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 年に6回博多に行くたび明太子を送る。
 柳橋連合市場の中弥だ。大ぶりで大粒でうまい。味つけも良い加減だ。
 ビールとご飯で食べた。最後の1本はお茶漬けで終わりたい。
 熱々にチンしたご飯に明太子を載せ、熱湯を注ぐ。
 一瞬にして皮は弾け、明太子に熱が入り、湯は白濁する。
 強烈にダシを摂ったような素晴らしいお茶漬けだ。
 熱くてなかなか食べ進むことは出来ない。

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 今日は趣向を変えて明太子チャーハン。初の料理。
 2合の冷飯をチンする7分間、北京鍋をギンギンに焼く。
 一旦火を消しサラダ油。全体に回し火を付ける。

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 よく混ぜた卵3個をじゃ~~~っ。
 すぐ熱々ご飯。鉄製お玉で混ぜる。かたまった部分をドンドンと圧す。
 煽る。直径36cmのでかい北京鍋だから両手で持つ。30回。
 お玉で混ぜる。煽る。
 突然プ~ンと卵の良い香り。
 ネギと塩コショーの瞬間だ。この一瞬は逃せない。明太子の塩気を考慮して塩は控えめ。
 混ぜる。煽る。
 パラリと華麗に舞い上がらない。重そうに低空飛行するだけだ。
 浅田真央ちゃんの素晴らしいジャンプじゃなく、カラダの馬鹿でかい相撲取りが上手投げで土俵に沈んだカンジだ。
 皮を切って中身を出した明太子。皮だけを食ったらビミョーな食感だ。
 鍋肌に置いた。なかなか火が入らない。意外だった。強情な奴だ。
 混ぜる。煽る。
 いくら煽っても低空飛行のままだ。いつもより余計に煽って手も前腕もシビれて力が入らない。疲れたからもうイイや。

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 直径34cm青磁皿に盛る。
 あっ、醤油を忘れた。久々チャーハンで勘が狂ったか。明太子のかたくなな態度に動揺したせいか。皿の上から醤油をちょろりとかけた。

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 食う。パラパラ感の薄いチャーハンを食っても喜びはない。
  味は優しい。塩が効いてなく曖昧な味ってことだ。
 1粒1粒に分かれて全体にまぶされた明太子。主張はほとんどない。
 また醤油。増す混沌。
 何から何まで不満だ!
 パラパラ欠如を明太子のせいにしたいが、入れる前から煽りは低空飛行だった。
 ご飯の熱々っぷりに不備があったか。新米で水分が多いのか。北京鍋はギンギンに焼いたのに。
 「チャーハンも得意料理だぜ!」
 次に巧く作るまでこのセリフは封印だ。
 「チャーハンは2合メシが丁度いい」
 ご飯の量だけは正解だった。ひとつだけでも良い事があってヨカッタ。(2011.12.8)