うまい店(和食)

因幡うどん、うまい!ダシがすごい!柔麵も良いもんだ!(本店) ~博多~

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 博多のうどんは「かろのうろん」と「大地のうどん」ともう2軒食べた。
 悪くはないが群馬県人には「超うまい!」とはならない。醤油味とコシあるかたい麵に慣れてるから。
 因幡うどんがうまいらしい。ニューオータニの近くだ。よし行くぞ。

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 強烈に熱い太陽がアタマに降り注ぐ。ぶっ倒れそう。歩いてすぐ。熱中症の心配はなかった。
 14:05。空いてる。狭い店。昼時はごった返すのだろう。
 「ごぼ天うどんとかしわ飯にぎりと稲荷ください!」
 「かしわ飯にぎりは1個と2個がありますが」
 「1個」

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 「うまい!」
 鶏の味がぐいっと来る。好きなかためのご飯。
 「うまいですね!」
 「ありがとうございます!」
 店員ねぇさんにすぐ話しかけちゃうお茶目なワタシ。

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 稲荷も1個にした。
 これは平凡。あぶらげも酢メシも薄味。「Theあぶらげ!」&「The酢メシ!」ではない。

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 スピーディーな登場のごぼ天うどん。つゆを飲もうとどんぶりに触る。熱っちぃ!レンゲを使う。
 「うまい!」
 すごいダシの味。強く効いてる。やや酸味。梅干しを微かに感じる。一味をパパパッ。
 麵をずるっと吸う。柔らかい。これが博多うどんの特徴だ。
 「うどんにコシは必要かなぁ?」とタモリは言う。
 熱い。汗をかきながらつゆもほとんどカラにする。
 「肉うどんください!」
 おっ、と軽く驚くきれいな小顔ねぇさん。「気に入ってくれたのね」って嬉しそうな表情。
 南*地Hちゃんは肉うどん推し。それで看板メニューと両方食べることにしたのだ。

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 よく煮込んでありそうな肉が良いカンジ。つゆからイク。
 「うまい!」
 肉を食う。
 「うまい!肉が甘めで良いですね!」
 「ありがとうございます。肉を浸けるとつゆの味が変わりますね」
 「はい、変わりますね。ダシは昆布の味が強くてうまい!」
 「ありがとうございます!」
 麵をずるずる。ますます汗。肉の他に玉葱もある。肉と玉葱をご飯に載せてもイケそうだ。
 熱い、暑い。ティッシュをもらいたくさん使う。

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 おいしいから最後の1滴までカラ。
 因幡うどんの字が出た。
 両方うまかった。無理に優劣を付ければ「ごぼ天うどん」が僅差の勝ち。かき揚げ衣がつゆと大の仲良し。一体となったうまさは相当なモノだ。ごぼうは少ない。

 「群馬から来ました。博多は麵が柔らかいんですね!」
 「はい、これが特徴です。柔い方がダシがよく絡みますので。ダシを食べるのが博多うどんなんです」
 「なるほど。柔麵もいいですね!」
 「お口に合ってよかったです。群馬はお醤油味ですか?」
 「はい、真っ黒で麵はかたいです!」 
 「あーーー」
 「群馬からお仕事ですか?」
 「いえ、年に3回クルマで遊びに来るんですよ~」
 「えーーーーーっ!各地に寄りながらですか?」
 「イッキに1,300kmを14時間で来ます!」
 「え~~~~~っ!」
 どこに行っても驚きを提供するボク。それだけアホなことをやってるってことだ。 
 「うまかった。また寄らせてもらいます!」
 「ありがとうございます。また是非おいでください!」
 「そこのニューオータニに泊まってますからすぐです!」
 チャチなビジネスホテルじゃなく一流シティホテルに泊まってる、と知らせたくて常にニューオータニの名を出すイヤらしいワタシ。
 従業員全員の盛大な「ありがとうございましたァ~!」に見送られ、因幡うどんを後にする。

 こんなに食べて1,280円。うどんは安い。 
 よか店発見したばい!(2019.7.28)

中洲ちんやが閉店、感慨は無い!(すき焼き屋)

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 ネットニュースでみた。中洲ちんや閉店。2013年に5~6回行った。それ以降行ってない。
 南*地Rちゃんに教わった店。
 閉店を惜しんで行列らしい。

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 昼のすき焼き丼がうまかった。美味しい肉にステキな味付け。おじさんの接客もフレンドリーで好ましい。

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 卵を混ぜるとまた格別。

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 肉とろ丼も美味しい。肉がとろろ芋と仲良し。

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 1階洋食部門の焼肉定食大盛りは不味かった。凄いボリュームに見えたが大半はキャベツ。すごく濃い味付け。

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  福岡Jちゃんと行った夜のすき焼きで幻滅した。
 味の印象は薄い。当時のブログを見たら「脂がヘン」とある。
 中年仲居が酷かった。鮮明に憶えている。
 一部屋に数卓。畳に座るスタイル。
 追加もして肉をたっぷり食い終わった頃、お櫃のご飯と味噌汁が運ばれた。
 仲居がお櫃のフタを開けてメシを盛ろうとした時「すいませ~ん!」と隣卓から声。
 「は~~~い!」
 仲居はデカい声を張り上げ、お櫃のフタを開けたままご飯を盛りもせず放ったらかして行きやがった。
 声をかけた男はオレに「すいません」などと言っている。
 「お待ちください」または「はーい、ただ今!」と言いつつ、まずご飯を2杯盛ってから行くべきだろう。数十秒で済むはずだ。
 イライラするオレをなだめるように「アタシよそるね!」とJちゃんが微笑みながらご飯を盛ってくれた。
 隣卓から戻る時「あっ!」と放置プレィに気づいた仲居。多くの人は着物に割烹着姿だがこの女は制服らしき洋服。
 「青木さん、おかわりしてくださいねぇ~!」
 わざと可愛らしく大袈裟に言って誤魔化す態度。
 これを機にこの店は見限った。

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 創業71年の老舗を標榜するが、仲居の間違った行動や狡い態度は最悪。味も雰囲気も従業員もすべて込みで「良い店だ!」と感じられるのだ。
 ただ年数を重ねただけで蓄積や進歩は無いものと思われる。
 これでは「老舗」と呼べない。
 閉店に何の感慨もない。(2019.7.22)  

林屋食堂でヒレソース(カツ)丼を食う、悪くないがゴキ・・が! ~渋川市~

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 むか~し職場で残業の出前にソースカツ丼やカツ定食を食べたことがある。
 店に行ったことはない。
 ヒゲ剃り跡が濃い地味なおじさんが年季の入った今にも割れそうなヘルメットを被り、古そうなホンダ・カブに乗って持ってくる。意外や美味しかった。
 数年(数十年?)ぶりに何故かこの店を思い出し、行ってみることに。
 ネットでは大盛りで安くて大人気らしい。昔は地元御用達。時代は流れる。
 ヒレソース丼とカツ丼上を狙っていた。昨日食い過ぎたのでひとつに変更。

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 14:10。あれっ、暖簾が引っ込んでる。
 「終わりですかぁ~?」
 「注文は何?」と不機嫌そうなおばさん。
 「ヒレソース丼」
 「ヒレソース丼、できる?」と厨房に怒鳴る。出来ない!と返事がないからどうやらできそうだ。

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 うわっ、汚い店。
 古い映画で観る太平洋戦争直後の食堂みたいだ。1945年にタイムスリップ。愚連隊を演じる売れない役者4~5人がどんぶり飯を掻っ込む姿が目に浮かぶ。
 壁も床も何もかもが油ギトギト。ビーサンが滑って転ばないか心配。
 「昭和の雰囲気!」などと喜ぶ状況じゃない。
 先客5人。
 化粧のキツい中年女4人組がべちゃくちゃデカい声でお喋り。昼間から酒盛り?と思ったらラーメン。まるで酔っぱらいのトーンだ。そのうち言い争いを始めた。殴り合いのケンカには至らない。
 アウェーの雰囲気がヒシヒシと押し寄せる。

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 おぉっ ゴキブリだ 壁を我が物顔に散歩してる。
 ゴキブリなんて何十年ぶりに見ただろう。小さいヤツだが不気味な赤茶色。ホールでこれだから調理場はゴキの巣窟かも。戦慄が走る。
 ますます高まるアウェー感。

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 来た。丼といっても重だ。ソース丼とはヘンな名前だがソースカツ丼のこと。
 普通のソース丼は豚もも肉。もものカツはかたくて味わい弱くて美味しくない。ソースカツ丼には断然ヒレだ。

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 フタを開ける。甘い香り。
 おっ、うまそう。ヒレカツ3枚。湯気がゆらゆら烈しく上がる。

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 「うまい!」
 ヒレカツ自体はうまい。肉のうま味がある。ややかたい。
 衣はバリッとかた過ぎ。揚げすぎたのか?衣の付け方に問題ありか?

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 ご飯は熱々でイケる。でも昼の部終了時間で炊きたてはあり得ない。もしかして電子レンジでチン?いや、それはないだろう。
 丼つゆ。甘くて曖昧で締まりのない味。雑な味とも言える。不味くはない。

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 2枚目カツは厚い。食べ応えアリ。

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 3枚目。こんなに厚い部分も。中心が赤くて良い具合。
 だが「肉と衣の乖離」はとんかつで一番嫌いな現象。
 プロなのになぜこんな失態を演じるのだろう。しっかり粉を打たなかったのか?冷凍肉で縮んだのだろうか?
 テレビに出る有名な高いとんかつ屋でも乖離したヤツを出して平気なツラ。信じられない狼藉。
 「ウチのはピタッとくっついてるんですよ~」と嬉しい主張の適正価格とんかつ屋。蔓延る「乖離とんかつ」に危惧の念を抱いているのだろう。プロの矜持だ。
 よくテレビで言ってくれた。
 テクニックも思い入れもなく名前だけの不埒な有名店でなく、こういう無名でも真っ当なとんかつ屋が陽の目を浴びてほしい。

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 うんと美味しくはないが残すほど不味くもない。
 きれいに食べきる。ゴキブリのことはすっかり忘れていた。ラッキー。食品添加物まみれの紅生姜は食わない。
 ふたつじゃなくひとつで正解。
 汚い店内、ゴキブリ、イマイチな味。もう一度来たい店ではない。
 懐かしの店だから、もっと清潔ですごく美味しければオムライス、焼きそば、カツ丼上を食べに再訪したかったのだが。
 会計。700円。高くはない。安くもない。
 「2時までなんですか?」
 「はーーー」
 「2時半かと思って来ちゃいました」
 「あーーふふふーーー」
 おっ、さっきは不機嫌だったおば(あ)さん。今は優しそうな笑顔。
 汚さ、ゴキブリ、イマイチ味のマイナス要素がこの笑顔でいくらか減じられた。(2019.7.9) 

別府友人M氏と別府の夜を食べ歩き呑み歩き、「ふくよし」のふぐうまい!

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 別府友人M氏が招待してくれた。毎回手厚くもてなしてくれる。19:30スタート。
 「青木さん、別府のB級グルメいきましょう!」
 そう言われて臨んだ。
 ところがいきなり河豚料理。B級グルメじゃなく超A級だ。
 ふくよし。予約しておいてくれた。
 オレはキリンクラシックラガー、M氏はアサヒスーパードライ。
 好きなモノを好きなように呑む。いいねぇ~。

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 肝和え。
 「うまい!」
 濃厚だ。M氏は以前これをお代わり。それほど好きらしい。
 毒のない種類のフグ肝?

 続いてふぐ刺し。1皿出た。これをふたりでも多い。
 と思ったらもう1皿。超豪華版だ。満喫できる。
 厚めの切りつけ。5枚をイッキに箸でかっさらってポン酢に付けて口にポンッ。
 「うまい!」
 ふぐの強いうま味。すばらしい。噛めば噛むほどうまさが横溢。呑み込むのがはばかられるほど。
 「嗚呼~ふぐだ!」
 この冬は食べなかった。1年以上ぶり。今回遠征でふぐを食えるとは思わなかった。嬉しいぜ。
 「ここのふぐ美味しいですよ~」と以前からM氏推奨。

 二軒目おでん屋「てっちゃん」は生ビールが臭い。器具の手入れが悪いのだろう。M氏は何度か指摘したらしい。
 三軒目和風スナック「花菖蒲」
 四軒目焼き鳥「まるみ」もM氏推奨店。焼き鳥盛り合わせ1人7本ずつ。王道または基本形はひとつもなく奇を衒ったモノばかり。軍艦巻きのささみ塩焼きわさびと明太子、ミニトマトのベーコン巻き、豚バラ大根おろし載せ、牛バラたれ焼き、手羽先、軟骨。
 「不味くはないけど特に美味しくはないですね。ねぎまとか普通のが食べたかったです」とM氏。同感のワタシ。半分ほど残す。
  これで何千円も取るんだから飲食店は客が入れば儲かるんだなぁ。
 五軒目は必ず行く気さくなスナック「八重桜」

 今日はなぜか(!)疲れ気味。深夜0時で打ち止めにしてもらう。
 今回も全部支払ってくれたM氏。
 ありがとう。ご馳走さまでした。(2019.4.16)

東見屋あんこ入り味噌まんじゅう、うまいが正統派あんこ無しに及ばず!

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 味噌まんじゅうはあんこ無しの素まんじゅうが基本であり正統派。あんこ入りなんて邪道だ!と決めつけていた。
 京まんじゅうと名付けられたあんこ入り。そのまま食うととっても美味しい。味噌まんじゅうでもイケるハズだ。

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 「いらっしゃいませ~!」
 「おぉ、今日もイイ女ですね!」
 「いえ、そんなことないです。マサさんこそいい男ですね!」
 「わっはっはっ!」
 「あはははは!」
 むすめさんとお約束のおちゃらけ冒頭挨拶。
 「あんこ入りの甘味噌2本とあんこ入り辛味噌1本ください」
 前回もらった甘味噌でやったグリルドチキンに言及。
 「ありがとうございますぅ~!」

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 来た。3串で9個。前回は10串40個。大変な違いだがあんこの存在は大きい。
 まずは甘味噌。
 「うまい!」
 良い具合に甘いあんこに絶妙甘味噌。すばらしい。
 続いて辛味噌。辛といっても芥子じゃなく甘くない味噌。
 「うまい!」
 甘いあんことしょっぱい(甘くない)味噌のハーモニー。オツな味。

 「あんこ入りはお腹いっぱいになりますねぇ~」
 「はい、あんこはそうですよねぇ~」
 以前は辛味噌が組合せの妙で好きだったが、今日はオーソドックス甘味噌がうまい。
 きっと体調やその日の気分で味覚は微妙に変化するのだろう。興味深い出来事。

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 柚子コショーとゴディバのチョコレートをくれた。
 ビール差し入れに対するお返しか。こんなに気を遣ってくれるんじゃもう差し入れは止めよう。かえって申し訳ない。

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 邪道とまでは言わないが、正統派あんこ無し素まんじゅうの味噌まんじゅうが好きだ。あんこ入り推しのヒトも何人かいる。
 910円。数を食えないから前回の半分価格。びっくり。(2018.8.31)

竹乃家で大盛どんぶり二つ平らげる、うまい!ハラ一杯! ~中之条町~

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 13:15。おやっ、客いっぱい。狭い店内が満席に近い。カウンターしか空いてない。5組12人。
 いつも開店早々の11時や昼の部最終14時近く。客ゼロ。
 今日はどうしたというんだ。1時過ぎだからか。それとも雑誌にでも載って押し寄せたのか。見たことのない光景。
 店は嬉しいだろうがオレにとっては由々しき事態。
 カウンターひとつ置いたふたり連れ。
 おっさんの方がカツカレーをずるずる吸い込みながら気持ち悪い音を立てて貪り食っている。醜悪な光景。人間の所作ではない。エサを食む家畜のよう。よくこんな下品な男と食事に来るもんだ。食欲が減退しないのか。四六時中べちゃくちゃお喋り。連れの女の甲高い声が気に障る。
  「竹乃家のかつ丼(ソースカツ丼)大盛と肉丼大盛、味噌汁はひとつでいいよ!」
 「はい、うふっ」
 青木さん、またいっぱい食べるのね!とでも言いたげに笑う。
 30分待たされる。この店は出るのが遅いのはわかってる。だからイライラしない。でもじれったい。

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 「お待たせしました。こんなんで如何でしょう?」
  肉丼の器が趣を異にする。それで如何と言ったのだろう。
 「おっ、いいね!」
 「うふっ」

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 まずは味噌汁。豆腐とわかめ。生ねぎが良い香り。うまい。味噌がぷーんと鼻腔を刺激。
 ソースカツ丼から。がぶり。
 「うまい!」
 旨味たっぷり柔らかヒレカツと丼つゆが染みたサクサク衣。
 カツの揚げ加減ドンピシャ。すばらしい。
 ウスターソースをちょっと配合した(と思われる)ダシの効いたステキな丼つゆ。
 ふっくら炊けた甘くて瑞々しいご飯。丼つゆの染み具合が最適。
 文句なしのうまさ。

