
  牛としても、食べられるのを前提に生きている訳ではないので、際立とうが抜け殻になろうが何とも思ってはいまい。

  スキヤキもなかなかのもの。白ザラメとしょうゆで。
  石焼きといって、特殊な火山岩で作った石鍋で特上ロースを焼くのもまた一興。(1990.7)
    *後に4回 

コンビーフ炒飯(マサ料理)

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 コンビーフ炒飯はうまい。コンビーフ釜飯はうまくない。
 4合炊いて2合強をメバチ赤身で食べた一昨日。冷蔵庫に入れといた2合弱を6分チンする。
 その間、直径36cm北京鍋をギンギンに焼く。火を止めサラダ油。ぐるりと全体に馴染ませる。火を付けよく溶いた卵3個。
 じゃ~~~っ。すぐに熱々ご飯投入。鉄製お玉で混ぜ、重いから両手で煽る。
 混ぜ、煽る。突然ぷーんと卵の強い香り。
 この香りを合図に細かく切ったでかいネギ1本を鍋肌に。塩コショー。煽る。
 本日のゲスト、コンビーフ。小さく切って鍋肌。混ぜる、煽る。
 最後に醤油。
 
 食った。うまい。
 コンビーフの脂のせいかパラパラ感は弱い。大量ネギも一因か。
 チャーハンの神髄たる“パラパラ”は完璧じゃない。だがフンワリしっとりのおかげでコシヒカリのご飯としてのうまさが際立った。意外な収穫だった。
 重い鍋を振って前腕と手首が痛い。

 チャーハンというシンプルな料理。うまいぜ。(2011.4.6)

NHKのど自慢(シャバで気になる事)

 最近、実家でNHKのど自慢を3度観た。
 カンカンカンカンカンカ~ン!
  続発する合格者。
 「え~!あんまり上手じゃないよねぇ」89歳の母が驚く。
 「これが合格とはびっくりだね」
 カンカンカンカンカンカ~~ン! また合格。
 「最近おかしいねぇ~合格がばかに出るねぇ」不信感を抱く母。
 「被災者を元気づけるために合格を多く出してるのかもしれないな」
 もしそうだとすれば逆効果だ。
 景気よく鐘を鳴らし、合格者を増産すれば被災者が喜ぶとでも思ってるのだろうか。そんなことをしてもすぐに見破られ、喜ぶどころかシラけるに違いない。インチキ行為は馬鹿にしているのと同じ事。
 NHKのど自慢は歴史ある番組だ。
 変な演出は止めて平常通りやってもらいたい。(2011.4.17)

ジャガーXJ エグゼクティブ3.2V8(2000年型)

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 「どこのヤクザかと思った」
 スケベそうなヒゲをはやしたハンユウオートY氏が笑う。
 まだ2回しか会ってないのに客に対して狎れ狎れし過ぎるぜ。
 打ち解けさせてしまうのが、キャディのマサのキャラクターさ。

  エメラルドとたいそうな名前の色。
 暗いところでは紺だが、太陽の下ではグリーンメタリックになる不思議な色。
 詐欺師のようだ。
 インテリアはアイボリーの革張りでシックだ。
  5025×1800×1360のスリーサイズなのに広くはない。ちょうどいいピッタリ感と言おう。
 走りもハンドリングも良い。
 操縦席から見えるボンネットの張り具合も情熱的だ。
  サルーンなのに背が低い。そしてケツが長く、細く垂れ気味だ。
 これが独特の雰囲気を呼び、まさに豹が獲物を追いかける姿勢になる。
 しかもこちらはガソリンを入れさえすれば走り続ける。優雅に、俊敏に。
 
 本日ポルシェ、ジャガーとたて続けに試乗のあと、キャデラック。
  キャディがいかに大きく、中が広く、ハンドルやアクセルが軽く、滑らかで静かなのか良く分かる。
  やっぱりキャディは良いクルマだ。
  でも、すれ違う水色メタリックのジャガーXJに目を奪われるのはなぜ? 
 もうキャディに飽きたの?(2000.6)

いちのや(鰻) ~埼玉県川越~

  13,050円 / 鰻、生ビール、瓶(キリンラガー)ビール /  2人

  天保三年(1832年)創業。本店は六代目が、七代目は西麻布で伝統の味を展開。
  期待に胸膨らませ川越ICを降りる。開店前に先客6人。300人収容のでかい店だ。その人数にマトモな鰻を出せるワケがない。
 “銭儲け主役ウナギ脇役”の下品な店。
 記帳して待つ。禁煙席がないことに驚いてみせる。区切られた小上がりに案内された。
  生ビールが遅い。従業員同士で生ビールの注ぎ方を練習してやがる。
 「お待たせしましたぁ~」愛想笑いの場面じゃないぞ厚化粧中年女。ビールはすぐに持ってこい。
  鰻煮こごり(500円)。
 確かに煮こごり。味は識別不能。重要な端(はな)がこれでは悲しい。
  鰻玉子焼き(600円)。
 メニュー通り「鰻玉子焼き」と注文。「う巻きでございますね」ふざけた女だ。芯にはゴミのように小さい鰻。卵の重厚も鰻の存在もダシの味わいも無い。
  白焼き(2500円)。
 小さな本ワサビと小型おろし金。全部おろして、脂の抜けた白焼きにバラバラ振りかける。鰻という素材と本ワサビの競演。それが白焼きの醍醐味。蒲焼きよりシビアな料理だ。素敵なはずの白焼きをこんなザマにするなんて … 。
  鰻重(菊3150円)。
 どんなグラマーなウナちゃんが居るのかな? フタを開ける。艶のない痩せ細って乾枯びたみすぼらしい細長い物体が無惨にも死骸を晒している。荒涼たる風景。生まれた甲斐のないウナギ。こんな蒲焼きにして鰻に申し訳ないと思わないのか!
 忘れていたドジョウ唐揚げ(800円)。
 鰻重を食ってる最中に登場だ。出す順序もタイミングも配慮なし。
 肝心な味までも全て失格。絶望の鰻屋。会計時にズバッと言うぞ。
 「ウナギ、ぼけた味で美味しくないね」
 「すみません」弱々しく笑う色白嬢。
 「六代続いてるっていうから期待して来たら期待はずれだ。こんなに繁盛してるのが信じらんないよ!」
 「 ……… 」消滅した笑顔。下を向くひきつった白い柔肌。
 文句なんか言われた事ないのに何よこのオジサン。変なヒトね。
 おねぇさん、もし良かったら僕の意見を板場に伝えてくれ、いいコだから。

