2012年01月

干しりんご、絶妙なる味わい(剣持りんご園) ~群馬県東吾妻~

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 りんごをスライスし乾燥させただけのモノ。
 添加物一切なし。まったく味を加えずこんなうまいのを作るとはかなりなテクニシャンだ。
 きっと風の具合、太陽の当たり方、気温等を巧くコントロールするのだろう。
  乾し椎茸に代表されるようにナマとは違った凄いうまさを発揮する食材がある。
 干し貝柱。
 そのまま食ってもサイコ~。食べ始めると止まらない。
 鮨健が日本海フィッシャマンズケープにあった頃、行くたびに隣の鮮魚センターで買った。とても味が濃厚で、そこのヤツが一番好きだった。
 日本酒でもビールでもイイ。歯の隙間に挟まって取るのに難儀する。水で戻して釜飯がイケる。
 干しアワビ。
 香港で食べた甘煮。
 岩手から輸出し香港で料理になる。
 素晴らしい歯応えを残しつつとても柔らかく煮込んである。噛めば噛むほど味が出た。呑み込みたくなかった。
 ブームの時は高騰しアワビ甘煮1皿1個10万円。オレの時はもっとずっと安かった。

 しゃきっと甘酸っぱいリンゴ。
 派手さはないが、日本の果物として重要な位置を占める。
 青森や長野が有名だが群馬のリンゴもかなりうまい。

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 群馬で開発した“群馬名月”って甘い品種。
 蜜がバッチリ入っている。黄色い外観。生産量が少なく1シーズン1袋しか買うことは出来ない。
 これを食うと「本命の“ふじ”はどのくらい成熟したのかな?」と妄想を逞しくしてしまう。

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 リンゴを干すことによりナマとは違ったうまさを引き出す。甘酸っぱさがグイッと凝縮するのだ。後味の酸味がとってもステキ。
 博多のRちゃんに土産。
 「美味しい~!リンゴそのものね!」
 はるばる群馬から運んだ甲斐があったぜ。
 これも食べ始めると止まらない。
 また来年が楽しみだ。(2012.1.28)

きのこカレー、うまいがサッパリ!(マサ料理)

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 先日やったきのこクリームシチュー。うまいがシンプルに過ぎた。色も悪い。
 同じ材料できのこカレーをやりたい。

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 舞茸、ぶなしめじ、エノキ、オッキーなめこ、マッシュルーム、青森産にんにく、あぶらげ。
 原木じゃなく菌床栽培だから椎茸は除外。

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 直径24cm矢床鍋に山盛りだ。
 煮えたらガサが減った。
 素晴らしい芳香。オッキーなめこが特に強い。
 そしてオーケストラの如く5種類のきのこ達が醸す凄い香り。
 鼻腔はあまりの喜びでダウン寸前だ。

 コスモ直火焼きカレールー中辛。オレが行く店は辛口も甘口もなく中辛だけ。
 大好きな埼玉県本庄市の高橋ソースも、この店は中濃のみ。ウスターもとんかつもない。
 他の2種も入れてくれ!と頼んだが実現の見込みは立たない。

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 味見。辛み欠如。S&Bカレー粉をバサッ。あっ、入れすぎた。
 また味見。カレー粉追加。仕上げに明治ブルガリアヨーグルト。

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 さらに味見。サッパリすぎ。バター。
 うまい。きのことあぶらげの旨味がグッと出ている。
 歯触りの差がまた嬉しい。
 コリコリぶなしめじ、ザクザク舞茸、しゃきしゃきエノキ、やわらかマッシュルーム、強い歯応えが意外なオッキーなめこ。
 とろけるほどに柔らかいニンニクはスッと舌に溶け込み、美味しいあぶらげは舌を愛撫する。

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 後半。塩気が足りない。きのことあぶらげだから醤油だ。
 まさに好バランス。だが完璧じゃない。

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 ラーメンどんぶりに盛った2合メシ&カレー。
 しつこくないせいか、食べきると同時にハラが減った。
 でも量的には多いから、夕食はビールとりんご(ふじ)だけ。
 節度ある食生活を営むオレ。(2012.1.21)

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 翌日。あまり熟成しない。
 肉やベーコンカレーとの違いか。

 3日目は用事があって食えず。

 4日目。昨日ちゃんと火を入れたから傷みはしない。

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 チンしたご飯を鍋に入れて混ぜた。
 うまい。

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 卵を入れたらサイコ~だ。
 カレー粉がグッと効いて本格派。
 4日目にして初めて納得の味。(2012.1.24)


きのこクリームシチュー、色悪し(マサ料理)

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 キノコそばのテイタラクで中断したキノコ料理。
 クリームシチューで復活した。

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 原木栽培椎茸、ぶなしめじ、舞茸、エリンギ、エノキ、あぶらげ。

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 「水から入れた方がキノコはうまい!」と、ためしてガッテン。マネした。
 ただ煮てルーを入れるだけ。炒める工程がないから簡単だ。

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 クリームシチューなのに茶色っぽい。舞茸から色が出た。

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 うまい。でもサッパリすぎる。
 キノコの良い味は際限なく出ている。あぶらげは実力派だ。
  だがタマネギの甘みが必要だ。鶏モモもあったほうが良い。ベーコンはなおさらだ。

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 同じ材料できのこカレーを目論んでいる。
 タマネギは入れるべきか。鶏モモの処遇はどうか。ベーコンは登場させるか。
 熟慮を重ねた結果、タマネギも鶏モモもベーコンも不採用にした。
 まずは(オレの考える)基本をやってみよう。バリエーション展開はその次だ。(2012.1.12)


ベーコンエッグでご飯、うまい!(マサ料理)

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 ベーコン&スコッチをやっていたら、ベーコンエッグでご飯を食いたくなった。
 ベーコンの脂をまとった半熟卵を炊きたてご飯にからめたらどんなにうまいだろう~。考えただけでヨダレが出る。

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 ベーコン1塊491g。ウイスキーでちょっと食べた。

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 脂少なめベーコンなのでオリーブオイルで補強。弱火ではなかなか焼けない。中火にした。

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 焼き加減をみながら1枚つまみ食い。
 うまい。そのままでうまいが焼くとまた違った旨味がずんずん出る。
 また1枚。ベーコンはどんどん少なくなる。

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 ベーコンをまわりに寄せいったんボウルに割り入れた卵5個投入。
 じゃ~っ。
 フタをするがなかなか焼けない。火加減を試行錯誤。
 何とか焼けた。皿に盛る。

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 あっ、黄身が破けた。美しい橙色が無残にもどくどく流れる。いったん破れたモノはどんな力をもってしても修復できない。それが世の理だ。
 プロにとってもシンプルだが難しい料理だ、といわれる目玉焼き。黄身のかたさや脂(油)の具合に微妙なテクニックが必要なのだろう。

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 醤油をかけた。炊きたてコシヒカリ2合。半熟を載せた。食った。がぶり!
 うまい。
 濃厚柔らか黄身が、ベーコン脂の強い旨味とエクストラバージンのステキな香りを従えてオレの舌を総攻撃する。醤油の味が泣かせるぜ。

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 ベーコンエッグをご飯一面に載せた。
 オカズを丼飯に載せて“どんぶり”にする。
 途端にご飯もオカズもべっぴんになる。惚れ惚れするような美女になるのだ。

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 ベーコンエッグがこれほどご飯に合うとは思わなかった。
 以後、何度もやってベストな黄身のかたさを発見しよう。
 やはりご飯のオカズは1品が好きだ。(2012.1.19)

ベーコン&スコッチ

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 ウォーキング後のビールはうまい。
 ジャパネットたかたで買ったアルインコ製電動ウォーカー。時速4.1キロ傾斜5度で30分歩く。冬でも汗びっしょりだ。もう5年以上やっている。
 熱い風呂を浴び、グラスにきれいに注いだキリンクラシックラガー中瓶。ノドは歓喜に震える。この時のビールがサイコ~だ。
 その後ベーコンを切った。たまにはビールじゃなくウイスキーを合わせよう。
 ベーコンのフレイバーとスコッチの豪華な香り。
 うまい。ビール&ベーコンを凌駕する。
 今あるのはバランタイン・ファイネスト。
 安い店では1,000円前後の普及品だ。バランタイン30年、21年、17年、12年には及ばないがこれもうまい。
 どこへ行っても焼酎がもてはやされる昨今。
 素晴らしい香りと豊かな気持ちにさせるスコッチウイスキー。
 スコットランドの伝統をもっと味わうべきだ。(2011.4.26)

オリーブオイル焼きホタテ、うんめぇ~!(マサ料理)

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 メシを炊いて刺身を食いたい。
 先日のメバチマグロ中とろが忘れられない。凄くうまかった。
 いつもの魚屋。おっ、ホタテがいっぱいある。

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 北海道産刺身用ホタテ。980円~1,980円。変動する相場。
 今日は1,100円だ。こんなに安いことは滅多にない。
 電光石火でカゴに入れた。5パックあったが、一瞬のスキに全部ヒトに取られそうな気がした。
 うまい魚を食っている時にチョッカイを出すと「カ~ッ!」とか「シャ~ッ!」と怒るネコの気持ちがわかった。
 たっぷりのバターで焼いて食おう。おやっ、バターが品切れだ。昨年もこんな事があった。
 じゃオリーブオイルで焼く。方法は一つではない。まったく問題ないぜ。
 以前トマトソースを作って余ったエクストラバージン。
 ホタテのパックを開ける。数えたら22個。

