未来志向のススメ!松井雅博 MasahiroMatsui OfficialBlog

こんにちは。松井雅博です。 僕の尊敬する天才物理学者アインシュタインは「私は未来を考えない。あっという間にやってくるからだ」という名言を残しました。だけど、その「あっという間にやってくる未来」に希望が見えなければ、今この時だってつまんないのです。人生いろいろなんで、後ろ向いたり下向いたりすることもありますが、目線は常に前向きでありたいですね。 目指すのは、今を生きる誰もが、明るい「未来」を信じられる社会。未来に光を感じるからこそ、人は前に進めるのです。 人一倍不器用な僕が、時に涙し、時に笑いながら、歌って踊って、滑って転びつつ、理想と夢を追いかける、文字通り人生をかけた完全オリジナルコメディ。 【経歴】1979年6月14日生まれ 慶應義塾大学理工学部卒 工学・教育学修士号取得 国家公務員1種法律職試験合格(政策秘書資格取得) 国連英検A級  マッキンゼーアンドカンパニー等グローバル企業での勤務等を経て、政治の世界へ飛び込んだり、海外に住んでみたりしつつ、今に至ります。妻と息子の3人家族。よろしくお願いいたします!(なお、本ブログに記載されていることは僕個人の見解であって、所属する組織や家族等と一切関係ございません。) 連絡先: X(旧Twitter) @Masahiro_Matsui

2012年12月

【第783話】草津の湯にて2012年終了 11月・12月のふりかえり!

年末、突如祖父が他界し、喪に服すことになりました(´;ω;`)

てんやわんや&涙の年末ではありましたが、それをブログに書くわけにもいかないので、いつものノリで行かせていただこうと思います。

さて、選挙のため11月のSuper-Rankingができなかったので、まとめてやってみましょう!

11月・12月の流行語大賞
「選挙」
これはもう、流行語というか、選挙一色の2か月間でした。

11月・12月のBig News
「YUI活動休止」
僕の大好きなYUIが活動を休止しました。・゚・(ノД`)
でも、活動休止してからのTV出演ハンパないね!

11月・12月の印象に残ったことRanking!
5位:12/24 Christmas eve @ Yokohama
 選挙も終わって、まったり実にいい時間でした!

4位:11/17 紅葉がり
 鎌倉への紅葉がりドライブは楽しかった!豪雨だったけど・・・。

3位:3回の結婚式参列
 年末に結婚式が相次いだ。余興やら新聞作成やら、忙しかった・・・。そろそろ礼服買った方がいいかなー。

2位:11/29 大分へ!
今年の前半、大変お世話になった九州へ再び!

1位:12/10 沖縄へ!
これは衝撃だったなー。楽しかったし、学びにもなった。

とゆーことで、2012年を振り返ってみましょう。

2012年は、「龍如得雲」をキャッチコピーに、大暴れしよう!と決めていました。

そしたら、本当に動きの多い一年となりました。

まず、引っ越しが多かった―。

人形町→福岡(ホテル)→福岡(マンスリー)→品川→世田谷

ホント、多くの人に引っ越しのお手伝いをしていただき、ありがとうございました

そして、仕事。マッキンゼーからフリーの政策秘書へと転身を遂げました

プライベートでも、九州やら沖縄やら新潟やら江の島やらよく動き回った一年だった

ドッタバッタだったけど、来年に向けた「下準備」は整ったように思う

今年一年本当にお世話になりました。

僕は喪中ですが、皆様におかれましては、よいお年をお迎えください。

【第782話】クリスマス@ハローワーク

朝、目が覚めた。

おぼろげながら、今日がクリスマスだったなぁ〜と思いだし、ふと枕元を見る。

サンタクロースは来ていなかった。゚(゚´Д`゚)゜。ウァァァン

サンタが来なくなってから、もう何年が経つだろうか。


今年一年、良い子にしてたのに。。。良い子損だぜ!(゚Д゚)ゴルァ!!

クソサンタめ、さっさと嫁候補、連れてこいや!(゚Д゚≡゚Д゚)ゴルッホー!!!


・・・と、サンタに悪態をつきつつ、バナナを一本食べて区役所へ向かった。無職なので、年金・保険・失業手当について聞いてみようかなと思ったのだ。←うわー・・・我ながら、すげーダメ人間っぽい・・・。

結論から言うと、どれも特に申請はしなかった(・ε・)

まず、失業手当だが、これは俺は好きで無職をやってるので、受け取るべきではないかな、と思い、まぁ勉強のために行ってみたわけだ。失業すると、以下の7点を持参すれば失業手当を受けることができる。

1 離職票1と2
2 雇用保険被保険者証
3 求職申し込み書(ハローワークでもらう)
4 印鑑
5 免許証
6 写真2枚(3cm×2.5cm)
7 振込先となる預金通帳&カード

いろいろと勉強になった。本当に困ってる人が、受け取ればよかろう。

どう考えても、こんなブログをのうのうと書いてる俺が受け取ったら、良心の呵責から政治について好き放題書けなくなってしまう(((( ;゚д゚)))

なにせ、俺は良い子だからねヾ(=^▽^=)ノ サンタは来なかったけど( ´_ゝ`)


さて、次に年金。これはほったらかしにしとけば、自動的に「年金払え」と通知書が来るので、そしたら払えばいいらしい。余談だが、なんだかんだ言いつつも、年金は絶対に払っておいた方がいいと思う。年とった時に、相当きっつい思いをすることになるから・・・。


最後に、保険。これが俺からすると非常に衝撃的だった。

国民健康保険、たけぇ・・・(ノ◇≦。) ビェーン!!

もし入るとすると、いきなり7万円を支払わねばならず、その後も月々3万5,000円を支払い続けてください、と言われた・・・。保険料減免措置は、自己都合退職の場合には適用されないそうだ。んで、再就職してしまえば、空白期間の保険料は別に払わなくていいらしい。

なんとしても、再就職するまで支払わずに、怪我と病気をしないよーに気を付けるしかない・・・( p_q)エ-ン

就職するまではなるべく良い子におとなしくしておいた方がいいな・・・。


それにしても、無職になってみて、年金・保険・地方税・消費税・・・もんのすごい高負担な世の中だということを実感した。そのお金を無駄遣いするなんて、まじで許せない!(゚皿゚メ)


さて、さすがに区役所とハローワークだけで独りぼっちのクリスマスを過ごしてしまったら、うつ病になってしまうので、夜は丸の内でディナーに行きました

パスタオアゾ5Fにある「アマルフィイ モデルナ」というお店に行きました。なかなかワインの美味しいお店で、素晴らしかった今年一年を振り返りつつ、ぐだぐだ語り合うのも、なかなかいいクリスマスの過ごし方だなぁと思った。もぐもぐ。



niku
今年一年、様々な方に助けていただきました。振り返れば、本当に動きの激しい一年だった・・・。人形町から九州、九州でもホテルからマンスリーへ、品川へ引っ越したと思いきや、すぐに世田谷へ引っ越し・・・。仕事も、急転直下の退職→独立まで・・・。それぞれのフェーズで、本当にたくさんの人に助けてもらった。ありがとうございました。もぐもぐ。

そして、こうしてゆっくりクリスマスを過ごすことができ、大変うれしいですなぁ。みなさんのおかげでやんす。

I wish you have a Merry Christmas !

【第781話】サンタが街にやってきた!

さて、久しぶりの平時モード.。゚+.(・∀・)゚+.゚

皆さん、クリスマスを楽しんでますか?

今日は僕は横浜中華街へ行ってきました横浜駅からシーバスに乗って、みなとみらいや横浜ベイブリッジの夜景を見ながら山下公園へ。すんごいコテコテですが、それがいいのです。

tesou中華街で手相を見てもらいました。


あなたは優しい方ですね。
→絶対見た目でゆったろ(゚Д゚)ゴルァ!!

頼みごとを断れない。
→実はあまり頼みごとされないんだけどね。

仕事は細かい作業はダメ。教育、学問、クリエイティブなど、目に見えない仕事が向いてる。
→フリーの政策秘書は!?.。゚+.(・∀・)゚+.゚

気が多い。一つに絞れ。
→はい。

ふらっと旅行に行くとよい
→今年は世界一週したい!

35歳で結婚するでしょう。
→ま・ぢ・で!?(´∀`*)

年取るごとに健康になり、体が強くなります
→オレ、すげえ!



聘珍樓その後、「聘珍樓(へいちんろう)」へゆきました。クリスマスのデコレーションがすっごい綺麗だったしかも、このお店、割とリーズナブルなお値段で、建物もゴージャスだし、すっごい雰囲気もいいし、ご飯も美味しい。



シャンパンシャンパンも飲みましたてか、聘珍樓・・・ちっとも中華料理屋っぽくないね。

もうふと気が付くと年の瀬・・・。

この1年を振り返りつつ、まったりとシャンパンを飲んでいると・・・、


サンタカップル突然、店内に「Merry Christmas!」と叫んでサンタがやってくる、という演出。

これは実にいい

てゆーか、俺もあのサンタ役をいつかやってみたい今年は多忙のため、クリスマスパーティを
開けなかった。毎年サンタの格好をするんだが、あの恰好をしてると、みんなが喜んで近寄ってくれるから、やってる方も嬉しいのです。

そして、サンタと一緒に記念写真。完全にキャバクラみたいになっている・・・。
サンタと


という感じで、なかなか楽しいクリスマスイブでした

Aちゃん、今日はお付き合いいただき、ありがとうございました

Santa Claus is coming tonight

【第780話】第46回衆議院議員選挙の総括 自公安定多数獲得!

「予想通りかぁ・・・」というのが、僕の感想だ。゜(´Д`)゜。

時計の針は、元に戻ってしまった。

ミクロな視点で見ても、ここ1か月の僕のブログを読み返していただければわかるように、たぶんどの選挙区も予想通りの結果となった。なんの意外性も番狂わせも無い・・・。

自民党・公明党で安定多数(320超議席)を獲得

衆議院議員は480人いる。その3分の2=320議席を「安定多数」と呼ぶ。320議席あれば、参議院で否決された法案でも、すべて衆議院で通過させることができる。無敵の政権を構築できるわけだ。


なんだかなぁ・・・(p_q*)シクシク



今回の最大の誤算は、第三極の中心とみられていた日本維新の会の凋落にある。僕が応援にまわった候補者も、みんな残念な結果に終わった。当選した顔ぶれをみると、「維新の会」というよりは、もはや「たちあがれ日本Jr.」になってしまった(゚Д゚≡゚д゚)エッ!?

石原慎太郎、そしてたちあがれ日本の重鎮達の剛腕が、橋下徹を上回ってたってことなんだろうなぁ・・・。



そして、もう一つの誤算は、民主党の巷の予想を上回る負けっぷりだ。100議席いかないとは予想してたが、まさか60も下回るとは・・・。もう政党として消滅していくんだろうね・・・。今回、民主党で当選した人は、本物だと思う。この調子で参議院も本物だけ残して、あとは浄化して欲しいヾ(=^▽^=)ノ

今回残った民主党議員の例を挙げてみよう。

tsumura_keisukeたとえば、岡山県第2区の津村啓介。もうかれこれ6年くらい前、僕は有給休暇をとって津村さんの事務所へお手伝いに行ったことがある。津村さんちに寝泊まりしながら、毎日お手伝いした。(2006年8月16日のブログ)今年の秋、僕は財政金融委員会に出席したが、彼はファシリテーターをやってて、なかなかがんばってるな、という感じだった。政局は弱そうだが、頭はいい人だと思う。小選挙区では負けたが、比例復活を果たした。今後も頑張って欲しい。




一方、「元祖第三極」であるみんなの党は、最後までブレなくてよかった。でも、維新の会のせいで伸び悩んでしまって可哀そうだった。・゚(゚`Д)゙ 維新・みんな双方において、多くの候補者がムダな血を流したと思う。多くの有権者の一票が、無駄になったと思う。

今後、「第三極」という言葉は無くなってしまうだろう。もはや民主党と維新の会はほぼ同議席だし、「自民党とその他の政党」というのが正しいのであって、「二大政党+第三局」なんて構図は日本には存在しないのだ、ということがよくわかった。

今回、みんなの党からも何人か知ってる人が当選した。

hatanaka_mitsunari_photoまず、兵庫県第7区(西宮市、芦屋市)から、畠中光成氏。実は、僕は彼と7年前に面識がある。僕の実家がある兵庫県明石市から、民主党公認で衆議院議員に立候補してたのが畠中さんだった。
2005年8月10日のブログ「【第39話】衆議院”郵政”解散 〜兵庫9区民主党はたなか光成候補の場合」

あと、東京都第2区のおおくま利昭氏。以前、僕は中央区に住んでいたので、ちょくちょく街頭演説をお手伝いに行ったりしていた。一緒に年始の餅つき大会をまわったこともある仲だ.。゚+.(・∀・)゚+.゚
toshiaki


ちょっとバラバラ感があるのと、渡辺よしみが微妙〜とか思っていたが、今の維新の会に比べれば、結果的にはまともな政党だったなーと思うみんなの党さん、ごめんなさい



はてさて、日本未来の党・・・。今後、どう再起を図るのだろうか・・・。候補者が明らかに比例の票集めのための人柱ばかりで、しょぼすぎる・・・。どれくらいしょぼいか、いくつか具体例を挙げようか(´∀`*)

超高速英単語センター1800―ゴロで一気に覚える (東進ブックス 大学受験)
超高速英単語センター1800―ゴロで一気に覚える (東進ブックス 大学受験)


2009年の選挙で、民主党単独比例で当選した愛知県の大山昌宏議員。国民の生活が第一を経由して、日本未来の党の南関東ブロック比例で出馬した(そして、落選・・・)。彼は、衆議院議員在任中に著書を書いた。なんか、英単語のゴロをまとめた本だ・・・。僕も義理で一応買ってみたのだが、

新(しん)聞は薄い。:thin=薄い

「2,5,4,8!(に、ご、し、えいと)」と交渉する。:negotiate=交渉する


・・・という感じのゴロが延々1800個続く・・・というものだ・・・。

なぜ、衆議院議員がこんなものを・・・?。・゚・(ノД`)比例議員って暇なんだろうなー。しょーもない・・・。



・・・と、まぁこんな感じで、時計の針は戻りに戻ってしまったわけだが、「バッチを付けない政治家」を自称する俺が、政治改革に向けて今後どう動くか

そういえば、維新八策が五つになった(゚ロ゚;)エェッ!?、という衝撃的な事件があったので、それにちなんで、残りの3つを勝手に僕が作成し、その3つを僕の今後のマニフェストとしたい。少なくとも、来年の夏までやってみるつもりだ。

松井版 維新八策(の残り3つ!)
一.政治家を賢く強くする
維新の会の「日本を賢く強くする」をもじった。日本をどうこうする前に、まずは政治家をなんとかせねばならない。「官主導」という言葉があるが、僕はこれは誤解を与えやすい言葉だなぁと常々感じる。官僚というのは公務員である。真面目で全体を見る権限なんかそもそも与えられていない役人の集合体である。そんな官僚が主導するなんてことは、絶対にありえない。これまでの失政だって、何一つ官僚が主導したことなんか無い。全部自民党やら民主党やら、一応政治家が主導してるのだ。官僚のせいにしては、公務員が可哀そうだ。

正しくは、「政治のリーダーシップがクソ」という言い方が正しいと思う。だから、僕はフリーの政策秘書として、しっかりと誰か新しい国会議員を支え、政治家がきっちりその使命を果たせるようサポートしたい。また、それを僕だけでなく、僕と同じ志を持つ人に伝え、育てていく活動(=塾的な?(・∀・))もやりたい。教えるの好きだし!教育学修士だし!


