2011年12月

年越しそば、一年の〆!(マサ料理)

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 何かの契約をしたり新車の納車日にこだわるヒトがいる。
 「大安吉日がイイ。仏滅はダメだ」と駄々をこねる。
 オレはまったく気にしない。そんなの考えたこともない。
 だが一年の〆にはどうしても“年越しそば”を食いたい。そして元旦には“雑煮”を喰らうのだ。
 年中行事は大事にしたい。
 今年もやってきた大晦日。12月31日だ。
 今日スーパーに行くと売り切れの虞がある。だから29日に買っておいた。

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 今回の薬味はネギとワサビと七味と柚子だけ。
 とろろ芋も大根おろしも要らない。まことに潔い。

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 昨夜から浸けておいた煮干しと昆布。弱火でじっくり煮出した。
 うまい。全部呑みたい衝動をやっと抑える。

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 量は昨年同様すごい。2袋6人前800gだ。
 夏にソバをうんと食うとサッパリうまい。
 真冬にこの量を食うと寒くて震えが来る。
 超アルデンテだからアゴが痛くなる。
 茹であがったソバを洗う時、水道水が冷たい。
 それでもやるのは今日が大晦日だからだ(?)

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 うまい。今日は寒くない。アゴも痛くない。
 「全部食うぞ!」ではなく「食えきゃ残す」つもりで食べた。
 ラクに全部食べきった。
 心にゆとりがあると胃袋にも余裕が生まれるのだ。

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 こうして2011年のマサ料理は終了した。
 また来年も探求心と剽軽さとお馬鹿な心を忘れず、色んな料理を作っていっぱい食べるぞ!(2011.12.31)

ノザキのコンビーフ、うまい!

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 缶を開ける。白っぽい。脂過多か。一抹の不安がよぎる。
 スライス。かたい。あっ、今は冬だった。
 ビールを呑む。コンビーフを食う。
 「うまいっ!」
 塩が強すぎない。繊細だ。繊維が細かい。バランス感覚に長けている。脂は少ししか感じない。
 これは素晴らしいコンビーフだ。
 国分や明治屋の強い旨味やねっとり感とは距離を置く。
 あちらも確かにうまいが、こちらの絶妙な味わいにオレの舌はKOされた。
 ノザキのコンビーフがイチバン。

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 新潟本町イトーヨーカドー。
 3缶パックで600円くらいだった。
 賞味期限を見たら普通だ。2パックしかないから急いで確保した。
 こんなうまいコンビーフがこんなに安いとは嬉しいぜ。

 コンビーフ焼きそばを計画中のオレ。
 コンビーフには醤油で決まりと思うがソースはどうだろう。
 カントリーハーベスト中濃ソースをかけてみた。
  悪くはないがやっぱり醤油だ。
 ソースもコンビーフも別の味になってしまう。相性が悪い。

 次にリビーを食おう。色んな味を堪能するぞ。
 “コンビーフ・マサ青木賞”の栄冠はリビーかノザキか。
 それとも君子豹変して国分か明治屋か。
 興味深い展開になってきたぜ。(2011.12.27)

ヒラメ納豆、全然うまくねぇ~!(マサ料理)

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 甘えび納豆をすべく魚屋に意気揚々と乗り込んだ。
 ない。それじゃ〆サバ納豆だ。自家製はなく出来合いのモノ。アジもない。
 韓国産ヒラメのパックがいくつもあるぞ。しかも閉店間際で20%オフだ。
 「さっきまで泳いでいました」と書いてある。
 ヒラメ納豆に決定。納豆に混ぜるから一番小さい156gを買う。

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 エンガワは流石に勿体ないから納豆には混ぜない。

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 攪拌200回。180回でひと休み。

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 ネギ、芥子、ヒラメ、醤油。
 280回攪拌。計480回。なかなか攪拌数新記録は出せない。現在の記録は610回だ。

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 味見。「?」
 醤油追加。
 お約束のいつも美味しい卵かけご飯。

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 ヒラメ納豆をご飯にたくさん載せる。箸で大きく持ち上げガバッと口に入れた。
 「うまくねぇ~~~!」
 ヒラメも納豆も出逢った事を後悔しているようだ。
 旨味がまったく感じられない。こんな味の納豆初めて。
 お互いのうまさを最大限に消去しあっている。信じられない食い物だ。

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 鯛や鮃の舞い踊り~
 浦島太郎が連れて行かれた竜宮城。
 繰り広げられる酒池肉林。
 優雅に舞い踊るのがタイとヒラメだ。
 働き者の大衆魚と違い、姿の美しい高級魚ヒラメ。
 そんな美人が納豆のために一肌脱ぐワケがなかった。
 人選を誤った。
 輸入モンでも100g640円もしたのに。
 途中で残そうと思った。
 だが醤油をうんと入れたら何とか食べきった。

 「次は何を入れてやろうか」
 懲りないワタシ。(2011.12.26)

ホタテ丼、刺身用ホタテの名誉回復!(マサ料理)

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 ホタテ納豆のテイタラクを挽回したい。
 このままでは北海道産刺身用ホタテに申し訳ない。名誉にかかわる。
 ホタテだけでやるか、玉葱も参画させるか。

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 賞味期限最終日のホタテ。こないだのホタテ納豆の残りだ。
 味が落ちているに違いないから玉葱の補強が必要だ。
 もしそれでも不味かったら、賞味期限最終日のせいにしよう~。決して俺のウデのせいじゃないぞ。

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  ホタテ17個、玉葱半分、卵3個。ホタテ1個つまみ食い。味の落ちはわずかだ。

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 水、酒、ミリン、醤油。沸騰。玉葱。
 玉葱を煮ている間に前菜の卵かけご飯。いつ食ってもうまい。醤油の量の誤差がうまさに微妙な差を与えるだけだ。

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 玉葱が煮えたらホタテ。ちょっとしたら裏返す。
 煮えすぎないうちにほとんど溶かない卵3個投入。

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 今日はいつもより火入れが長い。それでも真ん中はナマで完成。
 どんぶり飯に滑らせる。

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 あっ、またナマの卵がするりと先に滑った。下から引きずり出して見映えを修正。
 うまい。
 生ホタテは火が入ることにより、良い味を丼つゆに提供した。
 丼つゆの作用で、生ホタテは旨味が凝縮した缶詰のようになった。
 納豆とは犬猿の仲だったのに丼つゆとは仲よしだ。
 最初は薄いと感じた味つけは中盤からちょうど良い。丼つゆの量もイイぜ。
 「!」
 固まる寸前の卵に出逢った。うまい。ねっとり濃厚だ。
 よく店で遭遇する完全に固まった最悪の卵。あれを警戒してほとんどナマで完成させていた。
 寸前がうまいのかっ!
 空手でも寸止めの流派があるし、寸止めパブってのもあったらしい。
 そんな空手もパブも嫌いだが、卵とじどんぶりは固まる寸前が良いのだ。
 これは大きな収穫だ。
 いつも作ってるヒトにとっちゃ当たり前だろうが、試行錯誤の末に自分で発見したことに価値がある。

 ご飯2合、ホタテ17個、玉葱半分、卵4個。
 こんなに食っても胃は快調だ。
 うまいと感じて食うとすぐに消化し、不味ければ胃にいつまでも停滞する。
 人間とは感情の生き物だ。

 北海道産刺身用ホタテの名誉を回復出来てヨカッタ。(2011.12.25)

けんちん汁は冬の風物詩(マサ料理)

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 12月になり寒くなるとけんちん汁を思い出す。
 春も夏も秋にもすっかり忘れていたクセに寒さと共に脳裏に舌に蘇る。
 けんちん汁とは不思議な食い物だ。まさに冬の風物詩と言える。
 「同じ手間だから!」とばかりに大鍋に大量に作り、4日間食い続け、挙げ句の果てに飽きて「もう食わねぇ!」と毒づく。
 この“儀式”もまた大鍋料理の風物詩だ。毎年繰り返すこの儀式。
 人間っちゅうのは愚かで愛すべき生き物だ(!)

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  大根1本、里芋1袋、ゴボウ1袋2本、レンコン1個、コンニャク1丁、乾し椎茸8枚、あぶらげ5枚、豆腐1丁。嫌いなニンジンは入れない。
 材料を刻むのが大変だ。
 里芋は皮を剥きにくい。スパスパ切れる大根は小気味よい。でかいのにラクだ。レンコンはかたいけどシャキッと切れて良い気持ち。ゴボウはかたくて切るのに難儀。
 苦労の末やり遂げた刻み。もう十中八九できあがった。

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  ダシは煮干し、昆布、乾し椎茸。
 直径34cm打ち出し両手鍋に多めのサラダ油。

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 小さく切った野菜達を炒める。豆腐はまだ入れない。よ~く炒めて野菜の旨味を引き出すのがポイントだ。

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 かなりガサが減った。根菜類の水分が出てきた。良いカンジだ。

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 煮干しと昆布で摂ったダシと本体も入れる。乾し椎茸の戻し汁も投入。
 沸騰した。

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 皿に置いただけで適度に水分を切った木綿豆腐。鍋の上で、手でぐりぐり握りながらニョロニョロ指の間からひねり出す。あぶらげ5枚も。
 味は酒と醤油だけ。味見。今は薄めがイイ。

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 あとは煮るだけだ。弱火で30分。ただ待てば煮えてくれる。ありがたい料理だ。

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 ラーメンどんぶりに山盛り。出来たては色が薄い。味も馴染まない。
 完成したぞ!と労をねぎらうだけの味が“初日けんちん汁”。
 それでも里芋はホクッと柔らかく、あぶらげはすでに実力を発揮した。汁の味は明日以降の急激な成長を予感させる。
 根菜類大量摂取で放屁が烈しい。快感だ。
 2日目3日目とどんどんうまくなる。
 4日目がサイコ~だが同時に飽きが来る。
 ジレンマを抱えた大量料理がけんちん汁なのだ。
 奥が深い。また来年やるぞ。
 けんちん汁よ、1年待っててくれ。(2011.12.17)

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 初日2度目。
 “煮てない時に煮物はできる”の名言通りかなり出来てきた。

 2日目(冒頭の写真)。汁がうまい。

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 3日目。汁も具も完璧に近い。

 4日目。ヒトに少しあげたから4日目はなかった。完璧を味わう前に終わってしまった。
 でも、3日目は98点だから文句はない。(2011.12.19)




CoCo壱番屋⑰フィッシュフライ(カレー) ~渋川店~

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 580円 / フィッシュフライカレー / 1人

 辛さ普通はしょっぱい。
 2辛か3辛がうまいのだが、ワイシャツやネクタイにナイアガラ瀑布級の汗をかきたくない。
 2辛3辛は来年のクールビズスタイルまでおあずけだ。
  来た。
 異様に熱いフィッシュフライ。
 中の白身(鱈?)はマグマの如くどろどろに煮えたぎっている。熱いだけでまったく味がしない。4切れ中1切れ残した。
 会計。
 「久しぶり~!」
 「お久しぶりです。忙しかったんですか?」
 「いやそんなことないよ」
 「うふふふ。フィッシュフライどうでした?」
 「軟らかいね」
 「揚げ足りなかったですか」
 「いや、サカナが軟らかい」
 「もっとかたいのが好みですか。揚げ方は大丈夫だったですか」
 「・・・うん」