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 俎板にキッチンペーパーを2枚敷きホタテをゴロゴロあけた。上からもペーパーを当てる。ひとつ食ってみる。
 うまい。適度な歯応え。甘みとかすかな塩気。濃厚とサッパリが同居している。旨味が強い。もうひとつ。またひとつ。3個つまみ食い。
 直径30cm黒皮鉄板フライパン。オリーブ油がある程度熱くなった。
 19個の刺身用ホタテ投入。

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 じゃ~~~~~っ!
 水分があるから音が烈しい。まわりに油が飛ぶ。

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 返す。良い色のヤツが数個。すぐに口に放り込みたい。口腔内はヨダレの横溢だ。
 醤油の必要性を確認すべく1個食べた。
 うまい。火が入って、オリーブ油を得て、甘みが増幅している。
 でもご飯のオカズには醤油が不可欠だ!と瞬時に確信した。
 じゃ~~~~~っ! 醤油の音響は凄い。
 サッと混ぜて完成。
 2合のコシヒカリ。定番卵かけご飯を軽く食べた残り2合弱をどんぶりに盛る。
 オリーブオイル&醤油焼きホタテをオカズにご飯を食べた。
 うまい!
 軽く焦げた醤油が郷愁を誘う。ステキな香りのエクストラバージン。ホタテ本体は「これでもか!コレでもか!」と甘みを放射する。
 瑞々しく甘いご飯との二重奏。素晴らしい~。

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 “どんぶり”っぽくした。皿に残ったオリーブオイルと醤油もタラリとかける。
 ホタテとご飯を一緒に箸に載せ同時に味わった。
 うまい。すばらしさ極まる。
 感激に浸るヒマはなく一心不乱に喰いまくる。
 気がついたらどんぶりはカラだった。
 正気に戻るとオリーブオイルが多すぎてしつこいことが判明した。

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 次回は“王道バター焼き”をぜひやりたい。(2012.1.10)

あおぞら⑫ ビビンバ定食、こしいぶきウマイ!(焼肉) ~渋川本店~ 

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 710円 / ビビンバ定食 / 1人

 最近脚光を浴びている“こしいぶき”。
 新潟のブランド米だ。ひとめぼれを母に、どまんなかを父に持つ。母方の祖母はコシヒカリだ。
 4月に初めてビビンバ定食を食った時、メシのうまさに驚いた。
 「ご飯おいしいねぇ!」
 店の姉さんに言わずにいられなかった。オレはうまくてもまずくても言うタイプだ。
 モチモチ感と瑞々しさ。甘くてうまいこの味は新潟コシヒカリだ!と確信していた。
 “こしいぶき新米炊けました”
 世間が新米の話題で賑わう少し前、店の入口に張り紙。
 こしいぶきを初めて知った。
 コシヒカリタイプの味ながら10日早く収穫できるのが特徴。いち早く新米を食えるのがウリらしい。早生種であり病気にも強い。
 このうまさで早くて強ければサイコ~じゃないか。

 「見ましたよブログ!」
 会計でいつもの姉さん。
 「おっ!」
 「見た時はタラコ(明太子)スパゲティだったんですよ。食べたくてタラコタラコって冷蔵庫探したら冷凍のがあったんで作りました!」
 「お~ブログ見て食べたくなったとは嬉しいねぇ」
 「色んなトコ行かれてるんですねぇ」
 「うん、喰い道楽だから。福岡が多いけどね」
 「アタシの母の実家が熊本なんですよ~。こっちで馬刺食べると美味しくないんで、あ~馬刺食べたい、明太子食べた~いってなっちゃいました~」
 「オレも熊本で馬刺食べたことあるよ。うまかった~」
 「ねぇ~美味しいですよねぇ~」
 「毎日更新してるから時々見てください」
 「ハイッ、ありがとうございます!」

 訊く前に向こうから言ってくれるとは嬉しかった。
 こういうのを“いい女”って言うんだぜ。(2011.11.8)

あおぞら⑪ ラストカルビラーメン(焼肉) ~渋川本店~

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 843円 / カルビラーメン定食 / 1人

 6月6日から約4ヵ月間、クールビズスタイルで過ごした。
 アイボリー、ベージュ、オリーブ、紺、黒のチノパン。5本あるから毎日替えた。
 白、薄茶、焦げ茶、紺の開襟シャツ。
 ポロシャツはピンク、グレー、ブルー。
 その他半袖ワイシャツ数枚。
 足下はコンバースやハワイアナス。
 もうすぐ10月。
 久々に背広を着る。ネクタイを締めるのに時間がかかる。朝5分早起きしなきゃならない。でもお洒落な背広姿は楽しみではある。
 ワイシャツやネクタイに汗やラーメンの汁が飛ぶのは許されない。いつもきれいに着ていたいからだ。だからカジュアルスタイル時限定のカルビラーメン。
 強面なのに繊細。このギャップがオレの魅力だ(?)
 今日はラストカルビラーメン定食。思いっきり汗をかこう。エンジェルフォールくらいの大汗を。
 
 まずは冷や奴を一瞬で食べる。電光石火の早業だ。
 相変わらずうまいカルビラーメン。
 熱くて辛い。麺が異様に熱い。柔らかく煮込んだカルビとキムチでご飯を少し。
 麺と具を食ってからご飯を入れておじや。これがこの定食の醍醐味だ。
 スープの1滴残らず食べきった。華厳の滝クラスの汗。備え付けのティッシュをバサバサ何枚も使った。一昨日ひいた風邪が一気に治癒しそうだ。

 珍しく満席の“あおぞら”。
 「これオレの名刺だよ」などとおちゃらけた名刺を渡す雰囲気ではなかった。怒られそうだ。
 「忙しいから後でねッ!」などと諭されかねないムードを醸していた。またヒマな時に名刺を渡してブログを紹介し、姉さんと会話を楽しもう。
 そう思わざるを得ないワタシであった~。(2011.9.29)

♪もうい~くつ寝ると~GT-R~?♪

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  発注して2ヵ月で来るはずのGT-R。受注生産だ。
 1週間経った。借金のメドもつき、あとは指折り数えるだけだ。
 日産HP。“NISSAN GT-R 2012 日産公式動画”。何度も観た。
 契約する前と印象が違う。何となく観ていた。今はGT-Rの鼓動がぐんぐん迫ってくる。これがオレのクルマになる。感激ひとしおだ。
 日産ハイパフォーマンスセンターによると、GT-Rは熟練職人がエンジンとサスペンションを手組みし、工場出荷の際には名前を付して責任の所在を明らかにするらしい。クルマに名前は付かないけれど。
 完成してもすぐには出荷しない。150kmにも及ぶ走行テストを実施する。
 各部の調整、ブレーキパッドの焼き入れ等を行い、充分なパフォーマンスを発揮できるようになって初めて出荷するのだ。
 何から何まで特別なクルマ。それほど念入りに造ったクルマなら、乗る側のオレにも重大な覚悟が必要だ。
 慣らし運転をするよう明記されている。
 オレは新車を買うといつも3日で1,000km走り、オイルとフィルターを交換する。
 1,000kmまでは2000回転、2,000kmまでが3000回転・・・5,000kmでフルスロットル。自分は鍛えられている、とクルマに教え込んだ。
 何十年も愛読したCG(カーグラフィック)。長期テスト車は全車そうしていた。オレはCGの真似をしたにすぎない。
 カマロ・スポーツクーペ、カマロZ28、キャデラック・コンコース2台、シボレー・コルベット。みんなそうやって育ててきた。
 「今のクルマは良く出来てるんだから慣らしなんか必要ねぇよ~!」
 クルマに関心の薄いヤツはそう言って嗤う。
 だが酷使するからには愛情が必要だ。酷使だけでは壊れてしまい、愛情だけでは甘やかしてしまう。愛情なき酷使も、酷使なき愛情もダメだ。
 「優しく厳しく愛情を持って酷使する」
 これだぜ。
 GT-Rの場合“2,000kmまで慣らし運転をしてください”とある。オレの慣らしメニュー5,000kmより短期間だ。それなら簡単にできる。
 オレのGT-Rは今どうなっているのだろう。
 鉄板はくり抜かれたか。エンジンは組んだのか。サスペンションはどうか。1週間じゃ何もしていないだろう。
 考えてもしょうがないからビールを呑んで待つとしよう。1日過ぎれば1日短縮され、2日経てばさらに近づく。
 気持ちを入れすぎて消耗し納車日にヘトヘト(?)にならないよう、サラリと毎日を過ごすのだ。
 4ヵ月待ったコルベットに比べたら2ヵ月なんて半分じゃないか。
 まったく問題ないぜ。(2012.2.10)

