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 以前マグロうに丼をやった時、“うに尽くし”をやりたいと狙っていた。
 あの時はアメリカ産ウニ1パック1,000円。これを5パック使うぞ!と心に決めていた。
 超豪華!5,000円のウニ丼、うまい!
 タイトルも決めていた。

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 いつもの食料品店。午後6時。
 マグロ柵取りが30%オフだ。マグロ丼をやるつもりで赴いた。
 「これだ!」ってメバチがない。「どうしようか?」考えた。
 「おやっ!」上の段にウニ。超豪華ウニ丼を思い出した。
 「あれっ!」今日のパックは小さい。450円だ。10個買えばいいだろう。
 「あらっ!」7個しかない。3,150円。
 どんぶりひとつに5,000円かけるから価値がある。3,150円か。予定より安く済めば喜ぶべきだが、悲しんだ。
 タイトルに“超豪華・・・”と銘打てない。ただの“豪華・・・”になってしまう。でも閉店1時間前に7個あるのだからこれでヨシとしよう。これもアメリカ産。

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 レジ。
 「ウニこんなにどうするんですか!」
 ニクソン・ベガ好きNさんだ。
 「2合のご飯で豪華うに丼にしようと思ってね!」
 「こんなに、すごい!ウニだけで3,150円ですよ!贅沢すぎますよ!」
 「前は1,000円のアメリカ産があったから5個使おうと思ったんだよ。5,000円じゃなく3,150円じゃインパクトに欠けるね!」
 「あははっ、すごい。じゅうぶんですよ!」

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 2合メシをどんぶりに盛る。
 ウニを箸でご飯に載せる。邂逅させる。どんどんイク。
 1箱、2箱・・・。どんぶりの上が良い景色に変わる。群馬の山々が日一日と紅葉に蚕食されるようだ。
 3箱載せた。もうどんぶりのご飯は見えない。紅葉が絶頂に達したのだ。
 4箱目からは上に積む。ダブルだ。さらに積む。5箱、6箱、トリプル。ついに7箱。
 ウニの山が出来た。チョモランマ級だ。怖いほどの光景。
 かいて5分伏せたS&B粉わさびを添える。
 激写。カシャッカシャッカシャッ。
 凛と静まりかえった山々に心臓を突き刺すカシャカシャ音。

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 醤油をかける。食う。
 「うまい!」
 濃厚だ。ウニの比率が大きすぎてご飯がウニを受け止めきれない。甘く瑞々しいご飯の味がしない。
 3分の1食べた。
 どこを切り取ってもウニ、ウニ、ウニ。
 食べても食べてもウニだらけ。夢にみそうだ。
 終盤。もうイヤだ。少しキモチ悪い。

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 1パック100g。あとで残骸の容器だけを量ると40g。ウニは60gだ。
 60g×7個=420g。あの濃厚なウニがなんと420gも!
 ご飯2合は680gだから合計1,100g。
 食いすぎだ。もうウニ丼をこんなに食わないぞ。決心した。

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 雲丹は「もっと食べたい!」ってくらいが丁度良い。
 これでもかコレでもかと食ったらやり過ぎだ。
 さすがのウニ大好き人間のオレも少々(かなり!)食いすぎた。
 「うにキライ!」とならなければイイが・・・。

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 「うに丼サイコ~!」
 そんな結論を楽しみにしていた。楽観視していた。
 「過ぎたるは及ばざるが如し!」
 まさか、こんな結末を迎えるとは予想だにしなかった。
 普通のヒトは想像できる。
 カラダに刻み込まなきゃ止められないのが、オレなのだ。
 これは変えようがない。
 流儀だから。

 3時間後のゲップ。
 いつもは心地よい独特の香りが気持ち悪い。
 本当に懲りたオレ。(2012.11.15)