松井版 維新八策(の残り3つ!)
二.政治と有権者の「接点」を面白く強くする
この国の未来を決めるのは、天皇でも国会議員でも官僚でもお金持ちでも可愛い女の子でもない。極めて残念ながら、僕たちの総意によって決まる。人によっては、それを衆愚政治と呼ぶ人もいるが、なんと呼ぼうが、残念ながら、僕たちの総意こそが日本の意思決定の根拠となる。
にも関わらず、なんとまぁ判断する材料となる情報の手に入りにくいことか・・・。政党マッチングなんかのサイトはよく見るようになったが、いまだ政治家個人に関わる情報や、政治家を評価するような内容、政局に一歩踏み込んだ内容というのは全然見当たらない・・・。
僕は、この一か月続けてきた政治ブログのように、政治と有権者の「接点」を、マッキンゼーで鍛えた?客観的な分析と、政策秘書として得た知識と経験をミックスさせ、僕なりのセンスで面白おかしく、より多くの人に発信していくってのをやりたい。これは、現時点において、僕にしかできない営みじゃぁないかな、と思う。1億2千万人もの国民がいて、自分にしかできないことなんて、滅多にあるもんじゃない。
このブログも、一日に○千人の人が訪れ、この一か月で○万人の人が見てくれたのである。それだけ、みんなそういう生の政治の声を欲しているのだ。そして、それを可能にするインフラこそが「ネット」であると思っている。


松井版 維新八策(の残り3つ!)
三.参議院を賢く弱くする
日本は、参議院の権能が強すぎる・・・。しかし、衆議院で自公が安定多数をとった今、参議院ってホントに意味の無いものになってしまった。よって、来年の夏の参議院選挙では、これまで以上にますますおバカな候補者が擁立されることだろう。年が明けたら、参議院バージョンの面白政治ブログを開始しようと思っているが、はっきり言って、参議院議員は衆議院議員以上にヤバイ。僕が「参議院廃止論」を徹底して唱えている理由を、きっと皆さんに理解してもらえるものと信じている。僕の政策担当秘書の国家資格は、参議院から授与している。ちなみに、ちょっとプチ自慢すると、参議院の方が衆議院より取得が難しいと言われている(*゚∀゚)っ その僕が参議院は廃止した方がいい、と言ってるのだから、ぜひ信じていただきたい。

来年夏の参議院議員選挙に向け、おバカが大量擁立される事態を回避し、参議院不要論を有権者の皆さんに理解してもらえるよう、僕の意見をブログや著書などで発信していく


と、いうわけで、ここからが政治の本番です(o^∇^o)ノ

選挙活動は政治家の本業ではありません。選挙の主役は有権者です。選挙は有権者の仕事・権利であって、政治家は、自分を選んでもらうために、半分お祭り気分で広報活動をするにすぎません

政治家の本当の仕事は、選挙の後に始まるのです.。゚+.(・∀・)゚+.゚


僕だって、選挙ではビタ一文お金なんぞもらってません選挙期間中は、僕は何のしがらみもない一自由人でありたい。自分が応援したいと思う候補者を、好きなように旅行も兼ねてまわってるだけだしっかりと政策を考え、法案をまとめ、法律を通す、という「政治家の本業となる価値のある仕事のサポート」でお金をもらうのが、プロの政策秘書の使命と考えています。

どこまでマニフェストを守れるか、わかりませんが、一度立てた志。皆さんと一緒に、明るく楽しく、まっとうしていきたいと考えています。開票結果見てて一睡もしてなくてドトールで半分寝ながらブログを書いてる自由人ですが、皆さんと同じ高さの目線を忘れずに、今の自分ができることを一歩一歩やってゆきますので、今後ともご指導・ご指導をよろしくお願いいたします(o^∇^o)ノ


第46回衆議院議員選挙を終えての総括でした。

長々と駄文をお読みいただいた皆様、ありがとうございました。

松井雅博

【第779話】結婚と不倫 男女問題はいつも面倒だ 静岡県第3区・第5区を読む!

wedding
今日は、お台場で7年来の友人Wの結婚式に参列してきました結婚式というのは、何度行っても感動するものですね。全力で誰かを祝うことってなかなか無いので、とても楽しい。コルトーナ東京というお店で、レインボーブリッジが綺麗に見えるお店。料理の質もかなり高く、テラスで食べるデザートが最高だった

さて、結婚といえば・・・いつだったか、衆議院議員の小山展弘さんと、高知県第3区で民主党から出馬して2回負けて引退した中山知意さんの結婚披露宴にお呼ばれしたことがあった。中山知意さんとちょっとしたご縁があったので、呼んでいただき、リーガロイヤル早稲田まで行った。岡田克也や田中美絵子に枝野幸男などなど民主党の国会議員が勢ぞろいしていた。あと、僕と同じテーブルには菅直人の息子の菅源太郎がいたなぁ・・・。

小山小山展弘は、早稲田の政経を卒業後、農林中央金庫で働き、松下政経塾で政治を学んだ。静岡県第3区選出(浜松市天竜区(旧春野町域)、磐田市、袋井市、掛川市、菊川市、御前崎市(旧浜岡町域)、周智郡)だ。強豪の自民党柳沢伯夫を倒して衆議院議員になった、1年生議員である。結婚式にも農協の人が来てたくらいだから、TPPには反対なのか。民主党としてはTPP賛成を表明してるから、次の選挙は厳しいだろうなぁ。

miyazawa自民党は世代交代して、宮沢ひろゆき(37)が出馬する。

37歳!?(゚ロ゚;)エェッ!?

なんというか・・・すごい威厳がある風貌である。

東大法学部卒業後、磐田市議会議員を務め、国政に挑戦する。うーん。。。でも、やっぱり政策的に民主党と差別化が難しいんだよなぁ・・・。三党合意してるからなぁ・・・。

suzukiそこに現れた競合が日本維新の会 鈴木望(63)である。元は厚生労働省の官僚だったが、外務省在サンパウロ日本総領事館領事やら、あの中曽根総理の臨時教育審議会事務局調査員も歴任するという面白い経歴の持ち主。磐田市長に選出され、改革派市長として結構名をはせていた。

これは強い.。゚+.(・∀・)゚+.゚

結構珍しい、日本維新の会が小選挙区で戦える選挙区である!がんばって



さて、そんな幸せいっぱいな小山展弘さんのお隣、静岡県第5区(三島市、富士市(第4区に属しない区域)、御殿場市、裾野市、伊豆の国市(旧伊豆長岡町)、田方郡、駿東郡(小山町))では、アナウンサーとの不倫騒動を起こした衆議院議員がいる。

細野豪志

hosono


不倫のお相手は、TBSのNEWS23で有名だった山本モナである。これで、「うお!細野すげぇ!」と、なんやかんやで株を上げたわけである(笑)

yoshikawaそんな細野の対抗馬は、自民党吉川たける

なんていうかなぁ・・・。

一応、自民党なんだし・・・勝ちに行こうよ.。゚+.(・∀・)゚+.゚
勝つ気ないでしょ、これ。

不倫はもちろん誉められたことではない。しかし、問題発言かもしれないが、男にとっては「いい女を落とす」ということが「力の象徴」みたいなもんであって、結婚なのか不倫なのかってのは評価にあまり関係無いのかもしれないね。そもそも、不倫とかってプライベートの問題だから、政治家としての能力とは関係ないし。とゆーわけで、細野豪志は勝利間違いなしでしょう!

はてさて、細野豪志は浄化された後の民主党を率いるリーダーとなりうる器かどうか。

静岡県の有権者の審判がくだる。

とりあえず、W君には不倫などせず、生涯幸せになって欲しいものである

【第778話】各政党マニフェスト徹底比較! 広告業界の帝王へ告ぐ 「ネット選挙を解禁せよ」 香川県第1区を読む!

はてさて、この「政治ブログ」についてまたTwitterで質問が来たので、紹介しよう

松井さん、ブログ面白くて勉強になります。松井さんは、ネット選挙解禁を訴えるために公示日以降も政治や選挙ネタのブログを更新されてますね?でも、この前TVで、候補者の情報をUPしたりする人は既にいて事実上解禁状態と聞きました。松井さんの取り組みの新しい点は何ですか?(島根県在住 木村拓哉)

え。キムタク!?ま・ぢ・で!?島根なんすか?.。゚+.(・∀・)゚+.゚

キムタクさん、それは鋭い質問ですね。

そうなんです。Google検索してもらえばわかるように、候補者の街頭演説をYou tubeにUPしたり、マニフェストを評価したり、2chで候補者について語ったり・・・といったことは、すでにあるんです。てか、それを止めることなんか不可能。

その意味では、内容はおいといて、僕のやってること自体はさほど斬新さは無いよーに見えるかもしれません(*・ω・)ノ

まぁ、敢えて新しい点を述べるとすると・・・、

実名丸出し政治家個人の情報を書きまくってるってとこかな.。゚+.(・∀・)゚+.゚ キムタクさんも、メッセージの中で3回も「松井さん」って呼びかけてるくせに、気づかないなんて、いやだなぁ〜もぅ!(o^∇^o)ノ



現在、候補者による公示日以降のネット更新は禁止されています。じゃあ、俺みたいな候補者でない人が更新するのはどうなのよ?という話になりますが、これはグレーゾーンです。候補者でなくとも、特定の候補者を支援したり逆に批判したりするよーな内容を書くことは、違反になっちゃう可能性が高いです(←捕まった人いないが、自粛を要求される)。

たまには、フリーの政策秘書っぷりを発揮してみよう( ´,_ゝ`)

公職選挙法ではこう定められている。

公職選挙法 第百四十二条
衆議院(比例代表選出)議員の選挙以外の選挙においては、選挙運動のために使用する文書図画は、次の各号に規定する通常葉書並びに第一号から第三号まで及び第五号から第七号までに規定するビラのほかは、頒布することができない。この場合において、ビラについては、散布することができない。


何ゆってるか、わけわからん(゚д゚)、ペッ

と思うかもしれないが、要は「決められた文書図画」以外は配るな!「決められた枚数」以上は配るな!という意味。ネット更新は、決められた文書図画じゃない(←決めたの、50年くらい前だからね)し、枚数も、世界中に届いちゃうわけなので、違反だ!ということになる。

んで、俺みたいに候補者じゃない人ならいいじゃんって思うかもしれないが、もしそれを許してしまうと、候補者は俺みたいな人に頼んで更新してもらったりするようになるでしょ。法の抜け穴になっちゃうので、俺みたいなのも禁止される可能性が高いというわけ。警察がその気になれば、いつでも逮捕できる可能性がある。

でも、これって変だよね。元々の法の趣旨は、「お金使って大量にビラを撒く人がいると、お金無い人にとって不公平になるから、制限しようぜ」というものだったはず。だとしたら、少額の投資で世界中に情報を届けられるネットってのは、むしろ解禁しないと不公平だよね。

一般の人が選挙に対して興味を持つのって、投票日の一週間前辺りからだと思う。その時に更新できないってのは、とっても不合理だ。

なので、ネット選挙を解禁すると、
1.安価でたくさんの人にリーチできる。特に若者層にリーチできる。
2.新人候補にとって情報発信の大きな場となる。

 (現職候補は公示日前に入念にウェブ整備すればいいので、さほどインパクトなし)
の2つだけでなく、
3.僕たち有権者がお互いに実名でネット上で候補者について語り合うことができる。
という利点ができるわけです。「3」について、能力的に書ける人はいるのか?!という問題もあるが、秘書やらボランティアやら候補者の同級生やら、書ける人はいっぱいいる。しかし、これらの「候補者の真実を書ける人」「政治家を評価できる人」は公職選挙法も知っているので、けしてネット上にUPしたりしないというわけだ。もちろん、現職議員に関する情報なら、公示日前にUPしとけばいいのだが・・・。

ただ、こう言ったものの、ネット選挙を解禁しても、実際のインパクトは小さい。理由は、
1.そもそも、書ける人が少ない。(秘書やらボランティアやらいるが、しがらみがあるし、書く能力がない)
2.現職議員は、あらかじめUPしとけばいいだけなので、さほど今と変わらない。
3.ネットは自ら検索しないといけないので、結局若者層にどこまでリーチできるかは疑問


しかし、この不合理の象徴みたいな法律を変えるということが、日本が時代に合わせて変わっていく・・・ということの、一つのシグナルになると思うのである.。゚+.(・∀・)゚+.゚


とゆーわけで、まぁごちゃごちゃ言わず、はよ、ネット選挙解禁せぇや!
ゴ━━━(#゚Д゚)=○)`Д)、;'.・━━━ルァ!!



そんな中、有権者が判断するための数少ない情報源が、「マニフェスト」だ。アホの民主党のせいで、マニフェストの信頼度がダダ下がりだが、とても大事な文書図画だ。


とゆーわけで、今回立候補している12政党のマニフェストを比較し、上位5政党をここで発表させていただく細かく書くのはめんどくさいので、まぁ現物を読んでくださいな。

まず、堂々の第1位から!

jimin第1位は、自由民主党。キャッチコピーは、「日本を取り戻す」
いやー見た目の体裁といい、伝え方といい、中身といい、結構いいですね。200兆円の公共投資ってのが狂ってますが、教育政策とか、いいなぁと感じた。見開きで、左にバーンとキャッチコピーがあって、右に個別政策があって、とってもわかりやすい。気合入ってるなぁ・・・。政権とる気満々だね。

第2位!

mirai日本未来の党
これは、意外に感じた方もいるかもしれない。しかし、きちんとスタンスをとっててわかりやすく、全体的に体裁も綺麗で、僕は好きだ。ただ、最大のメッセージである「卒原発」の意味がよくわからないのと、制官僚など、あんまりゴロがよくないキャッチコピーがあって、そこが評価を下げてる。あとは、嘉田代表がいまいち存在感無いのと、党内があまりにバラバラすぎるのと、小沢一郎の顔が見え隠れするのと、候補者がしょぼい印象があって、どーも現段階では支持できない・・・。未来の党の未来に期待である(^∀^)


第3位!

minshu民主党。さすがに現与党ということだろうか。全体的に爽やかな体裁に、「消費者」「生活者」の声なき声を聞く・・・とかいうスタンスも、当初の民主党っぽくていい。数字やグラフを使ってるのもわかりやすい。ただ、この数字、相当見せ方おかしいけどね。高校中退者とか、自民党政権時から減ってるし、厚生労働省の資料によると、待機児童数の数は、政権交代以降、全国で200人ちょっとくらいしか減ってない・・・。あと、民主党の場合、そもそも消費税を増税しちゃったら、何やっても消費者の生活は苦しくなるだろ、というツッコミを入れたくなる

民主党は、政治理念的には、僕は嫌いじゃない政党だ。問題は、実際に所属してる政治家にアホが多すぎた、というだけのことだ。


第4位!

agendaみんなの党。いや、みんなの党は政党としては好きだ。ブレないし、頑張ってる感があっていいではないか。ただ、マニフェストとして見た時に、もうちょっと書き込んで欲しかったなーという感がある。特に、年金とか社会保障の問題をどう解決していくのか?というのには絶対触れて欲しかった。「名目4%以上の成長により10年間で所得を5割アップ」って不可能だろ・・・。どう考えても・・・。


第5位!

ishinmanifest日本維新の会
なんというのか・・・。これなら、配らない方がマシではないか、というレベルである。維新八策と書いてあるのに、中身は5つ・・・。わかりにくい・・・。しかも、これ読む気にならないだろ・・・。党として政策がバラバラだし、まさかここまでブレブレのネタ政党になってしまうとは、思わなかったなぁ・・・('A`|||)このマニフェスト、大広という広告代理店に発注してるようだ。ヤバイなぁ・・・。これ、プロの仕事じゃないぞ。どー見ても。


という感じです.。゚+.(・∀・)゚+.゚


それにしても、各党のマニフェストを見比べてつくづく思ったのは、「見せ方って大事だなぁ〜」ということだ。各党とも広告代理店にマニフェスト作成を頼んでいるのだろうか。中身も大事だが、それをどうやって相手に伝えるか?というのもとっても大事なことである。

やっぱり広告代理店はちゃーんと選ばないとね!



広告代理店。



日本の広告代理店業界における「帝王」の地位にある企業といえば、

電通

だ。連結売上は2兆円に迫る勢い。業界2番手の企業とは、売上ベースで3倍近い差がある。でかさ・品質ともに広告代理店業界の帝王である。合コンで女の子に職業を聞かれた時、他の会社の人は「広告代理店で働いてます」と答えるのに、電通のやつだけ「一応、電通マンです」と、一応と付けて、会社名を答えることでも有名だ(゚ロ゚;)エェッ!?

大学生だった頃、みんな、テレビのCMの時には、目薬刺すか、トイレに行くか・・・みたいな感じのくせに、就活が始まった途端にCMを見始め、でんつーでんつー言い始めるのがとてもウザかった記憶がある(苦笑)

僕は、3年ほど前に、電通マンと結婚した女友達の結婚式2次会に参列したが、本当にすごいクリエイティヴな会だった2009年9月27日のブログ)あんなの後にも先にも見たことない。。。

しかし、そんな天下の電通出身の衆議院議員がいるのをご存知だろうか。

平井卓也

hirai香川県第1区から選出されている、自民党議員だ。前回の選挙では、比例復活している。もう4期連続で当選しており、次も堅いだろう。その平井卓也と戦うのは、民主党の小川淳也。東大法学部卒の総務省官僚出身者である。30代で総務大臣政務官に就任した。ここに、日本維新の会の今西永児(66歳)が参戦する。66歳かぁ・・・。維新なぁ・・・。

5年くらい前だったか、僕がアクセンチュアという会社に勤めていた時、会社のイベントで、平井卓也が講演に来たことがある。そして、彼がこう言ったのを今でも覚えている。

「アナログテレビは無くならない」

そして、その数年後、アナログ放送は終わった(`□´)コラッ!

そんな平井卓也は、今自民党のネットメディア局長をやっている(゚ロ゚;)エェッ!?

従来の広告業界といえば、やっぱり収入の大きな部分が「テレビCM」という印象だった。しかし、21世紀に入り、特に若い層がテレビを卒業してネットに移行するに従い、テレビCMに依存した利益構造では勝ち残れなくなってきているのだろう。正直、ネット選挙が解禁されれば、紙媒体のビラや、テレビ主体の政見放送など、今よりずっと重要度は下がる。そして、それは広告代理店からすれば、利権の消失につながることは間違いない。

僕は、敢えてこの場で、自民党ネットメディア局長に対して「ネット選挙解禁」を訴えたい。

もう従来の「紙」と「街宣車」と「テレビ」の一方的な宣伝活動の時代は終わったのだ。

これからは「ネット」による双方向の宣伝活動の時代。そして、それは広告代理店を必ずしも必要としない。

1950年代以前に生まれた人がよく口にする言葉:「ネットを使えない私たちにとって不公平だろ!」
それくらい、勉強してくださいな。。。ただでさえ、政治に若者の声は届きにくいんだから、それくらいのハンデがあってもいいじゃないすか。

1960年代に生まれた人がよく口にする言葉:「NHKや政見放送、新聞やマニフェストを若者も読め!」
あっそう。読むわけねーだろ(゚д゚)、ペッ 押し売りはやめてくださいよ

1970年代に生まれた人がよく口にする言葉:「ネット選挙にもデメリットあるからねぇ〜」
え。何があるの?ちゃんと公選法を改正してネット選挙を正式に認めれば、俺みたいに実名で書く人が出てきて、内容の信頼性は上がると思いますし、特にデメリットないと思うけどなぁ・・・?


しかぁし!このあたりを境に、論調が変わってくるのだ


1980年代に生まれた人がよく口にする言葉:「え。ネット選挙ってまだ解禁されてなかったの?Twitterで直接質問とかしたいんだけど」
名前連呼するだけの街宣車とか、まじでやめてほしい。そんな暇あったら、Twitterで有権者と会話して欲しいですね。

1990年代に生まれた人がよく口にする言葉:「政治家のウェブサイトって全然更新されないんですね。誰を選んでいいか、わからないんですけど・・・。昔のブログとかあされってことですかぁ?」
そう。政党のマニフェスト比較とかはよくあるけど、政治家個人の情報ってホントに貧弱。

というわけで、1979年以降に生まれた若い有権者達の声なき声を、僕が代弁させていただきます。
(↑しれっと僕も若者層に仲間入り( ´∀`)つ)

今すぐ、ネット選挙を解禁せよ!

広告業界の帝王出身、自民党ネットメディア局長に対する要求である

【第777話】辺野古の焼芋 横須賀から沖縄まで160年間続く日米戦争 神奈川県第11区を読む!