CoCo壱番屋⑰牛しゃぶウマイ(カレー) ~渋川店~

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 780円 / 牛しゃぶカレー / 1人

 「しばらく」
 「お久しぶりです。お忙しかったんですか!」
 「年末に事故起こしちゃってさぁ。ほらっ!」
 ケータイ保存の事故写真を見せた。
 「え~! 凄い。これご自分のですか!」
 「うん。クルマは大破だけど、オレはむち打ちと肩の腱とおでこにガラスが突き刺さっただけでヨカッタよ」
 「・・・」
 「牛しゃぶカレー。普通で」
 「ご飯も辛さも普通でよろしいですか」
 「うん」
 
 辛さ普通だと相変わらずしょっぱい。
 メシもボソボソ。
 大きくて薄い牛モモ肉はうまい。とても柔らかく、薄いのに噛むと肉の旨味がずんずん横溢する。
 本体のカレーとご飯よりトッピングがうまい。ココイチによくあるパターンだ。
 だからトッピングを毎回変えれば永遠に楽しめる。一巡したらうんと気に入ったヤツをまた食えばいいのだ。
 辛くすると美味しいが、ワイシャツとネクタイを汗で汚したくない。
 クールビズスタイルになるまでトッピングのうまさで食おう。
 そして夏になったら辛いヤツで汗を滝の如く流し「うまい!」だの「辛い!」などとわめくのだ。
 想像だけで汗が湧いた。(2012.1.17)

コンビーフ卵とじ丼、卵いい具合!(マサ料理)

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 最近ご執心のマサ料理は“納豆”と“卵とじ丼”。バリエーション展開している。
 交通事故で負傷した右肩の腱が治らず納豆が食えない。
 “納豆攪拌高速500回転技”を使えないのだ。

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 大好きなコンビーフで卵とじ丼をやってみよう。相棒はタマネギ1個。

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 ミリン、醤油、水を煮立てタマネギ。

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 時間差攻撃でコンビーフ。

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 煮えたら卵3個。
 いつもより卵の火入れを長くした。フタもした。
 それでも真ん中は全くのナマで完成。
 左手でご飯2合を盛ったラーメンどんぶりを斜めに持ち、右手のフライパンをクイックイッと動かしてからサッと中身をあけた。

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 おぉ、真ん中の卵がナマなのに流れない。火入れ時間が完璧だったのだ。
 卵のかたさと堂々たる姿には喜んだが、味はしつこかった。
 コンビーフの脂や濃厚さが丼ツユに放出され、卵がそれを吸い取って全体がしつこいシロモノになった。
 タマネギ1個も多かった。いつも通り半分がイイ。
 味はイマイチだが卵の火入れにコツを掴んだ。

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 これからも試行錯誤して料理のウデを上げ、うまいもんをいっぱい食べよう。
 そう心に誓いながらでっかいどんぶりをカラにした。(2012.1.12)

メバチ中とろ、サイコ~!(マサ料理)

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 今日はGT-Rを契約した記念すべき日。
 いつもはメバチマグロ赤身だが、契約締結を祝うため中とろにした。
 閉店1時間前。魚売場のヒトが30%引きの札を次々に貼っている。おぉ、良い時に来た。ラッキーだぜ。
 赤身はたくさんあるが中とろは2柵だけ。
 他方が脂が強い。でも小さい。柵の形も美しくない。こっちにしよう。良い具合のグラデーションを描いている。

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  247gじゃ物足りない。

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 しらうおもうまそうだ。青森産。
 マグロとしらうおをどんぶりにしたらきっと綺麗だぞ。
 嬉々として持ち帰りメシを炊く。2合だ。
 キッチンペーパーにしらうおを載せ水分を取る。
 中とろはそぎ切りだ。アレッ、一部にスジがある。だが脂の乗りが素晴らしい。最適と言おう。
 食前酒はバランタイン・ファイネスト。
 事故で痛めた右肩の腱が回復しない。キリン・クラシックラガー中瓶1ケース20数kgを持てない。最近は大好きなビールを呑んでいないのだ。
 メシが炊けた。期待通りのかたさだ。
 定番の卵かけご飯。醤油量の誤差で味が変わる。今日はイイぞ。
 どんぶりにご飯を盛る。
 中とろにワサビ醤油をつけ熱々ご飯に載せる。
 グサッと箸を突き刺しガバッと食べる。
 うまい!
 甘みをたたえた素晴らしい脂。赤い部分はわずかに血の香り。
 瑞々しいご飯と一緒だとまた格別。
 「あ~」うますぎて漏れるため息。
 メバチ中とろの美味しさに比べ、しらうおは平凡だ。
 味がないし歯触りもステキじゃない。しょうが醤油が良さそうだが生姜がなかった。

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 “どんぶり”にすると印象は一変。見たとこ逸品だ。
 しらうおもご飯と一緒にかっ込めば悪くはない。

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 GT-R契約締結記念の日。
 おいしいご飯で祝うことができた。
 よかった。(2012.1.11)

GT-Rマサ出現??

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           (カタログを激写)

 当代随一の高性能。
 2011年型。V6-3800ccツインターボ530馬力。2010年モデルから45馬力もアップした。
 ローンチコントロールを使えば0-100キロ加速3.0秒。
 5秒を切れば速いと言われる。かなり速かった俺のC6コルベットは4.2秒(0-60マイル)だ。0-62マイルなら約4.4秒だろう。それが3秒とは想像しただけで気絶しそうだ。
 41,000,000円もするランボルギーニ・アヴェンタドールが2.9秒。
 27,900,000円のマクラーレンMP4-12Cが3.1秒。
 8,690千円の日産GT-Rが3.0秒とはまさに快挙。衝撃的だ。
 315キロの最高速は、流石にランボルギーニ(350キロ)やマクラーレン(330キロ)に及ばないが。
  わずか21.20%の価格で同等の加速性能。
 スタイルもイデタチも山賊の親玉のような開発責任者の雰囲気も好みではないが、この馬鹿力には抗しきれない魅力がある。魔力と言ってもいい。
 常軌を逸した尋常でない超弩級性能だ。荒唐無稽、傍若無人、支離滅裂でもある。どんな四字熟語を使っても表現しきれない。

  2011年11月6日。2012年モデルが発表された。
 注目の馬力は550。前年型から20馬力アップだ。
 以前から570いや550と情報が錯綜していた。
  10月28日。イギリス自動車誌AUTOCARのweb版。
 「少なくとも560馬力」の2012年モデルのテストデータが掲載。
 0-60マイル(0-96キロ)2.8秒。最高速199マイル(318.5キロ)。
 ゼロヒャクはきっと2.9秒だろう。530馬力版から0.1秒も速い。
  315キロだった最高速は3.5キロもアップした。
 ゼロヒャクも最高速も、この極限領域の0.1秒や3.5キロを得るにはもの凄い力を必要とする。事もなげにやって見せたGT-R。
 シビれたぜ。
 この数字だけでヒトに1時間はジマンできる。
 これを知った以上、買わなきゃオトコが廃る。
  でも日本車だから音が気になる。
 コルベットのように「ドドスコスコスコ(古い!)」とハラに響く重低音がするだろうか。
 飼い猫のように可愛らしくては困る。同じネコでもドラ猫がケンカするような獰猛な声であって欲しい。
  だがそんな懸念も“2.9や318.5”の圧倒的数字の前には沈黙するだろう。それほど凄い高性能なのだ。まさに超弩級。

  買うとしたらガンメタだ。サイボーグのように機械のように。無機質で不気味。
 有無を言わせぬ超高性能には情熱的な赤より相応しいハズだ。
  ドスの効いたガンメタボディに、服は赤や紫。これで決まりだ。
 あとは契約書にサインし納車の日を待てばいい。
  肝心のカネが問題だ。

 “みんカラ”ユーザーレビュー。
 総勢80人の意見を全部読んだ。様々書いてある。絶賛したりコキ下ろしたり。
 個性の強いクルマだから当然だ。日本は憲法で表現の自由を保障されている。
 集約すると「ダントツの速さ」「味わいがない」「不出来なDCT」らしい。
 ゼロヒャク2.9秒。神のような絶対的速さの前には、些細な事柄はすべて吹き飛んでしまう。
 味わいその他は重視せず、速さだけを堪能すればいい。
 それが常軌を逸したクルマ、GT-Rなのだ。(2011.11.9)

  本日、オートブログ日本版から得た情報によるとゼロヒャクは2.8秒!らしい。
 2.8秒。41,000千円のランボルギーニより速い。8,690千円の方が速い。
 この数字を知ったらもうダメだ。
 オレは夢遊病者のように彷徨うしかない。 
 買うまでこの病は治らない。(2011.11.10)

 ゼロヒャク加速の動画を見た。
 きゅきゅきゅきゅっ。ロケットのように飛び出した。
 驚くしか術がなかった。(2011.11.11)

  契約した。
 ガンメタじゃ地味だから赤だ。
 今日から、ヨダレを垂らしながら到来を指折り数える楽しくも切ない日々が続く。
 そして地獄のローン生活が始まるのだ。(2012.1.11)

カマロZL1の日本上陸は?