 近くのテーブルのじじぃが「ぐっちゃ!ぐっちゃ!」と食うたび発するおぞましい“音響”。
 フィッシュフライの得体の知れなさとカレーのしょっぱさに拍車をかけた。
 “音響”がなくてもうまくなかったけれど。
 また足が遠のきそうだ。(2011.12.20)

ホタテ納豆、まさかの結末!(マサ料理)

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 納豆バリエーション拡大にいそしむオレ。
 基本のネギ、カツブシ、芥子、醤油はもちろんうまい。一番かもしれない。
 あれを入れたらどうだろう、コレも合わせてみたい。
 オレは食いしん坊だからヨダレを垂らしながら色々考えてしまう。
 しらす納豆もマグロ納豆も凄くうまかった。

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 今日は刺身用ホタテだ。
 次回は甘エビ納豆を考えている。〆サバやアジもうまそうだ。サーモンは脂が強すぎるに違いない。
 嗚呼、想像するだけで情景が浮かび、際限なくあふれるヨダレに溺れそうになる。
 いつもの魚屋。北海道産刺身用ホタテ。
 980円から2千円近くまで相場により乱高下する。今日はどうしても“ホタテ納豆”をやりたいから値段を気にしちゃいられない。1,580円なら適正だ。
 博多によく行くオレ。最近5年間はニューオータニばかり。
 近くにある百旬館。同じホタテがいつも2,000円だ。北海道からはるばる九州まで来ると高くなる。同じモノなので驚いた。

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 こないだ新潟で買った“新潟納豆”。
 基本スタイルでサイコ~だった。これに刺身用ホタテを合わせる。基本が一番か、ホタテの旨味も加わった派生系が勝るか。考えるだけでうまさに舌がシビれる。
 ホタテ。24個入っていた。1つを縦4つに切る。7個。28切れだ。ホタテから旨味が出る(と思う)からカツブシは要らない。

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  何も入れず200回攪拌。新潟納豆は粘りが強く、おかめ納豆のようにとても300回はできない。

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 ネギ、かいて5分伏せたS&B粉からし、醤油、ホタテ。

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 ぐいぐい混ぜる。色々入って箸の抵抗が弱まり混ぜるのがラクだ。410回。計610回。1,000回も実現できそうな気がする。夢じゃないぞ。
 やけに軟らかい。味見。薄い。醤油追加。
 卵かけご飯を小さい茶碗に軽く1杯。

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 どんぶりに盛った2合メシ。ホタテ納豆を適量載せた。ダラリとしている。凛々しくご飯の上に盛り上がってない。
 喰らう。
 「うまいッッッ!」
 叫ぶつもりだった。当然叫べると思った。

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 「?」
 納豆もホタテも旨味が弱まっている。期待したのとは別物だ。
 ホタテから水分が出て納豆のとろとろ糸が抹殺された。
 とろとろが赤身を大トロに変貌させたマグロ納豆。
 自己を犠牲にして旨味を遺憾なく発揮し全体のレベルを嵩上げしたしらす納豆。
 ホタテと納豆はお互いを高め合うことはなかった。
 ホタテは納豆に旨味を移す事を嫌い、納豆はホタテを超ホタテにしなかった。
 仲が悪いのか。ホタテに協調性や柔軟な思考がなく孤高の存在なのか。
 ホタテばかりを責められない。ネギが多すぎた。これはオレの責任だ。

 何事もやってみるまで分からない。
 まさかの結末に愕然とした。(2011.12.21)

山田鮮魚店、9日ぶりの新潟(鮮魚) ~新潟本町市場~

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           (化粧を施した新潟美人の面々)

 7,000円 / おトト / 1人

 9日ぶりの新潟。群馬から新幹線に乗ってやって来た。
 あの寒ぶりのうまさが忘れられない。
 爽やかな物凄い脂が、今もなお舌を席巻したままだ。
 喜びに震えた味蕾はまだ感動の渦中にいる。
 カニにも逢いたい。ズワイガニでしか出せないあの絶妙な甘さ。
 「また逢いにおいで~」
 寝ても醒めてもサカナ達の誘(いざな)いが途切れることはない。

 「群馬のマサです」 
 「あらマサさん~」
  「明日行くぜ。化粧してきてね。撮影するから」
 「あっはっは~どうしよ~どうすればいいの~?」
 「そのままで綺麗だけどさらにキレイになるから~」
 「あっはっは~どうしたのぉ~わざわざ電話して~じゃ待ってますね~」
 「はい、じゃ~ね~」
 前日電話した。そういう手はずになっていた。
 自分で前の日に電話しろって言ったクセにどうしたの?とはヒョウキンな女だぜ。写真左のヒトだ。
 自分の料理はデジカメだが、出かける時はケータイカメラだ。美味しい店も外車試乗もケータイカメラ。
 店で出来たて料理を前にカメラを構えるとカッコ悪い。ケータイでサラリとやる方が自然だ。
 だが前日に電話してわざわざ化粧させるからにはケータイじゃ申し訳ない。初めて外で食う時にデジカメを登場させた。

  「こないだのぶりのうまさが忘れらんなくて来たよ!」
 「今日のぶりは脂が乗ってないんだよ。こないだのは大きかったからね」
 「カニいこうか!」
 「今日は茹でるの時間かるよ。今宅急便の茹でてるから。これは茹でたばっかりで脚が1本取れてるから5,000円だけど4,000円でいいよ」
 「じゃそれ。あとはブリと南蛮えび」
  「前に、うちのお客さんが荷物忘れて店名が分からなくて、アンタのブログ見て分かったヒトがいるよ」
 「お~そりゃ凄いねぇ」

 エチゴビールとオランダのハイネケンを呑んで待つ。

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 ズワイガニが来た。
 食べにくい切り方だ。絶妙な甘さがない。ボソッとした味だ。
 ミソは濃厚だが素晴らしい味ではない。

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 ホントに脂が乗ってないぶり。爽やかとも違う。残念な味だ。
 “甘”えびを名乗るのに甘さ不足の甘えび。

 「メスのカニもうまそうだね」
 「女ガニもおいしいよ。もうすぐ茹だるよ。マサさんいくつ食べるぅ?」
 「2杯もらおう」

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 オスに較べたらかなり小さいメス。
 外子がびっしりくっついている。味は弱い。
 オレンジ色のかたいヤツ(内子?)は濃くてうまい。歯触りがイイ。
 淡泊な身は脚が細くて食べにくい。
 数年前の秋、金沢の割烹“つる家”で食べたセイコガニ(女ガニ)。濃厚で絶妙でオスを凌駕するうまさだった。
 この女ガニにあのうまさはない。

 
 今日のサカナ達も悪くないが、9日前の前回があまりにうまかったため、コキおろしてしまった。味わいとは相対的なモノなのか。
 サカナだって食われるのを前提に生きているワケではない。
 文句を言うのはスジ違いか。それとも人間のエゴか。

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 「は~い、写真撮るよ~並んで~」
 「は~い
 「はい、笑って~イイよ~もっと笑って~いい顔だよ~
 「おっ、良い写真が撮れたぜ」
 流石デジカメ。鮮明で表情豊かだ。
 「どこどこ~」
 写真左のネーサンがオレに密着してデジカメをのぞき込んだ。
 左上腕三頭筋を圧迫する巨乳。
 クイクイクイクイクイッと左ヒジで5回乳を押した。
 「!」
 でっけぇ~~~~~!
 巨大マシュマロを彷彿させる際限なく無尽蔵に広がる柔らかい乳。すげぇ~!
 「はい500円、あはははっ!」
 「わっはっはっはっ!」
 
 イマイチだったサカナ達のガッカリを、左上腕三頭筋が感じた大きな乳の柔らかさが見事に帳消しにしてくれた。払拭したのだ。
 本日のMVPはズワイガニでも女ガニでもブリでも甘えびでもない。
 大きな乳だ。

 「マサさんもう今年は終わりぃ~? じゃまた来年だね。良いお年を!」
 「うん、良いお年を!」
 愛想が良くてトークも楽しくヒョウキンで、カニを茹でたり刺身をひくテクにニックにも優れ、きちんと挨拶もする。
 “新潟本町市場の山田鮮魚店は日本一だ!”
 左上腕三頭筋の心地良さが、オレの口から暴言(?)を吐き出させた。(2011.12.22)



ようこそ冬季限定車

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 雪道走行を一手に引き受けていたFFのキャデラック・コンコース。
 トランスミッション故障により2月に泣く泣く廃車した。
  今はコルベット一台だけを愛情豊かに優しく酷使している。
 雪道用にアウディA1、フィアット500、シトロエンC3、シボレー・シルバラード、マツダ・デミオを考えていた。
 デミオに気持ちが傾いた時「買わずに冬期間だけ借りればいいじゃねぇ」と知人のアドバイスがあった。
 特に欲しくもないクルマを雪道のためだけに買うのは痛い出費であり、クルマにも失礼だ。
  かつてのキャディの主治医I氏に12月~3月の4ヵ月間格安で借りることにした。
 「FFか四駆でATにスタッドレス履いてる奴。なるべく中がきれいなヤツ頼むで!」
 「ひひひひ。軽になっちゃいますよ~」
 「うん、軽でもイイよ」
 12月16日。
 職場の忘年会で伊香保温泉に泊まった日、自宅に届けられていた。

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 ホンダ・ライフ。白だ。

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 赤く塗られたスチールホイールは所々剥げ、長い間風雪に晒されたことを如実に物語っている。10年以上経過しているらしい。
 12月20日。
 乗ってみた。
 中は汚くはない。安物の芳香剤のような異様な匂いが充満している。背広に匂いが移らないだろうか。タバコ臭くないのが救いだ。
 走るとまったく問題ない。
 ハンドルは軽いし加速だってソコソコだ。着座位置が高いからそんなに小さく感じない。
  アウディA8よりA7よりA6よりA4より左足スペースが広い。数百万の外車より中古軽自動車が優れている。
 暖房の効きは悪い。
 軽自動車だから、前にトロい遅いクルマが居ても少しも気にならない。
 これなら来年3月まで普通に乗れるぞ。いつ雪が降っても平気だ。オレは安心した。
 帰り道。信号待ちでふとオドメーターを見る。
 「!」

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 197,383km!
 軽自動車でもこんなに走れるのか。びっくりした。
 オレのキャデラック・コンコースは12年8ヵ月174,000kmで廃車したのに。
 日本車は壊れない。こんな小さいクルマで20万km弱とは青天の霹靂だぜ。

 世の中には色んな価値があることを納得させられた。(2011.12.20)

 寒い朝。今日も乗ろうと思った。
 きゅるきゅるきゅる、グーグーグーグー。
 エンジンがかからない。数分格闘したがダメだ。
 急遽コルベットに変更した。
 必要な時に応えてくれないクルマ。
 このクルマに対する信頼は地に落ちた。(2011.12.22)

