昨日、9ヵ月ぶりにコルベットを洗った。見違えるようにキレイになった。他人のクルマみたいだ。
クルマは趣味の筆頭格。スタイル、スピード、サウンド。3つのSが肝心だ。走らせるのが大好き。群馬から福岡までの1,200kmをほとんど休まずに12時間でイッキに行っちゃう。
だが洗車はキライだ。30分~1時間労力を使うならコタツにもぐっていた方がイイ。俺はモノグサだ。クルマを毎日撫でているヤツの気が知れない。クルマは床の間に飾っておくモノじゃなく走らせるモノだ。
「汚れても平気で乗ってるとこが凄いねぇ。普通、良いクルマ買えばキレイにして乗るもんだけどねぇ~」違いの分かるヒトがひとりいた。
2ヵ月前に廃車した12年乗った紺のキャデラックも洗わなかった。
「日本で一番汚れたキャディだぜ」などとジマン(?)してヒトの反応を楽しんだ。否定的な意見が多かった。
「流石マサさん、世界の高級車キャデラックを汚して乗るとは粋ですねぇ」なんて洒落心あるコメントはなかった。
融雪剤(塩化カルシウム)で白く汚れたコルベットの真っ赤なボディ。もう雪は降らない。たまには洗うか。
景気づけにビール中瓶(500cc)。ノドが潤った。洗車開始だ。ムリな姿勢で下の方を洗うと苦しい。ビールは洗車の後に呑むべきだとわかった。
こんな綺麗なコルベットは年に数日だ。明後日には雨の予報が出ている。今日も昼間、フィリピンのスコール張りの凄い雨があった。
「昨日9ヵ月ぶりに洗車したのにもう雨だ!」とわめき、周囲の笑いを誘った。幸いにもすぐ止んだ。
薄暗くなったが激写しない手はない。撮った。
新車みたいだ。もうすぐ5年、55,400kmのクルマとは思えない。超カッコイイ。前から後ろから斜めから。どこから見てもステキ極まりない。
自画自賛して気が済んだ。(2011.4.25)