◆集団的自衛権の容認、閣議決定!

2014年7月1日(火)、17時を過ぎた頃・・・、

コンコン!とうちの事務所の扉を叩く音がした

内閣官房の方が閣議決定の書類を持ってきたのだ(; ̄Д ̄)

「国の存立を全うし、国民を守るための切れ目のない安全保障法制の整備について」

いわゆる、「集団的自衛権容認」の閣議決定だった(((( ;゚д゚)))

ついに、日本も他国の戦争へ参入していくことになる。


◆閣議決定の内容!

届けられた閣議決定はA4で8枚。

国際協調主義に基づく「積極的平和主義」の下、国際社会の平和と安定にこれまで以上に積極的に貢献するためには、切れ目のない対応を可能とする国内法制を整備しなければならない。


と、前文で述べた後、

1. 武力攻撃に至らない侵害への対処

2. 国際社会の平和と安定への一層の貢献

3. 憲法9条の下で許容される自衛の措置

4. 今後の国内法整備の進め方


と4部構成で説明がなされているΣ(=゚ω゚=;)

「3. 憲法9条の下で許容される自衛の措置」の中には、こういう文言がある。

我が国に対する武力攻撃が発生した場合のみならず、我が国と密接な関係にある他国に対する武力攻撃が発生し、これにより我が国の存立が脅かされ、国民の生命、自由及び幸福追求の権利が根底から覆される明白な危険がある場合において、これを排除し、我が国の存立を全うし、国民を守るために他に適当な手段がないときに、必要最小限度の実力を行使することは、従来の政府見解の基本的な論理に基づく自衛のための措置として、憲法上許容されると考えるべきであると判断するに至った。


この「判断」により、憲法第9条の解釈は変わることになる。


◆自衛隊を派遣するには「国会の承認」が必要

いやー閣議決定を読み終えた後、何とも言えない虚無感に襲われた・・・

憲法第9条の議論を復習したい方は・・・↓
【第858話】日本国憲法を読む! 〜第9条「東京大空襲」の巻

第186回国会での集団的自衛権の議論を振り返りたい方は・・・↓
【第1062話】憲法9条の解釈変更!?(゚ロ゚;)エェッ!?

しかし、公明党がいろいろ折衝した結果として、一定の「民主的統制」が定められている。

政府としては、我が国ではなく他国に対して武力攻撃が発生した場合に、憲法上許容される「武力の行使」を行うために自衛隊に出動を命ずるに際しては、現行法令に規定する防衛出動に関する手続と同様、原則として事前に国会の承認を求めることを法案に明記することとする。


当たり前だが、今回の決定は単なる「閣議決定」でしかないので、政権が変われば変えることができるし、今後自衛隊を実際に派遣する際には、その都度国会での承認が必要となる


◆憲法改正の議論が必要

2014-07-01-20-06-38僕としては、こんな大事なことを「憲法改正」ではなく、閣議決定で終わらせる・・・というのはとんでもないと思う。しかも、国会が終わった後に、一方的に決定するとは、どーゆーことやねん

前回の選挙で自民党を与党に選んだのも、安倍政権を支持したのも、国民の皆さんの選択だからしゃーないっちゃーしゃーない

しかしながら、

これから選挙に行く際には、その一票には人の生死がかかっているということを自覚して選挙に行ってもらえればと思います.。゚+.(・∀・)゚+.゚

さらに言えば、

「選挙に行かない」ということは、あなたorあなたの身内が戦争に行くという決断がなされても、文句は言わない・・・という覚悟があるんですね?、ということだ(´∀`*)

あるならいいけど(o^∇^o)ノ

なんにせよ、憲法9条の解釈が変わった

さぁ!いろんな意味で、戦争が始まる!(゚Д゚)ゴルァ!!

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