Metal Is Like a Box of Chocolate

HR/HM レビュー ライブレポ

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Silence in the snow


【78点】
1 Snøfall
2 Silence in the Snow
3 Blind Leading the Blind
4 Dead and Gone
5 The Ghost That's Haunting You
6 Pull Me from the Void
7 Until the World Goes Cold
8 Rise above the Tides
9 The Thing That's Killing Me
10 Beneath the Sun
11 Breathe in the Flames

TRIVIUMにとって6枚目となるアルバムです。モダンでアグレッシブなメタルを聴かせていた前作とは違い今回は歌モノのメロディックメタルという印象で、メロディーラインはキャッチーでしっかりと成立もしていてクオリティーも高いとは思いますが、これをTRIVIUMがやっても。。という印象は否めない作品だなというのが全体的な感想です。

#1は表題曲のメロディーを基調としたシンフォニック調の悲しげなインスト。#2はその叙情的なメロディーから大胆に幕を開けるヘヴィなミッドナンバー。特徴的な歌メロにとギターのメロディがマッチしていて哀愁のある世界観が表現されています。#3はエッジの効いたキャッチーな曲です。#4はメリハリのついたメロディックメタル。リフが渋めですが疾走感のあるサビは良いです。#5は歌メロ的には1番キャッチーで良曲な気がしますね。#6はアップテンポな曲の前半とミッドになるサビが特徴的な楽曲。#7はヘヴィなリフとスローテンポのサビに叙情的なメロディーを乗っけたメタルコア風な楽曲。#8もギターのメロディーラインがキャッチーなメタルコアぽい曲。ギターソロが長めに取られているのでそこが聴きどころではあります。#9はザクザク刻むイントロから叙情ミッドナンバーへ変貌するので何か物足りない曲に感じます。ここまでくると同じような曲ばっかりだなと感じる展開の#10。悪い曲ではないですしフックも効いてますけどね。ヘヴィなリフと共に展開される#11はアップテンポで前作のイメージに近い曲かなと。

ヴォーカルのメロディーラインはとても充実しており、メロディックメタルとしてはとても高水準なものであると言えると思います。ギターはソロやツインは良かったですが、もうひと押しという感が否めず、リフもゴリゴリしたような渋めのものが多く、物足りなさをやはり感じた作品となりました。スクリームを封印するということなので今後はこのような路線で行くのかもしれませんが、どうしても彼らには求めるものが高くなってしまいますね。

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3年ぶりのNIGHTWISHの日本ツアー、東京2公演行ってきたのでレポします。

セットリスト(左が六本木、右が新木場です)
1 Shudder Before the Beautiful
2 Yours Is an Empty Hope
3 Ever Dream
4 Storytime
5 My Walden
6 While Your Lips Are Still Red
7
Élan
8 Weak Fantasy
9 7 Days to the Wolves/Alpenglow
10 She Is My Sin/Wishmaster
11 I Want My Tears Back
12 Nemo/Sahara
13 Stargazers
14 Ghost Love Score
15 Last Ride of the Day
16 The Greatest Show on Earth

まずライブ全体の感想ですが、とにかくバンドの曲の良さと演奏のタイトさが表れ、バックでシーケンスが流れる中でしたが息もぴったりで、この辺りが長年ヨーロッパで人気を博しているバンドかなと実感しました。盛り上げるところは盛り上げ、聞かせるところは聞かせ、メリハリのあるライブをしていたなという印象。またメンバーが非常に楽しそうに演奏しており、特に小回りの利くエンプとマルコはステージ上を動き回り観客に笑顔を振りまいたり、ツォーマスやドラマーのカイ・ハフトに絡みに行ったりしていました。フロールはとにかくデカい、美人だというのが印象だと思いますが、時には力強く、時にはしなやかにどんな曲でも歌いこなせるとても器用なシンガーだと改めて感じました。代役のカイ・ハフトはエクストリーム系のバンドで叩いていることもあり、ユッカよりバスドラがパワフルでフィルの手数も多くそれぞれの曲に新しい印象を与えていたと思います。


