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 「地デジ地デジ」とやかましい。テレビ画面の上下にうるさく文字が出る。
 NHK18時ニュース最後に「失礼しますっ!」とわめく真面目腐った女性アナウンサーが、可愛いぶった仕草で何か言った後、画面が“ザーッ”となる。故障かと驚いたぜ。
 これが始まるとすぐチャンネルを変える。だが民放はどこもCMだ。全くどいつもコイツもアタマに来るぜ。うんとアタマに来ると消すこともある。
 いくら何でもやりすぎだ。巨額の資金を湯水の如く使って何のために地デジを急ぐのだろうか?
 震災後は「地デジ地デジ!」はなくなった。

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 29型NECブラウン管テレビを18年使った。特に不満はなかった。
 年に6回訪れる博多。定宿のホテルニューオータニ博多で観る32型三菱液晶テレビ。キレイだ。
 群馬に帰って家のテレビを観た。
 「何じゃコリャ~ッ!」
 曖昧な色、ぼけた輪郭、小さい画面。まったく違う。テレビとラジオくらい違う(?)
 良いモノを味わったらもうダメだ。俺も液晶テレビを買うぞ。
 今のテレビを18年使った。ニューフェイスも長く観る事を考えるとでかい方がイイ。中画面だと、きっともっとデカいのが欲しくなる。

 50型以上だ。
 6畳間には不釣合いだが気にしない。テレビとの距離が“縦×3”あればOKらしい。とにかくでかいのを味わいたい。物色した。
 録画もしないしゲームもしない。ましてやW録画機能なんて宝の持ち腐れだ。猫に小判、豚に真珠と言ってもいい。
 「LEDで大画面」それだけが望みだ。シャープか東芝がイイ。
 熟慮に熟慮を重ねた結果、LEDアクオスLC-52SE1とLEDレグザ55RE1が候補にあがる。よりシンプルで安いアクオスが優勢だ。

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 数年前、学生時代から何十年も活躍した3.5合炊き“東芝電気炊飯器”が壊れた。感謝と賞賛の手紙を送った。東芝から反応はなかった。
 それを根に持ち最初からシャープに気持ちは傾いていた。執念深いオレ。“まむしのマサ”と呼んでくれ。

 突然「プラズマもある!」ことを思い出す。研究した。プラズマの方が良さそうだ。あっさりと液晶からプラズマ派に転向した。
 日立WoooP50-XP05。50型だ。
 カカクコム最安値店、滋賀の“パソコン卸売りセンター”で通販。128,987円。大津市雄琴。お~っ、良い場所にある会社! ますます気に入ったぜ。
 ヤマダとケーズに「カカクコムにどこまで近づけるか!」と迫った。
 ヤマダは183,000円、ケーズ199,800円。売る気があるのだろうか?

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 来た。梱包がデカい。開けた。友人の手を借りて設置。
 古いテレビとオーディオの撤去や周辺の掃除。散らかし放題のため難航を極めた。所要時間2時間。

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 想定内の大きさ。意外だった。
 「うわぁ~デカいッッッ!」ぶったまげるのを予想し、期待した。
 ガッカリで始まった50型テレビ。数時間見続けるうち、だんだん好きになってきた。
 映画館を想像したから期待外れだったのだ。
 アホな期待を払拭してからはすべてが素晴らしい。鮮明だ。キレイ。
 これからもっと好きになりそうな気がする。(2011.4.23)

 キレイさとデカさを実感した翌日。
 “感動後落胆”が一般的。
 “落胆後感動”はマサスタイルだぜ。 (2011.4.24)