うまい店(鮨・東京以外)

中洲銀寿司、うまい!楽しい!快適空間!

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 博多滞在初日に必ず行く銀寿司。美味しくて居心地が良い。
 「うちで一番食べるのが速いヒトなんだよー」
 担当板さんもおやっさんも、新人女性スタッフや馴染み客に宣伝する。
 そう言われちゃ後には引けない。スピードに拍車が掛かる。

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 いつものように真鯛から。
 「うまい!」
 「ありがとうございます!」
 どんどん食べる。新人女性スタッフも馴染み客も感心する。我が意を得たりだ。
 「あれっ、今日は握るスピードがのろいね!」
 連続して食えない。滞る。

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 稲荷寿司もあるようだ。煮汁に浸けたスタイル。2個。
 「うまい!小っちゃいね!」
 「はい、一口で食べられるようにしてます」

 うまかった。7,884円。いつもより安い。少なかったかな。
 「握り、勉強しときます!」
 「あ、スピードを?わっはっはっ!」(2019.7.26)

うを勢総本店、デカすぎるタネ+小さすぎの酢メシ=イマイチ!(鮨屋) ~神戸~

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 ネットで調べて良さそうな鮨屋。土日は行列らしい。神戸Aちゃんと。
 ビールはキリンクラシックラガー。おっ、いいねぇ。鮨の味に期待が持てる。
 「お任せで1貫ずつ握ってください!」といつものセリフ。
 「お任せ11貫ってのがありますが・・・」とメニューを見せる。
 「いっぱい食べたいのでどんどん握ってください!」
 本マグロ大とろから。
 「うまい!」
 「ありがとうございます!」
 そうは言ったがタネが厚くてデカすぎる。酢メシが小さすぎる。極端なアンバランス。酢メシの味は悪くない。
 歯応えあるモノも厚くて歯に力を入れなければならず、食べるのに苦労する。デカけりゃ良いってもんじゃない。
 合わない薬味を載せたり海苔の帯を巻いたり、余分仕事が多い。
 日本橋吉野鮨本店の完璧な「The握り鮨」に慣れてるから、うを勢は「これでも握り鮨?」と言わざるを得ない。
 笹に鮨を出すのも気にくわない。雑なカンジがする。キレイなカウンターに直か小俎板が好ましい。
 ふたりで40貫弱。ビール2本呑んで11,730円。安いからこのテイタラクでも仕方ないか。
  わずか40分の攻防。

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 その後、ケーキ屋でコーヒー。たくさんお喋り。あっという間の1時間半。
 互いの過去から現在をよく知ることが出来た。
 「ここはアタシが払います」
 嬉しい提案。安い方を女性が払うのは理想的だ。(2019.7.25) 

「マサ鮨」4ヵ月ぶり開店!コペン5周年祝いに!すばらしき握り鮨!(マサ料理)

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 3月、GT-R7周年を祝して5年ぶりに開店のマサ鮨。凄くうまかった。
 7月12日はコペン5周年だ。特別な日には特別料理。再びの握り鮨。4ヵ月ぶりの復活。
 今日は大皿いっぱいの握りは作らない。握る都度どんどん食べる。酢メシが人肌の美味しいうちにみんなやっつけるつもりだ。

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 佐渡産コシヒカリ3合を日本酒と水と昆布でかたく炊く。

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  炊ける途中、酒と昆布の良い香り。炊けた。

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 飯台にパカッと開ける。
 ミツカン米酢約150cc、三温糖をドサッ、伯方の塩少し。
 サッサッサッと切るように。
 酢メシ完成。

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  タネ。
 メバチ赤身100g400円×216g=864円、天然ヒラメ498円×246g=1,225円、青柳の舌というベロリとした部位650円。前回のサーモンが青柳に入れ替わった。

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 きれいにそぎ切り。
 メバチの一部は脂とのグラデーション麗しい中とろっぽい。
 すいっとシャープに切れるヒラメ。ぶっといエンガワ。楽しみ。
 S&B粉わさびと手酢を準備。

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 酢メシも熟れて人肌。

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 日本橋吉野鮨本店直伝の本手返しで女のように綺麗な指は流麗に舞う。
 握り鮨のために買った黒い皿。斜めに配置。黒に握りが映える。
 うまそう。

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 一番右のマグロから。
 「うまい!」
 冷たいタネと人肌酢メシ。まさに王道をいく握り。
  脂の乗った部分が舌を籠絡し僅かな渋みの赤身がぐっと引き締める。
 嗚呼、マグロの握りはサイコ~だ。
 最高の握り!の立役者はタネよりも酢メシ。握り鮨の主役。

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 次にヒラメ。
 「うまい!」
 繊細だ。白身の王者。うま味はちゃんと来る。
 このタネは濃いめ甘めの酢メシにピッタリ。嬉しい握り。

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 ラストが青柳の舌。
 「うまい!」
 エロい味わい。貝独特だ。ステキな甘み。じゅわじゅわとイヤらしく舌を愛撫。歯触りまでイヤらしい。オレにとって「イヤらしい」は褒め言葉。

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 コペン5周年記念握り鮨だからコペンをバックに激写。
 おっ、良いカンジ。ホントの主役コペン。

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 いよいよエンガワ。
 「うまい!」
 脂ノリノリ、コリコリ歯触り。うま味もぐんと強い。4貫できた。
 後半になったら合わせ酢が馴染み、酢メシがさらに美味しい。

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 握っては食べ握っては食べて9貫残った。冷蔵庫に入れて後で食べよう。酢メシも冷え冷えになっちゃうがOKだ。

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 5年ぶりに握った前回と比べ、4ヵ月ぶりだから構えず気楽に出来た。
 握りも上手。空気を含んでふわっと良い形。
 さぁ、「マサ鮨」次回開店はいつか?
 何かの記念にまたやろう。
 秋になってサンマ握り三昧もよさそうだ。

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 数時間後、指が鮨の匂い。特に左指。石鹸でよ~く洗ったのに。
 プロの鮨屋は常に指はこの匂いなんだろうか?
 食欲をそそるとも言えるし、いつもこれでは辟易するとも思える。(2019.7.12)

中洲銀寿司、うまい!珍しく客少ない!

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 南*地のあとは中洲銀寿司。いつものパターン。
 20時。おやっ、珍しく空いている。この時季の金曜は団体の宴会が多いせいらしい。

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 何も言わなくても握りの準備。1貫ずつ。
 「マサさんは食べるの速いから切っとかないと間に合わないんだよ!」
 Newフェイスねぇさんに馴染み板前が説明。
 「うちのお客さんで一番速いんだよ!」とおやっさんまで解説する。
 「え~~~っ!そうなんですかぁ~?」
 若くて可愛いニコニコねぇさん。おっとりほのぼの風情。
 「群馬から年に3回クルマで来るんだよ~」と板前。
 「え~~~~~っ!」
 そこですかさずGT-Rジマン。ワンパターン。
 南新*で発泡酒750cc。銀寿司でキリンクラシックラガー中瓶。

 どんどん握る。ガンガン食べる。トップバッターはいつも真鯛。
 「1貫食べてまだ呑み込む前に次に手が伸びる!」
 おやっさんはまた説明。よっぽどマサ鮨早食いに度肝を抜かれたのだろう。にこにこ解説。
 さらに「2回しか噛まない!」と。
 ホントは8回噛んでる。
 あっという間に食べた。
 「握るスピード速くなったねぇ!」
 今日はこっちが急かされた。喉につっかえそうになる。
 「練習しました!」
 「わっはっはっ!」

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 さかまき貝。有明モノ。
 「歯触りがイイねぇ!」
 「ありがとうございます!」
 もう1貫はツメで。

 超短時間の握り鮨。8,856円。
 あ~うまかった。(2019.4.12)

「マサ鮨」開店!GT-R7周年を祝って!うまいサイコ~玄人跣!(マサ料理)

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 2012年に買ったR35GT-R。
 2019年3月17日は目出度い7周年。何か特別なメシを作って祝いたい。
 でも日曜。馴染みの食品スーパーは休み。魚が買えない。
 じゃ上州牛(和牛)ステーキ600gにするか。牛肉なら翌日でも問題ない。
 いや、もっと特別感が欲しい。
 それなら握り鮨だ。シャバで一番好きな料理。
 7周年の前日だけど「握り」以外考えられない。よし決定。

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 握り鮨は滅多にやらない。前回は5年前。自宅で福岡オンナFに握った。
 もっと以前に新潟女Tと仲良しだった頃、彼女の家で。
 舌代と称し「メバチ中とろ壱万円、赤身センエン、チ*コ握り時価・・・」などとお茶目なメニューを大きく貼って。
  「おいしい!美味しい!」と食べ終わった時「マサさんみんなにこうするの?」と少しも笑わずアホ献立表に言及。
 ドキッとしたのを憶えている。その通りだから。
 食べきった直後に言わなくてもイイのに、と思った。食べてる間ずっと冷静だったのか。
 画像は5年前のモノ。面白いから取っておいた。

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 タネは3種類。メバチマグロ赤身、ヒラメ、サーモン。
 赤身より中とろがうまい。鮨種も同様。だが脂で滑って握りにくい。そこで赤身。
 玄人跣を標榜するからには「美しい握り姿」を示さねばならない。
 シャバではよくネタと言う。鮨種だからタネが正しい。テレビで「ネタ!」を聞くと「タネだろ!」とツッコミを入れる。
 酢メシをシャリ、醤油をムラサキ、お茶をあがりと通ぶって言う客に似ている。職人の符丁を客が使えば陰で嗤われるのに。
 握り鮨を逆さにして食うヤツがいる。鮨の主役はタネでなく酢メシ。最初に舌に触れる栄誉に浴するのは酢メシが相応しい。
 「手皿」をする輩が頻繁にテレビに登場。芸能人もそうでない人も。下品だ。日本料理の作法にない。本人は上品と思っての行動だから哀れで滑稽だ。
 あっ、手皿は鮨とカンケーなかった。

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 酢メシ作り。
 群馬コシヒカリ3合。水と酒と昆布でかたく炊く。
 台所は日本酒と昆布の良い匂い。
 八海山特別本醸造を呑みながら炊けるのを待つ。この時間も好き。調理前にはビール中瓶。
 炊けた。
 湿らせた飯台にパカッとあける。乾いていると木が合わせ酢を吸ってしまうから。
 合わせ酢。お椀にたっぷりのミツカン米酢、カップ印三温糖をどっさり、伯方の塩を少々。指で混ぜ体温で溶かす。
 しゃもじでサッサッと切るように混ぜる。ぐちゃぐちゃ混ぜない。
 扇がない。熱いメシに冷たい合わせ酢がスッと吸い込まれる。わざわざ冷ますのは本末転倒。
 酢メシ完成。人肌まで馴染ませる。
 手酢を用意。酢と水を半々。

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 包丁は柳刃。
 昔、群馬Aと日本橋高島屋で木屋の良いヤツを買った。刃渡り24cm。
 木屋 正夫と箱に書いてある。正夫を調べたら柳刃のことらしい。「まさお」と思ったら「しょうぶ」とは。
 握り鮨だけに使う。5年ぶりだ。オレにとって握り鮨はそれだけ特別。
 ずっしり重い。ホンモノの風格漂う。

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  太平洋産メバチマグロ赤身(天然・解凍)360円×254g=914円。
 茨城産ヒラメ(天然・生)650円×180g=1,170円。メバチ中とろ並みの値段。
 カナダ産アトランティックサーモン(養殖・生)375円×251g=941円。
 主役のマグロが一番安い。意外な状況。合計685g。けっこうな量だ。3,025円。
 おぉ、ヒラメにちゃんとエンガワ。こりゃ楽しみ。
 魚の目(スジの入り方)を読み、刃渡りすべてを使い的確にそぎ切り。引くだけ。決して押したり引いたり往復しない。
 「切れる!!!」
 すごい切れ味。力を入れなくてもすーっと包丁の重みだけで1枚ずつ剥がれてゆく。触れる前に切れるカンジ。真空切りだ。
 さすが木屋の特選品。

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  S&B粉わさび。かいて5分伏せる。足りないと困る。たくさん。

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 すべてを用意。手順を考えて配置。

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 握り方は本手返し。
 日本橋吉野鮨本店直伝。といっても教わったのではなく見て覚えた。盗んだ。
 右手で酢メシをピンポン球より小さくふんわり丸める。ふんわりがポイント。
 左手親指と人差し指でタネをつまむ。ぶらっとさせる。ベタッと掌に載せない。手の熱を伝えないため。
 右人差し指にわさび。指4本に載せたタネにスッと塗る。
 酢メシを置く。左指を曲げ、親指も付け、右人差し指と中指で軽く圧す。
 右指2本をモノに密着させたまま手を返し(掌を上に向け)、左手をかぶせる。
 そしてまた最初の形。これでタネは下のまま位置が変わった。
 スッと圧したらひっくり返してタネを上にする。
 サッと圧して右手で位置を変え、圧す。
 この4回の動作で各部位を平均に圧せた。
 完成。本手返し。女のように綺麗な指は妖しくうごめいた。
 解説文は長いがやるとあっという間。まったく玄人跣だぜ。素人離れしている。

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 まずは1貫ずつ3貫。鮎塩焼き皿に。
 あっ、色の配置が良くなかった。白いヒラメを真ん中にすべきだ。マグロとサーモンの色が競合している。
 握った順に置いてしまった。

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 初っ端はヒラメ。繊細なヤツを最初に持ってきた。
 激写。あれっ、近づきすぎたのかフラッシュによるものか画像がボケてる。早く食いたいから取り直しはしない。
 タネに醤油を少し付け口にスッと入れる。
 「うまい!」
 人肌酢メシがサイコ~~~!
 酢加減、砂糖加減、塩加減バッチリ!
 繊細で儚くもあるヒラメ。最適酢メシがパワーアップ。
 「ヒラメは握り鮨のためにある!」と思えるほど。
 わさびの効きもドンピシャ。

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 花の2区はマグロ。箱根駅伝と同じくエースを持ってくる。
 「うまい!」
 マグロ赤身のほのかな脂とヘモグロビンを感じさせる僅かな渋み。
 「マグロも握り鮨のためにある!」と又わめく。

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 3番手(ラスト)にサーモン。一流鮨屋には登場しない。
 「うまい!」
 このクドい脂がステキ。二流「マサ鮨」だからこそ食えた。

 3貫ともタネもうまいが白眉は「人肌酢メシ」だ。
 「冷たいタネ&人肌酢メシ」のハーモニーは地上最強。

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 2巡6貫食べた。あとは大皿盛りに邁進。食べ手は中断、作り手に熱中。
 ヒラメ、メバチ、サーモン。順番に握っては34cm青磁皿を埋めてゆく。そうしないとタネか酢メシが終わった時3種が偏るからだ。
 慣れて握りのスピードアップ。駆け出しプロ級の速さ。
 出来た。36貫。3合の酢メシ終了。

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 GT-Rの祝いだから絡まないのはオカシイ。鮨を持って庭に出る。直射日光が当たって可哀想。
 奉納。
 赤いボンネットに映える青磁と鮨。
 スーパーカーと究極握り鮨の競演(饗宴)。

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 さぁ、みんなイッキに食うぞぅ~。がぶり。
 「あっ!!!」
 酢メシが冷たい。36貫握る間に温度低下。だからサイコ~のうまさじゃない。
 「人肌or死人の人肌」の違いでこんなにも差が出る味わい。驚愕の違い。
 握る都度食べれば大満足の鮨だったが「こんなに握ったぞ。とてもシロートと思えまい!」を証明したくて大皿仕様。
 良い画像を撮れたからOKだ。

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 期待のヒラメエンガワ。
 「うまい!」
 ぎょろっとした歯触り、強く甘い脂。ホッペが落ちるほどうまい。
 期待を裏切らないエンガワちゃん。

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 10貫残り。無理すれば食えるが気持ちよく終わりたい。
 全部で32貫食べた。10貫を量る。330g。1貫33gか。
 日本橋吉野鮨本店は1貫30g。タネ13g+酢メシ17g。そこから15g+15gまでが黄金比率。
 マサ鮨は1割増しのサイズ。どうりでちょっと大きく感じた。
 33g×42貫=全部で1,386g。食べたのは32貫×33g=1,056g。
  残りは冷蔵庫に入れて夕飯に「冷え冷え!」を食べよう。

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 宴のあと。散らかった。

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 残ったタネはわさび、ミリン、醤油でづけ。明日のオカズ。

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 濃くぬるく入れた煎茶。100g1,000円モノ。最近800円よりこれが好き。茶葉は多めが好み。
 「うまい!」
 タネと酢メシとわさびと醤油に席巻されたマサ舌。
 甘いお茶が舌を撫で撫で、良いコ良いコする。微かな渋みが甘さをクローズアップ。
 お茶を飲んで握り鮨は完結する。蕎麦猪口に3杯。

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 握りたて人肌酢メシの「マサ鮨」は「日本橋吉野鮨本店」に迫るうまさ。もちろん差は歴然で追いつけっこないが物凄くうまかった。
 握りたてを1貫ずつ間髪を入れず食べるカウンター。時間が掛かった1人前10貫のテーブル席。酢メシの温度は変わるはずだ。
 鮎塩焼き皿と大皿で両方を味わえた。
 5年ぶりの握りワザ。ウデは少しも衰えてなかった。テクニシャン。すごいぞマサ!
 「玄人跣!素人離れ!」
  声を大にしてもバチは中らない。(2019.3.16)

別府の友達に呑みに連れてってもらう、楽しい!穴子で評判「初めての」はじめ寿司!