 I氏のアドバイス通りアクセルを1度踏んでからキーを回した。
 一発でかかった。
 キャデラックと同様バンパー位置からトランクが開く。
 オレは瓶ビールを呑む。缶ビールよりずっとうまい。缶臭くないのだ。
 キリンクラシックラガー中瓶1ケース20本20kgの出し入れがラク。
 リアハッチ開口部が高いコルベットは重いケースを持ち上げるのに難儀する。
 エンジンがちゃんとかかったことで、このクルマに対する信頼は急速に回復した。(2011.12.23)

横行するLEDランプ日中点灯走行(シャバで気になる事)

 ハロゲンランプからキセノンになり今はLEDが流行だ。
 アウディが先鞭をつけたLED。各社こぞってモデルチェンジやマイナーチェンジで採用する。優れた機能だから悪い事ではない。
 ベンツがやったらほぼ全車三角形のテールランプになったかつての日本車。デザインをマネするとはセコい。ベンツに似せれば売れると思う日本メーカー。
 ずっと以前、日産ローレルがベンツと見紛うフロントグリルをくっつけて嬉々としていた。由々しき会社だ。
 まだ普及途上のLED。
 午後の明るい時にポジショニングランプをつけて得意そうに走行する輩がいる。
 日中みんながライトをつけて走る北欧。
 それが紹介されると一時的に日中点灯が流行る日本。やがて飽きて元に戻る。熱し易く醒め易い国民性。模倣文化は恥ずかしい。
 用もないのに昼間からLEDポジショニングランプをつけてジマンそうに走るのは決まってアウディTTだ。
 あんな豆電球が横一列にいくつも並んでカッコイイのだろうか。そんな事でしかクルマの存在意義をアピールできないとは悲しい。
 特に何か目立つ事をしなくてイイ。自然にしていればそれでOKなのだ。

 
 クリスマスが近づくと家の外に電球をたくさんくっつけてイルミネーションする奴がいる。公害だ。静かな夜道に突然出現する異様な光の洪水。
 キレイと思うヒトもいるかもしれないが、鬱陶しいと感じるだけのヒトも多い。
 飾りたけりゃ家の中でやってくれ。不特定多数に不快感を与えるのは止めるべきだ。

 ヘンな風に飾り立てて景観を悪くする。
 気づかないとすれば由々しき事態だ。(2011.12.18)

新潟納豆(高橋商店)、豆の味が濃い!(マサ料理)

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 「青木さん、この納豆うんまいですよ。持ってってください」
 昔、地元の割烹のオヤジにもらったことがある。
 群馬から自分で小型トラックを駆り、週3回新潟に仕入れに行っていた。
 気力も体力もうまいもんを出そうという気持ちも大したもんだが、新潟にはコレ(小指)が居た。だから苦にならなかったのだろう。
 仕入れが見たくて同行し、コレの家に一緒に泊まったこともある。
 暴れん坊ネコがいてイタズラばかりしていた。
 コレとはうまいもんを食いにオヤジと一緒に香港や台湾にも行った。

 本町のイトーヨーカドーで見つけた嬉しい真っ赤なパッケージ。懐かしい。4つ買った。
 1個95g。いつも食うタカノフーズおかめ納豆は50g×3=150g。
 95g×2=190g。2回楽しめるぞ。
 タレも芥子も付いてない。納豆だけ。まことに潔い。オレは付属品は使わないから丁度いい。

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 量が多いし粘りが強く攪拌250回。腕が痛い。

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 電動鰹節削り機で削った本枯れ鰹節、かいて5分伏せたS&B粉からし、ネギの白いとこ半分、醤油。

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 色々入って柔らかいから混ぜるのがラクだ。260回。計510回。しらす納豆より10回多い。意地の10回といえる。
 あっ、あと1回混ぜて最高速317キロのコルベットZO6の馬力と同じ511回にすればよかった。

 2合炊いたコシヒカリ。小さい茶碗でカツブシご飯のち卵かけご飯。うまい。

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 納豆ご飯。
 熱々ご飯に冷たい納豆。ガバッとでっかく食った。
 「うまい!」
 強烈なうまさ。豆の味が濃い。大豆が主張している。
 510回混ぜても歯応えが凛々しい。
 「うまい」「おいしい」何度も叫んだ。
 強く利いた芥子がステキ。利きすぎて2回むせた。ご飯数粒が口からテーブルに飛び出した。過ぎたるは及ばざるが如しだ。
 うまさを重視するか、むせてご飯粒が飛び出すのを懸念するか。懸念してる場合じゃないぜ。

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 今は廃業した群馬県四万温泉の白石電気が作る超小粒納豆。サイコ~にうまかった。
 新潟市の高橋商店。“小粒大豆、自然の風味”新潟納豆。凄くうまい。新潟に遊びに行ったらまた買うぞ。
 いや、納豆を買う事を目的に遊びに行こう。
 新潟に行く良い口実ができたぜ。ひひひひひひ。

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 各地に美味しい納豆がある。
 今度は秋田音頭に出てくる有名な檜山納豆を食べたい。
 でも少しでは送料が勿体ないからと大量に取り寄せ、毎日食って「もう飽きた!」とわめくに決まっている。
 納豆ワールド。すばらしき世界。

 4時間後の小便。
 強烈な納豆の香り。おかめ納豆よりかなり強い。アタマがクラクラした。うまさが舌に鼻孔に蘇った。
 大豆の旨味が強い新潟納豆。
 人体を通り抜けてもその強さは衰える事はなかった。
 納豆も人体もイイぜッ!(2011.12.15)

ベーコン丼、中途半端な味!(マサ料理)

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 冷蔵庫に眠るベーコンブロックの残り150g。玉ねぎ1個。

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 これで卵とじどんぶりをやる。

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 ミリン、醤油、酒、水。
 玉ねぎとベーコンを入れてから火をつける。

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 煮えた。

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 卵3個。
 ほとんどナマで完成。
 ラーメンどんぶりに盛ったご飯2合にフライパンから滑らせる。
 「あっ!」
 またもやナマの卵が先に滑ってご飯の間に消えた。
 ナマ過ぎるってことか。今度はもうちょっと火を入れよう。

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 食う。
 ベーコンのダシと玉ねぎの甘さ。もの凄くうまいどんぶりを確信していた。
 「おやっ!」
 イマイチだ。ベーコンの旨味もステキな玉ねぎもどこへ行った?
 繊細も豪快も強さも優しさもない。あるのは中途半端だけ。
 ガリッと煮え足りない玉ねぎ一片。辛い。
 「うまいっ!」
 今日こそは叫ぼうと思った。不発だ。不発続きの卵とじ系どんぶり。
 “具の入った卵かけご飯”として食えばうまい。
 だが「どんぶりだ!」と自信を持って言えない。

 混沌の渦中をさまようマサ料理。(2011.12.14)

あぶたま丼、失態!(マサ料理)

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 小学生の頃、上の姉さんが作ってくれた。
 それとも「あぶたま丼はうんまいよ~」と言われただけかもしれない。
 遠い昔のことなので忘れてしまった。
 あぶらげを丼ツユで煮て卵でとじるだけ。とても簡単で安くできる。
 だが侮れない。あぶらげと丼ツユが邂逅したら凄いパワーを発揮するのだ。
 あぶらげの旨味がつゆに出る。ツユがあぶらげに吸い込まれる。互いが良い作用を及ぼし得も言われぬうまいモンになる。
 長ネギも入れた方がイイだろう。

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 昨日のマグロ納豆で残った太めのネギ半分。斜めにザクザク切る。
 主役のあぶらげは1袋5枚入り。1cm幅に切る。
 濃い味にするため酒、ミリン、醤油だけ。水は入れない。

 「あっ!ミリンがない!!」
 しまった。こないだの親子丼で使い切ったのを忘れていた。
 もうネギもあぶらげも切った。引き返せない。電車は走り出したのだ。
 仕方なくミリンの代わりに砂糖(三温糖)を入れる。
 丼ツユを舐めてみる。悪くない。一縷の望みをつなぐ。

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 ネギ入れた。

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 あぶらげ投入。「うわっ!」フライパンの中に山が出来た。
 菜箸で押さえるとツユを吸ってみるみる丘になる。
 あぶらげが丼ツユを吸い込んだ。酒追加。醤油も。
 また吸い込んだ。酒、醤油追加。味見。

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 「しょっぺぇ~~~っ!」
 酒、砂糖をドバドバ追加。

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 クライマックスの卵投入。ほとんど溶かずに3個。
 フタをし30秒。まわりに火が入り真ん中はまったくのナマ。
 ラーメンどんぶりに盛った炊きたて2合メシに滑らせる。
 前回の親子丼も前々回のカキフライ丼も、ナマの卵が予期せぬスピードでするっと先に落ちてご飯に吸い込まれてしまった。
 同じ轍は踏まないぞ。
 菜箸を左手に持ち真ん中のとろとろ卵をひっかけたまま滑らせた。

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 成功。ご飯、具、とろとろ卵の順に巧く盛れた。食った。
 「しょっぺぇ~~~っ!」
 “ミリン使いの魔術師”を標榜するオレ。
 盟友ミリンの不在でこんな情けない料理になっちゃうのか。
 やはり水も必要だった。長ネギより玉ネギか。
 ご飯は全部食べたがあぶらげは3割残す。しょっぱくてとても食えない。
 とろとろ卵はきちんと中央に収まった。丼ツユ量もよかった。
 これだけが取り柄だ。(2011.12.12)

寒ぶり絶品、山田鮮魚店(鮮魚) ~新潟本町市場~

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 6,500円 / カニ、ブリ、南蛮えび / 1人

 「あらぁ~!マサさん!」
 おやっ、今日は「あらマサさん」じゃなく「あらぁ~」と「マサさん」の間に1拍あったぜ。イッキに「あらマサさん!」と言われる方が好きだ。
 「ちょっと待ってね。今焼きそば食べるところだから」
 まさにペヤングソース焼きそばのフタを開けて食らいつく瞬間だった。瞬間をずらされてつい、いつもと違う言い方になったのかもしれない。
 ガバッと割り箸で麺100本を持ち上げ、豪快に食い始めた。
 「食いっぷりイイねぇ~」
 「ハラ減ってたから。マサさん何食べるぅ~?」
 「カニいこう!」
 「茹でたのは良いのがないなぁ~茹でたいなぁ~~」
 「茹でてくれぃ」

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 「2,500円、3,500円、4,000円、5,000円、6,000円。マサさん値段気にするぅ~?」
 そう訊かれて気にするとは言えないぜ。
 「値段なんか気にしねぇよ!」
 オトコらしく即座に言い放った。
 「この5,000円のがイイよ。大きいし身が詰まってるから」
 「それいこう!」
 「わぁ~ありがとうございますぅ~~~
 いつもニコニコだが今日はニコニコ度が激しい。
 「ブログに顔写真載せといたで」
 「マサさんのブログ見てるヒトがうちのお客さんにいるよ。三人の写真が出てたね~って言ってた。マサさんのブログは色んな所の美味しいモンが出てて面白いって言ってたよ~」
 「ホント!そりゃ嬉しいねぇ~」
 「世間は狭いんだね」
 「そうだね。あと何にするかな」
 「寒ぶりなんかどう」
 「おぉうまそうだ。寒ぶりと南蛮エビいこう」
 クラシックラガー350ccを2本呑んで待つ。