  鰻は伝統ある江戸料理。まがい物は殲滅だ。TV(石っしゃん)に乗せられたのは一生の不覚。可哀想な鰻に接して悲しみひとしお。本当の老舗『前川』に又行こう。そして口直しをするぞ。
 後に仕事関係の川越住人曰く「いちのやはダメですよ!」(2006.2)

ちくわの天ぷら(マサ料理)

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 後悔しつつも受け入れることにした直径45cmフライパン。先日慣らしをした。
 最初の料理は揚げ物だ。黒皮鉄板に油を馴染ませるのが目的。
 料理ではなく道具が主役だから簡単な揚げ物。
 小学校の給食に出たチクワの天ぷら。あのうまさが忘れられずエビ、イカ、ホタテ、アジ、メゴチ、穴子…珠玉の天種を堪能しても最後はどうしてもチクワを揚げなきゃ気が済まない。そんなカラダになってしまったワタシ。

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 売場には数種類のチクワ。値段がずいぶん違う。オーソドックスに紀文を選ぶ。安さにつられてまずいと困るからだ。
 3袋6本。茶色いビラビラは取り除く。焦げる虞があるから。

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 道具の慣らしが目的。少ない油でチクワ6本を一気に揚げる。縦に2つ割、横3つ。計36個をドバドバ投入。ぷくっと膨らんだ。油から引き揚げる。
 食った。塩、醤油。醤油がうまい。
 「ハフハフ」
 熱い湯気を噴き出しながら次々に食べる。怒濤の勢いで喰らう。右手に菜箸、左手はビールのグラス。
 味もサクサクもイマイチ。
 「うまい天ぷらを揚げるぞ!」ではなく
 フライパンの慣らしが目的だったちくわ天ぷら。
 気合いが入らないと旨さもそれなりだ。(2011.4.7)

でかいフライパン(えぞや)

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 1kgの麺でやる焼きそば。
 直径30cmフライパンで麺を焼き、36cmの北京鍋で肉、野菜、エビやホタテを焼いた。焼けた麺を北京鍋に合わせ、ソースを入れて仕上げた。
 フライパンひとつで巨大焼きそばをやりたい。そんな構想が芽生え、しだいに増大し、ついには抑えきれなくなった。
 直径45cm。厚さ2.3mm黒皮鉄板。いわゆる業務用だ。重さが4.3kg。深さ94mm。5,580円
 買う前にメジャーで測ってみた。ガスコンロはぎりぎり前に出さないと熱いフライパンがゴム管に干渉する。流しにはすっぽり入らない。洗うのに難儀する。家庭用には適さないぜ。サイズ表で一番でかいヤツだから。
 だが荒唐無稽と思えば思うほど巨大フライパンへの憧憬は強くなった。俺はアホらしいことをやるのが好きなのだ。
 シロート料理人がこれを買えば「うわっデカ!」「こんな大きいの買ってどうするの」「流石マサさん、お馬鹿ね」「あっはっはっ、荒唐無稽にも程があるわ」と嬉しい反応が押し寄せること必至だ。
 合羽橋えぞや。ネット注文。来た。

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 梱包がでかい。1升瓶との比率でデカさがわかる。
 「でかいですねぇ!」
 「調理用のフライパンですか?」
 「直径45cmなんですよ」
 「バーベキュー用ですか?」
 「焼きそばをやろうと思って…」
 クロネコヤマトとの会話だ。彼もフライパンにこのデカ梱包は驚きらしい。配送のプロを驚かすとは流石マサだ。
 あまりのデカさに放心状態になったワタシはすぐに開封する気になれず、数日放置した。

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 梱包オープン!
 「うわっ!」でかすぎる。深すぎる。あり得ない。シロートには奇想天外なサイズだった。血の気の失せるドでかさだ。

 買ったのは直径45cmフライパンの他に20cmフライパン、28cmアカオしゅう酸鍋、焼きそば(鉄板焼き)用コテ2つ。
 どんぶり物に普通の親子鍋では小さい。親子丼やカツ丼を20cmフライパンで作る。オムレツにも活躍させる。
 今使ってる26cmアカオあじ鍋は生そば2袋6人前800gを一度に茹でてひとりで食うのに小さい。そこで28cmを登場させた。年に1~2回のソバのために3,280円を使うとは不経済だ。酔狂なオレ。
 20cmフライパンとの対比。烈しい。