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 いつもお世話になる別府の友達。今回は早い19:30スタート。

*八重桜・・・気さくで寛げる美人ママのスナック。しっとり落ち着ける良い店だ。
 「テレビ観ましたよ~。あー(群馬から)来ちょるんや~っち思うた。ムラサキんハット被っちょったけんすぐわかった!」
 「おぉ、観てくれたん?」
 夕方ニュースで鬚自慢コンクールのオレを観てくれたとは嬉しい。

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*はじめ寿司・・・友達推薦の穴子寿司がうまい店。でも本人は食べたことがなくヒトに土産に持たせたこと数回。がぶり。
 「うまい」とは言ったが、柔らかい煮穴子じゃなく野趣溢れる焼き穴子の握り。野生児の風貌。しっかり焼いてかたすぎる。ちょっと大袈裟に言えば、かたい珍味をそのまま握ったカンジ。
 そして海苔の効き過ぎ。まず穴子でなく海苔の味が口腔内を席巻。
 そのあと予想と異なる歯応え抜群の焼き穴子。穴子自体の味は弱い。ツメの印象も薄い。
 酢メシは酢の効きが悪くほとんどただの冷や飯。
 オレ2貫、友達は1貫しか食べられない。彼曰く「あげたから気を遣うてうまい言うてくれちょったんですねぇ~。自分で食べてみないとわからんですねぇ」
 寿司屋で買って八重桜で食べた。

*SHO-YA・・・ニューハーフショーパブ。すごい「美人」揃い。日本人ホステス数人。
 「テレビ観たよ!あー知っちょんヒトや~!っち思うた。家事しちょる時観たんよ~」と可愛い小柄日本人ホステス。
 「テレビ観た。NHKで観たよ!」はピリピーナホステス。
 「えっ、NHK?」
 「そう、NHK!NHK!ナンバーワンなった?」
 一度しか付いてないフィリピンねぇさんまでオレをテレビで発見してくれるとは感激。オレは別府じゃいっぱしの有名人だ。
 「ナンバーワンなれなかった」と残念な報告。
 「Oh!」と哀しそう。

 多くの知り合いが「観たよ~」と気に掛けてくれる。嬉しい街、別府。ホテル白菊の支配人、社長、男従業員も「え~?優勝かと思いました!」と慰めてくれる。
 結果はどうあれ、自ら行動(はるばる群馬からロングドライブして大分コンクール出場)したことに応えてくれてるのだろう。「何かをやること」の重要性を痛感。

 明日も一緒に呑みに行くことになった。連日とは嬉しい。(2018.10.19)

銀寿司でオーストラリア人とトークする!鮨の食べ方指南! ~中洲~

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 カウンターは混んでいる。ひとつ席をズレてもらい馴染み板前の前に。
 ズレてくれたのは初老の白人夫妻。オーストラリアから。福岡にもガイジン観光客がいっぱい。よく鮨を食いに来るらしい。板前も片言の英語で応対。
 白人=傲慢、が印象。でも彼女たちは人懐っこい。さかんに話しかけてくる。
 「ロングビアード(長い顎髭)どうですか?」
 「ステキ、シルクのよう!」
 「サンキュー!」

 熱燗を呑みながら握り鮨を箸で食べる彼女たち。指で試すよう提案。もちろん英語でだ。オレは英語に堪能なのだ。
 一瞬躊躇った後、指でつまんで食べ始める。「ジャパニーズスタイル!」と楽しそう。郷に入っては郷に従えだ。冒険心に富むオーストラリア人。素朴でカンジ良い。
  酢メシに醤油を付けて食ってる。「鮨のご飯は完璧な味だから醤油を付けてはいけない。魚にだけ付けるように!」と忠告。
 「勉強になります!」とマジメな顔。せっかく外国に来たんだから沢山の初体験をして欲しい。本当の食べ方を知ってくれ。

 群馬からクルマで16時間走って今日着いた、鬚自慢コンクールで昨年準優勝した、といつものジマン話。「Oh!」などとビックリしたり面白がったり。
 「GUNMAどこ?」とスマホで地図を示される。
 「ここ。東京の近く」
 「Oh!遠い!」と納得。
 自慢だけでなく「オーストラリアのビーフうまい!」と褒めることも忘れない。
 「う~~~ん!」って嬉しそうな表情。やっぱり牛肉に自信を持ってるようだ。

 「支払いの言い方教えて!」
 「会計、お願いします=ビル、プリーズ。またはお勘定お願いします」
 「会計・・・はフォーマル?」
 「Yes!お勘定・・・はカジュアル。お勘定is better!」
  板前に向かい「オカンジョウオネガイシマス」と上手に言えた。
 おあいそうお願いします、などと間違った事は教えない。「おあいそう」はもう愛想が尽きましたか?って店側の言い分だから。

 「フォトOK?」と紫ボルサリーノ姿を激写。
 「ニッポンのフクオカにヘンな奴がおったばい!」などとオーストラリアに帰って友達に言うかも。それもまた一興。
 「会話、楽しかったです」とガイジンに言う。
 「私達も。サンキュー!」と彼女たち。
 かたく握手。
 「通訳ありがとうございました!」と板さん。

 銀寿司。毎回、燐客と関わりが出来るステキな鮨屋。おいしくて楽しくて6,588円は安い。

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 ホテルに帰ってチーズとミニトマトとでっかい柿。福岡産早秋柿。超でかい。ふたつで498円。
 甘みは弱く爽やか味。特大サイズの終盤で満足の味わい。一口目でドンピシャ味なら最後はしつこかったろう。味の濃さと量はちゃんとシンクロしてる。(2018.10.12)

金六寿司が閉店!ショック!哀しい! ~博多~

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 博多うまい店マサランキング最高位の金六寿司。
 太巻き、稲荷、ばらちらし。
 酢メシがサイコ~。酸っぱめが泣かせる。超好み。
 あぶらげ、カンピョウ、椎茸、玉子焼き、でんぶ全てが良い具合。かたさも味わいも。テクニシャンだ。相当年季が入ってると思われる。
 どんな高級寿司屋より美味しいと思った。握り鮨を陵駕。

 前回10月も前々回7月も閉まってて食べてない。キャナルのタクシー乗り場から見る。
 あっ、店を壊してる。改修?
 「ここ金六寿司ですよね?」
 横断歩道を渡り、工事のヒトに訊く。
 「ええ、もう止められたとです」
 チョビ髭の怖そうなお兄さん(おじさん?)が笑顔で応える。
 「えっ、いつ頃ですか?」
 「もう何ヵ月もです」
 「そうですか、わかりました・・・」

 淋しく、哀しく、泣きたい気分。ショックだ。
 老夫婦と30代か40代の息子。
 「あらぁ~また群馬から!」と、何も言わなくても女将さんは覚えていてくれた。オヤッさんキョトン顔。特徴あるオレのツラを忘れてる。
 太巻きは息子担当。「**ちゃん、巻いて~」と女将が階段の上に向かって声を掛ける。
 怒鳴り声がして、ドカドカと息子が怒りながら降りてくることしばしば。何か重大な不満を抱えているのか。握りでなく、稲荷や太巻き専門の寿司屋が気に入らないのだろうか。
 息子さんを持て余しているカンジだった。

 どんな事情で閉店なのか。知る由もないが残念すぎる。(2018.4.19)

銀寿司、うまくて気持ちの良い店! ~中洲~

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 20:15。おっ、いつになく空いている。カウンター。馴染みの板前K。
 「今日、名刺見てどうしてるんやろなぁ~と思うてたんですよ。気持ちは伝わりますね!」
 「あそう!」
 「電話していいですか?」
 「えっ?」
 「こないだ隣だった女性、マサさんが来たら電話してくれって言われてたんですよ」
 「あっそう」
 奥で「あのヒゲのヒト・・・」などと電話してる。
 今商談中であと1時間くらいかかり、移動にまた時間を喰うらしい。さすが女性経営者、多忙だ。ふらふらと遊んでるオレとは違う。
 「オレも良いオンナだなぁと何度か思い出したよ!」
 「あっそうですか!」

 美人ねぇさんがビールを注いでくれる。
 「どうもありがとう!」
 「い、いえ!」とねぇさんは恐縮。

 「群馬からクルマで来よるんよ」
 大将の息子が手伝いに来てる。東京で修行中らしい。彼に鬚自慢コンクール準優勝やらクルマのことを伝えるK氏。驚くムスコ。
 タネを切り揃えてから握り始める。オレの早食いと板前K氏の握りスピード勝負。大将も息子もふたりの速さに驚きと呆れ。

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 鯛から始まった握りを一通り食べた後「穴子の白焼き食いたいね!」とリクエスト。お品書きが壁に貼ってあった。
  梅肉とわさび、うまい。
 レモンと塩。
 「塩で食うと穴子の甘さが引き立つね!」
 「はい、塩はそうですよね!」
 混んできた。玉子焼きとわさびを入れたカンピョウ巻で終える。

 「うまかったァ~!」
 「ありがとうございます!」
 「お勘定して!」
 「はい!」
 9,720円。いつも6~7千円。穴子の分だろう。
 「Tちゃん(隣だった女性)によろしく言っといて。ぜひ再会したいって!」
 「あっ、よく名前憶えてますね。はい、言っときます!」
 「ごちそうさま!」
 「ありがとうございました!」
 おいしくて、スタッフ全員が気持ちの良い寿司屋だ。また来るぞ。

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 運動のため、中洲から歩いて渡辺通りのニューオータニまで帰る。ちょうど良い距離。
 おっ、フェラーリ458のオープンカー。カッコイイ。マサGT-Rの隣に駐まってる。でも白はジミ。品川ナンバー。フェラーリ458にありがちな三桁の数字。イマジネーション不足。
 南新*に出かける時、到着したらしく車庫入れをやっとのことでやっていた。あまり運転が上手じゃないらしい。
 フェラーリで東京から。とても疲れそうだ。故障や炎上の心配もある。よく福岡まで来たぜ。でもオレのように直行便とは限らない。大阪あたりで1泊したかも。
 並べてみると高いフェラーリより安いGT-Rの方がずっと良いじゃないか!
 そう思うのはワタシだけ???(2018.4.18)

博多を発つ朝は“ふくふく弁当”を食べるのが恒例!

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 ふくふく弁当。ホテル隣の百旬館の弁当。
 ご飯が冷え冷えでうまくないから助六寿司。もちろん揚げ物も。

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 じゃが芋ごろごろコロッケ、メンチカツ、白身魚フライ。
  おっ、メンチが熱々で美味しい。じゅわっと汁が出る。揚げたてとは嬉しい。
 冷えた他ふたつは普通。

 ソースをかけない。有料だからだ。揚げ物にソースは付き物。小さいパック1つくらい添付すべきだろう。握り鮨には醤油が必ず入ってる。
 それが15円もする。許せない。アソビに行けば80分で21,000円出してもヘイキなのに、この15円は高い。
 スジの通らないカネは1円たりとも出せないのだ。そこは曲げられない。
 一本スジの通った男、それがマサ!
 それともただのケチ?
 偏屈野郎?
 恐らく、自分で取るスタイルだから独りで10も20もかっぱらう奴がいるのだろう。ふざけた輩のために大勢が迷惑する。
 次回はブルドック中濃ソース小さいパックを群馬から持参しよう。どうしても15円を出す気になれない意固地なワタシ。

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 太巻きも稲荷もうまい。
 酢メシも具もあぶらげもしっかり味付け。

 腹八分目でちょうど良い。助六寿司+揚げ物3個。味も量も良い具合。(2017.10.21)

銀寿司、客のフレンドリーっぷりが素晴らしい! ~中洲~

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 最近は博多に来ると必ず寄る中洲の銀寿司。寿司もうまいが客のフレンドリーさに驚く店。いつも繁盛している。
 カウンター奥から2番目の席。一番奥には女性ひとり。「失礼します」と礼儀正しく着席。「はい」と返礼。
 「今回もクルマですか?」とオヤッさん。
 「はい」
 群馬から福岡までクルマでやって来る粋狂な男としてオレはこの店で定着している。

 すると隣の女性が話しかけてきた。色白美人だ。酒が強いらしくぐいぐい呑んでる。
 イベント会社経営の千夏さん。昔はバックパッカー。外国を歩き回っていたらしい。行動力ある女性だ。
 寿司は何も言わなくても“お任せ1貫ずつ”がどんどん出てくる。
 「今日はスピードが速いね!」
 「はい、マサさんに負けないよう一生懸命握りました!」
 寿司を食い、酒を呑み、千夏さんと楽しくお話。旧知の仲のようだ。
 嗚呼、福岡のヒトはなんてフレンドリーなんだろう。それともこの店の雰囲気が突出しているのか。
 もちろん髭自慢コンクール準優勝もジマン。
 「隣に座った時いい匂いがしました。ヒゲがサラサラで手触りが良い。きっと手入れがイイんでしょう」と好意的。
 「肌がキレイ!」と言いながらオレの頬を両手で包み込む。恋人のような仕草。会ったばかりの男に女性はなかなか取らない行動。
 経営者だから男の感覚も併せ持っているのだろうか。

 「今日も“試合”してきたんですか?」
 銀寿司の前は南新*がいつもの立ち回り先。女性に解らないよう試合と言ってくれた板前Kさん。気が利くぜ。
 「行って来たで。“試合会場”でビール呑んできた!」
 「そーですか」

 南*地でビール500cc、銀寿司でも500cc、芋焼酎(島美人)オンザロック2杯、千夏さんがご馳走してくれたハイボール1杯。
 かなりイイ気分。9,828円。
 好ましい甘さでおいしい島美人。群馬に帰っても呑んでみよう。

 千夏さんと歓談できてとっても楽しい夜。(2017.10.18)

銀寿司、うまい!カウンター隣席の人達と呑みに行く! ~中洲~

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 20時。ほぼ満席。カウンターに着席。キリンクラシックラガー。
 お通しはおきうと。久しぶりに食べた。爽やかで絶妙な味わい。群馬にない味。
 何も言わなくても板前K氏は“お任せ1貫ずつ握り”の準備を開始。
 握りが始まった。
 「うまい!酢メシの具合がイイね!」
 「ありがとうございます!」
 20貫くらい食べただろうか。
 「もう少しいきますか?巻物をしようと思うんですが・・・」
 「カンピョウ巻!」
 「わさび入れて?」
 「うん」
 ワサビ入りカンピョウ巻は、K氏が高玉時代にオレが注文すると「関東のヒトはよくワサビ入れてとおっしゃいます」と不思議がっていた。
 玉子焼き握りも。

 銀寿司はうまいし、板前もねぇさんもカンジ良いし、安いし、活気もあって雰囲気良好。いつも繁盛してる。
 その理由は上記事項だけでなく、“全面禁煙”だからだ。
 これは大きい。キレイな空気で飲食すればみんながシアワセな気分になれる。
 「禁煙にすれば客が減る!」と禁煙反対勢力はわめく。だがこの現実を凝視すれば、主張に正当性がないと解るだろう。
 “受動喫煙対策強化”を急ぐべきだ。政府は何をやっている!