 「ソースかつ丼元祖」と嘯く有名な福井のヨーロッパ軒。
 ぜんぜん美味しくない。モロにウスターソースの味。ご飯と合わない。ご飯にもべちゃべちゃ染みてる。ソース茶漬けのようだ。
 しかもカツが豚もも肉。かたいし不味い。豚ももをカツにするなんて常軌を逸してる。良識を疑う。カツはヒレか背ロースだろう。美味しさより原価を抑える方がそんなに大事なのか。「元祖」の名が啼くぞ。
 中央道駒ヶ岳SA(下り線)レストランで食べたヤツ。
 これもうまくない。厚すぎるロースカツにただソースの味。キャベツまで敷いてある。ご飯とカツの融合がどんぶりの醍醐味。キャベツが邪魔してる。カツライスの単なるどんぶり版だ。

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 竹乃家西の横綱肉丼。もちろん東はソースカツ丼だ。
 「うまい!」
 端が焦げて香ばしい。ここがポイント。豚ロースの網焼きだ。脂身も甘みがある。薄すぎず厚すぎずバッチリ。
 濃いめしょっぱめダレ。これがまた泣かせる。郷愁を誘う味だ。
 メシと肉の間に細かい海苔。良いアクセント。新鮮な味わい。飽きずにどんどんイカせてくれる。

 交互に食べる。大盛は嬉しいがご飯と具のバランスが悪い。オカズが終わりそう。
 やはり普通盛りがちょうど良く出来てるのだろう。
 次回はソースカツ丼普通盛り三つ、次々回に肉丼普通盛り3つ。
 同じモノを3つとはかなりお茶目な発想。平凡な人はやらないし考えもしない。だが閃きは大切にしたい。せっかくアタマに浮かんだ構想。ボツにしたら可哀想。
 大盛×2 ⇒ 普通盛り×3。ご飯の量は700gから600gに減少。具が1.5倍。
 ソースカツ丼、肉丼、天丼の普通盛り三つ巴を2017年4月にやらかした。だから問題ない。具がみんな同じで飽きるかどうかだけ。竹乃家№1と№2。飽きない自信あり。

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 食べきる。わずか10分。大盛どんぶり二つと味噌汁を10分とは早食いだ。
 ぎょうざの満州10人前12分、王将10人前も12分、東見屋味噌まんじゅう11串44個10分。10分がひとつの鍵になりそうだ。
 会計。1,950円。
 「こないだ大盛二つ食べた人がいて奥さんに「中学生じゃないんだから!」と怒られてました。でも青木さんよりずっと若い人なんですよ!」
 「じゃ、オレはすごいね!」
 「はい!凄いです!」

 大盛はご飯350g。2つで700gだから2合。具と合わせても1kg。
 家では2合ともっと多いオカズと味噌汁。
 だから日常を飲食店で再現したに過ぎない。驚くには当たらない。(2018.12.11) 

5年ぶりの天ぷら楽ちゃん、うまい!超ハラ一杯!揚げすぎバリバリ! ~港本店~

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 久々に“天ぷら楽ちゃん”に行きたくなった。職人が目の前で揚げた熱々を、総菜屋の値段で食える嬉しい店だ。
 ニューオータニからタクシー。電話番号を教え、ナビで道案内。1,280円。ホテル裏にあった時は近くてよかった。

 「あ~誰かと思ったら!」
 「おぅ久しぶりぃ~!」
 渡辺通店時代から知ってる職人が驚く。
 まずは瓶ビール。そして注文。
 「エビ、イカ、ホタテ、あなご、イワシ、アジ、キス、サバ。とりあえずそんなくらい!」
 「はい!」
 多くの人がビールも呑まず定食や天丼を素速く食べすぐに帰る。平日昼間だから当たり前か。
 「ごちそうさま~!」
 「いってらっしゃ~い!」
 元気の良い初老女性店員。
 「帰る時、いってらっしゃ~い、はイイね!」
 「そう、ありがとう。これからパチンコに行ったりするんよ。だからね」
 「元気が出るね!」
 「あはは」

 まずはエビ。
  「うまい!」
 だが揚げすぎ。サクサクを通り越してバリバリだ。パリパリと言ってもいい。
 マサ天ぷらの方が好みの揚げ加減にできて美味しい。

 どんどん出る。途中「ブタです」と言われた気がしたが連続的に食べてるから止められない。頼んでないけどブタも食べた。薄いもも肉でかたい。よく噛めない。うまくない。

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 「追加でれんこん、ししとう、玉ねぎ、ごぼう」
 「うふふ」
 大量注文に思わず笑う女性店員。

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 さらに追加。
 「かき揚げ、エノキ、あなご、ご飯大盛り、味噌汁」
 「・・・」
 驚いて声も出ない女性店員。
 ご飯、味噌汁おかわり自由。漬物も3種類食べ放題。器は砥部焼かな。フトコロに優しい店だ。
 嫌いなグチャグチャご飯。でも大盛りを頼んで残したら格好悪い。天ぷらを載せる時に天つゆをビシャビシャかけて茶漬けみたいにする。なんとか食べきる。

 「あ~~~~~っ、お腹一杯!」
 「ようけ食べたね。こんなに食べる人おらんよ!」
 「わっはっはっ!」
 笑ってはみたが烈しく食いすぎた。天ぷら15とご飯大盛りと味噌汁とビール。ハラは蛙のように膨らんだ。

 「お勘定して」
 「3,030円です。こんなに食べる人おらん!ビックリしたわッ!」
 怒られてるみたいで楽しい。
 「青木さんはいつもそうなんですよ!」
 「おっ、名前憶えていてくれたんだね!」
 「はい!」

 地下鉄赤坂駅までの道を訊いて出たがわからない。通行人に尋ねる。
 「すいません、赤坂駅はどちらの方でしょうか?」
 若い女性。ヒゲ面に黄色いボルサリーノ・パナマ帽を被ったあぶなそうなオジサンにナンパされるかと警戒して最初は知らん顔。道とわかって教えてくれた。
  少し歩く。さらに訊く。
 「僕も行くところです」
 背広姿の若い男性が親切に駅まで一緒に行ってくれた。長崎出身の不動産会社勤務。転勤で福岡に来たばかりらしい。駅までの10数分間、おかげで楽しかった。色々トーク。
 「福岡にアパート借りて住んじゃった方が良いんじゃないですか?」
 「そうですね。中古マンションはいくらくらいですか?」
 「広さは?」
 「狭くてイイです」
 「800万くらいですかね」
 おぉ、800万!以前、馴染みの中洲ソ****ド女性経営者に食事に連れて行ってもらった時「青木さんは福岡に住むべきですよ。中古マンションなら800万で買えるから!」と言われていた。“800”という数字は真実だったのだ。

 九州のヒトは親切でフレンドリーで優しいなぁ~。ますます九州を好きになったぜ。(2018.4.19)

高橋の若どり蒸焼、うまい!10本は食えない! ~群馬県みなかみ町~

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 王将餃子は10人前60個、東見屋味噌まんじゅうが11串44個。若どり蒸焼も10本を目指すべきだ。それがオレの使命。
 以前は6本をよく買っていた。食べきれなかった。健啖っぷりが強まった今日でも10本はムリだ。何本食えるかやってみよう。

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 「蒸焼10本ください」
 言ってから料金表を見る。大きさによって3,000円と3,300円。数年前は1本210円と240円だった。ずいぶん値上がりした。
 「はい。今日は小ぶりなので250円と270円ですがどちらにしますか?」
 「270円。もう40年もやってるんですか~」
 「そうなんですよぉ~」
 ニコニコとカンジ良い小柄華奢な中年ねぇさん。ほどなく肉感的なやや若いねぇさんも。
 「ヒゲすごいでしょ!」
 「ステキですね~!」
 おっ、良い反応だ。
 「大分の鬚自慢コンクールに出て準優勝しました!」
 お約束のジマン話。最近は馴染みじゃなくても自慢。愛すべきセイカクだ。
 「え、すごい!おめでとうございます!」
 「おめでとうございますっ!」
 パチパチパチッと店内割れんばかりの拍手。超良好反応。嬉しい。数え切れないくらい自慢してきたが、拍手は初めて。
 「どのくらい伸ばしてるんですか?」
 「2年半です」
 「40年じゃないんですね」
 おっ、創業40年と掛けるとは洒落ている。センス良いぜ。
 「寝返り打つ時、脇の下に挟んで『痛ぇ!誰だ!オレだ!』ってなることがあります」
 「あっはっはっ!オレが!あっはっはっはっ!」
 すごく楽しい。場末のフレンドリーなスナックのようだ。大ママがまだ出勤してなくてチーママとホステスって風情。スナックならカネを取られるが若どり蒸焼屋はトーク無料。ラッキー。良い店だ。

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 帰宅。まだ少し温かい。
 量る。1,460g。包装紙が60gとして1.4kg。骨付きで1本140gだ。なるほど小ぶり。もも肉を肉屋で買えば1枚300g前後。小さいから柔らかくて美味しいのだろう。“若どり蒸焼”の看板に偽りなしだ。

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 34cm青磁皿に並べる。一面を覆う。すごい量。ムネとモモ5本ずつ。

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 ビールで喰らう。早く食いたくてビールを注ぐのがもどかしい。

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 ビールをごくり。サイコ~。
 まずはムネだ。
 「うまい!」
 ほっこり骨から外れるムネ肉。旨味は弱いが爽やかなムネ。ぶ厚い肉はボリューム。繊維が強いせいか噛む力が要る。
 塩が効いてる。皮がうまい。

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 そしてもも。
 「うまい!」
 コクがあって、脂もあり、じゅばっと汁が溢れて、強い旨味を感じる。ももが好き。
 肉付きの良い膝上より、かたく締まった膝下が好き。より旨味が強い。歯応えも。
 べろりと大きく剥げる皮。ぺろんと一口で食べると醍醐味満開。

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 6本目途中で急にキモチ悪くなる。ここで終了。もっとイケるがゲロを吐いたら勿体ない。

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 残りは後日チャーハンにしよう。4.5本をバラす。大皿にたっぷり。
 残骸を計量。ちょうど400g。可食部分はぴったり1kgだった。一度に味の濃いヤツを550gも食ったのか。喉が渇きそうだ。

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 残り全部をチャーハンでは多すぎる。親子丼もやろう。
 小袋160gをチャーハンに、多めの270gは親子丼用。冷凍する。
 2袋を冷凍室に入れ、歯ブラシと歯間ブラシを使い、皿とグラスを洗剤で丁寧に洗った瞬間、ハラが減った。すべて処理して何もなくなったら胃が淋しさを覚えたのかもしれない。
 唇の端に不自然な強い旨味。旨味調味料か?鶏から出たホントの旨味なのか?

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  濃くぬるく淹れた煎茶がうまい。
 一煎目は限りなく甘く、二煎目は極めて濃く、三煎目に至ると色は濃いが味はお湯っぽい。
 100g800円のお茶は良い具合。600円や1,000円より好み。

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 手動ミルで挽いてペーパードリップしたトラジャコーヒー。
 熱く濃く淹れる。苦くて、ほんのり甘くて、酸味があってうまい。鶏の脂と旨味をすぅ~っと消滅させてくれる。

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 美味しかったが鶏ばかりでは味に飽きた。野菜やご飯があればもっと感激したかも。今回は若どり蒸焼本体より、ねぇさんたちとのスナックもどきトークに超感激。
 たまにはスナックにでも呑みにイクか。

 でも総額が決まってるソ****ドに較べ、呑み屋は幾ら取られるかわからないのがイヤだ。トーク力の乏しいホステスをこっちが笑わせてやってカネを払うのは間尺に合わない。
 グツグツ煮てつゆの濁ったおでんや味の素のかかった漬物も食いたくない。
 小さな紙に記された数字を支払う。高くても少しも動じずサッときれいに払う。それが男だ。だがママもホステスも美人でもなく話が面白くもないのに高いとムカつく。散財した気分。美人で面白くて安い店もたまにはあるが。
 金額に見合った仕事をきちっとするソ****ドこそ価値がある。酒も呑めるしトークも出来る。
 女バーテンダーのいるバーも、楽しく会話できて明朗会計で、好き。(2017.12.14)

竹乃家で久々カツカレー大盛り、うまい!だが・・・ ~群馬県中之条町~

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 久しぶりの竹乃家。
 鬚自慢コンクール準優勝をジマンしたのは言うまでもない。知り合いにことごとく披露する。お茶目なセイカクだ。
 シレッとしてテンションの低い女将。期待してなかった。ところが良好反応。意外だ。ビックリした。人間ってのは不思議で奥深く、予測不能な生き物だ。

 「カツカレー大盛り。カツもでかくできないの?」
 「カツは・・・できないんですよ」
 「あそう」
 数年前は週5日間何年も通った常連客じゃないか。ただカツを大きくすりゃぁ済むこと。**円にしてくれ、などと言わない。言い値を払う。好きなだけ取ればいいのに。メニューにないから出来ないのか。
 応用の利かないヒトだ。
 鷹揚でないことも確か。

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 来た。
 「おぉ、でかいね!」
 「うふふ」

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 まずはカツ。
 「うまい!」
 サクッじゅわっ。
  続いてカレーとご飯。
 「うまい!」
 よ~く煮込まれたポークカレー。

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 だが双方に難アリ。
 カツは揚げすぎ。肉ややかたい。致命的なのが肉と衣の乖離。これにはガッカリ。プロにあるまじき狼藉。シロートのオレでもピタッとくっついてる。何故こうなるのだろう。まったく解らない。まさか小麦粉を忘れたんじゃあるまいな。竹乃家でこんな醜態は多くない(少なからずある)。
 煮込みすぎて煮詰まり感のあるカレー。しょっぱい。

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 大盛りでも一品だからラクに食べきる。

 前回、ソースカツ丼と肉丼と天丼が以前の味じゃなく、次回は久々カツカレー大盛りと決めていた。
 有言実行だったのだが・・・。

 久々で期待が大きすぎたのか?
 それとも舌の進化?
 はたまた好みの変化?

 4時間経ったら胃にもたれる。もう竹乃家のカツカレーは止そう。
 看板メニューのソースカツ丼に戻るのが順当なセンだ。(2017.12.12)

念願の藁づと納豆“だるま納豆”、イマイチ! ~水戸~

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 秋田の檜山納豆で果たせなかった夢。それは藁づと納豆。水戸で実現した。
 大いなるシアワセに包まれて藁を広げる。

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 「おぉ!」
 ちゃんとした藁づとだ。数年前に食べた時は藁を開けるとなんと納豆がビニールに包まれていた。
 なんちゃって藁づと納豆だった。
 今回はどうか?また「なんちゃって」だろう~。オレは藁にもすがる思いで藁を開けた。  「やったー!!!」
 とても嬉しい。こりゃぁ美味間違いなしだ。

 どんぶりも箸もない。コーヒーカップがある。納豆と添付のタレと芥子を入れる。
 仕方ない。手で混ぜるか。石鹸で手を洗った。あっ、すぐそこに歯ブラシがある。これで混ぜよう。言いアイデアだ。柄の方で混ぜた。喰らう。
 「うまい!」
 が、豆がかたい。甘みがない。粘りも弱い。
 ねぎもカツブシも醤油もない。コーヒーカップ&歯ブラシだ。
 条件は悪いが、それを差し引いても普段食べてるおかめ納豆極小粒に勝るとは思えない。
 コーヒーカップはちゃんと洗った。ルーム係ねぇさんを辟易させたら悪いから。

 念願の“藁づと納豆”にありついた!ってことでヨシとしよう。(2015.5.27)

あんこう料理の老舗“山翠”、まずい! ~水戸~

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 山翠。人気店で満席では困る。電話した。
 「6時にひとり禁煙席お願いします」
 「禁煙て席はないんですよ~」
 「それでも結構です」

 タクシー。着いた。
 「予約した青木です」
 「お待ちしておりました。お2階になります。タバコが駄目と言うことでしたのでお2階ならまだ空いてますので・・・」

 「群馬から来たのであんこうを色々食べたいんですよ~何がいいですか?」
 「この時季温かい鍋は終わってますので氷鍋は如何でしょうか?」
 「じゃそれ。後は・・・」
 「茨城は軍鶏もいいですよ~」
 「いや、あんこう!」
 「唐揚げは骨付きですが洋風唐揚オレンジ風味は骨がなくていいですよ~」
 神戸で逢ったSちゃんに似ている。

 薬味がたくさん。ポン酢と味噌。食う。
 「!」
 氷に埋もれた鉄鍋。料理はぜんぜん冷えてない。中途半端極まりない味。あんこうらしくないアンコウの味。

 洋風唐揚オレンジ風味。
 「まずい!苦い!」
 唐揚げ自体が苦い。オレンジソースは濁った味。失敗作???
 6個あったが2個しか食えず4個残す。

 うまければイワシ天ぷらとあんこう釜飯もイク予定だった。
 ビールも1本だけで止め。4,449円。もうこれ以上居られない。
 オレは這々の体で山翠を後にした。(2015.5.27)

ふぐのひれ酒、香りは良い!味は弱い!

