2012年08月

2012年08月29日

[読了] 自転車トラブル解決ブック

自転車トラブル解決ブック (Outdoor)
著者:丹羽 隆志
山と溪谷社

一月程前に、新しい自転車を買った。 クロスバイクである。

買ったお店では、色々と説明を受けたが、 そんなもの、すぐに忘れてしまう。

タイヤを外したり、パンク修理したり、 することがそのうちあるかもしれない。

幸い、自転車屋さんは近いので、 困ったことがあっても、自転車を担ぐなり、 押して行って助けを求めることは できるのだが、 自分でトラブルを解決できれば、それに越したことは無い。

ネットで検索してみたら、この本の評判が良さそう なので買ってみた。

確かに、写真が多く分りやすそう (まだ、大きなトラブルには遭遇していないので、 本当に分かりやすいかどうかは、不明)。

本の大きさは、きっと持ち歩くことを想定しているのか、 大きすぎず良い。

とりあえず、最初の一冊としては十分なんじゃないだろうか。



2012年08月27日

[読了] 吹毛剣

なにか書こうかとも思ったが、 特に書くことなし。



2012年08月25日

[読了] 楊令伝 15

楊令伝 15 天穹の章 (集英社文庫)
著者:北方 謙三
集英社

やっと完結したと思ったら、岳飛伝に続きます、 ということか。

文庫で読んでいたので、次に岳飛伝が控えているのは 分っていたが・・・ 楊令伝と岳飛伝は、かなり連続した感じになるのかな?

もう少し、岳飛中心の独立した話なのかと勝手に思っていた。

楊令伝のこの終わり方については、賛否いろいろありそうだが、 個人的には、まあこんなもんだろう、という印象。

ある程度原典を意識していた「北方水滸伝」と異なり、 「楊令伝」は完全にオリジナルな話なので、 ある程度自由に話を作れるとはいえ、 舞台設定が、実際の歴史とリンクしているので、 どうしたって「梁山泊」の居場所は無いのだ。

そして、岳飛にはまだまだやることがあるのだ。

ちなみに、「水滸伝」の続編として「水滸後伝」などがある。 「水滸後伝」も「楊令伝」と同様、梁山泊の生き残りのその後を描いているのだが、 舞台は宋ではなくどこか南の島国。 だから何でもやり放題。結末は結構ハッピーエンドである。

もともとの「水滸伝」や「水滸後伝」は小説として、筋が破綻していたり、 色々駄目な点を指摘されることが多いが、個人的にはその無茶苦茶っぷりも 含めて、気に入っている。

さて、この後「岳飛伝」も読むかどうか。 きっと本屋で見つけたら、あっさり買って読んでるんだろうなぁ。 いずれにしても、文庫本が出るのはまだ先だろうけど。



2012年08月20日

[読了] 地図と愉しむ東京歴史散歩

カラー版 地図と愉しむ東京歴史散歩 (中公新書)
著者:竹内 正浩
中央公論新社

地図を見てると、時々見かける、不自然な道路や建物の謎や、 東京の公園や鉄道の変遷を新旧の地図と航空写真で解説。

まさに、ブラタモリ的な内容。

公園、霊園、水道、川、鉄道、等々。

横浜にある戸塚の通信隊についても載っていた。 以前、近くに住んでいたことがあるので、懐しかった。

綺麗な曲線の道路。泉区と戸塚区の境界にもなっているので、 地図で見るとよく目立つ。



[読了] 地図と愉しむ東京歴史散歩 都心の謎篇

地図と空中写真から、都心の建物や地形の変遷を追う。

皇居、御台場、鉄道、飛行場、監獄・刑務所・・・

皇居のなかに昔はゴルフ場があった、とか この建物は昔○○で、とかブラタモリに出てきそうな話が沢山。

皇居内の建物の配置や、空港の詳細は機密情報なので、 古い地図では空白にされていたりして、分からないこともある。 空中写真と併せて見ることで、実際にそこに何があったのかが 明かにされている。