 黒皮鉄板の慣らし。
 30分以上強火で空焼き。すぐに白い煙が出る。さらに焼くと煙が収まり黒皮が灰色になる。冷めたら洗剤で洗い、油を敷いてネギの青いトコを炒める。鉄臭さを排除するため。
 冷えたら洗剤で洗い加熱して水分を飛ばす。慣らし完了。最初の料理を揚げ物で黒皮鉄板に油注入
 これで図体のでかいフライパンも一人前になった。めでたし目出度し。

 こんなでっかいの買ってホントは後悔。だが口には出さない。
 全長5840mmのシボレー・シルバラードへの“憧憬”は、直径45cm馬鹿でかフライパン購入の“悔恨”と同義語に思われた。(2011.4.3)

ニコニコ亭(ソースカツ丼) ~群馬県渋川~

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 810円 / 四枚丼 / 1人

 本日休業!
 よく見ると毎月曜と第1第3日曜定休とある。今日は火曜日だ。
 10:50。せっかく来たからどうしても食いたい。電話してみる。
 「今日やってますか」
 「はい、やってます~」
 「表に本日休業ってあるから」
 「あ、すいません!」
 電話を切るやいなや小柄で可愛い女将(?)が店の横から飛び出してきた。
 「すいません」
 「あ、昨日のか」
 「はい。あはは。すぐ開けますから」
 
 「ソースカツ丼4枚載せ」
 「はい、4枚ですね」
 メニューを見たら“四枚丼”が正式名称のようだ。
 7年ぶり二度目。
 あの時は3枚載せソースカツ丼を食った。かなり腹一杯になった。今度は4枚載せなきゃオトコが廃るってもんだ。
 味噌汁としば漬けもどきを従えてでっかいソースカツ丼登場。カツがどんぶりからこれ見よがしにはみ出している。見てはいけないエロい物を見たカンジだ。

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 フタがちょこんと載って、ちびまる子ちゃんの永沢君がかぶる帽子みたいだ。
 初めて見るヒトはぶったまげるだろう。俺は二度目だからぜんぜん驚かない。
 まずは味噌汁。麩とワカメ。舌に触れた瞬間はうまい。1秒経つと化学調味料っぽい味。
 ソースカツ丼。でかいカツが重なってご飯が見えない。フタに2枚移転させる。
 ガブリ。うまい。しょっぱい!
 肉は薄い。2~3mmだ。薄くてかたい。異様に細長くでかい。叩いて伸ばしたのか。
 これでもかこれでもかと衣の厚みが烈しい。肉の数倍はある。一応サクサクするが大量の衣にしょっぱい丼ツユがたっぷり染み込んで凄い味になっている。衣は1枚に1カ所ずつはがれた部分。衣の端がガリガリかたくて口の中が痛い。
 ご飯はうまくない。コメ自体が良くないしキリリと炊けてない。
 「しょっぱいなぁ」一口ごとに思った。3枚目を攻めてる時ハラ一杯。
 食べきれるか一抹の不安。衣の量としょっぱさに辟易しながらも何とか食べた。こんな時でも早さは健在。11分だ。口腔内上側は火傷だらけ。
 残したら健啖ぶりを疑われる。それは俺の沽券に関わる。だからしょっぱさに耐えた。耐えに耐えた。舌を引っこ抜きたい衝動に駆られた(?)
 待ってる間20枚、40枚と注文して取りに来る人多数。すごい人気だ。食前は感心した。食後は、この人気が納得できない。昼時は大行列らしい。ますます信じられない。
 4時間経っても舌はなお醤油漬け感覚。職場でユニマットのブラックコーヒーを4杯呑んでも回復しない。舌を口から外してゴシゴシ洗いたい気がした。
 これがいつもの味か? 今日の調合に失敗したか? どっちにしてもイヤだ。

 女将(?)は可愛くニコニコ感じ良いが、もうこの店に行くことはないだろう。
 このしょっぱさにはニコニコできない。(2011.4.12)

ホタルイカ釜飯(マサ料理)

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 春の風物詩“ホタルイカ釜飯”。これを食わずして春は来ない。
 2月から富山湾の浅瀬に産卵のため訪れるホタルイカ。
 20年前、富山県滑川市の小泉鉱泉って料理屋にホタルイカを食いに行った時、観光客向けの網揚げを港に見に行った。
 蒼白い幻想的な光を発する何万匹ものホタルイカ。竜宮からの使者と言われる所以だ。
 小泉鉱泉では鉢に入った生きた奴を食わせた。箸でつかむとキューッと力を入れ、物凄くかたくなる。産地ならではのうまさだった。
 群馬の魚屋から酸素を入れたでかいビニール袋入り活ホタルイカを食ったこともある。死んで熟成した方が旨味は強い。

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 いつもの魚屋。ボイルホタルイカ。富山から来たままのでかいパック。650円とは安い。
 ウォーキング30分、熱い風呂、冷たいビール。
 コシヒカリ3合を搗き、磨ぎ、ザルに空ける。
 かたいホタルイカの目を取る。ひとつひとつ手作業だ。我慢できなくなり時々食べる。全部で53杯。去年は60杯だった。ケチったのか?個々がでかいのか?
 8杯食べたから釜飯には45杯になっちゃった。
 ユニフレーム・ダッチオーブン10インチに米をザパッとあける。
 醤油(ヤマサ特選有機丸大豆の吟選しょうゆ)と酒(極上吉乃川特別純米)と日高昆布でじっくり摂った昆布ダシを2合。吉乃川を呑む。新潟銘酒特有のサラリとした中にふっくら感がある。
 鍋を混ぜて指を味わう。うまい。しょっぱめが炊けた時ちょうど良い。