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 海老とブリがやってきた。
 当然サッパリの南蛮エビから。
 良い歯触り。甘みは弱い。いつもより弱い。

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 ぶり。腹側だ。
 「うまいっ!」凄い脂だがくどくない。
 しつこい味の養殖ハマチとは一線を画する。天と地ほども違う。
 天ぶり(天然のぶり)。爽やかでさえある。
 今まで遭遇したブリでサイコ~だ。
 筋肉質で脂の乗った32歳のネーチャンってカンジ。
 不当に硬くない“ぶりぶりっ”とした筋肉を持つしなやかなスポーツ好きネーチャン。
 「寒ぶりうまいでしょ」
 「うん、すっごくウマイね!!!」
 「今一番良い時なんだよ。冬至前10日がイチバンなんだよ」
 ほぅ、初めて聞いた。今年の冬至は12月22日。今日は9日前だ。良い時に来たぜ。
  “ぶり=冬至前10日”って方程式を皆に教えてあげよう。博学ぶりに驚くに違いない。
 「今年はぶりが安いんだよ」
  「あっそう」

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 「マサさん、茹でたばっかりでミソがまだ固まってないから先ずは脚だけ食べてね」
 「うん」
 うまい。甘い。
 濃厚だが上品で凄く甘いが絶妙。矛盾する表現が出てしまうズワイガニだけが持つ甘さだ。素晴らしい。
 流石1杯5,000円。はち切れんばかりに身が詰まっている。オトコらしく値段を気にしないでヨカッタ。
 うまいモノを食いたけりゃ店のヒトに任せる。「1円でも安く!」ってセコい態度じゃうまいモンにはありつけないのだ。
 人肌が甘さに拍車をかける。

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 「はぁ~いマサさんお待ちどぉ。ごめんねぇ~まだミソ柔らかいんだよ」
 「ずるずるっと吸っちゃおう~」
 「あははっ。よろしくね」
 ずるっと1秒で吸った。ほろ苦甘い。濃厚なミソだ。口の中に保管してずっと堪能したい。
 胴体の肉は繊維が強く甘みも少ない。

 「また写真撮るか。今度は立ち位置変えて」
 「だめよ~今度来る時は前の日に電話してぇ~お化粧バッチリしてくるから~」
 「一晩かけて化粧するの~?」
 「そうよ~さらに美しくなるから~あっはっはっはっ!」
 「わっはっはっはっ!」

 「うまかった!」
 「はぁ~い、恐怖の支払いの時間~6,500円です~」
 「はいっ」
 「料理屋で食べれば何万も取られるからアンタ食べ方上手いよ」と姉(母?)
 「カニもうまかったけど、ぶりがサイコーだった。凄い脂なのに爽やかだ!」
 「よかった~」
 「ごちそうさま。また来るぜ!」
  「また来てね~~~

 
  6時間後の小便。カニの匂い。
  脚肉の甘さと濃厚なミソ。鮮明に再現したオシッコ。
 人体の神秘だ。(2011.12.13)

マグロ納豆、しらす納豆に肉迫?陵駕?(マサ料理)

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 学生時代たまに行った神田の大衆割烹。
 イカ納豆やマグロ納豆をビールのツマミにした。安くてうまい。
 先日やったしらす納豆ご飯。もの凄くうまかった。
 よし、マグロ納豆をツマミじゃなくご飯に載っけて食べるぞ。
 刺身でなく、納豆の脇役だからマグロの柵は小さい方がいい。
 いつもの魚屋はでかいから、わざと休みの日曜にスーパーへ行った。

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 156gの小さい柵。お誂え向きだ。100g298円。一番安いマグロ。まだ凍ったまま。
 明治ブルガリアヨーグルトをカゴに入れ、ふと見るとさっきの奴はキハダマグロだ。メバチとばかり思っていた。
 サッパリ味のキハダ。刺身のケースに戻そうと思った。
 だがせっかく乗りかかった船だ。キハダが悪いと決まったワケじゃない。やるぞ。

 おかめ納豆極小粒。
 何も入れず菜箸で混ぜる。120回。かなり白くなった。
 好みじゃないキハダマグロの納豆だから気合いが入らない。とてもしらす納豆のように300回もできない。

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 かいて5分伏せたS&B粉からし、太いが柔らかいネギ半分、小さく切ったキハダマグロ、醤油。どんぶりからこぼれそうだ。カツブシはなくて大丈夫だろう。
 混ぜ始める。こぼしもせず意外にラクに混ざる。期待しないで味見。
 「うまい!」

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 俄然やる気が出た。何かに憑かれたように一心不乱に混ぜ続ける。
 イッキに300回。予想外のうまさに肩も腕も疲れを感じない。計420回。
 ご飯は2合。
 必ずやる卵かけご飯。必ずうまい。

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 どんぶりに盛る。
 マグロ納豆を熱々コシヒカリに載せた。
 グサッとご飯に津軽塗りの箸を突き刺し、大きい一口を喰らった。

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 「うまいッ!」
 甘く瑞々しい熱々ご飯、旨味じゅうぶんな冷たいマグロ納豆。両者がオレの味蕾に時間差攻撃を仕掛ける。
 素晴らしい攻撃だ。撃沈されたい。
 安い赤身は、納豆のトロトロを得て大とろに変身した。
 100g298円が、1貫1,500円の奥沢“入船”の握りに変貌したのだ。
 絵にも描けない美味しさだ。
 ネギ少なめ、芥子多めがマグロ納豆に良い塩梅だった。
 大成功。

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 自分は黒衣となり“しらす納豆”としてのうまさに心血を注いだしらす。
 赤身が大トロになって大喜びし、自分も生きたマグロ。
 生き方としてはマグロが好きだが、味は僅差でしらす。99点対98点だ。
 マグロ納豆はしらす納豆を陵駕しなかった。肉迫した。
 この先何度もこの二つをやるだろう。そして微妙な差異に一喜一憂するに違いない。
 今からお見通しだぜ。(2011.12.11)   

ジョーバン・ホワイトムスク・フォーメン、素敵な甘い香り(オーデコロン)

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 愛用のジョーバン・ムスク・フォーメンがもうすぐ終わる。
 1本違うヤツを試してまたムスクに戻ろう。
 浮気相手はブラックムスクかホワイトムスクだ。
 検討に検討を重ねホワイトムスクに決定した。
 ネットで香水問屋から買う。
 1本では送料が勿体ないから2本買った。ホワイトムスクとムスクだ。

 10年ぶりに風邪をひいた。2日間仕事を休んでしまった。
 土日と合わせ4日間ずっと家に居た。医者は信用できない。薬も副作用ばかりで嫌いだ。ひたすら休養と栄養を摂った。
 大藪春彦描く主人公が深傷を負った時、野獣のように微動だにせずじっと回復を待つのを気取った。
 初日は16時間、2日目14時間、3日目12時間、4日目に8時間。
 普段4~5時間しか寝ないから4日間で12日分寝た。だいぶ回復した。
 完治はまだだが出勤した。
 ホワイトムスクデビューだ。
 左脇下にシュッシュッシュッシュッシュッと5回。右も5回。デートの時はヘソ下の陰毛にも1回スプレーする。
 「!」
 まったく香らない。そんなに弱いのか。愕然とした。
 風邪で鼻がバカになっていたのだ。バカっ鼻にも愕然だ。
 数日経った午後。背広の内側からいきなり香った。
 嗅覚が蘇った。
 凄く甘い香り。セクシーでもある。香辛料的刺激のない本当に甘い香り。
 これは素晴らしい。気に入ったぜ。

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 瓶の底にわずかに残ったムスクを嗅ぐ。
 「おぉ、セクシ~~~!」
 やっぱりコレだ。刺激的要素もあり、総合力が高い。
 長年愛用したアラミス。
 何度浮気しても結局アラミスに戻った。オレにとって偉大な香りだった。高貴でセクシーで豪華。
 ジョーバン・ムスク。
 セクシー極まりない。かつてのアラミスのように、オレにとって偉大なオーデコロンになりつつある。

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 甘いホワイトムスクを1瓶楽しみ、その後また元の鞘(ムスク)に収まろう。
 これが最近のパターンだ。
 さらにその先はブラックムスクか。気の早いオレだぜ。(2011.12.10)

肉の黄木、味噌ベースのすき焼き(米沢牛) ~米沢~

 10,000円位 / 肉、ビール / 2人

 ずいぶん前にホンダCR-Xで行った店。オギと読む。
 シボレー・カマロを買う前のことだ。
 すき焼きがサイコ~だった。
 あまりにうまく、群馬から山形県米沢市まで3度通った。
 高速道路が整備されてない頃。日帰りだ。
 うまいモンのためなら労を厭わない。昔から食いしん坊なオレ。
         *   *
  結婚式場みたいにデカイ店。駐車場もでかい。
  米沢牛を食うためだけにCR-Xを駆った。
  3回も日帰りで来た。ツワモノだ。
  格式よりも気さくさが売りの店。美人ウエートレス姉ちゃんがいる。

  肉さしみ。
  もも肉をニンニクじょうゆで。
  さっぱりでうまい。
  すき焼き。
  かなりのボリューム。霜降りロースがいっぱいだ。
  うまい。
 「おやっ?」
 初めての味。
 割り下のベースは味噌か。めずらしい。重めの味がイイぜ。
  いろんな味を加えてあり、とってもうまい。

  気に入ったので家でも味噌ベースすき焼きをやってみた。
  なかなかイケるぜ。(1984.9)
         *   *
  最近は博多で佐賀牛を時々食うが松阪肉、伊賀肉、近江牛、神戸ビーフをしばらく食ってない。
 米沢牛もこの3度だけ。久々に思い出したらヨダレがあふれた。
 黄木の味噌ベースすき焼き。今も健在だろうか?
 また行きたい また食いたい

親子丼、失敗作!(マサ料理)

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 前回カキフライ丼が物凄くうまかった。
 卵とじ系どんぶりの王道“親子丼”をやりたい。
 わずか3日で実現した。

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 鶏モモ1枚339g。玉葱半分。卵3個。

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 鶏は19個に切った。唐揚げの半分以下の小ささだ。
 玉葱は薄くスライス。

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 丼物専用に買った直径20cmのフライパンに水、酒、ミリン、醤油。
 指で舐めてみて調整。ミリン追加で良い加減だ。

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 沸騰。玉葱。

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 鶏モモ。

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 煮えた。

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 卵を入れる前にご飯2合をラーメンどんぶりに盛ってスタンバイ。

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 卵投入。
 卵はほとんど溶かない。黄身に菜箸を刺してサッサッと1往復だけ。
  濃厚な黄身とトロトロ白身を堪能できる。
 ほとんどナマで完成。

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 どんぶり飯に滑らせた。
 あっ、とろとろ卵が先にご飯の間に消えた。
 どんぶり左端にわずかに見えるだけ。残念な風景だ。
 角度を考えてサッと素早くどんぶりに移す必要がありそうだ。要研究。

