名古屋の石田会計事務所より (成長の軌跡) 

会計事務所の所長として、業務を通じて感じた苦労や喜びをお伝えして参ります。


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税理士法人の新体制について

 この度、スタッフである税理士の板谷が役員に加わり、税理士法人は私と長尾と板谷の役員3人体制となりました。
 税理士法人のお客様に対して、これからは3名のうち誰かが責任を持って担当するという体制を予定しております。
 もともと個人事務所だったこともあって、当初は私が絶対的な代表という感じの法人でしたが、これからは責任を持って仕事をする複数の税理士による共同事務所、といった感じの組織運営を目指したいと考えています。
 
 私の色を少しずつ薄めていこうという方策の一つとして、ご好評いただいている(?)石田会計ニュースについても、今までの毎月発行から、四半期毎の発行に変更させていただく予定です。
 次回は3月初旬あたりの発行を考えております。

 全体としては私の色を薄めていく一方で、引継ぎ等の関係から一部のお客様に対しては、私自身が直々に月次業務や決算作業等を行うようになりました。
 60の手習いではないまでも、久しぶりの業務に戸惑っています。
 昔に比べると書類が見え難くなったり、マウスのカーソルが思った場所でピタリと止まらなくなるなど、身体的な衰えを感じます。
 また、この10年で随分と税法が複雑になっていたり、作成書類が増えていたりと、税理士業務自体が難しくなったとも感じています。
 処理速度には絶対的な自信があったのですが、久しぶり過ぎることもあり、効率の悪さを実感することが珍しくありません。

 あと半年もすれば、会計事務所における一通りの仕事を再経験することになるため、その頃には事務処理担当者としても、かなり磨きが掛かっていると思います。
 私の要領の悪さを、温かくお許しいただけるお客様や、快く私をサポートしてくれるスタッフに対して、最近本当にありがたいと感じています。
 「そのような業務はスタッフに任せれば」というご意見もあろうかと思いますが、少なくとも半年程度は努力を惜しまず、50歳を前にして改めて税理士としての基礎体力を身につけておこうと思います。

取締役等の任期と役員変更登記について

 商法が会社法に変わったことで、株式会社における取締役等の任期が10年まで延長できるようになったのは、平成18年5月のことです。
 特に役員変更の必要がない会社では、そのころから取締役等の任期を10年にすることで、長らく役員変更登記を行っていないケースも珍しくないと思います。

 しかし、平成26年の法律改正によって、最後の登記から12年以上たっている株式会社は、法務局の職権によって解散登記がなされるようになりました。
 今年度の職権による解散手続を行う期日は12月12日とのこと。
(もともと有限会社であった会社が、会社法の施行によって自動的に株式会社になっている場合には、この職権による解散手続きは行われませんので安心してください。)
 職権による解散手続前には登記上の住所地に通知が届くはずですが、住所移転等を行っていると、その通知が届かないこともありえます。
 また、職権による解散の手続きがなされた場合、それから3年以内に継続の株主総会決議および登記を行わないと、当該会社としての事業継続ができなくなってしまいます。

 役員変更の必要性が無い会社については、登記費用等を節約するため取締役等の任期を10年にしておくことは非常に魅力的な選択肢であると思います。
 しかし、次の2点には注意が必要です。
 1つ目は、この職権による解散が行われないように、特に住所地を変更したような場合には、10年目という役員任期の期日管理を忘れないことが求められます。
 2つ目は、任期満了までの期間に対応する役員報酬を請求されてしまうリスクがあることです。
 取締役等を正当な理由なく任期途中で解任する場合、解任された元役員から訴訟等をおこされると、当初の任期満了時までの役員報酬を基本的には保証することが必要になります。 
 解任したくなる可能性のある取締役等がいる場合には、むやみに役員の任期を長くしないことが得策だと思います。

大きな方針転換

 仕事上の経験から、事業承継は非常に難しいと感じています。
 自分の問題としても、どうしたら優秀な後継者に会計事務所のトップを引き継ぐことができるか、10年くらい前から真剣に考えてきました。

 会計事務所としては、どんどん大きく成長していくことを想定していました。
 一方で、私自身は50歳までに会計事務所の代表を譲ることが.望ましいと考えてきました。
 更なるIT化等が求められる業界において、できるだけリーダーは若い方がよいと思うからです。
 大きく成長させる仕事は次のリーダーに譲るつもりで、私自身は成長前の充電期間として、人数が増えてもキチンと管理できるように、態勢の整備に努めて参りました。
 スキルとリーダーシップと意欲を兼ね備えた後継者に出会えるよう、採用には注力してきました。
 バトンタッチがスムーズにいくように、私自身はできるだけ表に出ないように、また、影響力を抑えるように振舞ってきました。

 しかし、自ら当会計事務所の代表になりたいという意欲的なスタッフは現れず、代表の交代が見えないまま、既に49歳になってしまいました。
 現状の求人難は当面は続くと思われるので、これから次のリーダー候補者を採用できる可能性も少ないでしょう。
 そして、有難いことではあるのですが、私を信頼して頂いているお客様とスタッフに随分と恵まれた状況で、今日を迎えることができました。

 「50歳までに会計事務所の代表を譲る」という10年くらい前からの目標は、取り下げようと思います。
 会計事務所を大きくしていくという考えも捨てようと思います。
 そして、「私を信頼頂いている現在のお客様とスタッフのために、責任をもって仕事を続けていく」という方針に切り替えることに致しました。
 内部的には今まで以上にリーダーシップを発揮しつつ、対外的にもプレーイング・マネージャとして現場に出ていく機会を増やしていこうと考えています。

今年度の石田会計事務所OB会について(事務連絡)

石田会計事務所の今があるのは新旧在籍スタッフのお陰なので、
私から感謝の気持ちとして今年も会計事務所OB会を開催したいと思います。

 まずは、開催予定日が決まりましたので、取り急ぎ連絡させていただきます。

 H29/10/28 (土) ・・・お昼頃から

 今までに少しの期間でも在籍された方(及び、ご家族)ならば、全員歓迎です。
 各個人への連絡等は今回も省略させていただきます。
 (当該掲示板による告知のみ)

 OB同士でも誘いあって、お越しいただければと思います。
 現在在籍のスタッフは基本的には自由参加ですが、今のところ全スタッフが参加予定です。

 参加を予定されるOBの方は、在籍スタッフの誰かに、その旨をお知らせください。(会場の手配等で概算人数を把握したいため)

 連絡には代表メールアドレスを利用いただいても、私の個人メールアドレス(サイトにある私の略歴ページ下部)を利用いただいても結構です。

今年の夏休み

 高2、中2、小6と子供が3人もいると、家族旅行は大変です。
 子供たちの部活や行事、妻と私の出勤予定が分かってから、日程調整等をはじめるので、行先等も限定されます。
 今回は特に調整が難しく、日帰り旅行になるかもといった状況でした。

 何とかお盆前の2泊3日で日程調整をできたのですが、すでに1週間前だったので、宿泊先等の空き状況をネット検索しても、残っていたのは高額なものばかり。
 何処に行きたいかよりも、どこに泊まれる施設等があるかという探し方で検討を行い、結局、マイカーで紀伊半島を1周することにしました。
 初日は早朝から車で約4時間走り、アドベンチャーワールドでパンダを見てから南紀白浜で素泊まり、2日目はビーチで泳いでから、近くのオートキャンプ場に移動し、BBQをしてからテント泊、最終日は潮岬や那智の滝等をめぐってからの帰宅となりました。

 最近は家族旅行に行くと、5人での旅行はこれが最後かなと考えたりします。 
 いつも日程調整では苦労するし、来年は受験シーズンでもあるし、一人暮らしをはじめる子も近い将来には出てくるでしょう。
 今回は企画するのが大変でしたが、夏らしいイベントが盛りだくさんで、いい思い出となりました。
 こんなリーズナブルな国内旅行でも、まだ子供が一緒に行ってくれるので、ありがたいと思います。

 旅行中の2日間は(特にテント泊での)寝心地がよくなかったこともあり、帰宅後には「やっぱり自宅が一番だなあ」と感じました。
 慣れたものを食べて、慣れた環境で寝るという何気ない日常に対して、それが快適で幸せなことだと再認識できることも、旅行の良さだと思います。
 「小さなことにも喜びと感謝の心を」、、、私の好きな言葉です。

私にとってホワイトな会計事務所(税理士法人)とは

 勤務したいと思う会社、具体的には仕事とプライベートを両立できる職場が見つけられなかったため、私は29才で独立を決意しました。
 自分が探していたような職場を実現したいと思ってきました。

 仕事を通じて自分が成長できたり、誰かに感謝されたりしながら、一方で、無意味なストレスが少なく、自己裁量で一定以上の休暇を取得できる状況が、私の理想としていた職場です。
 実現のために、まずは良好な職場の雰囲気を確保するため、経験よりも性格や人柄を重視して採用を行ってきました。
 仕事については、経験や能力に合わせて、適度な負荷になる業務を任せて、成長を促すとともに、過度なストレスにならないよう、研修やサポートにも注力してきました。

 石田会計の場合、通常業務なら採用から1年もしれば、概ね一人で出来るようになります。 
 早い段階からお客様のメイン担当を任せられるので、ヤリガイや感謝をされやすい、また、仕事の段取りを自分自身で調整しやすい環境が整備できます。
 受験勉強のためには適当な日数の有給や無休休暇を与え、また、本人がより成長できそうなチャンスがあれば、独立や他事務所への転職等も支援してきました。
 働きながら公認会計士や税理士の受験に合格したスタッフや、暖簾分け等の支援も含めて順調に独立を果たしたスタッフを、何名も輩出してきました。

 有給休暇は初年度から20日を付与し、基本的には全員が完全消化できています。
 それ以外にも、月に2回の1.5時間早退(もしくは遅刻)が、有給として付与されています。
 給与水準についても、実働時間からすれば、かなり時給がよい方ではないかと思っています。
 福利厚生として、ドリンクやスナック類も豊富に準備し、また頂き物についても、基本的には全員で平等に配分しています。

 まだまだと感じる部分もありますが、業界平均と比較したら、極めて魅力的な会計事務所ではないかと自負しています。
 いい職場が維持されれば、いいスタッフが集まり、いい仕事ができる会計事務所として自ずとお客様から選ばれ、結果として、私も十分に食べていけるようになると、昔も今も思っています。

労働市場の変化

 少子化等の影響もあって、労働市場の需給は大きく変動しています。
 数年前から採用が難しいという話が、お客様からたくさん届くようになりました。
 この4月の有効求人倍率は1.48倍と、バブル期を超え43年ぶりの高水準とのことです。

 石田会計事務所では、この10年くらい採用で困ったことはありません。
 業界内での.知名度や評価は、それなりに高いものと自負しており、ここ5年くらいはホームページで採用情報をアップするだけで、スタッフを補充できる状況が続いていました。
 たまにハローワークを利用したくらいで、有料の求人広告は何年も使わずにやってきました。