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 45杯のホタルイカをばらばら載せる。さらに抽出しようとダシを摂った昆布をかぶせる。

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 重いフタをし、強火。沸騰。フチから湯気が烈しくあがる。弱火。15分。
 強火でお焦げ作り。左耳をDO(ダッチオーブン)に寄せ1秒2秒3秒…と数える。パチパチ音が始まり62秒で最高潮。すぐに火を消す。電光石火の早業だ。2~3秒遅れたら焦げて万事休すなのだ(大袈裟な!)。
 5分蒸らす。台所は終始ホタルイカのエロい匂いに満たされる。

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 フタを開けた。

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 昆布を退けた。
 いい色に輝くご飯と素晴らしい色合いのホタルイカがプリプリと俺を見つめる。
 混ぜた。ジャキジャキとお焦げを鍋肌からはがす。良い出来だ。どんぶりに盛った。食った。
 「うまい!」
 しょっぱさもメシのかたさも完璧。ホタルイカのオレンジ色の濃厚なワタが俺を桃源郷に誘(いざな)う。ボイルホタルイカに火を入れることによって別物に進化したのだ。
 一心不乱に喰らい続ける。驚愕のうまさに溜息をつく。素晴らしい釜飯だ。現時点では№1釜飯!
 あまりに濃厚なため3合食べきれない。1合弱残った。
 釜飯は炊きたてがうまい。冷めるとすべてが馴染んでまた格別。

 強烈なうまさの余韻に苛まれるワタシ。(2011.4.9) 

ビュイック・リーガルセダン(1991年型)

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           (写真はクーペ)

  「おう、こっち来いよ!」などと喚きつつ愛おしいオンナを引き寄せ、可愛ゆいケツを抱いてゆっくりハイウエイを流せば、外界とは全く隔絶され他のクルマ達はまるでテレビゲームに映った虚像となる。
  そんなオツな気分に浸れるのもスプリットシート(ベンチシート)のため。
  だがひとたび気合いを入れてアクセルを深く踏み込むなら、俺の前のクルマは消える。
  アメ車のセダンってアブナイ人が乗ってるように見えるのかも。

  ちょっとハンドル切っただけでグラッとくるサスペンションのだらしなさは嗤える。だけどアメ車のセダンってこんなものと思えばそれでいいのだ。
  期待するからガッカリするのであって、最初から期待しなければガッカリすることもない。
  それは何事にもいえる。
  他人に期待するのは甘えと同義語とみるべきだろう(ホントかい?)。

  ビンビン飛ばして追い越し車線からどかない奴には飛びつくほどに迫り、パッシングの雨あられを降らせクラクションをビービー喚かせ、追い越しざま「バカヤローッ!」なんて目を吊り上げて毒づくのも一興だ。
 だが、ニヤニヤしながら女のケツを抱いて楽しむドライブもあることを教えてくれたアメリカ製セダンに乾杯!
 もちろんキリンラガーで!(1991.6~7月 11日間 1,100キロ)
 *最初のカマロ車検代車。車検代35万円。高いから以後20年間ヤナセで車検はやっていない。

あおぞら(焼肉)ビビンバ定食 ~群馬県渋川~

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 710円 / ビビンバ定食 / 1人

 サラリーマンに付き物の転勤。うまい昼メシ屋があるか。それが問題だ。
 月水金は美味しいパンの移動販売車が来ることがわかった。火曜と木曜をどうするか。
 近所に焼肉屋がある。「地元に愛されて40年」と看板の“あおぞら”。県内に3つ支店があり俺も子供の頃から知っている。
 ここでビビンバ定食でも食べよう。うまければクールビズスタイルの夏に焼肉定食を食ってもイイ。今は背広とネクタイに焼肉の匂いを付けたくないのだ。

 あおぞら本店。バイパス店と違い小さい店だ。ホールには中年女性店員が2人。
 「いらっしゃいませ~」
 「ひとりです」
 「お好きな席にどうぞ~」
 「ビビンバ定食ください」
 「はい」
 ナムルを載せればいいだけのハズなのになかなか来ない。ヒマだから焼肉メニューを見る。おぉ、安い。千円を超えるのは最上カルビだけだ。特級の肉じゃないから極上のうまさではないだろうが、興味が湧いた。
 来た!ビビンバ定食。わかめスープ、冷や奴、漬け物を従えて。
 わかめスープ。レンゲがあるが器を持って呑む。しょっぱい。でもワカメたっぷり。
 ビビンバ。もやし、ほうれん草、ぜんまい、大根のナムルとそぼろ。ぐりぐり混ぜる。喰らう。
 うまい。味付けもなかなかだがメシがうまい。ふっくら艶々かためのコシヒカリ。気に入った。ぐいぐい食べ進む。
 ビビンバ用辛子ってのをひねり出す。酸味のある辛子だ。あまり辛くない。もっと入れる。辛い。頭皮から汗がジワッ。
 歯触りイイ木綿豆腐。キャベツときゅうりの漬け物。昆布味だ。共に手作り感がただよう。
 会計。
 「おいしかった!」
 「…」わずかにニコッとしただけ。田舎のヒトだから人見知り? 店員とのやり取りも楽しみのひとつなのだが …。
 
 意外なうまさの昼メシ。野菜をたくさん摂れて健康的でもある。
 ネクタイと背広を脱ぎ捨てる夏が俄然楽しみになった。(2011.4.7)