あー・・・いびきうるさかった・・・。・゚・(ノД`)

初日の夜はマンガ喫茶で夜を明かしたが、BGMがうるさすぎて全っ然寝れなかった・・・。二日目の夜は車の中で寝たのだが、あまりに寒くて熟睡できなかった・・・。というわけで、このままだとさすがに体が壊れてしまう、と思い、昨日は那覇市で1000円で温泉に入れて仮眠室が使える健康ランドを見つけ、そこに泊まった.。゚+.(・∀・)゚+.゚

そしたら、隣で寝てるおっさんのいびきがうるさかったのなんのって・・・

でも、俺が眠った後は、おそらく隣のおっさんも同じこと思ってたんだろうな、とも思うので、お互い様か(俺のいびきもかなりのものらしい・・・)。

それにしても、マッキンゼーからの1000円健康ランドは、我ながらものすごい凋落っぷりだ(゚ロ゚;)エェッ!?

まるでバブル崩壊時の株価並みの落ちっぷりだε=ε=(;´Д`)

が、健康ランドはこれはこれでいいのである。状況に応じて生活水準を変化させるのは当たり前だ

まーとにかく寝不足ですわ



okinawaさて、7時くらいに起きて、車でぶぶーん!と高速道路で「美ら海水族館」へ行った。沖縄の高速道路はすっごい気持ちよかった天気がよくて、暑いくらいだった。スーツの上着がいらなかったもんね。窓全開で沖縄の海風と朝日をめいっぱい浴びながら、ぶんぶん走った

美しい海と空!最高の気候!ひょう!



美ら海「美ら海水族館」は入館料1800円。「たけぇ・・・('A`|||)」とちょっと足がすくんだが、やはり入ってよかった。修学旅行で来ていた高校生達と戯れながら、いろんな沖縄の魚達を見ることができた。でっかいサメが泳いでました。写真を見て欲しい。近くで見ると、すごい迫力だった。

深海魚やら、熱帯魚やら、いろんな魚が見れて、童心に戻れて楽しかった。シンガポールで訪れたナイトサファリの時もそうだが、やはり定期的に他の動物と触れ合ってみるのは、なんだか楽しい。



それにしても、マッキンゼーからの独り水族館は、我ながらものすごい凋落っぷりだ(゚ロ゚;)エェッ!?

が、水族館はこれはこれでいいのである。実に心が洗われるようだった



そして、美ら海を出発して、僕は一路「辺野古」に向かった。普天間基地の移設先候補である。今は、キャンプ・シュワブという米軍施設がある。車を走らせること1時間。沖縄県を西から東へ横断。
kichi
うっそうとしげった森を越えると、ぱぁっと南国の香りのする景色が広がる。ヤシの木が道路の脇に並び、その奥にコバルトブルーの海が見える。きらっきらに輝く美しい海だ。

そして、とても静かだった。

キャンプシュワブからちょっとだけ離れた場所でエンジンを止めた。エンジンの音が消えると、静寂の音が聞こえた。風すら吹かない。

空と雲と、海と僕。すべてが静寂に包まれて、なんと美しい場所かと感動した。

感情が動くと書いて、「感動」。

何も動きが無い大自然と静寂の中で、僕の感情だけが動いたのである。

さらに海に近づきたいと、僕は草むらの中へスーツのまま入ろうとした。その時、

「何をしてる?」

と声をかけられた。おばぁちゃんの声だ。くるりと振り向くと、そこに70歳くらいの小さな老婆がいた。大きな車のついたドラム缶を引いており、どうやらそれは「焼き芋」を焼いてるようだった。

「海を見ようと思いまして」と僕は答えた。

「焼き芋を食わんかね」
「あ、じゃあ、ください」

老婆は、ふぉふぉふぉと笑った。
「あんた、変わっとるね」

「なんでですか?」と僕は尋ねた。

「いやぁ、ふつう、男は焼き芋なんか食わんよ」

あんたが食べないかと薦めたんだろうが(゚Д゚)ゴルァ!! 

しかも、男が焼き芋を食べない、は偏見だろ(゚皿゚メ)

などと、クチゴタエすることなく、「美味しそうだったんで」てへぺろ、とやっておいた(←得意技)。

考えてみれば、焼き芋なんか食べるのは何年振りだろうか。この上着を脱がなきゃ汗が出る沖縄の気候で、なぜ「焼き芋」なんだ(゚Д゚)ゴルァ!!とツッコミたいのはやまやまだったが、ホクホクの焼き芋を食べた。すっごいうまかった。

僕は老婆に200円を渡した(←なにげ、ちょっと高め(゚Д゚)ゴルァ!!)。

「辺野古・・・、基地できちゃうかもですね」

「そうねぇ・・・。難しいことはわからんけどねぇ。海は、汚さんで欲しいわなぁ」

老婆は、僕を手招きして、海が見える場所へ連れてってくれた。



henoko
なんとまぁ、綺麗な海か.。゚+.(・∀・)゚+.゚

この海が、ひょっとしたら、もう見えなくなるのかもしれない・・・

そのまま、焼き芋をむしゃむしゃ食べつつ、老婆と二人、そこで海を見つめていた。

何も話さず、静寂の中を、ただ時だけが流れた。




いや、ぶっちゃけ、本当はもっと軽快なトークを飛ばしたかったのだが、いかんせん、共通の話題が無さすぎるΣ( ̄ロ ̄|||)

考えてみれば、選挙期間中だというのに、ノボリもポスターも何も見当たらない。街宣車も来ない。まぁ、どのツラ下げて辺野古に来たらいいか、みんなわからないんだろうね。

心なしか、老婆は思いつめた表情だった。

彼女は、この辺野古の地で1つ200円の焼き芋を売って生活しているのだろうか。一体、どうやって生計を立てているんだろう・・・?美しい海に感動する傍らで、そんな余計なお世話な疑問が、僕の頭をよぎった。

沈黙を破ったのは、老婆だった。

「綺麗な海やね。でも、それはそうと・・・」

老婆は、海を見つめたまま、続けた。

「・・・あんた、どうやって生計立ててるん?」


え。オレっすか!?(゚ロ゚;)エェッ!?

てゆーか、余計なお世話だ!!
ゴ━━━(#゚Д゚)=○)`Д)、;'.・━━━ルァ!!



辺野古の美しい海を見ながら、なんとまぁ、お互いに「こいつ、どうやって生計立ててんだろうなぁ?」と疑問に思いあっていたのだ!!!


衝撃であるΣ(゚д゚;)ヒエー


ついに、辺野古の老婆に心配されるほどの身分になってしまった。゚(゚´Д`゚)゜。ウァァァン


むぅ・・・。マッキンゼーからの辺野古の老婆から心配される身分は、我ながらものすごい凋落っぷりだ(゚ロ゚;)エェッ!?

ま、たしかに平日の昼間に、大の働き盛りの年代の男が独りで、スーツ着て、無精ひげ伸ばして、明らかに寝不足な感じで、辺野古にいるのである(゚Д゚≡゚д゚)エッ!? おばぁちゃんからしてみりゃ、不審者以外の何者でもない。意味不明である。

その後はテキトーにごまかし、二人笑顔で手を振って別れましたとさヾ(=^▽^=)ノ



syurijyoその後、首里城へ行きました。一度は沖縄戦で灰となった琉球王国の宮殿。今はもう復元されて、当時の様子を表現している。すごいいい場所!やっぱり建築物の様式や文化などが中国っぽい。長らく、琉球は日本からは独立して、中国の冊封体制に入っていたらしい。琉球王国の王様が交代する時には、必ず中国の皇帝の使者がやってきて、任命式みたいなのをやってたそうだ。

へー(・ε・)


那覇空港で、僕は沖縄での学びを振り返った。

大自然と温かい気候・・・

安全の代償と沖縄戦の悲劇・・・

農業と食と自由貿易・・・

楽園の背後にある問題・・・

民族や「日本」という国家とは何かという根本的な問い・・・

沖縄で活躍した偉大なる政治家の物語・・・

中でも、やっぱり一番勉強になったのは、安全保障−特に米国との関係だ。



1853年、今から160年ほど前、アメリカ合衆国海軍の船が横須賀に来航した。いわゆるペリー来航、黒船来航だ。

そこから、鎖国していた島国日本と、アメリカとの戦いの日々が始まったとも言える。160年の月日が経って、結局日本は、アメリカと対等な関係をいまだ築けていないのだということが、よくわかった。

さて、そのアメリカとの戦いが勃発した横須賀といえば・・・
koizumi

神奈川県第11区。

小泉進次郎

父親が、かの史上最強の総理、小泉純一郎元内閣総理大臣だ。地盤は鉄壁。次の選挙も、余裕で当選するだろう。本当に化け物みたいに強い政治家だ。その爽やかなルックスが、旧来の自民党イメージを払しょくしている。はっきり言って、彼がいなかったら、今の自民党のイメージは相当悪かったろうと思う。逆に、彼の存在が、世襲や利権政治を「え。悪くないかも〜」と思わせてる部分もあり、罪でもある。

アメリカとの熾烈な戦いが開幕した地、横須賀。その地から選出されている小泉進次郎氏には、アメリカとの関係を今後どう構築していくか、について、政治家として答える責任があると僕は思う。

それにしても・・・

なんと言っていいか・・・

わかっている。偏差値などというもので人の能力が測れないのは分かっている。偏差値教育の研究でわざわざ借金背負ってまで二つ目の大学院まで出た僕なので、どっちかと言えば、そういう価値観には批判的な方だ。

しかし、これだけは言わせて欲しい。

国家のために、これだけは言わせてくれ。

関東学院大学経済学部 偏差値43かぁ・・・(ノ◇≦。) ビェーン!!

偏差値43ってことは、模擬試験を受けた時、平均点から相当下の点しかとれなかった人でも入学できてるってことですよ・・・。

しかも、そこにエスカレーター入学・・・。

大丈夫なのかなぁ・・・。

ま、有権者が「いいんだよ!イケメンだし!お前のヒガミだろ!」と言うなら、別にいいんですけどね。。。でも、その後にコロンビア大学大学院に留学してるし、きっと英語は堪能に違いない。日米関係については、きっと一家言あるに違いない。(; ̄Д ̄) そう信じよう。信じないとやってられない

こんなブログで何をどう言っても、小泉進次郎は最強の政治家であることに違いは無い。

しょせん、どんなにがんばっても、イケメンには勝てない

しょせん、どんなに頑張っても、自民党には勝てない

しょせん、どんなに頑張っても、アメリカには勝てない

たとえそれが現実であったとしても、

僕は、辺野古の美しい海を見ながら食べた焼き芋の味を、生涯忘れないことを誓う

【第776話】北朝鮮ミサイル沖縄上空通過!?(゚Д゚)ゴルァ!! 軍事オタク石破茂政権は誕生するか? 鳥取県小選挙区を読む!

朝から沖縄の温泉につかってゆったり(´∀`*)

露天風呂でストレッチ⇔サウナで汗 これを繰り返す(⌒-⌒)

風呂上がりの牛乳をぐびぐびっと飲むと、これはもはや至高の幸せ

ふと、携帯電話がぷるぷるっと震え、LINEメッセージがやってきた。

「お。誰かな?友達かな〜?ふんふーん」.。゚+.(・∀・)゚+.゚



首相官邸
さきほど、北朝鮮の「人工衛星」と称するミサイルが南方向に発射されました。


(゚ロ゚;)エェッ!?

続けざまに、第2通。

首相官邸
北朝鮮の「人工衛星」と称するミサイルは、さきほど沖縄県上空を通過した模様です。


(゚ロ゚;)エェッ!?

牛乳瓶を持ったまま、全裸でオロオロしていると、第3通がやってきた。

首相官邸
ミサイルは、×××へ落下したものと推定されます。いずれも予告落下区域内。破壊措置の実施はありません。国民の皆様におかれましては、安心して、平常通りの生活をお送りください。




(゚ロ゚;)エェッ!?

おい、北朝鮮よ!てめぇ!何しとんじゃ、われぇ!!!!!!(゚Д゚)ゴルァ!!

人が全裸で風呂入っとる時に、何どでかいミサイル飛ばしてくれとんじゃ!ぼけぇ!(゚Д゚≡゚Д゚)ゴルッホー!!!

この沖縄の米軍基地が目に入らんのか!(゚皿゚メ)

日本の防衛力、ナメとったらあかんど!すごい騒音だぜ!聞いてみぃや、コラ!(`Д´)

てゆーか、日本政府!

安心して、平常通りの生活はどー考えてもムリだろ!ヽ(#`Д´)ノ

おっと

取り乱してすみません。沖縄にいるせいか、ついついタカ派になってしまいました・・・。

「タカ派」と聞けば、この人の顔を思い出す人も多いかもしれない。

石破茂

ishiba鳥取県第1区選出である。自他ともに「防衛オタク」と認めるほど、安全保障に精通しているらしい。実は、その一方で、農水族でもある。でも、石破さんってTPPに賛成してたはずなのに、今回農協や医師会の票をまとめつつある・・・と読売新聞で報道されてた。いったいどうやったのだ?ウェブサイトを見たら、「国益にかなう自由貿易協定や経済連携協定の締結を促進します。」とちょっと誤魔化していた。対立候補は共産党と無所属しかいないので、小選挙区は手堅いだろうなー。

akasawaついでに鳥取県第2区も紹介しておくと、自民党の赤沢亮正が堅い。二世議員で、元運輸・国土交通官僚だ。道路族ってやつだなぁ。こちらも、対立候補が民主党と共産党。まず手堅いでしょうね。これまた農協関係団体から推薦を得てるようだ。

鳥取県・・・。普段あまり意識はしないが、衆議院議員だけ見ると、実にタカ派な印象だ。


さて、話を北朝鮮の話に戻そう。

米軍基地は沖縄にあるべき!と主張する人の大きな根拠は、「安全保障の観点から、地政学的に、米軍基地は沖縄になければならない」というものだ。

USA

たしかに沖縄も日本の南を守る場としては重要だと思う。しかし、だ。日本にとって、明らかに脅威なのは北朝鮮だ。もっと北朝鮮にも近く、竹島にも近い場所に軍事力を分配した方がいいのではないか。

たとえば、鳥取県とか.。゚+.(・∀・)゚+.゚(いや、あくまでたとえばの話ですよ)

でも、沖縄から鳥取県に米軍基地を移せるなら、石破茂政権あってもいいですねぇそもそも、自民党総裁選の時、一番多くの人が支持したのは石破さんだったんだから、安倍さんが倒れたら、石破政権が生まれるかもね。


沖縄にある米軍基地の面積は、日本全体の米軍基地の面積の4分の1程度だそうだ。衆議院議員の数が480人中5人しかいないのに・・・、47都道府県のたった1つの県なのに・・・といったことを考えても、ちょっと負担が大きすぎるかなと思う。

なんにせよ、平和の代償を沖縄に押し付けるのは、不公平だし、そもそも自国の領土を自分達で守るという原理原則ができてないのは、一主権国家としてどうかと思う(ノ`Д´)ノ

日本国の主権が及ばない軍事力が、どどーんと日本の南国リゾート地に存在している。それは異常なことだ。

僕個人の考えとしては・・・、

・憲法を改正して集団的自衛権もしっかり明記。
・自衛隊をしっかり強化し、日本として戦略的配置を考える。
・んでもって、米軍基地は日本の領土からは退散していただく。


が、あるべき姿ではないか。

そうすると、「財源はあるのか!」との批判が出てくると思うが、僕は日本の防衛費は増やす必要はないと思ってる。よく、「GDPに対する防衛費の比率」を持ち出して、日本の防衛費が低すぎる!と主張する人がいるが、そもそもGDPと防衛費を比較することに、あまり意味は無いとおもう・・・。

日本は米軍に対して「思いやり予算」と呼ばれるお小遣いを毎年2000億円弱程度あげている。昔、金丸信が「思いやりの立場で対処すべき」と発言したことが名前の由来。意味がまったくわからない(゚Д゚)ゴルァ!!