 しかし、予定したスタッフの補充ができない状況が、残念ながら昨年末から続いています。
 独立予定のスタッフが昨年末に退職し、この夏には別のスタッフが産休に入りますが、その補充が十分にできていません。
 有料広告を利用しても、反応はほとんどありませんでした。
 税理士業界特有の状況も影響しているようです。
 税理士の受験生は、この4年間で48,123から35,589人と26%も減少しています。
 ブラックな会計事務所が多いとか、IT化によって業界が縮小するといった評判等によって、税理士業界を目指す人が激減しているようなのです。

 スタッフ数を元々多めに確保していたこともあって、このまま採用ができない状況が続いても、想定している業務量にはそれなりに対応できると判断しています。
 採用基準を落としてまで無理に採用することは、できれば避けたいと考えています。
 しかし、今までのように訪問時にお客様との雑談を楽しむとか、郵送等を利用せず丁寧に訪問して対応するようなことは、しばらく難しくなるかも知れません。
 そのような状況に対して、ご理解ご協力をいただきたく、よろしくお願い申し上げます。

VPN、リモートアクセス、ネットワークカメラについて

 1年くらい前になりますが、自宅と会計事務所との間にVPNと呼ばれるネットワークを設けました。
 そのおかげで今は自宅に居ながら、事務所PC(パソコン)を操作できるようになりました。
 寝る前や休日でも、気になった事務所PC上のデータ等を確認できたりするので、とても便利です。

 自宅PCから事務所PCにリモートアクセスすると、つないである自宅のモニターやマウス、キーボードが、そのまま事務所PCのそれになるイメージです。
 その状態で自宅PCからエクセル等の印刷ボタンを押すと、自宅ではなく事務所のプリンターから印刷されてしまいます。
 私は行っていませんが、追加の設定を行えば、出先のスマホからでも自宅や事務所のPCを操作できるそうです。

 事務所内にネットワークカメラを接続すると、自宅から事務所の様子を確認することができます。
 勤務時間外の人の動きなど、カメラが異常をとらえた場合に、メール送信で知らせる設定も可能です。
 ネットワークカメラの機種を選べば、VPNの設定がなくてもインターネットの環境があれば、どこからでもカメラの映像が見られるようになります。
 スマホからでも可能です。

 リモートアクセスは、一つしかライセンスのないソフトウェアを何人かで使いたい場合にも便利です。
 共有PCにソフトウェアをインストールしておいて、使いたい人は自分のPCから共有PCにリモートアクセスすれば、各自が自分のPCで当該ソフトウェア(共有PC)を使えるようになります。

 このような使い方は非常に便利な割に、費用はあまり発生しません。
 これらの設定等に私が使った費用は、機器代として約8万円と、運転コストが毎月1,000円くらいです。
 設定等を業者に委託する場合には、出張費用等が5〜10万円程度は発生すると思います。

有事の際の対応として個人で準備可能な対策

 このところの北朝鮮情勢は不安定であり、この文章を書いている途中でミサイル速報が届いてしまう可能性すらゼロではないほど、事態は緊迫していると思います。
 大げさかもしれませんが、全面戦争に突入した際のリスク量は莫大なので、備えも過剰なくらいで丁度よいと考えています。

 私はこの数日で、次の物資を自宅に準備しました。
 コメ30kg、パスタ8kg、シーチキン等の缶詰4kg、水48ℓ、カセットコンロ48本、
 大量のトイレットペーパー、携行缶25ℓ×2、灯油ポンプ、単三電池50本、スマホ充電用のソーラー充電器と手回し充電器、自転車パンク修理セット、ブルーシート、

 海外生活用の対策について再確認しました。
 海外ATMで出金できるカード2種(新生銀行、SMBC信託銀行の普通預金)、
 預金封鎖対策として、アメリカのユニオンバンク普通預金、アイルランドの投資信託、
 家族全員分のパスポート、少額の紙幣(円とドル)
 あとは、いざという時に航空券さえ手に入れば、何とかなると思っています。
 
 ニュースでミサイル速報が流れても、今の日本人なら平気で居酒屋に足を運ぶ人が少なくないように感じます。
 しかし、いざとなったらコンビニやスーパー等は営業を停止するかもしれません。
 パスポートを取得するのに、何か月待ちという状況だって考えられます。
 私はここ数日、日本にミサイルが着弾したというにニュースが流れたあとに何が起きそうかを何度もイメージしています。
 備えあれば憂いなしではないですが、ことが起きそうな場合には、いち早く行動することが重要だと思います。
 こんな大げさな文章書いてしまい、今となっては恥ずかしいと、何年か後に思える日がくることを願っています。

信託契約について

 信託とは比較的なじみのない言葉だと思いますが、平成19年9月に施行された信託法によって、徐々に普及しつつあります。
 信託とは簡単に言うと、誰かを信じて財産の管理等を託す行為です。

 誰に何をどのように託すかによって、非常に幅広い信託行為の設定ができます。
 遺言の代わりとなる信託も可能ですし、遺言以上の効果を発生させる信託も可能です。
 認知症対策としても、後見人以上に自由度を持たせた財産管理の信託ができます。
 後見人では許されていない財産の運用まで、信託契約であれば行うことが可能なのです。
 信託契約は、非常に自由度が高いことが特徴です。

 相続税対策や事業承継対策にも使えそうと思っていましたが、脱税まがいの使い方も想定されたので、個人的には様子見をしておりました。
 しかし、税務に関する解説書等が充実してきたこともあり、安心感が増したので、提案しやすくなってきたように感じています。
 最近、お客様に遺言の代わりとなるような信託契約の提案を行い、実際に家族間の信託契約締結をサポートいたしました。
 非常に使いやすい制度だと感じました。

 自分自身の相続については考えたくないかもしれませんが、相続人が揉めないように事前に何かしておくことは、非常に大切だと思います。
 トラブルを回避させるような信託契約を行っておくことも、有効な選択肢になると思います。
 逆に自分が受託者として、親が認知症になる前に、親から財産管理を信託されておくといった家族間での信託契約も、役に立つケースが珍しくないと思います。

 ただし、使いやすい制度である一方で、自由度が高すぎて危ない制度だとも思いました。
 信託契約の解除が必要な時に、当事者が死亡しており、契約解除ができないといったトラブルは、将来的に大きな問題になってくると思います。
 変な信託契約が残っている財産を相続することで、トラブルが増えることも考えられます。
 信託契約は、専門家にも相談の上で、内容を慎重に考えておくことが望まれます。

英語での仕事

 石田会計事務所のホームページ上に、1ページだけですが英語のページを持っていたので、外国人から何カ月に1件程度、英語の問い合わせメールがり、半数くらいの方が来所されました。
 名古屋で英語対応可能な会計事務所を探すことは難しいようで、特に営業をした訳ではないのに、国際センタービルの相談所で石田会計を紹介されたという方もいました。

 5年くらい前までの私は、英語で仕事をすることを到底無理だと思っていました。
 英会話といえば、海外旅行で商品の金額や目的地までの行き方を何とか聞ける程度だったからです。
 しかし、お金を取らなければ文句も言われないだろうと思い、外国人相手の無料税務j相談を行うかわりに、タダで英会話の経験を積もうという感覚で、英語のページを作りました。
 「英語は下手ですが、何とか努力します」といった文面を、敢えて下手な英文のままで掲載していました。
 
 来所される外国人の多くは日本語も話せて、私の英語より外国人の日本語の方が明らかに上手なケースが大半でしたが、英語で話せる方が安心できるようで、基本的には英語での相談となりました。
 私が筆談も含めて英語で何とか対応しながら、それでも困った時には相手が日本語で話しかけてくるといった状態でした。

 そんな感じでも慣れてくると英語での対話時間が増えてきて、文法は間違えだらけで発音もひどい状態のままですが、英語が使えるようになったという実感がでてきました。
 英語のページを掲載してよかったと思っています。

 確定申告の時期は、普段より問い合わせも多くなります。
 しかし、少し前に英語のページを削除し、何件の外国人顧客は、独立したスタッフに引き継いでもらい、英語での仕事をゼロにしました。
 下手なりに英語が使えるようになったと思えること、多大な負担の割に報酬はいただきにくいこと、他に英会話ができるスタッフがいないこと等の理由で、英語でのサービスはいったん控えようと思います。

体力維持のために

 約1年前に初めてフルマラソンに参加し、4時間2分で完走しました。
 その2週間前のハーフマラソンでは、1時間42分でした。
 練習期間は半年でしたが、その間は毎日のように走り込み、かなりのレベルまで自分を追い込みました。
 その辛さから考えると満足できる記録ではないのですが、それなりに納得できる結果だと感じています。

 それ以降は厳しい練習をやめましたが、体力維持のため週末には出来るだけジョギングを続けています。
 しかし、走力は徐々に衰えて、今ではかなりスピードも落ち、距離も15Kmくらいしか走れなくなってきました。
 4キロ(ピークは7キロ)くらい軽くなっていた体重も、すっかり元に戻り、以前のように少しお腹も出てきました。

 お腹の出た自分の姿を見るのは、非常に嫌です。
 かといって、食事制限をするのも嫌だし、これ以上走るのも気が乗りません。
 そこで、最近は腕立て伏せ等に精を出しています。
 胸板を厚くすることで、少し出てきたお腹を目立たなくしようという作戦です。
 腕立てを始めてから、そろそろ3カ月になります。
 できるだけ朝と晩に行っているのですが、70〜80回くらいまで出来るようになりました。
 若い頃に毎日50回を3セット行っていた時期がありますが、その頃より持久力が付いているように感じます。
 体力的には下降しはじめて20年以上は経っていると思うので、とても不思議に思います。

 腹筋に思いっきり力を入れ続けるということも、毎日何度か行っています。
 座っている時だけでなく、歩きながらでも1分くらいなら、うまく力が入れ続けられるようになりました。
 腹筋に力を入れて手で触ると、薄く覆った贅肉の下で、腹筋が十分に固くなっていることを実感でき、とてもうれしく感じます。
 いずれにしても、体が鍛えられていると、頭を使う仕事でも頑張りがきくように思うので、今の習慣をしばらく続けようと思います。

新年を迎えるにあたって

 「いい仕事を効率的かつ快適に」という理念をもって辻会計事務所から独立し、気が付けば今年で20年目になります。
 お客様には、必要な情報や手間を、効率的かつリーズナブルに提供し、一方で、働くスタッフには、キチンと仕事をしつつも、プライベートと両立できる職場環境の提供を目指してきました。
 それなりに目標を達成できたのではと思います。

 自分自身としては、税務コンサルを極めすぎると、どんどんグレーゾーンに近づき危険なため、税務については一定以上の水準を保ちつつ、パソコン関連のサポートや銀行交渉、人事、法務、英語対応など、相談業務等の幅が広げられるように努力してまいりました。
 この何年かは、自分自身のレベルアップ以上に、スタッフのレベルアップに取り組んできました。
 他者のレベルを上げることは、自分のそれより、はるかに難しいと実感しています。

 会計事務所の仕事は、ITや人工知能の発展等によって、今後なくなりそうな仕事の筆頭に挙げられています。
 イータックスによって、個人の確定申告は国税庁ホームページで行えるようになりました。
 ネットバンキングの情報から、直接会計処理を行うアプリも普及しつつあります。
 専門的知識がなくても、簡単に会計や税務の事務処理を行える日は、けっこう近いのかもしれません。