クレッセント(パン屋) ~群馬県渋川~

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                  (消灯による暗い昼食)

 サラリーマンに宿命の転勤。新任地付近にうまい昼メシ屋があるか。それが問題だ。
 1948(昭和23)年創業の歴史あるパン屋。田中のパン屋として親しまれている。
 移動販売車が月水金に巡ってくる。
 この近くに勤務していた20年前、うまさを堪能していた。健在だったとは嬉しい。

 サンドイッチ。
 塩味ドンピシャしっとり柔らかしなやか食パン。最適量の芥子バター。多すぎず少なすぎない具。
 すばらしい。
 サンドイッチの王道を行く。サンドイッチとは何か!をちゃんとわかって作られている。感動モノだ。
 ポテトサラダサンドイッチ。大きめじゃが芋の入った流石なポテサラ。うまい。
 チーズハムサンドイッチ。レタスも。パン、芥子バター、具のバランスが実に良い。芥子バターが脇役じゃなく三人全員が主役だ。美味しい。特にチーズがうまい。これがクレッセントの白眉だろう。
 ツナサンド。玉葱とキュウリ入り。グッとくる主張の強いうまさ。
 玉子サンド。ゆで卵マヨネーズ。端から端まで具がびっしり入り三角の先まで厚みが揃って、たいへんな美人だ。うまい。塩やや強い。バランス的に具が多すぎる、と感じることもある。
 野菜サンド。きゅうりとトマト。野菜だけでも芥子バターが最適だとハムやチーズ入りに遜色ない。
 ポテサラサンド、チーズハムサンドが一緒になったスペシャル。2つを一緒に味わえるとは驚きだ。具が溢れんばかりに入っているので、でかい口を開けても中身がこぼれそうになる。
 こんなにもうまいのに袋が開けにくいのが難点。頑固なビニール袋だ。イライラする時もある。
 こんなにうまくて150円~180円~240円! 驚愕の価格。350円でも妥当だ。
 クレッセントを味わうと、羽田空港の高いだけのサンドイッチはとても食う気になれない。

 ハンバーガーは甘いパンが合わない。菓子パンとは違うぜ!
 カツとポテトの入った細長いヤツもイマイチだ。
 メンチカツバーガーは悪くない。歯応えサクッ。だがメンチカツの醍醐味は少ない。さっぱりだ。
 肉じゃがコロッケは食べ応えじゅうぶん。一気にハラが一杯になる。
 フィッシュカツと卵入りはパンが甘い。
 期待の食パンは意外に甘くて完璧じゃない。
 
 背が高くスリムで雰囲気あるネーサンが運転してくる。博多の昔の馴染みアリスちゃんを彷彿させる美人だ。
 いつも一度に5個食べる。
 サンドイッチは完璧なのに、それ以外はパンが甘かったり具がイマイチだったり …。
 サンドイッチだけを買うのが賢明だ。(2011.4.4~)

マキシム・ド・パリ ~銀座~ ゼロ星

  87,912円  / コース+ワイン /  2人

  その昔チョー有名なマキシムドパリ。
  1966年日本上陸。一度は行った方がいいと思った。
  結論から先に言うと、二度行く必要なし。

▲  食前酒  シャンパン 2,000円×2
  グラスに、マキシムのMの字がついていた。
●  アミューズグール「魚のムース」
  かまぼこの出来損ない。

  3種類のコース(14,000円、17,000円、20,000円)のうち、一番高いヤツをいってみよう。
■  ランド産 フォアグラのテリーヌ
  なにか変わった味。複雑で旨い。ブランデーをかなり使っているらしい。
▼  ズワイガニのシャルトルーズ仕上げ ライム風味
  美味しいことは美味しいが、これなら新潟米山のフィッシャマンズケープで生きたズワイガニを買い、自分で20分塩茹でしてかぶりついた方が美味しい。
  手を加えたことでプラスになっていない。
  何のために料理したのか!
▲  平目のベーコン巻 バターソース
  これは全く大したことない。
  何がフランス料理か!
  魚屋で白身魚を買い求めて塩を振り、網で焼いて喰ったほうがはるかに旨いぞ!!
●  クロワゼ種仔鴨の網焼き、マスタードソース
  すっごい脂っこい。
  何にでもベーコンを使いやがる。
  マスタードソースというが全然ピリッとこなくて間の抜けた味。
  とにかく脂っこいの一言。仔鴨の脂は旨いんだが、身の3分の1が脂なので強すぎる。以前、鴨鍋を食ったときも脂っこすぎたぜ。
  ボクって脂に弱いのね。
■  マキシム特選フランスチーズ
  ブルーチーズ(しょっぱい!)と臭いウォッシュチーズ。
▼  ワゴンのデザート
  ワゴン1台だけのサービス。6種類しかない。
  木苺のアイスクリーム、カスタード、クレームブリュレ、コーヒーリキュールのケーキ、ご存知イチゴのミルフィーユの5つを食べた。
  クレームブリュレは田舎っぽい味だし、イチゴのミルフィーユも松屋銀座3階のマキシムティールームの時の感動なし(腹がいっぱいのせい?)。
◆  ワイン
  1985年のクロ ド ラ ロッシュ 3万円(メインが鴨だから力強いブルゴーニュをと思い自分で選んだ。エライ!)。
  さすがに凝縮の香りがすばらしく、飲んでも凄い。
◆  雰囲気
  もう30年以上の歴史を持つマキシム。
  その当時は話題になり、こんな超高級な店に一度は来たいもんだなどと思っていた。
 タイユバンロブションができた今、もう閑古鳥が鳴いているだろうと他人事ながら心配していたところ客の入りが3割くらいあったのを見て、他人事ながら安心した!?
  店内は狭く、隣とわずかな隙間しかない。
  客筋も最悪だ。
 「パリの商工会長が来て一緒に食事してくれって言われた!」
 などとデッカイ声で自慢話ばかりしている五十絡まりの下品な輩。
  普段着の丸首セーター姿の男と女。
  一応名の通ったレストランだ。男は背広にネクタイ、女も少しはお洒落をするべきだ。グランメゾンは特別な存在。料理だけでなく雰囲気や空間を味わうモノだぜ。
  マキシムとは“凋落の一途を辿っている、昔は栄えたレストラン”。
◆  結末
  デザートを食いすぎて口の中が甘くなったので、新橋まで歩いて駅近くの立ち食いそばを食った。
  コッテリとした煮干のダシと真っ黒な醤油味が欲しかったが関西風で残念。
  タクシーでホテルに戻り部屋に納まる。
 近くのampmでおにぎり、カップソバ、かき氷、ビールを購入。
  87,000円のフランス料理より100円のおにぎりの方が旨い。
  最近は全く話題にのぼらないマキシムはやっぱりダメだった。(1998.10)