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 冬にしそわかめと一緒に買った萩・井上商店の“とらふぐ焼きひれ”。
 そろそろ賞味期限が近づいてきた。早く使わなきゃ。
 八海山特別本醸造1合を1分20秒チン。熱燗にする。焼きひれ2枚を入れ皿でフタをし2分。皿を取る。

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 「あれっ、色が変わってない!」
 香りはする。呑んでみる。
 「あんまり味がしない!」
 店で呑むひれ酒は強い色が付いていかにもうまそうだ。
 でも後半になったらちゃんとふぐ焼きひれの味がしてきた。そこはかとなく。

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 2杯目は8勺。よく味を出すためヒレを入れたまま1分チン。
 やはり全然色が出ない。味はくどいがかなり出た。

 思い通りのひれ酒にならなかった。
 ひれ酒はふぐ屋でふぐを喰らいながら「熱っちぃ!うまい!」などと言いつつ嗜むのが良さそうだ。
 今日は31度と暑い日のせいもある。

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 最後にきてヒレはぷっくりと膨らみ、味もぐんと濃厚になった。
 これはイケる。最初からこうならよかった。(2017.5.30) 

鰊山椒漬け、オツな味わい!(料理旅館田事) ~会津~

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 旅館の夕飯で食べてうまかった鰊山椒漬け。
 ふたりに土産に送った。ついでに自分の分も。

 *肝心な中身の画像を消失し、なぜか箱の1枚しか残っていない。

 そぎ切り。皿にきれいに並べる。ビールも日本酒も切らしてる。スコッチウイスキー・シーバスリーガルを水割りだ。
 「うまい!」
 歓喜するうまさではない。オツな味わい。燻し銀な風情。
 身欠き鰊を戻して酢漬け。山椒が効いている。歯応えもイケる。
 半身1本500円。3本入り1,500円。1本だけ食べようとしたがあっという間に3本イッた。

 もっときゅんと酢が効いてる方が好きだが、これが会津伝統の味なんだろう。
 店によってはうんとしょっぱくするらしい。マイルドゆえ「うまい!オツな味わい!」と喜べたのかも。

 おいしかった会津の料理旅館田事。また行きたい!と思いながらもなかなか行けずにいる。(2015.6.1) 

料理旅館“田事”、うまい! ~会津若松~

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 ずっと以前、旅館の本で見た田事。料理がうまいと評判の料理旅館。
 いつか行きたいと切望していた。諸国漫遊記でついに実現。
 1時間も早く着いたのににこやかに迎え入れてくれた美人仲居頭Kちゃん。
 日本一周の話題。
 「うちがベスト3に入れるよう頑張ります」
 檜風呂にゆっくり浸かり疲れを和らげる。メシの時間だ。イヌがご飯を待ち侘びたようにホイホイと尻尾を振って食事処に向かう。

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 「食事処、今日は青木さん貸切です」
 「お~」
 ある程度並んでいた。きれいな盛りつけだ。料理人のセンスを感じる。
 美人Kちゃんが料理の説明。会津地方のモノばかり。真っ当な料理だ。
 「うまい!」
 「お口に合いましたか?」
 「ひとつひとつに愛情がこもってるね!」
 「今まで全国各地でおいしいモノ食べてきてるからどうかと思ったんですけど・・・よかったです」
 「服変えるとカンジが違いますね」
 「どういう風に違います?」
 「最初に会った時の方がよかったなぁ~」
 「あ・・そうですか・・・」
 がっかりした風の美人K。

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 「熊本でも馬刺食べたけどこれはまた違った味わいでうまい。厚切りだから歯触りが良い!」
 「あ~ヨカッタです~」

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 天然鮎塩焼き田事流。
 頭と骨がかたい天然モノ。するっと抜く。身を割り、まろやか酢をたっぷりかける。
 「普通、塩焼きだけなんですがこれが田事流です」
 「うまい!」
 酢がソフトタッチ。鮎を殺さず引き立てている。蓼酢とは異なる趣。
 子供の頃自宅で食べた利根川の炭火焼鮎を懐かしむ。
 11月から3月までは座敷で炭火焼するが暑い季節はしていない、らしい。

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 「これは何の天ぷらに見えます?」
 「椎茸じゃないの?」
 「まんじゅうです、あんこの入った。会津ではまんじゅうも天ぷらにします」
 「おっ、オツな味だねぇ~」

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 「定番はコンニャクなんですが、じゃが芋の田楽です。チーズをかけて焼いてます」
 「うまい!甘味噌がいいねぇ~」
 甘味噌が共通する群馬の味噌まんじゅうに言及したが、興味を示さないKちゃん。

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 「福島牛のステーキです。飛騨牛とは違いますけど・・・」
 「うまい!」
 かなり濃厚だ。

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 あま~い西瓜とあま~いメロン、うまい。

 次々に料理が登場。食いっぷりの鮮やかなオレでもハラ一杯。
 おっ、料理長登場。女性だ。
 「ありがとうございます。料理長のMです。如何でしたぁ?」
 「うまかった。ひとつひとつていねいにつくってあって、愛情がこもってる!」
 「感じました?何が一番おいしかった?ステーキ?」
 「厚焼き卵!」
 「厚焼き卵ォ???」
 驚きの色を隠せない料理長。なぁんてまわりくどい言い方はしない。料理長驚く。これでOK。
 「ステーキもうまかった。焼き方がちょうど良いね。焼き過ぎちゃう店が多いんだけど。タレもよかった。香りからもううまそう」
 「食べる前からおいしいと思いました?」
 「左側の二切れが脂があってうまかった」
 「サーロイン100gです。男の人だからヒレよりいいかと思って。秘伝のタレです。にんにくとか色々入って」
  「味噌汁も凛々しくてうまかった」
 「まぁ~そうですか?明日のめっぱ飯は何にしました?」
 「しらす!」
 「おいしいですよ~」
 「楽しみぃ~~~!」

 美人仲居頭Kちゃんは明日朝居ない。ずっと働いたから明日は昼から。
 「哀しい・・・」
 シクシクと泣くまね。
 「あはは。ベスト3じゃなくベスト5に入ったかな?」
 「ベスト3!和歌山の地魚を使った板前割烹と鹿児島の黒豚とんかつ・・・」
 「入りましたか?嬉しい。またいらしてください」
 「うまかったからまた来ます!」

 念願叶った。うまかった。
 トウモロコシの豆腐も、炊いた棒鱈も、鰊山椒漬けも、ごぼうチップも、ワラビのおひたしも、タラバガニも、氷頭なますも・・・。
 “料理旅館”って良い響きだ。(2015.5.26)

白龍(ぱいろん)のじゃじゃ麺、熱々うまい! ~盛岡~

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 福岡県筑紫野市の友人が教えてくれた白龍。ぱいろんと読む。盛岡じゃじゃ麺元祖。
 オレは元祖とか老舗が好き。盛岡に行ったらじゃじゃ麺と決めていた。
 以前、食道苑で群馬Mと盛岡冷麺を食べた。味はイマイチ、従業員がすごくカンジ悪かった。

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 川徳地下の白龍。期待してなかった。どうせ単なるご当地モノだろう、とタカを括っていた。
 「初めてですか?」と訊き、説明してくれる。
 「味噌を麺の白いところがなくなるくらいよく混ぜてラー油、おろしニンニク、酢をかけてお召し上がりください。みなさんこの3つをよくかけられますよ」
 混ぜる。よ~く混ぜる。薄紫のチノパンに味噌が飛ばないよう注意する。混ざった。喰らう。
 「うまい!」
 期待しなかったことが悔やまれた。
 「熱っちぃ!」
 見たとこそうでもないが食べたら熱い。意外だった。
 こりゃイケる。味噌は脇役だ。主張してこない。熱い中から歯応えのいいキュウリが顔を出す。
 ラー油、おろしニンニク、酢をかける。味わいが変わった。
 みんな個性的だ。ひとつを強調してもいいし、3つを同時に感じるのもまた一興。色々に楽しめる。
 面白い麺料理だ。気に入ったぜ。

 「熱々の麺がうどんとはちょっと違ってうまいですねぇ~」
 「ありがとうございます」
 アタマから汗が噴き出す。
 「ラー油かけたから汗がすごい」
 「生姜も入ってますからね~」

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  その後卵スープ。ちーたんたん。これはじゃじゃ麺に較べ平凡。
 大中小のうち勧めにより中にした。もっと麺を食いたい!との後悔の念は、卵スープでなんとか収まった。
 「催事に毎年来る九州のヒトに教わったんですよ~」
 「あ~」
 「早速メールしておいしかったって言っときます」
 「あはは」
 じゃじゃ麺、とっても満足の味。また食べたい。

 わずか600円なのに、日本一周旅行中かなり上位にランクイン。
 値段じゃないんだなぁ。(2015.5.24)

生うに瓶詰め、超うまい!(マルタマ横道商店/八食センター) ~八戸~

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  八食センターでいちご煮と鮨を食ってから買い物。
 生うに瓶詰なる珍しいモノ発見。迷わず買う。三戸の会社。
 ホテルで食べる。

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 フタを開ける。おやっ、水が口いっぱい入っている。呑む。
 「しょっぺぇ!」
 塩水を棄てる。ウニの分量がかなり減った。食う。
 「うまい!!!」
 塩水はしょっぱいがウニはまったくしょっぱくない。フシギだ。
 甘みがある。とろり、というより凛々しい。ちゃんと粒も感じる。
 八戸の純米酒とよく合う。
 あれよあれよという間に食べちゃった。大満足。

 これは価値ある千円だ。2千円でもいい。
 もし取り寄せ可能なら、群馬に帰ってたくさん取り寄せ、巨大うに丼を造り、もうウニ食いたくねぇ~!と、ほざきたい。(2015.5.23)

別府Mちゃんプレゼント醤油をメバチお気に入り部位で、うまい!サイコ~!(マサ料理)

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 別府Mちゃんにもらった九州の醤油。大分県臼杵市のカニ醤油合資会社。創業1600年。九州一の老舗らしい。
 口開けはメバチマグロ刺身がいい。醤油デビューに相応しい。
 いつもは100g350円の赤身。オレが一番好きなのは脂の乗ったスジ部分。今日はMちゃんに敬意を表し100g750円の中とろにしようと考えた。
 おっ!すばらしく脂ノリノリのスジがある。中とろも見たがスジに首ったけ。これ以外考えられない。100g380円。274gの柵。
 「あたいを買ってぇ~!」
 きっとM醤油のために極上スジメバチがオレが来るのをひたすら待っていたのだろう。キラキラ輝いていた。健気なマグロちゃん。

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 4本もらった。よく見ると醤油は2本とダシが2本。

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 “丸大豆醤油”と“しぼっただけの生醤油本醸造”の両方を味わおう。こんな良いスジに巡り逢うことは稀有だから。
 双方オレの好きな無添加。流石Mちゃん、好みがわかってる。

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 そぎ切り。包丁に脂がまとわりつく。嬉しい。スジがかたいから切りにくい。身とスジが離れそうになる。それもまたひとつのステキな風景。
 脂がピカピカ光ってる。

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 まずは“丸”でメバチを喰らう。
 「うまい!」
 予想より甘くない。関東物に近い味わい。深みがある。とてもうまい。
 次に生醤油。
 「うまい!」
 これも甘くない。直接的なピュアな味が味蕾にぐいぐい染み込む。
 交互にイク。スジメバチの強い脂に対しては生醤油にわずかなアドバンテージか。
 脂ノリノリなメバチ。甘~い脂と最適歯触り。サイコ~。これほど好みにドンピシャなメバチは久しぶりだ。

 Mちゃんを思い浮かべながら美味しい醤油を堪能。シアワセな時間。

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 献立はメバチ、生卵、ご飯2合、なめこ汁。みんなうまい。特にわさび醤油をつけたメバチをご飯に載せて握り鮨みたいにしてガバッと喰らうのがイイ。
 あっという間に食べきった。

 世界に誇る日本伝統の調味料“醤油”。すごい発酵食品だ。
 日本酒と同様日本各地に歴史ある醤油蔵が存在。各地を巡ってみたい衝動に駆られる。
 “醤油と日本酒を巡る旅”なんてイイなぁ~。(2017.5.6)

竹乃家でどんぶり3つを喰らう、いつも絶賛!今日はしょっぱい! ~中之条~

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 「竹乃家のかつ丼(ソースカツ丼)と肉丼と天丼。普通盛りで。味噌汁はひとつでいいよ」
 「かつ丼、肉丼、天丼・・・はい」
 「写真撮りたいから一度に持ってきて」
 「あははっ!」
 どんぶりを3つ食う馬鹿はシャバにあまりいない。

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 レトロな店内。ヒマだから撮影。天井がないことを発見。
 “本日のお米”は常に秋田産。他の産地札を見たことない。なぜ地元群馬や米処新潟じゃないんだろう?
 各地の米を吟味し厳選した結果?それとも単に米屋の推薦?価格的なもの?

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 入店は10:56。開店4分前。他に客は居ない。注文して25分経過。イライラ発芽寸前。登場。
 「お~三つ一度に食えるとは嬉しいね!」
 「ひとつ食べ終わって次に行くんでしょ?」
 「いや、次々に」
 「まわすんだ!あっはっはっ!」
 巡回方式な食べ方がウケるとは思わなかった。一口ずつ味わった方が面白いぜ。

 まずは味噌汁。
 「???」
 いつもは「うまい!」となるが今日は違う。マサ味噌汁のウデが上がったってことだ。

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 ソースカツ丼。この店の看板メニュー。
 「うまい!」
 でもいつもよりしょっぱい。
 メシが軟らかい。
 ガブリと噛むとヒレ肉が衣からするりと抜けた。今までなかった。カツとして、あってはならない狼藉だ。

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 次に肉丼。二番目に好きなメニュー。
 「うまい!」
 だがかなりしょっぱい。
 以前は大きな豚ロース3枚だったが小さく切ってある。なぜそんな事をするの?十勝の豚丼を意識?
 他は気にせず自信を持って竹乃家独自の路線を歩んで欲しい。
 小さいゆえにタレの染み込みや絡みが多すぎたのかも。
 端が焦げて香ばしい。これは重要ポイントだ。

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 三番手に天丼。かつてはよく食べた。
 おやっ、彩りが悪い。見るからにうまそうじゃない。食べる。
 「・・・」
 丼つゆの味がイマイチ。しょっぱ過ぎるしヘンな甘み。雑味がある。竹乃家本来の味じゃない。
 いったい今日はどうしたんだ!!!どんぶり3つが三つともヘンだぞ。
 オヤジ不在で違うヒト調理?
 それとも風邪をひいて味覚が麻痺?
 「あっ!」 
 海老が1尾だけ!前は2尾だった。
 野菜多数。ししとう、ウド、舞茸、かぼちゃ、ニンジン、茄子。
 「野菜天丼なんか食いたくねぇ!」と叫びたい。
 メニューを見ると“海老だけ天丼”なるふざけたモノが新規参入。違いを鮮明にするため基本天丼の海老を1尾に減らしたのか。客のためを思わない改悪。

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 肉丼が最初にカラになり、続いてソースカツ丼、最後に胃袋へ送ったのは天丼。
 どんぶり三つすべて空っぽになった。見事な風景。
 文句は言ってもたった11分で完食。味噌汁と漬物もあるから丼ひとつ3分。今日はコペンで来たが食うスピードはR35GT-R並みだ。
 いつ食べても大絶賛の竹乃家。たまにイマイチがある。出来映えにムラのある店。
  こんな日に誰かを連れてこなくてヨカッタ。

 会計。2,800円。
 「ハラ一杯になったよ!大盛りだったら大変だね!」
 「それはアタシが止めます!あははっ!」
 「わはは!」
 うまい時は「うまかった!」と絶賛する。今日は「ハラ一杯」と言った。ウソをつかないのがマサスタイルだ。

 昔この近くに勤務した頃は週5日昼メシを食べに来た。数年間も。
 甘いとか、しょっぱいだの、かたい、火入れが弱い、遅い、熱々すぎる・・・文句をうんと言った。出来ることは対応してくれた。大好きな味だから些細なことが気になった。
 年に1~2回の現在。文句を言わなくても平静でいられる。
 う~ん、次の訪問がビミョーになったぞ。もしあれば久々に大盛りカツカレーにしよう。サクッと揚げたてロースカツによく煮込まれたポークカレー。ヨダレが出そう。
 半年先の注文がもう決まるとは、オレはヒョウキンだ。

 帰宅し食パンを1枚。
 嗚呼~舌に染みた過多醤油を食パンがしっとり吸い取ってくれる。
 胃袋に届いた瞬間、強烈な満腹感が襲う。
 そして熱く濃く淹れたトラジャコーヒー。ようやく舌も胃袋も落ち着きの兆し。
 さらに濃くぬるく淹れた100g800円の煎茶。千円モノより濃い。完璧に醤油過多を追い払ってくれた。

 風呂上がりの深夜、日本酒を嗜む。
 竹乃家らしくない本日のどんぶり。自分でもっとうまいヤツを作りたくなった。
 よし、うんと美味しい丼をやるぞ。王道中の王道“親子丼”だ。今日の竹乃家より上手に出来そうな気がする。(2017.4.12)