 あと1年と少しで、私も50歳となります。
 会計事務所のあり方は、これから大きく変わることが求められそうな気がいたします。
 下手な知識や成功体験は、変革の邪魔になるかもしれません。
 石田会計の運営を次の世代に任せることは、私が代表から降りることも含めて、そろそろ本気で考える必要があるように感じています。
 とはいえ、石田会計を離れることは、まだまだ先のことになるでしょう。
 それまでは責任をもって、キチンとお客様をサポートしてまいる所存です。
 本年も今まで同様のご厚情を賜りますようお願い申し上げます。

会計事務所の現状と担当者の変更等について

 先日、スタッフの渡辺が公認会計士二次試験に合格しました。まもなく監査法人に転職予定です。
 来年初めにはスタッフの幅が退職し独立開業します。
 本人にとって喜ばしいだけでなく、他のスタッフにも良い刺激になると思います。
 少し前には女性スタッフが結婚しました。
 多くのスタッフが充実した日々を過ごせているようで、事務所の代表としてうれしく思います。
 
 石田会計に在籍した(している)スタッフのうち、公認会計士や税理士の有資格者は合計19名になりました。
 退職した人の多くは、独立開業や監査法人、大手税理士法人で活躍しています。
 先日行った会計事務所のOB会では、多くのOBが集まり、有意義な情報交換をさせてもらいました。
 順調に出産を済ませ、小さなお子様を連れてこられた参加者も5名ほどあり、とても賑やかな懇親会となりました。

 単なる知識だけではなく、有資格者としての正しい考え方や、お客様への十分なサービス提供技術を身につけた会計人を育成することは、会計事務所の大きな使命だと考えています。
 順調に結婚や出産、育児のできる職場環境を整えることも大切です。
 そういった意味では、いい事務所経営ができているように思います。

 一方で、退職者の発生によって、お客様に担当者変更というストレスを与えてしまうことを、申し訳なく感じております。
 せっかく資格を取ったならば、独立を目指してもらいたいし、かといって資格も取れない社員ばかりの会計事務所では、たとえ所長が優秀でも、本当に良いサービスの提供は難しいように思うし、本当に悩ましいところです。

 難しい質問や提案内容等については、私まで報告することをスタッフには徹底しています。
 必要があれば、スタッフに指示を出すだけではなく、私が直接お客様と会って対応しております。
 お客様から、「石田さんの考えも聞いておいて」という宿題をいただいてくるスタッフも、珍しくありません。
 担当者とのコミュニケーションにおいて、何か不安等があるようでしたら、直接私までご連絡いただければ幸いです。
 今の担当者とは相性が合わないといった内容でも結構です。
 担当者変更も含めて、早急かつ誠実に対応させていただきたく思います。

価格の決め方

 価格の決定は非常に難しいと思います。
 経営の上手な社長なら、顧客が払いそうな上限金額をうまく読み取って、価格を決定できるでしょう。
 私は今まで、業績不振企業の再建業務を行うことが多かったのですが、得意先からの安い価格提示に対する交渉が下手で、受注できても儲からないという事例をたくさん見てきました。
 顧客のことを考え過ぎて、ついつい安値で受注してしまい業績を悪化させてしまう社長も珍しくありませんでした。
 そのような社長は非常に優しい人が多かったので、悩ましく感じてきました。

 安すぎる金額で受注すると経営が悪化し、社員の雇用維持すら困難になってしまいます。
 価格は少なくとも経営が成り立つ金額以上でなければなりません。
 そのような金額で堂々と請求できるように、徹底的に頭を使うことは重要です。

 私はもともとお金の話が苦手で、自分の仕事に対する価格提示では非常に苦労してきました。 安い金額で仕事を受けたことも多々あります。
 どうしたら安請け合いしなくて済むようになるかと一生懸命に考えてきました。
 私が現在行っている価格提示の基本的な方法は、おおむね次の3つです。

^貳姪に儲かる業務については、平均相場の根拠資料等を集めて、それをもとに堂々と金額を提示する。
△△泙衞戮らない業務については、発生するコストを説明して、それ以下では受けられない旨を伝える。
困難な業務等については、ある程度まで無料でサービスを行い、少し評価を得られた段階で、先方に希望額を提示してもらい、引き続き受注するか断るかを判断する。

 受注できないことを覚悟で、採算の合わない仕事は引き受けないように、我慢してきたことも重要であったと思います。
 また、我慢する一方で、十分な価格で受注できるよう、サービスの内容やPR方法を工夫することも不可欠だと思います。
 最近は求人市場の変化で、会計事務所業界においても人件費が上昇してきたと感じます。
 △諒法で低めの価格決定をしてきたお客様について、顧問報酬等のアップをお願いすべきか、最近非常に悩んでいます。

急患に遭遇して

 先日、名古屋駅で電車を降りたら、同じ電車を降りてきた女性がホームで倒れこむ場面に遭遇しました。
 ちょうど倒れるタイミングで、私は一番近くを歩いていたので、「大丈夫ですか」と最初に声か掛けたのですが、とても大丈夫ではなく、話すことすら困難な状況でした。
 すぐに私は走って駅員さんを探し、急患がいる旨を伝えました。
 伝え終わった頃には、数名の人が患者を囲んでいたので、私はそのまま目的地に向かいました。
 これ以上、私にできることが思い付かなかったからです。

 そのあと、嫌な気分がしばらく続きました。
 駅員に伝えることしか出来なかった自分を、とても残念に感じました。
 経営に関することなら、様々な問題に対して何かのアドバイスができると思っています。
 何を聞かれても大丈夫なように努力してきた自分に対して、それなりの自負があります。
 経営には関係ない分野とはいえ、久しぶりに役に立たない自分に出会って、本当にがっかりしました。

 話は変わりますが、飛行機の中で急患が出た場合に、ドクターを探すアナウンスがあっても、そのような環境では責任ある対応が出来ない、というドクターのコラムを最近読みました。
 いくら医療知識や治療経験があっても、医療機器や患者の基本情報が足りなさ過ぎるので、最低限の無難な対応しかできないとのことでした。
 緊急着陸が必要かといった高度な判断などは、とても無理と書いてありました。
 逆に言えば、ある程度の勉強をすれば、無難な対応くらい出来るのではと思ったばかりでした。

 そんなこともあって、急患に出会った日の午後には、研修医や看護師等の必読書とされている、救急医療に関する書籍を3冊ほど購入しました。
 日本赤十字社が開催している救急員の養成講習にも申し込みしました。
 数ヵ月後には救急法救急員の認定証を取得し、急患が目の前に現れたとしても、もう少し役に立つ自分になっていたいと思います。

今年度の石田会計事務所OB会について(事務連絡)

石田会計事務所の今があるのは新旧在籍スタッフのお陰なので、
私から感謝の気持ちとして今年も会計事務所OB会を開催したいと思います。

 まずは、開催予定日が決まりましたので、取り急ぎ連絡させていただきます。

 H28/11/26 (土) ・・・お昼頃から

 今までに少しの期間でも在籍された方(及び、ご家族)ならば、全員歓迎です。
 各個人への連絡等は今回も省略させていただきます。
 (当該掲示板による告知のみ)

 OB同士でも誘いあって、お越しいただければと思います。
 現在在籍のスタッフは基本的には自由参加ですが、今のところ全スタッフが参加予定です。

 参加を予定されるOBの方は、在籍スタッフの誰かに、その旨をお知らせください。(会場の手配等で概算人数を把握したいため)

 連絡には代表メールアドレスを利用いただいても、私の個人メールアドレス(サイトにある私の略歴ページ下部)を利用いただいても結構です。


 

<10/13 追加連絡>
場所は事務所近くのタイヨウノバルに決まりました。
http://r.gnavi.co.jp/k3a9tsf40000/map/
とりあえず11:00〜11:30に事務所にお集まりください。

忙しい方は直接お店に来ていただいても結構です。
今のところOBの方は10名くらい参加の予定です。
当日の急きょ参加でも歓迎いたします。


単純作業をどう考えるか


 「単純作業はレベルの低い業務なので、単価の安い新入社員やパートに任せる」という考え方は、個人的に好きではありません。
 単純作業には、非常に魅力的で価値のある性質が含まれていると考えているからです。

 先日、地元の夏祭りでボランティアとして水風船(ヨーヨー)を作ることになりました。
 私は少し遅れて行ったのですが、到着時には子供たちの行列ができており、大人3名が頑張って水風船を作っていました。
作るのと同じ速さで売れているため、休む余裕も無いような状態でした。
 私は手伝い始めると、すぐに頭をフル回転させて、どのように作ったら速くキレイに作れるかを本気で考え、試行錯誤を続けました。
 作るのに慣れてきたら、どうしたら指などが疲れにくいかまで含めて、更に最適な手順を模索し続けました。
 30分もすると、他のボランティアさんから職人と呼ばれ始め、気付いたら一人でも必要な数量の水風船をキレイに作れるようになっていました。

 単純作業は、改善方法を考えやすいので、改善のトレーニングには最適だと思います。
 改善効果はすぐに発生するので、上手くいくと短時間で高い自己満足が得られます。
 改善の効果も分かりやすいので、他者から評価されるチャンスだと思います。

 私が重視している改善ポイントは、大きく二つあります。
 一つは、レイアウトを変えたり、両手で同時作業が出来るように方法作業を変えたりして、両手足が遊んでいる部分を減らすことです。
 もう一つは、一連の流れの中で「探す」とか「位置合わせ」といった、時間が掛かりやすい負荷も大きい工程を減らすことです。

 単純作業を依頼する場合、このような単純作業の魅力や改善ポイントも合わせて伝えるようにしています。
 誰の考えた作業手順が一番よかったかを、私も一緒になって競争することもあります。
 そうすると、単純作業に対して頭を使い、楽しく仕事に向き合えるようになり、成果も上がると思います。
 一般的にはつまらないと思われがちな単純作業が、魅力的な仕事に変わったと感じてもらうことで、マネジメントの価値や面白さも伝えられればと考えています。

女流プロ雀士に聞いたこと

 大学の研究室でお世話になった恩師の先生が、最近麻雀に嵌まっています。
 女流プロの魚谷侑未さんから、夫婦そろって個人レッスンを受けているそうです。
 先月、先生が魚谷プロを招いた麻雀大会を企画されたので、私は東京まで出かけていきました。
 参加者が約30名の中で私は平均的な順位でしたが、女流プロも同じく平均的な順位でした。

 二次会の席でプロの隣に座って話す機会があったので、いろいろ伺ったところ、その女性はまだ31歳なのですが、女流モンド杯に続いて、麻雀界の名人戦ともいわれるモンド杯でも優勝しているような超一流のプロでした。
 当該大会の数週間後には、なんと二回目のモンド杯(連続)優勝を飾ったようで、麻雀界で今一番輝いている人かもしれません。
 そのような方と隣り合わせでお酒を飲めたなんて、かなり幸せな時間だったと、あとから感じた次第です。