 食う。
 うまい。
 卵がすばらしい。
 鶏。味が染みてなく歯触りもステキじゃない。
 玉葱の存在感は薄い。

 重大な欠点。
 丼ツユが多すぎる。オジヤみたいだ。考えられない多さ。
 これじゃ南魚沼炊きたて新米コシヒカリが勿体ない。
 カキフライ丼が良い具合だったのは、フライ衣が丼ツユを吸って丁度良かったのだ。
 親子丼の鶏モモはナマ。丼ツユを吸うどころか鶏から水分が出てさらに丼ツユが多くなった。
 そんな事も考えられないとはシロート料理の域を出ない。
 「マサ料理もまだまだだ」
 今日はとっても謙虚なオレ。

 鶏モモ339g、玉葱半分、卵3個、ご飯2合、大量の丼ツユ。
 ラーメンどんぶりに盛ったオジヤのような親子丼。
 ズルズルかっ込んだ。ナイアガラ瀑布級の汗。
 熱くて暑い。
 次々に脱ぐ。結局マッパになった。今は12月だ。

 卵とじ系どんぶりを精力的に展開する。
 こんな目論見はたった3日で頓挫した。
 思い通りに行かないのが世の常だ。(2011.12.10)


明太子チャーハン、弱まったパラパラ感(マサ料理)

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 年に6回博多に行くたび明太子を送る。
 柳橋連合市場の中弥だ。大ぶりで大粒でうまい。味つけも良い加減だ。
 ビールとご飯で食べた。最後の1本はお茶漬けで終わりたい。
 熱々にチンしたご飯に明太子を載せ、熱湯を注ぐ。
 一瞬にして皮は弾け、明太子に熱が入り、湯は白濁する。
 強烈にダシを摂ったような素晴らしいお茶漬けだ。
 熱くてなかなか食べ進むことは出来ない。

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 今日は趣向を変えて明太子チャーハン。初の料理。
 2合の冷飯をチンする7分間、北京鍋をギンギンに焼く。
 一旦火を消しサラダ油。全体に回し火を付ける。

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 よく混ぜた卵3個をじゃ~~~っ。
 すぐ熱々ご飯。鉄製お玉で混ぜる。かたまった部分をドンドンと圧す。
 煽る。直径36cmのでかい北京鍋だから両手で持つ。30回。
 お玉で混ぜる。煽る。
 突然プ~ンと卵の良い香り。
 ネギと塩コショーの瞬間だ。この一瞬は逃せない。明太子の塩気を考慮して塩は控えめ。
 混ぜる。煽る。
 パラリと華麗に舞い上がらない。重そうに低空飛行するだけだ。
 浅田真央ちゃんの素晴らしいジャンプじゃなく、カラダの馬鹿でかい相撲取りが上手投げで土俵に沈んだカンジだ。
 皮を切って中身を出した明太子。皮だけを食ったらビミョーな食感だ。
 鍋肌に置いた。なかなか火が入らない。意外だった。強情な奴だ。
 混ぜる。煽る。
 いくら煽っても低空飛行のままだ。いつもより余計に煽って手も前腕もシビれて力が入らない。疲れたからもうイイや。

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 直径34cm青磁皿に盛る。
 あっ、醤油を忘れた。久々チャーハンで勘が狂ったか。明太子のかたくなな態度に動揺したせいか。皿の上から醤油をちょろりとかけた。

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 食う。パラパラ感の薄いチャーハンを食っても喜びはない。
  味は優しい。塩が効いてなく曖昧な味ってことだ。
 1粒1粒に分かれて全体にまぶされた明太子。主張はほとんどない。
 また醤油。増す混沌。
 何から何まで不満だ!
 パラパラ欠如を明太子のせいにしたいが、入れる前から煽りは低空飛行だった。
 ご飯の熱々っぷりに不備があったか。新米で水分が多いのか。北京鍋はギンギンに焼いたのに。
 「チャーハンも得意料理だぜ!」
 次に巧く作るまでこのセリフは封印だ。
 「チャーハンは2合メシが丁度いい」
 ご飯の量だけは正解だった。ひとつだけでも良い事があってヨカッタ。(2011.12.8)

カキフライ丼、烈しくうまい!(マサ料理)

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 43個揚げた昨日のカキフライ。31個食って12個余った。
 普通にご飯のオカズと考えたが、突然カキフライ丼がアタマに浮かんだ。
 パッと閃いただけなのに瞬時に確定事項となった。
 決断は早い。
 カキフライは昨日の残りだがご飯は炊きたてだ。丼物はご飯が命。
 七五三。
 NHKきょうの料理で京都菊乃井のオヤジが披露した丼ツユの黄金比率。
 ダシ7:ミリン5:醤油3。
 一度正確に量ってカツ丼をやってみたが「まぁまぁ」ってとこだった。「黄金比率!」と豪語するほどじゃない。
 だからテキトーにやる。舐めてみてうまけりゃイイのだ。
 丼物のためだけに買った直径20cm底厚2.3mmフライパン。2合メシの具には直径16cmの親子鍋じゃ小さいからだ。
  ダシを摂るのは面倒なので水と酒で代用。ミリンと醤油もフライパンに。
 左手人差し指と中指をスッと伸ばしピッタリ密着させて混ぜる。舐める。薄い。甘み不足。ミリンと少しの醤油を追加。味見。またミリン。今度はイイぞ。

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 沸騰。スライスした玉葱半分。もうすぐ煮える。
 その間に前菜。小さい茶碗でお約束の卵かけご飯。この最初の一口がサイコ~だ。 
 時間差攻撃でカキフライ。冷蔵庫で冷え冷えの奴。

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 12個を並べる。小さいフライパンにいっぱいだ。身動きが取れない。見た目豪快だがどんぶりの具には多すぎる。
 卵3個はほとんど溶かない。黄身に箸を突き刺しクックッと1往復させるだけだ。仕上がりで黄身の濃厚とトロトロ白身を味わえる。 
 カキフライを裏返す。
 炊きたてコシヒカリ約2合をラーメンどんぶりに盛る。
 ご飯は4合炊いた。今日2合食い、明日は明太子チャーハンだ。オレには珍しく計画的だぜ。

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 火を通しすぎないうちに卵。
 フタ。
 「未だかな~まだかな~」と躊躇っているとすぐに火が入るどんぶりの卵。
 「まだだぜ!」って時に決断して火を消した。
 フライパンを持ち、スススッとどんぶりのご飯に滑らせる。
 あっ、ほとんど生の卵が先に滑った。ご飯の間に染み込んじゃった。
 でも良いカンジ。あとは味だけだ。
 嬉々としてコタツに運ぶ。
 ビールを注ぐ。急ぐからドポンドポンと音を立てる。
 なかなかグラスに移ってくれない。早くしろ、1秒ごとにカキフライ丼が冷めるんだぞ。ビールを叱っても仕方ない。
 呑んだ。うまい。

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 食った。うめぇ~!
 超とろとろ卵。生卵をかけたみたいだ。ご飯とカキと玉葱と丼ツユの熱でうっすらと温まる。良い具合だ。
 玉葱がよ~く煮えて丼ツユを吸い込んだ。イイぜ。
 中まで熱くないカキフライもある。煮すぎて縮むより良い。
 昨日の残り物なのにちゃんとカキのえぐい旨味は健在だ。うまいぜ。揚げたてとは別モノ。これもイケる。
 丼ツユがステキ。玉葱と卵で薄まるかと思ったが完璧に近い。甘さの勝るアンバランスがうまさの秘訣だ。
 メシに丼ツユがからまる。かたいから良いからまり方だ。
 やや熱の入った生卵もからまる。瑞々しく甘いご飯。味が付いちゃう丼物でもやはり炊きたては違う。
 口をどんぶりに密着させ、箸を素早く動かしズズズッと“丼ツユ生卵ご飯”をかっ込む。
 烈しくうまい。こんなにうまくてはバチが当たる。喜びより心配が先に立った。

 うまかった。ほぼ完璧。予想以上の出来に驚いた。
 卵とじ丼にハマッたぜ。次はどんぶりの王道“親子丼”をやるぞ。その次は・・・。
 感激すると何度も続け、やがて飽きて「もう食わねぇ!」とわめく。
  人間は変わらない。

 カキフライ12個、玉葱半分、卵計4個、丼ツユ、ご飯2合強。
 食いすぎた。胃がパンパンだ。胃薬は飲まない主義だ。消化のツボを刺激した。寝るまで苦しかった。
 次回は普通のどんぶりで丼物をやろう、そう決めた。(2011.12.7)

かない亭の肉丼、うまいがカツ丼恋し!(焼肉屋) ~群馬県長野原町~

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 1,360円 / 肉丼2 / 2人

 「かつ丼二つ!」
 堂々と注文した。焼肉屋なのにデカいかつ丼で有名な店だ。
 300gの肩ロースカツと卵と玉葱。ボリュームだ。
 「かつ丼終わっちゃったんですよ~」
 「えっ!」
 な~ぁんとおっしゃるウサギさんっ
 歩道工事による片側通行でだいぶ待たされた群馬県東吾妻町内の国道145号。イライラした。ムカついた。
 あっちコッチで道路を掘り返しては埋めている。マッチポンプだ。ムダな仕事を作って雇用を増やす。絵空事の中でこそ世の中は巧くまわるのか?
 12時10分。
 やっとたどり着いた“かない亭”。この苦労も久々かつ丼で報われる、と思われた。
 目の前が真っ暗になった。どうしたらいいんだ。
 「じゃ肉丼ふたつ」
 気持ちをすぐに切り替えた。来た。
 山盛りだ。あふれんばかりに盛られた肉丼。壮観だ。
 カツ丼の勇姿には敵わないが、かなりな肉迫ぶり。カツ丼に次ぐ男前などんぶり。

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 オレと良い勝負。ひょうきんな背広のネーム“オトコマエ”が如実に物語る。

 「おぉ凄い。ボリュームあるね」
 「はい、うふふふ」
 「写真撮ろッ」
 「フフフフ」
 お~っ!蓮っ葉な良いカンジのネーチャンだ。
 厚めの薄切り豚バラ肉。てんこ盛りだ。
 喰らう。
 甘い。醤油が足りない。砂糖が多い。ミリンが感じられない。
 長ネギと玉葱。ダブル葱で甘いのか。
 3切れ食ってもメシが現れない。
 どうにか隙間を見つけてメシに食らいつく。熱々じゃない。軟らかめだ。
 どんどん食う。ドンドン減る。
 メシが熱けりゃもっとうまいのに。メシがかたけりゃもっともっと美味しいのに。
 脂と油と調味料のからまった丼底に残ったご飯がうまい。
 最後はズルズルズルッとかっ込んだ。
 しょっぱさ欠如と思われたが食べきったらちょうど良い。満腹感も丁度いい。
 会計。
  「肉丼もボリュームがあっておいしいねぇ~
 「ありがとうございます へへへへ」
 おぉこのテキトーな、気だるいカンジが良いねぇ~。こういうネーチャン好きだぜ。
  前回の小さくて残念だった焼肉丼セット。ボリュームの肉丼で挽回した。
 山盛りがこの店の真骨頂だ。
 あとで調べたらカツ丼は数量限定だった。