 甥のアルファロメオで大宮から芝浦のYGM(ヤナセグローバルモーターズ)東京支店を目指す。
 真っ赤なアルファは野太い排気音だ。アメリカンマッスルカーとも違う。
 派手なイデタチで化粧の濃い(オレ好みの)ネーチャンの咆吼だ。
 コルベットやカマロのV8はガタイの良い超グラマーなネーチャン。こっちの方がもっと好きだ。
 アルファは音も加速感も良いがバケットシートの背中が狭い。事故で傷めた右肩に苦行を強いる。
 新年早々の三連休は首都高がとても空いている。
 正月休みで疲れたカラダをこの3日間で休めようってことか。

 YGM東京支店。
 T課長。昨日電話したのにしばらく待たされた。
 「課長就任おめでとうございます」
 「いぇいぇ」
 コルベット事故写真(ケータイ保存)を見せる。
 「全損になったから次のクルマを買わなきゃなんない。俺が欲しいのは日産GT-RカマロZL1。日産は明日行くのでその前にTさんと話がしたかった」
 「ありがとうございます」
 「ZL1の導入はある? 時期は?」
 カマロには3種類ある。
 V6-3800cc308馬力のLT、V8-6200cc405馬力のSS、そして今回の標的V8-6200ccスーパーチャージャー585馬力のZL1だ。
  コルベットZR1のLS9(647馬力)をディチューンしたLSAエンジン。キャデラックCTS-Vも564馬力で稼働中だ。
 LT、SS、ZR1、CTS-V。YGM東京ですべて試乗した。最も気に入ったのがカマロSS。
 だがオトコっぷりにかけてはコルベットZO6がサイコ~だった。超弩級を絵に描いたようなクルマだ。
 ZL1の日本上陸はあるのか。価格は7,000千円を切るのか。いつやって来るのか。
 T氏の答えは意外なものだった。
 「導入しても数が期待出来なくて赤字になっちゃいますから今年のリストには入っていません」
 「えっ!コルベットZR1を入れてるからカマロZL1も当然入ってくるものと思った」
 アメリカ車をめぐる厳しい状況を説明された。
 最近売り出し中の小さなキャプティバやソニック。往年のシボレーの醍醐味は皆無だ。だが販売実績を上げるには仕方ないらしい。
 以前の元気がないT氏。
 ギラギラした獲物を狙うような目の輝きは失せ、草食動物のようにロバのように穏やかな顔に変貌していた。
 日本市場のGM車(アメ車)の現状はよほど深刻なのだろう。
 キャデラック。DTSが消えてダックスフントのようなXTSになってしまう。
 世界に誇るべきキャディの旗艦モデルを、なぜあんな無様な姿にしてしまうのか。
 恥ずかしくないのだろうか。キャディの伝統に申し訳ないと思わないのか。デザイナーは気が狂ったのか。あれは決して高級車ではない。
 しかもエンジンはV6-3600cc。これではSクラス、A8、7シリーズ、XJに対抗できない。

 オレが惚れて24年間も愛でたキャデラック、コルベット、カマロ。
 GMは変わってしまった。時の趨勢はどうにもできない。
 「じゃGT-R買って、コルベットが新しくなる2013年以降にまた考えるか!」
 不可能を言い放った。アメ車の現状を憂うT氏を前に、こう言うしか術がなかった。
 「はい、よろしくお願いします」
 ボディは黄色。ボンネットのストライプと20インチホイールは黒。
 ド派手な格好いいZL1に身を置くオレ。ステキな空想は断ち切られた。

 “珠玉の二台体制”と銘打ってキャデラック・コンコースとシボレー・コルベットを気分と目的で乗り分けた4年半。
 GM車はすべて俺の元から去って行った。
 こうなるとは予想だにしなかった。

 付き合っていたオンナが一人去りふたり去って、ついに誰も居なくなったように思えた。(2012.1.7)

ベティの死、その後

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 愛用のベティ(=コルベット)が大破した事故。
 2011年12月28日。
 それにしてはカラダへのダメージは少ない。
 むち打ち、おでこに突き刺さったガラスの破片、目に何か入った異物感。
 タフガイだ。強運の持ち主だ。不死身だ。
 運が良かっただけかも知れないのに、もらった命のありがたさを忘れかけた。
 地獄の苦しみは夜から始まった。
 右三角筋と上腕三頭筋が締め付けられるように痛い。
 周期的に襲う激痛。
 「う~ん」「痛ぇ~」「あ~!」
 呻かずにはいられない。痛み止め内服薬は効かない。
 きっと激突の際にぎゅっとハンドルを握りしめ、衝撃が肩に伝わったのだろう。
 バケットシートに包まれた肩に逃げ道はなく、パワーの発露を一手に引き受けたに違いない。
 右肩が痛いのは、利き腕のため力が入ったことと、ベティ右側面の破壊が大きかったからだ。

 12月29日。
 重大事故翌日。ちゃんと朝勃ちした。嬉しい。
 午前。病院。今は肩も腕もあまり痛くない。
 午後。床屋。ヒゲそり。横になると強烈に痛みが襲ってくる。痛くて動き、何度もヒゲそりを中断してもらった。
 夕方。痛い。再度病院。整形外科医不在で受診出来ず。

 12月30日。
 おっ、朝から快調だ。もう肩腕の痛みは治ったのか。首は順当な痛さ。
 夜、ぶり返す痛み。

 12月31日。
 午後。耐えきれず病院に電話。整形外科医は夜間救急外来のみ。
 午後~夜。七転八倒の苦しみ。
 例年は酒を呑んで寛ぐ大晦日の夜。左手だけで運転して病院に向かう。レントゲン。
 「骨折はしてません。骨はきれいですよ」
 「今も凄く痛いんですよ。う~痛い。もっと強い痛み止めないですか」
 「あとは坐薬ですね。試してみますか」

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 坐薬。家に帰って使う。
 プラスチック様の白いヤツ。唾で湿らせ指も唾で滑らかにする。肛門にグイッとさし込む。ちょっと入れただけでは押し戻される。
 にゅ~っと人差し指第二関節まで挿入する。ス~ッと吸い込まれ坐薬ロケットは指から旅立つ。スペースシャトルから出て宇宙を遊泳する乗組員のように、坐薬は指から離れ直腸を遡るのだ。 
  痛みは消えない。流石の坐薬でも周期的に襲う激痛を止める事は出来ない。
 「う~っ」「痛ぇ~」「あ~っ」「お~っ」
 呻きながらやっとの事でブログをアップ。PCに向かう姿勢に肩が悲鳴を上げる。
 「手が痺れる、足が痛い」といつも言う母(89歳)の痛みが分かった。
 ベッドに入ると痛みは格別。
 うめき声は外まで漏れたはずだ。左を下に横たわり右手の位置を試行錯誤する。何十分うめいただろうか。ちょうどいい位置を見つけ、ようやく眠りに就く。
 夜中に目醒める。
 首の痛みで寝返りが打てない。左手で頭を持ち上げゆっくり強制的に寝返りを打つ。
 目覚ましが鳴ってもすぐには起きられない。
 痛くないよう少しずつカラダをずらす。目覚ましの音はどんどん大きくなる。
 年末年始休暇6日間。
 呻いて過ごした。激痛との格闘に費やした地獄のような6日間。

 2012年1月4日。
 通常診療再開。出勤したが痛くて早退し病院。
 「どうしましたァ?」
 怪訝な顔。大晦日に激痛を訴えたのにどうしたとは何だッ!
 「右肩と腕の痛みが取れないんですよ」
 「シートベルトじゃないですか?」
 「シートベルトはこっちですよ」
 「ほ~、じゃ筋肉でしょ」
 「1週間も痛いんですよ。筋肉でこんなに痛いんですか」
 「いやぁ~筋肉だって強く打てば1週間どころか1ヵ月は痛いですよ」
 医者のヤツ、骨が無事だから安心しきってやがる。筋肉くらいで痛がるな!って態度だ。
 「この痛さは尋常じゃないからMRI撮ってもらえませんか?」
 「いいよ~」のどかな返答。「じゃ明日だね~」
 「えっ! 2時間も待って今日出来ないんですかっ?」
 「予約のモノだからね~。それでお話(説明)は連休明けでいいですか?」
 「・・・はい。痛くて眠れないんですよ。しばらくこの痛みと格闘しなきゃならないんですねッ!」
 「・・・じゃ眠くなる痛み止め出しときますね。昼間は呑まないでください。眠くなっちゃいますから」
 薬をネットで調べる。
 適応症状はうつ病、睡眠障害。
 痛くて眠れないだけなのに強烈な薬を処方してくれたぜ。睡眠自体に問題はないんだぞ。
 危ないからもちろん呑まない。