次に曲や演出についてです。1日目、フロールは青のドレスにマント的なものを身にまとい、2日目は黒のジャケットに黒のショートパンツという格好でした。MCでは1日目は英語のみだったものの、2日では「ドーモアリガトウ」と日本語を交えてくれていました。Ever DreamやÉlanでは客にマイクを向け、速い曲ではプロペラヘドバン、アクティブに動き盛り上げていました。5曲目のMy Waldenでトロイが登場。1日目は「アイシテマス」と日本語で、2日目は英語で「大阪に戻って来られて嬉しい」とボケをかまし、そんな簡単な挨拶からすぐにトロイの歌で曲が始まりました。この曲ではパイプと笛、続くマルコのメインヴォーカル曲ではギターも弾くなど多彩に楽器を操っていました。フロールはマルコの歌う間はドラムキットの台に座っていましたが、大サビではマルコとの素敵なハーモニーを聞かせてくれました。9曲目は日替わり、前の週の中国では演奏されなかった新譜からのAlpenglow、10曲目はターヤ期の名曲で、特にWishmasterはコーラスが強調されたものがイントロで流れ大興奮でした。11曲目のI Want My Tears Backはフロールがジャンプを煽りかなり盛り上がりました。12曲目は日替わり、1日目はNemoをしっとりと聞かせ、2日目は「シリアスな曲をやるぞ」とマルコのMCからSaharaで、これも中国では演奏されなかった曲でした。そして1日目はフロールから「日本で初めて演奏する曲よ」とStargazersへ突入したのですが、2日目は「皆に良い知らせがあるの」と前置き、10月にLOUD PARKに出演するとアナウンスがされました。もう後3年は会えないと思っていましたからね、僕は感激でしたよ。Stargazersは今回のライブで1番盛り上がった曲だったと思いますが、2日目はさらに盛り上がっていました。この曲だけネオクラでちょっとテイストが違いましたけどね。神聖かつ壮大なGhost Love Scoreでフロールの美声を体感し、Last Ride of the Dayで盛り上げ、ラストは5部構成の大曲The Greatest Show on Earthへ。2部と3部を抜粋してプレイした形になりましたがそれでも10分近くあったと思います。途中の間奏の動物の鳴き声などもマルコやトロイによって再現されており、フロールも原曲通りの高音のソプラノを聞かせてくれました。ドラマチックで壮大な3部のサビを "We were here"と合唱し最高潮に達したところでライブは終了となりました。


1日目は上手側、2日目は下手側で見たので気付いたことなどまだまだあるのですがこのあたりにしておきます。セトリも前回やらなかった初期の曲が増え満足でした。ただアルバムタイトルトラックめちゃくちゃ良い曲なのにやっていないというのが勿体無いですね。ライブは再現度が高く本当に感動しましたし"Most Beautiful"なライブを見せて貰ったなと思っています。LOUD PARKでまた見れるのが楽しみです。

Venom

【86点】
1 V
2 No Way Out
3 ArmyNoise
4 Worthless
5 You Want A Battle? (Here's A War)
6 Broken
7 Venom
8 The Harder The Heart(The Harder It Breaks)
9 Skin
10 Hell Or High Water
11 Paiah
12 Playing God
13 Run For Your Life
14 In Loving Memory
15 Raising Hell

久しぶりにレビューするのはBULLET FOR MY VALENTINE の2年ぶりの5作目。オリジナルメンバーのベーシストが脱退し新メンバーを迎えてのアルバムになりました。前作Temper Temper の不評ぶりに反省したのか今作は1stや2ndのようなあの時のアグレッシブさが戻ってきています。あの頃のまんまという訳でもなく、3rdで取り入れた大衆性も引き継ぎメタルのアルバムとしての完成度はかなり高いと感じます。デラックスエディションでは15曲収録しています。

#1は不気味なノイズのようなインスト、シャウトを入れ間髪入れずに#2へ入ります。へヴィでファストなリフとドラムで幕開け、ミッドテンポを主体としながらクリーンヴォーカルとスクリームを織り交ぜたメリハリのある楽曲。#3はスラッシーなリフで展開するファストナンバー。ツインの速弾きギターソロがかなりイカしてます。#4はスローテンポな曲ですがへヴィさも保たれバラードという感じではあまりなくスクリームも使われ力強さを感じます。#5はコーラスから始まる変わった曲ですが叙情的なサビの歌メロが印象的で、ラストはコーラスも加わりドラマチック性も増しています。#6は割とへヴィでAメロでギターが刻んでますが、あまり印象に残るようなインパクトはなくサビメロも普通。#7はAメロでアルペジオを使いちょっとUKロックぽく仕立てたエモーショナルな聴かせるバラード。#8は縦ノリのバッキングが特徴なメタルナンバー。スローダウンするサビ、叙情的なツインリードがメタルコアぽいです。#9はアグレッシブでキャッチーなメタルナンバー。ノリも良くかなりよくライブ映えしそうな気がします。#10は終始クリーンで歌われるミッドナンバー。テンポが上がるギターソロ以外ではあまり転調するパートがなく一辺倒に感じますが、メロディーがキャッチーで聴きやすいです。一応本編ラストとなる#11はザクザク刻むリフが初期のBFMVぽく感じたりします。コーラスもありノリの良いへヴィな楽曲です。#12はミッドテンポのバラードぽい感じですが中々覚えやすいサビメロで、スクリームも入りへヴィさもあります。#13はクールなリードギターで幕を開けるアップテンポのメタルナンバー。普通に完成度高いと思います。#14は哀愁を感じさせる歌声から始まり、刻むギターとビートがマッチしたメロウな楽曲。なんかギターソロはA7Xぽさを感じました。デモヴァージョンみたいなのですがここまで作ったんなら普通に撮りなさいよって感じですね。#15はなんかめちゃくちゃアグレッシブでメタルしてる曲ですね。お得意のエモーショナルなサビに持って行く展開も他の楽曲と遜色ないです。普通にボートラの4曲良い曲です。

アグレッシブさは少し戻りましたが、全てがそうという訳もなく前作よりは力強くバラエティーに富んだ仕上がりになってるかなという印象です。曲数が多く似たような展開の曲もあるので中だるみする感は否めませんが、トータルで見ると満足の行く出来かなと思います。スクリームを使うパートが増えたのもメタリックさが増した要因になってるのかなと。オズフェスでは見られませんでしたが、来年の公演には行こうかなと思います。

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