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  「かつ丼食いにまた来るぞ。開店の11時と同時に!」
 重大な決意を胸に退店した。
 帰りの国道145号は嘘みたいにスムーズだった。(2011.8.19)

かない亭の焼肉丼セットはボリューム不足!(焼肉屋) ~群馬県長野原町~

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 1,360円 / 焼肉丼セット、カツ丼 / 2人

 300gの肩ロースを使ったカツ丼。
 ボリュームとしょっぱさにまた行きたくなった。来た。
 12:03。席は7割方埋まっている。
 皆、昼間からビールも呑まず焼肉(主に豚)を焼いてメシを食っている。
 八ッ場ダムで一時有名になった群馬県長野原町。
 ほぅ、ここの住人はこういう食い方をするのか。
 「焼肉にはビールが必須!」と思うオレには想像がつかない。
 注文取りは先日の色っぽいネーチャンじゃなく無愛想な若い兄ちゃん。薄っぺらなメニューをサッと見てパッと決めた。
 “焼肉丼”。
 注文してからよく見ると半ラーメン付きとある。色々付くのは好きじゃない。そのものだけが好きだ。来た。
 「!」
 ラーメンが横ででかいツラをしている。本命が貧弱だ。
 薄い小さい豚モモが少量どんぶり飯に載っている程度。
 食った。
 ニンニク醤油味だ。悪くないがカツ丼よりだいぶ落ちる。
 お湯っぽいラーメン。麺はただかたいだけ。

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 一緒に行った中年男Nさんはオレ推薦のカツ丼を注文。でかさに腰を抜かす。
 とても食べきれないと言うので、でっかいカツを2切れ食ってやった。
 今回も揚げ加減バッチリ。歯がスッと入る。ジュッとほとばしる肉汁。
 まさにドンピシャリの揚げ具合だ。
 カツ丼は異様に早く出た。注文を見越してカツを揚げておいたのかもしれない。
 食べきった。腹一杯。
 厚い方のメニューを見る。
 カツ丼の下に“肉丼”と書いてある。これならカツ丼並みのボリュームか。選択を誤った。失望しつつも再来を誓った。
 Nさんがカネを払ってくれた。
 ヒトに奢られるのは久々だ。嬉しいが、こそばゆいカンジがした。

 夕方になっても胃のムカつき。ニンニクはかなり効いていた。(2011.4.5)

ポテサラは郷愁を誘う(マサ料理)

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 新潟の親戚が新米を持ってきたついでにじゃが芋をくれた。
 直接会わなかったから分からないが、たぶん“ワセシロ”だと思う。
 男爵より粉質でホクホクうまい。
 病気にも強く収量が上がるので、スーパーで売る男爵と称するイモはほとんどコレらしい。群馬県嬬恋村の農業関係者から聞いた。
 うまくても名が知られていないから有名な男爵にあやかったってワケだ。
 早く、堂々と「ワセシロ」を名乗れる日が来ればイイと思う。その方がワセシロにも男爵にもシアワセだ。

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 でかいの10個を蒸かす。茹でると味が湯に出ちゃうが蒸かせばOKだ。

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 直径32cmの蒸かし釜。湯をたっぷり入れ強火で40分。
 鍋が大きいと巧くできるし湯もなくならないから安心だ。でも洗うのが大変。ナガシに窮屈で難儀する。
 後々を考えるより今が大事なセイカク。鍋選びにもこのセイカクが出た。

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 蒸けた。
 キッチンペーパーで皮を剥く。手が熱くなく良い具合だ。テレビで観たのをマネした。

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 マッシャーで粗くつぶす。大粒を所々残す。歯触りを楽しめる。
 熱いうちにミツカン米酢をまぶす。こうすると味に奥行きが出るし傷みにくい。
 木べらで大きく混ぜる。大粒をつまみ食い。うまい。熱い。酢がうまい。

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 冷ます間に薄切り玉葱を塩揉み、水出し。きゅうりも同様。キッチンペーパーで水気を切る。
 高崎ハム製ロースハム200gスライスパックを細く切る。
 食う。うまい。良い塩梅だ。香りもイイぞ。

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  ボウルの芋に合流。
 残量半分の500g入りキューピーマヨネーズ。
 酸っぱいキューピーが好き。ぼけた味の素マヨネーズはキライ。
 ガリガリガリッとブラックペッパー。

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 木べらで大きくゆったり混ぜる。味見。新しいマヨの封を切る。結局ほぼ1本。500gも使った。
 皿に盛る。おぉ、かたい。グチャッとなっていない。
 うまい。最初にまぶした酢が良いカンジだ。ポテトサラダはイイねぇ~。子供の頃よく食った。今じゃ年に1~2回だ。
 玉葱は半分と決めていた。だが半分残しても仕方ない、と1個使った。
 玉葱が多すぎた。1口食っても2口食べても常に玉葱の歯触り。いつもじゃ招かれざる客だ。時々現れて欲しかった。
 文句は言ったがとってもうまい。
 自分で作っても郷愁を誘うポテトサラダが出来た。
 明日はご飯のオカズにしてさらに郷愁に浸ろう~。

 後味がキュンと酸っぱい。
 最初の酢のおかげで、2時間後に爽やかにポテトサラダを思い出すことができた。
 3時間後でも酢がイイ。この歯茎のキュンを味わうために今日のポテサラは存在するのかもしれない。
 (2011.10.29)

 翌日、ご飯のオカズ。
 翌々日、ビールで。
 玉葱が馴染み、まさに良いカンジ。
 うまいぜ。
 今度はじゃが芋20個でやりたい。
 「同じ手間だから!」
 繰り返される甘言。(2011.10.31)

H&M、カッコイイ~!

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(フラッシュで違う色になっちゃった渋い紫のセーター)

  前回9月の訪福。ちょうどその日に開業したキャナル・イーストビル。
 烈しい人出が予想された。混んだ所はキライだ。
 今回の博多。11月。ほとぼりは冷めた。
 「素肌に赤いブルゾンだぜ!」などと中洲では得意になっていたオレ。
 バークレーでハンバーグ5個載せカレーを食うと汗をかく。ブルゾン裏地のシルクが汚れてしまう。

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 H&M。スウェーデンのブランドだ。
 VネックTシャツ(599円)を買った。ダークグレーだ。
 袖が短く襟が大胆にカットされてカッコイイ。同価格帯ながら平凡なユニクロとは違う。
 日本車と外車の違いみたいだ。
 安くて壊れない特徴のない日本車。個性的で運転する楽しさあふれる外車。
 クルマも衣料もこんなに違うのは国民性のためか。

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 元はといえば狩猟民族と農耕民族の差なのだ。
 稲が育つのをじっと待つ農業。お天道様しだいだ。みんなで協力して田植えをやる。仲良く目立たないことが要求される。和が重要視されるのだ。
 我先に獲物を仕留めないと食いっぱぐれる狩猟。命にかかわる。他人を押しのけても突進する。みんなと同じでは負けてしまう。死んでしまう。
 日本人と西洋人はまったく異なるDNAを受け継いでいるのだ。

 何でもかんでも欧米型にすればイイってモンじゃない。
 1993年にいち早くアメリカ型成果主義を採り入れ2001年には失敗した富士通。
 目標を設定し、成果をランク付け、給料や昇進に反映させる。
 社員の不満は渦巻いていたという。
 「なぜアイツより評価が低いんだ!」
 「頑張ったのに評価されない」
 「目標を低く設定した方がラクだ」
 結局リスクのあるチャレンジングな仕事はしなくなり、安全な確実に成果の上がる事のみやり、疑心暗鬼になって職場の統制は乱れ、業績は急降下したらしい。
 目標管理なんて、実務経験のない学者が考えたものだから絵空事であり、成功するハズがない。
 それを未だに嬉々として継続している自治体もあるという。驚くべきことだ。10年遅れている。
 自動車販売の営業部員のように数字の支配する世界ならハッキリするが、結局は評価する側の好き嫌いだ。
 すり寄るヤツは可愛いし、「千万人といえども我行かん」的人間は嫌われる。

 「福島を助けるため!」の怒号のもと、福島のモノを食べましょう~の大合唱が起こっている。
 誰かが「ワッ!」と言うと皆そっちを向く。
 買わないと生産者、流通業者、卸問屋、小売店等が困ってしまう。だから買えッ!食えッ!
 これは政府の陰謀に他ならない。
 放射能に汚染されている(かもしれない)モノを食って5年先10年先に癌や白血病になるリスクは二の次だ。人の命より経済を優先している。
 「ただちに健康に影響はない!」
 インチキを滔々と述べて多くの人を無駄に安心させ被爆させた枝野氏は未だ切腹せず、大臣を辞めず、議員辞職もせず、傷害罪に問われることなく、のうのうと暮らしている。
 ニッポンに“恥”も“正義”も、そんな言葉は存在しない。

 悪名高き東電の原発人災事故。
 家も仕事も追われた福島県民がたくさんいるのに、自分たちはいつも通り高額のボーナスをもらう。
 ボーナスとは業績向上に対する褒美のハズだ。
 世界に放射能を垂れ流し迷惑をかけてなぜ褒美を出すのだろう。思考回路がショートしている。アタマが正常ではない。
 「安全を宣言したはずの福島産の新米から放射能が検出されました~ッ!」
 テレビニュースがわめく。
 首から下を映した農家の人がコメントする。
 “消費者が被害者で生産者は加害者”の扱いだ。
 だが犯人は東京電力であり、農業生産者も被害者なのだ。
 意図的に犯人を隠そうとしている。正しいことは隠匿され、恣意的報道がまかり通る。
 不思議な世の中だ。
  送電網を支配し、総括原価方式で必ず儲かるシステムを構築している電力会社。傲慢であり気楽なシステムだ。
 電力自由化をすればどれだけ電気料金が下がるのだろうか。
 東電は早く解体すべきだ。
 検察はきちんと捜査し、役員は牢屋に入り、新会社に元東電社員を雇う際は給料を公務員並みに下げる。利用者からカネを取って電力を供給するという公の仕事をするのだから当然だ。
 やることをやれば被爆した人も少しは浮かばれる。
 マスコミは大王製紙、オリンパスを盛んに報道する。騒ぐ対象が間違っているぜ。多くの人の命にかかわる重大事件を引き起こした東電を糾弾すべきだ。
  日本はどうしてこんな酷い国になったのか。
 藤田まことが蘇り、中村主人になって“仕事”をするしかない。そうすれば極悪人達はビビッて心を入れ替えるかもしれない。
 “原発利権仲良しグループ”の総帥たる東京電力。
 利用者から不当に吸い上げた莫大な財力で政府、捜査機関、マスコミ他を牛耳る。
 だから重大原発人災事故が起きても日本は変わらない。
 日本が変わるには歴史から見ても外圧、黒船襲来しかないのか。

 アッ!
 H&Mの良さを述べるつもりが結局、世の中の不条理に言及してしまった。
 いつもこうなってしまう。(2011.12.7)