 プロの話として凄いと思ったのは、手配と捨て配から、欲しい配が場に何枚残っているかを常に把握しながら、瞬時に点数計算をしつつ捨て配を選んでいることです。
 プロなら当たり前のようですが、手配を引いてから場の捨て配を数える私とは、まったくレベルが違うと思いました。

 逆に凄いというか驚いたのは、そのようなプロでもなかなか素人に勝てないということです。
 今回のような麻雀大会レベルを前提に、必ず優勝するためには何試合くらい必要ですかと伺ったところ、100試合(半チャン100回)という回答でした。
 それだけ麻雀は運の要素が強いということなのでしょう。
 もう一人、男性のレッスンプロも同席されていたので、同じ質問をしたところ、回答は同じく100回。
 ただし、90%以上の確率で優勝すればよいなら、1日あればという補足がつきました。
 ちなみに1日とは24試合という意味でした。

 麻雀大会を開催するなら、名古屋でもゲスト参加しますよとのことで、伺った謝礼金額も良心的でした。
 チャンスがあればお招きして、運であってもプロに勝ちたいと思った次第です。

ウインドウズ10の導入について

 Windows7と8からWindows10へのアップグレードを無料で行える期間が、7/28日までと残り1ヶ月を切りました。
 石田会計としてはギリギリまで悩みましたが、結論として全員で共有しているパソコンだけを10にアップグレードし、あとは7のままで行こうと決めました。
 経験値を得るために部分的には10を導入しつつ、ベースは安定度の高い7のままとし、延長サポートが切れる2020年を目処に、買い替えを検討するのが得策との判断です。

 ネットで調べると、デスクトップPCの中でwindowsバージョン毎のシェアは概ね、7が50%、8が13%、XPが10%で、10はまだ15%しかないそうです。
 しかし、私の運営しているホームページのアクセス解析(アクセス数は毎月数千件)によると、スマホからのアクセスが約半分ありますが、残りの半分については既に10が32%になっており、XPにいたっては2%しかありません。
 いずれにしても、10は更にシェアを伸ばしていくでしょうが、7も当面は一定のシェアを維持するはずなので、それなりの利用環境は維持されると思います。

 10は比較的動作が軽くて使いやすいという評価ですが、対応していないパソコンやソフトも珍しくないことがネックです。
 また、10は強制的に自動更新されていく(勝手に11→12とバージョンアップされていく)ので、現状の10ならよいけど、次のバージョンがダメだった場合に、対策がなくなってしまいます。
 一方の7は、セキュリティー上の不安が指摘されていますが、XPのサポートが終了した以降にXPで大きなセキュリティー問題が発生していないのと同様に、7も慎重に使えばリスクは大きくないように思います。
 
 一番のリスクは、アダルト等の危ないサイトを見ない(見させない)ことと、変なメールを開かないことでしょう。
 ちなみに、石田会計のスタッフが業務で使っているメールアドレスには、変なメール等はゼロ件といっていいほど届いていません。
 また、私の管理しているメールアドレスは、いくつかのホームページに掲示していることもあり、毎日数百件の変なメールが届きますが、それについては私が慎重に対応しています。

書画骨董に関する税制改正について

 以前は原則として、20万円以上で取得した書画骨董は資産計上され、費用処理はできませんでした。
 しかし、昨年度からは会社の装飾に用いるような場合、100万円未満のものについて減価償却ができるようになりました。
 この税制改正によって絵画等がよく売れるようになり、美術界が活気付くのではと思いました。

 知り合いの弟が画家をしており、写真のようにリアルな風景画を中心に活躍しています。
 何年か前に美術館で個展を見た時から好きになり、いつかは欲しいと思っていました。
 数年前にその方の絵がヤフーオークションに出品されたで、入手のチャンスと思ったのですが、価格は40万円を超えたので、落札は諦めました。

 先日、名古屋の百貨店で作品展があり、私は初日早々に足を運びました。
 そして、とうとう20万円を超える絵画を購入しました。
 事務所に飾る予定のものであり、購入金額は100万円未満なので、減価償却処理することになると思います。
 とても満足しています。

 その画家さんに税制改正のことを聞いてみましたが、全く知らなかったようです。
 百貨店にいらした画商にも聞いてみたのですが、業界誌で最近読んだはじめて知ったとのこと。
 特にビジネスチャンスとは認識されていない様子でした。
 この税制改正に対して、美術界では大きな話題になっていないと思われます。

 100万円近い額を支出したら、結構な絵画を購入できます。
 美術好きな経営者にとってもチャンスだと思うのですが、経営者の間でもあまり話題になっていないように思います。
 もったいない気がいたします。
 ちなみに、以前に会社が購入し資産計上されたままの書画骨董については、今年度に限り減価償却資産に振替えることが可能です。
 絵画の償却年数は、製作年や取得までの流通経緯に関係なく、8年となっています。

ふるさと納税について

 ふるさと納税とは、全額控除限度額内で実施すると、納税者は基本的に「お礼の品」をもらった分だけ得をする制度です。
「自分が育った市町村に納税したい等の気持ちを大切に」という当初の趣旨から乖離し、市町村による住民税の奪い合いといった状況で、問題視もされています。
 そのため、会計事務所として当該制度の紹介は自粛しておりました。

 しかし、政府の狙いは、各市町村や各地域の特産物生産者等に対して、競争を促進させようということかもしれません。
 なので、自粛を解禁し紹介をさせていただきます。

 最初に行うのは1年間の限度額計算です。
「ふるさと納税 限度額 計算」といったキーワードで検索すると、計算可能なサイトがたくさん見つかります。(年間の給与が500万だと約5万円、1000万円だと約15万円、2000万円だと50万円が目安です。)

 続いて、納税する市町村の選択ですが、得をしたいなら「お礼の品」で選ぶことになるでしょう。
 人気の市町村から選ぶと、納税額に対して比較的還元率の高いものが届くと思います。
 お礼の品については、電話等で確認すると相場金額を教えてもらえるケースが多いと思います。(私は先日、真珠のネックレスがお礼の品になっている3市町村に電話したのですが、同じ納税額10万円に対する製品の市場価格は2万〜8万円と、回答には大きな乖離がありました。)

 限度額が大きい方は、年度末にまとめて納税するとお礼の品が一気に届いて大変なので、年の途中から計画的に納税するとよいでしょう。
 年度末に限度額を使い切れないなら、お礼の品が「ふるぽ」というポイントになっている市町村に納税するのも一案です。(ポイントの使用期限が2年の市町村が増えています。)

 納税はクレジットカードで行うと、すぐに終わります。
 納税後の手続きも簡単です。
 確定申告をしない方で、納税する先が5市町村以内なら、ワンストップ特例の申請書を各市町村に提出するだけです。
 それ以外の方(確定申告する方や5先以上に納税される方)は、市町村から届く「納税に関する証明書」を会計事務所に提出するだけで大丈夫です。
 ご不明な点があれば担当スタッフまでご確認ください。

セキュリティー管理について

 最近、自宅のタブレットで子供用に設定してあったLINE(SNS)のアカウントが、誰かにハイジャックされました。子供のアカウントから「今忙しい?」というラインのメッセージが届き、私はすっかり本人からかと騙されました。
 さらに数週間後には自宅パソコン用だけに使っていたマイクロソフトのアカウントもハイジャックされ、パソコンが起動できなくなりました。仕方なくパソコンを初期化しました。
 どちらも非常に簡単なパスワードを利用していたことが、主たる原因だと思います。

 自宅のパソコンは実験的に敢えてセキュリティーを低くしています。そして重要なファイルはパソコンに残さないように使っています。
 このような事態はある程度は想定済みであり、どちらも大した実害はありませんでしたが、業務用のアカウントがハイジャックされていたら大変だったと思います。
 アカウントのハイジャックというリスクについては、今まであまり考えてきませんでした。自宅のセキュリティーを低くするという予防線が、役に立ったと感じています。

 今回の件を踏まえて、知り合いからのメールであっても、内容に違和感がある場合にはハイジャックされている可能性を疑う必要があると学習できました。
 自分が使っていたパスワードのレベル管理についても、全体的に再構築いたしました。
 そして、改めて自分が犯罪者になったつもりで、何を盗んだら何ができるかといった観点から、自分と会計事務所の弱点を再チェックし、対応策を実施しました。

 リスク・ゼロを目指すのはコストが掛かりすぎて非現実的ですし、原発ではありませんが、そもそもリスク管理に絶対はありえません。
 「何が起きたら、どう対処することで、被害をどこ範囲までに抑える」という考え方で、想定される様々なケースの対処法を事前に考えておくことが大切だと思います。
 たとえば財布や手帳、スマホを落としたらとか、大切なパソコンが突然に壊れたらといったトラブルについては、当然に検討しておくべきケースでしょう。
 対処法に困っている方は、参考までに私の対応策をお伝えさせていただきますので、お声かけください。

上手な融資交渉について

 日銀による実質マイナス金利が導入されました。
 メガバンクの平均貸出金利は1%以下の水準であるという報道もされています。
 お客様の中でも業績がよく、0.5%くらいの金利で借入できている会社が何社かあります。

 金融機関は融資先に対して格付けを行い、その結果に応じた適用金利表によって、貸出金利を決めています。
 しかし、実際には例外だらけであり、財務内容が悪くても低い金利の会社は珍しくないし、業績がよくても高い金利を支払っている会社もあります。
 有利な条件で融資を受けるためには、上手な交渉を継続的に行うことが大切です。
 融資担当者や支店長は、本部(融資審査部)を向いて仕事をしているように感じます。
 融資額を伸ばして自分の成績を上げるため、業績が悪い会社に対してでも、本部を説得して何とか融資をしようという人が多いので、その心理をうまく利用するのです。

 まずは借入を必要とする理由が大切です。
 何かを購入するとか、特別な費用が発生するといった非経常的な支出のタイミングは、融資を受けるチャンスです。
 通常は資金に困っていないという印象になるからです。
 そのタイミングを利用して、経営に関する明るい情報を付け加えて融資を依頼します。
 支店担当者が本部を説得するネタが尽きないよう、明るい情報はすべて伝えるのではなく、一部は次に回すといった配慮も必要です。

 複数の金融機関で金利条件等の競争をさせることも重要です。
 競争がある状態では、格付けに応じた適用金利表ではなく、相手が提示してくる金利を基準に、融資条件の検討が行われるからです。
 一度でも有利な条件での借入に成功すると、次回の交渉も楽になります。
 既存の適用金利が参考にされるからです。
 この会社の社長は、金利条件には厳しいけど、人はよくて経営能力も高いと思われることも大切です。
 金融期間内でそのような評価が定着すると、有利な条件での融資が受けやすくなります。

スキー指導員の経験から

 毎年4日程度、小学校のスキー教室で指導員をしています。
 少しだけ謝礼をいただけるのですが、基本的にはボランティアです。
 指導員の大半は、定年を迎えたスキー連盟等の方々であり、70歳を越えた方も多く、最高年齢はなんと78歳です。
 皆様お元気ですが、指導員の後継者不足から、スキー教室の存続が心配されています。