 1月5日。
 待ちに待った(?)MRIの日。
 事故直後の首MRIは15分。
 「肩を動かすときれいな写真が撮れませんから動かないでください」
 横になった瞬間から肩に激痛が走る。左にずらした不安定な位置。痛いが動かせない。
 左ももをつねる。痛みを分散させて我慢する。もっと強くつねる。肉が千切れるほどつねる。肩はますます痛くなる。
  「ど~ん!」「カ~ン!」「カッカッカッカッ!」
 狭い洞窟の中でガンガン響く不協和音。閉所恐怖症なら気が狂いそうだ。
 MRI装置は改善の余地おおいにアリだぜ。
 もう15分経ったろう。
 「はい終わりましたよ~」と言われない。1秒が1分、1分が1時間にも感じられる。
 まだか。激痛に、肩も精神も限界に近い。
 かなりの時間が経過した。痛くて気絶しそうだ。
 「ハイ終わりました。お疲れさまでした」
 MRI技師の声がウグイスのさえずりに聞こえた。救世主だ。
 「何分くらいやったんですか?」
 「25分から30分です。すいません」
 「肩が痛くて、腿をつねりながら気を紛らわせました。首より、肩から腕は長いから時間がかかったんですか?」
 「首は3種類ですが肩は構造が複雑なので7種類の磁気を当てたんですよ。それで時間がかかっちゃいました。すいません」
 「いえ」
 途中で動いて写真を台無しにせずヨカッタ。何とか面目を保ったぜ。

 1月6日。
 事故9日目にして初めて呻かずに眠りに就くことが出来た。天にも昇る気持ちだ。
 「あ~嬉しい」
 図らずも声が出た。歩みは遅いが回復に向かうのか。
 風呂上がりの鏡。胸と前腕外側が黄色い。
 前腕。数日前は薄黒かった。着色範囲はポテトコロッケ大。
 胸は博多柳橋連合市場高松蒲鉾店の魚ロッケ大の黄色。
 やはり打撲していた。前腕はセンターコンソールに。胸はハンドルに。

  1月7日。
 うめき声復活。

 1月10日。
 MRI結果説明。主治医のM整形外科医長。PC画面を見ながら説明を始めた。
 「肩が炎症起こしてますね」
 「筋肉ですか」
 「いや、腱ですね。ここがこんなに大きく白く写ってる。こんなに大きくちゃダメなところなんですよ」
 医者のヤツ、今日は神妙なツラだ。
 MRI画像から単なる筋肉の打撲ではなく“腱”に影響が及んでいるのが分かり、オレの痛みに合点がいったようだ。
 医師は痛がる患者の身になって診察すべきだ。
 医師にとっては何十人何百人いる患者の1人かもしれないが、患者にとってカラダは一つであり掛け替えのないモノなのだ。
 原因不明の痛みに不安があった。もっと早くMRIを実施すれば患者も医者も心が晴れたのに。
 「痛み止めを呑んで自然に治るのを待つしかないですね。重い物は持たないでください」
 「マッサージはしない方がイイですか?」
 「マッサージすると炎症の治りが遅くなります」
 「じゃ少しずつ良くなるのを待つしかありませんね」

 日が経つにつれ“九死に一生を得た”感を強くした。
 だがこれから何日、何ヵ月、何年この痛みと同居するのだろう。
 「腱は(治るまで)長いよ~!」友人は言った。
 カラダの中にエイリアンが棲んでいるみたいだ。
 キモチ悪いし怖い。

 もらった命。あの大事故から生還した。
 以前よりもっと大胆に行動しよう。
 ビビッて後ろ向きになったら嗤われる。
 オトコが廃るってもんだぜ!(2012.1.10)

一二三、久々訪問(うなぎ割烹) ~群馬県沼田~

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 1,150円 / 上ランチ / 1人

 「ヒー、フのミ
 新横綱の綱をなう時発するかけ声。これがカッコイイ。いかにも日本の伝統ってカンジだ。
 一二三。良い名前だ。
 注文が入ってから活鰻を割いて作る蒲焼き。
 うまい。濃厚より爽やか味だ。鰻重は3回しか食ったことがない。
 オレがこの店で一番好きなのは天ぷら。
 海老やイカが中心の盛り合わせもいいが穴子天ぷらがサイコーだ。豪快な味がステキ。
 だが天つゆが薄い。もう少し甘くこっくりしたヤツが好みだ。
 天ぷらはうまいが天丼はダメ。
 衣がぐちゃっとして、これがあのおいしい天ぷらの派生形か!と驚いてしまう。
 昼はランチサービスをやる。
 コーヒーが付いた定食が3種類。1,000円前後だ。
  割烹の昼メシ。オレの大好きなご飯。本格的な味を気軽に食えるのが嬉しい。
 穴子天ぷら定食が食いたくて来た。
 本日のランチ3種類は海老とイカのかき揚げ天丼、刺身定食、上ランチ。
 上ランチは刺身とホタテ丼(卵とじ)だ。
 卵とじ系どんぶりを精力的に展開する最近のマサ料理。プロの味を確かめたくなった。
 小林稔侍に似た寡黙なオヤジが淡々と調理し、茨城弁の可愛らしい女将が「お待たせしましたァ~」と供する。

 どんぶりのフタを取る。
 ホタテの強烈な良い香り。エッチっぽい。
 ダシと卵の素晴らしい匂いが追い打ちをかける。
 卵はややかたいがじゅうぶんなテクニック。やはりシロートのオレとは違う。
 薄めの甘めの味。
 ホタテは縦5mm幅のカット。かたいところを噛んだ。
 歯根膜炎を治療した左上歯茎が痛い。また症状が出たか。それ以後右でばかり噛む。
 丼ツユは多すぎる。
 インパクのなさに気づいた後半。マサ料理も醍醐味では負けてないぞ。ムリやり勝る点を見つけ出した。
 刺身は平凡だ。
 旨味欠如のマグロ。味が薄く、何を食っているかわからない。
 真鯛は皮付きだ。皮に熱湯をかけて氷水で絞めたモノ。皮の歯触りがイイ。
 お湯みたいな味噌汁。
 しっかりしたダシを摂る割烹にしては意外だった。

  「ごちそうさま」カネを払う。
 絶賛するほどじゃないので「美味しかった!」とは言わなかった。
 次回は本命の“穴子天ぷら定食”を食べ「うまい!」と女将に叫びたい。(2012.1.10)

ナイルレストランのムルギーランチ、毎回うまい!(カレー) ~銀座~

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 7,670円 / ムルギーランチ、チキンマサラ、ビール、土産 / 2人

  
 YGM東京支店でT課長とキャディ&シボレー談議をした後は銀座ナイルレストランだ。
 キャデラックを見ると行きたくなる。
 オーナーのナイルさんはキャディ好きでもう5台も乗り継いでいる。
 俺も昨年2月まで12年8ヵ月キャデラック・コンコースに乗っていた。
 カレーはサイコーにうまいが、オヤっさんとのキャデラック談議もまたご馳走だ。
 「アケマシテオメデトウゴザイマス。コトシモヨロシクネ。ムルギーランチ?」
 いつも居る恰幅の良いインド人(店長?)。メニューを出す代わりに「ムルギーランチ?」が決まり文句(殺し文句?)だ。
 「よろしくお願いします。今日はオヤっさん居ないの?」
 「忙しいです。テレビや何かで!」
 「あっそう。あとマハラジャビール!」
 「マハラジャないよ。××ビールだよ。おいしいよ~!」
 「じゃそれ」
 おいしいよ~!と言われれば注文してしまう。商売上手だぜ。

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 甘さも苦さも充分。濃厚でうまいビールだ。
 ムルギーランチがやって来た。
 ケータイカメラを構えようとしたらもう鶏モモの骨を外しにかかっている。仕方なく骨を排除されたムルギーランチを激写。
 あとは一心不乱に食べ続ける。2本目のビールを呑み、ムルギーを食べる。もちろんグチャグチャに混ぜてだ。
 烈しくかぐわしい香辛料。素晴らしい。嗅ぐだけで価値がある。
 柔らかく煮込まれた深い味わいの鶏モモ。最適の歯応え付きだ。
 トッピングの茹でたキャベツとマッシュポテト。
 ルーと鶏とトッピングのうまさに較べ、ターメリックライスは平凡だ。
 あっという間に食べきった。
 アルファロメオを運転する甥はビールを呑めない。
 うまかった~。
 「メニュー持ってきて」
 「はい」
 ほとんど見た事のないメニュー登場。
 「うまかったから何かもう一つと思って」
 「これイイよ、チキンマサラ。おいしいよ~!」
 怖い顔で「おいしいよ~!」はかなりな説得力だ。
 「2つ!」
 「1つでイイよ」
 「じゃ1つ」
 商売上手と思ったが誠実でもある。

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 チキンマサラ。
 「辛そうだね!」
 「そうでもないよ」今度は優しそうな顔で言った。
 うまい。
 ほろっと崩れる鶏。唐芥子の味極まる逸品。旨味がぎゅんぎゅん詰まって濃厚だ。3合メシに載せてガバガバ食いたい。
 量は少ないが濃厚さでハラ一杯。これなら1つで充分だ。
 ちゃんと客の満腹具合を考えてくれた。
 汗はエンジェルフォール並み。テーブル備え付けの紙を何十枚も使った。
 13時前だがすんなり入れた。出る時は外に待ち人。
 時間をずらすヒトが多かったのだ。
 土産にカレー粉とカレー味イカフライスナックを買う。

 今まで食べたのは定番ムルギーランチとキーマカレー。今日チキンマサラ。
 凄くうまい。全メニュー制覇の野望がメラメラと燃え上がった。(2012.1.7)