一休み、アットホームでフレンドリーで楽しくおいしい店! ~別府~

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 別府の“一休み”って店。
 カウンターに色とりどりのうまそうな料理が大皿に並ぶ。野菜をメインとした家庭料理だ。
 これらを好きほど取ってメインの肉料理とご飯とお吸い物。500円と安い。

 オレの食い方は違った。店のねぇさんたちとビールをガンガン呑みながら料理をつまみ、馬鹿話に興じる。昼間っから場末スナックの様相を呈する。
 料理は繊細かつ主張ある味付け。出汁巻き卵も。こんにゃくがうまい。
 ママが采配を振るう。
  13時過ぎ入店。ビールを呑み、食べ、喋る。昼を過ぎても常連が次々に訪れる。仲良しな友人のように自然だ。
 「こんなフレンドリーな店、地元にはないよ!」
 「そぉ~?」
 「御利益があるよ!」
 ママがけしかける。
 「わぁ~!」
 などと若い女性客がロングひげを撫でる。
 オレはすかさず「にゃお~ん!」とネコの鳴き真似。
 「あっはっはっはっ!」
 「わっはっはっはっ!」

 3時間近くいた。キリンビール中瓶11本。
 ラガーに始まり途中からクラシックラガー。でも酔っ払ったら味の違いがわからない。「クラシックラガーに限るぜ!」などと言ってたのに・・・。
 ねぇさんたちの中ですごく強いヒトがいる。ほとんどをオレと二人で呑んだ。オレより数倍強い。
 とても楽しかったが11本は呑みすぎ。酒豪ねぇさんはなぜか写真に納まっていない。
 “紹介”で訪問ゆえの歓待。まったくの初めてじゃこうはいかないだろう。

 7,000円。こんなに楽しい店は珍しい。地元の人に愛されるのも肯ける。
 訪別の際は、いの一番に訪問するのも一興だ。(2017.3.10)

山椒郎、店内は洒落てるが料理はイマイチ! ~湯布院~

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 ゆふいん山椒郎という店。Kさんに案内される。
 木曜12:40。客は40%ほど。
 洒落た内装。窓が適度に小さく光の加減に優れる。静謐な空間だ。
 ピロッピロ、ペロロンロン
 スマホがけたたましく鳴り響き「お疲れさまですぅ~!よろしくお願いいたしますぅ~!」などと若い男がカウンター席で大声を出す。平気で大きな音を鳴らし、平気ででかい声でわめく。客筋は良くないようだ。

 ステーキとすき焼き風鍋(?)を注文。
 ステーキ。おいしいがすごく小さい。100g以下?色とりどりの野菜はキレイ。3,000円。
 すき焼き風鍋。とてもしょっぱく肉はかたい。野菜ばかりで肉は探すのが大変。かなり残す。
 ご飯もぐちゃっと団子状にかたまって嫌いなタイプ。自分で炊いたキリリとかたく凛々しいメシが食いたい。これも3,000円。計6,480円。

 食べ物屋って当たれば儲かるんだなぁ~。(2017.3.9)

ふぐはうまいが、しゃぁしぃオヤジ!(矢倉寿司) ~別府~

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 別府Kさんと食事。大分はふぐだ。ふぐ料理のうまい寿司屋を予約しておいてくれた。
 別府では多くの鮨屋でふぐを出す。群馬では考えられない状況。
 矢倉寿司。歴史を感じさせる店。店主らしきお爺さん。いかにも職人気質。愛想はない。
 個室。
 ビールがキンキンに冷えすぎ。食道が凍りそうだ。
 大きめ小鉢に皮や湯引きやもみじおろしや肝や青ねぎ。ふしぎな風景。うわっ、オヤジがポン酢をバシャバシャ大量に注ぐ。
 大皿のふぐ刺し登場。36cmくらいの大きな皿にふぐ刺し。すごい迫力。豪華だ。
 「食べ方を説明します。刺身も鍋もすべてここに付けて食べます。肝を入れてよ~くかき混ぜてください」
 繊細には食えなさそうだ。説明が断定調。
 独特の歯応えと甘み。ふぐ刺しはうまい。
 「ポン酢しょっぱいね!」
 「うん、しょっぱい」
 唐揚げを食ったらもうハラ一杯。

 鍋が来た。オヤジが骨付きぶつ切りをどんどん入れる。
 「ふぐ刺しうまいです
 「ありがとうございます
 表情はまったく動かない。終始笑顔無し。
 しばらくしてアクを取りに来る。オヤジが去った。野菜が食いたい。Kさんが白菜などを次々に入れる。強火にする。そこにオヤジが現れた。
 「あ~!野菜はまだ入れちゃダメですよ!アクが出ちゃいますから。ボクがせっかく美味しい雑炊を作ってあげようと思ったのに・・・!」
 うるさいオヤジだ。
 「しゃぁしぃジジイや~!」
 「うるさいね!でも、自分の料理に自信があるから100%の味を食べてもらいたいのかも」
 「そういう見方も出来るけど、しゃぁしぃジジイ!」
 「わっはっはっ!」
 しゃぁしぃオヤジのおかげで大笑いできた。「しゃぁしぃ」とは大分弁で「うるさい」の意味。
 鍋の骨付きぶつ切りを肝を混ぜたポン酢で。しつこい味。

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 結局、ハラ一杯でジマンの雑炊作製は拒否。
 28,700円。彼女がご馳走してくれた。
 「お洒落やね」
 右赤左黒コンバースを見て1秒も笑わなかったオヤジが最後の最後にお愛想を言った。遅きに失したぜ。
 笑顔皆無の店は窮屈だ。(20217.3.8)

つな八の天丼、うまい!油も丼ツユも良い塩梅!(大丸東京12階)

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 Newカマロを見た。次はメシだ。今日は祝日で日本橋吉野鮨本店は休み。
 すし鉄にしようかと思ったが、明らかに吉野鮨に劣るすし鉄を食ってもしょうがない。
 つな八だ。天丼が食いたい。

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 16時半。客はわずか。黒服に案内される。
 ビールの銘柄を訊ねる。キリンラガーがある。天丼を頼む。ランチタイムじゃないから3,024円の久蔵丼って高いヤツのみ。
 ビールを呑んでいるとマグロ刺身が来た。
 「お刺身が付くんですよ~」とニコニコねぇさん。
 おっ、軽いけど脂があっておいしいマグロ。

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 天丼登場。穴子がはみ出している。
 「豪華ですね!」
 「食べ応えありますよね!」とニコニコねぇさん。
 味噌汁。ぷ~んとダシが香る。おいしい。なめことワカメ。

 まずは海老をガブリ。
 「うまい!」
 海老自体の強い香りと甘みあふれる味わい。ぷりぷり食感。イケる丼ツユ。丼つゆを吸ってもサクサクは健在。
 次にキス。醍醐味ない味。水分の多い魚ゆえか衣しんなり。
 そして玉葱。意外なうまさ。際立つ甘み。熱々だ。
 真打ち穴子。1本揚げ。
 「うまい!」
 1本揚げの姿は嬉しい。豪勢だ。じゅわっと迸る穴子の旨味。
 天丼の王様小海老のかき揚げ。こりゃダメだ。小海老の歯触りに問題アリ。
 柔らかめだがふっくら炊けたご飯。イイぜ。

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 天丼ひとつでハラ一杯。健啖家のオレにしては珍しい。Newカマロのあまりの素晴らしさに接し魂を抜かれたか?
 食べきったら丼ツユがしょっぱい。もっと甘い方が好みだ。
 良い器だなぁ~と激写。

 会計。最初の黒服。
 「天丼おいしかったです!」
 「ありがとうございます」
 「特に海老と穴子がうまい!小海老はぷりぷりじゃなかったね!」
 「あっ、そうですか!また是非お願いします!」
 「はい!」
 3千円は高いと思われた天丼。この味なら納得だ。ビール中瓶740円は高い。
 次回はカウンターでビールを呑みながら次から次に揚げてもらってガンガン喰らおう。

 B.C.T.を覗く。混んでる。Aちゃんが元気よくシェーカーを振っている。
 「Aちゃん!」
 「あっ、どうも!」
 忙しくていつもの笑顔がない。また今度にしよう。(2017.2.11)

萩名物“しそわかめ”を久々買った!うまいが待ちくたびれてムカつく!(井上商店)

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 人類のみならず“生きとし生けるもの”すべての中で一番(ゴキブリや蛆虫よりも)嫌いな安倍晋三の選挙区だし、下関のふくと歓楽街は良かったものの“GT-R50日間日本一周”で泊まった東京第一ホテル下関の部屋&バスルームがもの凄くみすぼらしかったので、山口県は嫌いだ。
 でも美味しい“しそわかめ”は好き。
 以前、テレビか雑誌で萩伝統のモノと紹介され食べたらうまかった。何年かぶりに井上商店HPから取り寄せる。
 「何年ぶりだろう?」と気になり自分のブログを“しそわかめ”で記事検索。
 1回かと思ったら過去2回取り寄せていた。2014年と2011年。いずれも3月。今は2017年2月。どうも3年周期で“しそわかめ食べたい症候群”が発症するようだ。

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 前回は本命のしそわかめの他に珍味を色々買った。珍味はイマイチ。しそわかめに特定すべきと判った。
 化学調味料不使用の“青ラベル”ってのがある。食品添加物にうるさいオレにピッタリだ。
 だがこれは75g入りしかない。業務用のでかい300g、500g、1kgのヤツが欲しい。お得だから。
 青ラベルひとつ、300gを3つ、とらふぐ焼きひれを買う。
 女友達にも食べさせよう。青ラベルはオレが食う。化学調味料の有無で味がどう違うのか?を検証したい。ひれはヒレ酒用だ。

 しそわかめ。
 今までビールのつまみ、炊きたてご飯載せ、お茶漬け、納豆、チャーハン、卵スープ、卵焼きをやった。
 今度はあぶらげ又はしらすと一緒に釜飯だ。混ぜておにぎりもうまそうだ。うどんの薬味としても良さそう。塩と酒としそわかめとシシトウで焼きそばもイケるはず。マヨネーズで和えて食パンに塗るのもイイかもしれない。とろろ芋に混ぜたり、大根おろしに合わせたり。稲荷寿司の酢メシにまぶすのはどうか?思いつくもの何でもトライしよう。

 喜々として妄想を巡らせた発注の翌日、お届け予定メールが来た。遅い!到着まで5日もかかる予定。
 山口県と群馬県ってそんなに遠いんだろうか?
 注文後に海へ行ってわかめを採り、畑に出かけて紫蘇を収穫するとでも言うのか!?
 通常、翌日か翌々日到着だろう。土日に掛からないよう金曜の日中に発注したのに。
 こんなに待たせるとは信じられない!早く食いたい客の気持ちがわからないのか?もう買わねぇ!懲り懲りだ!
 やっぱり山口県の会社だけあって、不埒でキモくダサいインチキ嘘つきイカサマ野郎安倍晋三と“同じ穴の狢”なのか?

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 ようやく到着。ご飯を2合炊く。茶碗をふたつ。化学調味料なし青ラベルvs普及版。

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 まずは青ラベル。
 「うまい!」
 やや物足りない。舌が記憶している3年前と異なる味。スッキリしてるとも優しいとも言える。

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 青ラベルを一口食ったら普及版。
 「うわっ!」
 しょっぱい!ヘンな旨味が強烈に襲ってくる!
 青ラベルの方がずっと美味しい。化学調味料の有無は予想よりはるかに大きかった。驚愕の差異。

 青ラベルご飯に戻る。良い味。青ラベルばかり食べる。食べきる。普及版に戻りたくないなぁ。
 恐る恐る食べる。う~ん、普及版はどう考えても味が強すぎる。味蕾が攻撃されてるカンジだ。

 井上商店は普及版の製造を止め、青ラベルに特化すべきだ。
 あっ、でも較べるから良さがわかるのかも。青ラベルだけだったら、ただ「おいしい」で済んでしまうのかも知れない。
  シャバには、とにかく安ければイイという人もいるし、化学調味料が好きなヤツも、微妙な違いに無頓着な輩も存在する。
 でもお徳用青ラベルはあった方がいい。

  食後、舌が痛い。強いインチキっぽい味に襲われる。普及版のヘンな旨味だ。
 舌をタワシでゴシゴシ洗いたい。
 大きな300g入り普及版の運命が危ぶまれる。(2017.2.8)

檜山納豆、甘みがある! ~秋田~

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  秋田名物 八森ハタハタ
    男鹿では 男鹿ブリコ
     能代春慶 檜山納豆
      大館 曲ワッパ・・・ 

 秋田音頭に唄われる檜山納豆。納豆好きのオレとしては秋田に来たからにはどうしても食いたかった。
 部屋にエスコートしてくれたキャッスルホテルのフロントねぇさん「あたしも檜山納豆大好きです」
 秋田駅近くのフェリオ地下で買えると教えてくれた。買いに行く。
 「あっ!」
 お目当ての藁づとがない。仕方なくパック入り。小さい醤油も買う。

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 翌朝、おいしくない朝食バイキングの後、部屋で食べた。
 箸がないからマドラーでステアする。芥子もカツブシもネギもない。醤油だけで食べる。
 「うまい!」
 豆に甘みがある。いつも食ってる極小粒よりかなり大粒。
 でも、どうしてもこれだ!ってほどじゃない。
 食事後だし、芥子とカツブシとネギなし、完璧に出せないとろみ、ご飯なし。こんな不利な状況だからフェアな判断は出来ない。

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 いつか通販で“藁づと”を取り寄せ、炊きたてご飯で食ってみたい。
 その時に味を確定しよう。
 そうでないと名物入りした秋田音頭に失礼だ。(2015.5.23)

超うまい七代佐藤養助!(稲庭うどん) ~秋田~

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 うまいがそれなりだった“比内や”。腹八分目。稲庭うどんもイク。
 この先秋田にいつ来られるかわからない。食いたいモンは食うぞぅ~!
 二味せいろ。
 前回は胡麻ダレ、今日は醤油だれがうまい。長距離ドライブ疲れにより醤油を欲するのか?
 本日の胡麻ダレはなぜかしょっぱい。

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 麺がすばらしい。つるつる、つるっつる、嗚呼~。
 これほど歯触り、舌触りに優れるうどんを知らない。
 群馬の水沢うどんも日本三大うどんに入るらしい。店に食べにゆくと量が少なくて高くて味はイマイチ。

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 稲庭うどん、サイコ~!
 比内や5,314円より佐藤養助880円が価値アリ。
 これが世の中だ。(2015.5.22) 

比内地鶏の“比内や”、うまい!それなり! ~秋田~

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 秋田は5回目。濱乃家、津ね屋、七代佐藤養助に来た。鶏弁当も食べた。稲庭うどんが一番。
 今日は比内地鶏の店“比内や”だ。
 予約席の札はいっぱいあるが客ゼロ。
 キリン生ビール。
 「炙りたたきとねぎまとつくね棒と串カツと・・・あと何がいいだろう?はじめてなんでわかんないんだけど」
 「秋田のものとしていぶりがっこ、じゅんさいですね」
 「鶏で」
 「あ、あ、あ、鶏ですか?もつ煮なんて如何でしょう?」

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 お通し。何でもない味。あとで、ホテルに帰った時レシートを見た。
 「おわっ!」
 こんなものが520円!俄に信じ難い。お通しなんて世の中から無くなるべきだ。

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 ねぎま。
 「歯応え良くてうまいねぇ! 
 「あ、ありがとうございます」
 大沢親分の孫に似た仲居。愛想は良い。

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 地鶏の串カツ。サクサクうまい。良い歯応え。

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 つくね棒。これはイケる。甘辛加減がちょうど良い按配だ。

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 炙りたたき。肉の味薄い。群馬の肉屋で買うブロイラーを焼いて食った方がうまい。

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 もつ煮。
 「しょっぺぇ~~~!」
 これはダメだ。

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 地ビール、男前。2杯。
 「これ呑んだら男前になるかな?」
 「もう~~~今以上に男前になりますよ~」
 「あっはっはっ!」
 客あしらいには長けてるねぇちゃんだ。
 「おっ、濃くてうまいね」
 「好みに合いましたか?」
 男前ってビールをオトコマエが呑んだせいか、酔った。

 ねぎま320円、串カツ430円、つくね棒380円、炙りたたき980円、もつ煮込み470円。ビールその他計5,314円。高ぇ~~~!!!
 うまいがこの値段には見合わない。一度来ればいいやってカンジ。(2015.5.22)

米沢牛 = 浅田真央!(金剛閣 / 肉の黄木) ~米沢~

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 肉の黄木。レストラン金剛閣。その中の毘沙門。
 ステーキ、焼肉、すき焼きとしゃぶしゃぶ。各階が違う名前で受け持つ米沢牛の殿堂。
 エレベーターで3階。扉が開く。「いらっしゃいませ~青木様ですね」ときれいな若い仲居さんが笑顔で迎えてくれる。初っ端から嬉しい。
 秋田美人と新潟美人。2つの美人地帯に挟まれた空白地帯と言われる山形。ウソだった。これが山形美人だ。
 最高級米沢牛すき焼き“特選コース”を昨日電話で頼んでおいた。
 「ずっと以前、味噌ベースのすき焼きが美味しくて群馬からクルマで日帰りで1年に3回も来ましたよ~」
 群馬AとホンダCR-Xで。一般道もかなりあるのにうまいモノのためには労を惜しまない。
 「あ、そうだったんですね~遠かったでしょう~」

