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 チャーハンは基本形が好き。ねぎ、卵、ご飯。サラダ油、塩、コショー、醤油。
 派生形もうまい。
 シャケ、コンビーフ、しらす、桜えび、サバ文化干し、ベーコン、ポークランチョンミート・・・。無限に広がる味わいバリエーション。
 街の中華料理屋はチャーシュー。これに代わるモノとしてロースハムを抜擢。

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 ねぎ1本、高崎ハムのボリュームたっぷりロースハム1パック12枚191g、卵3個。
 ハムを小さく切ってご飯と仲良しにする。
 冷や飯2合をチンする7分間、36cm北京鍋を強火でギンギンに焼く。
 サラダ油、サッと溶いただけの卵3個。じゃ~~~~~っ。
 間髪を入れず熱々ご飯。混ぜる。煽る。20回。ぷ~んと卵の良い香り。
 塩コショーのタイミング。ご飯にパパパパッ。鍋肌にねぎ。熱くしてから混ぜる。煽る20回。
 鍋肌にハム。サッと焼いてから混ぜる。煽り20回。ぷ~~んとハムが香る。かぐわしい。
 いよいよ仕上げ。ご飯に醤油。混ぜる。20回煽る。煽り計80回。醤油が香る。
 完成。

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 さっき卵を入れた時おデコに油が跳ねた。熱っちぃ~~~!
 すぐネコのように手の甲に唾を付けてデコを撫でる。それでも痛い。
 完成後馬油。スッと収束。さすが火傷に効く馬油。あらゆる皮膚トラブルに対応。

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 34cm青磁皿にするっと滑らせる。
 「うまい!」
 ご飯パラパラ。もうこれだけでチャーハン大成功。
 ハムがほんのり嬉しい味わい。ご飯にもぐいっとうま味を提供。すばらしきロースハム。
 塩もコショーも醤油も最適量。  
  嗚呼~。ハムチャーハンは懐かしの味だ。

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 どこを掘ってもおいしいハム。良い風景。香りに秀でたねぎの甘辛。
 ところが中盤以降舌に違和感。ハムは加工肉だからだ。塩だけで漬けたマサ自家製甘塩ジャケとは違う。食品添加物の罪。
 ハムはうまいんだけどほんのちょっと舌を攻撃。
 同じ肉加工品のコンビーフやベーコンでは感じずロースハムに顕著なのはほんのり味だからだ。繊細ゆえ微妙に味蕾に訴える。

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 文句は言ってもうまかった。
 今度はにんにくを入れよう。うま味が追加され、ハムのイヤらしさが薄まるに違いない。(2019.5.5)