シウマイ弁当、うまい!(崎陽軒) ~横浜/大宮そごうデパ地下~

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 750円 / シウマイ弁当 / 1人

 豚肉とホタテが横溢した“特製シウマイ”はよく食べる。量産品であれだけうまいとは驚きだ。
 昼に甥と銀座ナイルレストランでムルギーランチとチキンマサラを食ってビールを呑んだ。とてもうまかった。
 ハラ一杯だが、それでも食いしん坊のオレはデパ地下を物色してしまう。
 特製シウマイが食いたい。大宮そごう崎陽軒だ。“入荷待ち”表示。
 数年前一度食べたシウマイ弁当に変更。これも1個しかない。
 ご飯がモチモチうまかった記憶がある
 新幹線では食わず家に持ち帰る。経木入りが嬉しい。 
 シウマイ。
 小さいのが5個。まずは何もつけない。普及品でもじゅうぶんうまい。次に芥子。その次は芥子に醤油。変化をつけて大切に5個を食べる。
 筍煮。
 小さく切った筍が甘~く煮てある。おいしい。歯触りさえステキだ。
 マグロ醤油焼き?
 良い具合のしょっぱさ。この弁当の、主役を喰いそうな名脇役だ。
 唐揚げ。
 申し訳程度の小さいヤツ。ナリは小さくても侮れない。塩味の効いたかなりのうまさ。衣は厚い。
 甘酢生姜と昆布の佃煮。
 全体を引き締めるアクセント。甘酢生姜は寿司弁当を食ったかと錯覚させた。
 ボソッとした蒲鉾。これはダメだ。
 卵焼きは平凡。
 期待のご飯。
 寒い日でとても冷えた。冷えすぎてもかたくならない。添加物のためだろう。もっちりは健在だが前回ほどではない。

 シウマイ弁当、大好きだぜ。(2012.1.7)

ラインラムダウン、格好いいブルゾン!(ニチワ)

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 12月に一度値下がりした時、このレザーダウンは対象外だった。
 1月になれば下がるだろう。虎視眈々と狙っていた。
 ニチワの事は忘れていた1月1日。
 13時起床。まだ眠い目でニチワからの年賀状を見る。
 おっ、全品値下げ。待ちに待ったバーゲンの始まりだ。
 HP。モノによって割引率に差異がある。
 標的は紺に2本の白いライン。これはわずか10%引きだ。
 だが“1月31日まで全品さらに10%割引”。
 この殺し文句にオレはKOされた。1月1日深夜クリックした。
 44,100円 → 39,900円 → 35,910円
 発注してから到着までが楽しくも切ない。ケツの穴がムズムズするような気持ち悪い心地良さがある。
 ブルゾンは青、赤、黒を持っている。

 1月5日20時。到来した。
 だいぶ黒い紺だ。明朝、自然光で色をカクニンしよう。
 自然光でも黒い。茄子紺、いや鉄紺だ。
 HPの色とは違ったがなかなかイケるぜ。
 白っぽいユニクロ製チノパンに、オレンジ色のラコステ長袖ポロシャツを合わせよう。
 博多訪問ファッションは決まった。靴は何年も履いてやや汚れたキナリのコンバース・ローカットにする。
 赤いブルゾンみたいに素肌に着てセクシーっぷりを披露できないのは残念だ。
 だがオーソドックスな着方も悪くない。
 ちょいと着てみたら暖かい。
 ラムだから柔らかい。手触りが心地よい。
 早く博多に着て行きたい。

 一日千秋の思いで待とう。(2012.1.5)

木の葉丼、なかなかイイ!(マサ料理)

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 博多のRちゃんに聞いて初めて知った木の葉丼。
 蒲鉾を木の葉に見立てた卵とじどんぶりだ。木の葉を連想するとは粋だぜ。命名したヒトのセンスを感じる。
 Rちゃんに話を聞いてオレも食いたくなった。作るぞ。
 子供の頃食べた“玉子丼”に似ているかもしれない。
 蒲鉾の紅白、椎茸の茶、卵の黄、玉葱の白、三つ葉の緑、柚子の色。
 だが大晦日の買い物で品切れ続出。

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 結局蒲鉾、エノキ、玉葱、長ネギ、卵、柚子になった。色合いが悪いが仕方ない。
 年越しそばのためにたっぷりダシを摂ったつゆ。残りにミリンを足して丼つゆにした。

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 玉葱、長ネギが煮えたら蒲鉾、エノキ。
 色が悪い。美味しそうに見えない。フラッシュが光らなかった。

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 ほとんど溶かない卵3個。
 今日はいつもの反省を込めて卵の火入れを長くした。
 おっ、巧くどんぶりに載っかった。

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 うまい。
 期待の丼つゆはそうでもなかった。いつものダシの代わりの酒+水でOKだ。
 卵、最適の柔らかさ。
 食堂のテクニシャンおやじが作ったカンジのかたさだ。
 どんぶりを左手に持ち、斜めに構えサッと載せた。
 味は弱い。
 蒲鉾は旨味を放出しなかった。

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 いつものクセでもっとトロトロ感が欲しい。後半、生卵を登場させた。
 やはりコレだ。

 オレにとっての「卵とじどんぶり」は「具入り卵かけご飯」だった。
 今度博多に行ったらRちゃん推薦の店で食うぞ。
 そしてそれを参考にもう一度作ろう。
 木の葉丼の名誉を回復するのだ。(2012.1.2)

豚しょうが焼き+ご飯=極旨!(マサ料理)

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 メバチマグロでメシが食いたい。
 赤身でなく、正月早々だから清水の舞台から飛び降りたつもり(?)で中トロにしよう。
 急に豚しょうが焼きも食べたくなった。
 魚売場に向かうには肉コーナーを通る必要がある。
 “豚ロース特売100g158円!”衝撃的な文字が目を射貫いた。通常200円くらいする。
 一応マグロ柵取りも見たが“158”の数字がまぶたに焼き付いて消えない。
 赤身だろうが中トロだろうがどうでもいい。
 いつもはマグロを見るとヨダレが出る“パブロフのマサ”だが、今日のマグロはただの意味のない物体にしか見えない。
 すぐに肉売場に引き返した。ご飯2合のオカズだから500gに抑えよう。

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 321gパックを手に取る。
 おっ、279gがある。足すとピッタリだ。
 カゴに入れてから気づいた。600gだった。
 せっかく良い数字が出たから600でもイイや。食べきれなきゃ残せばいい。
 レジ。
 呑んべえKと恐れられる色白ネーチャンにベティ事故写真(ケータイ保存)を見せた。
 「え~!これ誰のクルマですか!」
 「オレだよ」
 「普通死んでますよ」
 「むち打ちだけ。これからはタフガイ青木と呼んでくれ」
 「ホントですか。こんな凄い事故の写真ちゃんと見たの初めてですよ!」
 「あっそう」

 豚ロース薄切り600gをボウルにあける。

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 根生姜をズリズリおろす。
 ミリンをドポンどぽん。
 醤油をバシャバシャ。

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 よ~く揉み込む。指を舐める。ミリンと醤油を追加。また舐める。甘めで良い味だ。
 10分漬けた。薄切りだからそれくらいが良い。
 直径30cm底厚2.3mm黒皮鉄板フライパン。
 オレはフッ素樹脂等加工したヤツは使わない。焦げ付かないフライパンじゃいつまで経っても料理のウデは上がらない。焦がしたり失敗して加減を会得するのだ。
 熱くしてサラダ油。熱くなった。肉を入れた。

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 じゃ~~~~~~~~~~~っ。
 音がでかい。油も飛ぶ。流石に薄切り肉600gはガサがある。
 少し放置してから混ぜた。多くてなかなか火が入らない。

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 ほぼ焼けた。食った。うまい。玉葱1個投入。

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 ほぼ炒まった。肉から水が出た。早く完成させなきゃ。

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 火を消す。メシ2合を盛る。でかい皿にフライパンからしょうが焼きをスライドさせた。
 うまい!
 甘めの良い味だ。生姜は必要以上に主張することなく最良の演出家になっている。
 玉葱の甘さが作品の素晴らしさに一役買っている。
 豚ロースの旨味を最大限に引き出している。
 ご飯と食べるとまた格別。
 「うまい!」自然と叫び声が出る。

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 ご飯一面に載せて“豚しょうが焼きどんぶり”にしてみた。
 見た目サイコーだが味は同じだった。
 ガンガン食べ進む。

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 ご飯は全部食べたけどオカズはわずか残った。
 豚ロース600g+玉葱1個+ご飯2合じゃムリもない。無理すれば食えるが苦しくなるのは必至だ。
 山頂目前にして引き返したチョモランマ登頂隊を彷彿させる。
 突き進む勇気より撤退の勇気の方が尊いのだ。

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 こんなにたくさん食べたのに胃はムカつかない。
 うまい!うまい!と食べたからだ。
 素晴らしい食事。オレは歓喜した。(2012.1.5)








満菜館、イマイチ!(中華) ~群馬県吉岡~

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 2,520円 / 牛肉のせご飯、餃子、他 / 2人

 「マサ、ここの中華うまいよ!」Mと来たか、それとも
 「まぁちゃん、ここのお店おいしいよ~」Yだったか。
 「マサ」とか「まぁちゃん」はオレのことだ。
 数年前に一度来た。うまかったようなおぼろげな記憶がある。
 本日。仕事のついでに二人で来た。
  19歳(?)の小柄な可愛いネーチャンが注文取り。顔が小さい。色白だ。