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 前菜と肉が一緒に来た。前菜を食わず肉にイク。仲居Mちゃんが作ってくれる。
 牛脂でまず笹がきゴボウを焼く。続いて野菜。最後に肉。
 登場、味噌ベースの割り下。じゃ~~~~~。すき焼きに味噌は米沢だけ(と思う)。
 「ゴボウが良い香りですねぇ~」
 「ありがとうございます」
 肉を喰らう。最初は卵をつけない。
 「うまい!」が、ややしょっぱい。
 2枚目は卵。こりゃぁちょうど良い。味噌と牛は合う。
 「米沢牛と味噌ベース割り下のマッチングですよね~」
 Mちゃんもこの味にゾッコンのようだ。

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 主役の米沢牛。きれいなサシだ。繊細に見える。
 食べても繊細。強い味噌割り下に押され気味だ。
 「米沢牛はまだ全国的に知られてなくて・・・」
 「えっ、有名ですよ」
 「でも神戸牛などに較べてどうしても知名度が・・・」
 「このすき焼きは他にないから」
 「はい、皆さんに来て食べていただきたいです」
 おぉ、米沢牛の現状と未来に深く思いを寄せているとは、良いコだねぇ。

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 米沢牛。うまい。だが品行方正でイヤらしい魅力に欠ける。とても正当派。不良っぽさがない。何かに似ているぞ。
 あっ、「米沢牛 = 浅田真央!」だ。
 キム・ヨナに較べて妖艶さ、スケベっぽさがない。胃もたれで寝苦しかった飛騨牛と対極を成す。
 “繊細”が米沢牛の持ち味なんだろう。でもヤクザな牛が1頭いて、毎夜毎夜歓楽街を徘徊すれば、清濁併せ持つ分厚い魅力に満ちたすごい牛になるはずだ。
 喰い道楽マサの戯れ言。
 肉お代わりして130g+100g。ビールと11,664円。安い。

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 デザートは杏仁豆腐キーウィソースがけ。
 「杏仁豆腐はクセがあるんですがこれは少ないです。おいしいですよ~」
 キーウィソースの酸味がオツだ。

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 仲居Mちゃんは群馬の伊香保温泉に行ったことがあるらしい。水沢うどんも食べた。
  「味噌まんじゅうもうまいですよ~味噌ベース割り下と共通点がある」
 「あ、あたしそういうの好きなんですよ~」
 「東京の鮨だったら日本橋吉野鮨本店がサイコ~ですよ~」
 日本一周ジマンに関心を持って応えてくれる。
 「あたしもいつかやりたいです」
 日本一周日程表を差し上げる。
 「世界にひとつしかない貴重なモノをいただいて嬉しいですっ!」
 すごく感激してくれた。話は大いに盛り上がった(と思う)。
 3階で会計。
 「今日は色々教えていただいて、お話しできて嬉しかったです」
 「こちらこそ嬉しかったです」
 エレベーターに乗る。お得意の投げキッス。
 「・・・!」
 一瞬の戸惑いが可愛い。Mちゃんも、浅田真央に似て正当派女性だった。

 ステキな仲居さんに逢えた。今日一日すべてがステキに思える。(2015.5.21)

ソースカツ丼大盛りと肉丼大盛りをイッキに喰らう、サイコ~!(竹乃家) ~中之条~

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 群馬県中之条町の竹乃家。200年続いた老舗割烹。今では18席の小さな食事処となった。
 おいしさは不変。割烹時代に培われた正当派ダシに因るものだろう。
 看板メニューのソースカツ丼。
 丼つゆにウスターソースを少し配合(と思われる)。絶妙な味わい。今では「竹乃家のカツ丼」と名称を変えた。
 二番目にうまいのが肉丼。
 二番目と言っても僅差だ。厚めの薄切り豚ロースを網焼き。端を焦がすのが肝心。タレの焼けるすばらしい芳香。じゅんっと唾液があふれる。
 どっちを食うべきか?№1を採れば№2が哀しみ、2なら1が可哀想。
 解決策はひとつ。両方食えばいい。ご飯もうまいから大盛りだ。
 かくして大盛りどんぶりふたつをイッキに食べるハメになった。

 「あ~、お元気そうで」
 テンションの低い女将。
 「しばらく!うん、元気だよ」
 普通テンションで応える。
 職場がこの近くにあった数年間、1週間に5日ここで昼メシを食った。月曜から金曜まで毎日ってことだ。それほどお気に入りの味。

 しばし待つ。来た。お盆ひとつに載ってきた。盛り沢山で良い眺め。味噌汁も漬物もふたつずつ。
 「お~、豪華だね!」
 「うふふ」

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 まずは味噌汁。うまい。熱い。さぁ、ソースカツ丼。カツをがぶり。
 「うまい!」
 衣サクサク、肉柔らか。最適揚げ具合。肉はピンクだ。あと10秒揚げすぎても揚げ足りなくてもダメだ。流石プロ。
 じゅわっと肉汁。歯触りと、あふれる旨味がちょうど良い7ミリ厚の豚ヒレ。これ以上厚いと歯触りが悪くなり、これより薄いと物足りない。ドンピシャのヒレカツ。3枚とは嬉しい。
 ほのかにウスターを感じる丼つゆ。衣と仲良しだ。まさに和風の味わい。
 ご飯もうまい。ふっくらご飯。店の壁に「本日のお米は秋田産」と札が出てる。いつ来ても秋田産。他産地を見たことがない。ヒョウキンだ。

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 ソースカツ丼を二口食ったらダブル主役の一方たる肉丼。
 「うまい!」
 豚ロース端の焦げ目が香ばしい。これが肉丼の真骨頂。甘めのタレが泣かせる。やっぱり背ロースはイケるぜ。
 肉の下には海苔。ぷ~んと香る。良いアクセント。脂とタレが絡まるご飯。すばらしい。
 肉丼とソースカツ丼。こっちを食ってはあっちを喰らい、ほぼ均等に食べ進む。

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 ご飯の量は選べる。
 普通盛り200g、小盛り150g(-50円)、大盛り350g(+100円)。大盛りふたつで700g。
 ちょうど良くハラ一杯。たった10分ですべて胃袋に消えた。早食いだ。
 だが大盛りには問題がある。
 カツや肉の量と大きなご飯のバランスが悪いのだ。大盛りご飯にはカツも肉ももう1枚増えるとベストバランスとなる。

 ソースカツ丼の丼つゆがややしょっぱい。量が少ない。ご飯にもっと絡んで欲しい。
 肉丼の豚ロースが以前より薄くなった。ガブッと噛んだ時、歯が淋しい。
 オレは竹乃家の味が大好き。
 だからいつも完璧を求めてしまう。それでわずかな変化に気づき問題視する。味覚が鋭く、感受性も表現力も豊かなせいだ。

 「うまかった!」
 「いつも自炊してるんですか?こんなカンジで?」
 「うん、いっぱい食べてる!」
 「あははっ!」
 おいしい大盛りどんぶりをふたつも食べて大いにマンゾク。このうまさとボリュームで1,950円は安い。

 次回は普通盛りを三ついこう。ご飯は計600gで今日より少ない。ソースカツ丼、肉丼、あとは・・・天丼だ!
 よし決定。どんぶり三つ巴とは豪勢だぜ。
 白眉は丼つゆ2種とタレの競演。舌は歓喜にむせぶだろう。具も豚ヒレ、豚ロース、海老、野菜とバラエティに富む。
 嗚呼、じゅんっとヨダレがあふれた。(2016.12.13)

古奈屋カレーうどん、うまい!サイコ~! ~上野アトレ店~

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 古奈屋のカレーうどんが好きで以前よく食べた。大宮そごう9階にあったからだ。大宮北*の帰りによく寄った。
 今日は何年ぶりだろう。吉*Aちゃんの帰り。上野アトレ。昔一度来た。

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 レンゲでつゆを一口。
 「うまい!」
 すごくうまい。美味しいカレー。嗚呼~これだ!って感激の味。熟成の味わい。
 香辛料が強いのに烈しくない。牛乳が効いてる。クリーミーだ。
 細めの麺。コシが強い。麺もおいしいとは。
 途中から頭皮に大汗。ナイアガラの滝みたい。マイルドと言ってもやはり辛い。紙で何度もアタマを拭う。
 ふた切れの小さいインゲンがアクセント。カレーとも麺とも違う歯触り、味わい。小さな巨人。大した役者。
 つゆを最後まで呑み干す。どんぶりの底が「ありがとう」を表明。意外な出現にちょっと嬉しい。良いアイデアだ。つゆを残すヒトは見ることができない。

 数年ぶりの古奈屋。もの凄くうまかった。シアワセな味。
 「うまかったです!」
 レジで感想を述べる。
 「ありがとうございます」
 無表情な応答は中年女性店員。

 大宮そごう店には美人でフレンドリーでセンスの良いねぇさんが居たのになぁ~と昔を懐かしんだ。(2016.11.28)

鶴巳、うまい!マサブログ訪問者に遭遇! ~和歌山~

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 和歌山に来たら必ず寄る“魚彩鶴巳”。鶴巳に来たくて和歌山に足を延ばすと言う方が正しい。
 今日もうまい。
 ステキに甘いアオリイカ刺身。
 でかい海老や魚の揚げだし。ダシがすごい。
 絶妙な焼き加減はカワハギ塩焼き。骨がスパッと右下前歯の歯間に挟まった。やっと抜いたが違和感が数時間残る。
 和牛の竜田揚げ。脂が強すぎて半分ほど残す。鶴巳6度目にして初の残し。
 酢の物。酸味がちょうど良い。
 サバ寿司。浅〆が良いカンジ。
 白身握り3貫。やはり白身の握りは大好きだ。
 ビールはマスターズドリーム。昨年4月の初鶴巳で遭遇した濃厚味。以来、家でも買ってよく呑んだ。

 「マサ青木さんですか?」
 カウンター隣の中年男性に声を掛けられる。
 「はいそうです」
 「オヤッさんにマサさんのブログ紹介してもらって時々見させてもらってます」
 「ありがとうございます」
 「話聴いていて途中からもしかしてマサさんかな?と思ったんですよ!本人に会えるなんて光栄です!」
 「恐縮です!」
 クルマ、女、食べ物、旅・・・話題は多岐にわたる。
 写真をリクエストされ、ふたりカメラに納まる。
 「マサ料理はプロ級ですね!」
 「いえ、そんなことないですよ」
 ウデの良いプロを前に「はいプロ級です!」なんて言えない。
 「ホテルオークラ新潟の件、100人に訊いても100人ともホテルが悪いと言いますよ!あれは酷いホテルですね!」
 「良いオンナは多いのに新潟男はケツの穴が小さいですねっ!」
 「あ、ブログに書いてましたね!」
 「あんな少額の調停に弁護士が4人も来たんだからよっぽどヒマなんでしょうね!弁護士4人にシロートひとりが立ち向かうんだから大したもんでしょ!わっはっはっ!」
 「弁護士雇わなかったんですか?すごいですね!そういう知識がなけりゃできませんよ!」

 料理はいつもうまいし、今日は同じ趣味(!)を持つH氏に会えてより楽しかった。(2016.11.9)

地元女性と湯布院ドライブ、楽しい!こうきで蕎麦を食う!

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 別府で以前知りあった地元女性と湯布院までドライブ。高速ですぐだ。片道34km。スピードを怖がるのでゆっくり運転。
 駅の駐車場にGT-Rを入れ、散策。
 観光客横溢。韓国語っぽい喋り声が目立つ。
 洒落た店が多い。どこにでも有りそうなお洒落な店。昔ながらの、風情ある、古そうな、歴史を感じさせる店の方がよっぽど良いのに。
 なぜこんな特徴のない、客に媚びるような店構えばかりなんだ!観光地は勘違いをしている。土地の特色を大事にすべきなのに、どこにでも有るような風景ではダメだ。

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 彼女にアメジストの原石をプレゼントされる。オレは紫と赤が好きなのだ。
 夫婦箸も。メオトじゃないが、大分と群馬でお互いこれでメシを食う。イイねぇ。
 唐草模様のビアタンブラー。シブいデザイン。ブラック。これもいい。

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 蕎麦が食いたい。冷たいヤツを。彼女は温かいとろろ蕎麦。
 こうき。
 本わさびを円を描くようにズリズリ。良い香り。辛いけど、ふっと甘い後味。おろし金が鮫肌じゃないのは減点。
 「本わさび、うまいねぇ!」
 「あ、ありがとうございます!」
 濃いつゆが少量。江戸前っぽくちょっと付けて食うスタイル。
 「うまい!」
 蕎麦の歯触りが良い。香りもある。つゆは濃すぎる。
 とろろ蕎麦は味が濃く、とろろの粘り不足のようだ。
 彼女がご馳走してくれた。

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 初湯布院は、彼女と一緒でとても楽しかった。

 彼女を降ろしてホテルまでの道中、Newカマロに遭遇。カッコイイ!
 ブラック。ハワイ・ファイブ・オーのダニーが駆るのと同じ黒カマロ。
 日本導入はまだだから並行で入れたんだな。ピカピカじゃなかったのが残念。黒をいつもきれいに乗るのは難しい。
 性能ではGT-Rにはるかに劣ってもカッコ良さじゃ良い勝負。
 GT-R、コペンに続くサードカーに迎えたい。(2016.11.4)

九重味醂、アタマに来たから九重櫻じゃなく久々に普及品を買う!

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 九重味醂の特級品たる九重櫻。500ccで939円もする。
 原材料も製法も特別だ。甘みももちろんスペシャル。
 これを知ってから普及品は止め、6本単位でオンラインショップから買っていた。地元食料品店には置いてないのだ。
 もう残り少ない。また買うか!とHPを開く。
 「!!!」
 そこにはこんな事が書かれていた。
 「ショッピングサイトをリニューアルしたので会員登録パスワードを再登録してください!」
 なんたる傲慢な態度だ!そんな面倒臭いことが出来るか!自動的に更新できないのか!
 九重櫻はもう買わねぇ!

 前回か前々回に買った時、いきなり700ccボトルが消え500ccになった。しかも価格はほぼ同じ。
 大胆な値上げを巧妙に、バレバレに行ったのだ。なんという開き直ったメーカーだろう。
 だが“急激値上げ問題”では止めずに“パスワード再登録”で怒るとは、オレのアタマの中はヘンだ。

 料理の味が数%落ちるかも知れないが、そんなふざけたサイトに付き合うよりマシだ。
 食料品店で普通に売ってるただの“九重みりん”にした。取っ手付きのでっかいボトルは何年ぶりだろう?
 1.8リットルで875円。安い!
 きっとじゅうぶんな甘みと旨味を出してくれるハズだ。まったく問題ないぜ。
 料亭が使うような特級品じゃなくてもいい。だってシロートが毎日食う料理を作るだけだから。

 呑み較べ。蕎麦猪口に注ぐ。
 色が違う。香りも違う。まったく違う。
 口に含む。ふわっと甘さが立体的に広がる九重櫻。
 甘みが平面的な普及版九重みりん。これほど差があるとは驚いた。

 今日のサンマ蒲焼き丼の甘辛加減がイマイチだったのは特級品じゃなく普及版のせいか?
 これから慣れて巧く作ろう。
 どうしても気に入らなければ九重櫻を復活させる。
 だがHPからは買わない。売ってる店を探す。
 何を隠そうオレは執念深いのだ。(2016.9.28)

ゆで太郎、うまくない!(チェーン店そば屋) ~高崎店~

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 以前、夕方ニュース番組でやってた“麺類チェーン店特集”。「ゆで太郎」を初めて知った。
 チェーン店では製造工場から各店舗への配送費がバカにならないらしい。
 配送費カットのために思いついたという店舗内製麺。動機は不純だ。製麺機が作るからベテラン職人は不要。少し訓練すれば誰でも巧くできる。
 どうせ安い店だから蕎麦粉はちょっとだけでほとんど小麦粉の“蕎麦もどき”だろう。だが「打ちたて茹でたて」は魅力的だ。
 しかも特盛り700gが600円。蕎麦はガバッとたくさん食いたいからオレにピッタリの店だ。

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 喜び勇んで出かけた。小さい店。特盛り(3倍)の食券を購入し、入店。
 おやっ、どっかで見た風景。食券を出して少し待って受け取り、食べたら返却。
 あっ、高速道路PAの軽食コーナーだ。極力カネをかけない内装もまさにそのもの。
 少し待たされる。イライラしてきた。
 「129番の方~」
 呼ばれて取りに行く。エサを与えられる囚人か、奴隷か、家畜か、ペットのようだ。
 「・・・」
 特盛り(3倍700g)といってもたいして大きくない。乾麺475gを茹でて食う“マサ大盛りそば”の半分もない。オレはいつも超バカ盛りを食っていたのか!
 つゆがふたつ。ヒョウキンだ。まずはネギもワサビも入れず蕎麦をずずっ!
 「うまい!」
 麺が良い。歯触りに優れる。麺が長すぎる。ちょっと大袈裟に言えば1メートルはある。
 「うわっ!甘っとろい!!」
 つゆはダメだ。ミリンの甘さじゃなく砂糖をドバドバぶち込んだ味。
 超冷たい。凍る寸前だ。何故こんなに冷やすんだ!冷やし中華じゃあるまいに。
 そばのつゆは室温がいい。冷たすぎて、美味しくないつゆが余計に不味い。