ポンティアック・グランダムLEセダン(1991年型)

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  ナリは小さくともちゃんとするアメ車の味。
  QUAD・FOUR(DOHC16バルブ)2300c4気筒エンジンの咆哮をバックグラウンドミュージックに、GM製セダン(写真はクーペ)特有の馬車のように切り立ったリアウインドウを持つこのグランダムを喧しく走らせれば、キャディやカマロほどではないがかなりデカイ面をして乗れるところが、ナリは小さいのにエライ。
 価格が安い(2,800千円)しサイズも手頃なため「これなら可愛ゆいスケに買ってやるかっ!」ともう一歩で言ってしまいそうなところが、コワイ。
 総合的に見て買いのクルマなのに、あんまり人が乗ってないところがシブイ。
 自己主張が少なく言われたことはまずまずやりそれでも一応はカッコ良い、そんな御し易い人間みたいなところがステキ。
 小さく、喧しく、柔らかい足が、キライ。 (1991.1 2週間)

明太マヨネーズ(マサ料理?) ~博多~

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 柳橋連合市場の“中弥”。いつものように明太子を送る手続き。
 「おっ」明太マヨネーズ発見。大小のうち、うまいかどうか分からないから小だ。
 トイズベーカリーの食パンに付けて食おう。翌日はトーストにするぞ。1秒でそこまで考えた。
 俺は朝、バナナ1本しか食わない。しつこく朝バナナダイエットを続けている。
 「よく続きますね」
 「オレはしつこい性格なんだ」
 「あはははは」食料品店レジのネーチャンとの会話。
 なかなか食パンを食べるチャンスがなく3週間が経った。

 ついに実現した。だがトイズベーカリーにいつもの食パンがない。
 生クリーム入りと茶色っぽいヤツ。でもこれを逃すと次が分からないから決行だ。

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 ニョロニョロとたっぷりパンに載せる。食パンを二つ折りにした。柔らかいトコをガブリ。
 うまい。甘めの食パンとしょぱ辛い明太マヨ。すばらしいハーモニーだ。
 がぶりガブリあっという間に食った。
 2枚目にはもっと付ける。
 マヨネーズの付けすぎで気持ち悪くなった。(2011.3.14)

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 2日後。トーストだ。
 焼いた明太マヨは一気に色っぽく、えげつなく、艶めかしい香りがした。ナマよりうまい。朝の味から夜の味になった。

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 定番のトースト&バター。
 1cmに切ったバターを3つ。トーストに触れた部分は溶け、上側は冷たいまま。コントラストを楽しむ。王道のうまさ。バターの塩加減が堪らんぜ  やっぱりパンには明太マヨよりバターだ。

 期待した程じゃなかった明太マヨネーズ。
 うんとうまければ親しいヒトに買ってこようと思った。
 この1本で打ち止めだ。(2011.3.16)

長野(水炊き) ~博多~

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  7,980円 / 博多地鶏水炊き2+ビール3 /  2人

  博多の水炊きで有名なのが新三浦、水月と長野。
  博多ラーメン一風堂の予定を変更し、突然思い出した長野にした。ここも行っておくべき店だ。
  新三浦の白濁スープに対して水月の透明スープ。ここ長野はどうだろう。
  趣ある店造り。入り口は狭い。奥行きはある。ずんずん歩いて小上がりに。昼12時なのに混んでいない。
  水炊き2,100円とは安い。要予約の博多地鶏水炊きでも3,000円だ。予約はないがこっちにしてもらった。 “要予約”の意味がない。
  でっかくて厚いアルミ鍋に透明スープがたっぷり。骨つきブツ切り肉もゴロゴロ入っている。野菜の載った大皿を従えて自信満々の表情だ。
  例によってまずスープ。
  拍子抜けするくらいサッパリ。二杯目を飲もうと待っていても、和服姿の仲居は知らん顔。安いから待遇が悪いなぁ~。ボクは高くてもあれコレと世話を焼いてくれるほうが好きだぞ。
  肉はうまい。ググッとくる味だ。コリコリ砂肝もステキ。酢醤油もいい。
 ビールを呑み肉を喰らいスープを吸う。スープをすすりビールを浴びハイエナのように肉にむしゃぶりつく。
  肉が終れば野菜だ。青ねぎ、春菊、えのき、しいたけ、麩、しらたき、豆腐、甘みの出るキャベツ。
  野菜が終ればおじやだ。仲居がやってくれる。塩と醤油で味を整えご飯を入れる。卵を入れた瞬間に火を消す。 
  口腔内火傷も省みず、トロッとした卵と共にガンガン掻き込む。うまい!
  ご飯1粒残らず食べた。
  全部終るとさっぱりと思ったスープもいい具合だ。スープは新三浦のほうが旨いが、地鶏のエキスの濃度が激しい。
  メインの水炊きの他には美味しい鶏皮の酢醤油あえ(酢モツ?)だけ。潔い。
 新三浦や水月のようにその他諸々は必要ない。水炊きが食いたくて来るのだ。
 うまくて安い“長野”。これから贔屓にするぞ、ボクは!(2001.9)
  *その後10回