とゆーわけで、好評のお馴染み日本の歳入・歳出の図(・∀・)つ

zaisei


日本の防衛費は5兆円弱。思いやり予算もここに含まれている。総額にすれば2000億円は小さいかもしれないが、今の段階でも日本の防衛費は世界第6位(出展:ストックホルム国際平和研究所(SIPRI))なので、思いやり予算をなくし、防衛費の効率化を進めれば(どーせたるんでてムダだらけなんだから・・・)、けして周辺諸国にヒケはとらないはずだ。中国は軍事費もすごいが、守らなきゃいけない国土も広い。北朝鮮や韓国と比べて日本独自の防衛力が弱いとは思わない。

あとは、覚悟と戦略の問題だ(`ε´)

はてさて、では皆さん。

そろそろ安心して、平常通りの生活に戻るとしましょうか.。゚+.(・∀・)゚+.゚

【第775話】橋下徹沖縄上陸!普天間の悪夢再び!? 日本のLeadershipはなぜ育たないのか 沖縄県小選挙区を読む!

hashimato沖縄に、日本維新の会代表代行の橋下徹がやってきた。

那覇市メインプレイスの前に、800人近い人が集まった!僕は、その最前列で橋下さんの演説を聞いた(←なんか、俺キモイね)。やっぱり、橋下さんはすごいLeadershipを感じる(・∀・)つ ハキハキした演説ができるかどうか・・・というのは、Leaderに必要不可欠なことだ。最初から最後まで、橋下イズムを貫いた方が、きっと維新の支持率は上がっていただろう・・・

ただし、正直、沖縄の人々にとっては、聞きたくない言葉だったかもしれない(;´Д`)

話の要約をここに載せます。

・橋下さんは本州の人間。だから、正直、基地問題のことを実感としては知らない。申し訳ない。
・弁護士時代に何度か沖縄に来て学び、社会人になって初めて沖縄戦のことや、いかに沖縄の人々に負担を負わせていたかを知った。
・沖縄への負担は将来的には軽減すべき。
・まず、何より「教育」を変えなきゃいけない。僕(橋下さん)も含めて本土の人は、沖縄でかつて何が起きたか、今の平和のために沖縄にどれだけ負担を負わせているか、を知らなさすぎる。
・大阪では、沖縄のこと・戦争のことを学ぶ施設をつくる予定だ。「なぜ大阪の税金でそんなものを?」と役人に反対されつつも、努力なしに平和は実現できないことを教えるのは、大阪としての責務だと考えている。
・しかし、今現時点において、どうしても日本の平和のために、沖縄の基地は重要
・知事会で、米軍基地受け入れを提案したことがあるが、どこも受け入れたくないという。かつて、関空に基地を受け入れることについて、テーブルに乗ってもいい、と発言したことがある。近畿には米軍基地が無いから、そういうことも議論にあっていい、という意味で発言した。
・岩手県の瓦礫受け入れの問題についても、どの自治体も受け入れを拒否した。しかし、どこかが負担を負わねばならないならば・・・と、東京都と大阪府は受け入れた。瓦礫の放射能は調べたが、人体に影響はないレベル。みんなで日本のために負担をわかちあわねばならない、と考えたからだ。
・そういう考え方ができるようになったのは、沖縄のことを学んだから。だからこそ、教育が大事。負担をわかちあおうという発想が大事。
・しかし、沖縄のみなさんには大変申し訳ないが、普天間基地については、代替案を持ち合わせていない
・代替案が無い以上、もともとの計画であった辺野古移転しか選択肢が無いと考えている。今から10年20年、住宅密集地に基地がある方がおかしい。
・いったん、辺野古に移設し、その後沖縄の負担軽減のためのロードマップを提示させて欲しい。今から、名護市へ行って頭を下げて、もう一度ご理解いただく
・沖縄の将来像は、東洋一のリゾート地。カジノを誘致し、税制度を緩和し、民間経済による活性化を目指す。それは絶対に可能だと考えている。


普天間飛行場


思い起こせば3年半前、国民から圧倒的な支持を受けて政権交代を果たした鳩山由紀夫政権が、もろくも瓦解したのは、この普天間問題がきっかけだった。

futenma今日僕は、沖縄戦の悲劇を描いた美術品が展示されている、佐喜眞美術館を訪れた。今から70年ほど前に起きた悲劇の風景がそこにあった。その屋上から見た普天間基地。ものすごく広大な基地だった。そして、耳をつんざくような爆音・・・。これこそが、普天間問題であり、橋下さんが言う「沖縄に押し付けている負担」の象徴だった。

自民党時代、あまりに騒音が酷い状況を解決するため、この普天間飛行場を住宅地でない辺野古という別の場所に移転しようという話が進みつつあった。当然、「辺野古の自然を壊すな!」と反対運動が起きる中での交渉だった。政権交代後、鳩山由紀夫は、「最低でも県外移転」と鼻息を荒くして、この問題に挑んだ。そして、とん挫し、落ち着きつつあった辺野古移転もつまずき、最悪な状況に陥った・・・。


かくして、自民党政権を倒して颯爽と登場した新しいLeaderは、一年も経たぬ間に転落していくことになった。

「鳩山は本当にアホだった」ヽ(#`Д´)ノ

その言葉で済ませてしまうのは、あまりにも容易いことだ。


では、ちょっと鳩山さんから一度視点をそらして、沖縄の政治家に焦点をあててみよう。

沖縄の人に「沖縄で尊敬されてる政治家は誰ですか?」と尋ねてみた。すると、返ってきた答えは、「そりゃー瀬長亀次郎だろう。日本一の政治家じゃーないかな」という答えばかり。

senaga-kamejiro瀬長亀次郎とは、1970年代〜80年代に衆議院議員として活躍した共産党の政治家である。米軍基地不要論を徹底して主張した政治家だ。首尾一貫してはっきり自分の言いたいことを主張する。これもLeaderの条件なんだろう。

瀬長だけではない。沖縄の政治家は、みーんな「米軍基地出ていけ!」と言う。米軍基地の沖縄経済への貢献度は10%以下であって、むしろ本土に人材・企業・資金などの資産を奪われているところが問題だ、と。だから、国からの補助金や利権から脱し、米軍基地を追い出して、しっかり沖縄の自立した経済を発展させることが大事だ!と主張する。

今の現職の政治家を見ても、みんな米軍基地反対派だ。1区選出の下地ミキオ(国民新党)も「辺野古移設白紙撤回」を主張しているし、2区選出の照屋カントク(社民党)も、米軍基地追放を唱えている。3区の玉城デニー(民主→未来の党)も、普天間基地の早期閉鎖と辺野古移設断念を主張しているし、4区の瑞慶覧長敏(民主→無所属、てか名前読めない・・・)だって、基地には反対だ。比例代表で当選している共産党の赤嶺政賢も、もちろん共産党らしく、米軍基地はいらないと主張している。

つまり、沖縄県民が選んだ国会議員5名は、みんながみんな、揃いもそろって鳩山由紀夫と同じことを主張している。そして、今なお、民主党を離党してでもその意見を曲げていない。(てか、480人も衆議院議員がいて、沖縄出身者は5名しかいない。沖縄への負担を考えたら、もっと多くてもいいんでない?沖縄ローカル政党創ろうよ!ヾ(=^▽^=)ノ)

その意味では、鳩山由紀夫の「最低でも県外」発言は、これまでどんなに沖縄出身の政治家が声高に主張してもけして通らなかった「米軍基地は出ていけ!」という声を、日本の内閣総理大臣が初めて口にした画期的瞬間だったとも言える。もちろん、結果が出なかった以上、その責任はあまりにも大きいのだが。しかも、「学べば学ぶほど、海兵隊のみならず、沖縄の米軍がすべて連携しており、抑止力が維持できることがわかった」とか、アホみたいな発言で断念し、後に「海兵隊自身に抑止力があるわけではない。(陸海空と海兵隊の)四軍がそろって抑止力を持つ。そういう広い意味では(県外移設を断念する理由として)使えるなと思った」とか言っちゃうようなところは、はっきり言ってLeaderとして失格である。

せっかく鳩山由紀夫をフォローしようと思ったのに、やっぱり鳩山=アホって結論になってしまった。゜(´Д`)゜。



辺野古移転という言いにくいこともきちんとはっきり説明する橋下徹のLeadership。

有権者たちの願いである米軍基地不要論を徹底的に主張する瀬長亀次郎のLeadership。

米軍基地の国外移転・最低でも県外移転という、不可能なことに挑戦した鳩山由紀夫のLeadership。


どれも、Leadershipとしては、あっていいものだと思う。もし、リーダーが実現できそう〜なことしか言わなくなったら、それはそれで問題だし、有権者の意見を無視してもダメだし、地元の意見しか聞かなくなってもまずいし、実現不可能なことばかり言う人でも困ってしまう。

Leaderってのは、難しいなぁ。゚(゚´Д`゚)゜。ウァァァン

外交というものは、相手がいるものだから、必ずしも思い通りにならない。僕が、「一年以内に結婚するぞ!」と言っても、必ずしも約束できるものではない相手あってのものなのである。

僕は、日本でLeadershipが育ちにくいのは、こういう「決断」をした人を叩きまくる風潮があるからだと思う。叩かれたくなければどうするか。簡単なことだ。決断しなければいいのだ・゚・(ノД`;)・゚・

概して、日本人は政治に全然興味が無い。それは「決断」から逃げているんだと思う。そして、いっつも誰かのせいにして、自分のせいじゃない!と逃げてるんだと思う。有権者だけではない。一国の政治家でさえ、小選挙区だから〜、選挙にはお金がかかるから〜、二院制だから〜・・・いろーんな言い訳をつくって、みんな逃げているのだ。それが、最近の政治家は本当に小物だなぁと思う。

「俺は県外と言った」(゚皿゚メ)

「なのに、あいつが辺野古に決めたんだ」(`ε´)

誰かが決断をしなくてはいけない。たとえ、それがベストな選択肢でなくとも、とてつもなく困難なことであったとしても、だ。



はてさて、鳩山政権の失敗、民主党政権への失望を経験した今、果たして沖縄の人々がどんな選択をするか、注目の瞬間は刻々と迫っている。

やっぱり、現実的な辺野古移転を支持するか。

それでも、理想的な米軍追放を支持するか。


その意味で、注目すべきは沖縄県第2区である。沖縄県第2区は、宜野湾市つまり普天間飛行場を含む選挙区だ。

teruya2区は上にも述べたとおり、社民党の照屋カントクが再度出馬する。脳梗塞で健康を害した中での出馬だ。当然、米軍基地については今も県外移転を主張する。琉球大学を卒業し、地元で弁護士をしていたという生粋の「しまんちゅ」である。

p_kinjo一方、日本維新の会の金城としのり。沖縄では結構みんなから一目置かれている農業ビジネスの経営者だ。TPPに賛成し、沖縄の農業で世界と戦う!と意気込んでいる。僕は彼の応援のためにはるばる沖縄まで来ているのだが、彼としては実に微妙な気持ちなはずだ。党として、辺野古移転を認めてしまった。果たしてこの選択が、沖縄の県民から支持されるかどうか。いきなり橋下徹の「辺野古移転」発言にかみつき、「場合によっては党を出て行ってもらう」と橋下さんに釘を刺されていたw(゚o゚)w オオー!

自民党の宮崎政久は本土出身者なので、ちょっと厳しいかなーと思う。沖縄では本土出身者に対してアレルギーがあるって話だ。しかも、演説も聞いたが、民主党批判ばかり・・・。対立候補に民主党いないのに、何考えてるんだろう・・・。てか、自民党なのに、やっぱり基地反対なんだね。辺野古移転を進めたのは自民党政権だろうが・・・(゚皿゚メ)

沖縄県第2区の有権者の選択に、普天間問題の行く末がかかっていると僕は思う。



はてさて、ちょっと今回は堅い雰囲気だったので、ちょっと柔らかくして終わりたい。

沖縄出身の政治家・・・といえば、この人をご存じだろうか?

又吉イエス.。゚+.(・∀・)゚+.゚キタコレ!

かの有名な世界経済共同体党の代表だ(゚ロ゚;)エェッ!?

matayoshi


もはやネタ以外の何者でもない。実は、彼は沖縄県宜野湾市出身。そして、都知事選挙やら衆院選やら、いろーんな選挙に現れることで有名だが、なんと、彼の初陣は普天間基地のある宜野湾市長選挙だったのだΣヾ( ̄0 ̄;ノ

今回の選挙では、東京都第1区から出馬している。

そして、もちろんすべて落選している(゚ロ゚;)ある意味スゲェッ!?

てゆーか、

受かってたまるか!(゚Д゚)ゴルァ!!

しかし、僕は思う。ひょっとしたら、又吉イエスさんは、努力せずにのうのうと平和を得ている僕たちに、何か警告したかったのかもしれない。だとしたら、もっとわかりやすい方法があったろうに・・・とも思うが、アプローチは人それぞれだ。

これから、又吉イエスを見かけるたびに、ぜひ宜野湾市の普天間飛行場のこと、努力せずして平和は享受できないことを思い出さねばならない


gyuujiruはてさて、今夜のメニューは、注目の沖縄県第2区から立候補している金城としのりさんが経営する焼肉屋で一人ディナー。石垣島でアグー豚という美味い豚を養育し、地元ではとっても評価されているらしい。焼肉金城。もし沖縄にいらした際にはぜひ来るといいと思う!牛汁が絶品!

うーん・・・。せっかくダイエットに成功してたのに、どんどん太っていく・・・。しかし、痩せねばならない!今日からダイエットがんばるっ!理想は55kgだけど、まずは60kgを目指してがんばろうかな・・・。代替案も考えようかな・・・。え?自分に甘いって?

リーダーたるもの「決断」することが大事。

たとえ、それがベストな選択肢でなくとも、とてつもなく困難なことであったとしても、だ(*・ω・)ノ

【第774話】沖縄本島より愛を込めて 竜馬が死んだ日 高知県選挙区を読む!

なんと、ふらりと沖縄へやってきました.。゚+.(・∀・)゚+.゚

我ながら、どんだけ自由人やねん、とちょっと心配になる。・゚・(ノД`)

今、漫画喫茶に泊まりつつ、このBlogを書いてます。 (゚ロ゚;)エェッ!?学生やん!

シャワー浴びようと思ったら財布の中に300円なくて入れんかった(´Д⊂)明日の朝、お金おろして銭湯行かなきゃ(・∀・)

沖縄そば今日の夜ご飯は、そーきそば食べたうめぇ!沖縄は飯がうまいね。しかも、物価が安い!なんなんだろ。この開放感。沖縄の街を、海辺を歩いてるだけで、ものすごく癒される

そして、街中を歩いてて発見した衆議院議員選挙の公示ポスター。

掲示板


ミキオ・・・(゚ロ゚;)エェッ!?

いや、わかっている(; ̄Д ̄)

「公職選挙法違反上等!」と叫び、ネット選挙解禁を訴えるため、こうして政治ブログを書き続けている俺に言う資格は無いかもしれない.。゚+.(・∀・)゚+.゚

「お前が言うなよ」と2ちゃんで叩かれるかもしれない(`・ω・´)

でも、これだけは言わせてほしい。

いくらなんでも、公営掲示板の横にでっかいポスター2枚はヤバイだろ(゚Д゚≡゚Д゚)ゴルッホー!!!

候補者なんだからさぁ・・・。

これ、すっげぇなぁ!まー、地権者に許可とってるのかもしれないけれど・・・。さすが沖縄。レベル高いわぁ・・・。こんなん、東京で見たことないもんなぁ。。。

mikio道を歩いてみたら、電柱やらそこやらにミキオのポスターだらけ(゚Д゚≡゚д゚)エッ!?

ん?ポスターに何か張り紙がしてあるぞ・・・?

「警告 公選法違反」(゚ロ゚;)エェッ!?

す、すげぇ・・・。

むしろ、これで落ちたらすげぇ恥ずかしいぞ!

・・・と、沖縄レポートでした。


はてさて、今日は坂本竜馬の命日だ。

坂本竜馬は11月15日に生まれ、11月15日に殺された。しかし、この11月15日というのが旧暦なので、今の暦で言うと、今日12月10日にあたるそうだ。

坂本龍馬 (講談社学術文庫)
坂本龍馬 (講談社学術文庫)


僕は、小さい頃、坂本竜馬のすごさが全然理解できなかった(_´Д`) アイーン

なんか地味。

仲をとりもっただけでしょ。

特に役職ついてないよね。

けど、大人になった今、よ〜くわかる。

坂本竜馬、偉大なる政治家である。

表舞台に出ることなく、

根気強く意見の異なる者を説得し続け、

特に役職についてるわけでないのに、

純粋に国の未来を想い、自由奔放&豪快に人生を駆け抜けていった男。

かっこええやん

もうこうなったら、自由人松井も坂本竜馬バリの人生を歩むしかありませんなヾ(=^▽^=)ノ

結婚したかったけど。゚(゚´Д`゚)゜。ウァァァン

というわけで、今日は沖縄にいるにもかかわらず、南国つながりってことで、坂本竜馬の故郷高知県選挙区を読んでみたい。ちなみに、僕は3歳〜7歳までを、高知県土佐清水市で過ごした。(1982年6月【回想録】北国から南国へ)だから、高知県は、僕にとって少年時代の原風景である。

高知県には第1区〜第3区の3つの選挙区がある。残念ながら、2区と3区は、自民党と共産党しか候補者が出ておらず、実質有権者には選択肢が無い状態だ。今、「一票の格差」が問題になってるが、区割りが変わるのはここ高知県である。正直、今の区割りだと自民党が絶対勝つ構造になってしまってるので、区割りを変えた方がいいだろうな。

nakatani2区は、自民党から中谷元。自衛官出身の元防衛長官だ。

yamamoto3区は、山本有二。地下式原子力発電所政策推進議員連盟の顧問である。

もうこの二人は、確実に当選するだろうな・・・。選挙って何なんだろう。゜゜(´□`。)°゜。


さて、そんな高知県で唯一わからないのが、高知県第1区である。

fukui最有力候補は、自民党の福井照。灘高校→東大→建設省というエリートコース出身の衆議院議員だ。前回の政権交代選挙においても、前高知県知事で橋本龍太郎元総理の弟である橋本大二郎と民主党候補者を制し、小選挙区で当選した。もう4期連続で小選挙区を制している無敵の政治家だ。

fujimuraこの福井照に挑むのが、日本維新の会の藤村慎也。大手コンサルティング会社のベインアンドカンパニー出身。前回の橋本票と民主党離れ票をしっかり集めることができれば、福井と互角に戦えるかもしれない。あとは、坂本竜馬のお膝元ってことで、「維新」の名にすがるしかない正直、ベイン・・・ってちょっとしぶいんだよねぇ・・・。高知でどこまでウケるか・・・。しっかり地元まわりしてる他の政党に・・・勝てない・・・だろうなぁ・・・。いい候補者なのに。

しかし、高知県第1区、実にレベルの高い戦いだ。


それにしても、今のこの日本の状況を竜馬が見たらどう思うんだろ。

とりあえず、下地ミキオにはびっくりするだろうね(゚ロ゚;)エェッ!?

ポスターやらテレビやら、前に出ることばっかり望み、

努力することなく、風に乗って一発芸人みたいにぱーんと国政に出ようとし、

バッチを付けないと政治はできないと思い込んでる


そんな政治屋ばっかりが、つまんない政局を繰り広げる日本の姿に、坂本竜馬は閉口するかもしれない('A`|||)

しかし、まぁまぁ、竜馬どん。そう肩を落としなさんな.。゚+.(・∀・)゚+.゚

バッチを付けなくとも、志を抱き、その志を貫けば、もうその時点で立派な政治家なのだということを、もう一度思い出させてくれてありがとうございました。なぜか沖縄でシャワーも浴びれず漫画喫茶にいるイタイ僕ですが、今、この国のために、自分にしかできないことがあると思ってるんで、ちょっとやってみますね(´▽`)

145年前の今日、坂本竜馬は死んだ。

しかし、竜馬の志は今も生きている。

日本の未来を決める選挙まで、一週間を切った。

日本を今一度、「選択」いたし申し候(o^∇^o)ノ

【第773話】原発の未来徹底議論!「脱」原発依存 VS 「脱」原発 VS 「卒」原発 福島県小選挙区・東京都第18区・埼玉県第5区を読む!

またまた僕にTwitterでメールが来たので紹介します

「いつも楽しく読んでます。松井さんは、原発政策についてどう考えてますか?今のところ、原発について立場を明確にされてないようですが。未来の党の、卒原発は脱原発と何が違うのですか?既存政党は信頼できませんが、第三極もどの政党を選べばいいか、わかりません。松井さんの考えを教えてください。」
(静岡県在住 愛犬の名前はマッケンローさん)


え。それ、俺に聞くんだ.。゚+.(・∀・)゚+.゚

俺、スゲエ!(=゚ω゚)人(゚ω゚=)ぃょぅ!