 群馬から1,300kmを**時間で来たぜ!とジマンしていると、カウンター左隣のヒトから「おぉ、すごいですね!」と声が掛かった。
 同年齢とわかり、次々と話しかけてくれる。
 「会長!会長!」と専務と女性秘書に呼ばれている。

 VISAカードで会計し帰ろうとする。6,588円。
 「お帰りですか?呑みに行きませんか?」
 会長が誘ってくれる。
 「はい、行きましょう」
 「ラウンジみたいなところでイイですか?」
 「はい」

 ママを始め美女ホステスが5人も居る“バーラウンジB”。
 繁盛してとても楽しい店。会長や秘書との話も面白い。
 カラオケにも興じる。秘書とデュエット。ひとつひとつの動作にキレがある彼女。
 「美人ですね!」とママに言うと「九州の男はよう言わんとです(言い方うろ覚え)!」

 もう1店。割烹っぽい“つかさ”。
 呑みすぎ食べ過ぎでもう呑むことも食べることもできない。
 女性秘書との会話に没頭。すごく楽しい時間。

  博多の人達はフレンドリーだ。寿司屋で初めて会ったオレを午前1時過ぎまで楽しませてくれる。ご馳走してくれた。
 関東では起こりにくい風景。
 中洲の呑み屋の隆盛ぶりにも驚愕。きれいなネーチャンがわんさか居て客も多数。
 会長達のおかげで博多の夜を満喫した。ありがとう。(2017.7.19)

いちご煮と握り鮨、うまい!(勢登寿司/八食センター) ~八戸~

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 八戸の郷土料理“いちご煮”。ウニとアワビの潮汁。大好き。2,000円。
 握り鮨上。1,650円。

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 ウニとアワビ満開のいちご煮。流石なうまさ。でも塩が強い。
 後半はしょっぱさに慣れた。舌も慣れるとは驚いた。
 もう1ヵ月以上も日本各地を毎日食べ歩くとずいぶん塩加減に差があると気づく。一番は長野。昨日の秋田もややしょっぱい。
 塩摂取量で生活習慣病罹患率、特に脳卒中に影響があると言われる。

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 鮨。凛々しさに欠けるが悪くない。12貫もあってこの値段は安い。

 ビール1本なのに効いてきた。
 昨日361km(含む一般道)、一昨日266km(同)、今日299km。昨日4時間、今日3時間半。疲れたせいの酔いの回りだ。

 生ウニ瓶詰めを買った。1,000円。毛ガニを買って部屋で食おうとしたがとても食えない。中止。(2015.5.23)

魚そう本店、前回ほどの感激なし!(鮨屋) ~甲府~

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 8カ月ぶりの魚そう本店。あの時はうまさに感激した。創業明治30年の老舗。
 13時過ぎ。先客は1組2人。満席かと懸念したが予想外の少なさ。
 テーブル席に着く。ここはカウンターでお好みを食うタイプの店ではない。
 「並握りと穴子寿司ください」
 「穴子も1人前でいいんですか?」
 「はい」
 この店の握りはでかい。でっかい2人前をペロリと食べて健啖っぷりを見せてやるぜ。楽勝ムードが漂っていた。

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 まずは握り。でかい握りだから半分に切ってある。
 「おやっ!」
 鮨たちの配置が前回と違う。この盛りつけは良くない。切ったヤツを離してあっちコッチに置いている。分身と別れて海老もイカもサバもマグロも淋しそうだ。腑に落ちない表情をしている。

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 これが前回(2016年9月)の風景。切っても位置を変えずそのまま盛りつけてある。こっちが好き。

 食べる。
 「・・・」
 味の強い酢メシは前回同様おいしい。でも瑞々しさがない。凛々しくない酢メシ。どうしたことか?

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 握りを半分ほど食べたら穴子登場。
 「握り、うまいですね!」
 「ありがとうございます!」
 無表情だったねぇさんがステキな笑顔に豹変。さっきとは別人のよう。やはりコミュニケーションは大事だ。客も店のヒトも良い気分になれる。
 「握り、美味しいって!」と板前に伝える。
 「あ~よかった!」となぜかホッとした様子の板前。オレが文句野郎か気難しい男に見えたのだろうか?

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 穴子寿司もでっかく握ってふたつにカット。かなり色白。独特な煮方なのだろう。白醤油?
 食べる。
 「・・・」
 柔らかく上手に煮てある。薄めの味付け。でもちゃんと穴子の味わい。
 塗ってあるモノは濃厚なツメではない。ツユと言いたくなるくらい薄いタレ。
 ビールや日本酒のツマミとして食うにはいいが握り鮨には適さない煮穴子だ。

 あれっ、かなりハラ一杯。
 もう少し食べよう。さらに少し。もうダメだ。胃から食道から喉にまで鮨が詰まってるカンジ。これ以上食ったら粗相をしそう。
 包んでもらう。パック代10円。ラップならタダらしい。会計は2,360円。
 穴子ふたつと伊達巻きを持ち帰る。
 申し訳ないが中央道のPAで棄てた。ゴメンネお鮨ちゃん。店に残して去るのは忍びなかった。自分の手で成敗したかった。

 甲府富士屋ホテルは朝食付きパック。昼飯が食えるよう7時に目覚ましをかけて食べた。その後昼寝(朝寝?)。
 夕べ呑みすぎたんだから朝メシは抜くべきだった。そうすれば鮨を残すなんて前代未聞の恥ずかしい真似をしなくて済んだのに。つい食い意地が張って食べてしまった。
 うまさの凋落も、あまりハラが減ってないせいに違いない。
 あんなに感激した前回の魚そう本店。
 もう一度食べてみる必要がある。
 今度はもちろん空きっ腹でだ。(2017.5.12)

清水家の稲荷と太巻き、うまい!ややしょっぱい! ~甲府~

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 裏春*のあと清水家。創業明治42年。14時。先客は持ち帰り待ちひとり。
 稲荷寿司の大きさを訊いてみた。女将がパック詰めを見せてくれる。小さい。
 「稲荷10個といなか巻き1本ください!」
 「そんなに召し上がれますか???」
 無理よ!って顔。
 「ハラ減ってるからいっぱい食べたいんですよ」
 オレはニコニコ応える。

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 すぐにいなか巻き(太巻き)が来た。
 「稲荷、すぐ持ってきますからね」
 さぁ食うぞ。がぶり。
 「うまい!」
 酢メシがステキ。甘さ抑えめな酢がキリリと効いてる。好きな味。じゅわっと高野豆腐っぽい味がイケる。良い海苔。

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 「稲荷です。量がありますよ」
 「いなか巻き、酢が効いててうまいですね!」
 「ありがとうございます。中に10種類も入ってるんですよ。みんな手造りです」
 お喋り好きの女将は喜々として話し出す。他の店はこうしないけどウチは昔から全て手造りで、卵はあたしが焼いて・・・!
 「食べきれなかったらお包みしますので言ってください」
 きっと食べきれないだろう、って表情。
 「はい」
 自信があるが控えめに応える。“仕上げを御覧じろ”だ。

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 稲荷をガブリ。
 「うまい!」
 あぶらげが煮汁を多く含んでじゅわっとしてる。甘くてうまいがしょっぱい。醤油が多すぎる。
 酢メシに何か混ざってる。かたいモノが歯に当たる。何かの実か?京都“いづ重”の稲荷にもこんなモノが入っていた。あれは麻の種。酢メシだけが好みだ。
 あぶらげの味が濃すぎて酢メシの印象はない。

 「煮汁が多めで良いですね」
 「ありがとうございます!今四代目なんですが、昔は稲荷が出たんですが今はいなか巻きが人気があるんです」
 「ほぅ」
 「中に9種類も入ってるんですよ!」
 おやっ、さっきは10種類だったが1種類減った。ご愛敬だ。

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 このくらい簡単に食べ終わる。
 「もう食べちゃいました!」
 可愛く言ってみた。
 「すごい!若いね!健康だっ!」
 驚愕の女将。心底驚き、健啖っぷりを称えている。
 「隣で遊んできたから」
 「あはは!それじゃお腹減るもんね!あはは!」
 今度は大笑い。楽しいヒトだ。

 ハラ一杯じゃない。まだ食いたい。
 「細巻きください」
 「あ~細巻きね。細巻きないんだよ」
 「あっそう。じゃあと何がいいかな?」
 「そーねー、同じモノになっちゃうよ」
 「じゃ、今度来た時に」

 1,340円。
 「またおいでください!」
 「美味しかったからまた来ます!」
  もうちょっと揚げが甘ければサイコ~なんだが。もう1回は来る価値がある。

 もっと甘いマサ稲荷寿司を作りたい衝動が駆け抜けた。近日中にやるぞ。(2017.5.11)

再びの銀寿司、再度うまい! ~中洲~

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 Yちゃん → 銀寿司、は前回同様。インプットされた行動。既定路線だ。
 看板と暖簾を激写。福岡なのに江戸前とはこれ如何に!
 “玄界前”の方が地元に誇りを持って良いと思う。
 「あ~いらっしゃい!」
 「Kさんの寿司がうまいからまた来たよ!」
 「ありがとうございます!」
 キリンクラシックラガーを呑む。
 「お任せで1貫ずつ握ってください!」
 鮨屋に行くと必ず吐くセリフ。

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 「オレが食べるの速いからみんな用意したんだ!」
 「はい、もうイッキにいこうと思いまして!」
 「わっはっはっ!」
 「すぐ食べてくれるんで嬉しいですよぉ。ず~っと置きっぱなしの人もいますから」
 「乾いて美味しくなくなるよね~」
 「はい!」
 真鯛から始まる。前回と同じ。
 「うまい!」
 「ありがとうございます!」
 酢メシも良いカンジ。どんなにタネが良くても酢メシがダメだと不味い鮨になる。握り鮨とはそういうもんだ。
 あとは中とろ、カンパチ、イカ、コハダ、〆サバ、車海老、赤貝、トリ貝、たこ、ホンヨコ、ホタテ、ウニ、イクラ、穴子、たくあん入り鉄火巻き、玉子、鉄砲巻き。
  20貫弱。ちょうど良いハラ具合。

 鮨の合間に馬鹿話。前回右隣にいた人がまた今回も。同じ黒い服。
 マサ与太話で場が盛り上がる。
 「また来るぜ!」
 格好つけて言いつつ店を後にする。7,020円。
 「ありがとうございました!」を背に受けながら意気揚々とひきあげる。(2017.3.13)

銀寿司、うまい!楽しい!(中洲) ~福岡~

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 昨日に続く*新地New店。初顔合わせのベテランYさん。
 伝説の熊本ブル**ャトー設立メンバー5人のひとり。テクニックも接客もサイコ~。大いに感激。カラダもココロも良いキモチ。
 「別府から戻ったらまた来るぜ!」と約束。
 「うふふ」と半信半疑。

 堪能後に中洲銀寿司。高玉大丸店で以前オレにカウンターでどんどん握ってくれたKさんが今いる店。高玉の板前に訊いて訪れる。5年ぶりだ。
 「こんちは!」
 「・・・あ~お久しぶりです!ヒゲがすごいんで最初はわからなかったです!」
 「太った?」
 「はい、太りました」
 「オレも最初、あれぇ~この人だろうけどアレッと思ったよ!」
 失礼します!とカウンター常連の間に入る。気さくに話しかけてくれる人達。関東ではあまり遭遇しない雰囲気。九州はフレンドリーだ。
 「知り合い?」と常連がKさんに訊く。
 「前の店に来てくれてた人です。群馬からクルマで来るんですよ~」
 おぉ、オレのことをよく憶えていてくれた。
 本日のファッションはヒョウ柄ブルゾンと赤ボルサリーノ。
 「芸能人みたいですね!」と左隣の常連。彼も黒ソフト帽。
 「俺のもボルサリーノやけど、それは先が良い具合に下がってカッコイイですね!」
 「直営店に行って蒸気でやってもらったらキレイに決まりますよ」
 「あ~、俺は違う所で買ったから・・・」と表情を曇らす常連。

 懐かしい挨拶が終わると、キリンクラシックラガーを注文し「お任せで1貫ずつ握ってください!」と常套句。
  まずは真鯛。それから中とろ、カンパチ、トリ貝、ホタテ、赤貝、車海老、コハダ、生サバ、イカ、軍艦巻じゃない握りのウニ、イクラ、穴子・・・たくあん入り鉄火巻。
 「うまい!」
 酢メシもやや濃いめでイケる。
 「食べっぷり、前と変わらなくて嬉しいです!」
 途中、博多名物の白魚躍り食い。酢味噌?きょろきょろ活発に動いている。
 スズキ目ハゼ科のシロウオだ。キュウリウオ目シラウオ科とは別の魚。シラウオは捕るとすぐ死ぬため躍り食いは出来ない。
 「ここ2週間くらいの限られたモノです!」
 「おぉ~、写真撮らなきゃね!」と、第1貫目と白魚だけを許可を得て撮影。
 つるっと口に含み、噛む。こんなに小っちゃい魚なのに烈しい歯応え。活きてるってことは主張するってことなんだ。活きた白魚を一瞬にして命を絶ち胃袋に送る。
 美食家マサに食われるんだから成仏できるぜ!と自分勝手に解釈。

 GT-R超弩級ジマン、長距離ドライブスタミナ無尽蔵じまん、南新*モテモテ自慢・・・を披露。
 「すごい!」と感心しながら常連達は帰ってゆく。ジマンを聴きすぎて毒気に当てられたのだろうか?
 後からまた客は来る。繁盛してる。
 カウンターでパッパッと寿司をつまんだり、しこたま呑んだり、連れと楽しく談笑したり・・・福岡の人達は楽しむ術を知ってるカンジ。良い土地柄だねぇ~。
 快適環境に寄与しているのがカウンター席禁煙。
 「禁煙が嬉しいねぇ~!」
 「はい、空気が悪いのは良くないですよね」
 「うん、繊細な寿司が台無しになっちゃうね!」
 おいしくて、楽しくて、良い鮨屋だ。6,480円。
 「今後訪福した時は必ず寄るで!」
 「はい!よろしくお願いします!」

 よか鮨屋。行きつけの店がひとつ増えた。
 今回のGT-R遠征は充実してる。アソビも食事も。まだ3日目なのにもう10日間も楽しんだ錯覚に陥る。嬉しい錯覚。(2017.3.7)