春の天ぷら(マサ料理)

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 タラの芽、ふきのとう、ウド。
 山菜天ぷらを食わずして春は来ない。タラの芽がないから止めた先週。1週間ぶりに復活した。冷凍天然エビも。
 おっ、刺身売場に富山特産白海老がある。
 群馬から日帰り往復660km。わざわざ握り鮨を食うために何度も行った富山“寿司栄”。この時期、白えび軍艦巻をよく食った。儚い甘さが切なくうまかった。
 「白海老かき揚げだ!」懐かしさに駆られ購入。
 鍋は直径33cm砲金鍋。
 銅90%錫7%亜鉛3%の合金。昔、大砲の砲身だか砲弾に使われたから砲金鍋というらしい。プロが使う奴だ。合羽橋で16,000円。
 道具が良いとシロートでもウデが2割はアップする。

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 タラの芽。
 茶色いハカマを取り、粉をまとわせ、水を入れたボウルに網でふんわり振り入れた“コツの要らない天ぷら粉”をざっくり混ぜた衣。
 揚げすぎると香りが飛ぶ。やや低温。短時間だ。
 うまい。ほっこりとかための良い歯触り。ちょっとのほろ苦さと凄い甘み。ステキだ。塩、醤油、天つゆ。
 塩がイケるぜ。昆布でじっくりダシを摂りミリンと醤油の天つゆにドプッと浸けるのも一興。

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 ふきのとう。
 この苦さがイイ。大人の味だ。強い素晴らしい香りに翻弄されるワタシ。

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 ウド。
 白いトコの皮を厚く切り真ん中の柔らかい部分はそのままシャキシャキ食べる。爽やか。緑の葉と皮をかき揚げ。艶めかしい香りと歯応え。うまい。
 嗚呼、春の天ぷらビッグスター達よ。

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 天然海老と称する冷凍海老。サクッと揚がったがエビ自体の旨味がない。普段は主役のエビだが“春の天ぷら”に敬意を表し山菜達に遠慮したか?

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 白海老を揚げる前に3尾食べる。プチュンとした可愛い味。甘エビほど甘くない。
 かき揚げだ。期待値には届かない。殻の香ばしさはイイ。

 山菜メインだからエビ達が気を遣いすぎたようだ。本領を発揮して主役を喰ってはいけないと思ったのかもしれない。
 脇役が力を出せば主役ももっと引き立ったろうに。(2011.4.2)

水月(水たき) ~博多~

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  16,433円  / 骨つきコース+ミンチコース+ビール5本 /  2人

  水たき元祖。
  それにしてはタクシードライバーが知らない。ホントに元祖?

  皮の酢の物。さっぱりうまい。歯応え悪いのは脂の抜きすぎか。
  カニと鶏のテリーヌ。カニの味強すぎ。鶏が主役なのに。
  ササミと砂ずりの刺身。砂ずりがうまい。鮮やかな暗赤色。
  水たき。
  スープを呑む。粗塩と青ねぎ。コクがない。お湯っぽい味だ。
  骨つき肉。なかなかうまい。だがこれぞ元祖の味!ってほどじゃない。
  ミンチは美味しい。さわやかに食べさせる。
  白菜ではなくキャベツを使うのは意外だ。甘くてうまい。
  最後にぞうすい(店のパンフレットには「おじや」)。
  卵を入れて火を止める。厚手のアルミ鍋だからすぐ半熟に。だいだいのポン酢を入れてスルスルとすすりこむ。
  だいだいのシャーベット。

  澄んだスープの水たきを食いたかった。
  でもやっぱり白濁スープの新三浦だ!
  ホテルオークラ福岡に帰ってゲップをしたら鶏の味。コクはあったんだ。失敬した!
  翌々日、新三浦支店(2回行った本店は夜のみの営業となったため)。
  どうしたことだ。白濁がうすくコクがない。支店のためか?飽きたせいか?