卒原発、俺も知りたいし!( ´∀`)つ

・・・と、ふざけずにちゃんと答えますね



僕の回答としては、「わからない」になります(゚ロ゚;)エェッ!?



いや、ホントに。ふざけてるのではなく、わからないんだもんマッケンローも吠えないでください

少なくとも、僕が判断していいことではない。ちょっと説明しましょう。

原発に関わる人の中には、大きく3種類の人がいると思ってます。

パターン1:原発から離れた場所に住んでおり、リスクをあまり負わず、電力供給の恩恵にあずかるだけの人

パターン2:原発のちょっと離れた場所に住んでおり、リスクは高いが、直接の原発利権の恩恵は無い人

パターン3:原発の近隣に住んでおり、高いリスクを負うが、原発利権の恩恵にあずかる人


浜岡原発が爆発したら東京もヤバイとか言うけど、僕はやっぱりパターン1に属してるのかな、と思ってます。なので、正直僕は、原発が動いてくれた方が嬉しいなぁ〜という立場の人なんです。でも、逆に原発がもし爆発した場合、チェルノブイリみたいな重大な事故に発展しちゃうかもしれない・・・と思うと「反対!」と言う気持ちもわかる。でも、それは実感ではなく想像にすぎない。という感じなので、基本、パターン1に属してる人はみんな無責任なので、判断できる立場にない気がするのですね。

んで、パターン3の人もいる。原発によって潤ってる自治体の人とか。この人たちは原発賛成派だろう。たしかに、安全保障上も、環境保護上も、電力供給上も、家計への影響上も、論理的に考えれば安全性を担保したうえで動かした方がいい。

ところが、この議論の中で忘れられがちなのが、パターン2の人達の声だ。普段、原発利権にまったくあずかってることはないのに、リスクだけ負ってる人。この人たちの判断も、きちんと代弁する必要がある。この人達が「いやいや!もう原発はコリゴリだ!」と判断したならば、どんなにその他の人が勝手に騒いでも原発は動かしてはいけない。逆にパターン2の人達が「俺たちは別にいいっすよ」と判断したならば、どんなにパターン1の人が原発反対!と騒いでも原発は動かしてもよい、ということになります(´∀`*) 


なんにせよ、パターン1の人がぎゃーぎゃー声を荒立てても、無責任な発言に過ぎないのかなと。でも、世論を決めてるのは、パターン1の人達なんだよね。それを示すいい例が、今年7月30日に実施された山口県知事選挙である。

自民党の現職山本しげたろうと、未来の党を嘉田滋賀県知事と一緒に立ち上げた飯田てつなり(この時、「維新」の看板を掲げていた)との戦いが注目された選挙。山口県にも上関原発があり、脱原発をめぐって争った大規模選挙として、多くの人が結果に注目していた。しかし、多くの人は、単に「現職山本しげたろう勝利」ってとこだけ見て終わったことだろう。自民・公明推薦&官僚出身の山本は「安全性が確認できれば」原発は動かす、という意見だ。

しかし、この選挙結果をもうちょっと細かく見てみると、違う景色が見えてくる。

yamaguchi各候補者の得票数を市町村別に見た時、山本しげたろうと飯田てつなりを比べると、一つの市だけ、飯田てつなりが勝っている市がある。さらに、同じく原発廃止を訴えるみわしげゆき候補の少数票も加えると、もう一つの市も、飯田・みわが制している。


どこだかわかるだろうか?.。゚+.(・∀・)゚+.゚


てゆーか、山口の原発ってどこにあるか、そもそも知ってるだろうか?(・∀・)


答えは、下の地図を見て欲しい。そして、飯田が勝った市は、周南市。飯田+みわで勝ってる市は、宇部市。ちなみに、1000票以下の票差しかない市は、下松市・光市・防府市の3市。

そして、原発があるのは上関町だ。
(緑で囲んでるとこが、原発反対派が強いとこ。赤が原発のある上関町)


analysisそう。見事に、原発のある周辺では山本しげたろうが、ちょっと離れた場所では飯田+みわが、そして最も離れた場所ではまた山本しげたろうが勝っている。これは、原発周辺に住んでる人=パターン1、ちょっと離れた場所に住んでる人=パターン2、最も離れた場所に住んでる人=パターン3と、上で示した仮説が露骨に傾向が表れてることが証明されたと言えよう。

そして、選挙では、最も人口の多いパターン3を制した山本しげたろうに軍配があがったつまり、パターン2の人達の声は届かなかったということだ。さらに言えば、この原発から最も遠いエリアこそ、次期内閣総理大臣候補の安倍晋三の地盤である(゚Д゚≡゚д゚)エッ!?

自分の地盤から遠いとこに原発をつくるとは!ゴ━━━(#゚Д゚)=○)`Д)、;'.・━━━ルァ!!

パターン1の僕の個人的な意見を述べると・・・、地震大国日本において、絶対安全な原発なんか作れないと思うので、変な博打を打たず、原発利権をなくし、10年〜20年の月日をかけてエネルギー源の転換を図った方がいいかなーと思ってます・・・。敦賀原発も、絶対あれ活断層が地下に走ってるっしょ。マッケンローの飼い主さん、これでOKですか?


んでもって、僕は「原発」を軸として見るとき、今回の選挙で以下の3つの選挙区を注目しています.。゚+.(・∀・)゚+.゚

まず、福島県第一原発がある、福島県双葉郡。ここは福島県第5区(いわき市、双葉郡広野町・楢葉町・富岡町・大熊町・双葉町・浪江町・川内村・葛尾村)という区分になり、なんとこの地には、自民、民主、維新、未来、みんなの党、共産党と、公明党を除く主要政党がみんな乱立している。だから、福島の人が一体どの政党を支持するか、がリアルにわかる大切な選挙になる。

sakamoto_smileまず、自民党は坂本剛二。自民党なので、原発は推進派だ。元経済産業副大臣もつとめ、「日本も核を保有してもいいのではないか」「国連を脱退するぞ、と圧力をかけるくらいでないとダメだ」と発言したことで有名。典型的な、原発保守派である。しかし、彼が選挙に強いことを考えると、上のパターン2の人が福島にはたくさんいる・・・ということだろうか。まだ事故が起きてないから、有権者もあんまり意識しなかったんだろうね。

yoshidaそして、民主党は、吉田泉。脱原発を掲げる。しかし、大飯原発の再稼働や、三党合意の経緯もあり、なかなかメッセージが伝わりにくいかもしれない。復興副大臣・内閣府副大臣である吉田が、福島県第5区でどこまで認められるか、は注目だ。

usamiそして、日本維新の会からは、うさみ登。もともと東京都出身の民主党議員で、東京都第4区から出馬していたが、なぜか今回福島県第5区から日本維新の会で出馬する。めちゃくちゃだなぁ・・・。原発政策がブレブレな維新で、福島でどーやって戦うのか・・・。脱原発依存って。。。何もゆってないに等しいわ。まさに、上の分類だとパターン1の典型である。

そして、「脱」原発を掲げるのが、みんなの党の菅本和雅。「卒」原発を掲げるのが日本未来の党の松本喜一。これは・・・、票が割れるなぁ・・・。選挙協力すればいいのに。。。

「卒」原発と、「脱」原発は、ニュアンスの違いでしかないと思う。「脱」原発というと、原発を廃炉にすることが目的・・・みたいなニュアンスだが、「卒」原発というと、ちゃんと原発から学ぶことを学び、次のエネルギー源を見つけたうえで原発をやめましょう、という意味になるのかなと。けど、嘉田さんの話を聞いても、あんまよくわかんないね。過激な「脱」原発って感じ。

福島第一原発のおひざ元に住む方々がどの政党を選ぶか、日本中が注目している。

ちなみに、福島県といえば、福島県第3区選出の玄場光一郎も注目だ。対抗馬の自民党候補がしょぼすぎるので、おそらく玄場が勝つだろうなぁ。

福島県第4区は、重鎮の渡部恒三が引退。維新の小熊が注目されてるけど、厳しいんじゃないかなー。なにせ、原発政策がブレブレだもんなぁ。


そして、二つ目の注目選挙区は、震災が起きた時の内閣総理大臣菅直人がいる、東京都第18区

naotokan参議院議員選挙の前に消費税の話をふらっと持ち出し、ねじれ国会をもたらした。また、震災対応の評価もかなり厳しい。前者については、政局が弱いんだなぁ〜という印象だが、後者については、正直誰がやっても100点の対応は無理だったと思うので、批判しすぎるのもどうかなと思う。

原子力発電所に乗り込んだのも、リーダーとして僕は当然だと思う。情報が判断者である総理大臣のところに届かなかったというのは、それまでの原子力行政を批判すべきであって、菅直人一人を攻撃して済む話ではないはずだ。

2005年の小泉選挙でも、東京都で唯一小選挙区で勝った菅直人。

tsuchiyaその菅を追い落とそうとするのは、自由民主党の土屋正忠

あと、もう一人・・・。゚+.(・∀・)゚+.゚

総理のコーラ 亡き父との乾杯
総理のコーラ 亡き父との乾杯


2009年の選挙で小泉進次郎に果敢に挑み、比例復活で衆議院議員になった「総理」ことよこくめ勝仁。かつて人気恋愛番組「あいのり」に出演し、みんなから「総理」と呼ばれていた。俺は見たことないけど。2010年9月の民主党代表選では菅直人に投票したが、震災後、菅政権批判し、離党。理由は・・・なんかよくわかんない。むぅ・・・。

Billarsちなみに、このよこくめ君、政治アイドルグループ「Billars」をプロデュースしている・・・。将来は、アイドルユニットNGT(永田町)48を結成したいらしい・・・。ど、どうリアクションしたらいいのか、わからないけど・・・、が、がんばってくれ。

完全無所属を宣言する自称総理が、菅直人元総理に挑む。


edanoそして、最後の3つ目の注目選挙区が埼玉県第5区。言わずと知れた、枝野幸男の地盤だ。震災直後、彼の顔をテレビや新聞で見なかった日はなかったくらいだ。彼の働きは至るところで高く評価されていたが、有権者はどう判断するだろうか。2000年の選挙以来、小泉選挙であろうがなんであろうが、ずっと小選挙区で勝ち続けてきた枝野。

と、いうことで、今日は原発と選挙をからめて語ってみました(´∀`*)

せっかく膨大な手間と費用をかけて全国民で実施する選挙。ちゃんと結果を分析して、意思決定に活かそうよ、というのが僕の提案だ

とにかく、原発は政治理念がからむ大事な問題。理論だけでなく、最後は高度な政治判断によって決められるだろう。

日本のエネルギー供給問題を決める大事な選挙。

というわけで、マッケンローにもよろしくお伝えください

【第772話】松田公太キター! 闘う改革政党なら、本丸に切り込め! 東京都第7区を読む!

今日は渋谷でショッピング

最近公私ともにクツが傷んできてたので、センター街で2足も購入。景気に貢献してきちゃいました僕は学生時代、ずーっと渋谷で遊んでたので、渋谷の街並みを歩くと、とても懐かしい気持ちになる(←たぶん、ここはちょっと変わり者だと思う)。渋谷、落ち着くわ―

ちょうど19時頃だったか。

カレー食べて、駅前のスクランブル交差点をふらりと通り過ぎたその時、緑色の街宣車が!そして、「間もなく渡辺よしみ代表が参ります」とのタリーズ創業者松田公太参議院議員の声。じゃあ、聞いてみるか、とその後20時まで1時間にわたって演説を聞いたv( ̄∇ ̄)v

minna松田公太さんも、なかなかいいことを言ってた。増税する前に、まず議員定数削減・公務員人件費カットをやれ!まさにその通り(・∀・)つ

小野次郎さんという警察庁出身の参議院議員が、脱原発についていいことを言ってた。たしかに「地震が多い」という地政学上の宿命を背負ってる日本において、絶対安全な原発ってのは作れない・・・というのはその通りだと思う。

スタッフの方にいただいたみんなの党のマニフェストは、7つの政策を挙げてる。もともとの維新八策(今の維新八策はブレブレだけど・・・)と大して変わらない。

1.増税の前にやるべきことがある!(消費税増税を凍結し、まずは国会議員や官僚が身を切る)
2.成長戦略で経済復活!(名目4%以上の成長により10年間で所得を5割アップ)
3.原発ゼロと経済成長を両立する!(みんなの党の新エネルギー戦略による電力自由化)
4.日本の再生のためには復興第一!(東北の被災地から未来を拓く)
5.「地域主権型道州制」で格差を是正する!(「3ゲン(権限・財源・人間)」を移譲し、消費税は地方の財源に)
6.激動する国際情勢の中で戦略的な外交を!(日米同盟を基軸に国民・国土を守り、世界の平和に貢献)
7.財源はしっかり手当する!(ムリ・ムダ・ムラを削減し、不要資産を売却)


ほう!.。゚+.(・∀・)゚+.゚

素晴らしい!(o^∇^o)ノ

でも、何かが足りない。

そう。改革の本丸が無い。

日本の歳出をもっとも逼迫させているものは、一体何か。

それは、この図を見て欲しい。この図、昨日も使ったが、意外に反響が大きかった

zaisei


注目してほしいのは、歳出で一番大きい項目。それは、社会保障だ。いまだ何万件以上の年金が消えたままになっており、年間1兆円ずつ負担額が増加していく・・・というどーしよーもない伏魔殿・・・。それこそが、社会保障の問題である。

そして、みんなの党の街宣車には、なぜか肝心の衆議院議員候補が乗っていなかった。みんな参議院議員候補ばっかり。繰り上げ当選で今日から国会議員になったとかいう藤巻さんって人がいたが、そんなのどーでもいい・・・

なんで衆議院議員候補がいないのかなぁ・・・?と考えてみたが、すぐわかった。

それは、ここ渋谷は東京都第7区(渋谷区、中野区)にあたるが、ここにみんなの党の候補者がいないからだろう。

nagatsumaこの流れで気づいた人も多いかもしれない。そう。ここ、東京都第7区は、ミスター年金長妻昭が選出された地だ。

長妻昭元厚生労働大臣・年金改革担当大臣といえば、3年半前、民主党政権の中でも一番人気だった政治家だ。慶應義塾卒業後、NECに入社し、日経BP社に転職。民間出身のクリーンなイメージと、改革の本丸に果敢に挑む姿が、民意を奪い、前回の選挙では、自民党の松本文明に対して、167,905票 VS 79,686票 と倍の票差で圧勝した

そして、消えた年金も1300万人分を回復させた。金額にして1兆円以上だ(←てゆーか、どんだけズサンやねん)。やるこたーやってる・・・という印象だ.。゚+.(・∀・)゚+.゚

しかし、長妻さんは、人格についての問題をかなり指摘された。

特に、官僚に対する接し方が非常に悪かった・・・という噂が絶えない。中央官庁で働く友人に聞いても、「長妻さんはまじ最悪」と言う人が多いから、とても残念だけど、本当にそうなんだと思う。

さて、この地でみんなの党は候補者を立てないが、日本維新の会と未来の党は長妻昭に挑戦する。

yoshidaまずは、日本維新の会からは、吉田康一郎。元は民主党の東京都議会議員だ。前職、経団連の職員かぁ。うーん。ちなみに、自民党の松本文明も、元東京都議会議員だ。かぶってるなー。


okamotoそして、未来の党からは、おかもと幸三。元銀行員らしいが、公式ウェブサイトもないし、どんな人かわかんない・・・。

・・・。

・・・。

なんていうかなー。

お前ら、やる気あんの?(;´Д`)

という感じだろうか・・・。こんなんで長妻昭と松本文明を倒せると思ってるのか・・・。あ、比例票のための「人柱」だったね!.。゚+.(・∀・)゚+.゚ゴメンゴメン!


しかし、僕は思う。

ここミスター年金を生んだ渋谷で演説をするならば、伏魔殿と化した社会保障をどう改革するのか、という道筋を示さないと、誰も納得しないんじゃないかな(`ε´)そうでないなら、ミスター年金長妻さんは再登板になるでしょーね。

僕が渋谷が大好きなのは、ガヤガヤしてるからだ。

遠慮せず、ぜひ日本の伏魔殿について侃々諤々の議論をやって欲しい

それでこそ、僕の大好きな街 渋谷だ

【第771話】公共事業200兆円 田中角栄の亡霊!?本当に闘うべき敵はどいつだ!? 新潟県第5区を読む!

各党の代表が、公共事業合戦をやっている。

自由民主党 200兆円の公共事業をやります! (゚ロ゚;)エェッ!?

公明党 100兆円の公共事業をやります! Σ('◇'*)エェッ!?

国民新党 50兆円の公共事業をやります! (; ̄Д ̄)エェッ!?