箱がでかい柿の葉寿司(笹八) ~奈良/東京駅~

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 1,050円 / 柿の葉ずし / 1人

 3泊4日の博多旅最終日。
 スカイマーク → モノレール → 京浜東北線。やっと東京駅に着いた。これから上越新幹線で群馬に向かう。
 昼は福岡空港でサンドイッチ4つとビール。
 夕方はご飯が食いたい。うんと酸っぱい鮨がイイ。八戸の小唄寿司だ。
 駅弁屋旨囲門。
 小唄寿司がない。米沢牛肉どまんなか弁当の甘~い牛肉と真っ白ご飯も棄てがたい。
 一番端に柿の葉寿司。これだ!
 奈良の伝統の寿司。ずいぶん前に食べたことがある。柿の葉が良い香りも殺菌作用も発揮するらしい。

 帰宅してビールと一緒に食べた。
 開ける。

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 「!」
 この両端の緩衝地帯は何だ。
 ボンネットを開けるとエンジンの先に広大な空間が広がる1988年型第三世代カマロのようだ。あり得ない長さのフロントオーバーハング。一見ムダなようで実はステキなデザインと衝突時の衝撃吸収に寄与している。
 だがこの駅弁はただのインチキだ。貧弱な中身をでかく見せようという詐欺行為に他ならない。
 もうこの時点でイヤになった。

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 タイ、アジ、サケ、サバ。
 順番に食う。縮こまったサカナ達。あまり味が違わない。
 酢、砂糖、塩以外に人工的な旨味が入った酢メシ。
 舌に触れた瞬間はうまいが、やがてくどくてイヤになる味。
 米も炊き方も良いのに残念だ。

 インチキ、嘘、誤魔化しはキライだぜ。
 老舗を食ってから「柿の葉寿司はこうだ!」と決めたい。(2011.11.27)

バークレー、再びのハンバーグ5個載せカレー(カレー) ~博多~

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 2,360円 / ハンバーグ5個載せカレー / 1人

 「こないだはご馳走様でした
 「いえ」
 7月に持ってきた群馬のグーテ・デ・ロワのお礼だ。4ヵ月前のことを憶えていたなんて律儀だぜ。
 「9月に来たら水道工事で休みだったよ」
 「すいませ~ん」
 「ハンバーグ5個載せカレー!」
 再び言ってしまった5という数字。
 「はい、ハンバーグカレーに4個でよろしいですね」
 「・・・はい」
 「季楽(キラ)のブログ見ましたよ。おいしそうですね。でも高い」
 「うまかったよ~」
 初めて見るママ。ネーサンの母でありオヤッさんの妻だ。
 「いつもお世話になっております」
 にこにこママ。
 「い~え~」
 ニコニコ応えるボク。

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 再びの5個載せ。1個150gだから750gだ。
 肉汁じゅわっのハンバーグ。よ~く煮込まれた欧風カレー。
 ママが持ってきた。
 ハンバーグから攻める。うまい。熱い。
 ハフハフと口の中で冷ます。食べきった。

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 「うまかった~」
 「ありがとうございます。凄い
 「軽く食べたから6個(900g)もイケそうだな。今度は6個に挑戦します」
 「すごい! はい。凄い・・・前はホテルに帰ってから苦しかったってブログにありましたよ」
 「うん、今は大丈夫だけどホテルに帰ってから苦しいかもしれない」
 「あっはっはっ」
 ケータイカメラの食前食後の時間をカクニン。
 「ゆっくり食べたつもりでも10分だったよ」
 「凄い!すごい!スゴい!」
 「前は急いで食べたからもっと早かったんだね」
 「す・ご・い!」
 オトコは、凄い こんなの初めてとオンナに言われると嬉しいものだ。

 赤いブルゾン1枚じゃシルクの裏地に汗がついてしまう。
 キャナルイーストビルのH&M。スウェーデンのブランドだ。
 ダークグレーの半袖VネックTシャツ(599円)を買った。袖が短く襟が大胆にカットされカッコイイ。
 キャナルのトイレで着てカレーに臨んだ。半袖一丁だから汗は適量。それでも紙のおしぼり3本使った。
  次はホントに“6個載せ”だぜ!

 消化を促すべく川端商店街オークラ寄りからニューオータニまで歩く。
 ゆっくり歩行で25分。これで今日ウォーキングをしたことにしちゃえ。
 歩いてる途中でハラが膨れる。
  4時間経ってもハンバーグとカレーの心地よいゲップ。
 バークレーのハンバーグカレー。
 食べる前の空想 & 食べてる時のうまさ & かぐわしいゲップ。三度楽しめる。優れた逸品だ。

 ベッドに入ってもハラは凹まない。
 「6個!」宣言が悔やまれる。
 寝苦しいかと危惧したが問題なく眠れ、起きたら消化していた。
 「6個」挑戦への希望の灯はまだ消えない。

 そうだ!
 “ハンバーグ6個(900g)載せカレー”は昼に食おう。
 今日は夕方5時に食って寝る前に苦しかった。
 昼にバカ食いして夜は抜き。コレだ!
 でもそれじゃ自宅の休日と同じじゃないか。
 群馬スタイルを福岡にまで持ち込む必要はないぞ。
 せっかく3泊4日で博多に来てうまい食事が1回減るのは耐え難い。
 新記録を樹立したいし、1回でも多くうまいモノを食いたい。

 次の訪福までの2ヵ月間、悩んで痩せてしまいそうだ。(2011.11.25)

ひだまり、センスある料理(割烹) ~博多~

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                                  (これは7月の写真。蛸唐草の器がシブいぜ)

 4,500円 / 料理、焼酎 / 1人

 「群馬の青木ですが大将電話に出られますか?」
 「今ちょっと手が離せないんですよォ」
 「これから行きたいんだけど席空いてる?」
  前回の9月は混んでてロクに構ってもらえなかった。
 料理が次々に出ないと面白くない。
 「カウンターなら大丈夫です」
 「じゃ群馬の青木が行くって言っといてください」
 中洲で用事を終え、バークレーでハンバーグカレーをとも思ったが、今は魚の気分だ。ハンバーグ5個(750g)載せカレーは明日にしよう。

 「適当にお出ししてよろしいですか」
 いつもニコニコの大将だ。
 「うん」
 今回は撮影するつもりはなかった。
 だがカウンター左の女性がごっついカメラで料理をパシャッ。
 オレも負けずにケータイカメラ(!)で激写。

 お通し。料理の大切な導入部。酢味噌の味。激写を忘れた。

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 刺身。
 白身のコリコリと貝のエロい味の競演。盛りつけも美しい。大将のセンスを感じさせる。
 本ワサビがかぐわしい。

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 なまこ。嫌いだから1つだけ食べて残す。
 「お口に合いませんでしたか?」と女店員。
 「うん、ナマコ嫌いなんだ」
  あら、アナタにも嫌いなモノがあったの?って表情だ。
 何を隠そうオレはナマコとニンジンが嫌いなのだ。

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  マナガツオ?塩焼き。流石プロの焼き方。ふんわか。

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 サバ刺身。サバの刺身は群馬じゃ食えない。勢い込んで10秒で食う。

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  あら炊き。味わい深い骨まわり。食べにくい。

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 馬刺。爽やかうまい。歯応えも味の出方もちょうど良い。あっという間に食った。

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  サバ寿司。
 京都“いづう”の話をして以来いつも出してくれる。
 酢メシがキリリとしてない。熱々じゃないご飯に酢を合わせたのかもしれない。軟らかい。
 でもここは割烹。鮨屋じゃないから文句を言う筋合いではない。

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 タラ白子。濃厚を絵に描いたよう。味蕾にすう~っと吸い込まれるカンジだ。

 あん肝。意外にサッパリ。もう帰ろうと思った時に出たので写真忘れた。

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   (5月に来た時の料理)

  カウンターに1席置きに4人。
 左端に常連のオッサン。右端は常連オバサン。
 オレの左に初らしきお嬢さん。その右が年6回訪福のお兄さん(ボク)。
 某所でキリン一番搾り750cc(250×3)呑んだから芋焼酎。
 焼酎には造詣の深くないオレ。どっかで聞いたことのある“森伊蔵”にした。オンザロック。甘みもあって良い香り。うまい。
 左の女性に何品目かの料理が出る。
 「食べ方教えてやらにゃ!」
 常連オヤジが大将にわめく。
 「はいっ」などと説明を始める。
 「ワサビを醤油に溶いてサカナをつけてお召し上がりください」
 フツーだぜ、大将! オレは笑いをこらえた。
 「醤油をかけて混ぜるんだよ」
 くちばしを挟む常連オヤジ。
 「どっちでもよか!」
 右から叫ぶ常連オバサン。
 「あっそうですか」「えっ」「はい」
 右往左往する大将。
 フレンドリーな光景が展開されていた。気さくな割烹だ。
 結局どう食べたかわからない。
 このオバサン、俺にもチョッカイを出してきた。
 「それ何の刺身?」
 「貝」
 「あぁ、盛り合わせネ!」
 常連オバサン、堂々と帰る。
 困ったオバサンってことが大将と常連オヤジの会話から推察される。

 「東京から観光?」
 常連オヤジか隣の女性に訊いた。
 「いえ、仕事で茨城からです」
 「今日は福岡寒いです。群馬はもっと寒いでしょう」
 大将がオレに話を振った。
 「うん、カッコつけて革ジャン1枚で来たら寒いよ」
 「え~~~っ!」
 ごっついカメラだから食の雑誌の編集者?
 「食に関するお仕事ですか?」
 「いえ、野鳥の研究してるんですよ。だからこんな大きいカメラ持ち歩いてます。ホテルへの通り道だからフラッとこの店に入りました」
 「おぉ、良い勘してるね。おいしいモンにも関心があるんだ。うまいでしょ」
 「はい、美味しいです」
 「日本で初めて生け簀料理をやった“河太郎”って店もイイよ」
 「残念ながら1泊で明日帰っちゃうんですよ~」
 伝家の宝刀“おちゃらけマサ名刺”を抜いた。
 「おいしい店や自分の料理のブログみてください」
 「はい、見ます」
 「よかったらコメントしてください」
 「はい」と困った顔。
 マジメな名刺をくれた。野鳥研究家だ。
 「サバ寿司ひとつ如何ですか。おいしいよ」
 「はい、いただきます・・・わぁ~とろけますね」
 「キュウリを食べるとサッパリしますよ」
 「はい、いただきます。ポリッ」
 「今度来た時も“ひだまり”が良いですよ」
 「はい、また来ます。(メニューを取って)まだ食べたいもの一杯ありますから」
 「任せるぜ!って頼むとおいしいもん出してくれるよ」
 「・・・」
 その意見には賛同できないようだ。

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    (これも7月の写真)

 今回は料理を堪能するだけでなく、北関東のヒトと話が出来た。
 ひだまりはよか店たい。(2011.1.24)

鶏めし弁当の嘆かわしい変貌!(高崎弁当) ~高崎/上越新幹線車内販売~

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 800円 / 鶏めし弁当  / 1人

 オレの好きな駅弁がひとつ減った。
 「有名な福岡や秋田じゃない群馬の鶏めしだってうまいんだぞ!」
  声を大にして言った高崎名物鶏めし弁当。

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 フタを開ける。2010年11月26日撮影。ちょうど一年前のモノだ。
 そぼろ、コールドチキン、照り焼きの三様が覇を競って輝いていた。
 ご飯も海苔も鶏に覆われて見えない。
 鶏はわずかで海苔と卵がのさばる“折尾かしわ飯”との違いだ。
 
 海なし県の群馬は魚を自慢できない。
 豚肉は評価が高い。徳島老舗料亭“青柳”主人小山裕久氏も絶賛したほどだ。
 鶏もイケるぞ。楽しみにフタを開ける。

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 「!」
 なんじゃコリャ~ッ!
 照り焼きのまわりがスカスカじゃないか。海苔が丸見えだ。3個が2個に減っている。
 しかも異様に脂っこくギトギト。
 違法伐採により丸坊主になった山肌を彷彿させる海苔の広大な面積。
 食ったらやはり脂っこい。
 コールドチキンは匂いが強い。
 相変わらずうまいそぼろ。

 
 1884年(明治17年)創業の高崎弁当。老舗だ。
 鶏めし弁当は、上越線開業の1931年からまもなくの1934年に発売。78年の伝統を誇るすごい駅弁。
  それがこのテイタラク!