 後半になる。あれよアレヨと言う間に麺の味がしなくなった。歯触りも味わいも別物に豹変。感心するほどの凋落ぶりだ。
 どういうこと!?
 劣悪材料なのか?打ち方に問題か?ゆで方が悪いのか?
 一口目とは似ても似つかぬ物体に成り果てた。これほどの変化はにわかに信じ難い。
 冷たいつゆでイッキに掻っ込んだら寒くなった。低体温症が危惧される。帰りはヒーターを入れて運転しよう。終日雨で気温22度。9月なのに冬と見紛う(!)寒さ。

 祝日11:45。客はどんどんやってくる。人気があるんだなぁ~。
 1回食べればもうイイ。海老天その他無料券が付いてきたが返却口に一緒に返す。もう来ないから。

 チェーン店だからこんなものか。店内製麺ゆえ期待したのだが。
 数日内に口直しとして乾麺475gマサ大盛りそばを食べよう。
 煮干しと昆布でじっくりダシを摂り、かた~く麺を茹でて・・・。

 舌に残る甘っとろいキモチ悪い味。
 旨味調味料と称して食品添加物大量投入なのか!
 タワシで舌をゴシゴシ洗いたい。(2016.9.19)

釜めし春、まずい!マサ釜飯に負ける!(元祖釜めし屋) ~浅草~

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 創業大正15年。ひとり用の釜を使った釜飯を初めて出した店らしい。
 釜飯はマサスペシャリテ(特別自慢料理)。オレはダッチオーブンで炊く。
 プロ vs アマ。勝負だ。

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 吉*で楽しい90分を過ごした後に釜飯を食う。イイねぇ。うんとうまけりゃサイコ~だ。
 15:15。先客はガイジンふたりだけ。かなり人気がなさそうだ。
 「五目釜飯と・・・」
 「汁物はお付けしますか?釜飯には付いていないんですが!」
 「赤だしなめこ汁。あと焼き鳥と、瓶ビールは・・・」
 「アサヒとサッポロになりますっ!」
 オレが言い終わらないうちに喋りやがる。お喋りな女だ。軽くムカつく。
 ビールが出てこない。焼き鳥と一緒に出すつもりか?すぐに呑みたい。
 「ビールすぐ出して!」
 わざわざ席を立って言いに行った。
 「はい!」
 狼狽の色を浮かべて大きな返事。忘れてたな。こんな調子では料理への期待がイッキに萎む。

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 ビールを簡単に吞み終わる。*原で500cc呑んだから計1リットル。
 「焼き鳥です」
 おっ、見たとこうまそうだ。肉の表情も、タレのテリも、端が焦げてるのも良い。
 がぶり。
 「うまい!」
 鶏もも自体に旨味たっぷり。中心がナマっぽいところがまたステキ。甘さ抑えめのタレ。もっと甘い方が好みだがこれもイケる。
 うまい焼き鳥。一転、釜飯に期待がかかる。

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 「釜飯です」
 「焼き鳥うまかった!」
 「美味しかった?おいしかった?うふっ うふっ
 おぉ、こんなに女っぽく嬉しそうにするとは夢にも思わなかった。美味しいって言う客は少ないのだろうか。
 まずは赤だし。
 「うまい!」
 強いカツブシの香り。味噌汁がうまいから釜飯への期待は鰻登りだ。

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 いよいよ釜飯のフタを開ける。ワクワクの瞬間。
 「!!!」
 貧相なる釜飯。五目釜飯だから溢れんばかりに具が咲き乱れてるかと思った。
 混ぜる。軟らかい。しゃもじを通じて掌に異様な軟らかさがビンビン伝わる。
 お焦げはほとんど出来てない。喰らう。

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  「うわっ!」
 メシが軟らけぇ。失敗したご飯みたいだ。マサ料理なら、こんなご飯はすぐ棄てる。
 キリリとかたく凛々しいご飯が釜飯の真骨頂。
 釜飯の要件を満たしていない。よくこれで“元祖”などと威張っていられるもんだ。
  具は鶏、海老、筍、椎茸、三つ葉。もの凄く少量ずつ入ってる。
 ぼやけた味付け。ダシもしっかり摂ってない。

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 2杯目にお焦げが少し取れた。
 でもバリッとしてない。ぐちゃっ。軟らかいメシから出来るお焦げはこんなもんか。ただ茶色くなっただけ。

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 このシロモノが“元祖釜めし”とは、到底受け入れられない。客をナメるにも程がある。
 バリッとお焦げ、ぐいっと味が入ったかたく凛々しいメシ、ぐいぐい旨味が迸る具。基礎条件のこれらがまったく備わっていない。
 釜めし春の釜飯は真の釜飯ではなく“釜飯もどき”または“似非釜飯”もしくは“なんちゃって釜飯”だ。
 「元祖」だの「創業大正15年」とか美味しそうな付加価値を名乗るのは犯罪に等しい。真っ当な神経を持っていれば言えないはず。
 マサ釜飯が大差の勝利。アマがプロに勝った。
 2,680円は大散財。(2016.9.26)

待望の鶴巳、またもやうまい! ~和歌山~

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 昨年のGT-R50日間日本一周で巡った44都府県。
 その後の遠征のたびに絞りにしぼられついに3県になった。福岡県福岡市、大分県別府市、和歌山県和歌山市。
 3が2になり、2が1になることはない。大好きな3つだから。

 1週間前に予約しておいた。
 「いらっしゃいませ!」と大きな声で歓迎してくれる。嬉しいぜ。
 「お任せで出してください!」
 「はい!」
 オヤッさんに任せればうまいヤツを次から次に供してくれる。シロート考えであれこれ注文しても的外れになる虞がある。

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 付きだしにも神経が行き届いている。絶妙な枝豆のゆで加減、塩梅。

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 まずは刺身。
 「ウニがとろとろに甘い!」
 「なかなか入らなくて・・・」
 「地元の?」
 「はい**のです」

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 ハモの天ぷら。
 「うまい!」
 「ありがとうございます!」
 サクッと衣にまで味わい豊かな天ぷら。天つゆでなく甘めのタレに多くの青ねぎ。関東では出会わなかったモノ。

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 メバルの酒蒸し。
 「ふわっと軽いのに旨味が強いね!」
 「ありがとうございます!」
 汁をぜんぶ呑む。

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 マナガツオの塩焼き。
 すばらしい焼き加減、塩使い。プロのテクニック。オレにはとても真似できない。

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 「ハモの南蛮漬けです!」
 「ハモとは珍しいね!酢がきゅんと効いてうまい!」
 「サッパリしますよね~」

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 「そろそろお腹大きい(ハラ一杯)ですか?」
 「うん、鮨10貫いこう~」
 「えっ、10貫ですか?ちょっと驚きました!」
 「わっはっはっ!」
 来た。
 「おぉ、豪華だね!」
 「はい」
 「酢メシがうまい!」
 「ありがとうございます!」
 「うまい!うまい!」と言いながらほぼ1分で食べきる。タネが厚いから噛み応えがある。
 「は、速いですね!」
 「うまいモノは速く食わないとね。1秒ごとに味が落ちてくから」
 「はは・・・こっちは急かされとるようですわ!」
 「あはは。鉄火巻できる?」
 「あ~海苔がないですね」

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 「じゃ白身あと2貫!」
 「は、はい」

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 「桃、どうぞ」
 「ありがとう」
 剥いてからサッと氷水にくぐらせる。プロのワザ。触れた瞬間、冷たさを歓迎する舌。
 「桃うまい!カラダすべてに染み渡るねぇ!」
 「ありがとうございます!」

 「昨年鶴巳に来るまで和歌山の魚がこんなにうまいとは知らなかったよ!」
 「和歌山は魚も果物もおいしいですよ」
 魚、クルマ、遠征、オンナ、料理・・・話は多岐にわたる。盛り上がって楽しさ極まる。
 「わっはっはっ!」
 「あはははっ!」
 「はっはっはっ!」
 皆で大笑い。
 「私の知ってる中でサイコ~のキャラですね」
 「和歌山や大阪なんて面白いヒトいっぱい居るでしょ」
 「いえ、マサさんがイチバンかも知れないです」
 「あっそう。わっはっはっ!」
 こんなに美味しくて楽しくて大マンゾクして10,300円。良い店だ。

 冒頭の画像。オレのヒゲとオヤッさんのヘアがアンダーヘアみたいでエッチっぽい。(2016.7.13)

大分の地鶏めし、うまい!が調味料強すぎ!(雪舟亭なば家/マサ料理)

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  別府の店長にもらった地鶏めしの素。炊いてみよう。能書き通りにやる。
 釜飯はダッチオーブンがマサ流。きょうは矢床鍋だ。鉄鍋ほど分厚くないがしっかりしたアルミの矢床鍋。巧く炊けるはずだ。
 原材料名を見る。
 竹の子、地鶏肉、椎茸、人参、ごぼう、醤油、砂糖、調味料(アミノ酸等)(原材料に小麦、大豆を含む)。このアミノ酸等が怪しい。

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 といだ米2合。普通の水量。地鶏めしの素を入れて混ぜる。あとは炊くだけ。
 強火、沸騰、弱火、15分。強火でお焦げ作り。鉄鍋と違うからお焦げ作りは控えめ。蒸らし5分。
 できた。良い香り。ふたを開ける。うまそう。初めての矢床鍋ご飯。ちゃんと炊けてる。

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 どんぶりに盛る。お焦げはほんの僅か。食べる。
 「うまい!」
 舌に触れた瞬間に感じる強い旨味。
 マサ釜飯は昆布ダシ、酒、醤油だけ。ピュアな味。化学物質には敏感だ。
 でもたまには既製品の味もいいぜ。

 舌はシビれたがうまかった。釜飯はいつも3合だから2合はハラ六分目。
 食後しばらく化学調味料を舌に感じる。(2016.8.28)

ふくふく弁当うまい!(百旬館) ~博多~

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 メシは自分で作るのが好き。だから惣菜や弁当は滅多に買わない。
 旅に出たら料理はできない。百旬館で弁当を買おう。揚げ物も。
 チキン照り焼き弁当がうまそうだ。420円。じゃが盛りコロッケとメンチカツも。各100円。まだ温かい。全部で620円。安い。
 昨日買っておいた生ハムも。長距離ドライブの後にしょっぱいハムが食いたかったのだ。

 ビール500ccで生ハム、コロッケ、メンチ。
 「うまい!」
 生ハムが期待を裏切らないしょっぱさ。泣かせるぜ。
 じゃが芋満載コロッケ。舌にじんわり染み入る。
 メンチはダイナミック。肉のうまさがぐいぐい来る。

 ビールが終わる。オカズはまだある。メシと食べよう。
 食べかけでキレイじゃないが、予想以上のうまさなので写真を撮った。
 チキン照り焼き。
 「うまい!」
 甘辛加減が良い具合。とろみが舌に載る。
 ご飯は普通。生ハムでご飯を巻く。
 「イケる!」
 メンチもコロッケもメシと仲良し。

 緑茶で食べ、食後にコーヒー。
 嗚呼~良い食事。買ったモノも棄てたモンじゃない。とっても美味しかった。
 百旬館のふくふく弁当。気に入った。
 だが食品添加物多用により何時間経っても腐らず、カビも発生せず、かたくもならず、しかも不味いコンビニ弁当には強い抵抗がある。
 餓死寸前になるまでコンビニ弁当は買わないつもりだ。
 もちろんふくふく弁当も添加物使用だが、コンビニよりは少ない気がする。(2016.7.5)

デパ地下の紅ズワイとホタルイカ、うまい!(大和百貨店) ~富山~

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 数年ぶりの寿司栄。楽しみにしていた。
 店長に日本一周を言ったらぶっ魂消るぞ!とワクワクしていた。
 水曜休みのはずが今日火曜も休み。残念だ。他の店に行く気にならず、たまにはパンでも食おうか、と考えた。
 あっ、富山だってカニがある。デパ地下に行こう。
 北海道旅行をした時、観光客向けのカニ専門店よりデパ地下がいいわよ!と地元のヒトに聞いたことがある。札幌三越デパ地下ガニはうまかった。

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 大和百貨店。数年前、新潟店は閉店した。三越より好きだった。とても残念だった。
 富山大和の地下食品売場。おぉ、紅ズワイちゃんが居るぞ。嬉しい。キミに会うのは境港以来だ。
 カニ丸々1杯がパック詰め。しかも食べ易いように包丁が入っている。
 海のない群馬ではカニ1杯なんてご馳走だ。さすが富山、お総菜感覚のパック詰め。いいねぇ。感心した。
  本場のホタルイカも買う。

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 ビール500ccを呑みつつホタルイカを食べカニを喰らう。
 富山で食べるホタルイカはでかい。濃厚だ。群馬で食うよりずっとうまい。
 「痛ぇ!」
 取ったつもりのかたい目。左上歯の詰め物にガキッと当たった。
 「取れちゃったか!」
 大丈夫。旅の途中で詰め物脱落は困る。
 このでかいホタルイカで釜飯したらサイコ~だろうなァ~と空想する。

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 いよいよカニ。指でにゅ~っと脚肉を盛り上がらせガブリと食らいつく。
 「うまい!」
 境港モノに遜色ない、と言えなくもない。
 かなり淡泊な味。脇役のつもりのホタルイカの方が強く濃厚で、こっちが主役になっちゃった。
 紅ズワイは脚肉よりも胴体肉が味が濃くうまい。
 繊細で甘い脚肉に対しがさつな味の胴体肉を持つ本ズワイと対照的だ。

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 図らずも邂逅できた紅ズワイガニとホタルイカ。
 富山第一ホテルフロントの悪対応と寿司栄休みによるご機嫌斜めは、うまいものを食ってかなり快方に向かった。
 ゲンキンなオレ。(2015.5.19)

かぶら寿し、うまい!!(四十萬谷本舗) ~金沢~

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 加賀といえば“かぶら寿し”。
 一度食べたことがある。うまかった。1個500円もした。
 千取寿しで早めの夕食。タクシーで金沢駅に向かい土産物屋を見る。
 ぶらぶらしてたら“かぶら寿し”の店。
  「そうだ、金沢にはかぶら寿しがあった!」
 ホントはこの時思い出した。ずぅ~っと以前に食べて以来忘れていた。

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 四十萬谷本舗。確かあの時もこの名前だった。店頭に小っちゃい張り子の虎がいたのを憶えている。
 2個入り1,296円。別の店で加賀の辛口純米酒も買う。
 都ホテルに持ち帰り、酒をキュッとやってガブリと喰らう。
 「うまい!」
 かぶらがぶりっとステキな歯応え。甘みがあり爽やかだ。
 かぶらに挟まれた脂の乗った濃厚なぶり。絶妙な組合せ。相思相愛、仲良しだ。
 あたかも、暴れん坊が優しく厳しいオンナにおだてられながら説教され、ついに言う事を聞いちゃったみたいだ。
 ぶりとかぶらは、男と女の理想的関係。

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 限りなく甘い。麹によるものか。それとも甘く味付け?
 昨日の福井“天たつ”越前仕立て汐雲丹が超うまかった。
 今日も大いにマンゾク。北陸はおいちぃ。(2015.5.18)

天たつ“越前仕立て汐雲丹”、至福の味わい! ~福井~

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 大藪春彦“蘇る金狼”ならぬ天たつ“蘇る至福”だ。
 20年ぶりに舌に載せた天たつ汐雲丹。
 「うまい!!!!!」
 あまりのうまさに気を失いそうになる。
 スプーンの先にちょっと取る。舐める。
 「滑らか、濃厚、熟成、極限のうまさ!」
 福井の酒“純米越前岬”ワンカップと。

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 舌からアタマから上半身から下半身から全身に、陶酔の感覚がじんわり染み渡る。
 悪魔のような凄いうまさ。
 唾液に伸ばされてゆくとイヤらしいほど絶妙な甘みが味蕾を愛撫し、とても正常な気持ちではいられなくなる。
 月夜の晩に狼男に変身するように、天たつ汐雲丹によって自分が何か別の生き物に変わってしまいそうだ。
 強い旨味の中で雲丹の特徴は優雅に主張。静寂な中にも遠くから聴こえてくる超高級車のセクシーなエンジン音のようだ。
 舌も歯も歯茎も上顎もシアワセにむせび泣く。

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 こんなに小さくても3,564円。22g。
 “世界うまいモノ選手権”があれば優勝間違いなしだ。
 凄いモノのある福井、すごいぜ!(2015.5.17)

ヨーロッパ軒のソースカツ丼、イマイチ! ~福井~

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 20年くらい前に群馬のYと琵琶湖ホテルに泊まった。
 帰りに高嶋町の喜多品老舗で1尾17,000円の鮒鮓を買い、店で鮒鮓茶漬けを食い、一路群馬に向かう途中の福井で北陸道を降り、ヨーロッパ軒に行った。
 「わざわざ途中下車するほどじゃないなぁ~」って感想だった。
 久々の味はどうか?