 私は今年で6年目になるのですが、スキーの教え方は上手い方だと思います。
 私の場合、他の指導員の補助をする機会が何回もあったので、いろいろな教え方の手本を見ることができました。
 その良いところを組み合わせ、自分なりのアレンジを加えて、それなりに経験も重ねました。
 もしかしたら、指導員の中で一番安全に、楽しく、かつ早く、スキーが滑れるように、指導できているのではないかと思っています。

 以前、監査法人で採用活動を行った際にも、同じようなことを感じた経験があります。
 当時は採用が難しく、いい人材を如何に集めるか、各監査法人が苦心していた時代です。
 私は監査法人に入社して直ぐに、採用活動の現場リーダーを任され、法人の説明をする面接官の手配等をしていました。
 毎日いろいろ面接官の採用面接に、私も同席していたので、法人によい印象を持ってもらうためのPR方法が、私の中に日々蓄積されました。
 また、面接官が不足した際には、私自身も面接官を務めました。
 結果として、私が面接官を努めた場合、多くの方が内定希望者になりました。
 内定希望者の獲得比率は、全面接官の中でトップクラスでした。

 しかし、どちらの事例でも残念ながら、私の経験を他の指導員や面接官に提供する機会は、ほとんどありませんでした。
 私から積極的に提供すれば良かったのかもしれませんが、どちらの場合も、私は年齢的・経験的に下の方だったので、上の方々に意見するのは非常に困難だと感じました。
 マネジメントの問題として考えるならば、このような場合には、一部社員のノウハウを上手に吸い上げ、全体に広められる上司を、キチンと組織に据えることが非常に重要だと思います。

新年を迎えるにあたって

 私共の会計事務所が現状の規模になったのも、初めての税理士スタッフが誕生したのも、今から約10年前です。
 それ以降は規模の拡大よりも、サービスの向上や、快適な職場環境の整備に注力してきたつもりです。

 先の税理士試験では、スタッフの一人が5科目目の合格を果たしました。
 気がつけば正社員8名の全員が、近日中に有資格者となる見込みです。
 税理士登録が無事に済めば、公認会計士4(うち3名は税理士登録済)、税理士3名、社会保険労務士1名といった状況になります。
 このような少数精鋭(?)の会計事務所は、少なくとも私は知りませんし、全国的にも極めて稀な会計事務所だと思います。

 他の会計事務所では、非常に求人難が続いていると聞きます。
 採用コストや人件費等も増加しているようです。
 このような環境下でも、優秀なスタッフに集まってもらえるという、石田会計事務所の現状を、代表者としては非常にありがたく感じています。
 
 有資格者である専門家として理想的なのは、自主的に考えて行動して、十分に努力した結果として、自分自身の成長やお客様からの感謝を実感でき、また、仕事に対する適切な対価を頂けるという状況だと思います。
 そのような状況により近づけるよう、仕事の任せ方や、サポートの方法、お客様に対する報酬やスタッフに対する対価の決め方等について、創意工夫を続けたいと思います。
 そして、お客様にとっても在籍スタッフにとっても、より価値のある存在になれるよう、地道な努力を継続していこうと思います。

税務署からの会計事務所評価(コンプライアンスについて)

 コンプライアンスが厳しく求められる社会に変わってきたし、更に変わりつつあるように思います。
 税務の世界でも脱税で起訴される案件が、どんどん少額になっています。

 何年か前までは億単位にならない限り、追徴課税や重加算税等は発生しても、起訴まではないと思っていました。
 それが徐々に少額化され、最近では2千万円台でも脱税の刑事事件として、新聞に載るようになりました。
 現在の行為に関して考えると、もし事件として取り上げられる場合、長ければ8年くらい先の話になるでしょう。
 その頃には、もしかしたら1千万円にも満たない金額でも、刑事事件にされるかもしれません。
 1年で100万円の脱税が、7年前まで遡って合計700万円ということで、新聞に載ってしまうようなことも、ありえない話ではないと個人的には考えています。

 ということで最近は、明らかに問題のある行為については、強く自粛することをアドバイスしています。
 また、よく分からない経費等がある場合も、まずはキチンと説明を求めるようにしています。
 今まで税務調査に立ち会ってきた経験からすると、ご説明いただけない場合、その多くが実際には個人的支出であり、厳しくいえば脱税行為にあたるからです。

 税務の世界は狭い世界なので、税務署のベテラン調査官であれば、一定以上の会計事務所に関して、既に何らかのイメージを持っていると思います。
 私共の会計事務所は、父が元税務署長であったこと等もあり、キチンとした会計事務所であるというイメージが定着していると思いますし、また定着させたいと考えています。
 ですから、多額の使途不明瞭な経費が計上されているにもかかわらず、経費性の判断に必要な情報開示等を頂けないままで申告を希望されるようなお客様については、残念ながら顧問契約をお断りしたこともあります。
 私共の印象が税務署内で悪化し、他のお客様に迷惑が掛かっても申し訳ないからです。

 質問に対する回答を濁された場合、更に聞き返すことは、非常に行いにくいことです。
しかし、お客様のためを思えば、今まで以上に聞く努力をしなければと感じています。

フルマラソンへの挑戦

 今年の4月頃から、何となく夜中の散歩をはじめたのですが、それが5月頃には、スロージョギングへとスピードアップし、その流れから6月には、地元で開催されるハーフマラソンへ申込を行いました。
 それから大会当日までの約4ヶ月間は、時間を見つけてトレーニングを重ね、特に減量したわけではないのですが、体重は半年前より6キロ減って、高校生の頃より軽くなりました。

 そして先般の大会では、1時間43分というタイムで無事に完走することができました。
 目標にしていた100分以内には届きませんでしたが、1キロ5分以内というラップタイムは何とか死守できました。

 ハーフマラソンの2週間後となる11月の第1週には、フルマラソンを走る予定になっています。
 トレーニングへのモチベーションを高く保とうと思い、ハーフマラソンを申し込んでから半月後に、フルマラソンの大会をネットで検索し、申込みを行ったからです。

 この年になるまでは、ハーフの距離すら走ったことがありません。
 週末の練習では、最近でこそハーフの距離を走れるようになりましたが、それ以上になると今でも足がパンパンになってしまい、42.195キロという距離は未だに完走したことがありません。
 1ヶ月前の練習で到達した32キロ地点が、今までの最長到達距離です。

 ハーフの記録を単純に倍すると、フルマラソンでは3時間半以内という記録が期待できるのですが、実際にはそんなに甘くないでしょう。
 それどころか、まずは途中で歩くことなく完走できるかが心配といった感じです。

 ちなみに、先日行われた大阪マラソンでは、山中伸弥教授が、フルマラソンを約4時間で完走されたそうです。
 iPS細胞の研究等で忙しい合間を見つけて、昔からジョギングを続けているそうです。
 それ以外にも、有名な経営者等がフルマラソンに挑戦しているという話を、今までに何回も聞いた覚えがあります。
 ジョギングを続けることは、身体や頭脳や精神の状態を良好に保つために、非常に有用なのでしょう。
 最近、そんなことを実感しています。

限られた時間の中で

 相続税について相談したいという方を、知人から紹介されました。
 とりあえず無料相談ということでお会いしたのですが、話を聞いてみると相続税の申告が必要で、しかも申告期限まで約1月半しかない状態でした。
 今までに何人かの税理士を紹介されたけど、安心して任せたいと思う人にめぐり合えないまま、日にちが経ってしまったとのこと。
 相続に関するいくつかの質問を受けたあとで、今から依頼して申告期限に間に合うかについても、質問を受けました。

 私は、「申告期限まで時間が少ないので、資料のやり取り等で丁寧ではない対応をしてしまうかもしれませんが、重要な問題にはキチンと対応した上で、期限内の申告は十分に可能です。」と伝えました。
 お客様は、「近日中に相続財産のリストと関係資料を持って伺いますので、申告をお願いします。」といって帰られました。

 2回目の来所は、それから約3週間も後でした。
 相続税額は小さな金額ではなさそうで、しかも、更に急ぎの仕事になったため、私自身が中心となって申告作業を行うことにしました。
 初回の打合せでは想定していなかった、評価の難しい不動産や、同族会社の株価評価まで必要となったり、所轄の税務署まで行って担当者に相談したりと、結構大変な作業量になりました。
 
 シルバーウィークも含めて、何とか3週間以内に相続税申告書と遺産分割協議書を完成させました。
 税務署への提出も、申告期限の前日に無事終了しました。
 久しぶりに慌しい作業となりましたが、お客様から感謝の言葉をいただき、気持ちよく仕事を終えることができました。
 税務申告は、できるだけ正確に行う方が望ましいと思います。
 しかし、税額がほとんど正確であるならば、多少は手続き等を省略しても、実務上は問題ないでしょうし、どれだけ時間が少なくても、その時間内で納得できる結果を出すのがプロだと考えています。

今年度の石田会計事務所OB会について(事務連絡)

 石田会計事務所が充実してきたのは、新旧在籍スタッフのお陰なので、
感謝の意味をこめて、今年も会計事務所OB会を開催したいと思います。
 まずは、開催予定日が決まりましたので、取り急ぎ連絡させていただきます。

 H27/11/14 (土)

 今までに少しの期間でも在籍された方ならば、全員参加可能ですが、
今回も各個人への連絡等は省略させていただきます。
(当該掲示板による告知のみ)

 OB同士でも誘いあって、お越しいただければと思います。
 現在在籍のスタッフは基本的には自由参加ですが、例年ほとんどのスタッフが参加しています。

 参加を予定されるOBの方は、在籍スタッフの誰かに、その旨をお知らせください。(会場の手配等のために、人数を把握したいため)



<10/5 追加連絡>
場所は昨年と同じお店に決まりました。
 会場:オリバー
 http://www.hotpepper.jp/strJ001100672/
とりあえず11:00〜11:30に事務所にお集まりください。
忙しい方は直接お店に来ていただいても結構です。

決算報告時に考えていること

 お客様に対する決算の報告会は、基本的にスタッフに任せています。
 話すべき内容については、事前にスタッフと打合せをしています。
 しかし、スタッフだけでは心配な先や、わざわざ事務所まで足を運んでくださる場合には、私もミーティングに参加しています。
 結果として何名かの社長様に毎月お会いしています。

 今期どうだったか、来期はどうなりそうか、という話や、気になっている問題等があれば対応策の検討を行うというのが通常のパターンです。

 決算に関する話をする際、私は次の3つを意識しています。
.肇譽鵐匹老兮海垢
 業績が良い会社はこの先も業績がよい、悪い会社はこの先も悪い、不安定な会社はこの先も不安定と将来予測をすると、概ね当たるように思います。
 業績が良い場合には、余計なアドバイスをせず、リスクを軽減する提案や、将来の大きなビジョン等について話をするケースが多いです。
 ずっと業績がよくない会社の場合には、今までとは明らかに異なる努力や大きな経営方針の変更等を行わない限り、ずっとよくないままだと考え、アドバイス等を行うようにしています。

⇔祿阿肋ない
 全国に数多くの同業他社がある場合、その会社の業績は、同業他社の正規分布にそった業績になると思います。
 その中で一定の比率の会社が儲かっているならば、同様の経営戦略をとることで、儲かる会社の仲間入りができると考えています。
 経営が上手くいっている会社の真似をすることは、非常に有力な経営戦略です。
 同業他社の業績が概ね悪い場合には、よほど差別化された経営を行わない限り、業績を良くすることは困難だと思います。