 年季の入った職人が退職したのか。
 長年の仕入れ先を変更したか。
 経費節減が作品に出たか。
 客にわからないと思いマイナーチェンジしたか。
 営業方針を変更し、長年(?)のファンを切り捨てる暴挙に出たか。

 
 いずれの理由でももう買わないと心に誓った。(2011.11.24)

ノルウェー産アトランティックサーモンで3合メシ!(マサ料理)

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 刺身でご飯が食いたい。休日の昼だからもちろん3合。
 前回はメバチマグロ赤身。今日はサーモンいってみよぅ~。
 いつもの魚屋。
 オレが入っていくと馴染みのレジのネーチャンが
 「寒くないですかァ~?」と笑う。
 ターコイズブルーのハワイアナス草履に驚いた様子だ。
 最初はポロシャツ1枚姿に対してだと思い
 「ほらっ!」とシャツをたくし上げ、ロングブレスダイエットで引き締まったハラを見せてやった。
 「あっはっはっはっ!」
 うまそうなサーモンピンクをさらけ出して柵取りがいっぱい並んでいる。
 魚は腹側がうまい。
 だがサーモンの場合、脂が強すぎる。食ってる途中でイヤになることもある。
 腹側、背側、尻尾側と3種類。
 ボリュームの背側も脂はかなりなものだ。

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 さっぱりな尻尾側にした。
 値段も100gあたりハラ230円、背220円、尻尾210円と、脂の多寡で僅かな差をつけてある。今日初めて知った。
 レジ。
 「お刺身でビールですか?」
 「ご飯炊いてオカズにする」
 「これだけでいいんですかァ?」
 「うん、ご飯が主役だからオカズは1品が好きなんだ」
 「サーモン、脂っこくて飽きちゃいますよね」
 「うん、脂強いよね。だから脂の弱い尻尾の方にした」
 「ふ~ん。途中で飽きたら中断ですか?」
 「醤油ミリンわさびでヅケにするんだ」
 「あ、そうすりゃ良いんだ。ふ~ん」
 感心した様子だ。ずいぶん探求心の強いヒトだ。
 「明日から博多3泊4日だぜ!」
 「あ~~~!また美味しいモンいっぱい食べてくるんですね!いいなぁ~」
 「イイだろう~わっはっはっ」
 「あっはっはっ」 
 最近結婚したこのコ。エッチトークが急に得意種目になった。だが今日はサーモンの話に終始した。

 室内ウォーキングの30分。熱い風呂、冷たいビール。
 S&B粉ワサビをかいて伏せて5分。

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 アトランティックサーモン320gをそぎ切り。

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 半分はわさび醤油、あとはミリン醤油ワサビでヅケ。
 メシはすでに炊けていた。
 小さい茶碗で卵かけを1杯。うまい。

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 どんぶりに山と盛る。
 わさびをサーモンに置き、醤油を多めにつけご飯に載せ大きな一塊を口に。
 うまい。
 でもサッパリ。これぞサーモンだ!って味がしない。
 脂を嫌って尻尾側にしたのに「醍醐味不足だ!」と文句を言う。
 腹や背を食えば「脂っこい!」とわめく。
 人間とは無い物ねだりな生き物、現状に満足しない生物なのか?
 ワサビを載せすぎて鼻にヅ~ンとくる。

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 後半はづけ丼だ。
 濃い色が食欲をそそる。づけ汁が染み、サーモンはとろりと柔らかさを増した。
 うまい。
 ご飯のオカズには刺身よりヅケだ。
 残りもう少し、ってトコでハラ一杯。づけ汁をご飯にかけた。ぐりぐりかき混ぜ、ズルズルかっ込んだ。
 こりゃウマイ。
 ズルズルのおかげで3合食べ切った。
 快挙だ。フツーのカラダでメシ3合とは凄い。

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 サーモン刺身ご飯&サーモンづけご飯。食べきって数十分も経つとうまさは消えた。
 何時間もカラダの各器官がうまさに席巻されていたしらす納豆ご飯。
 シャバでサイコーのご飯のオカズは「刺身」じゃなく「納豆」と判明した。

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 以前のサーモン刺身写真。
 今日のよりうまそうだ。
 尻尾じゃなく背側と腹側。脂が多いから、輝いて良い表情を見せたのかも知れない。
 脂は、味だけでなく画像にも影響を及ぼしていた。
 埋もれさせるには勿体ないので陽の目を当てた。(2011.11.23)

フンドーキン合わせ味噌でなめこ汁(マサ料理)

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 年6回訪問する博多。そのたびに行く生け簀料理元祖“河太郎”。
 ヤリイカ、関アジ、伊勢海老の活造りを主に食う。
 ヤリイカのゲソは天ぷら、関アジのアタマは味噌汁、伊勢海老も味噌汁だ。
 伊勢海老は赤味噌のこともあるが、関アジはいつも合わせ味噌。
 甘く香り高くうまい。
 長崎麦味噌は大宮そごうデパ地下で買ったことがある。甘くて美味しかった。
 河太郎のマネをして合わせ味噌を使いたい。

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 どっかで聞いた“フンドーキン”。フンドシみたいで素敵な名前だ。
 臼杵市の会社。オレの好きな宇佐のある大分県。創業150年を誇る。無添加合わせ味噌を買った。
 新米を炊いて食うのに没頭し、しばらく冷蔵庫で眠っていた。
 いよいよ出番だ。初っ端はなめこ汁。

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 近在の生産者の名入り柄付きナメコ。小さい真空パックの茹でたヤツよりうまいらしい。

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 朝出かける前に大きめ煮干し6尾を水に浸す。ダシには妥協しない。もう料理はここから始まっている。
 煮干しちゃん、留守の間じっくりと少しずつボディからエキスを放射してくれ。
 帰宅したら弱火で残らず抽出するぞ。

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 電動ウォーカーによる室内ウォーキング30分、マシーンの片付けや熱い風呂と冷たいビール15分、その他15分、計1時間。真綿で首を絞めるように弱火でゆっくり抽出した。
 シャンパンゴールドに輝く。

 なめこ。
 石づきを切ってザルに入れ、サッと水洗い。鍋に投入。

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 味噌を舐める。うまい。この甘さがステキ。だが甘さから覗く意外な塩。
 器に入れ、鍋からダシを掬い、溶く。
 サッと煮えたナメコ。火を止めて味噌。混ぜる。味見。うまい。

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 火をつけフチに小さい泡を見つけたらすぐ消す。沸騰は禁物。

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 ラーメンどんぶりに盛り、ネギをトッピング。
 「うまい!」
 グッと効いた煮干し。下品なくらいダシが強い味噌汁が好きだ。
 香りも歯応えも凄い柄付きなめこ。今後もコレだ。だがトロトロ感は弱い。
 あま~い合わせ味噌。麦味噌と米味噌を合わせたもの。
 舐めた時感じた塩は味噌汁になって消えた。この甘さがイイ。群馬県人なのに九州の味噌が好きっ。 
 九州では麦味噌、関東は米味噌、中部に特徴的な豆味噌。土地によって異なる伝統。
 醤油も地方によってだいぶ違う。九州で刺身につけるたまりもうまいぜ。
 日本はステキだ。

 普通、味噌汁はご飯とオカズの付属品扱いだ。
 一品入魂スタイルのオレ。味噌汁の時は味噌汁しか食わない。
 大きいラーメンどんぶりに並々と盛り、ビールと共に最後の一滴まで喰らう。
 「うまかったぁ~!」
 充実の汗。汁物はハラが膨れる。だがすぐ消化する。
 昼にビビンバ定食でハラ一杯だから夕飯はこれくらいがちょうど良い。
 食事量はその日のうちに調整する。
 休日昼にロースカツ600gやカキフライ600gとか鶏唐揚げ700gだのハンバーグ1kg … を作って食べたら夕飯は果物だけ。ビールだけのこともある。
 調整しないで翌日同じように食えば体重は上乗せされる。そして由々しき事態となる。
 そこをきちんと制御できる。
 オレも少しはマトモだった。

 味噌汁はうまい。ハマりそうだ。
 ダシと味噌と具の邂逅。シンプルだが奥深い。
 今後、際限なく展開しそうだ。
 次はワカメか。(2011.11.15) 

あおぞら⑩ビビンバ定食、クレッセントに言及!(焼肉) ~渋川本店~

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 710円 / ビビンバ定食 / 1人

 久々ビビンバ定食。24日ぶりの訪店だ。いつもの姉さんが居た。
 「久しぶりだねぇ」
 「ホントお久しぶりですねぇ~どこいらしてたんですか?」
 「カレー食べたりパン買ったり」
 「移動販売車が来るんですよね。アタシあれ大好きです、クレッセント
 「サンドイッチうまいよね。オレは5個買って一度に食べちゃうぜ!」
 どうだ、健啖家だろう。きっと驚くぞ。
 「そうですよね。見ると欲しくなっちゃいますよね」
 アレッ驚かない。びっくりした。
 「それで食べた後、食べなきゃ良かったぁって思うんですよ」
 「そう、食いすぎたァって思う。ハムカツもうまいよね。ソースが辛めでイイねぇ」
 「そう、いくつも見てソースの多そうなの買うんですよ。嫌われてるお客かもしれませんね。移動販売車で買えない時はお店に行くこともありますよ」
 「あの斜めの道んとこね」
 「はい、美味しいですよね」
 「俺達、気が合うね!」
 さぁ、どう答える?
 「ぇぇ
 アレッ。一気にトーンダウンした返答。
 今までの、あの場末のスナックを彷彿させる機関銃トークの盛り上がりはどこに消えたんだ。
 微妙な会話のやり取り、とても興味深い。

 
 「美味しかったァ~。特にご飯がうまいよね」
 「ありがとうございますぅ」
 今日もうまいご飯と楽しいトークに御満悦のマサ。
 食事とトーク、主役はどっちだ。(2011.9.8)

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