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 餃子。
 オレの嫌いな羽根つき。
  こんな誤魔化し仕事は嫌いだ。羽根などつけずに本体だけで勝負してくれ。
 余分なモノをくっつけるのは自信のなさの表れだ。
 バサバサと羽根を外した。
 食った。
 ボケた味。主張がない。インパクトがない。うまさがない。熱々でもない。
 無い無い尽くしで良いところは一つもない。
 これが390円。最近嫌いになった王将(231円)より悪い。

 牛肉のせご飯。
 「うまそうだねぇ~!」
 「うふふ」怯えながら愛想笑いをする小顔ネーチャン。かわゆいっ!
 皿に盛ってある。一口食う。
 おっ、餡が良いカンジだ。ごま油が効いて甘めの味がイケるぜ。
 肉がうまい。牛モモだ。凄く柔らかい。この下処理はステキだ。
 色んな野菜が入っている。
 「!」メシが不味い。
 乾涸らびたようなかたさ。ヘンな匂いもする。昨日炊いたご飯をジャーで長時間保存したらこんな風かも。
 渋川市の彩華を思い出した。

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 平べったい皿だから食べにくい。ご飯粒がいくつも残ってしまう。どうしても掬えない。
 評判の店らしいがイマイチだった。もう行きたくない。
 “ウチは人気店なんですよ~”って雰囲気もイヤらしい。にこやかだが、気取った驕った空気を醸している。

  帰り道。上唇に付いた餡をネコのようにペロリと舐めた。
 「にゃお~ん!味の素っぽい味!」
 冷めて添加物味が際立ったのかもしれない。
 もう二度と行かない! オレは固く心に誓った。(2011.12.26)

ベティ、関越道に死す!

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 ベティ(=コルベット)が死んだ。
 5年6ヵ月66,630km。優しく厳しく愛情を持って酷使したベティ。
 いつもより10分早く出た今朝。マイナス2度。
 関越道の路面は所々黒い。凍結を懸念し、ゆっくり走ることにした。
 特にカーブには気を遣った。
 追越車線を塞ぐ大型トラック。パッシングしても退く気配すらない。
 よし、左から抜いてやれ。
 F1パイロット並みの素早さでシュッとハンドルを左に切りアクセルを踏んだ。
 その刹那、ベティはケツを右に振り出し、一直線に左ガードロープに物凄い勢いで突進を始めた。一瞬の出来事だ。凍結していた。
 スローモーションのように迫るガードロープ。だが確実に迫る。どんな力をもってしても阻止できない。慣性に身を任せるしかないのだ。
 「なぜだ!」
 オレは問いかけた。
 自分も、ベティも、凍結路面も答えてくれない。
 衝突する。
 「やばい!」

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 どっか~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ん!
 凄まじい衝撃。あり得ない大音響。
 あまりの激突ぶりに車体が大きく浮き上がり、ガードロープを飛び越えて向こう側に飛び出すかと思われた。
 直後の記憶はない。
 繰り返されるスピンと激突。
 地獄絵図のような数秒間。

-2

 静止した。
 エアバッグがしゅ~っと萎むのが見えた。
 あたりは静寂だ。
 一瞬、死んだかと思った。
 歯が折れていないか、顔は大丈夫か、カラダはどうだ。
  左手で歯を触り、両手で顔を撫で、恐る恐る股間に触れた。祈るような気持ちだ。
 OKだ。
 目も鼻も歯も耳もチンチンもみんなあるべき所についている。
 オレは生きている!
 感慨に浸っている場合ではない。トラックにでも追突されたら大変だ。
 ちゃんと締まったままのシートベルトをカチャンと外す。
 10cmほど開いたドアを押し、車外に出る。
 アメリカ映画によくある核戦争後のロサンゼルスのようだ。
 黒い残骸と化した数秒前まで生きていた赤いベティ。近くを普通に走る平凡なクルマ達。初めて見る光景に現実感がない。
 オレが居るのは反対車線か。やはり飛び出したんだ。
 さっきまで居た車線だった。追越車線に居る。
 フロントもリアも烈しく破壊されている。右サイドも酷い。だがキャビンの変形は少ない。

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 右後輪はタイヤとリムが消失し5本スポークだけがカザグルマのように所在なげだ。衝撃の烈しさを如実に物語っている。

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 右Aピラーは大きく寝かされ、加わった力の大きさを思い知らされた。
 破壊の限りを尽くされても、しっかりしたキャビンはオレを守ってくれた。
 コルベット、キミは素晴らしいクルマだ。
 よく犬が飼い主を守るため自分がクルマにひかれる物語がある。ベティは身を犠牲にしてオレを守ってくれた。

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 路上に置かれた真っ赤な無残に千切れたエンジンフード。
 強大な力でむしり取られたようだ。

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 エンジンルームの破壊はさほどでもない。

 事故数分後、首に激痛が走る。
  車内に戻り、センターコンソールからレイバン・シューター、ETCからカード、他を持ち出す。
 ベティの最後をケータイカメラに納める。何枚も激写した。
 左おでこが生暖かい。触る。血だ。掌が真っ赤に染まった。紫ペーズリー模様のハンカチを押し当てる。
 ケータイに血がポタポタ垂れる。かまわず撮り続ける。

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 レッカー車を待つ死体となったベティをひとり置いて、オレは救急車で病院に搬送された。
 たまたま通りかかったJHの職員が手配してくれた。ありがとう。
 ピーポーピーポー鳴る救急車の中から職場に電話する。
 「大したことないぜ!」オレは言った。
 テキパキ働く救急隊の人々。
 「血圧が高いですね。200ありますよ」
 救急搬送中、知らないうちに血圧測定された。
 普段は120-80。カラダへの衝撃、精神的ショック、興奮。
  ICでUターンし事故現場にさしかかる。
 見えた。残骸と化したベティを遠巻きに十数人のヒト。レッカー車の姿はまだ見えない。

 救急外来。
 「手は動きますか。これは何本に見えますか。手を握ってみてください」
 寝かされたオレのまわりを何人もの人達が取り囲む。
 意識や体の機能をカクニンしながら次々と仕事をこなす医師。
  「クルマは大破してますがFRPだからだと思います」
 医師に事故状況を説明する救急隊員。
 胸と腹をレントゲン。骨折と内臓破裂をチェックする。
 「首が痛いだけだからあとは大丈夫ですよ」
 「交通事故だから全身を診ます!」
 小さいガラスの破片を粘着テープでオレの腹から排除する女性看護師。
 看護“婦”って名前が好きだ。なぜ無味乾燥な色気のない看護“師”にしたのだ。
 救急隊、医師、看護師。大勢の人々がオレひとりのために力を尽くしている。
 ありがとう。皆が天使に見えた。

 整形外科。
 レントゲン、CTスキャン、MRI。検査の結果首に異常なし。だが強烈に痛い。
 若く華奢な女性看護師さんがワイシャツのボタンをハメてくれる。ステキな店に来たみたいでワクワクした。そう感じるのは元気な証拠だ。 
 「麻酔かけても注射の方が痛いからかけないでやりますよ~」
 「はい」
 「あれ、取れねぇなぁ。もっと大きいの(ピンセット?)貸して」
 オレのおでこで遊んでないで早くガラスを摘出してくれ。
 血の出たおでこには3mmのガラスの立方体が埋め込まれていた。
 クルマ好きらしい整形外科医師。コルベットやGTRの話で盛り上がる。

 眼科。
 目にゴミの入ったような違和感。視力等の検査を必要以上にやり、上から目線の気取った黒縁メガネ女医が綿棒で異物を取る。

 強烈なむち打ちの痛み。だがこれだけで済んでヨカッタ。
 数年前からチンニング(懸垂)、クランチ(腹筋)、電動ウォーカーによるウォーキングをやっていた。
 最近4ヵ月はロングブレスダイエットで鍛えている。
 それらが奏効したのだ。
 普段から高速道路で事故に遭っても死なない!と思っていた。ベティがオレを守ると信じていた。
 他車を巻き込まずよかった。止まった所に突っ込まれず良かった。
 弾力のあるガードロープで幸いだった。ガードレールならダメージは大きく、コンクリート擁壁では死亡したかもしれない。

 中国道のフェラーリ事故を嗤った。
 他人を嗤うと今度は自分が嗤われると知った。
 それとも、最近カマロZL1やGTRに心を奪われていたからベティが反乱を起こしたのだろうか。
 クルマは、可愛くて愛おしいオンナみたいだ。

 病院から家に戻った。
 庭にベティは居ない。
 借り物の軽自動車がひとりポツンと居るだけだ。
 窓の外を見ると、いつも可愛くも精悍な肢体をさらけ出していたベティ。ビクトリーレッドの真っ赤なボディは汚れても派手さは失わなかった。

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 格好良いトレッドパターンのタイヤ痕が庭に付いている。
 トーヨー・プロクセスT1Rだ。吟味に吟味を重ねて選んだタイヤ。
 最近やけにこの模様が気になっていた。
 こんなにクッキリ痕が付いたのはここ数日だった。何故だろう。とても不思議だ。
 もうこのタイヤ痕の持ち主はこの世にいない。
 ベティの最後の足跡を、オレはカメラに納めた。

