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 今年は鮎をうんと食おうと決意した。塩焼きに次ぐ第二弾は何か?
 煮付けだ。香り高く濃厚味の鮎。うまさは容易に想像できる。

 レジはHちゃん。
 「マサさん!匂いがしたから来てるんだろうなぁ~って思いました!カッコイイ匂い!やっぱり来てた!ほらっ!マサさん来てたよ!匂いでわかった!」
 「に、においって・・・」
 隣のレジKちゃんは呆れ顔。
  左脇下に6ダッシュ、右にも6ダッシュしたオーデコロン“ジョーバン・セックスアピール・フォーメン”。店内を歩くオレのカラダからセクシーな香りが遠く離れたHちゃんの鼻孔に心地よい(?)陶酔を送っていたのか。流石ムスクの誘惑。

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 鮎の酒蒸しはやったことがある。煮付けは初めて。
 酒をドバドバ、三温糖をドサッ、ミリンをドクドク、醤油をばしゃばしゃ。
 指で混ぜて味を見る。醤油追加。OK。砂糖の甘さが効いてるぜ。

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 煮立てる。サッと洗った鮎5尾を優しく鍋に横たえる。
 煮汁から顔を出した部分にはお玉で汁を補う。
 フタをして弱火で煮込む。20分くらい煮ただろうか。鮎の濃厚で上品な香りが台所を覆い尽くす。1尾食いたくなった。

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 皿に取り、煮汁を張る。日の丸国旗みたいだ。喰らう。昨日買った青磁蕎麦猪口に入れた日本酒と共に。
 「うまい!」
 鮎の持ち味を活かしたまま煮汁のうまさがぐいぐい押し寄せる。すばらしい。

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 皮は色づいたが身は真っ白のまま。煮汁に浸しながら口に運ぶ。嗚呼、素晴らしきかな鮎煮付け。煮汁を全部呑む。

 あとの4尾は冷蔵庫で一晩寝かせて旨味極まった明日、炊きたてご飯のオカズにする。
 いや、煮汁をご飯にかけてどんぶりにしよう。
 ヨダレでベッドが水浸しになり、溺れてしまわないだろうか。(2016.8.6)

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 冷蔵庫で1泊した鮎煮付け4尾。おっ、ポリ袋の端に脂が固まってる。さすが濃厚魚だけのことはある。
 あっ、1尾アタマが取れてる。食っちゃえ。
 「うまい!」
 身の芯にまで、骨にまでも煮汁がじわ~っと染みている。ハラワタも骨もぜんぶ食える。うまい。甘辛加減サイコ~。
 これ程うまいと次回鮎料理に思いを馳せる。舌がシビれるほど強く味を付けた鮎佃煮をやろう。

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 本命のどんぶり。米が1.7合しかなかった。ラーメンどんぶりがやや淋しそう。
 鮎煮付け3尾を冷たいまま熱々ご飯に載せる。スプーンで冷たい煮汁をかける。さぁ、食うぞ!
 「???」
 あれっ、あんなに美味しかった鮎煮付けがイマイチに堕落。
 超うまい鮎煮付けはどんぶりでご飯と邂逅するには絶妙味すぎた。どんぶりはぐいっと濃くなけりゃならない。
 少ないご飯だから2尾でじゅうぶん。残り1尾は明日、鮎煮付け素麺だ。(2016.8.7)