社長の予測は当たりやすい
 儲かっている会社の社長は、「来期は厳しいけど、何とか黒字にできると思う」とか、「目先は大丈夫だけど、その先は分からない」といった話をされるケースが多いです。
 「この先も難しいけど、今まで以上に頑張ります」とおっしゃる場合は、残念ながら業績が良化しないケースが大半のような気がします。

 いずれにしても、このような見方を元に、業績が良くなるようなアドバイスができればと思い、話をするように心掛けています。

会計事務所が果たすべき機能や価値について

 ある会計学者が書いた本から得た知識なのですが、会計学を専門としている教授の多くは、「会計は面白くない、と世間から思われている」と感じているとそうです。
 「何の教授ですか」という質問に対し「会計学です」と回答した際、関心の低そうなリアクションを受ける経験を重ねることで、そのように感じるようになるとのことでした。

 私は主として、会計や税務の専門家として仕事をしています。
 会計や税務は、社長が知っておくべき分野の一つだと考えています。
 しかし、大学では理工学部だったこともあり、会計や税務に対するこだわりは大きくありません。
 「それは経営にとって重要ではあっても、重要事項の一部でしかない」という認識を大切にしています。

 社長と話をする際には、「まずは経営について、その一部として会計的な見方について、さらにその一部として税務対策について」、という感覚で、会話するように心掛けています。
 その方が社長の経営感覚に近く、より望ましい相談相手になれると考えています。

 税務会計の仕事は、会計事務所が行うサービスのベースであり、その専門的知識や経験を蓄積する努力は、当然に怠ってはなりません。
 しかし、ベースを大切にすることで信頼を得ながら、他の分野についても積極的に社長の役に立てるよう、サービスの幅を広げていくことは、会計事務所として望ましい方向性だと考えています。

 人事やIT、経営戦略や法律問題など、経営に必要な専門的知識を要するサービスについては、弁護士や他の専門家等とも協力しながら、キチンと社長のサポートできるよう、スタッフとともに、体制を整備していきたいと思います。

 私は最近、お客様の会社で使う予定の業務ソフトを、自分自身でゼロから作成しています。
 家で夕食を食べた後や、土日も使って作業をすることも多く、その仕事にかなりの時間を費やしています。
 完成後も、しばらくは改訂作業が続く見込みなので大変ではありますが、新しい知識や経験が得られる貴重な業務として、積極的に取り組んでいます。

アメーバ経営の導入について

 アメーバ経営とは、京セラの稲盛さんが、京セラ内で考案、発展させてきた経営管理手法です。
 京セラ以外にも数多くの導入・成功事例があるようですが、日本航空の再建に用いられたことで、さらに有名になったと思います。

 社員を数十人以下の小グループに分けて、基本的にはすべての業務を、小グループ間の取引に見立てて取引金額を決めさせ、グループごとの貢献度を見える化するという手法です。
 取引金額は各グループ間の交渉によって決められ、必要に応じて取引するグループの変更や人事異動、グループの統廃合を適宜行いながら、個々のグループが収益の拡大を目指すと、結果として全体の収益も大きくなるという仕組みです。

 私は10年位前に、業績が好調な製造業の社長から、アメーバ経営の導入を手伝うように依頼を受けたことがあります。
 しかし、社長にも私にも、情報や経験が少なかったため、計画はすぐに頓挫して、4ヶ月程度で依頼は終了しました。
 そんな経験もあって、この経営手法は夢のような話だと思っていました。
 しかし、日本航空で導入に成功したというニュースを見て、また、そのメインコンサルタントが書いた本も読んで、改めてアメーバ経営に関心を持ちました。

 まずは我々の税理士法人に導入できないかと思い、この5月から試験的にアメーバ経営の真似事をはじめました。
 具体的には、各スタッフが日々の業務を、請求書という形式で記録することで、各スタッフの請求金額を毎月集計するようにしました。
 他のスタッフがどのような請求をしているかも、簡単に見えるようにしました。
 新規のお客様を獲得した場合や、特別な仕事をした場合にも、請求できるようにしました。
 方向性としては、スタッフの一人ひとりが、社内独立した状況に近くなっていくイメージです。

 集計された請求額を、そのままスタッフの年収に一致させることまでは考えていませんが、概ね一致させた結果として、スタッフの不公平感が減り、満足度が高くなるようであれば、導入成功といえるでしょう。
 しばらく試行錯誤してみたいと思います。

スマホのゲームについて

 私は、「パズドラ」という少し前まで大人気だったスマホのゲームを、主として電車の中で利用していました。
 最近のゲームはどのようなものか、特にゲーム会社の儲ける仕組みに大変興味があってはじめたのですが、気がついたら1年も経っていました。
 パズドラは、ほどほどに楽しいのですが、非常に嵌まり易くできているという意味で、本当に怖い部分があります。

 ゲームとしては、パズルの要素と、自分のドラゴン(キャラクター)を成長させる要素が組み合わさっており、昔のゲームでいうと、「テトリス」に「ドラゴンクエスト」を加えた感じだと思いました。
 しかし、スマホのゲームはネット環境を利用して、どんどん新しいステージがリリースされてくるので、昔のゲームのようにゴールがありません。
 最終ステージの敵を倒して終わりという話にはならないのです。

 ゲームをさわった日には、ご褒美としてポイント(通常は有料)がもらえるし、特別なモンスターを手に入れたり、モンスターを急成長させたりするイベント等も、計算されたタイミングでリリースされるので、ゲームを止めるタイミングが見つけにくくなっています。
 ゲーム上で友達等とつながる要素も組み込まれているし、早くレベルが上がると友達に自慢できたりします。

 ゲーム会社は飽きられないようにゲームを更新し続けているので、その努力を観察しようと思っているうちに、私自身もほどほど嵌り、結局1年も続けてしまいました。
 そして、この嵌まり易さに対して、本当に怖いと感じた次第です。
 パズドラの後に人気が出てきたゲーム「モンスターストライク」も少しやってみましたが、仕組みがパズドラにそっくりで本当に驚きました。

 ちなみに、私は課金をせずに無料でゲームを使っていたので、レベルは大して高くなりませんでしたが、それでもゲームとして十分に楽しめるものでした。
 私のように無料で遊んでいる人の比率は、かなり高いと思います。
 しかし、ゲーム会社は非常に儲かっています。
 一部の人が非常に高額の課金をしながらゲームをしているのでしょう。
 そういった意味でも、最近のゲームは非常に怖いと思いました。

スタッフ全員で松阪牛を食べに行きました

 私共の事務所では、スタッフへのアンケート結果が不評であることから、社員旅行は行っていません。
 数年に1回程度の海外旅行なら行きたいという意見もありますが、少数派です。
 福利厚生イベントは、年に5回程度の飲み会くらいです。

 昨年末の忘年会で「たまには贅沢な飲み会を」という話になりました。
 折角ならば、有名店を選択することで、スタッフの経験や見識等を深められれば、また話のネタになればと考えました。
 そして先日のことですが、金曜日の夕刻に近鉄特急で松阪まで移動し、松阪牛で有名な和田金まで、すき焼きコース(松)をスタッフ・アルバイト全員で食べに行きました。

 バブル期だったら5万円出しても食べられなかったであろうコースが、今なら2万円でお釣りがくる状況です。
 私は和田金が2回目だったのですが、ゴージャスというよりは広すぎる空間に寂しさを覚え、バブルが崩壊して以降、今日まで何とか頑張ってきたという印象を受けました。
 しかし、若いスタッフに聞くと、さすがは一流の有名店だと感じたようです。
 テーブル毎に女性が付くお店というだけでも、若いスタッフには珍しい経験なのでしょう。
 同じ店に対して、これほど印象が異なるものかと、不思議な気持ちになりました。

 ちなみに、和田金に赤福の資本が入ったといううわさを、数名の方から聞いていたので、本当の話だと信じていたのですが、デマだったようです。
 お肉を焼いてくださるベテランの女性が、和田金には身売り等の話は一切なく、最近代替わりをした若社長が、今も一生懸命に頑張っていますと説明してくれました。

 二次会では、同じく松阪の焼肉として有名なホルモンをいただくため、駅近くの有名店に入り、近鉄特急の終電近くまで飲み続けました。
 同じ焼肉でも随分と嗜好が異なるものだと思いながら、それはそれで楽しく充実した二次会でした。

最近の採用難について

 求人募集をしても希望するような人が採用できないという話はよく耳にします。
 しかし、最近の求人難は今までのものとは少しレベルが違うように感じます。

 総務庁の統計資料によると、平成25年10月1日における年齢別の総人口は、
 62歳から66歳まで 平均で約210万人
 52歳から56歳まで 平均で約150万人
 18歳から22歳まで 平均で約120万人
となっています。
 団塊の世代が65歳を迎える年度に合わせて「2012年問題」といわれておりましたが、リーマンショック等の影響で、この問題が先送りされていたのでしょう。
 多くの退職者が発生した割に、社会人デビューする人数は少なく、そこに大企業の景気が回復してきたため、求人難はかなり厳しくなっているのだと思います。

 給与を高めに設定することで求人数を確保してきたお客様も、最近は他社の設定賃金が上昇したため、応募人数が大幅に減少したと困っていました。
 日銀による異次元金融緩和や、政財界主導の賃上げ政策の影響も大きいと思います。
 アベノミクスが維持されれば、求人難もこのまま継続(拡大?)していくのでしょう。
 私共の会計事務所でも、今まではホームページで求人情報を更新するだけで、直ぐに必要な応募者を確保できていましたが、最近は求人が難しくなってきたと感じます。

 会計事務所は人件費率が80〜90%といった業界です。
 顧問報酬の設定も、法律事務所のような成功報酬型ではなく、タイムチャージを前提とした体系になっています。
 税務会計を担当する従業員が、会計事務所という別会社に籍を移しているのに近い状況といえるでしょう。
 労働市場全体として給与水準が上がる環境下では、優秀な人材が離れていく前に、スタッフの給与アップを適切に行うことが必要だと思います。
 一人ひとりの作業効率を更にアップさせるか、作業内容を減らさない限り、顧問報酬のベースアップをお願いせざるを得ないのではないかと考えています。
 顧問報酬をむやみに値上げすることは極力控えたいのですが、現状の求人難が続くようであれば、業務記録を集計した上で、値上げをお願いする関与先様が出てくるかもしれません。
 その際にはご理解ご協力いただきたく、よろしくお願い申し上げます。

経理や人事等(間接部門)のアウトソーシング(外注化)

 ここに私が毎月書いているブログ(文章)は、基本的には各月の業務で実際に経験したことを元にしています。
 できるだけお客様の役立ちそうな内容や、関心の高そうな内容を選びつつ、あわせて私の近況報告等を行っているつもりです。

 しかし、読む人にとっては役に立ちそうでも、守秘義務等の関係から、このような形では文章にできない事案が結構多いので、悩ましく感じています。
 書きたい事案の元となる会社関係者も読むことになる文章なので、当然に気を遣いますし、表現にも細心の注意を払うようにしています。(1年以上期間をおいてから、文章にするようなケースもあります。)

