失敗した!
お焦げが失敗した。
鍋底一面にご飯がこびり付いている。
信じられない失態だ。
行程の最初に問題があった。
まず強火。沸騰したら弱火。鍋のフチから湯気がプーッと出たら沸騰の合図だ。
フーッと弱く湯気。ダミーの湯気だろう。オレを引っかけようとしているに違いない。疑心暗鬼になった。
待った。さらに待った。もう湯気が出ない。
やばい。さっきのが沸騰の合図だったのだ。あわてて弱火にした。微かに焦げ臭さ。
弱火15分。お焦げ作り。強火。55秒でやっと蚊の鳴くようなパチパチ音。60秒で消す。
最初の長すぎた強火が不幸なお焦げを作ってしまったのだ。
チューリップのポーク・ランチョン・ミートと香川産ニンニク1房8片。
ランチョンミートは角切り。340gを32個にカット。にんにくはスライスだ。
つまみ食い。
ランチョンミートうまい。じゅばっとうまさが横溢する。
ニンニクを食う。うまい。良い香り。辛い。カラダが熱くなる。
醤油、酒、水。ダシ昆布を切らしているし必要ないと思った。
道具はいつものユニフレーム。
炊けた。お焦げはどうか。
「!!!」
味は悪くはない。
だがランチョンミートはご飯に旨みを移さず、ニンニクもただ甘いだけになった。
ベーコン釜飯はうまかったが、コンビーフ釜飯はうまくなかった。
コンビーフにちょっと似たランチョンミートも釜飯には不向きか。
チャーハンは超うまかった。炒めれば良いってことだ。野菜炒めをやろう。
あっ、チャンプルーに使う沖縄。やはりそうなのだ。
マサ・スペシャリテ(特別自慢料理)の釜飯。
今日のテイタラクは恥ずかしい。具、コメ、調味料、ダッチオーブンに申し訳ない。ガスコンロにもだ。
バリエーション展開は一息つき、王道の鶏釜飯をやるぞ。
そして自信を取り戻す野田!(2012.7.8)