寿し処天狗、安くてうまい! ~新潟~

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 新潟の鮨屋は何軒も行った。お気に入りは丸伊。最近、港すしも好きだ。
 今日は両店とも予約でいっぱい。新潟の鮨屋でこんなこと初めて。天変地異の前触れか?
 天狗に行こう。安くてうまい店として知られる。前回(数年前)は酢メシの味がイマイチだった。

 「お任せで1貫ずつ握ってください」
 鮨屋のカウンターでお決まりのセリフ。よく冷えたキリンラガーをぐいっとやる。
 「はい」
 白身が2貫。説明はない。
 「うまい!酢メシの加減がいいですね」
 「えっ?」
 「酢飯がうまいですね」
 「えっ?」
 「シャリが美味しい!」
 「あーありがとうございます」
 評論家の寺島実郎に似た怖い顔がほころんだ。
 タネは切ってなく、その都度ゆっくり切ってはゆっくり握る。
 じれったい。右足が貧乏揺すりを始める。すると出る。

 握りはでかい。タネの切りつけも大きい。
 もういいかなぁ~って頃にちょうど玉子が出た。渡りに船だ。
 「最後に鉄砲巻と甘えびの味噌汁」
 「はい」
 鉄砲巻とは、カンピョウ巻にわさびを入れたヤツ。オレがいつも最後に食うもの。
 甘えびの甘みがよ~く出てる味噌汁。160円は安い。
 結局、24貫とビール2本1リットルで7,010円。
 「よく食べましたね。みんな違うタネですよ!」
 健啖ぶりに感心し、タネの多さを誇る寺島実郎。
 どんどん出れば50貫は食うオレ。本来の実力の半分以下だ。わずか30分。カウンターではどこの店でもたいてい30分。店にとっちゃお誂え向きの客だ。
 ぐずぐず食うのは好きじゃない。スパッとやるのがマサスタイルなのだ。

 うまかった。
 ビールやお茶を出すねぇさんもかなり年増だがイイ女。(2015.5.20)

総本家めはりやの“めはり寿司”、イケる!が・・・ ~和歌山店~

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 和歌山名物めはり寿司。大きな寿司を目も口も見張って食べるからめはり寿司というらしい。
 豚汁付きめはり定食と瓶ビールを注文。
 「今ならビールを注文すると串カツがサービスなんですよ~」
 「あ、そうですか」
 予想外のサービスだ。
 初めはり寿司だから真っ新な舌で味わいたい。油にまみれた舌では感じ方が狂ってしまう。でも揚げ物は大好き。ありがたく頂戴しよう。

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 おぉ、可愛い串カツ登場。こんな小っちゃい揚げ台もあるんだ。部屋のアクセサリーに欲しい。
 「うまい!」
 じゅわっと肉汁溢れる串カツ。

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 定食はめはり寿司4個、めざし3尾、とろろ芋、豚汁。
 まずは豚汁。うまい。にんにくが効いている。初めての味。今度家でもおろしニンニクを載せてみよう。豚汁に玉葱はミスマッチ。
 とろろもめざしも普通の味。

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 いよいよめはり寿司。

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 「うまい!」
 ガブリとやったら包んである高菜漬けがみんなハゲた。
 うまいが寿司じゃない。普通の温かいご飯をくるんだおにぎりだ。醤油が効いて嬉しい味。
 酢メシじゃないのになぜ寿司を名乗るんだろう。おにぎりより寿司の方が特別感があるからか。ふしぎだ。

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 3個目にして高菜がハゲずきれいに囓れた。嗚呼~醤油の味が何とも良いカンジ。ご飯と高菜漬けだけなのに絶妙な味わいだ。
 きっとご飯のかたさや温度や、高菜漬けの塩加減や醤油の量や、ピンッと張った包み方がドンピシャなのだろう。
 あっ、和歌山は醤油で有名だ。むか~し、阪和道SAで買った憶えがある。おいしかったと微かに記憶している。
 疑問が湧く。
 めはり寿司の相棒に、メザシとトロロと豚汁はベストなんだろうか?とてもそうは思えない。
 根菜煮物となめこ汁が良い気がする。

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 箸入れとおしぼり入れが唐草模様でステキ。
 定食と串カツとビール。ちょうど良くハラ一杯。
 マンゾクはしたがこの材料で1,400円は高い。だって高菜だけじゃないか。ビール合計1,990円。
 「めはり寿司、醤油が効いておいしかったです!」
 にこやかに言う。
 「ありがとうございます」
 普通の表情で応える中年女性店員。
 カードを出す。
 「あ~昼はカードが使えないんですよ~」
 さも当然のように言う。
 「あそう」
 カンジ悪い店だ。カードOKって書いてあるじゃないか。
 恥をかかせやがって。一旦出したモノを仕舞うバツの悪さ。行為を拒絶されたムカつき。にこやかに褒めるんじゃなかった。

 めはり寿司がうまいから再訪アリだ!との思いは、一転ビミョーになった。(2016.11.10)

魚そう本店、うまい!濃いめの酢メシ!オレのタイプ!(寿司屋) ~甲府~

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 創業明治30年。オレの好きな老舗。
 昔ながらのでかい握りを標榜する。江戸時代に屋台で食う握り鮨はとてもデカかった。当時の絵を見ると本当に大きい。

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 裏春日で馴染みと60分を堪能。魚そう本店は歩いてすぐだ。
 16:40。先客はお爺さんひとり。刺身を取ってビールを良いカンジに呑んでいる。
 レトロな広い店内。清潔感がある。カウンターは短い。申し訳程度。お好みで食うスタイルの店ではない。

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 「黒ビールと並1人前!」
 並握りが当店一番人気!と書いてある。
 「はい!」
 優しそうな年配女性店員。女将?

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 黒ビールのツマミに出た煮イカのゲソ。ほとんど食べてからの画像。
 甘辛加減最適タレがかかってすごくうまい。ちょっとしたツマミにも手を抜かない。
 これを食った時、きっと寿司はうまい!と確信した。

 この時間なのに電話や来店で持ち帰りする客がひっきりなしだ。大量に買ってゆく。かなり常連が居るようだ。
 カウンターは持ち帰り品を包む作業台と化している。

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 来た。でかい。
 「大きいですね!写真撮っていいですか?」
 「どうぞ。この角度で大丈夫ですか?」
 「はい」
 激写のち、よく見る。でかいから半分に切ってある。驚きの風景。こんな握り初めて。
 煮切りより濃いタレが塗ってある。甘みが強いのか?しょっぱめか?早く舌に触れさせたい。

 まずは手前のマグロから。
 「うまい!」
 酢メシが濃い。とても濃い。かなり酸っぱい。オレのタイプだ。爽やか系マグロ赤身は強い酢メシと蜜月関係。
 煮イカもイケる。昔からある仕事だ。浅草の弁天山美家古寿司以来2年半ぶりの煮イカ。
 タレが甘くて良いカンジ。ツメほど濃くはない。
 〆サバは引き締まらない味。
 エビは控えめだ。

 白眉は酢メシ。 
  江戸前鮨の雄“日本橋吉野鮨本店”のキリリとかたく凛々しくオトコマエでベッピンなのとは違う。
 色白でちょっと太めな乳が大きい面倒見の良いゆったりした女のよう。ふくよかな酢メシ。
 鉄火巻もカンピョウ巻も平凡。鉄火巻にも甘いタレを付けるべきだ。
 鉄火巻は立てて切り口を見せ、カンピョウ巻は横たえる。基本に忠実な好ましい盛り付け。
 具が真ん中に見事に納まった伊達巻は立派。

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 心温まるステキで嬉しい寿司。
 自他共に認める“鮨通”のオレが初めて出逢った。マサ鮨遍歴の新境地を切り開く逸品。
 歴史ある“魚そう本店”。昔のスタイルを頑なに(自然に?)貫く店。この先いつまでも続いて欲しい。
 この寿司を食うためだけに群馬からコペンを飛ばしてもいいと思えた。GT-R参戦もあり得る。
 一人前でもかなりハラ一杯。1貫で吉野鮨3~4貫分。
 すばらしい寿司屋を発掘したぞ。ネットで調べて数軒出たうちのひとつ。
 客は年配者ばかり。ぐいっと酸っぱい寿司。若人にはウケないのだろうか。
 これより酸っぱいのは元禄15年創業の神田小川町“笹巻けぬきすし総本店”だけだ。
 博多の“金六寿司”も良いカンジ。

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 「すごく美味しかったから土産を2人前!」
 「ありがとうございます。同じように切りますか?」
 「はい、切ってタレも付けてください!」

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 Kちゃんとスナックママに土産。この店特有(甲府または山梨ならでは?)のタレを外すワケにはいかない。
 今日も談露館泊。呑んで歌って深夜まで楽しむつもりだ。

 「酢メシが濃いめでうまいですね!」
 「夏ですから酸っぱいのが美味しいですよね」
 寿司3人前と黒ビールで3,460円は安い。
 「うまかったですっ!」
 帰りに、握ったヒトにも心を込めて感想を述べる。
 「ありがとうございますっ!!!」
 元気のいい返答。清々しい気分で店を後にする。
 大好きになったぜ“魚そう本店”。再訪必至。

 「握り鮨のうまさは酢メシに因るところ7割!」と言われる。
 だから海で捕れたばかりの魚じゃなくても問題ない。海なし県でも遜色ないのだ。
 ヒラメなどの白身は死後硬直のコリコリより、氷の冷蔵庫で8時間寝かせた方が旨味成分イノシン酸がまわってぐんっと美味しくなる。
 超新鮮 = サイコ~!とはならない。

 総務省の統計によると、人口当たりの寿司店舗数が日本一の山梨県。
 ナンバーワンは伊達じゃなかった。(2016.9.1)

珠玉の金六寿司!酢メシ、カンピョウ、椎茸、あぶらげ、玉子焼きの織りなす芸術!

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 寿司の主役は酢メシだ!と思い知らされる珠玉の金六寿司。
 値の張るナマ魚はない。カンピョウ、椎茸、あぶらげ、玉子焼きと酢メシが織りなす芸術。これぞ“The寿司”だ。
 きゅんと酸っぱい酢メシ。これが寿司(鮨)のうまさを決定づける。冷や飯のようなボケた酢メシではダメなのだ。

 東京を始め全国各地の寿司を食べた。福岡の金六寿司は並み居る強豪をモノともせず3本の指または4本、あるいは5本の指に入る。
 それほど惚れている。
 京都“いづう”も大好きで2本の指に入っていたが、「ペットボトルのお茶が急須で淹れたよりうまい!」などという馬鹿げたCMに出てるのを見て、圏外に転落した。もういづうは絶対食わない。
 「博多に来ると金六をどうしても食べたいんですよ!」
 「まぁ~いつもありがとうございます!」

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 酢メシをピュアに味わうならバラちらしだ。奈良漬けが良いアクセント。
 太巻きもイイねぇ。海苔が加わってまた異なる味わい。
 甘~く煮たあぶらげを擁する稲荷。あぶらげのうまさが大きく主張し、酢メシの持ち味はやや弱まる。
 3種三様のすばらしさ。

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 もし福岡に住んでいたら毎日でも食いたい。
 嗚呼~金六寿司。(2016.7.12)

寿司岩でお好み握り、悪くはない! ~新潟三越店~

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 昨日は寿司の嫌いなTちゃんと肉を食った。今日はひとりで待望の寿司だ。
 よく行く丸伊や港や富寿しや天狗でなく寿司岩。以前1人前を食べて悪くなかった。カウンターはどうか?と密かに考えていた。あの時は素朴な可愛い色白巨乳ねぇさんが居た。
 11:03。客は誰もいない。店のヒトも皆無。カウンター前に30秒立ち尽くす。アタマに来た。帰るぞ!と思った時、板前出現。
 「あっ!」
 などと驚愕してる。ダチョウ倶楽部の寺門ジモンみたいで面白い顔。驚き方が切羽詰まってて可愛げがある。帰るのは止そう。
 L字型カウンターの短い方に着座。キリン生ビールを注文。あっ、懐かしい素朴色白巨乳ねぇさんが辞めずにいた。今日も色が白い。
 ぐいっと呑む。うまい。
 「お任せで1貫ずつ握ってください」といつものセリフ。
 ガタガタと騒音を立てて粗雑に準備。静寂。視線を感じる。見る。
 「何から握りますか?」
 「お任せで!」
 「あっ、お任せで。何貫くらいいきますか?」
 「20貫くらい」
 「に、にじゅっかんですか!」
 一瞬顔が引き攣る。
 「はい」
 20貫なんて大したことない。オレは興が乗れば50貫はイク。

 「スズキとカンパチです」
 「写真1枚だけ撮ります」
 「どうぞ」
 醤油をちょっと付けてパッと食べる。
 おっ、酢メシが人肌。合わせ酢の効き具合もイイ。
 「酢メシが良い具合ですね」
 「ありがとうございます!」
 1貫じゃなく一度に2貫出すスタイル。
  南蛮えび、マグロ赤身、紋甲烏賊、カニ、〆サバ、ホタテ、バイ貝、ウニ、イクラ・・・。
 大とろ、中とろ、赤貝、穴子は2貫ずつ出しやがった。「1貫ずつ」と明言したのに。
 酢メシはうまいがタネは感心しない。
 脂強すぎ大とろ、旨味のない赤貝、かたく煮ちゃって穴子とは思えない穴子、匂いの悪いカニ、〆過ぎな〆サバ、甘みのないホタテとバイ貝。イカはコリッとうまい。
 追加でアサリ軍艦巻。味が抜けてる。
 最後にわさび入りカンピョウ巻。わさびが少ない。粉わさび。

 GT-Rジマン。良好な反応。
 「鮨が好きで新潟では丸伊、港、よしのは何度か行きましたよ」
 「あっ、良い所ですね」
 それらの鮨屋に引け目を感じてる様子。たとえデパート店でも「ウチの鮨がイチバンだ!」って気概でやって欲しい。その気持ちは客に伝わるものだ。
  7,079円。ビール2杯。妥当な勘定。

 「うまい!」と叫ぶことは出来ない。数年後には思い出して来るかもしれない。その時まで色白巨乳ねぇさんは在籍しているだろうか?(2016.5.19)

高芳の“ますの寿司”、サイコ~! ~富山~

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 富山といったらますの寿司。市内には十数軒あり味を競う。
 “青山”がうまかった。どこでも目にするのが“源”だ。一番好きなのは“高芳”。
 オートメーション大量生産の源に対し、高芳はすべて手作業。泣かせるぜ。
 入店。博多のJちゃんっぽい若い女。
 「ひとつください」
 「一重ですね?」
 一重と二重がある。わざわざ二重と言わなければ一重に決まっている。余分な確認は不要だ。
 1,400円。どんどん高くなる。以前は千円だった。それが1,100円になり1,200円になってもう1,400円。
 2千円の日も近い。いくらうまくても2千円じゃ買わない。

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 圧しの竹を外し、熊笹を開く。
 「あっ、鱒がない!」
 初めてのヒトはメシだけで鱒を忘れたかと愕然とするらしい。
 高芳は鱒を下に敷いてある。ひっくり返せばちゃ~んとピンクだ。

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 添付のプラスチックナイフで切る。喰らう。
 「うまい!!!」
 酢加減絶妙なもっちり富山コシヒカリ。
 強めの塩加減が脂の乗った鱒をうまく手なずけた。
 香る熊笹。この香りがますの寿司を芸術の域にまで高める。

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 あっという間に食べ終わる。もの凄くうまかった。

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 機会があれば数日富山に滞在し、市内のますの寿司屋すべてを席巻したい。
 第一ホテル以外に泊まって・・・。(2015.5.19)

千取寿し、うまいが感激はしない! ~金沢~

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 千取寿し。
 第3世代カマロで20数年前にやってきた。オヤッさんが握る。感激のうまさ。
 その後もう一度。弟子。イマイチだった。

 16時。
 「予約した青木です」
 今日も弟子。組合の会合でオヤッさんは留守らしい。
 キリンビールを呑む。
 「何かお切りしましょうか?」

 せっかく鮨屋に来ているのに刺身を食うつもりはない。鮨屋に来た意味がない。
 カウンターで酒を浴びながら刺身を食うオヤジに遭遇することがある。鮨を食わないなら板前割烹でも居酒屋にでも行ってくれ。カウンターに長居したら邪魔だ。鮨を食いたいヒトが着席できないじゃないか。
 また、鮨を握らせても連れとお喋りしてなかなか食わない奴がいる。握り鮨は付け台に置かれた瞬間から1秒ごとに乾いて味は落ちてゆく。
 喋ってる場合ではない。

 「お任せで1貫ずつ握ってください」
 カウンターに座ると必ずこのセリフ。もう何十年も言っている。テープレコーダーを流すべきか?