これに対して、当然のことながら、反対の声が高まる。

民主党 総額ありきの公共事業は意味が無い (´∀`)

日本維新の会 これ以上財政圧迫させてどーするんですか (*゚▽゚*)

みんなの党 利権へのバラマキ政治をまたやろうとしている .。゚+.(・∀・)゚+.゚

僕は、完全に公共事業反対派。野田総理のおっしゃる通り、総額を決めて公共事業するのってですよ。安倍さんは、「国と民間合わせて200兆円」と、また意味不明なことを言ってるのだが、国の予算としていくらを計上する気でいるのか、はっきりと言ってもらわないとわからない。この逼迫する財政状況の下、一体どんな予算を組もうというのか・・・。

僕は、自民党は日本をデフォルトさせようとしてるんじゃないかな、と思っている

残念ながら、民主主義というのは、能動的な衰退を許さない思想だ。経済発展期にはうまく機能するが、ひとたび困難に直面し、厳しい改革をせねばならなくなったとき、民主主義はそれを許さない側面がある。それならいっそ、有権者たちのお望み通り、崩壊するまでバラマキを続け、デフォルトが起きてどーしよーもない状態に陥らせてから改革に着手する・・・という考えではないか、と。そうとしか思えん・・・。


こちら、ざっくり総額90兆円の日本の一般会計、歳出と歳入の内訳である。歳入の半分は、借金だ。
zaisei


ちなみに、維新の会が主張している消費税の地方分権化とは、歳入の消費税が10%増税後には大体15-17兆円になると読み、その額が歳出の地方交付税交付金とほぼ同額になるところから、じゃあいっそ地方に渡しちゃえ!という発想である(←たぶん・・・。数字で説明されたことないが・・・)。



そもそも、この日本を苦しめている財政赤字だが、日本が国債を初めて発行したのはいつだったか、皆さんはご存じだろうか。


まず、国債には建設国債赤字国債の2種類ある・・・ということは大丈夫だろうか.。゚+.(・∀・)゚+.゚

建設国債というのは、要は道路や高速道路といったものは、将来に渡って使うので負担を先送りしても大丈夫っしょ!という思想に基づき、合法的に発行できる国債である。最初に発行されたのは、1965年。池田勇人内閣の時に、40年不況を乗り越えるため、発行された。

はてさて、問題になるのはもう一つの赤字国債の方だ。こちらは、公務員の給料とか、受益と負担が今時点で一致するよーなものなのに、お金が無いから負担を先送りする国債。これは本来発行しちゃいけないものなのだが、毎年のよーに特例法によって発行しちゃっている。今、将来世代への負担の先送り、といろんな政治家が駅前でブチぎれているのは、主にこれのことを指している。

一応、公債額の推移をチャートにしたので、掲載しておこう。単位は「兆円」だ。
syakkinn


んで、もはや建設国債+赤字国債+地方公債の総額が1000兆円に迫りそう・・・という話なのだ。で、それがどーした?と思う人もいるかもしれないが、要はかくかくしかじか、日本の借金は1000兆円くらいが限度という説が濃厚だからだ(借金の最終受け皿となる、日本人の貯金の総額が、大体それくらいの額だから、と簡単に説明しておこう)。

その限界を超えると、当然借金ができなくなる。すると、一気に国の財政は破綻する。公務員の給料が払えなくなり、学校や警察や病院が大混乱する。公共事業が突然ストップされ、経済がすさまじい勢いで停滞し、会社がつぶれまくる・・・という事態に陥るのだ。


恐ろしい・・・(((( ;゚д゚)))


そうなる前に、ゆっくりと歳出カットを進めないといけないのだが、どーしても有権者は目の前のバラマキに目がくらみ、自らの判断で厳しい改革の方へは進めない。これが、僕が主張している「民主主義は能動的な衰退を許さない」ということだ。あえて、「衰退」という言葉を使ってるとこに注目だ.。゚+.(・∀・)゚+.゚


さて、1975年に史上初めて赤字国債を発行する直前、日本はとある偉大な政治家が総理大臣となっていた。

その男は、良くも悪くもその後の日本の政治の方向性を決定づけたと言ってよいと思う。特に、いわゆる悪しき政治の代名詞として語られる「自民党政治」とは、彼が作り上げ、全国に広げた集金・集票システムだ。

彼は、小卒という異例の学歴ながら、若くしてビジネスの才覚を発揮して成り上がり、官僚達からも「コンピューター付きブルドーザー」と呼ばれ、絶大なる影響力を誇った。

kaizou
日本列島改造論 (1972年)


田中角栄

僕は、戦後の政治家で誰を一番優秀だと思うか?と尋ねられたら、田中角栄と即答する、と以前このブログで語ったことがある。(1980年6月のブログ)良くも悪くも、彼は壮大なビジョンを描き、日本という国家をその方向へ導いた。

「道路」を核とした、政治−行政−利権の鉄のトライアングル利権政治

都会で稼ぎ、公共事業で地方へ富を分散させる分配型政治

負担を将来世代へ転嫁した積極投資による強い中央集権・官主導経済


ただし、角栄の政治手法は「悪」に見られがちだが、注意せねばならないのは、バブルが崩壊した1990年の時点で、日本の借金はせいぜい200兆円程度しかなかった、という点だ。これって大体世界標準なのである。日本の政治が悪くなったのは、田中角栄や自民党の政治が悪かった・・・というよりは、バブルが崩壊し、状況が変わったにも関わらず、路線変更ができなかった点にある。どーしよーもないくらいに借金が膨らんだのは、1990年代であり、21世紀に入ってからも倍近く借金は増え続けているのだ

そして、改革を阻んだのは、冒頭に述べたように、民主主義が能動的な衰退を許さない性質こそが原因なのであって、もちろん自民党も悪いし、民主党も無能だったかもしれないが、本来民主主義の下で改革を成し遂げるのはそれだけ難しいということなのだろう。



makikoそんな田中角栄の血を引く娘、田中真紀子は、自民党を捨て民主党に所属している。田中真紀子は新潟県第5区選出。もう何があっても小選挙区で負け知らずだ。小泉内閣では外務大臣を務め、官僚とトラブルを起こしたり、公の場で泣いたりして騒ぎを起こした。民主党政権下でも文部科学大臣に就任し、いきなり大学の新規設置をめぐって官僚と対立した。正直、政治の手腕は、父親と比べるとだいぶ見劣りする・・・。


yoneyama田中真紀子を追いかける自民党の米山隆一は、着実にその差を狭めてきている。そして、ここに来て、米山がとった最終手段こそが、日本維新の会への移籍である。しかし、これが新潟県でどこまでプラスに働くかはわからない。てゆーか、日本維新の会の候補者、こんなんばっかやんけ。新しい素人の感覚を持った人を候補者にするんとちゃうんかい

nagashimaそして、自民党もちゃっかり刺客を立てる。長島忠美(ながしまただよし)。東洋大学の理事長も務める。

何はともあれ・・・、

もうそろそろ、日本は田中角栄の亡霊から解き放たれなければならないε=ε=(;´Д`)

その意味では、そろそろ田中真紀子さんにも永田町から去っていただいた方がいいかもね。

投票日である12月16日は、田中角栄の命日だ。

そのためには、

自民党のせいにするのではなく、

田中角栄のせいにするのではなく、

民主党のせいにするのではなく、

まず僕たち自身が変わらないといけないのである。

敵は、自民党やら民主党といった既存政党ではなく、僕たち自身の中にある、変化を嫌う気持ちだ。

僕たちは今、民主主義の限界と戦っているのである(ノ`Д´)ノ

【第770話】「若者に席を譲ろう」 岡田元也と岡田克也 三重県第3区を読む!

2011年夏、マッキンゼーアンドカンパニー社から一冊の本が世に出版された。

日本の未来について話そう

日本の未来について話そう
日本の未来について話そう


そして、僕はこの編集とプロモーションにちょびっとだけ関わったので、この本の後ろのとこに、名前が小さく載っているヾ(´ω`=´ω`)ノ この本の出版パーティもとっても楽しかった。もう一年半も前のことになるか・・・と懐かしく思い出す(2011年7月12日のブログ)。

さて、この本の中でこの人が非常にいいことを言ってるので紹介したい。

岡田元也

大手小売業AEON(イオン)の取締役兼代表執行役社長。彼は、日本には2つの課題がある、と言う。

1つは、高齢化への対応。

2つ目は、グローバル化への対応。

これらの課題を解決するために、やるべきこととして、彼は「若者に席を譲ろう」と呼びかけている。

いわゆる「高齢化社会」に入り、民間企業を見ても官僚や政治の世界を見ても、年寄りが長く権力を維持してしまっているのが現状だ。この状況では、組織が保守化し、柔軟性がなくなって競争力が低下する。私自身も14年間も社長を続けてしまっているし、弊社の経営の意思決定に加わっている幹部陣も高齢化が進んでいる。

偏見が少なく好奇心旺盛な若者に活躍の場を与え、しっかりと育てていくことこそ、高齢化とグローバル化への何よりの対応だと説く。←だいぶ省略した説明なので、ぜひ原本を読んでいただきたい( ̄∠  ̄ )ノ

実にいい話だv( ̄∇ ̄)v

全くその通り!.。゚+.(・∀・)゚+.゚

ぜひあんたの弟に言ってくれ(゚Д゚)ゴルァ!!

弟の名は、岡田克也。言わずと知れた、民主党の元代表であり、天下の副総理だ。

okada年齢59歳。あと1年で60歳。定年退職の年齢だ。なんとゆーかなー、国会議員にも定年制を創設したらどうだ。

当選しても、次の任期中に定年を迎えそうな人は、若者に席を譲ろう。そんな制度があってもいいんじゃないか。

日本維新の会の代表石原慎太郎は80歳!。・゚・(ノД`) 維新!?

日本未来の党の亀井静香は76歳、小沢一郎は70歳!。・゚(゚`Д)゙ 未来!?

民主党の田中けいしゅうは74歳、田中真紀子は68歳!('A`|||) 田中!?

自民党の伊吹文明は74歳、麻生太郎は74歳!( p_q)エ-ン

もちろん、この方々も偉大だ。仕事もできるんだろう。それはわかるんだが、

もうよくね?というだけのことだ。


はてさて、岡田克也は三重県第3区という選挙区選出だ。三重県といえば、僕もマッキンゼーの社員旅行で、伊勢に行ったことがある。(2011年10月22日のブログ)肉がすげーうまかった、という記憶がある。


sakuraiそんな岡田克也を追うのは、自民党の桜井宏、56歳。59歳と大して変わらない・・・。太陽光パネルの特許を持ってるそうだ!すごい!それなら、もうよくね?若者に席を譲ろうよ。



kamaiあともう一人。共産党の釜井敏行、30歳。うお。これまた、極端に若いし・・・。頼りない・・・。゚(゚´Д`゚)゜。ウァァァン 

なんだかなー。三重県第3区、選挙にならねぇよ。岡田克也以外、選択肢が無いよー(ノ◇≦。) ビェーン!!

というわけで、僕は大きな声で提案したい。

国会議員に定年制を創ろう。せめて衆議院に定年制を創ろう。

若者に席を譲ろうヽ(#`Д´)ノ

【第769話】東国原英夫キター! 民主党政権の功罪 神奈川県第1区を読む!

東国原英夫 日本維新の会 比例代表名簿近畿ブロック1位

ずるいだろ(゚皿゚メ)

政治ブログを書き始めてしばらく経つが、二行目で突っ込んだのは初だ。

higashi今日は、千歳烏山に東国原英夫が演説に来てた。さすがに話は上手だった爆笑もとってたし、さすがだなぁ〜と感じた

しかし、問題はそこではない。

石原慎太郎は比例関東ブロック1位。中田宏は北陸信越ブロック1位。小沢鋭仁が南関東ブロック1位。

なんだか、素人の塾生出身者を人柱にして、有名人だけ比例でちゃっかりバッチを付けようとする意図がミエミエだ・・・管直人だって、小沢一郎だって、野田義彦だって、こーんなに旗色が悪くても、小選挙区で戦うではないか。

一句、浮かびました(⌒∇⌒)

志士どもの
正体見たり
ひとばしら
枯れゆく紅葉と
落ち葉踏む音
           松井芭蕉


(意味:美しい紅葉が落ち葉となり、その落ち葉を踏む音が聞こえることよ)

さて、中でもちょっと不可解なのは、中田宏の北陸信越ブロック1位。てっきり神奈川県第1区(中区、磯子区、金沢区)から出馬するかと思ってたのだが・・・。
政治家の殺し方
政治家の殺し方

中田宏は、松下政経塾を出た後、日本新党の結党に加わり、衆議院議員となった。結局、最後は神奈川県第8区(横浜市青葉区、緑区)を地元としたが、2002年に辞職。無所属で横浜市長に立候補し、自公民保4党相乗りの現職候補を倒し、見事横浜市長に当選した・・・。んで、2009年にいろいろすったもんだあって市長を辞任・・・。という経歴の持ち主だ。ここ3年ほど浪人してたが、もともとは衆議院議員→横浜市長と、華々しい政治家人生を歩んできた人である。

それが、比例でちゃっかり衆議院議員への返り咲きを狙うとは、ちょっと情けない感じ

eda古巣の神奈川県第8区は、みんなの党の江田憲司の地元である。前回の選挙で、128,753票を獲得し、ダントツトップ当選している。こりゃーもぅ次も堅い。みんなの党と戦ってもしょーがないから、神奈川県第8区はやめとこうということか。てか、さすがに意味不明な政局で、実力派の江田憲司を落としたらダメだろ(゚Д゚)ゴルァ!!

matsumoto神奈川県第1区は、日本維新の会・みんなの党両方が候補者を立てている。まず、日本維新の会からは、松本孝一。元総務省職員らしい・・・。中田宏を立てた方が盛り上がったと思うがなぁ・・・。




yamashitaそして、みんなの党からは、山下よりゆき。あーあ。維新の会が余計なことしやがったから、票割れしちゃうね・・・。うーん。「志」っていう字がなんだか空しく響くね・・・。




matsumotojyunそして、神奈川県第1区で一番強そうなのは、自民党の松本純だろう。本当に、維新はみんなの党をつぶして自民党を勝たせたいのだろうか・・・。松本純は強い。代議士としての手腕は知らんが、浜市役所の周辺を歩くと、松本純のポスターだらけだ。ちなみに、松本純とよく間違うのが、民主党の松原仁と、同じく民主党の松本龍である。これは、現職の国会議員でもよく間違ってるので、注意が必要だ。



jin松原仁は、東京都第3区選出。なんと、ドラクエの音楽を創ってるすぎやまこういちが応援団長だ。拉致担当大臣を務め、今年の野田改造内閣で、拉致担当大臣が田中けいしゅう(神奈川県第5区選出)に代わると、拉致被害者の会の方から「松原さんの方がよかった!」と声があがった。それだけがんばっていたことの証拠だろう。松原仁は民主党の中でもいい勝負する方だろうね。ちなみに、田中けいしゅうはすぐに暴力団からの献金などが発覚し、退陣となった。何がしたかったのか・・・。田中けいしゅうは、次は議席無いだろうな。

matsumotoryu松本龍は、福岡県第1区選出。すんげー金持ちで、資産ランキングだと、鳩山兄弟を除くと、全国会議員の中でももっとも保有資産額が高い。岩手県知事や宮城県知事に対して、いろいろ問題発言があり、復興大臣を辞任した人だ。

まぁ、とにかく、松本純、松原仁、松本龍を間違えないようにしましょう。


nakabayashiさて、神奈川県第1区に話を戻すと、残りは民主党の中林美恵子。実は、2009年の政権交代選挙の時は、この中林美恵子事務所を手伝った。友達も6人くらい呼んで、証紙貼りやビラ配りなど手伝ったものだ。投開票日にも、富士山登頂達成後すぐ事務所に向かい、当選を一緒に喜んだ。(2009年8月30日のブログ

懐かしい.。゚+.(・∀・)゚+.゚

あれから3年半かぁ。

これを機に、民主党政権をちょっと振り返ってみよう。民主党はマニフェストを守らなかった!とよく言う人がいるが、僕の周辺の人を見る限り、民主党を嘘つき呼ばわりしている人のほとんどは、民主党のマニフェストを読んだことが無い人である。「民主党は嘘つきだ」とテレビで有名人が言ってたり、雑誌に書いてあるのを読んで、「民主党は嘘つきだ」と叫んでるだけの人がほとんどだ。

だから、読者の皆さんとともに、ここでちゃんと検証してみようと思う。3年半前、僕が神奈川県第1区で配った民主党のマニフェストには、「5つの約束」というのが明記されている。これ、みなさんはちゃんと言えるだろうか。民主党の国会議員でも、さらっと出てこない人は少なくない(゚∇゚ ;)エッ!?ちなみに、僕はそらでも言えるよ(o^∇^o)ノ

これをひとつひとつ、検証してみよう。

1.国の総予算207兆円を全面組み換え。税金のムダづかいと天下りを根絶します。議員の世襲と企業団体献金は禁止し、衆院定数を80削減します。
 結局、浮いたのって数兆円(公共事業の削減、ひも付き補助金見直し)。仕分けとかがんばったけど、結果として、借金も増えてるし、歳出も増えてるし。天下りも減ってないしなぁ・・・。世襲議員は法律で禁止してもらいたかった。民主党だけで禁止してもだめでしょ。企業団体献金も禁止されてなければ、衆院定数も5減っただけじゃん。

2.中学卒業まで、1人当たり年31万2000円の「子ども手当」を支給します。高校は実質無償化し、大学は奨学金を大幅に拡充します。
 そもそも、1人当たりの金額がガクンと減ったうえに、消費税上げたらむしろ生活も経済も圧迫しまくりじゃねーか。高校無償化しても、消費増税やったら、負担増だっつーの。しかも、借金増えてるっつーの。高校無償化、奨学金、それだけ見ればいいことかもしれないけど、財源が無い中、国の歳出を膨らませてどうするのか。歳出カットで浮いたお金を使うという約束じゃなかったのか・・・。

3.「年金通帳」で消えない年金。年金制度を一元化し、月額7万円の最低保障年金を実現します。後期高齢者医療制度は廃止し、医師の数を1.5倍にします。
 年金制度、ちっとも一元化できなかったね。医師の数は1.5倍にはできなかった。

4.「地域主権」を確立し、第一歩として、地方の自主財源を大幅に増やします。農業の戸別所得補償制度を創設。高速道路の無料化、郵政事業の抜本見直しで地域を元気にします。
 2010年2月に道州制会議を閉鎖してるんですねー。実に、政権交代してからたった半年です。国と地方の二階建てにする、という意見もあったけど、結局なーんにも決まらず。自主財源は特に増えてないし、高速道路は無料化されてないし・・・。郵政事業も、民営化の期日を先延ばししただけやん。戸別所得補償制度は実現したけど、これってバラマキでしょ。財源無いのにバラマキすなよ。

5.中小企業の法人税率を11%に引き下げます。月額10万円の手当つき職業訓練制度により、求職者を支援します。地球温暖化対策を強力に推進し、新産業を育てます。
 法人税率は下がってないね。鳩山さんが勢いで言ったCO2削減目標も、絶対達成無理だね。月額10万円の手当つき職業訓練制度は実現したようだけど、これまたバラマキ政策でしょ。

という感じ。結局、ばらまく約束はできるけど、痛みを伴う約束はできないんですよね。

とゆーわけで、

民主党=嘘つき

となるわけですね。そのくせ、「いやいや!実はマニフェストは80%達成している!」とかアホなこと言う議員がいたりするから、余計に、「じゃあ、あんだけ大量に議員が離党したり、マニフェスト守れませんでしたって謝罪する議員がいるのはなぜなんだよっ!?」と突っ込みたくなるのだ。

しかし、いいのである。

実は、民主党は、このマニフェストでやりたかった最大の約束を一夜にして実現していたのだから。

seikenkoutaiこのマニフェストの表紙に書いてある言葉がすべてを物語っている。

政権交代。

政権交代 まる

つまり、政権交代したら、終わり。それが民主党なのです。民主党は、自民党を倒し、政権を選べる政治システムを創る、というのが目的だったのです。(しかし、これすらも実は参院で負けてねじれてしまったので未達かもしれないのだが・・・)

しかし、有権者に、「おお!俺たちって政権を選べるんだ!与党を変えられるんだ!」と思わせたのは、民主党の最大の成果だったと思う

民主党、本当にありがとう(^∀^)

さぁ!民主党が実現してくれた成果を無駄にしてはいけない。今こそ、僕たちの一票で、政権を代えるのですヾ(=^▽^=)ノ

【第768話】公示日キター!公選法違反覚悟!? ネット選挙の未来 兵庫県第4区・広島県第6区を読む!

