コペンリコール修理の間に昼メシ。焼肉あおぞら。
「最上カルビと豚ホルモンで定食にして。あと、カルビラーメンの大辛ください!」
「はい」
優しそうな小柄ねぇさん。優しすぎてタチの悪い男につけ込まれそうなタイプ。
「カルビラーメンはあとでお持ちしますか?」
「いえ、一緒に持ってきてください」
冷や奴、漬物、タレ、薬味が来た。
おっ、ド派手なねーちゃん。大柄だ。でっかい付け睫毛にバッチリ化粧。イイねぇ~。
肉も来た。最上カルビは予想よりサシの入りが少ない。
カルビを焼き始める。6枚全部網に載せる。網が熱々じゃない。
ハラ減った。すぐ食いたい。ほとんどナマだけど食っちゃえ。タレにつけ、メシに載せて握り鮨のようにする。
「うまい!」
でも冷たい。表面がほんのり温かいだけ。そのためか最上のうまさではない。前回食べたハラミと同程度。これを最上と称するのは如何なモノか???
豚ホルモン。なかなか焼けない。食うとしょっぱい。
カルビラーメンが来た。さっきのド派手ねーちゃんだ。
「カルビうまかったです!」
ホントはイマイチだけどそう言ってみた。
「ホントですかぁ~よかったですぅ~!」
おぉ、わざとらしいほど女っぽい言い方。良いコだねぇ~。話しかけてヨカッタ。
まずスープをずずっ。
「辛ぇ~!」
今日のはばかに辛いぞ。激辛の間違い?色も真っ赤だ。
麺がうまい。かたくて良い歯触り。
半分イッた。頭皮から滝のような汗。備え付けのティッシュを大量に消費。拭いても拭いてもナイアガラ級の大汗。
食べきる。
水とお茶のつぎ足しに来たド派手ねーちゃん。
「大辛、辛かったぁ~」と甘えてみる。
「あ~あたしもカルビラーメン好きです。中辛までは食べたことあります。今日もお昼はカルビラーメンにするんですよ。中辛にしようかと思って」
「ぜひ、大辛に!」
「じゃ大辛にしようかなぁ~~~」
でっかい付け睫毛をバチバチ動かして表情豊かに喋る。可愛いねぇ~。気に入ったぜ。
もっとお茶と水を飲みたい。ド派手ねぇさんとさらに話したい。継ぎ足しを頼む。
「前に激辛食べたら翌朝のトイレで肛門が痛かったです!」
オレは恥ずかしい重大な告白をした。
「あはは。よくお腹痛くなるってヒト居ますよ」
オレは下痢じゃなくて芥子がアナルに付いてヒリヒリ痛かったんだが・・・。
「**ってスープの方が辛いらしいですよ~」
よく聞き取れなかったが、「あっそう~!」と大袈裟に驚く。
束ねた長い髪を揺すりながらのモンローウォーク。後ろ姿もイケる。
3,030円。味はイマイチだが可愛いド派手ねーちゃんに会えたのはヨカッタ。
またイッちゃうかもしれない。(2017.4.28)