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 「アラです」
 「写真1枚だけ撮ります」
 「どうぞ何枚でも」
 そうはいかない。鮨屋のカウンターは作り手と食べ手の真剣勝負。
 いちいちカシャカシャしてリズムが狂ったらうまい鮨は味わえない。

 アラから始まり、日本一周ジマンとGT-Rジマンを経て、わさびを入れたカンピョウ巻で終える。
 独特な甘みのガス海老がイケる。
 大とろはとろ~り甘い。
 端を焦がした鰻、塩で食べる真鯛、ねっとり甘い赤イカ・・・。
 歯触り、甘み、歯応え、香り・・・1貫1貫感想を述べる。
 はい、そうですね、脂が乗ってますね、コリコリしてますね・・・と、ちゃんと反応する。 酢メシもうまい。やや甘み不足、やや柔らかい。

 本日は初回と2回目の中間くらい。感激のうまさではない。
 「何貫食べたろう?」
 「数えましょうか?・・・24貫です」
 紙に書いたのを数えやがった。鮨屋なら自分で供したモノはすべて記憶してると思っていた。
 14,040円。この味で1貫500円は高い。300円でじゅうぶんだ。
 今日から3日間、北陸鮨三部作。
 金沢「千取寿し」富山「寿司栄」新潟「丸伊」だ。明日や明後日の方がイケる気がする。
 千取は3度だが、寿司栄も丸伊も何度も何度も食べている。
 今日が一番高級鮨屋だ。だが初っ端だから“露払い”と位置づけよう。(2015.5.18)

万代寿し、まずい!酢メシの味が全然しない! ~新潟~

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 オークラ新潟のバーテンダーが「うまい!」と推薦してくれた寿司屋。
 「店構えは汚くて入るのが躊躇われるんですが、おいしいです!」
 まずは1人前食べてうまかったら追加でどんどん喰らおう。
 「いらっしゃいませ!」
 「こんにちは。表に出てた昼の生寿司握り・・・」
 「握りがよろしいですか?」
 「大と中ってあるんですか?」
 「はい、握りの大きさですね」
 「じゃ普通のを」
 握り鮨のでかいのほど不味いモノはない。キリリと引き締まった適度な大きさに限る。

 出た。これでも大きい。繊細さを感じない。食う。
 「???」
 なんじゃコリャ~!
 酢メシの味が全然しない。冷や飯に刺身を載っけただけ。こんなの寿司と言えない。タネは水っぽい。
  食べてうまかったら「オークラのバーテンダーにうまいって言われて来ました!」と告白しようとした。
 白状しなくてよかった。こんな鮨らしくない寿司は久しぶりだ。
 たった7貫と鯛のあら汁。これで950円。どこが昼のサービスなのか?

 ヒトの味覚はさまざまだ!と大いに痛感。(2016.3.24)

富寿し、うまい!安い! ~新潟駅前店~

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 2週間前に行ったのはオークラ新潟の富寿し膳。悪くはないけど予想外に高かった。
 シティホテル店より安いと思われる駅前店。中休みはなく通し営業が嬉しい。時間に急かされずに済む。本日はココ。
 群馬から友人Yとふたりで赴く。もちろん鮨の前は昭**道だ。
 最大級の寒波襲来で関越自動車道は通行止め。30cm降った新潟市内も渋滞が懸念される。上越新幹線に乗る。

 「いらっしゃいませ!」
 「こんにちは。ふたり、カウンターで」
 オレはサッポロビール、友人はお茶。
 「お任せで1貫ずつ握ってください」
 「かしこまりました」

 第1貫目は酢メシが弱い。ただの冷や飯みたい。
 3貫目からぐいっと味が向上。オークラ店でもそうだった。この味わいの変化は不思議だ。
 酢メシに対しタネが長すぎる。バランスを失している。これではサカナの味が強くなり肝心な酢メシの存在が弱まる。長いから食べにくい。
 メバル、ヤリイカ、ノドグロ、ヒラメ、ヒラメのエンガワ、中とろ、バイ貝、赤貝、トリ貝、青柳、松カレイ、真鯛、ぼたん海老、南蛮えび2、コハダ2、生サバ(生姜)、生サバ(わさび)、寒ぶり、寒ぶり腹、ウニ、某白身炙り、なんとかメバル、鉄砲(わさび入りカンピョウ巻)、玉子焼き・・・あと2つが思い出せない。
 ひとり28貫、ふたりで56貫。

 「2週間前にオークラの“膳”がうまかったので今日はこちらに来ました」
 「ウチも負けてないですよ!安いです!」
 同経営。ライバル意識は互いを向上させる。
 ホントに安い。2万~2万5千円かな?と思ったらふたりで15,012円。
 歯触り、歯応え、甘み、脂、舌触り、旨味、香り・・・様々に言及。
 「うまい!」
 「ありがとうございます!」
 ニコニコ応えるA氏。爽やか板前だ。30歳くらい。
 「指の動きが軽やかだね!握りの形がきれいだ!」
 照れたように笑顔。清潔感がある。

 だがオレたち専属でないため、何度も滞る。
 「結構大食いだからどんどん出してください!」
 最初に宣言したが連続して供されない。間が空くとハラが一杯になっちゃうぞ。
 「どんどん出せば売上げが上がるのにな!」
 友人に嘆く。
 「どんどんイキましょう~!」
 何度か促す。だがスピードはのろい。

 「すきやばし次郎は有名だけど棄てジャリするんだよ。穴子の棄てジャリでヒラメ握ったら味が乱れちゃうね!」
 「あ~棄てシャリはイヤだってお客さんいらっしゃいますね・・・」
 棄てジャリの愚かさを糾弾する“正義漢マサ”。
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 ホールのねぇちゃん達も若くて可愛くカンジ良い。
 この店、気に入った。また来るぜ。
 そう心に決めつつ、新幹線車窓に展開する“夥しい精子の群”と見紛う消雪スプリンクラーの発する流れる水滴を眺めながら、新潟を後にする。
 Y氏とふたり、良い旅だった。
 単独行を好むオレだが、たまにはこれもイイもんだ。(2016.1.25)

富寿し膳、悪くはないが予想より高い! ~オークラ新潟~

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 13:40。カウンターに着席。
 客はテーブルに4人、カウンターふたり。
 カウンター客は味噌汁付きのお決まり1人前を平気なツラで食っている。しかも、板前の動作にコソコソとふたりで感想まで述べている。
 なんたる狼藉。カウンターとは、板前と鮨について語りながらお好み握りを次から次へと味わう特別な場所だ。
 サービスメニューはテーブルで食ってくれ。あとからちゃんとした客が来て席がなかったらどうするんだ。
 いい歳してそんな事すら解らないのか!情けない初老夫婦(?)だ。

  「ビールください。キリンありますか?」
 黒い制服ねぇさんに訊く。あっちこっちに確認した挙げ句、答える。
 「ナマはサッポロですが小瓶ならキリンラガーがあります」
 「ラガーを」
 ビールを呑む。うまい。
 「お任せで1貫ずつ握ってください」
 「はい、かしこまりました」

 まずは白身。正当派だ。
 「イシナギです」
 「はい。写真1枚だけ撮ります」
 「どうぞ」
 鮨屋のカウンターで1貫1貫すべての鮨を撮影するバカがいる。
 鮨は握り手と食べ手のリズムが肝心。毎度毎度カシャカシャやっていたらタイミングが狂ってうまい鮨も不味くなってしまう。
 「うまい!歯触りがイイですね」
 「ありがとうございます」
 酢メシは弱い。
 ノドグロ、寒ぶり腹。
 おっ、3貫目から酢メシが絶好調。
 トリ貝、アジ、コハダ、〆サバ、馬づらハギ肝載せ、本マグロ赤身、中とろ、大とろ炙り、真鱈の白子、ぼたん海老、南蛮えび、白バイ貝、ウニ、イクラ、穴子。
 出たモノはみんな憶えている。好きな食い物に関しては記憶力抜群だ。
 最後に鉄砲(わさび入りカンピョウ巻)と玉子焼きをリクエスト。総勢21貫。
 米山鮨健のように“超高速握りvsハイスピード喰らい”勝負では50貫はいくオレ。
 その都度切りつけてから握るゆっくり仕様のこの店。たった21貫でもハラがちょうど良い。

 「ノドグロ、旨味が強いですねぇ」
 「ぶり腹、脂がわっと来ますね」
 「ボタン海老、ぎょろっとうまい」
 「南蛮の方が甘いね」
 「馬づらハギ、肝が効いてますね」
 「ちょっと渋みある赤身、うまい。ヘモグロビンの味わいかな」
 「中とろ、脂がすごい」
 「大とろ炙り、すごい脂」
 「カンピョウの味付けイイね」
  味わいの感想を述べていたら名刺をくれた。
 「店長さんですか」
 「は、はい」

 すきやばし次郎、弁天山美家古寿司、日本橋吉野鮨本店、長崎とら寿司、新潟丸伊、港、天狗、よしの、米山鮨健・・・で食べた鮨の感想を述べる。
 「あ~!そこまで行ってますか!」
 東京の老舗を始めとするオレの鮨屋遍歴に驚いたようだ。
 “白身25種類”鮨健は鮨屋稼業に入る前に行ったことがあるらしい。
 GT-R超弩級ジマン、コペン気持ちいいオープンカー自慢、博多遠征スタミナじまん、日本一周奇想天外ジマン。
 喰い道楽ぶり、クルマ好きっぷり、昭**道列伝・・・色々ジマンできた。
 春風亭昇太似の店長O氏。反応はまずまず。

 「1貫目は酢メシが弱かったけど3貫目から良くなった。どうしてだろう?ワタシの感じ方の違いかな?」
 「そうですね~モノは同じですから。タネによっても味わいは変わります」
 「たぶんそうだね」
 2週間後の再訪を約して席を立つ。

 レジ。1万円くらいかな?ビール2本。
 「15,250円です」
 おやっ、予想より高い。ホテル店だからか。
 色々ジマンできたし、美食家ぶりを発揮できたし、ヨシとするか。

 ホテルの部屋に戻り、明細を見てビックリ。
 単価がなんと200円、250円、300円、350円、400円、450円、500円、600円、800円、千円。
 前回食べたランチサービス握り1人前“綾”は10貫で950円。
 この烈しい落差は清々しく、痛快でさえある。

 2週間後に再訪のつもりだった。
 でもこの味、この内容、この格式で1貫600円~700円は無謀だ。荒唐無稽と言っても言い過ぎじゃない。
 ビミョーな情勢となった再訪。(2016.1.12)

富寿し膳、酢メシ弱い!安さはOK! ~ホテルオークラ新潟~

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 新潟でよく行く鮨屋は丸伊、港、天狗。
 5月のGT-R44日間日本一周。イタリア軒に泊まり、昭**道のあと夕食を摂るべく鮨屋に赴く。
 ところが丸伊も港も予約でいっぱい。驚いた。店側の得意そうなツラも気に入らない。
 新潟の鮨屋が平日に予約しなけりゃ入れないとは。
 市内でイベントでもあったのか?新潟にも外人観光客が押し寄せたのか?理由がわからない。
 コケにされたようでアタマに来た。
 「丸伊と港は今後絶対に行かない!」
 固く決心した。オレはヘソを曲げるともぅ元に戻らない。偏屈野郎なのだ。

 今日は日帰り。天狗は夜だけの営業。
 初めての店に行きたい。何寿司がいいだろう?
 シティホテル内の店なら悪くないハズだ。カウンターでなく1人前を軽く食べよう。うまかったら次回カウンターでガンガン食べる。
 寿司の後とんかつが控えている。だから少ない1人前がいい。

 オークラ新潟は1回しか泊まったことがない。食事は初めて。万代橋のところ。立地は悪くない。
 昭**道105Hのあと、雨の中をオークラまで歩く。
 玄関外の傘置き場。傘を細くまとめようとした。中からベルガールが現れてセットしてくれる。
 「ありがとうございます」
 「いえ、いらっしゃいませ」
 目が行き届いてなかなか良いホテルだ。今度新潟に泊まる場合、イタリア軒でなくオークラにしよう。

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 3階。13:15。先客は初老女性ふたり。ちょうど帰るところ。
 テーブル席に着く。
 「綾ください」
 アヤは一番安い980円。さっきエビス缶ビール2本700cc呑んだからお茶。
 とてもマジメそうな、かたそうなウエイトレスがお茶を運んできた。飲む。
 「熱っちぃ!」
 冷たい雨に熱いお茶。うまい。でも熱すぎる。
 「お待たせ致しました。本日の白身はホウボウとキスでございます」
 キスだから「チュッ!」なんて言える雰囲気じゃない。言ったら叱られそうだ。
 「アオサのお味噌汁でございます」
 まずは味噌汁。
 「熱っちぃ!」
 お茶も味噌汁も熱い店だ。アオサの香りと歯触り、イケる。
 鮨を食う。カウンターじゃないから箸を使う。
 「・・・」
 酢メシが弱い。冷や飯にわずかに味が付いてるカンジ。かたさと粘りはまさに新潟コシヒカリ。味噌汁と交互に食べる。
 中盤から酢メシが改善された。どういうことだろう?
 タネは平凡。印象が弱いから食べるそばからどんどん忘れる。味の違いが鮮明じゃない。
 ヅケの軍艦巻は初めて。
 1個だけの太巻き。端っこ。干涸らびてる。だいぶ前に切ってあったのだろう。

 米処、酒処、魚処の新潟ならではの鮨ではまったくない。980円は安い。
 途中で酢メシが良くなったから再訪し、いつものようにカウンターでお任せ握りを40貫くらいイッてみようか。
 例によってクルマ自慢、旅の話、舌の肥えっぷりを板前に披露しながら。
 それもまた一興。

 握るそばからどんどん食べれば今日よりうまいに違いない。
 握り鮨は板前の手を離れた瞬間から1秒ごとに乾いて味が落ちるのだ。
 カウンターで鮨を注文したのにウダウダと酒を呑んだり連れと喋ってなかなか食べない輩を散見する。
 付け台に放置プレィされた鮨が啼いているぞ。板前も泣きたい(怒りたい)気分に違いない。

 鮨を食う時、逆さまにする奴がいる。まずタネを味わいたいのだろう。
 鮨の本質をわかってない。鮨の主役は酢メシだ。だから逆さまにせず、酢メシを最初に舌に触れさせるのが正しい。