 この時期の会計事務所は確定申告で忙しい時期ですが、私自身は急成長してきた会社の管理部門に関して、全般的な業務改善等を依頼され、少し前から忙しくしています。
 平均すると毎日3時間程度は当該業務に関与している状態です。
 私の本業である経理関連業務だけでなく、人事、営業事務、データ管理、IT関連業務など、非常に幅広く業務に関わっています。
 会計事務所の経営者として、あるいはコンサルタントとして身に付けたスキルを、フルに活用しています。
 売上データを加工分析し、営業戦略上の課題等を指摘するといった仕事も行いました。
 価値のありそうな業務や、急ぎの業務から順番に着手するつもりであり、次は既存業務の合理化に取り組んでいく予定です。

 間接部門を統括できる優秀な社員は、求人を行っても見つけられなかったという相談を、今までに何度も受けたことがあります。
 事務職を採用するのであれば、一般の事業会社より会計事務所の方が、優秀な人材を採用しやすいと思います。
 この事例のように、間接部門業務を会計事務所として一括して引き受け、広い守備範囲を高いレベルでサポートしていくサービスを提供できるならば、双方にとってプラスではないかと感じています。
 とはいっても、今の私(会計事務所)には大きな余力がないため、このような業務を受託するために、スタッフの体勢を少しずつ整備していきたいと思います。

会計事務所の人事方針について

 会計事務所にとって、どのような人事の仕組みが理想的なのか、開業前から今日まで何度も何度も考えています。
 誰も辞めていかない組織は、決して好ましいと状態ではないと、随分前から思い続けています。
 スタッフの人数が同じで、誰も退職していかない状況が続けば、私が60歳の時にスタッフ全員が50歳代という会計事務所になってしまいます。

 スタッフの人数が増えていくなら、その分だけ若返りをするかもしれませんが、長期にわたって拡大戦略を維持することは非現実的です。
 また、何百人も在籍する会計事務所より、数十人の会計事務所の方が、中小企業に対してよいサービスを良心的価格で提供したり、在籍スタッフに快適な職場環境を提供したりするのに適していると思えたからです。

 今のところ、前向きな転職や結婚出産等の美しい理由によって、退職者が一定の頻度で発生する組織が理想的であると考えています。
 実際にも退職者のほとんどが、独立開業、大手税理士法人や公認会計士業界への転職、もしくは結婚や出産を主たる理由として退職しています

 私はスタッフを採用する場合、小さな税理士事務所の勤務経験者を、あまり選考しないようにしています。
 ですから逆に、石田会計事務所の退職者が、有名な税理士法人等に転職できている今の状況を、非常にうれしく感じています。

 ただし、退職者の発生等によって担当替えが行われると、お客様に余計な不安やストレスを与えてしまうと思います。
 そのようなデメリットを少なくするため、スタッフを採用する際には人当たりのよさを重視するとともに、仕事については担当者任せにならないよう、事務所内において業務把握や指導管理が行える体制を、十分に整備して参りたいと思います。

税理士法人化にあたって(新年挨拶)

 株式会社の重要事項は、株主総会の多数決で決めるルールになっています。
 過半数の株式を保有していれば、会社を強く支配できます。

 税理士法人の重要事項は、共同経営者となる税理士の全会一致で決めるルールになっています。
 意見が一致しない場合、税理士法人は解散することになります。
 税理士法人の代表は、限定的な支配力しか有していません。

 そのような税理士法人の代表に就任するにあたり、改めて、会計事務所を公的な器ととらえ、キレイな組織運営を行っていこうと考えております。

 税務会計業務については、スキルを高く維持し、積極的な提案や、十分な説明責任を果たすとともに、リーズナブルと感じてもらえる報酬をいただくことを目指したいと思います。
 また、本業以外の分野についても、他の専門家等と協力して、価値あるサービスを提供していこうと思います。

 スタッフが業務を通じてスキルアップできるよう、環境を整備するとともに、高いモチベーションを維持できるよう、賞与の分配等を誠実に行いたいと思います。
 業務スキルの向上だけでなく、人格形成についても同等以上の配慮をしたいと思います。
 自分の子供や親族ではなく、スタッフの中から後継者を選択できるよう、スタッフのレベルを充実させたいと思います。

 このような想いで税理士法人をスタートいたしますので、今度ともご指導ご鞭撻の程よろしくお願い申し上げます。

みなし解散の登記について

 実質的に倒産したまま何の登記手続きをしていない会社や、元から実体のないペーパーカンパニーなど、法律上は存在していても、実質的に活動していない会社は数多くあります。
 税務上でも無申告の会社となっている場合が多く、税務署では管理コストの問題等が発生しています。
 そこで、もうすぐ「みなし解散」の手続きが行われる予定です。

 具体的には、平成26年11月17日の時点で、「最後の登記から、12年を経過している株式会社」や、 「5年を経過している一般社団法人、一般財団法人」は、平成27年1月20日に登記官の職権により解散したものとして登記がなされ、法人として存在しないこととなります。
 ちなみに、有限会社には、みなし解散が適用されません。

 12年以内又は5年以内に登記事項証明書や代表者の届出印の印鑑証明書の交付を受けていたとしても、登記手続きをしていなければ、みなし解散が適用されます。
 対象となる会社には、平成26年11月17日付けで,法務大臣による官報公告にあわせて、通知書が届くことになっています。

 みなし解散をされると困る場合には、平成27年1月19日(月)までに、役員変更等の登記をするか、「まだ事業を廃止していない」旨の届出を提出する必要があります。
 みなし解散の登記後でも、3年以内に限っては、株主総会の特別決議によって株式会社を継続することができますが、その場合には、2週間以内に継続の登記の申請をする必要があります。

 みなし解散を利用して法人を解散することは、選択肢として魅力的に見えるケースがあるかもしれません。
 しかし登記官の職権による「みなし解散」は定期的に行われるものではありません。
 ちなみに今回は12年ぶりです。
 会社をたたむ時は、多少はコストが発生しますが、キチンと解散・清算手続きを行うことをお勧めいたします。

二つの視点から整理する

 経営学の勉強をはじめた頃、収益力&将来性という二つの視点から事業価値を評価するPPM(プロダクト・ポートフォリオ・マネジメント)という経営手法を知って、すごい考え方だと感心した記憶があります。
 「収益力が高くても、将来性が低い事業」より、「収益性が低くても、将来性が高い事業」に注力すべきという考え方は、経営にとって大切な割に、疎かにされやすいと思えたからです。
 二つの視点で整理するという手法を用いるならば、気が付きにくい部分に対しても、十分に考慮できることが多いと思います。

 それ以降、状況の分析や選択肢を選ぶような際に、この二つの視点で整理するという手法を多用するようになりました。
 四角の中に十字を書いて四分割したマトリックス図を作成し、その縦軸と横軸に対してどのような視点を設定しようか考えていると、結構よいアイディアに到達できることが多いと感じます。

 ところで、最近読んだ本の中で、重要性と緊急度を縦軸と横軸にしたマトリックス図を見つけました。
 行動をマネジメントする際に有用なマトリックス図です。
 「重要かつ緊急度の高い案件」に対しては、優先して行動すべきということは当然です。
 「重要ではないけど、緊急度が高い案件」も、通常は優先されるでしょう。
 しかし、「重要だけど緊急度が低い案件」は、ついつい先送りしてしまうことが多いのではないでしょうか。
 このボックスに当てはまる案件には、注意をする必要がありそうです。

 私自身の行動を振り返ってみても、このような案件に関しては、先送りどころか、永遠に行動しないのではと思うものまで、いくつか思い当たりました。
 ゾっとするマトリックス図でした。
 このような案件に対して、以前はもっと積極的に取り組み、常に早めの達成を目指して努力し続けていたような気がします。
 そのことが自分を成長させてきた一番の要因であるようにも感じます。
 このマトリックス図は、しばらく目立つところに張っておきたいと思います。

クラウド版の会計ソフトによる会計処理の自動化

 パソコン版の会計ソフトは、3万円くらいで十分に使いやすいものが購入できます。
 毎年支払わなければならない運転コストは、基本的にありません。

 それに対して、インターネットを繋いでWEB上で使うクラウド版の会計ソフトは、毎月の使用料が発生します。
 一年あたりなら使用料が安くても、数年も使うならばパソコン版を購入した方が安くつきます。
 使いやすさもパソコン版の方が優れているため、クラウド版は選択に値しないと今まで考えていました。

 クラウド版の会計ソフトには、ネットバンキングのデータを自動で読み込むという、パソコン版にはない機能がついていますが、あまり銀行の協力が得られず、その機能に対応していない銀行が数多く存在していました。
 しかし、ネットバンキングの普及とともに状況は変わり、年内には概ねすべての銀行(含、信用金庫)が、その機能に対応するようです。
 こうなると会計業務は激変するかもしれません。

 クラウド版の会計ソフトに申し込んで、最初に必要な設定しておけば、あとは銀行の入出金が自動的に会計処理できます。
 クレジットカードのデータや、楽天やアマゾン等の通販データ、マナカ等の電子マネーデータ、エクセルに入力された現金出納データも、読み込むことが可能とのこと。
 つまり、伝票の記載とか、仕訳の入力という作業が概ね不要になるため、経理事務に対するコストが大きく削減できるかもしれないのです。
 クラウドの請求書発行ソフトも同時に利用すれば、請求金額の回収状況まで自動チェックできるようです。

 近い将来には、法人税申告書の自動作成ボタンまで機能させるらしく、そうなれば、会計処理から決算書や申告書の作成といった一連の作業は、大きく効率化されます。
 会計事務所の業務としては、クラウド会計の設定作業や内容のチェック、節税提案や経営アドバイスといった、主として難易度の高い業務が残ります。
 そんな時代を見据え、会計事務所の実力を更に高めていくとともに、クラウド版の会計ソフトにも積極的に取り組んでいきたいと思います。

今年度の石田会計事務所OB会について(事務連絡)

 石田会計事務所が充実してきたのは、新旧在籍スタッフのお陰なので、
感謝的な意味をこめて、今年も会計事務所OB会を開催したいと思います。
 まずは、開催予定日が決まりましたので、取り急ぎ連絡させていただきます。

 H26/11/15 (土)

 今までに少しの期間でも在籍された方ならば、全員参加可能ですが、
今回も各個人への連絡等は省略させていただきます。
(当該掲示板による告知のみ)

 OB同士でも誘いあって、お越しいただければと思います。
 現在在籍しているスタッフについても、基本的には自由参加ですので、
会いたい在籍スタッフがいる場合には、事前に連絡を取ってください。

 参加を予定される方は、事務所スタッフの誰かに、その旨をお知らせください。
(会場の手配等のために、人数を把握したいため)



<H26/9/29 情報追加>
11:30から3時間、OLIVER(オリバー)という店を予約しました。
バイキング形式・飲み放題の貸切です。 
http://www.hotpepper.jp/strJ001100672/
集合は11時頃に石田会計事務所といった感じでしょうか、、、
夫婦やご家族での参加もOKです。