カラー版ということで、写真と地図がわかりやすくて嬉しい。 もう少し大きいと、より見易いのだろうが、新書なので、 このあたりが限界か。

書店でお勧めしていたので、あまり深く考えずに買ったのだが、 これ「好評第二弾」とあり、前作があった模様。 第一弾も買わない訳にはいかないよなぁ。



2012年08月12日

[読了] カブトムシとクワガタの最新科学

カブトムシとクワガタの最新科学 (メディアファクトリー新書)
著者:本郷儀人
メディアファクトリー

身近な昆虫、カブトムシとクワガタの本当の生態と行動原理。

カブトムシやクワガタの研究はあまり進んでいないのだという。 確かに、虫の研究として活発なのは益虫、害虫の研究だろう。お金の匂いがしますしね。

ただカブトムシ、クワガタといえば、とても身近な虫。こどものころ(もしくは大人になってからも)採りに行ったり、飼ったりした人も多い筈。 ホームセンターに行けば、売ってるし。

私も小学生のころは、早起きして採りに行ったことがある。 が、巨大なスズメバチに遭遇して逃げ帰った記憶が強い。

実は、今、家には全部で10匹以上、カブトやクワガタが居る。 これが夜中、とてもうるさい。 ガサゴソとずっと動き続けているし、時々飛ぶ羽音も大きい。 まあ、夜行性なので、しょうがない。

そう、カブトムシとクワガタは夜行性。 なので、自然のヤツらには、あまりお目にかかることがない。 ときどき、時間にルーズなやつらが、うろうろしているが、例外である。

夜中、雑木林に入り込んで、昆虫採集する人は、よく見ているのかもしれないが、 採ることが目的なので、その行動を観察する、なんてことをする人は 少ないと思われる。

確かに、大きく育てるためのノウハウや、飼うための道具や情報は豊富だけれども、 野生の生態は、あまり注目されていないようだ。

この本の著者は、動物行動学者なので、夏になると欠かさず毎晩、 山にこもって、カブト・クワガタの野外観察をしているとのこと。 凄い。

なので、この本で書かれているカブクワの行動原理にはきちんとした データの裏づけがあるので、説得力がある。

ミヤマクワガタとノコギリクワガタの対戦成績とか、 沢山交尾できるカブトの特徴とか。 それ知ったからといって、何の役に立つのかわからないが、 誰かに話したくなるような、面白い研究成果が語られている。

なかには、まだ仮説しか立てられていないような事象もあるようなので、 今後の研究に期待したいものである。



2012年08月09日

[読了] リーダブルコード

安心した。

理解しやすいコードを書くためのポイントがいろいろと書かれているのだけど、 自分は普段やっているようなことも書かれていたので、安心できた。



2012年08月01日

[読了] 座右の名文 ぼくの好きな十人の文章家

十人というのは、 新井白石、 本居宣長、 森鴎外、 内藤湖南、 夏目漱石、 幸田露伴、 津田左右吉、 柳田國男、 寺田寅彦、 斎藤茂吉。

ほとんどが、誰もが知ってる有名人。 この十人が書いたものでも、全部がおもしろいわけではなく、駄作も愚作 もあるとのこと。

駄作が少ないのは寺田寅彦で、駄作の多いのは露伴だそうだ。

本居宣長については、その思想に共鳴するものではないが、『玉勝間』という 書物は大変おもしろいとのこと。読んでみたくなる。

夏目漱石について、"『坊ちゃん』は「探偵・恋愛小説」である" と言っている。ここで、「探偵」というのは、人のやることをいちいち 見はっている人のことで、漱石自身がそういう妄想に悩まされていた。 『坊ちゃん』にも、そういう「探偵」がたくさんでてくるのだ。

あとは、「家族から見た漱石」と「弟子から見た漱石」ということで、 それぞれの書籍が紹介されており、なかなか面白い。

柳田國男の文章は、あまり好きではないらしいが、 「遠野物語」だけは別で、"近代文語文の最もすぐれた文章"とまで言っている。 ということで、「遠野物語」に関する記述が中心。

斎藤茂吉については、人物が好きらしい。 茂吉とはどういう人であったかと問われて、

鰻のすきな人であった。
 
小便の近い人であった。

すぐおこる人であった。

とのこと。そんなに小便近かったのか。バケツを持ちあるいてた、 と書かれている。

ちなみに、高島俊男さんの文章も、とてもおもしろくて、駄作のない作家だと思う。



体重
masahino123の体重
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