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 16:12。客はかなり入っている。ほとんどが観光客。若いお母さんと男の子が地元っぽいだけ。
 「3種盛りスペシャルカツ丼セットと生ビール中」
 「はい」
 とんかつ、エビフライ、メンチカツで3種。

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 前のテーブルふたつに6人連れ。60代の母親らしき女と20~30代の息子と娘とおぼしき5人。
 ビールを呑みながらべちゃくちゃガヤガヤよく喋る。がさつな連中だ。
 メシが来た。AランチとBランチ。
 ソースカツ丼の店なのになぜヘンなモノを注文するのか?意味がわからない。
 さっきまでやかましかった6人は、メシが来た途端、人が変わったように静かになった。
 もくもくと不味そうに食っている。無言の行を貫いている。
 メシは黙って食うモノ!と子供の頃しつけたのだろうか。メシを食うのは作業であって楽しい行為ではないようだ。

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 他人の観察に勤しんでいると、オレのがやって来た。
 個々はジミだが3種だから賑わいはある。細かいパン粉。
 まずは本命のとんかつをガブリ。
 肉は薄い、かたい。豚ももだ。ヒレならいいのに。衣はカラッと揚がって良い歯触り。
 次にエビフライ。
 これも薄くてかたい。開いて揚げたら海老の醍醐味が失われる。
 そしてメンチカツ。
 こりゃうまい。挽肉の味付けがイイ。メンチカツだ!って喜びがある。

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 肝心のソース。
 ホントにソースだ。まさにウスターソース。
 群馬のソースカツ丼は丼つゆにウスターをちょっと配合。“和”であることを忘れない。
 ヨーロッパ軒などという屋号。丼つゆの派生形ではなく洋食の範疇だ。
 ご飯に掛かりすぎのソース。ソース茶漬けと見紛うほどだ。

 “元祖”を標榜すればこの味でもいくらでも客を呼べる。
 これを食べてうまいと思う人もそうでない人もいる。
 日本の人口は1億2千万人。食べた人全員が不味いと感じても客は次々に湧いてくる。
 だからヨーロッパ軒はこの先もずっと繁盛し続けるだろう。

 群馬県中之条町の“竹乃家”の方がずぅ~っとうまい。
 でも名を知られてないから客はずっと少ない。
 これが世の中だ。(2015.5.17)

待望のエデン、ボリュームと値段だけは価値がある!(とんかつ) ~秩父~

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 何年も前から行きたかったエデン。大衆洋食屋っぽいが分厚いロースカツで有名だ。
 厚いヤツにガブリと歯を入れたい!そう切望して止まなかった。
 ついに実現。群馬から友人Yと大宮北*で遊ぶ。楽しい60分。
 大宮から群馬への帰途、わざわざ遠回りして秩父に向かう。1時間半かかった。Yのクルマ。オレは助手席でお喋りしていれば到着する。ラクだ。
 秩父は群馬のMと“懐石料理 田舎家”に鮎を食べに行ったことがある。田舎家って屋号なのに洗練された味わい。特に鉄鍋で炊いた鮎釜飯は印象深い。

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 13:35。入店。思ったより狭い店。テーブルが4つと小さいカウンター。テーブルは満席。カウンター奥に座る。
 「上ロースカツ定食2つとビールください。キリンはありますか?」
 「うちはアサヒなんですよ。上は少しお時間いただきますがよろしいですか?」
 「はい」
 放尿から戻るとビールが居た。呑む。
 冷てぇ~~~。凍る寸前の摂氏1度だ。冷たすぎて泡が立たない。適温でもうまくないスーパードライ。冷えすぎてハッカ水みたいだ。枝豆が少し。干涸らびている。塩がまったく効いてない。
 こんなビールと枝豆を出して、メインのとんかつは大丈夫なんだろうか?

  カウンターは調理の様子が見えて面白い。
 おぉ!オヤッさんが痩せこけてる。お爺さんだ。女将とおぼしきヒトも痩せている。とんかつ屋は丸々太っているのが相場。フシギな光景だ。
 商売道具(肉)には手を付けないのだろうか?
 油がボコボコ言ってる鍋を見る。あっ、普通のアルミ浅鍋だ。煮込みやソースを作る厚手アルミ鍋。揚げ物専用の砲金鍋や銅鍋や鋳物の鉄鍋じゃない。これもふしぎ。
 間違った道具を使った料理に危惧の念を抱く。
 しかも小さめな鍋の中は油がマグマのように、または地獄温泉みたいにフツフツと煮えたぎっているではないか!
 火が強すぎる。焦げちゃうぞ。肉がかたくなるぞ。客のオレが心配になる。
 オヤッさんは無口で小顔な味のあるツラ構え。痩せた二の腕はもの凄く細い。骨と皮だけのように見える。

 そうこうしているうちにテーブル席が空いた。移動。
 改めて店内を見まわす。いかにも何十年も昔からそのままやってる風情。レトロな椅子のデザインがその思いを倍加する。

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  来た。おっ、分厚いロースカツ。色づきが強い衣。焦げ?やっぱり揚げすぎだ。
 6つに切られたとんかつ達はきれいに揃ってなく、あっちコッチを向いている。
 「写真撮っていいですか?」
 「どうぞ、今はみんな写真ですもんね」
 「はい」
 芥子とソースを付ける。一番好きな右から2切れ目。おやっ、脂と赤身の程よいバランスが右2番目の特徴だが、ほとんど脂だ。ガブリ。
 「!!!」
 脂が獣臭い。かたい。ぐいっと顎関節に力を込める。衣も揚げすぎてかたい。
 “甘く軽やかな脂!”が美味しいとんかつの真骨頂。
 重くかたく甘み皆無の脂。小学校の給食で酢豚に入った大嫌いだった脂肉を思い出す。

 赤身部分をガブリ。
 「うまい!」
 これはイケる。迸る薄いピンクの肉汁。揚げ加減が良い。でもかたい。
 この部分でも衣のかたさは致命的。分厚い肉を揚げるため、揚げすぎて衣が焦げてかたくなる。分厚い肉を揚げる意味がない。巧く揚げられないのなら薄いとんかつ一本で勝負すべきだ。
 肉汁の迸りだけはイイ。囓るたびに喜ぶ歯と舌。
 ソースは超辛口。甘みはほとんどない。ウスターベースなのだろう。重い脂に甘いソースでは更にくどくなるからか。脂の重さを解ってる。確信犯だ。
 キャベツ、ご飯、味噌汁は普通。ご飯は小さすぎ。もっと食べた方がカツとのバランスが良い。

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 このボリュームで1,350円は安い。2,500円くらいの店はいくらでもある。
 最大の問題は脂の臭さ、かたさ、重さ。これは何に由来するのだろう。
 豚の銘柄?安い肉?誤った熟成の仕方?下味の塩コショー不足?
 塩をまったく使ってないあり得ない枝豆、氷のように冷たい泡の立たない凍死しそうなアサヒビール、煮込み鍋で揚げ物をやる無神経。これらが雄弁に物語る。
 きっと深く考えず惰性で調理しているのだろう。センスの問題とも言える。

 切望していたエデン。うんとうまい!と思い込んでいた。
 ボリュームと値段だけは価値がある。赤身をガブリとやった時の肉汁のほとばしりもイケる。
 念願のエデンに行けたからヨシとしよう。(2016.6.6)  

米屋で買う魚沼産コシヒカリにゾッコン!(マサ料理)

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 3年前まで食べていた南魚沼産コシヒカリ。
 新潟県南魚沼市石打にスキー客相手の民宿をやってる親戚がいた。農家でもある。
 日本一のコシヒカリ保有米を毎年玄米で購入。60kg29,400円と安くないがもの凄くうまかった。おかずは漬物だけでいい。ニッポンイチだから。粘り、甘み、瑞々しさ。これ以外考えられない。
 ところが3年前に親戚は米作りを止めてしまった。

 途方に暮れたオレはうまい米を求めて奔走した。馴染みの和食屋に訊いたり自分で調べたり。だがなかなか良いモノが見つからない。
 もう普通の米屋しかない。そこで邂逅したのが群馬県月夜野地区のコシヒカリだった。玄米。食べる都度、家庭用精米機で搗く。
 「石打に肉迫するうまさだ!」と満足した。結局、米を買うには米屋だった。
 夏期は精米機に付いた糠に虫が湧く。クモの糸状にキモチ悪い。
 そこでこの期間は精米機を稼働せず、白米を買って食べる。佐渡産コシヒカリ。
 「さすが新潟の米だ、うまい!」と喜んだ。2kg1,000円。昨年は900円。搗いてから時間の経たないのを食べたいから最少量を頻繁に買いに行く。

 「佐渡の他に2kgは何がありますか?」
 「魚沼をちょうど頼まれて精米したのが2kg余ってますよ」
 「凄くうまいの?」
 「値段の違いほどじゃないですけど」
 おぅ、正直な米屋さん。
 「それイッてみよう」
 「はい、1,200円です」
 1,000円と少しの差。
 食った。うまい。超かたく炊いても粘り、甘み、瑞々しさサイコ~。(2016.5.21)

 今回もこれにしよう。
 「魚沼うまかったよ。かたく炊いたのに粘りも甘みも瑞々しさもすごいね。またください」
 「2kg入りはないんですよ~5kgなんですよ~佐渡は2kgあるんですが~」
 「魚沼うまかったなぁ~また食べたいなぁ~」
 どうしても欲しいと子供のようにアピール。
 「どうしようかな~袋切っちゃおうかなぁ~袋200円するんだけどなぁ~」
 逡巡する若主人。
 「・・・」
 ここは黙るのが得策だ。
 「・・・じゃ、2kg作ります」
 意を決して魚沼産コシヒカリ5kg入り袋(200円!)を開封し、2kgを作ってくれた。
 「すいません、わざわざ作ってくれて」
 「いえいえ。またお願いします」
 嗚呼、うまい、おいしい。魚沼産コシヒカリのすばらしさに魅了された。
 一度こっちの要望を聴いてくれたから今度はオレが従う番だ。5kg買おう。もう米屋の若主人を困らせない。
 (2016.5.30)

 「今日は5kg買うよ!」
 オレは高らかに宣言。
 「えっ?」
 「魚沼!」
 「あ、すいませんねぇ~2,800円です」
 2kgがなくて申し訳ない、って様子の若主人。
 「うまいよ~。ぜんぜん違うね!」
 「値段もいいですからね~毎度ありがとうございます。またお願いします!」
 「はい!」
 佐渡も米処として知られる。だがわずかな価格の違いで魚沼のうまさは飛び抜けている。価格差は2割だが味は5割アップだ。
 この点では米屋の若主人と意見が相違した。
 岩船産も有名。試すべきだ。

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 ご飯が主役だからオカズはシンプルに納豆、生卵、味噌汁。
 メバチもしらすもオクラも入れないネギとカツブシと芥子と醤油だけの基本形納豆。研ぎ澄まされたこの味がイチバンだ。
 味噌汁は最近ご執心のニラ。香り、歯触り、味わい。今はなめこ汁より好き。
 生卵は必ず登場。
 ご飯は流石の魚沼コシヒカリ。うまさ極まる。

 群馬県月夜野地区の新米が到来する9月下旬まで“魚沼コシヒカリ”に没頭することを決意した。(2016.6.12)

別府Sちゃんにもらった大分名物だんご汁、うまい!

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 たまには汁物が食いたい。あっ、別府Sちゃんにもらった“おおいた名物だんご汁”がある。
 あぶらげも野菜も何もないが作ろう。4人前をイッキに食べるつもり。

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 たっぷりの湯で麺を15分茹でる。4人前といっても麺はたった200g。ラクに食える。
 640ccを沸騰させ添付の味噌汁を入れる。よく湯を切った麺を合流。さっと煮込んで完成。

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 ラーメンどんぶりに入りきる。4人前でなく1人前。食べる。
 「うまい!」
 黒七味をパラッ。
 「イケる!」
 生卵をドポン。うまい。
 味噌汁に麺が入った食べ物。これが“おおいた名物だんご汁”か。すいとんかと思っていた。
 味噌汁として食えばとてもうまい。麺料理としては「?」が付く。でもそれは群馬県人の見方。大分県ではこれが良いのだろう。
 自分の狭い世界だけを基準にしてはダメだ。世の中は広いのだから。(2016.5.20)

紅ズワイガニ、うまいぜ!(丸八水産) ~境港~

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 境港は紅ズワイガニの宝庫だ。食うぞ。
 境港水産物直売センター。鮮魚センターは数店舗あるがクラシックな雰囲気のここが好き。2度目。

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 「カニ如何ですかぁ~食べてみる?」
 ぐっと睨む目をした美人ではないがちょいとイイ女。
 「おっ、うまいね!」
 淡泊と思ったがうまいと言った。
 「こちらは3杯1,000円、そっちは5杯2,000円です」
 オレはそんな粗末なモノを求めるヤツじゃない。良い物が好きなのだ。
 「一番でかいのはどれ?」

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 「こちらです。3千円。身入り良いですよ~」
 脚を親指と人差し指で挟んでみる。
 「おっ、身入り良いねぇ~少しまけてくれぃ」
 「これはちょっと・・・箱要りますか?箱サービスします」
 「よし買った!1杯じゃ少ないなぁ~2杯の方がイイかな?」
 「ひとりで?独りなら1杯でじゅうぶんですよ!!!そりゃ食べる方もいますけど・・・」
 「1杯にしよう~」
 「そうですよ、そんなに食べたらダメですよ~」
 「ねぇさんがイイ女だから足が止まっちゃったよ」
 「まぁ~何も出ないよ~」
 「箱が出る?」
 「そうそう」
 魚屋の女は威勢が良くて好きだ。

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 ビール2本でカニを喰らう。持参の木屋キッチンバサミを駆使する。このために持ってきた。ズボラなようで用意周到なオレ。
 びっしり身が詰まっている。ガブリ!
 「うまい!」
 サッパリ味。軽い味。鱈のような味と言えなくもない。でもイケる。
 カニの王様“本ズワイ”と較べたら甘みも旨味も薄い。だが3千円なら妥当だ。

 甲羅の中は水浸し。ミソはほとんどない。鮮烈な緑色のミソを堪能できる本ズワイとの違いか?
 まったくハラが一杯にならない。
 昼食第二弾は吾左衛門鮓だ。(2015.5.15)

川京、ガッカリ!(宍道湖七珍) ~松江~

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  松江に来たからにゃ“宍道湖七珍”を食わなきゃならない。シンジコシッチン。前から決めていた。
 ネットで決めた“てれすこ”は雑然として賑やかな店らしい。しかも全席喫煙可。
 昨日、カウンター15席だけの“川京”に変更。オヤジじゃなくて女将だ。完全禁煙が嬉しい。
 店を選ぶ時、最近は禁煙席があるかどうかが重要な要素だ。

 タクシーで向かう。街は異様に静か。死んでるみたいだ。すぐに着いた。
 外観はごちゃごちゃしている。6時ちょうど。戸を開けようとしたら解錠しガラガラ開いた。
 「あっびっくりした。電話くれた方ですか?」
 「青木です」
 入店したらこっちがビックリ。雑然としている。異様な散らかりよう。
 白木のしっとりしたカウンター割烹を予想した。
 ところが、大酒飲みが集う一杯呑み屋の様相を呈しているではないか!
 川京って上品な名前と相容れない。名は体を表さなかった。

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 着席。おやっ、コバエが飛んでいる。衛生管理は大丈夫か?右視界に異物感。
 おわっ!カウンターをでっかい蜘蛛が走り回っている。蜘蛛は怖い、嫌い。でも意を決してお手ふきで払う。
 「お料理はどのようにいたしますか?」
 「群馬から来たので島根のうまいモン出してください!」
 「まぁ群馬から!遠かったですねぇ~コース料理にしましょうか?宍道湖七珍と他にも少しずつ色々お出しできますので」
 「宍道湖七珍を食べたかったんですよ~」
 「まぁそうですか!」
 キリンクラシックラガーで突きだしを食い「うまい!」などと言いながら日本一周ジマンを始めた。

 客の気配。「タナカです」
 耳障りなぎゃーぎゃー声だ。老夫婦と息子(40歳?)の3人連れ。いっぱい空いてるのにオレの近くに座りがやった。
 3人なのに1人前しか注文しない。
 「1人前で3人でも大丈夫ですよね」
 「は、はい・・・」
 セコい注文が終わるとあり得ない発言。
 「宍道湖ナナチンってなんやの?」
 「奉書焼きってなんや?」
 「宍道湖って淡水が混ざっとるの?」
 婆さんがやかましい声を張り上げる。せっかく島根に旅に出たんだからそのくらい勉強してこいよ。ぜひこれを食べたくて来ているヒト(オレ)もいるんだぜ。つまらない質問で面白い日本一周ジマンの腰を折らないでくれ。

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 最初の料理。あれっ、向こうに先に出しやがった。ムカつくぜ。
 カメの手って貝がふしぎな形。特にうまくない。バイ貝も凡庸な味。これだ!って鮮烈さがない。
 「ずずずずっ!じゅるじゅる!ちゅっぱちゅっぱ!チューチュー!ぐっちゃぐっちゃ!」
 この3人は一体人間なのか?山か沼に棲息する醜い動物がエサを漁りまくる音響。キモチ悪い。
 しかも婆さんが「こんなグロテスクなもんよう食わん!」とわめいている。
 土地のモノを食いたくて来たんじゃないのか?
 残念そうな女将の表情。
 気色悪くて帰りたくなった。

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 しじみも向こうが先。またもや面白くない。
 ぜんぜん旨味がない。味が抜けている。

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 刺身を食って決心した。
 生ぬるくてうまくない。石鯛もカンパチも歯触り悪く旨味もない。
 熟成させた柔らかさではない。えっ!と思う食感だ。
 「お腹一杯になっちゃった。会計してください」
 「えっ!・・・ではお出しした分だけ戴きます」
 驚く四十男。
 1万円を預けトイレで放尿。
 「体調に気をつけて・・・ではこれで・・・」
 「ごちそうさまでした」
 40分で帰ったら悪いと思ったが、これ以上居られない。耐えられない。
 店を出てからオツリを見る。8,100円もある。
 「1,900円!!!」
 安い。安すぎるぜ。
 高くてもいいからキリリとうまいヤツを静かな環境で食べたかった。
 だが後日考えると・・・
 料理の途中で数皿食っただけで帰る失礼な客のカネなんかもらいたくない!けどタダでは納得しないだろうから少しだけもらっといてやれ!ってことかもしれない。

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 ホテルに帰って宮崎のSAで買った黒豆きんつばを食べる。
 あの時なぜ甘い物を買ったのか?きっと疲れていたのだろう。
 塩味が効いてうまい。3個食ってハラも舌も収まった。(2015.5.14)

登利平本店、超ガッカリ!二度と行かない!(鶏料理屋) ~前橋~

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 鳥めし弁当がすごくうまい登利平。出来たて熱々を店で食ったらホッペが落ちるに違いない。
 ずっと以前、仕事関係の宴会で住吉店に招かれた。〆の鳥めし。薄切りムネ肉がしっとり柔らかでとても美味しかった。
 あの味再現なるか?