12月4日。ついに公示日である。

今日、この日をもって、衆議院議員選挙に立候補する方々が正式に届け出を出し、街中に公営ポスターが貼られ、選挙戦が開始されるのだ(・◇・)ゞ

そして、それと同時に、公職選挙法の規制がとっても怖くなる時期でもある。「お前、候補者じゃないんだから、大して怖くないだろ」とツッコミが入りそうだが、こうして政治に関する記事をインターネット上で書くのも、割と危険なことなのだ。だから、Google検索してもらえばわかるが、政治について書いてる人ってほとんどいないでしょ( -д-)ノ

ネット選挙・・・。公職選挙法の変なとこ。日本がとっても遅れてるとこの代表としてよく言われることだ。

李下に冠を正さず

という諺がある。桃?の木の下で冠がずれても、それを直そうとして両手を上げると、まるで桃を盗んでるように見えちゃうから、木の下で治しちゃだめ。君子たるもの、疑われるようなことはするなよ、という意味です.。゚+.(・∀・)゚+.゚


ま、クソくらえって感じですねヾ(=^▽^=)ノ

言い方を変えると、うんこを食べてろよ!って感じですね(・∀・)


このWeb2.0の時代に、時代錯誤もいいとこですなぁ。とゆーわけで、僕は断固政治ブログを書き続けるぞっ(゚Д゚)ゴルァ!!


さて、インターネットの力を示すいい例を挙げよう。僕のブログを読んで、Twitterでこんな反響があった。僕の知らない人だ。

「松井雅博さん、はじめまして。兵庫県西脇市に住んでるAと言います。まだ学生です。いつも楽しくブログを拝読しています。これまで政治に全く興味がありませんでしたが、松井さんの勇気ある実名ブログを読み、政治の世界にはネタがたくさんあるんやなぁと興味を持ちました。私の住んでいる地域の政治家も面白いネタがあるのでしょうか。教えてください」

お読みいただき、ありがとうございます政治に興味を持っていただき、とても嬉しいです。ぜひ選挙に行ってくださいね

西脇市!なんと!実は去年の夏、僕は仕事で西脇市に行ってました。(第611話:2012年7月13日人生で一番おいしい焼肉)お肉が美味しいですよね!

このように、知らない人とすぐに関係を構築できるのも、インターネットあってこそなのだ。Aさんが政治に関心を持つことができたのも、インターネットあってこそだ

さて、質問に答えよう。西脇の政治家もネタだらけだよ





西脇市は、兵庫県第4区(神戸市西区、西脇市、三木市、小野市、加西市、加東市、多可郡多可町)になる。
takahashisyouichiこの地からは、民主党高橋昭一が選出されている。実は、東日本大震災の直後、僕は民主党の東北ボランティアに参加して松島へ泥かきに出かけている(2011年3月28日【第587話】がんばれ日本! 〜被災地へ行ってきました!決死の現場レポート)が、この時、バスガイドをしてくれたのが高橋昭一さんだったw(゚o゚)w オオー!

しかも、イベントプランナーやらメディアプランナーの経歴を持ち、動画作成技術を活かして、政策をわかりやすく伝えるためのアニメを作成したりもしている。「じゃあ、結構いい政治家なのでは?」と言いたくなるだろう。まぁ・・・、茶でもすすりながら、彼の作品を見てみて欲しい。



どうだろうか・・・。次第にネタっぽくなってきただろう。

しかも、高橋さんは民主党の広報委員会総括副委員長という肩書きで、民主党の政策を伝えるための責任ある立場だった。にも関わらず、なんと橋下徹が主催する維新政治塾に応募して落ちる、という伝説を作ったことでも有名だ(゚ロ゚;)エェッ!?

うーん・・・。

なんというか、国会議員じゃなくていいんじゃないかな・・・

アニメ制作会社の社長さんで、東北にボランティアに行ってる人・・・と考えれば、実に尊敬すべき憎めない素晴らしい方だ。

そもそも、3年半、民主党の広報とかアニメ作成とかやるのはいいんだが、ネット選挙が全く解禁されてないってのはどーゆーことだよ(゚Д゚)ゴルァ!! そーゆー仕組みや法体系を創ることこそ、立法府の衆議院議員としての役割ではないのか。

次の選挙では、確実にダメだろう・・・と思いきや、兵庫県第4区、かなりの混戦である。

fujii自由民主党からは、世代交代して41歳の藤井比早之(元総務省官僚)が立候補している。かなり強力な候補者だ。この兵庫県第4区は、もともと自民党の地盤が強いうえに、地方部なので、総務省で実際に地方活性化や彦根市副市長なんかを経験しているってのは、かなり強みになるだろう。




shimizuまた、日本維新の会からは38歳の清水貴之、(元朝日放送のアナウンサー)が出馬。 かなりの爽やか系イケメンである。

小泉選挙の時、高橋昭一は、15万 vs 9万で負けている。今回、さらに負けたと仮定しても、自民党と維新の会が票割れした場合、小選挙区で誰が勝つか、わからない状況になるのである

むぅ・・・。兵庫県第4区、あなどれない・・・。

うーん。やっぱり三つ巴の選挙ってわかりにくい。せっかく二大政党政治が実現しそうだったのになぁ・・・。



さて、ネット選挙といえば、思い出すのは、2005年の選挙で広島県第6区(三原市、尾道市、府中市、三次市、庄原市、世羅郡、神石郡)から出馬したこの人である。

堀江貴文のカンタン!儲かる会社のつくり方
堀江貴文のカンタン!儲かる会社のつくり方


堀江貴文

当時、ITベンチャーlivedoorの社長であった。ベンチャーブームの先駆けとなった人である。同じころにベンチャー社長として活躍していた楽天の三木谷さんやSoftbankの孫正義さんと比べると、ちょっと「金儲け万歳」イメージを強く押し出してた人だと思う。それが、選挙となると、地方の人にはウケなかったのかなーと思う。

自民党から出た、と思われてるホリエモンだが、実は無所属だ。もし、ホリエモンが国会に行っていたら・・・、ひょっとしたら今頃ネット選挙は実現されていたのかもしれない。

kamei



そのホリエモンを倒した政治家こそ、郵政民営化に反対して自民党を追い出され、いろいろ渡り歩いた挙句に、今は日本未来の党に所属している亀井静香である。東大卒、警察官僚出身の、なんだかいかつい風貌の政治家だ。写真から察するに、どうやら趣味がいっぱいあるようだ。



亀井が堀江を倒した時の選挙結果は以下の通りだった。

亀井静香(国) 110,979票 当選
堀江貴文(無)  84,433票
佐藤公治(民)  68,365票


一見、亀井静香が圧勝しているように見える。しかし、ジバンがものを言う地方の選挙で、無所属議員が、亀井静香を26,000票差まで追い込んでいるのだ。しかも、民主党の佐藤公治よりも得票率は高く、民主党の票数と足せば、亀井を凌いでいる。自民党公認をもらっていたら、ひょっとしたら堀江貴文が勝っていたかもしれないな、と思う。

やっぱり、三つ巴の選挙ってわかりにくい。

次回の選挙では、自民党の小島敏文と一騎打ち。前回の選挙では、亀井静香がダブルスコアで圧勝した。次の選挙でも亀井が手堅そうだなーと感じている。





ちなみに、ネット選挙というのは、結局何をすることか。大きく2つある。

1.有権者がインターネットを用いて投票できるようにすること
2.政治家がウェブツールを用いて選挙活動できるようにすること


よく、1のネット投票の意味で使う人が多いのだが、僕はこっちはさほど大きなインパクトは無いと思っている。単に、便利になるだけだ。ネット投票を認めたら若者の投票率が高くなる・・・ということは無いと思う。ただ、投票所にいちいち行かなくていいので、便利にはなる。が、本人認証などの問題が多く、実現が難しいのは理解できる。

むしろ、さっさと解禁してほしいのは2の方だ。選挙期間になったらfacebookもTwitterもウェブサイトも更新しちゃいけないってのはどーゆーことだゴ━━━(#゚Д゚)=○)`Д)、;'.・━━━ルァ!! もっとお手軽に政治家の情報を一覧で見れるようなサイトを充実させろよ!いつまでも紙に証紙貼ってアナログな方法で配ってんじゃねぇ!街宣車とか禁止しちめぇ!

公職選挙法、変なところがいっっっっぱいある。その変なとこをぶっ壊すためのとっかかりとして、ぜひネット選挙を認めて欲しい。

僕が、ずっとlivedoor blogを使い続けているのは、出る杭を打とうとする社会に対するちょっとした抵抗である。

なんにせよ、政治ブログ、どんどん更新しますので、どうぞ今後もお読みください。ご意見・感想はTwitterで。

【第767話】時計の針は戻さない! 7年前の夏の物語 兵庫県第2区・7区・9区を読む!

国政選挙に僕が初めてがっつり関わったのは、2005年の夏だった。いわゆる「郵政選挙」。小泉純一郎首相率いる自民党が圧勝したときの選挙だ。
2005年9月11日のブログ

その時、僕は当時兵庫県第2区(神戸市兵庫区、長田区、北区)から民主党公認で立候補していた泉房穂さんの選対に入っていた。今、泉さんは、僕の両親が住む明石市の市長をやっている。泉さんは結局1期だけ(2年間)衆議院議員をやり、小泉選挙で負けた後は、すっぱり国政から身を引いた。弁護士出身の、実力派だ。
izumi

そんな泉さんが明石市長になった時のキャッチフレーズは、

時計の針を戻さない(・◇・)ゞ

わかったよーな、わからんよーな・・・。でも、なんだかかっこいい!(´∀`*)

明石市に標準時子午線が通ってるとこから考えた文句だろう(^∀^)

しかし、泉さんには悪いが、ちょっと時計の針を戻させていただき、当時を振り返ってみたい。



あの選挙で僕たちが争った相手は、公明党の赤羽一嘉。当時、小選挙区で負け知らず。創価学会の強さを身をもって思い知った。結局、泉さんも倒せなかったが、その後政権交代選挙では、泉さんの後任の向山好一が圧勝し、赤羽には比例復活も許さなかった。向山さんとは、泉さんの選挙の時、一緒に街宣車も乗ったことがある。向山さんは地方議員だったので、当時は応援という形で僕らと一緒に行動していた。

しかし、今回の選挙では、橋下徹が公明党を推薦してることもあり、再び赤羽圧勝ムードになるだろう。橋下徹が公明党と選挙協力しているのも、僕が日本維新の会を手放しで応援できない理由の一つとなっている・・・。

今選挙において、公明党は文字通り無敵だ。維新を抑え、自民を抑えている。擁立している小選挙区候補の全員が圧勝するかもしれない。この無敵の理由は、強い敵と手を組んだとこにある。



hatanaka_mitsunari_photoちなみに、僕はもともと泉房穂ではなく、当時兵庫県第9区(明石市&淡路島)から民主党公認で立候補していた畠中光成さんの応援に行っていた。彼を助手席に乗せて車を運転し、明石海峡大橋を渡ったこともある。(2005年8月10日のブログ)彼は結局2回連続で落選し、民主党を去った。その後、彼はみんなの党から公認を受け、次期選挙では兵庫県第7区(西宮市、芦屋市)から出馬する。

しかし、兵庫県第7区には、これまた無敵の男がいる。

石井登志郎

ishii


あ、ごめん。言い過ぎた。石井登志郎は無敵ってほどではないや(。・ω・)ノ゙ てへぺろ

石井は、兵庫の大物政治家石井一と親戚関係にあるが、後に養子縁組した。世襲議員である。なんか実績とかあるのかな・・・。石井の強さの理由は、なんてことはない、「石井」の名前である。次の選挙では、全然弱いっしょ。

この兵庫県第7区は、言わずと知れた芦屋を含んでいる。芦屋といえば、兵庫県の高級住宅街だ。芦屋は浮動票が多い地域だ。一方、西宮の特徴としては革新派が強く、かつての社民党党首土井たかこの地盤でもある。畠中さんとは維新政治塾で再会したが、彼がみんなの党を離党して維新に合流しなかったのは、日本維新の会が保守思想に染まり始めたことを危惧したからではないかな、と思う。そして、その判断は正しかったと思う。

もし、畠中さんが「改革派」という印象を有権者の皆さんに伝えることができれば、有権者は畠中さんを選ぶことだろう。ついに積年の雪辱を果たす時が来たかもしれない!がんばれ、畠中さん!



そして、そんな畠中さんが逆立ちしても適わなかった、兵庫県第9区(明石市&淡路島)の無敵の男こそ、

西村康稔

である。

nishimura政権交代選挙も、小泉選挙も、2位とダブルスコアで圧勝している。かつ、その前の選挙では、無所属なのに、自民党候補と2万票の差をつけての勝利である。

強い・・・。

次期選挙でも当選間違いないだろう。ちなみに、総裁選にも出たことがあり、将来は総理大臣になるかもしれない逸材だ(*^・ェ・)ノ

明石から総理大臣が出る日が来るかもしれない

こーゆー人って、ホントどんな政治活動してるんだろうね。たしかに、すんげー優秀そうなオーラあるけど。優秀さなら泉房穂も負けてはいまい。一つの強さの理由は、地道な地元活動だ。うちの母親でも、西村の名を知っている。それくらい、地元のイベントには小まめに顔を出し、その都度いい感じの受け答えをやってるのである。



というわけで、今日は兵庫県にいる3人の無敵の男を紹介し、その強さの理由を憶測しました。ただ、兵庫県第7区(西宮市、芦屋市)では、みんなの党の畠中光成が善戦するかもしれない!

時計の針は、7年間の時を刻み・・・

応援してますよ!畠中光成さん!がんばってください!

時計の針を戻さないために。




(写真はすべて、当人のホームページより引用しています)

【第766話】大分旅の記録 Oita travel report 福岡県第8区を読む!Understanding Fukuoka Prefecture's 8th District!

今、大分県から東京へ向かう夜行バスの中で、この記事を書いてます。たった二泊三日の大分滞在だったが、充実した時間だった
Now, on the overnight bus from Oita to Tokyo, I'm writing this article. Although it was only a two-night, three-day stay in Oita, it was a fulfilling time.


◆36時間連続街頭演説
36 Hours of Continuous Street Speeches


chibaさて、今回の大分滞在は、日本維新の会から衆院選に挑戦することになった桑原ひろし氏の応援のためです
(写真は、顔出しOKの許可をいただいております)
This time in Oita, I was there to support Hiroshi Kuwahara, who decided mounting the election for House of Representatives from Japan Innovation Party.
(Photo: I got permissions from them)



みんなで考えて実施した36時間連続街頭演説が、朝日新聞の九州版に掲載されたのですw(゚o゚)w オオー! 以下、関係する部分の記事を引用しよう。
The 36-hour continuous street speeches, which we thought of together, were featured in the Asahi Shimbun's Kyushu edition (Quoted from relevant parts below).


・・・仲間の発案で、桑原氏は30日朝6時から「36時間連続街頭演説」を始めた。朝は駅前、日中は団地、夜は繁華街で酔客を相手に訴えた。演説はインターネットで生中継。1日午後6時、ショッピングモール前でゴールを迎えた。額に汗をうかべながら買い物客らに手を振った。
(12月2日(日)朝日新聞九州版社会面より引用)
"...At the suggestion of his friend, Mr. Kuwahara began the '36 Hours of Continuous Street Speeches' from 6 a.m. on the 30th. In the morning, he spoke to commuters in front of the station, during the day, he addressed residents in the housing complex, and at night, he appealed to revelers in the downtown area. The speeches were broadcast live on the internet. On the first day, at 6 p.m., he reached the goal in front of the shopping mall, waving to shoppers with sweat on his forehead.
(Quoted from the Asahi Shimbun Kyushu Edition's society page on December 2nd (Sunday))



二週間ほど前、桑原さんから電話があったので、広報活動(公示日前の活動)には、大きく地上戦と空中戦の2つがあってね・・・という話をした(公示日後の選挙活動でも同じことだが)。
About two weeks ago, I received a call from Mr. Kuwahara. We talked about public relations activities (activities before the official announcement) involving both "ground" and "aerial" battles... (the same goes for post-official announcement campaign activities).



すると、しばらく経って、「うちは宇宙戦をやることにした!」と言うので、「はて?宇宙!?(゚∇゚ ;)」と思っていたら、やってみてわかった。夜の繁華街や満点の星空の下での辻立ちなど、まさに宇宙にいるようだった。これは斬新な発想。いろんな酔っぱらった人と会話することもでき、なかなか面白い試みではあったが、体力的にはかなり厳しい諸刃の剣だそして、その状況をUstreamで全国配信した。途中でWi-Fiの電池が切れたり、PCトラブルがあったり、対応はめっちゃ大変だったでも、リアルタイムで大分の方々からご意見をいただいたり、全国からメッセージをもらうことができ、とても面白かった
Then, after a while, he called me and said, "We decided to do "space" battle !" So I thought, "What? Space!? " But when we tried it, we understood. Standing in the nightlife district at night or under the starry sky, it really felt like being in space. It was an innovative idea. It was quite a challenging double-edged sword in terms of physical strength, and we broadcasted the situation in real-time on Ustream. There were challenges like the Wi-Fi battery running out or PC troubles, and handling them was quite tough. However, we received opinions in real-time from people in Oita prefecture and messages from all over the country, which was very interesting.



