IOC総会。最終プレゼン。安倍晋三の番。
 「状況はコントロールされている!決して東京にダメージを与えるようなことを許したりはしない!」
 フクシマ放射能汚染水漏れ問題に関し驚くべき発言。
 言うのはこれだけ?と呆れた。

 委員から質問。
 「こんなことを訊いて申し訳ないが、問題ないとする科学的根拠は何か?」
 日本語で答える安倍晋三。
 「汚染水の影響は福島第1原発の港湾内0.3平方キロメートル範囲内で完全にブロックされている!」
 「健康問題については今までも現在も将来もまったく問題ない!」
 「これから私が責任を持ってやる!」
 よくこれだけ嘘が言えるもんだ。
 しかも「完全に」やら「まったく」など究極の言葉遣い。
 かつて枝野幸男の「ただちに健康に影響はない!」とのイカレた発言を思い出した。
 安倍自身も「最後のおひとりまで年金をキチンとお支払いするんです!」と嘘八百の“消えた年金問題”当時。
 フクシマは危険だが東京は大丈夫!と言いたいのだろう。
 被災地のことは眼中にない。

 「日本の首相が安全を保証したから安心した!」
 投票するIOC委員達はアベシンゾ~のウソにまんまと騙されてしまった。
 フクシマの復興を蔑ろにして経済効果ばかりを優先。
 今ある危険から国民の目を逸らす。
 現実逃避だ。

 もう東京オリンピック一色で浮かれまくるだろう。
 安倍政権はますます強気の悪政をやりまくるだろう。
 良識ある人達の声はどんどん端に追いやられる。
 批判する人は非国民と言われる。
 由々しきことだ。(2013.9.8)