 若いベティの突然の死は、徐々に老いていったキャデイ(=キャデラック・コンコース)の哀しみに較べ、容易に受け入れられそうな気がした。
 満身創痍で走り続けたキャディ。
 突然、大好きな高速道路上で死を迎えたベティ。
 本人達にとってどっちが幸せなのか。それは本人にしか分からない。
 オレは両方とも大好きだった。

 事故に至った理由を無理矢理こじつければいくつも浮かぶ。
 ドアハンドルに触れるとサッと1インチ下がる窓。閉じるとシュッと上がる。密閉性を良くするためだ。最近調子悪く今朝も調整した。ベティにイライラしていた。
 狭い交差点。ダサいクルマのせいで信号一つ遅れた。
 12月に入ってすぐ「来年3月は“GTR博多遠征2012”だ!」と絵空事を描いていた。大まかな日程表もできていた。これを聞きつけてベティが落胆した可能性もある。
 「人間、明日何があるか分からない。北からミサイルが飛んでくるかも知れないし交通事故に遭うかもわからない。だから今を生きるんだ!」
 常日頃公言してはばからなかった。何度も言うとホントになってしまう。言葉の力は凄い。

  ホームグラウンドとして走りを謳歌してきた関越道。
 “関越自動車道の帝王”だったベティ。
 そこで死ねたんだからキミは本望だろう。
 「おっ、あの赤いコルベットが大破してるぞ!」
 時々遭遇するクルマ達は様々な感想を持ったことだろう。
 日本国憲法で言論の自由は保障されている。好きな事を言ってくれ。

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 在りし日のベティ。
 もうこのセクシーなボディを見ることはできない。

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 ベティのキーだけがズボンの右ポケットに残った。 
 本体を失ったキーは、ひどく淋しそうに見えた。
 ベティは非業の死を遂げた。
 ベティとの蜜月は終わった。

 5年半経ったベティ。
 今下取りに出せば2,000千円以下だろう。新車価格は7,400千円(税込み車両本体価格)だった。
 車両保険の契約は4,150千円。全損諸費用300千円。計4,450千円。
 “虎は死して皮を残す”というが
 “ベティは死して4,450千円を残した”
 生前はオレを存分に楽しませ陶酔させてくれたベティ。
 死んでなお貢献してくれるのか。

 ベティよ、キミはサイコ~だぜ!(2011.12.28)


セントジェームス、格好良い!(ボーダーシャツ)

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           (一番お気に入りの3色)

 フランス製。外国物は色が良い。鮮やかだ。艶やかだ。
 昔、フランスの水兵が着ていたのを基にしたらしい。 
 1889年創業のセントジェームス。流行に左右されない不朽のスタイルと高い品質を誇り、世界中で評価されている。
 「今年はボーダーが流行るらしいよ」
 流行り廃りで着るシロモノではないのだ。

 数年前、惜しまれながら廃刊になった自動車雑誌NAVIのファッション頁で出逢った。
 NAVIは創刊号から全て買った。
 初期のモノは香港やニューヨークの交通事情など格調高い記事が多かった。それ故、取っつきにくかったとも言える。
 次第に柔らかい企画が増え、とても面白くなった。クルマを生活面から切り込んだ雑誌は斬新だ。
 CG(カーグラフィック)とNAVIとENGINEは毎月買っていた。

 福岡の大名にセントジェームス直営店があることがわかり、訪福のたびに購入した。
 今はもうその店はなくネットで買っている。

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 代表的なウエッソン(長袖ボーダー)は9,975円。
 「10,000円以上お買い上げで送料無料」の言葉につられ1着しか欲しい色がなくても2着買った。
 “悪魔の囁き”の術中にハマッたのだ。
 でも到着するとオマケの方が良かったりする。二番手も棄てたモンじゃないってコトだ。
 似たようなことは色んな場面で起こる。この世に絶対はないのか!? だから面白い。
 あれよアレヨという間に14着揃った。無地や太いボーダーもある。 
  冒頭写真。一番好きだったターコイズ&イエロー。
 「ヤナセカラーだね!」
 ナイルさん(銀座ナイルレストランのオーナー)に言われ、それ以来着ていない。

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 ピリアックって名の半袖も8着。
 この半袖もステキだ。
 薄い生地のピリアックは洗濯するとフニャつく。
 長袖の厚手なウエッソンは洗えば洗うほど肌に馴染み、鍛えた大胸筋と腹直筋と三角筋と僧帽筋と広背筋と前鋸筋と固有背筋と上腕二等筋と上腕三等筋と前腕筋を愛撫する。
 このざっくり感、堪んないぜ!

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 セーターも良い。3着。

 良いモノは造りが良いから長持ちする。色がキレイだからいつまでも楽しめる。結果的に高くない。
 これからも伝統ある良いモノを愛でよう~。(2002~)

サバ文化干し納豆、これはうまい!(マサ料理)

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 サバ文化干し。甘塩鯖。
 昔、セロハンに包んだ干物を“文化干し”と言ったらしい。
  ノルウェー産。脂が乗って旨味が強くビールのツマミにサイコーだ。

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 半身2枚パック。

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  ご飯を炊いてる間にサバを焼く。でかい方をビールで。
  うまい。
 これを納豆に合わせたらさぞかしイケると思う。

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 何も入れず160回。

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 種々を入れ340回。計500回

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 味見。
 うまい!
 強い旨味がどんぶりの中を跳梁跋扈している。

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  2合メシにかけた。
  すばらしい。
 横溢する脂。良い塩加減のサバの身。
 文化干しは、納豆に巧く同化しステキな甘みさえ放出している。
 時々遭遇する大きなモノは存在感を再認識し、焦げた所は良い香りだ。

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 旨味が強すぎて最後はしつこい。
 ビールと食べたでかい奴が効いた。
  それがなければサイコ~にうまい“サバ文化干し納豆”だった。(2011.12.29)

カンパチでご飯、脂強すぎ!(マサ料理)

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 昨日(2011年11月27日)博多から帰った。
 今日は納豆で白いご飯が食いたい。
 暴飲暴食に荒れた舌や胃に、納豆ご飯はおいしく優しいに違いない。
 いつもの店。刺身売場をのぞいてしまった。
 おっ、18時過ぎで安くなっている。
 “ご飯のオカズ刺身シリーズ”前回はアトランティックサーモン、その前がメバチマグロ赤身。
 カンパチがたくさんある。たまにはコレにしよう。30%引きに釣られた。

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 362gのやや大きめの柵。尻尾側じゃなく脂の強い太いとこだ。
 100g当たり320円。メバチ赤身(350円)と近い。サーモンの安さ(210~230円)が際立つ。
 みんな持ち味が違うから、値段ではなくその時食いたいモノを食うのがイイ。

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 そぎ切り。握り鮨が好きだからそぎ切りが好きだ。
 身はかたい。脂が強いから包丁をすーっと引けない。
 メシは2合。
 食った。
 脂が強すぎる。見た目も、包丁を使った時もそうだった。
 脂が強いから醤油のノリが悪い。いつもはちょっとだが、今日はタップリつけた。
 しつこい脂だ。うまい!と叫ぶ類の脂ではない。
 身自体の甘みも旨味も歯触りも良くない。
 肉厚のカラダさえもイヤになる。
 ご飯との相性も悪い。ワサビ醤油をつけ、熱々ご飯に載せ、箸をグサッと刺し、持ち上げるとカンパチがするりと落ちてしまう。
 まことに由々しきサカナだ。

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 「うまい!」と思って食べると15秒で消化する。
 「まずい!」って食べると、胃液の出が悪くなり30分以上かかる。
 どこかで読んだことがある。
 まさにその通り。就寝の深夜2時半になっても満腹感は消えず、気持ち悪さは残った。
 カンパチの「カ」の字だけでも見たくない。
  向こう1年間、カンパチは食わないぞ。決意は固い。

 まことに由々しき事態だ。(2011.11.28)

元旦!雑煮!(マサ料理)

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  元旦に食う雑煮。

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 煮干し15尾、昆布7カット。

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 前日から水に浸けた。煮出す前からこの色だ。

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 弱火でじっくり。

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 シャンパンゴールドより濃いゴールド。
 味つけはいつもの通りミリンと醤油。

 具は鶏モモ、大根、里芋、ゴボウ、原木栽培椎茸、生芋コンニャク、ダシに摂った昆布を細く切ったヤツ。
  いつもはそうだが今年はシンプルにやりたい。
 具を入れず三つ葉と柚子のトッピングのみ。
 そのためにダシを濃く摂った。

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 焦げちゃった餅4個。柔らかいのが好みだ。
 三つ葉は売り切れで柚子だけをトッピング。

  うまい。
 研ぎ澄まされた味だ。
 キレイに澄んだつゆは繊細でさえある。
 旨味はじゅうぶん。
 餅は2~3回噛んだだけですぐに呑み込む。
 具なし雑煮、イケるぜ。
 
 新年初っ端料理。巧くいってヨカッタ。(2012.1.1)

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