「ここが重い」とか「腰に何かがある感じがする」とか訴える患者さんが多いです。明確な痛みではなく違和感というのでしょうか。「肩が凝る」というのもそういう感覚かもしれません。
そういう重さとかだるさというのは、痛み止めなんかが効きにくいですよね。たとえば頭痛とか歯痛ならよく効くのに、どうして肩こりや腰痛には効きづらいのか?


それは、いわゆる「痛み」を感じる感覚受容器と「重さ・だるさ」を感じる受容器が違うためではないかと私は思ってまいす。もちろん私はお医者さんではないのでそういう勉強はあまりしていませんが、関節運動の勉強をしているとそうなのかな〜と思われる記述があります。


人間は目をつぶっても自分の手足がどこにあるかが感覚でわかります。その感覚を深部感覚といい、深部感覚の受容器は関節の内部と周辺に多くあります。関節包や軟骨、靭帯、腱などという組織の中です。ルフィーニ小体とかパチーニ小体とか呼ばれるものですが、これらの受容器が関節内部にかかる刺激を中枢に伝え、その情報をもとに中枢から抹消の筋紡錘と呼ばれる組織に命令が届き、筋肉が反応します。


一方「痛み」を感じる受容器は皮膚の表層に多くあり(ここら辺がよくわからない?)、痛み止めというのは、この受容器の信号をブロックするものなのではないか?と思うわけです(多分)。


表層の神経を遮断するように作られた薬は、深層にはあまり効かないのではないか?というわけで・・・。


さて、ではなぜ「重さ・だるさ」が深部感覚で関与しているのではないかと思うかというと、深部感覚は筋肉の緊張の度合いや四肢の重み、腱や靭帯の伸びるスピードなどを感じます。
そして「重さ・だるさ」の原因はそのものズバリ、筋肉の緊張から来るものと思われるからなのです。


「重い・だるい」と訴える患者さんの体を触ると必ずといっていいほど筋肉の張りを感じます。
ただこの張りは少なくとも2種類あって、どちらかによって症状が変わります。

一つは筋肉の表層の張りで、張りが表層だけなら症状はあまり重くありません。軽いマッサージなどですぐよくなります。

もう一つは深層の張りで、これは一見筋肉は柔らかいのにその奥のほうを探っていくと硬く張った部分があるのです。これを治そうとするとマッサージにしても何にしてもそれ相応の技術がいるのです。



筋スパズムという言葉があります。筋肉の異常な緊張。弛緩状態にある筋肉でも緊張している部分。こんな意味ですが、私はこの深層の張りをそう呼ぶのだと理解しています。


「弛緩(力を抜いている)していても緊張している」
ということは、寝ている時でも重い、だるい感じがすることと符合しますよね。つまり寝てても何もしなくても重い感じのある人は筋スパズムを起こしていると思うのです。


筋スパズムが弛緩状態でも筋を緊張させているのだとすれば、筋肉の先端である腱やその他関節内の組織も緊張していると思われます。そしてその緊張はルフィーニ小体パチーニ小体といった感覚受容器を刺激し、その刺激は深部感覚を通じて中枢に伝わっていくのではないかな・・・と。まぁそんな感じに考えているわけですけど。


一般の方には少々難しい話になってしまいましたが、「重い」とか「だるい」と訴える患者さんが多く、その説明を求められた時にどうやって説明したらいいかを考えると私はほとんど呆然としてしまうのです。自分の治療室でこんな長ったらしくて難しい説明を患者さんにしている時間はありません。
そこでこの場を借りて、少しでも自分の欲求不満を解消させていただきました。



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参考:まさる的健康法