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 新米が来て数日後に必ずやるのがおにぎり。
 塩と掌の汗が馴染んで熱々ご飯とはまた違ったうまさだ。
 シャケおにぎりが一番好き。今年はまだ自家製甘塩ジャケを仕込んでいない。そこでオカカに決定。これも凄くうまい。大好き。

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 「子供の頃は母親が、オトナになったらオンナが握る!」
 これがオレの考える「Theおにぎり」だ。自分で握るのもアリ。
 おにぎりは愛情のこもったモノ。だから防腐剤、防カビ剤、柔軟剤、グリシン、pH調整剤、ソルビット、保存料、酸化防止剤、合成着色料、香料、うま味調味料等(思いつくモノ羅列)が満載のコンビニおにぎりは食べない。
 いつまでもかたくならず、腐らず、カビも生えないおにぎりなんて異常だ。そして美味しくない。
 食べ物の形をしたエイリアンと言える。
 食品添加物は長年の摂取でカラダに悪影響を及ぼすこと必至。味覚もヘンになる。できる限り自分で作るのがイチバンだ。
 ・・・と年に1~2回おにぎりを作る時、必ずコンビニおにぎりを批判する。恒例行事だ。

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 新米シリーズ第1弾はオカカご飯、第2弾にメバチご飯、第3弾が納豆ご飯。
 第3弾で米2合に水位1.4から1.5に変更。よりふっくら瑞々しく甘みも増して美味しくなった。
 かたさに執着していたが、ふっくらも素晴らしい。
 わずかな水量の違いでメシは変わる。

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 カツブシ2パック、醤油、かぼす七味。別府の友人M氏から色々送られて来たうちの一つ。

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 「毎日が地獄です。」という面白いTシャツ。別府地獄めぐりに因んだモノ。明日着よう。反応が楽しみ。かぼすの香りがする。
 「毎日が地獄です。」ってタオルも。

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 豊後牛肉味噌、かぼすマヨ、柚子の一滴、ゆず塩。かぼす香の湯(入浴剤)も。
 群馬に居ながら大分の味が楽しめる。

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 カツブシに醤油とかぼす七味。味見。うまい。
 「かぼすが効いちょる!」
 思わず大分弁になる。ステキな香り。辛さもハッキリしてる。
 強火でサッと炙って4つに切った海苔4枚分も用意。

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 3合の米に水位は2.25。75%だ。かたく凜々しいご飯を期待。
 炊けた。かためで良い具合。

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 小さい器に熱々ご飯、真ん中にオカカ、少量ご飯でフタ。
 掌に伯方の塩をたっぷり塗る。握る。ヒョイヒョイヒョイっとリズムを取りながら8回握る。軽やかに。
 熱っちぃ~!掌に強烈な熱。
 予定通り8個。最後の1個はかなり大きい。

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 海苔をつける。軽く握る。28cm青磁皿に盛る。良いカンジ。

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 おにぎりは米だから米の酒日本酒で。江戸小紋の蕎麦猪口に。

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 がぶり。海苔パリッ、ご飯凜々しくしっとり。
 「うまい!」
 おにぎりってなんて美味しいんだろう。塩と掌の汗が熱々ご飯に馴染んで得も言われぬ素晴らしさ。
 塩がやや弱かったが紙一重。ずんずん食べ進む。
 嗚呼~。

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 8個中7個食べてあと1個。食えば食えるが残しておいて時間経過の妙を確かめたい。
 冷めたらラップで包む。

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 サイコ~に近い味わい。サイコ~でないのは具が一番好きなシャケじゃなく二番手のオカカだから。
 自家製甘塩ジャケを仕込んだらまたおにぎりをニギニギしよう。

 数時間後。取っておいた1個を食べる。
 「うまい!」
 ご飯、海苔、オカカの一体化が進んだ。
 握りたてとは趣を異にするこれまた逸品。(2019.9.26)