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 13:35。先客はふた組。もう食い終わってる。
 「鳥めし松重とももバター焼きと若どり照り焼き。一度に持ってきてください」
 こう言わないと先に鳥めしが来たりする。メシは最後じゃなきゃ。
 「一緒に、でございますね」
 「一度」と「一緒」はどう違うのか?言い換える必要はない。
 なかなか出ない。
 もう20分経ってる。イライラしてきた。「一度に!」のリクエストに苦戦しているのだろうか。
 一斉に何十人も注文したワケじゃない。オレひとりの料理3品を作るだけ。厨房内で何が執り行われているのだろう。
 まだ出ない。30分。客を待たせて平気な態度が、作品の劣悪さを容易に予測させる。
 右足の貧乏揺すりが最高潮に達する頃、ようやく来た。
 だがパッとテーブルに展開するのではなく、違う場所に一旦置いて「照り焼きです・・・ももバターです・・・」などとひとつずつ並べやがる。焦れったいったらありゃしない。

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 まずは若どり照り焼き。
 「!!!」
 何じゃコリャ~。かなり冷めてる。しょっぱい。肉は柔らかい。

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 ももバター焼き。骨を持ってガブリ。
 「うわっ!しょっぺぇ~~~!!」
 塩をどれだけ使ったのだろう。人間の食い物じゃない。味蕾ひとつひとつが壊死しそうだ。
 バターと黒胡麻は相容れない。何の冗談か?どういう意図か?

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 鳥めし松重。
 「???」
 熱々じゃない。辛うじて温かい程度。しかもしょっぱい。
 店に来たのは出来たて熱々の“鳥めし重”が食いたいからだ。これでは持ち帰り“鳥めし弁当”と変わらない。
 せめてご飯だけは熱々に出来るだろう。炊きたてでなくても保温しておけば足りる。ご飯の管理はどうなっているのか。ご飯は脇役じゃない。W主役だ。
 この店の、作品に対する姿勢が疑われる。

 若どり照り焼きをもう一切れ。
 「!!!!!」
 完全に冷めてる。ピンポ~ン!を押す。
 「は~い」
 「これ冷たくなってますね!」
 「あっ!申し訳ございませんっ!!」
 さっと引っ込めた。電光石火の早業。オレの指摘を疑いもしない。承知の上で不良品を提供したのが図らずも露顕。
  オレは揚げ物をやる時、熱々を食いたいから居間には持っていかず、ガスコンロの前で揚げたてを間髪入れず立ったまま食らいつく。秒単位で冷めてゆくからだ。それくらい料理の温度を大切にする。
 よくテレビで「フ~ッ!」と吹いてから食べる輩を見ると「せっかく熱々を出したのになんたる狼藉だ!」と腹が立ち、残念に思う。

 すごいスピードで鶏めしを食べ終わる。塩が主役のバター焼きはふた口しか食べない。

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 照り焼きはもう要らない!と言おうとした時、出戻り若どりがやって来た。
 「申し訳ございません。熱いのをお持ちしました」
 おやっ、ばかに早いな。
 「さっきのを温めただけ?」
 「いえ、焼きたて熱々をお持ちしました」
 鶏もも1枚がそんなにすぐ焼けるの?
 ねぇさんはオレが一口食うのを固唾を呑んで見守っている。ガブリ。おっ、熱い。
 なんだ、熱々を出せるんじゃないか!さっきのは一体何なんだ!手抜き品か?残り物か?棄てる寸前のブツか?
  写真は少し食べてからのモノ。

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 そそくさと照り焼きを食い終わり、会計。一刻も早くこんな店を出たい。
 「申し訳ございませんでした」
 「ももバター焼き、塩が強いね!」
 「すいません、言っておきます」
 「鶏めしも熱々じゃないし・・・弁当食べて美味しかったから来てみたけど弁当食べるだけでじゅうぶんですね!」
 「・・・申し訳ございません・・・」
 相手が女性ふたりだから穏やかに言う。紳士なオレ。
 「こちらお飲み物の無料券でございます」
  「要りません」
 「し、失礼いたしました」

 酷くガッカリした登利平本店。本店がこのテイタラクだから各支店は推して知るべし。
 なぜこんな出来損ない作品を出すのだろう?
 ヒマな時間帯にはちゃんとした職人は昼寝の真っ最中で見習い野郎が練習を兼ねて作るのだろうか?
 年季の入った職人作ならさらに状況は暗黒。
 “上州御用”などとでっかく構えるなら真っ当なモノを饗すべきだ。昭和28年創業の伝統が泣くぜ。
 2,160円。散財した。216円なら納得だ。

 もうこんな店は“餓死しそうになっても”絶対行かない!(2016.5.13)

とらふく刺身、うまい!(ふくの関 / 唐戸市場) ~下関~

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 下関ならふぐだ。地元では福を呼ぶから“ふく”と言うらしい。
 ずっと以前、群馬Mと“春帆楼”に行ったことがある。ふたりで6万円の天然とらふくコース。
 うまかった。冬なのにカラダがポカポカした。

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 今日は唐戸市場だ。15時まで。時間はまだある。余裕だ、と思っていた。
 「この時間(13時)やと唐戸市場はもう終わってガラガラやけん隣のカモンワーフって所に行ったらええよ。いっぱい食堂があってふぐとか食べられるけん」
 某所20歳女子が教えてくれた。
 行ってみたらホントに鮮魚売場はガラガラ。ほとんが店を閉めている。ゴーストタウンのようだ。

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 カモンワーフ。ふくの店をふたつ発見。ひとつは客ゼロ。
 そこで“ふくの関”。単品でいくつか取ろう。
 「キリンビール」
 「はい、お先にビールでよろしいですね」
 冷たいキリンクラシックラガーをキュッと呑む。うまい。
 「ふぐをいっぱい食べたいんだけどどれがイイかな?」
 「定食なら色々入ってますよ~」
 数点で2,250円じゃ大したモノはなさそうだ。
 「とらふく刺身大(2,100円)とふく皮」
 「お刺身に少しですが皮も付いてるんですよ」
 「じゃ刺身だけ」

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 来た。たくさんある。2,100円は安い。食った。ずるりと6枚を一度に。
 「うまい!!!」
 すばらしい歯応え、じゅうぶんな旨味、からまるポン酢。噛むほどにうまさが溢れる。
 繊細と言うよりも豪快だ。
 もう一皿食おうとした。他にも目を向けてみよう。

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 鯨竜田揚げ。
 「・・・」
 鯨のクセが前面に出ておいしさは影を潜める。

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 ふくひれ酒。
 「うまい!」
 ちょっと焦がしたヒレが得も言われぬすばらしさ。ほんのちょっとの塩がうまさを倍加する。

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 ふく天ぷら。
 「・・・」
 キスの天ぷらみたいに軽い。味はキスに及ばない。これはさばふく?何ふく?

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 うに丼。下関はウニでも知られる。
 「・・・」
 少しだけのうに。メシに載せたらかくれんぼしてどこに居るか鬼は困る。
 食べても味がしない。

 全部で7,260円。安い。

 唐戸市場では“とらふく刺身”だけを食うべきだ。
 ひれ酒で3皿イキたい。大満足必至だ。(2015.5.13)

北*に「裏を返しに行った」ついでに“やよい軒”、とてもまずい! ~大宮大栄橋店~

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 いたく気に入った北*Tちゃん。
 裏を返しに行った。江戸時代の粋な言い方だ。わずか5日目。今日もステキな60分。
 美味しいモノ好きなTちゃんとオレ。料理やうまい店の話で大いに盛り上がる。
 再びコペンで赴いた。駐車場のないやよい軒大宮大栄橋店。Tちゃんの店にクルマを置かせてもらい徒歩ですぐ。道路の対岸。遠くから見る。
 おやっ、店内に3人立っている。行列?帰ろう。
 いや待てよ。何か違う。道路を横断。店に近づく。券売機前の人達だった。
 この店は北*Mちゃんに推薦され、いつか行こうと思っていた。
 「やよい軒の玉子焼きおいしいよ~」
 今日、Tちゃんに言われた。
 「ご飯3杯たべよっ!」
 「あはははは!」
 券売機。厚切りカルビ焼肉とチキン南蛮の定食(1,080円)と玉子焼き(180円)計1,260円。
 席に着く。11:55。5分もすると満席。人気がある。

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 「先に玉子焼きです」
 おぉ、家庭でササッと焼いたカンジ。小学校時代の家庭科の授業で作った玉子焼きにも似ている。とても店で出すシロモノではない。10円か20円の卵1個がシロート料理で180円に化ける。怖ろしい変貌だ。
 食べる。
 「・・・」
 塩と砂糖のみでサッと焼いただけ。拍子抜けの味。ミスマッチなマヨネーズ。

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 メインが来た。カルビ焼肉の色が悪い。白っぽい。豚肉?
 まずは味噌汁。
 「!!!」
 薄くてお湯のような味噌汁もどき。ダシも味噌もわからない。味噌汁風ドリンクと命名した方がいい。
 具は極少量のワカメとあぶらげ。まったく味がしない。何を食ってるか不明。
 厚切りカルビ焼肉。
 「!!!」
 完全に冷めてる。いつ焼いたの?
 異様にかたい。奥歯に渾身の力を込めて何度噛んでも噛み切れない。仕方ないから呑み込む。干涸らびた味。これが体内に摂り込まれて栄養になるのはカラダに申し訳ない。
 こんなにかたい肉は紙のような超薄切しか耐えられない。
 チキン南蛮。
 「!!!」
 揚げすぎてバリバリ。甘酢がぜんぜん効いてない。しつこいタルタルソース。何だこの食い物は???
 チキン南蛮を名乗ったらバチが当たる。本場宮崎に失礼だぞ。
 キャベツにかかったドレッシング。
 「!!!」
 ベットリしつこい胡麻ドレッシング。何故こんなヘンな味にするのだろう。意図がわからない。
 ご飯。
 「!!!」
 グチャグチャに軟らかい。水加減を間違えたのか?
 失敗作を客に出すとはあり得ない狼藉。
 カウンター隣の女性客はこの驚きのご飯をお代わり。食事を、味わうのではなく燃料と位置づけているのだろうか?

 ご飯3杯!どころではない。
 ゴムのようにかたい厚切りカルビ焼肉も、バリバリで甘酸っぱさ欠如のチキン南蛮も、お湯のような味噌汁も、グチャグチャご飯も食べきれない。残す。
 キャベツともやしだけは野菜不足を補うためと言い聞かせて食べきる。

 チェーン店だからこのテイタラクでも仕方ないや。
 そう思えば文句を言う気も起こらない。
 だが定食屋の要はご飯!ってことだけは理解すべきだ。
 この店は定食屋でも和食店でもない。安くて美味しい店の皮を被ったズル賢い“インチキ飯屋”だ。詐欺まがいの“なんちゃってご飯屋”。
 こんなまずい店が超人気。世界七不思議のひとつにノミネート必至。
 使ってしまった1,260円が1,260万円の損失に思われた。

 Tちゃんとの蜜のように甘い60分が、不味いメシにより穢された気がした。
 まずいモノに当たると、この世がすべて真っ暗闇になったかと思うほど落胆する。
 “やよい軒”のせいでとても気分が悪い。
 “やよい”の“や”の字も見たくない。
 “やよい”って源氏名の女が嫌いになりそうだ。(2016.4.18)

鶏半身から揚げ“せきとり”、悪くないが賞賛はできない! ~新潟~

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 新潟Tちゃんとオークラ新潟ダブルルームで蜜のように甘い時間を過ごしたあと、鶏半身から揚げを食いに“せきとり”に出かける。彼女のクルマで。
 住宅街にあるせきとり。ちょっと離れた駐車場。
 クルマから降りるとカレー粉の匂いが漂ってくる。
 「もう匂いがするね。客には良いけど近所のヒトは迷惑だね!」
 「そうよねぇ~」

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 小さな入口を入る。
 「いらっしゃいませ!」
 「ふたりです」
 通路をずんずん進む。驚きの広さ。驚いた!
 「奥のテーブルにどうぞ」
 「座敷がいいな」
 「相席になりますよッ!」
 「じゃテーブル」
 中年女性店員は怖いヒト。ニコリともしない。
 「言い方きつかったね!」
 「怖いヒトだねぇ~」
 平日なのに客は多い。

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 注文取りは小っちゃくてカワユイ19歳。
 「これとコレとキリンビール大瓶とウーロン茶ください」
 メニューを開いてすぐお目当ての半身から揚げカレー味と半身ムシ焼きがあった。
 「おひとつずつですね」

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 まず登場は揚げ。手で持ってバラす。
 「熱っちぃ!」
 Tちゃんがさばいてくれる。喰らう。
 「うまい!」
 表面のカレー粉がイケる。熱々だ。
 だが内側はただの鶏。肉汁は出るものの味わいも醍醐味もない。ただ鶏ってカンジ。

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 続いて蒸し。
 「うまい!」
 でも舌触りイマイチ。滑らかすぎる。味付けしてない。塩とガーリックパウダーをパラパラ降らせる。
 味が付いた。悪くない。

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 残骸。テーブルを散らかしたワタシ。Tちゃんの前はキレイ。

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 「ハラ一杯にならないね。スープと焼き鳥食べるか!」
 「食べよう!」

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 トイレに行ってる間にスープが来た。す~っと呑む。
 「うまい!」
 「美味しいね!」
 「いかにも鶏!って味が溢れてる!」
 「うん」
 メインの半身から揚げよりスープがうまい。

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 焼き鳥。赤(肉)白(皮)3本ずつ。タレで。
 「うまい!」
 肉は色んな部位が刺さってる。レバーも。焼き加減もレアっぽくて良い。
 「タレが薄いな」
 「付けて食べればいいんじゃない?」
 「そうだな」
 付けて食べたらバッチリ。
 白(皮)も柔らかくてコクがあってうまい。
 「メインの半身から揚げよりうまいな!」
 「ホントね」
 「玉葱ナマ!」
 「辛いね」

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 おにぎり3個。
 「塩がきついな!」
 米のうまさは普通。新潟の飲食店はどこもうまかったがこの店は違う。
 おにぎりに焼き鳥のタレをつける。タレの甘さで塩気が減じてOKだ。

 1位は焼き鳥、2位にスープ、3位が半身から揚げカレー味、4位半身ムシ焼き。おにぎりは鶏とは関係ないからランキング外。
 これだけ食べて4,400円。安い。
 次回チャンスがあったら焼き鳥を塩とタレで何十本もガンガン喰らおう。
 最後には串から抜いてご飯に載せ、タレをかけてガバガバ喰らうのだ。

 ホテルに戻り数時間後の放尿。
 「うわっ!」
 尿は烈しい鶏の匂い。
 「オレは鶏を食ったんだ!」
 尿が教えてくれる。肉体の神秘。(2016.3.23)

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