NO3841 歴史の改ざん・悪魔の731部隊（2６）

909号もこの煙突から消えた

　19日（水）晴。午後から年金組合執行委員会。年金者の組合は「全日本年金者組合」しかない。組合員は全国で116521名。新潟県1348名。年金額が年々削られ続けている。そして政府の世論操作で現役世代に我々が養われているかの如き説明がなされている。

 

　その嘘を暴くべく、我々は裁判を起こした。この問題も後日詳しく取り上げる。私自身がまだ年金問題に疎い。それより前に731部隊を徹底的に暴く。私の怒りは生体解剖の実行犯に仕立て上げた上級隊員の医学者たちが帰国後、各界で名声を博し、富と名誉を得ていることである。こんなことが許されていいはずがない！

 

　ネットで調べると、例えば「驚愕！御用学者をさかのぼると、すぐに731部隊に行きつく」http://www.asyura2.com/14/genpatu38/msg/205.htmlなどに福島事故で「ニコニコ笑っている人には放射能は来ない」発言の御用学者・福島医科大の山下俊一も冒頭に出てくる。

 

　ドイツなら、今でも即逮捕される人間が医学者であり続けるこの許しがたい理不尽。森村氏や下里氏がどのようにして全国に散らばった下級隊員を探し出したのだろうか。その一人は「悪魔の飽食」を読んだ元隊員（6年間在籍したと）からの匿名の手紙だったという。

 

　その一部を抜粋する。「マルタ909号の死に際に見せた無念の表情というものは筆舌に尽くし難く、終戦とともに内地に引き上げたよりこのかた、一度として忘れたことなき悪夢が、毎年、仲秋に巡って参り私を脅かす次第です」この人の手紙にはただ大阪市内元731隊員と。

 

悪魔たちは生き延び栄達した
「あいつは蚊帳の中に立っとりますねン・・何にも言わずにじっと・・ただ黙って立っとりますねン。『帰りたい・・わたし帰りたい・・大人（タイレン）子どもに会いたい』その気持ちが909号の目に浮かんでますねン。背の高いマルタの両目がじっとわてを見つめて・・」

 

「覚えとるのは708と909ですわ・・708というのはモンゴル人の青年でしたなあ・・909は中国人ですわ。708は発熱・下痢を見せるだけでけろりとしていた。こいつはなんぼテストしてもあかん。クロロフォルムの静脈注射で殺してしまえ、ということになり3人がかりで注射、そのまま絶命した」

　「証言をしたM・D氏は秋貞班（江島班）所属。秋貞班は実験に先立って、丸太に豚の胆汁を20ｃｃ飲ませた。丸太の胃腸の働きを活発にし、赤痢菌の腸壁吸収を完璧にするためである。頃合いを見てカプセルに注いだ赤痢菌を飲ませる。そして死・・909もその一人。

 

　909はMD氏に懇願した「私には10歳の娘がいる。突然、日本軍憲兵に隊に連行されたまま、行方不明になって心配しているだろう。もう一度元気な顔を見せてやりたい。一度だけ釈放してくれたら必ずここに帰ってくるから」と。しかし「マルタ」が娑婆に出る術はなかった。