 あっ、能書きを垂れてしまった。
 次回への期待度が覗える。(2015.12.17)

いさみ寿し、不甲斐ない酢メシ!、まずい! ~松山~

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 道後のTちゃんに教わった鮨屋。
 「お任せで1貫ずつ握ってください」
 「何かお好みはありますか?」
 「任せます」
 お任せで!と言ったんだからお好みを訊く必要はない。
 どうしても訊きたけりゃ「お嫌いなモノはありますか?」だ。

 キリン一番搾りを呑んで待つ。鮨が出ない。会話もない。食べたくもない突き出しは出た。一口しか食べない。
 見るとゆっくり包丁を使い、皮目に飾り包丁をし、余ったヤツを冷蔵ケースにゆっくり戻す。
 早く食いたい。右足が貧乏揺すりを始める。揺すりが最高潮に達した頃、やっと出た。
 「写真1枚だけ撮ります」
 「はいどうぞ」
 初っ端は何とコハダとサヨリ。一晩バッターにコハダを起用した鮨屋は初めて。
 まず白身、続いてトロ、そしてトロの脂を消して次への橋渡しの重要な役目を担うのがコハダだ。〆が弱い。味がしない。
 サヨリは温度が高い。キリッと冷えたタネに人肌の酢メシが理想的。
 キリリとしてない酢メシ。軟らかい。ふやけてる。まずい。最悪だ。
 冷蔵ケースには干涸らびて瑞々しくないハマチみたいなサカナがゴロンと横たわっている。見たくない風景。

 あまりに会話がないのでこちらから話題を提供。
 そこそこ乗ってきたが打ち解け度はイマイチ。お喋りが好きではないのだろう。
 表情に冴えがない。好きじゃないのに仕方なくこの商売をやってる風に見える。
 発言の最後に毎回目をく~っと見開く。なんのつもりなのか?カンジ悪い。
 何貫食べたろう?15~16貫だ。興が乗ると50貫はイクが今日はこれだけ。
 出てくるスピードがのろいのと、得体の知れない酢メシだからだ。
  最後の卵焼きは強めの甘さがイイ。
 4,200円。

 いさみ寿しから松山全日空ホテルに向かう。
 歩いていると、凛々しい酢メシの“日本橋吉野鮨本店”が無性に食いたくなった。

 後から写真を見て驚いた。
 カウンターが水浸し。びちゃびちゃな布巾で拭いたのだ。これでは見るからに不味そう。ハラが減って気づかなかった。
 タネの温度、鮮度、不甲斐ない酢メシ、設備の管理・・・疑問符目白押しだ。(2015.4.29)

大村寿しの平野屋、なんか違う!あの味じゃない! ~新潟三越催事~

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 数年前、群馬のMとコルベットで福岡から長崎に行ってチャンポンと皿うどんを食べた。
 帰途、大村市に立ち寄り老舗で大村寿司を購入。屋号は忘れた。小さい川沿いにあった気がする。
 カンピョウ、乾し椎茸、ごぼう、錦糸卵と具は平凡だがぐ~っと重しをかけた独特の寿司。
 ニューオータニ博多に戻って食べた。絶妙な味わい。甘くてうまかった。

 GT-R42ヵ月点検代車のエクストレイルで新潟ドライブ。
 新潟三越催事は三港物語。横浜、神戸、長崎のうまいモノが大集合。
  長崎平野屋の鯖棒寿司と大村寿しに決めていた。
 エクストレイルのリアシートにそっと置き「陽が当たらないだろうか?」と気になって時々後ろを振り返りながら無事群馬に運ぶ。

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 「鯖寿司はラップに包まれていますから外してお醤油を付けてお召し上がりください」
 「はい」
 京都いづうも米子吾左衛門鮓も昆布に包まれている。昆布の旨味をサバと酢メシが吸収する。
 ラップからは何も吸収できない。なぜ昆布でなくラップなのか?ワケが分からない。

 冷えたビールの栓を抜き、サバ寿司のラップを外す。まずは醤油を付けない。
 「うまい!」
 塩がぐぐっと効いてキュッと酢が立ったサバ。
 酢メシは特徴がない。平凡だ。
 醤油をつける。九州の甘い醤油だ。これも悪くないが醤油なしがイイ。

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 大村寿し。
 「???」
  大村寿司は思いっきり重しをしてぎゅっと固めたモノだった、と思う。
 これは単なるちらし寿司。あの時大村で買ったものと違う。

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 本当に大村寿司なのか?
 箸袋を見る。あっ、平野屋というのは大村市じゃない!!!
 福岡県古賀市と長崎県長崎市と併記してある。
 「???」
 大村寿司とは大村市の郷土料理のハズ。
 大村市にない会社が作った寿司を“大村寿司”と名乗って問題ないのだろうか?
 インチキ大村寿司?
 大村寿司屋がサバ寿司もやるのをヘンだと気づくべきだった。

 味としては甘くて悪くない。(2015.9.30)

土佐料理“司”で鯖姿寿司、豪快!うまい!しょっぱい! ~高知~

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 お箸の国はガッカリだった。
 何度か行った司で何か食おう。
 カツヲ塩タタキ、鯨串カツ、鯖姿寿司。
 「姿寿司はボリュームありますよ」

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 カツヲ塩タタキ。
 「???」
 タタキを作る時は塩をする。それが普通だ。その後ポン酢。
 カツヲ塩タタキとは、途中経過の食べ物?
 火の入れ具合はドンピシャ。食べたらまさに途中経過の味。塩は強すぎ。

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 鯨串カツ。
 「・・・」
 かたい。何の肉かわからない味。最初からケチャップみたいなヘンなソースがかかってた。

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 鯖姿寿司。豪快な造形。
 「うまい!」
 一瞬後、しょっぱい。酢をまったく感じない。
 キュンッと塩が強い。酢は浅い。
 酢メシは悪くない。

 12年前の前回よりは良かった司。4,910円。
 18:30なのに客まばら。
 外に出るとヒトあまりいない。
 今日は早寝しよう~。(2015.4.28)

すし処尾崎、酢メシの味がまったくしない! ~静岡~

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 青葉おでん街“藤の家”常連の尾崎主人。4月に続き2度行って2回居た。かなり常連らしい。
 「このあと鮨食べに行きます!」
 「はい」
 約束していた。
 降りしきる雨の中、藤の家から尾崎へ。

 「来ました
 「いらっしゃい
 あれっ、さっき藤の家で会ったのに他人行儀だ。シレッとしてる。がっかり。作務衣風の衣装でシックを装っているのか?
 「ホントに来てくれたんですねッ!」などと、もっと歓迎してくれるかと思った。はるばる群馬から来たんだから。きっと体温の低いヒトなんだろう。
 「ビールと鮨10貫くらい握ってください」
 「はい」

 カウンターの隣に3人来てすでに居た2人と合わせて5人連れ。キャバクラねーちゃん風1人と仕事帰りの暑苦しい男達。
 そのうち3人がバカスカたばこを吸う。煙くて臭くて最悪。
 鮨屋のカウンターでたばこを許す。どんな鮨か想像がつく。

 出た。マグロ赤身2貫。タネがでかくバランスを欠く。
 理想的握りはタネも酢メシも各15g。またはタネ13g酢メシ17g。
 理想形を大いに逸脱している。
 「1貫ずつ出してください」
 「あ、1貫ずつ」
 カウンターには買ったままのキッコーマン生しょうゆ卓上ボトルが何本も並ぶ。粋な醤油差しに入れ替えるべきだ。ここは家庭の食卓じゃなく鮨屋なんだから。
 食う。
 「!!!!!」
 酢メシにまったく酢が効いてない。ただの冷や飯みたい。ボケた味だ。
 思いっきり醤油をつける。生醤油がしょっぱい。

 タバコの煙と匂いが味のしない鮨をさらに悪くする。
 早く帰りたい。9貫目と10貫目が出た。間髪を入れず言う。
 「勘定してタクシー呼んでください!」
 5千円くらいかな?だとしたら高い。
 「5,400円です」
 た、高ぇ~~~。この味で鮨1貫約500円。信じられない狼藉。

 呼んでもらったタクシー運転手が若いネーチャンだったことが唯一の救い。
 う~ん、静岡とは・・・・・。(2015.9.17)

柿の葉ずし“平宗”うまい! ~奈良~

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 奈良に来たら柿の葉ずしだ。奈良ホテル近くの平宗。
 狭い道に位置。こんな場所じゃ観光客は来にくいだろう。
 1時前。客はそこそこ入ってる。
 「カウンターにどーぞー」と可愛らしいが体格のいい若めのねぇさん。
 「お飲み物はどうしますか?」
 注文取りは高校を卒業したばかりのおとなしいねーちゃん。
 「ビールの銘柄は何ですか?」
 「あ・・・」
 戸惑っていると板前が割って入った。
 「生はキリンでアサヒは瓶です」
 冷え冷えでうまいキリン生ビール。きゅんとくるぜ。
 再度太めのねぇさん。
 「柿の葉ずし盛り合わせと鮎ずしと焼き鮎ずし!」
 3人前を言い放った。
 「カキノハズシトアユズシトヤキアユズシ」
 紙に乱暴に書き殴る。ひとりで3人前にも慌てない。流石だ。

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 柿の葉ずし盛り合わせ。
 もう作ってあるヤツを皿に並べふたつの柿の葉を外し中身を見せて飾る。
 食う。
 「うまい!」
 良い米だ。酢メシはかなり甘め。かたくて柔らかい。ちょうど良いってことだ。
 タネは鯖と鮭のみ。サバは味が薄く、ぐっと塩の効いたシャケ。
 柿の葉の香りがオツだ。
 6個くらいあっという間。

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 続いて鮎のそろい踏み。たった今、ぎゅっぎゅっと圧していた。
 手前が献上鮎ずし、向こうが焼き鮎ずし。
 鮎ずしから。
 「うまい!」
 鮎の〆は弱い。生っぽさがこの寿司の持ち味か。皮はややかたい。歯にはいいが舌はそう感じた。
 焼き鮎ずし。
 「うまい!」
 かなりサッパリ味。焼いたことで鮎の特徴がぼやけた。焼き穴子と言われても納得しそうだ。
 アタマと尻尾はガキッとかたい。思わず口から吐き出す。

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 「うまいですね。酢メシが甘めで良いですねぇ~」
 「ありがとうございます」
 板前にピカピカ輝く酢メシを褒めた。ニコニコしているが気持ちのこもってない返事。
 それ以上喋るのは止めた。
 “老舗”で売ってるからお愛想を振りまく必要はない!との方針かも。

 途中から年配女性店員登場。女将?
 怖い顔で柿の葉ずしを皿に盛ったり注文を受けたり。
 一挙手一投足に一喜一憂する18歳女店員2名。
 きっと高校を卒業して田舎から出てきて働き始めたのだろう。
 「女将さんが怖いから早く辞めたいなぁ~」などとふたりで相談しているに違いない。

 うまかった。奈良の伝統を味わった。生ビール2杯と4,320円。
 酢メシだからいっぱい食べても胃の負担にならない。(2015.4.22)

京都“いづ重”鯖姿寿司といなり、イマイチ! ~京都~ 

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 恋い焦がれたすっぽん“大市”。
 満席を危惧し1週間前に予約電話。火曜定休、しかもひとり客は夜NGだそうだ。

 そこで鯖姿寿司“いづ重”に変更。代替店をいくつも検討の結果ここにした。全席禁煙だからだ。
 「この時間でもお店やってますか~?」
 30分前の14:30。カクニン電話。
 「はいやっておりますぅ~」
 「わかりましたぁ~」
 オレも釣られて語尾が伸びてしまう~。
 「お待ちしておりますぅ~」
 ゆっくり喋る良いカンジのねぇちゃんだ。これは期待できる。
 素速く身支度しリーガロイヤルホテル京都からタクシーに飛び乗る。

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 「八坂神社の交差点まで行ってください」
 しばらく走る。
 「お時間があれば**山のてっぺんに行くと京都の街が一望できますよ」
 ホテル客だから長く乗せてカネを巻き上げようとする運転手。
 もちろん断る。落胆を隠さない運転手。観光地京都ゆえか?

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 店に着いた。小さい入口だ。
 入ってすぐの長椅子に中年女性がひとり座っている。え~っ、行列?
 行列なら帰らなきゃならない。ひとりでも並んでいればどんなにうまいと評判でも踵を返す。それがマサスタイルだ。
 杞憂だった。会計中の友人を待っていたのだ。
 細長い店内は1組2人だけ。
 白衣を着た真っ赤な口紅とおかっぱアタマの小柄な女。ちょっと口が飛び出ているがオレの好きなフィギュアスケート村主章枝ちゃんに似ている。
 「鯖姿寿司といなりとサッポロビール大瓶ください」
 「1人前ずつでよろしいですか?セットになったのもありますが」
 「1人前ずつ。たくさん食べたいもんで」
 うふふ。真っ赤な唇を妖艶に開けて笑う。電話に出たコに間違いない。良いコだねぇ。

 「お待たせしました」
 ビールをコップ1杯呑んだだけでもう出た。
  「鯖寿司はお昆布を外してお召し上がりください」
 「はい!」
 元気よく返事した。昆布は食べるのか外すのか?店によって違うから訊かなきゃなるまい、と決心していた。早々疑問が解けて嬉しい。

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 鯖姿寿司。サバは意外に肉薄だ。
 お昆布を外そうとした。どこがつなぎ目?やっと外す。
 「うわっ」
 すごい粘り。昆布が糸を引いている。こんなすごい鯖姿寿司の昆布は初めて見た。
 作りたてでなく熟らしておいたのだろう。
 期待してがぶり。
  「・・・」
 うまいが、嬉しいうまさじゃない。平凡の域を超えられない味。
 〆が強すぎて持ち味を殺がれた鯖。
 かたすぎ、酢が弱すぎて冷や飯と見紛う酢メシ。
 お昆布ひとりが大活躍。昆布が主役とは、本末転倒な鯖姿寿司だ。

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 いなり。
 「甘い!異様に爽やか!」
 深みがなくただ表面的甘さ。これが関西の、京都の味付けなのか。関東の、マサあぶらげ煮の方がうまい。
 酢メシ。必要以上に効いた柚子が爽やかさを誇張。
 ガキッと歯に来た。何か黒いモノ。石か?詰め物が取れなくてよかった。
 2個目もガキッ。ひょっとすると石ではなくわざと入れた何か?
 メニューを見る。ゆず、ごぼう、麻の種の三種を混ぜ込んであります!と誇らしげだ。
 オムレツもいなりもプレーンがおいしいのになぁ~。

 イマイチだった。
 でもハラは一杯になったからヨシとしよう。(2015.4.21)

吾左衛門鮓、超うまい!!!(鯖鮓) ~米子~

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 何度も食っている吾左衛門鮓。ちょっと甘いなぁ~といつも思う。
 今日は鮮烈なうまさ。酢がきゅきゅっと効いている。

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 「これください。群馬から来ました!」
 「まぁ~遠くから!」
 「デパートやスーパーの催事や取り寄せで何度か食べてますよ」
 「まぁ~~~ありがとうございます~ここが本店なんですよ~本社は別にありますけど~これは作ったばかりです~3日間持ちます」
 ニコニコよく喋るヒトだ。楽しく仕事をしているカンジ。
 「本店で買えてヨカッタ!」
 「まぁ~またよろしくお願いしますぅ~」
 「はい」
 朗らかでカンジ良い女性店員だ。

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 紅ズワイ直後、吾左衛門鮓。昆布を通して鯖の刺青が透けて美しい。ステキな肌のサバ。

