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 明日からの別府温泉5連泊の昼下がりに大分の日本酒を呑むべく蕎麦猪口を買う。
 気に入ったのがふたつ。
 おっ、大きな網皿が上の方に恭しく陳列してある。前から欲しかった皿だ。価格を訊く。
 「21,000円です。古い値段付けてますので、今なら3万円以上しますよ」
 「何焼きですか?」
 「有田です。ちょっと焼きムラがあるのでお安くできますよ」
 「いくらですか?」
 「15,000円に出来ます」
 「じゃそれもらいましょう!」
 皿にこの値段出すのは初めて。でも料理の見栄えが良くなる。買って正解だ。

 女将が包む前にキレイに拭いていると不安定な動き。
 「あ~これ下が平らじゃないですね」
 オレも触ってみる。少しカタカタ動く。これでは料理が巧くいっても興ざめる。
 「蕎麦猪口だけにしましょう」
 「そうですよね」
 とても正直な誠意ある店。感心した。
 「3月に蕎麦猪口を買ったんですよ~」
 「そうでしたよね。外国からでしたか?」
 「いえ、群馬です」
 「えっ!」
 コテコテの日本人顔のオレをどこのヒトと思っていたのだろう?ヒョウキンな店だ。
 「大きな網皿を使うようなご商売されてるんですか?」
 「いえ、料理が趣味なんで刺身を色々盛ろうと思ったんですよ~」
 「あ、そうですか~」

 良い有田焼の網皿を発掘したのに残念だ。(2016.7.5)