全国から駆け付けた仲間との語らいは大変ためになるものだった。移動中、学校の先生をされてる方からいろんな学校の実態などをご教示いただき、本当に勉強になった。36時間をやり遂げたあとの大分の地焼酎は絶品だったし、「とりてん」(鳥のてんぷら)や「とりめし」(鶏肉の炊き込みご飯)も味が濃厚でめっちゃ美味しかった!夜は、みんなで狭い部屋に雑魚寝。まるで修学旅行みたいに笑い転げて全然寝れなかった(笑)
Conversations with friends who came from all over the country during the move were very informative. While traveling, I was taught various facts about schools by someone who is a school teacher, and it was really educational. Oita's local Shochu after completing the 36 hours was excellent, and "Toriten" (chicken tempura) and "Torimeshi" (chicken and rice cooked together) were also rich in flavor and delicious! At night, we slept in a small room with everyone. It was like a school trip, and we laughed and couldn't sleep at all.



候補者は大真面目だが、我々ボランティアスタッフは、「ボランティア」なんだから楽しまないとやってられないビタ一文もらわずやってるのだから、楽しまないとダメである。
The candidate is very serious, but since we, the volunteer staff, are "volunteers," and we're doing it without receiving a single yen, we have to enjoy it.



◆別府の温泉
Beppu Hot Springs


lunchそしてそしてそして、今日は午前からお昼にかけて、別府の温泉を訪れました。地元の方々のイチオシ「晴海」というとこに行った。なんと、1500円で、ランチ・ラウンジでのコーヒー・海の見える露天風呂が楽しめる。
And finally, today from morning to noon, we visited Beppu's hot springs. We went to a place recommended by the locals called "Harumi". For only 1500 yen, you can enjoy lunch, coffee in the lounge, and an open-air bath with a view of the sea.


これで1500円は安すぎる(゚Д゚≡゚д゚)エッ!?
Is 1500 yen too cheap?


デフレ経済のせいか!?と不安になるほどである(゚ロ゚;)エェッ!?
Is it because of the deflationary economy!? It's so worrying.


furo大分といえば、温泉。別府駅に到着して電車の扉が開くと、もう硫黄の香がする。そして、地熱を利用した発電のおかげで、自然エネルギー自給率、堂々の全国第1位である。その意味では、エネルギー問題が争点となる中で、ここ大分は注目の選挙区と言ってもいいかもしれない。
Speaking of Oita, it's hot springs. When you arrive at Beppu Station and the train doors open, you can already smell the sulfur. And thanks to the use of geothermal power, Oita boasts the highest natural energy self-sufficiency rate in the country. In that sense, amid the focus on energy issues, Oita might be an election district worth noting.


6月にも訪れた九重という場所に、日本最大の地熱発電所がある。沸点の低い物質を使ったバイナリ―発電を、国内で最初に導入した発電所でもある。僕は、ニュージーランドの在日大使の話を聞いたことがあるが、ニュージーランドも同じく地熱発電に力を入れている。技術と経験を共有し、ぜひとも協力して地熱発電を日本中&世界中に広めていってくれると嬉しい
There is a place called Kokonoe that I visited in June, where Japan's largest geothermal power plant is located. It is also a power plant that introduced binary power generation using substances with a low boiling point for the first time in Japan. I've heard about it from the New Zealand Ambassador to Japan, but New Zealand is also focusing on geothermal power generation. It would be great if they could share technology and experience and cooperate to promote geothermal power generation throughout Japan and the world.



自然エネルギー自給率ランキング(2008年)
1位 大分県 25%
2位 富山県 17%
3位 秋田県 17%
(千葉大学公共研究センター・NPO法人環境エネルギー政策研究所)
Self-sufficiency rate of natural energy (2008)
1st: Oita Prefecture 25%
2nd: Toyama Prefecture 17%
3rd: Akita Prefecture 17%
(Chiba University Public Research Center and NPO Environmental Energy Policy Research Institute)




◆公開討論会の重要性
Importance of Public Debates


大分の温泉でゆっくりした後、午後は、別府から再び大分市に戻り、大分県第1区の公開討論会を観に行きました。(日本維新の会が、候補者に公開討論会に出るな、と言ってるらしいが、それは良くない。候補者の考えをしっかり伝えるためにも、候補者自身を鍛える意味でも、公開討論会は重要だと思う。)
After taking it easy in Oita's hot springs, in the afternoon, we returned to Oita City from Beppu and went to see the public debate for Oita's 1st district. (It seems that Japan Innovation Party says their candidates should not participate in public debates, but that's not good. I think public debates are important both to convey the candidate's thoughts firmly and to train the candidate.)



やっぱり現職の吉良州司議員は強い。やや一般論ではあるが、言葉に説得力があった。自民党の穴見陽一は、二言目には「吉良さんのおっしゃる通り・・・」を連発して、差別化に苦戦しているようだった。日本維新の会の桑原ひろしは、ちょっと「勢い」に偏ったところはあるものの、「地方分権やるぞ!」という一番伝えたいメッセージは伝わったと思う。最後は大きな拍手が巻き起こった。(未来の党と共産党は、正直準備してこいよ・・・という感じだった。未来の党とか、拍手起きなかったし・・・。自己紹介で沈黙するのは、さすがにどうかと思う)
As expected, the incumbent Mr. Shuji Kira was strong. Although somewhat general, his words had persuasive power. Mr. YoichiAnami of the Liberal Democratic Party seemed to struggle with differentiation, repeatedly saying, "As Mr. Kira mentioned..." Japan Innovation Party's Mr. Hiroshi Kuwahara was a bit biased towards "momentum", but I think his main message he wanted to convey, "Let's do local autonomy!" was very clear.. In the end, there was a big round of applause. (The Future Party and the Communist Party seemed unprepared. The Future Party, in particular, didn't get any applause... It seems a bit strange to be silent during self-introductions.)



◆地方分権の必要性
Necessity of Local Autonomy


「地方分権」という言葉自体は、ずーっと前から聞いたことがあるありふれたものだ。理念はとっても共感できる。
The term "local autonomy" is one that I have heard for a very long time, and its principles are indeed quite relatable.



たとえば、大分県に税金で建設された橋があるとしよう。どんなに頭のいい人でも、永田町や霞ヶ関にいては、その橋が本当に必要かどうかを判断することは不可能だろう。肥大化した中央政府をスリム化し、見えるところでお金の使い道を決めていきましょう、というのが地方分権の理念である。
For instance, let's consider a bridge constructed in Oita Prefecture using taxpayer money. No matter how intelligent someone may be, it would be impossible to determine whether that bridge is genuinely necessary when situated in Nagatacho or Kasumigaseki. The concept of local autonomy aims to streamline the bloated central government and decide, in visible places, how to use funds.




たとえば・・・、このデータが理解の助けになるかはわからないが、一つ面白いデータを示そう。前回の衆院選において小選挙区で立候補した人の中で、自由民主党、民主党、みんなの党、国民新党、社会民主党、無所属(1万票以上獲得)に所属する71人(その他は泡沫すぎてデータとれない・・・)のうち、九州の大学出身者は何人いるか、ご存じだろうか?
As an example... It is uncertain if this data will aid in understanding, but let me present an interesting piece of information. In the previous House of Representatives election, among the individuals who ran in the single-member districts, belonging to the Liberal Democratic Party, Democratic Party, Your Party, Kokumin Shinto, Social Democratic Party, and independents (those who garnered over 10,000 votes), do you know how many were graduates of Kyushu universities?




.。゚+.(・∀・)゚+.゚



うーん。やっぱ九州大学が一番多いんじゃなかと?(☆゚∀゚)
Hmm. Isn't Kyushu University the most common choice after all?


そりゃー地元の国立大学に決まってる( ̄ー ̄)ニヤリッ
Of course, it's decided by the local national university ( ̄ー ̄)?



違うのである。
But that's not truth.


daigaku実に、71人の立候補者のうち九州の大学を出てるのは4人しかいない。しかも、うち2人は落選してるので、議員になったのはたった2人である。一番多いのは、東京大学だ。東大・早大・慶大の3校で立候補者・当選者ともにほぼ半数となる
Indeed, among the 71 candidates who ran, only 4 graduated from Kyushu universities. Moreover, two of them were unsuccessful, so only two became lawmakers. The most common is the University of Tokyo. Candidates and winners from the University of Tokyo, Waseda University, and Keio University make up almost half.





ちなみに、卒業後の就職は・・・案の定、ほっとんど九州に帰ってきてない。メガバンク、モルガンスタンレー、ソニー、丸紅、日商岩井、ANA、JAL、電通、裁判官、弁護士・・・みーんな都会で働いてるのである。
Regarding post-graduation employment... as expected, hardly any returned to Kyushu. They are working in the metropolitan banks, Morgan Stanley, Sony, Marubeni, Nissho Iwai, ANA, JAL, Dentsu, judges, lawyers... all working in the city.



つまり、九州選出の衆議院議員というのは、立候補する人も、当選する人も、ほっとんどが大学で九州を飛び出し、都会で働いて帰ってくる、Uターン組なのだ。たしかにみんなエリートだが、大分の土地勘なんか、ちんぷんかんぷんだろう。
In other words, the members of the House of Representatives elected (or unelected) from Kyushu are mostly individuals who left Kyushu for university, worked in the city, and returned - U-turners, indeed. While they are all elite, their knowledge of Oita is likely incomprehensible.




そして、九州で育ち学んだ九州っ子を擁立すらしないのは、ひとえに人々が国会議員に求めてるものが、中央からお金をひっぱってくることだからじゃないか。むしろ、金さえ引っ張ってくれれば、その後の使い道なんかに首を突っ込んで欲しくないのだ。ちなみに、官僚出身者は意外と少なく10%強しかいないのだが、出身官庁にも偏りがあり、国土交通省と農林水産省がほぼ独占。総務省・経産省の官僚がちょこっといる程度だ。要は、土木と農業について、中央に顔がきき、中央からお金と仕事をひっぱってくることを望まれているんじゃないかなーと考察する。
The reason for not fielding a Kyushu native people who was raised and educated in Kyushu may be precisely because people demand from their parliamentarians the ability to pull money from the central government. Rather than getting involved in how the money is used afterward, they just want the money to be pulled. Incidentally, although the number of bureaucrats is unexpectedly low at just over 10%, there is a bias in the originating ministries, with the Ministry of Land, Infrastructure, Transport and Tourism and the Ministry of Agriculture, Forestry, and Fisheries almost monopolizing it. There are only a few bureaucrats from the Ministry of Internal Affairs and Communications and the Ministry of Economy, Trade, and Industry. In essence, they desire individuals with influence over civil engineering and agriculture, who can pull money and work from the central government, which is why there seems to be this concentration.



このシステムを変えない限り、絶対に無駄遣いは無くならない。国の役割を絞り込んで、わかる人にお金の集め方・使い方を決めてもらう制度に早く改めるべきだ。
Unless this system is changed, wasteful spending will never be eliminated. It is crucial to narrow down the role of the government and promptly reform the system to have knowledgeable individuals decide how to collect and use funds.



◆福岡県第8区を読む!
Understanding Fukuoka Prefecture's 8th District!



最後に、九州といえば、この選挙区を紹介しておこうと思う。
Finally, when it comes to Kyushu, let's introduce this electoral district.



福岡県第8区(直方市、飯塚市、嘉麻市、中間市、宮若市、遠賀郡芦屋町・岡垣町・遠賀町・水巻町、鞍手郡・鞍手町・小竹町、嘉穂郡桂川町)
Fukuoka Prefecture 8th District (Directly governed by Asou Taro: Nogata City, Iizuka City, Kama City, Nakama City, Miyawaka City, Onga District: Ashiya Town, Okagaki Town, Onga Town, Mizumaki Town, Kurume District: Kurasaki Town)


自公政権最後の総理大臣 麻生太郎の地盤だ。地元ではすんごい大金持ちで、力がある政治家らしい。実際、小選挙区で負けたことがない。前回の選挙でも、むしろ票を伸ばして当選している。今回も当選間違いないんじゃないかなぁ・・・。ちなみに、麻生太郎も学習院大学卒。ばっちり東京からのUターン組だ。福岡の生活の事情なんか、わかるのかね・・・。
This is the stronghold of the last Prime Minister of the LDP and Komeito coalition government, Mr. Taro Aso. Locally, he seems to be an incredibly wealthy and influential politician. In reality, he has never lost in a single-member district. In the last election, he not only maintained but also increased his votes, securing victory. It seems like he will undoubtedly win again this time. By the way, Mr. Taro Aso is also a graduate of Gakushuin University, a perfect U-turner from Tokyo. I wonder if he understands the living conditions in Fukuoka...



おそらくは、次の選挙で自民党に政権が戻るのは必至だろう。3年半の月日を経て、政権は再び自民党へUターンするのか。
Probably, it's almost certain that the power will return to the Liberal Democratic Party in the next election. After a period of three and a half years, will the government U-turn back to the Liberal Democratic Party?



900兆円を超える借金を積み上げた中央集権・地方への再分配国家を築いてきたのは、良くも悪くも、自民党政権とその背後にいる既得権益集団である。
Building a centralized and redistribution-focused nation with a debt exceeding 900 trillion yen has been the work of the vested interests groups behind the Liberal Democratic Party government, for better or worse.



少子高齢社会になることなんか、1980年代からわかってたのに対応せず、肥大化した年金制度を中央に存続させたのも、自民党政権である。
Despite the awareness of an aging population since the 1980s, the LDP government did not address it, and it allowed the bloated pension system to persist centrally.



原発の安全神話をつくり、原発行政を中央からの天下りで弱らせ、自然エネルギー開発や発送電分離や電力自由化を遅らせたのもまた、自民党政権である。
Creating a safety myth around nuclear power, weakening nuclear administration through post-retirement appointments from the central government, and delaying the development of natural energy, separation of power generation and transmission, and power liberalization—these have all been actions of the LDP government.



それでも、九州の有権者は、再び自民党政権回帰を支持するのだろうか?
Even so, will voters in Kyushu support the return of the LDP government?


九州の未来は、九州の人が決めたらいい。でも、今回の選挙で決めるべきは、日本の未来だ。
The future of Kyushu should be decided by the people of Kyushu. However, what should be decided in this election is the future of Japan.



自立する地域。自立する国家。
An independent region. An independent nation.


日本維新の会はたしかに最近ブレブレだが、当初掲げていたその理念自体は、今日本に一番求められてることではないかなーと思うので、支持しています。
While Japan Innovation Party has been a bit shaky recently, I support the ideology it originally advocated, which I believe is what Japan needs most today.





そんな思いを抱きつつ、僕は九州を去る。今年は本当に九州に縁がありました。また遊びに来たい!
With these thoughts, I'm leaving Kyushu. This year has truly been connected to Kyushu for me. I want to come back and visit again!




では、おやすみなさい
Well then, good night.




夜行バス・・・完全消灯、はやっ!(゚ロ゚;)エェッ!?
Night bus... lights out completely, it's too early!

【第765話】20年の時を超えて 熊本城下でのDeja-vu!? 熊本県第1区を読む!

− 銀杏城 −

熊本城 (PHPムック)
熊本城 (PHPムック)


それが、この城の別名である。

そして、熊本城主といえば、想起するのは、細川忠利である。

細川家

その名を聞いたことがある人も多いだろう。そう、1993年に初の非自民政権を樹立した、79代内閣総理大臣細川護煕こそ、細川家の末裔だ(・◇・)ゞ

もともと、国政に出た後、当時全国最年少の首長として熊本県知事に当選し、2期8年を務めた。その後、政権交代を唱え「日本新党」を立ち上げ、衆議院議員1期目で内閣総理大臣に就任した。国民からの支持率は7割を超えた。乱立する8つの非自民政党をたばね、難しい政権運営の中、わずか9か月で政権は瓦解した・・・。

熊本県知事が国政へ・・・

国民から高い支持を受け・・・

乱立する非既存政党を束ね・・・


なんだか、どっかで聞いたことがあるような・・・(*゚∀゚)っ


ちなみに、その頃、日本新党の職員として働いており、その後民主党から熊本県第1区で出馬した衆議院議員が、

松野頼久

である。ちなみに、松野は世襲議員である。日本新党の職員として働いていたのも、父親の頼三が細川と仲が良かったからだ。
matsunoそして、20年の月日を経て、日本維新の会から立候補する。

松野は、1993年からの20年にわたる政権交代劇をずっと見てきた衆議院議員である。その松野が、消費増税に反対し、民主党を離党して日本維新の会に合流する。そのことには批判の声が大きかった。選挙に当選したいだけか。信念は無いのか。

「維新の会」の支持率に影が差し始めたのも、彼の合流あたりからだ。寄せ集めか・・・現職議員優先か・・・という残念がる声だ。僕もそう感じた。


でも、


大阪市長が国政へ・・・

国民から高い支持を受け・・・

乱立する非既存政党を束ね・・・


松野頼久はこの熊本の地から国政へ出る。その脳裏には、かつてこの地から国政を目指し、敗北していった細川護煕の姿があるのかもしれない。

今、再び、かつて細川が果たせなかった夢を実現しようと、挑戦しているのかな。

松野頼久は52歳。ちょうど、細川護煕が熊本県知事を辞めた頃の年齢だ。

2000年に当選して以来、小泉選挙の時でさえ、小選挙区で負けたことのない松野頼久。次も彼を永田町に送り出すかどうか。決めるのは熊本の有権者の判断だ。



でもね。20年の月日を経て、また同じことをやっても仕方がない。20年前と何が違うのか?

はっきり言って、20年前とは全然違う。

facebookやTwitterなどのSNSが整備され、民意をくみとるITインフラがある。

民主党の20年にわたる政権交代闘争により、割と広範囲の人が政治家になれる土壌ができた。

なにより、有権者が変わった。自分の一票で政治が変わる可能性があることを知った。


歴史は繰り返す、というが、けして繰り返してはいけない。僕たちは進化しなきゃいけないのだ。

今、ここで起きてる現象が単なるデジャヴなのか、はたまた新しい歴史の一幕なのか。

世の中の動乱とは裏腹には、500年以上もの歴史を知る熊本城は、静かに見守っている。
最新記事(画像付)
記事検索
Archives
  • ライブドアブログ