  「もう水炊きはいいや」とは熱し易く醒め易いヒトの弁。(2000.8)

穴子佃煮(マサ料理)

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 GW5連休初日。朝8時。電話が鳴る。
 「K屋ですが朝早く済みません。今日、穴子の入荷が無くて昨日のが5匹だけなんですよォ~どうしましょう」
 「じゃそれだけを」「ハイ」
 3日前のオーダー時「12時過ぎに行く」と言っといた。11:45。出来てない。イライラを店員に分からせながら10分待つ。
 「すいません!遅くなりました」
 おっ、謝る時の表情が気に入った。文句を言うの中止。
 老舗佃煮屋日本橋船佐で買った穴子佃煮。
 うまかった。高かった。小さいの2切れで1,000円。甘さほとんどなし醤油味の清々しさ。奥深さ。感動した。少しでメシをうんと食えた。
 老舗鰻屋浅草前川“鰻佃煮”も感激した。これも甘さ超控えめ。

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 ただ煮りゃあ良いんだから俺にだって出来るぞ。
 ネットでレシピ検索。良いのがあった。素人釣り好き料理好き野郎だ。
 生姜、醤油、砂糖、ミリン。ほぅ、酒は入れないんだ。ホントに濃い味で煮るんだな。甘さがかなり入るのが気になるが、しょっぱいだけのプロの味は新鮮な穴子と特別な醤油のなせる技だろう。
 だから初回はこのレシピ通り甘みも入れよう。次回から醤油だけもやったらイイ。自家製佃煮なんてステキ極まるぜ。
 初の試み“穴子佃煮”。
 「うわっ臭い」
 昨日の穴子とはこんなものか! 所々皮膚病みたいな直径2cmの柄がある。
 昔、神奈川の業者から通信販売で取ったのは指が3日間強烈な臭さに苛まれた。
 今までと全然違う。今まではちゃんとその日入荷品を裂いて寄こしたんだな。流石K屋。いつもいつの穴子かと疑心暗鬼だった。
 「昨日のです」とは良心的だ。

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 サッと湯に入れ下処理した穴子5尾を50くらいに小さく切る。皮膚病部分は除く。
 大きな打出し鍋に根生姜2かけ薄切りを敷き詰め穴子を並べる。ヤマサ特選有機丸大豆吟選醤油をドボドボ投入。ヒタヒタだ。
 強火。落とし蓋。沸騰。弱火。上蓋。15分醤油だけで煮る。真っ黒だ。ステキな色。
 ひとつ食う。うまい。しょっぱい。完璧なら砂糖を止めようと密かに企んでいたがやはり砂糖は必要だ。
 20分。ミリン。数分。味見。うまい。
 ザルに穴子を1片ずつていねいに並べる。煮汁に浸けたまま冷ますのが煮物の常道だが、しょっぱくて食えなくなるらしい。
 ダシも酒も入れない真の濃い味だから「さもありなん」。
 冷めた。食った。“うまい!”サイコーだ。全く甘くない。
 船佐を凌駕した。前川も形なしだ。こんなうまい佃煮が自分で作れるなんて晴天の霹靂。自家製なめたけにも感動したっけ。

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 炊きたてコシヒカリ2合に載せた。ホッペが落ちるかと思ったぜ。濃い味だからこのくらいでもご飯が足りなくなった。
 “マサ料理”中、白眉と言っても過言ではない。
 またやるぞ。次は砂糖をもっと。そして「今日の」穴子で。(2010.5.1)

ベンツB200(2006年型)

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 関越トンネル。4気筒2000cc-SOHCは1410kgのボディに136馬力と貧弱。
 だがベンツだ。数値から想像するより速いだろう。CVT(無断変速トランスミッション)の感触はどうか。伯楽の血が騒ぐ。
  アクセルを踏めども踏めどもスピードメーターの針はスローモーションのように動く。
 コルベットの破滅的加速を知った以上、亀の歩みを容認できるはずもない。そんなカラダになってしまったワタシ。
 CVTはモワ~ンとゆっくり回転を上げ、アクセルをパッと離してもスパッと落ちない。そのままの回転をしばらく維持するのだ。へんな変速機。違和感大いにアリだ。
  ホライゾンブルーメタリックの優しい色(写真は黒)。背の高いミニバン的スタイル。広い。乗組員が主役。決してエンジンじゃない。
 そんな穏やかな印象を、17インチ大径ホイールとフロントグリルに居座る顔ほどもあるデカいスリーポインテッドスター(ベンツのマーク)が破壊する。
 だから追越車線をぐいぐい行くと頼みもしないのに皆よける。ベンツマークは効果絶大なのだ。
 「これは遅いクルマですよぉ~」「ヤクザカーじゃありませんよォ~」と教えてあげたい。
 ハンドルの軽さは驚きだ。翌日のキャディが手にねっとりとからむ。軽くてもベンツだからガッシリ。
 CLSを境に軽くなり、Sでさえ軽い。以前のEクラスとは別のメーカーみたいだ。アウディA6にもびっくりした。ドイツ車はヒトに優しくなったのか?
  ファミリーカーとしてはなかなかだ。350マンは高い。250ならOK。

  約束の5時ピッタリに自宅に納車されたコルベット。時間を守るとはヤナセにしては珍しい。
 遠くから轟く迫力の重低音。ドロドロドロッとステキな排気音は荒唐無稽でさえある。
 ベンツB200の代車を2日間乗ったのは、1000km点検から帰ったコルベット車内ドアグリップのキズを治すため。
 洗車&送迎専門嘱託野郎のゴツい指輪で傷つけられたのだ。
 客の大事なクルマを扱うのに装飾品をつけて作業するとはあってはならない事。プロの所業じゃない。
 アメリカから船便ではるばる到着したドア内張一式を、2ヶ月経って交換したのだ。
 最初はオレの訴えを信じなかったセールス。サービス課員全員を集めて問い糾したらしい。
 俺もでかい指輪は好き。最近半年間していない。もししていればオレのせいにされ真相は究明されなかったに違いない。きわどいトコだったぜ。

 きちんとスタッフを集めてカクニンしたとは感心した。責任の所在を明らかにするため。流石ヤナセ。(2006.10 350km 2日間) 

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