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 持参の新潟グレステン・アップシェンク14cmで華麗にカット。切り口はピカピカだ。鯖が分厚い。二重の箇所もある。得した気分だ。喰らう。
 「うまい!」
 群馬で食べるより数段うまい。酢が主張。すばらしい。作りたては酢が立ってオレ好みだ。
 「吾左衛門鮓はいづうより酸っぱいですよね」
 先程接した皆生温泉某所女子が言ってた意味が今わかった。

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 ビール3本と紅ズワイガニと吾左衛門鮓。かなりハラ一杯。歯を磨き、歯間ブラシを使い、熱い風呂に入る。気持ちいい~。
 やがて睡魔に襲われる。米子全日空ホテルのでっかいダブルベッドで爆睡。自分のイビキが聞こえる。夢見心地だ。良いキモチ~~~。(2015.5.15)

銀座福助千葉そごう店、ガッカリ!(鮨) ~千葉~

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 昨日チキン、一昨日ビーフ。今日は鮨だ。
 銀座福助は昔食べたことがある。千葉そごうにある。入った。カウンター。
 「ビールの銘柄は何ですか?」
 一番搾りとスーパードライとエビス。キリンだ。
 「お任せで1貫ずつ握ってください」
 「はい、嫌いなモノありますか?」
 「ないです」

 白身3種。断って1枚だけ写真。
 酢メシが弱い。冷たすぎず人肌なのは好感が持てる。握りのまとまりが悪い。歯茎と内唇の間に酢メシが残る。感触悪い。
 粋がった板前が爺さん板前をバカにしてる態度。雰囲気悪い。
 おやっ???次が出てこない。目の前の爺さん板前を見るとテーブル席5人前のエビやら穴子やらをせっせと握っている。
 「こっちどんどん出してくれる?!!」
 「は、はい。光り物大丈夫ですか?」
 「ダイジョブ」
 さっき嫌いなモノはないって言った。いちいち訊かずにガンガン出してくれ。
 「イワシ、アジ、サヨリです」
 酢メシが弱いから醤油を多めにつけなきゃならない。
 「貝類どうですか?」
 訊くヒマがあったら手を動かせ。「お任せで・・・」と言った意味がわからないらしい。

 そのうち隣に常連らしきおっさんふたり。
 「あーどうも~~~」
 グッドタイミングとばかりに不気味な愛想を振りまく爺さん板前。不機嫌なオレから遠ざかろうとする。ますます不愉快になった。
 「お勘定して!」
 「あっ!もうよろしいですか?」
 モタモタした鮨屋に用はない。
 この味、この雰囲気、わずか10貫で4,860円。
 散財した。(2015.4.12)

築地“寿司岩”新潟三越店、なかなかうまい! 

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 予定した時間がずれてしまい14時を過ぎた。“ビストロ椿”に行けなくなった。
 鮨屋はほとんど昼の部は14時まで。デパートの店なら中休み無しだ。
 新潟三越7階。築地寿司岩。あまりうまそうじゃない店構え。
 おっ、この時間でも3人客がいる。カウンターとテーブル。全員年寄り。勇気を奮って入店。
 「いらっしゃいませっ!」
 元気の良い声だ。鮨屋らしくてイイぞ。板前はふたり。
 近い方の板前は目つきに力が入りすぎ。このヒトとカウンターで対峙すると味に影響が出そうだ。テーブル席にする。
  誰も来ない。板前も声をかけない。何だこの店は!と思った時、若いネーチャンがお茶と小皿を持ってきた。
 色白巨乳だ。おっとりしている。オレはすぐに機嫌を直した。きっと県内の山間部から新潟市に出て来て働いているに違いない。頑張って良いコだねぇ~。
 「満腹握りとビールください。銘柄は何ですか?」
 「キリンです。満腹握りは種類がありまして・・・」
 「・・・特選!」

 生ビール中グラスをぐいっぐいっぐいっと三口で飲み干す。喉が渇いてうまい。泡はクリーミーだ。
 寿司はすぐにやってきた。良い眺めだ。普通より握りが多い。1.5人前ってヤツか。
 右端南蛮えびからイク。
 「うまい!」
 酢メシがなかなかイケる。実は酢メシを懸念していた。酢メシがまずけりゃ握り鮨は台無しだ。杞憂だった。握りの形も細長いが悪くない。
 あっという間に食べ終わる。
 タネは特筆すべきモノはない。中とろはイケる。鉄火巻きの海苔が離れてるのはダメだ。かたく締まって味のない穴子。
 全体的に乾き気味。握った直後に舌上のモノとなるカウンターじゃないから仕方ない。
 でもちゃんと色彩を考えてる。イカと白身、鮪赤身とサーモンを隣り合わせにしていない。目で感じるのも美味しさの重要な要素だ。

 意外なうまさ。期待しなかったから基準が低かったのかも知れない。
 巨乳な若いネーチャンも好感度に貢献している。
 今度はカウンターで“板前 vs マサ”勝負をやってみよう。
 オレの鮨に対する姿勢と造詣と喰いっぷりを見せてやるのだ。
 板前もビシッと実力を発揮してくれればとても美味しい寿司になる。
 楽しみだぜ。
 決して色白巨乳が目当てではない。(2015.3.23) 

港すし、こりゃうまい! ~新潟~

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 以前は港寿司と名乗った。
 カウンターで食べた。ヒラメ1貫700円。かなり高かった。
 正月に群馬Aと上越新幹線で赴いた。帰りは混雑。
 正月だから焦茶色の“泥大島”を着た。
 足袋は大野屋総本店で特注の桜小紋。地がライトパープルで桜は白。他にダークグリーンとミディアムグレィも誂えた。1足4,500円。
 「ステキな泥大島ですね!」
 和服の女将が褒めてくれた。さすが高い鮨屋の女将、見る目があるぜ!と感心したのを憶えている。
 うまかったような気がするが味の記憶はあまりない。
 その後、群馬Mとも行った。あまり味を憶えていない。
 鋭い味蕾の所有者たるオレがどうしたことだろう。

 新潟で鮨を食う時は“丸伊”だ。
 よしの寿司、鮨清、天狗他でも食べた。丸伊が一番好き。濃いめの酢メシがイイ。
 白根のCと行った宮鮨はすごく不味く2貫だけでギブアップ。米にも魚にも優れる新潟だがまずい店もあることを知った。

 本日の日帰り新潟旅行。鮨とたれかつを食う予定。
  短時間で2軒。いつものように40貫も50貫も食べたら次に行けなくなる。
 そこでお決まりの握りにしよう。一番安い7貫で1,300円の“あかくら”と決めて臨んだ。
 なんとか寿司!と看板が出ていない。通り過ぎそうになった。粋な店構えだ。

 「いらっしゃいませ」
 「こんにちは」
 イデタチはZARAのブラック&グレィショートコート、ユニクロ・ベージュチノパン、ムラサキコンバースにムラサキボルサリーノだ。カッコイイ!
 「おひとりですか?カウンターにどうぞ」
 おもむろに腰掛ける。コートを脱ぎ、素肌に着けたユニクロ・チャコールグレィVネックセーター姿になる。ボルサリーノは目深に被ったままだ。
 「お飲み物は何に致しましょうか?」
 「キリンビールください」
 キリン、エビス、アサヒを選べる。キリンがあるとは嬉しい。たいていの店はまずいアサヒスーパードライだけだ。
 「特選やひこください」
 献立帳最初のページ一面にうまそうな写真。10貫で3,500円。
 「はい。1個ずつお出しします」
 「キリンビールお持ちしました。注がせてください」
 トクトクトクトク。セーター姿の女性従業員(女将?)が注いでくれる。
 「ありがとう」
 してくれた事には礼を言う。それは礼儀だ。マサスタイルだ。
 「あ、ありがとうございます」

 いよいよ鮨。
 第1貫目がカウンターに置かれる瞬間は張り詰めた空気が支配する。カミソリのように鋭い目でカウンターを凝視。
  何を初っ端に持ってくるのだろう?白身が王道だがトロの場合もあり得る。
 タネの切り方は?長すぎたらダメだ。
 タネと酢メシのバランスは?
 鮨の姿は美しいか?
 「中とろです」

 「写真1枚だけ撮ります」
 「あ、どうぞどうぞ」
 鮨屋のカウンターでは写真は1枚だけと決めている。
 鮨は握り手と食べ手の呼吸が決め手。いちいちカシャカシャ撮影したらリズムが狂いうまい鮨も不味くなってしまう。
 握り鮨は板前の手を離れた瞬間から1秒ごとに乾いて味が落ちる。間髪を入れず喰らう。激写のヒマはないのだ。

 「うまい!」
 酢メシがうまい。冷たすぎずちゃんと人肌。酢の効きも甘さもオレ好み。
 「酢メシのカンジが良いですねぇ」
 「ありがとうございます」
 礼儀正しいマジメそうなカンジ良い板前だ。顔は爆笑問題の田中風。
 白身、ヤリイカ、鯛、アジ、バイ貝、南蛮えび、即席づけマグロ、イクラ、うに。
 「歯触り良いですね!」 「甘みがある!」 「良い歯応えだ!」 「とろ~っと甘いですね」などと感想を述べる。甘ぁい南蛮えびは3尾付け。見た目もステキ。
 「ありがとうございます」 「そうですね、これはこうですね、ああですね」と的確に返ってくる。
 お互い“良い客”と“良い板前”と認め合った“良い関係”だ。

 「おっ、全席禁煙とは嬉しいですね。隣でタバコ吸われたらうまい鮨も不味くなっちゃいますね。タバコ吸いたきゃ家に帰って吸えばいいんだ」
 「はい。喫煙場所は外にご用意しています」
 うまいし、板前が良いカンジだから追加。どうもカウンターに着くと次々にいかないと気が済まなくなる。
 コハダ、赤貝、アワビ、カサゴ、ヒラメ、穴子、鉄砲(わさび入りカンピョウ巻)、玉子。
 もっと食べたはずだが忘れちゃった。8,964円。

 穴子は旨味少なく抜けた味。アジに味は弱い。浅〆もイケるコハダ。ゴリゴリの歯応えだけのアワビ。しょっぱいイクラ。主張の弱いウニ。鯛に甘みが薄い。カサゴは塩で甘み開眼。
 肝心の酢メシ、うまい。

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 食べ終わり、お茶を飲みながら鮨談議。
 「甘えびは佐渡沖が一番ですか?」
 「はい、佐渡沖が最高ですね」
 「アラスカ産とは甘みがぜんぜん違いますね」
 「はい、おっしゃるとおりです。これは佐渡沖で夜揚がったばかりのものなんですよ」
 「ほぅキレイだ。写真撮ります」
 食べ終わったから2枚目OK。主義に反しない。

  「うまかった。今度夜来ます」
 うまい鮨。粋な店舗。快適な時間。 
 少しこの店に通ってみるか。(2015.3.5)

中むら高玉で筑紫巻、うまい!(鮨) ~大丸福岡天神店~

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 少ないスパゲティと小さいピザではハラが物足りない。
 鮨でも食おう。6階の中むら高玉。
 「こんにちは!」
 「あ、どーも!」
 馴染みの小柄な板前だ。
 「筑紫巻」
 「汁物は如何ですか?」
 「赤だしください」
 巻物なのに押し寿司の型でつくる。青ねぎ、白ごま、〆サバ。おぼろ昆布で巻く。八つに切る。
 皿に盛る。

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 押し寿司型による巻き寿司風。きれいな仕上がりだ。センスいい盛り付け。今度自分でもやってみよう。
 喰らう。
 「うまい!青ねぎでサッパリ味ですね」
 相対的に〆サバの存在が弱まった。
 「ありがとうございます」
 圧してあるから酢メシの量が多い。
 6個目でかなりハラ一杯。食べきった。
 赤だしはいつもうまい。わかめ、豆腐、じゅんさい。ぷ~んと良いダシ。味噌もかぐわしい。

 スパゲティ、ピザ、寿司、ビール。1時間以内でこれだけ食うと流石にハラ一杯だ。(2015.2.15)

清広のさば寿し&いわしずし、悪くないがしつこい!(押し寿司) ~福岡空港~

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 以前よく食べた“清広”。空港売店で買ってみて美味しかった。
 その後飽きて何年も食べなかった。
 福岡空港で金六寿司。
 きゅんと酸っぱい酢メシの味を歯茎に宿し飛行機に乗る。これが最近のスタイルだ。だが今日は驚きの臨時休業。
 仕方ないから清広ふたつとサンドイッチとビール。2,472円。
 金六臨時休業のおかげで思わぬ出費となった。

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 まずは鰯。
 「うまいが・・・」
 味が強い。ご飯がぐちゃぐちゃ。失敗して軟らかく炊けた餅米を彷彿させる。以前もそうだった。これが清広食品の持ち味なのだろう。

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 次に鯖。
 「うまいけど・・・」
 これも強い味。鰯も鯖も似たような味。異様に旨味の強すぎる酢メシのせいだ。色んな味がごちゃごちゃ交錯している。潔くない味。
 きゅんきゅんとシャープに酸っぱい金六モードだった舌。なおさらそう感じた。
 鯖の身は意外と厚い。

 そしてサンドイッチ。
 「・・・」
 しっとりしてないパン、矢鱈と濃い味付けの少量な具。
 なぜこんなにヘンな味を強く付けるのだろう。
 パンも具も素材に自信があればもっとシンプルにいけるはず。

 満足いかない博多旅行最後の食事。
 金六復活を切望して止まない。(2015.1.12)

京都“いづう”さば姿寿しを福岡で喰らう、ナンバーワン! ~大丸福岡天神店~

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 博多に出かける数日前、大丸福岡天神店HP催事情報に“大京都展”発見。
 出先で京都展を見つけると“いづう”を探す。あった!
 その瞬間、舌上にあの絶妙なさば姿寿しが蘇る。もう食べずにいられない。

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 あれっ、短いのしかない。
 「長いのください」
 「はい、お作りします」
 「これが好きでデパートの催事チェックしてるんですよ。群馬から来ました」
 「え~っ!!ご旅行ですか?」
 「はい」
 「ちょっとォ、群馬からご旅行だって!」
  さば姿寿し鋭意調理中の物静かな年配板前にネーサンが無遠慮に声をかける。ニコニコとアタマを下げる板さん。
 「お切りしますか?」
 「いえ、切らないで。包丁が入って時間が経つと味落ちますね」
 「そうですか・・・」
 賛同しかねる様子。包丁の金っ気が悪さするのだろう。
 「ホテルで切らないでガブリとかぶりつきます!」
 お茶目に言い放つ。
 「まぁ~~~!」
 大袈裟に驚くねぇさん。こういう反応は好きだ。

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 ビールをゴクッ。さば姿寿しをガブッ。
 「うまい!!!!!」
 感嘆符5本林立。マサ最高評価。
 脂の乗った鯖、絶妙な酢メシ。すばらしい。歯でスパッと噛みきれる鯖。痛快だ。
 鯖の塩加減、酢の具合、やや甘めの酢メシ。完璧な塩梅。
 オレが味わった中で“№1鯖寿司”。
  昆布を一緒に食べる鯖寿司が多いが、いづうは棄てるスタイル。旨味を寿司に与えた時点で昆布は役割を終えた、との解釈だ。
 寿司を持つ右指はサバの脂でピカピカ(ギトギト?)輝く。

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 あっという間に竹皮はカラになった。
 大いなる満足に包まれる。
 1本4,860円は納得の価格。
 食後に芳醇ゴーダチーズ、あまおう、ウーロン茶。
 ハラ一杯。
 時間が経っても“余韻”が時折ふっと顔を覗かせる。(2015.1.11)

またまた金六寿司、超ハラ一杯! ~博多~

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 太巻き、稲荷、ばらちらし。とても地味だ。
 握り鮨や鯖姿寿司の方が華やかでわくわくする。
 カンピョウ、乾し椎茸。凄い旨味を含有する乾物。ナマを優に凌ぐ。これを巧く戻し絶妙に煮る。伝統技で。
 あぶらげの味付け、油加減もすばらしい。
 そして海苔と玉子焼き。
 きゅんと酢の効いた酢メシの存在感は絶大だ。

 太巻き、稲荷、ばらちらし。燻し銀の役者達が織りなす芸術。
 金六寿司を昨年9月以来何度も食ってるが失望した例しがない。毎回うまい。
 こんな店は希有だ。

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 今日も福岡空港まで持って行って食べる。
 「太巻きとばらと稲荷2個ください」
 一度に食う最大量を注文。
 「あれっ?」
 確か稲荷をふたつ食べたぞ。でもまだある。いくつ食べたか忘れちゃった。慌ててデジカメを見る。
 あっ、3個あった。オヤッさん、注文を聞き間違えたな。
 初の稲荷3個目。ガブリとやった途端、ぐわ~っとハラが一杯になった。
 食べきれない。棄てた。
 太巻き+ばら+稲荷2個 = 自分で決めていた適量。
 これを何の相談もなく、カラダの所有権者じゃない他人から崩されたから、胃袋がヘソを曲げたに違いない。
 オレは胃袋までもへそ曲がりなのか。

 数分後、ヒコーキに乗っても歯茎がキュンと酸っぱく引き締まる。
 嗚呼~良いカンジ。
 これだ!これが金六寿司だ。

 次回は稲荷6個や太巻き2本など、ひとつをたくさん食べようか。
 「それもまた一興だ!」
 いつものセリフが口をついた。(2014.11.30)

またもや金六寿司、サイコ~! ~博多~

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 わずか2泊3日の博多旅でも一度は食べたい金六寿司。
 行きたい店が目白押しでもここは外せない。
 今日は控えめに太巻きと稲荷2個にした。
 通常はこれに“ばらちらし”が加わる。ばらが一番好きだが今日は“太巻き&稲荷”気分。
 もう~うまいったらありゃしない。
 毎日毎日乾し椎茸とカンピョウをおいしく煮るのは大変だろう。
 あっ、これが仕事か。オレが心配することじゃない。
 いつも変わらぬご飯の炊き具合、強めの酢加減。
 いつもうまい卵焼き。
 変わらないのは平凡なようだがこれが難しい。
 毎日同じようにする偉大さ。
 金六寿司を食うたび「変わらないって事はすごいことなんだなぁ~」と感心してしまう。

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 塩分控えめ、甘さ抑えめ・・・が幅を利かす現代。これだけ酸っぱい寿司は凛々しささえ漂う。
 世の中に迎合してマイルドにすることなく、ずぅ~っとこの味を通して欲しい。
 あっ、また要らぬ心配をしてしまった。(2014.10.27)

金六寿司を店で喰らう、いつもいつもうまい! ~博多~

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 「こんにちは」
 「あ~昨日はすいませんでした~」
 「いえ~ここで食べていいですか?」
 「えっ、ここでめしあがる?いいですよ~」
 「ばら1つと稲荷2つを食べて、お土産に稲荷5個」
 「はい、そんなに入りますか?」
 「入りますよ~」

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 「お待たせしました~」
 「は~いどうも。いつもこれと太巻をひとりで食べちゃうんですよ」
 「え~、そんなに!痩せてるのに~」
 「痩せてはいないですよ~」
 「いえ、痩せてますよ~」
 「酢メシの酸っぱさが良いですねぇ~」
 「そうですかぁ?ありがとうございます」

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 うまい!いつもの味だ。お茶を飲みながらどんどん食べる。
  いつもの経木じゃなく皿。また違った気分だ。うまいぜ。 
 「ごちそうさま~」
 器を自分で下げた。
 「あ、すいません。まぁ、きれいに食べていただいて」
 「うまかったです」
 「ありがとうございます~しばらくこちらに?」
 「明日帰ります。群馬からクルマで来たんですよ」
 「まぁ、運転おひとりで?」
 「えぇ運転好きなんですよ」
 「気をつけてお帰りくださいね」
 「はい、ありがとうございます」

 昨日食えなかった金六寿司。
 今日食べられてヨカッタ。
 一度は食わなきゃ博多に来た気がしない。
 3時間経っても歯茎に酸っぱさが残ってる。嗚呼ぁ~。(2014.9.26)

マサ握り鮨、玄人跣のウデ!(マサ料理)

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 はるばる福岡からオレの運転するGT-Rの助手席に乗って群馬にやってきたF。
 長旅に付き合ってくれたからにはマサスペシャリテでもてなす。
 昨日は天ぷら。
 海老16尾、ゴーヤ、舞茸、オクラ。
 衣にきれいに花が咲きサクッじゅわっと上手に揚がった。塩と天つゆ。
 今日は得意中の得意、握り鮨だ。

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 昆布と日本酒と水でかたく炊いた佐渡産コシヒカリ3合。

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 湿らせておいた飯台にパカッとあける。
 乾いた飯台では合わせ酢を吸ってしまうからだ。

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 お椀に大量のミツカン米酢、大量の三温糖、少量の伯方の塩。指で混ぜ体温で塩と砂糖を溶かす。
 しゃもじの上から静かにかける。
 ご飯の山を崩しサッサッサッと切るように合わせ酢を吸わせる。天地を返しまたサッサッサッ。
 団扇で扇いではダメだ。ご飯が冷めたら酢を吸わなくなる。熱々が必須。
 ピカピカの酢メシ完成。

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 メバチマグロ赤身柵取り。いつもの店。
 日本橋高島屋で買った“木屋”の柳刃包丁。握り鮨専用にしている。そぎ切り。
 長い刃渡りすべてを使いス~ッと引く。鏡と見紛うすばらしい断面が顔を見せる。
 冴えた包丁技だ。

 時間が早いせいか真鯛の柵取りがなかった。仕方なく刺身盛合せ(真鯛、まぐろ、サーモン)を買う。そぎ切りじゃないがしょうがない。
 S&B粉わさびをたくさん溶き、水と酢半々で手酢を用意。

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 お茶目な献立表を掲示。
 さぁ、マサ鮨の開店だ~。

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 流麗に舞う指先。本手返し。
  まず右手で酢メシを軽くふんわり丸める。
 左人指し指と親指にタネをだらりと挟む。手の熱を伝えないためだ。
 と同時に右手人指し指でワサビをサッと掬う。
 タネを左指4本に載せ真ん中にワサビをピョッとつける。 
 酢メシをタネに置き、左指4本を丸め、左親指で酢メシの頭を押さえ、右人指し指と中指二本でスッと圧す。
 右二本指をそのまま返し鮨を載せたまま、左手を持ち替える。これで方向転換した。
 さっきと同様スッと圧す。
 天地を返しふんわり握る。方向転換し優しく握る。
 四手で完成。
 おにぎりのようにギュッと握ってはいけない。限りなく優しくふんわり慈しむように。
 本手返しは、よく行った日本橋吉野鮨本店で板前がやるのを見て習得。
 技術は習うより盗め!だ。

 「何からイキますか?」
 マサ鮨オヤジが訊く。
 「鯛ください」
 客Fは応える。鮨屋ごっこの開演だ。
 「へいお待ち!」
 鮨屋らしく威勢よく饗する。
  「いただきます。あっ、崩れた!」
 醤油皿にシャリが崩れて落ちた。
 「ふわっとした握りが本物なんだよ!そぉ~っと持たなきゃダメだ」
 「だって崩れたもん」
 「よし、じゃ少しかたく握るぞ。どうだ!」
 「あっ、ちょうど良い。おいしい!酢メシがすごく美味しい!」
 「うまいだろ!その辺の寿司屋よりうまいぜ!」
 「まさちゃんジマンしすぎよ!」
 「握りの姿も完璧だろ!」
 「また自慢しとる。馬鹿じゃない!」
 「シロートだってこんなに巧いんだからプロならもっと研究しろって言いたいんだよ!」
 「あっそ」

 客Fに出す合間に板前のオレも食う。
 「うまい!!!」
 ホントにサイコ~に究極にうまい。
 崩れない程度のふわっとした優れた握り。口の中でほろりと分解する。中に空気がたっぷり含まれている。アートだ。
 完璧な酢メシ。
 テクニシャンに痛くないようそぎ切りされたシアワセなマグロ。

 すばらしい日本の芸術“握り鮨”。
 マサスペシャリテ№1“握り鮨”。
 超久々とは思えない出来映え。完全にシロートの域を超えている。
 プロ級。素人離れ。クロート裸足。玄人跣。
 これだけジマンして気が済んだ。(2014.8.4) 

博多滞在中必ず食いたい金六寿司 ~博多~

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 博多に来るとどうしても食べたい金六寿司。
 ばらちらし、太巻、稲荷。3種類全部味わいたいからいつも食べ過ぎる。
 肉や揚げ物と違い、寿司は食い過ぎてもヘイキだ。
 「暑いですねぇ~群馬も暑いですか~?」
 「ぇぇ、群馬も暑いですよ~」
 何気ない会話がまた嬉しい。

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 ホテルに持ち帰る。
 包みを開ける。ぷ~んと良い香り。
 酢、酢メシ、海苔、あぶらげ、玉子焼き、乾し椎茸、カンピョウ、きゅうり、紅生姜、奈良漬け達のステキな香り。
 次から次に間髪を入れず鼻孔を誘惑する。
 ビールを呑む。寿司を食う。

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 「うまい!!!」
 個々のうまさ、すべてが合わさった寿司としての美味しさ。すばらしい。
 どんどん食べる。スピードを上げる。やがてばらちらし、太巻、稲荷はみんな仲良く胃袋に収まった。
 途中、強烈な酸っぱさに歯茎が「きゅんっ!」と嬉し泣きした。二度も。
 これが寿司だ。この味が大好きなんだ。
 これからも金六を食うぞ!と心に誓った。(2014.7.29)

長距離走行のあとは鮨に限る!(中むら高玉) ~大丸福岡天神店~

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 夜を徹して走った1,300km。
 カラダは酢を求めている。大好きな鮨を食おう。
 中むら高玉。大丸東館6階。Fと待ち合わせ。
 いつもカウンターで握り鮨をお任せで食べる。
 今日はバッテラが食いたい。酢メシ+ぐいっと酢の効いた〆鯖+昆布。猛烈に酢が恋しいのだ。
 だがそれだけでは物足りない。前菜として握りを1人前食べよう。メインにバッテラ。赤出汁もイキたい。
 穴子好きのFには穴子押し寿司だ。もちろんオレも食べる。

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 「握りの松と竹と松前と穴子寿司とキリンビールとお茶!」
  「・・・かなり量がありますが大丈夫ですか?」
 「大丈夫です」
 馴染みの板前が辞め、1回ついただけのヒト。オレの健啖ぶりをまだ知らない。
 「今群馬県からクルマで来たとこ。ニューオータニに駐めてすぐ来たよ」
 お約束のスタミナ自慢と良いホテル自慢は忘れない。
 「ぐ、ぐんまからですかぁ~!」
 「1,300km。長距離運転のあとは酢が欲しくてねぇ~」
 豪快に言い放つ。
 「あは、あはは」
 力なく笑う板さん。羨望と呆れが同時に窺える。

 まずはビール。うまい。
 だがすでに、ニューオータニ博多に着くやいなや近所の百旬館でキリンラガー500cc缶を買い、地下鉄七隈線渡辺通駅のホームでイッキに数秒で呑んでいる。
 飲み始めたら電車到着。異様なスピードで吸うように呑んだ。終盤は味がヘンに感じた。
 人心地ついてからの2本目ビールはまた格別だ。ゆっくり味わおう。

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  握り。
 うまい。求めていた味。濃いめの酢メシが舌に心地よい。
 メインのサバ押し寿司“松前”。
 「!」
 巻いてある昆布がダメだ。濃い味の煮物みたい。〆サバと酢メシのうまさを阻害している。
 〆サバはガタイが小さく酢も弱い。
 期待の松前は期待外れ。
 穴子寿司。
 煮穴子を焼いて使う。こっくり煮たヤツそのままがイイ。
 焼いて爽やかになったのは押し寿司に向かない。

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  赤だし。
 うまい、しょっぱい。

 メインより前菜の握りがよかった。
 超長距離徹夜運転後のビール1リットル。
 「まさちゃん真っ赤よ!」
 ゆで蛸と見紛うほど顔もカラダも真っ赤っかになった。
 ちょっと嘘を言えば、GT-Rより赤い。(2014.7.27)

金六寿司、変わらぬうまさ! ~博多~

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 もううまくてしょうがない。
 強めの酢メシ、ぐいっと煮込んだ椎茸、カンピョウ、あぶらげ、甘~い玉子焼き、香り豊かな海苔。
 個々がすばらしく、合わさって完璧。

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 変わらぬ味がすごい。
 とは言っても、オレが金六に出会ったのは昨年9月。まだ7ヵ月しか経ってない。

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 ナマイキを言える柄じゃないが、このうまさは他に代え難い。(2014.5.2)

またもやうまい金六寿司 ~博多~

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 博多滞在中どうしても食わなきゃ気が済まない金六寿司。
 きゅんと来る強い酢。堪らなくうまい。

 買うのはいつも3種類。
 太巻き、稲荷、ばらちらし。
 干し椎茸とカンピョウは共通。
 +海苔+玉子+きゅうり = 太巻き。
 +海苔+玉子+きゅうり+奈良漬け = ばらちらし。
 +あぶらげ = 稲荷。
 それぞれ異なる味わい。だからどうしても3種類食わなきゃならない。
 特に経木の折に入ったばらちらしが味のみならず姿形もお気に入りだ。
 Fは稲荷が好き。

 陶酔のうちに素早く食べ終わった。(2014.1.26)

博多魚がし、悪くない!(回転寿司) ~博多~

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 「どう、おいしい?」
 「うん、うまい。吉野鮨本店の究極のうまさじゃないけど、うまいよ」
 「悪くない?」
 「うん」
 ほとんど行ったことない回転寿司。
 Fがよく行く“くるくる寿司”にふたりでモーターショーのあと訪れた。

 本まぐろ赤身、カツヲ、シャコ、ホタテ、アジ、〆サバ、生ダコ、カッパ巻き、蒸し海老、焼き海老マヨ、タチウオ、カニかま・・・。

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 回ってないヤツは注文して握りたてを食える。
 焼きあなご一本。
 タネと酢メシのバランスが握り鮨の命と思っているオレは長いタネは好まない。
 でも注文した。思ったより違和感は少ない。
 焼きだから、小さいからサッパリ味だ。悪くない。
 ツメはうまくない。旨味が乗ってなくて「たった今作りました!」ってカンジのツメというよりタレ。
 あとは真鯛、コノシロ、カンパチ、本まぐろ大とろ、わさび入りカンピョウ巻を注文。

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 ふたりで23皿。7,400円。結構高い。ハラ一杯。

 「まさちゃん、フィリップ(?)おるよ」
 普通の顔で食うひとりの白人青年。うまいかまずいか、表情からは窺い知れない。
 たとえうまくてもこれを「This is the SUSHI!」と思わないでほしい。
 うまいことはうまいが日本橋吉野鮨本店や弁天山美家古寿司等、東京の老舗の究極っぷりを味わってから日本の握り鮨の印象を確定すべきだ。
 「そんな高いとこ行かんよ」
 「行かなきゃダメだぜ!」
 とにかく一度はサイコ~のモノを!がマサスタイル。(2014.1.27)

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