中国語の勉強

 もうすぐ仕事で上海に行く予定です。
 関与先の社長に同行して、中国にある子会社の工場を視察するとともに、取引先との打合せにも同席して、何かしらのアドバイスをするのが主たる業務です。
 今回は2回目なのですが、前回は6年も前なので、状況は大きく変化していると思います。

 日本語が話せない中国人を相手にする場面があるという部分を除けば、コンサルティングとして特に珍しくない業務だと思います。
 ただし、いつもより用心深く、相手と話をしてくる必要があると感じています。

 現地では中国人通訳を同行させる予定なのですが、日本から一緒に行く予定の3名はもとより、現地在住の日本人スタッフも、全員そろって中国語がほとんど話せません。
 難しい話になった際に、相手の中国人が当方の中国人通訳と中国語で裏交渉をして、適当に通訳させることを危惧しています。
 前回の経験から、そのようなリスクが高いような気がするのです。

 少しでもリスクを減らすため、「もしかしたら石田は中国語を理解できるかもしれない」と、何とかして勘違いさせたいと思っています。
 中国語による裏交渉等に対し、抑止力を効かせるためです。
 そのため、少しだけ中国語の勉強をしていくことに決めました。
 中国語は、大学生の時に第二外国語として選択していたものの、今も昔も会話能力はゼロに近いレベルです。
 ただし、ゼロから勉強するよりは随分と楽です。

 戦略としては、中国語で会話している光景を、どこかのタイミングで現地通訳等に見せつけることを目標とし、ポイントを絞った勉強をしていく予定です。
 簡単なやりとりでも価値があると思うので、そのような場面をいろいろと想定して、使えそうな例文や単語等を準備していこうと思います。
 ほとんど中国語を話せないことを相手に悟られないよう、現地通訳等に対しては中国語を一切使わない計画です。

今が一番若い

 年齢を重ねていくと、知識や経験等は増えていきます。
 努力を重ねていけば、様々な技能も年と共にアップしていきます。
 若い頃よりも身体能力等が落ちていくことのマイナス面もありますが、ビジネスマンとしての価値は、かなりの年齢になるまで右肩上がりを続けることが可能でしょう。

 自分について振り返ってみても、今までに公認会計士・税理士として様々なことにチャレンジして、その都度に勉強や反省、改善の努力を続けてきました。
 会計関連業務に関していえば、今の方が10年前の自分より、随分と価値が高いように思います。

 ただし、冷静沈着、安定志向といった行動特性を大切にする一方で、スピード、向上心、熱意、好奇心といった観点からみた場合には、10年前の自分の方が魅力的だったかもしれません。
 「もういい年だから」といった考え方をすることが、年々増えてきたように感じています。

 ところで、最近「今までの人生の中では今がいちばん高齢だけど、これからの将来については今が一番若い」という言葉を雑誌で見つけて、それ以来、この言葉が非常に気になって仕方がありません。
 落ち着きも重要だと考えているようで、実は自分の意識が過去に向かってしまっており、将来に対する前向きな考え方が少なくなり過ぎているように思えたからです。
 確かに、これから何かをするのであれば、今が一番若くて体力もあるはずです。
 チャレンジ精神はいくつになっても大切な考え方なのでしょう。
 この言葉に出会ったことで、今までより前向きな意思決定をするケースが、日々の生活の中で増えてくるように思います。

私がお客様をあまり訪問していない理由について

「顧問税理士に不満に感じている社長は非常に多い」というアンケート結果を、業界誌等でたびたび見かけます。
「顧問料は毎月支払っているのに、税理士はあまり会社に来てくれない」という不満は、常に上位ランクされています。
 しかし、私は敢えてお客様とお会いする機会を減らしてきました。

 お客様が増え、時間の確保が難しくなったことは、理由の一つです。
 大した用事もなくお客様を訪問するより、電話やメールを上手に活用することで報酬を安くした方が、お客様のためになるという考えも影響しています。
 しかし、一番の理由は他にあります。
 担当スタッフがお客様から信頼を得ることで、仕事にヤリガイを感じられるようにと。

 私が顔を出すと、お客様は私に対して相談等を持ちかけることが多くなるため、その場合、スタッフは単なる作業者の立場になってしまいます。
 それではモチベーションを高く維持することが難しく、必然的に成長が遅れます。
 優秀なスタッフにとっては、仕事がつまらなく感じられ、退職したいと思うこともあるでしょう。

 そうならないように、私は随分と前から、決算検討会すら同席しないことを目指してきました。
 同席する場合でも、積極的な発言は差し控えるようにしています。

 その結果もあって、現状のスタッフは概ね満足のいくレベルで安定してきました。
 10人前後の規模で、これだけ有資格者の比率が高い少数精鋭の会計事務所は、たいへん珍しいと思います。
 実務に関しても、節税提案から処理方法の選択等まで、私が事務所内でスタッフをフォローすることによって、結果的には、私が直接対応する場合と、概ね同レベルでサービス提供ができているように思います。

 ただし、私が顔を見せないことで満足度が低下してしまう問題については、それを十分に補完する方法が思い当たらず、非常に申し訳なく感じております。
 この場をお借りしてお詫び申し上げます。

 ちなみに、スタッフには荷が重い相談案件等は、今でも私が直接対応していますし、また、「必要があれば、お客様のところに出向いて十分な対応するように」とスタッフには指示をしています。

相続税が無申告で税務調査

 相続税申告について無申告の状態で、相続税の税務調査に入られた方から、「今からでも税理士を頼んだ方がよいですか?」と、メールでの問合せがありました。
 期限後申告において「配偶者の税額の軽減」や「小規模宅地等の特例」が適用できるかについても心配とのこと。
 税務調査の連絡があった段階(立入調査前)に税理士まで相談しなかった理由を伺ったところ、地元の税理士3人にメールをしたけれど、誰からも返信をもらえなかったそうです。
(無申告の納税者とは関わりたくない、と思う税理士が多いのでしょうか?)

 とりあえず無料相談をさせていただいたところ、何百万円程度の相続税が発生しそうでしたので、「無申告は悪質である」等の理由で、無申告加算税を超える厳しい指摘を受けないよう、一旦は税理士を頼んだ方がよいでしょうと回答しました。
 そして「税務署にいき税務調査の状況等を伺いながら、調査官に対してお客様の印象をよくする努力をしつつ、その後の調査対応についてアドバイスをすること」までを、数万円の報酬で引受けることにしました。

 税務署に伺うと、お客様からは聞いていなかった相続財産(名義預金と思われる財産)が数千万円ほどあるという指摘を受けてしまいました。
 そのため、引き続いて税務署と交渉等を行うように、お客様から依頼を受けました。
 交渉の結果、指摘された金額の概ね半分を追加し、相続税申告書を期限後申告すればよいという回答を、税務署からいただくことができました。
 交渉前より、相続税額が数百万円も少なくなりました。
 「配偶者の税額の軽減」や「小規模宅地等の特例」もキチンと認めてもらいました。

 税務調査後での依頼でしたので、相続財産のリストアップや評価は概ね終わっており、相続税申告書の作成は比較的簡単でした。
 作業等が楽だった分だけ報酬を格安にしたこともあり、依頼者に大変喜んでいただくことができました。



<補足>
 相続税の申告をしないままで税務調査の連絡を受けると、無申告加算税等のよけいな税額が発生するし、また、相続発生後でも可能な相続税対策を、十分に行えないため、税理士報酬を普通の金額で支払うことになったとしても、相続税の申告書は期限内に提出された方が得策だと思います。
 少なくとも相続税の申告に慣れた税理士に、事前相談された方がよいでしょう。


情報の信頼性

 小保方さんに関連する最近の報道を見ていて、何となく違和感を覚えていました。
 週刊誌等で面白おかしく記事にする人がいるのは仕方がないとしても、健全な報道姿勢であると思えるニュース等が見当たらなかったからです。

 優先順位として、まず重要なのはSTAP細胞があるかどうかということであり、それが存在するのであれば、論文の不備くらい軽く吹き飛ばすくらいの功績であるはず。
 もしSTAP細胞がないのであれば、次の段階として、そこに不正や過失があったのかが問われるのが筋だと思っていました。

 で、最近、「STAP細胞が完成すれば数百兆もの巨大な利権になる」という視点が、報道から排除されているという趣旨の意見をネット上で見つけました。
 本来なら、STAP細胞が存在する可能性があるうちは、この利権に関する国益として小保方さんは大切に守られるべきであり、また、利権が絡む性格上から「実験ノート」の類は公開すべきものではないというのが業界の常識であるとのこと。
 この視点での記事が掲載されないということは、非常におかしな話であり、ということは日本の報道業界に何かしらの圧力が掛かっているのかもしれません。

 新聞等の報道内容に違和感を覚えるときは、ネットで裏情報等を探すことが多いのですが、そういう場合には「なるほど」と思えるような書き込みを見つけられるケースが多いです。
 新聞等の報道内容は信頼性が高いという先入観があるので、逆に危険性が高いと感じます。
 大切なことは、キチンと自分の頭で考えられる人を目指したいと思います。

 ちなみに、国境なき記者団が発表している報道の自由度ランキング(2013)によると、日本は53位と、あまりよろしくない評価となっています。
(上位は北欧諸国がメイン、米国32位、韓国は50位、中国173位)

石田会計NEWSが、今回で通算第100号となりました。

 私がブログを始めたのは2005年の夏からで、アップの回数としては200回以上になります。
 最初の頃は不定期でしたが、途中からは毎月1回と決めて、アップを続けてきました。
 「流行しているものは経験しておいた方が」という趣旨でブログをはじめてみたものの、実際にはじめてみると非常に大変なことに気がつきました。
 友人知人等の誰に読まれるか分からない文章を書くということで、非常に気を遣ってしまうからです。

 しかし、しばらく続けていると、誰に読まれても大丈夫な文章を書くことが、ネタを探す作業や、そのネタをどのように扱うか考える作業等を通じて、自分を大きく成長させる効果があると思えてきました。
 そこで、ブログの継続を決めるとともに、スタッフにもブログを勧めるようにしました。

 スタッフも、当初は大きな負担に対してネガティブな反応でしたが、少しずつ前向きに捉える人の割合が増えてきたように思います。
 ブログから得られる効果を実感できるようになってきたのでしょう。
 約8年前からは、スタッフが投票して選んだブログ等を印刷して、石田会計ニュースとしてお客様に毎月配布するようにいたしました。
 その結果として、お客様からブログに対するコメントを頂く機会が増えたため、ブログに対する姿勢が、更に前向きになったように思います。

 ブログに書くネタが思い当たらない時も多々あります。
 そんな時のブログを完成させる作業は、非常に辛いものです。
 しかし、そんな時にこそ、ブログの継続が更に自分を成長させると思って、ブログを続けています。
 一つ一つのブログは、優れた文章ではないかもしれません。
ただ、それなりのブログを継続することは、「この人なら必ず約束を守ってくれるだろう」といった信頼性をアピールする手段だと思い、一度も休まずにブログを継続してきました。
 そういった意味で、石田会計NEWSを通算第100号まで休まず続けられたことは、石田会計事務所として、また、スタッフ一人ひとりにとっても、それなりに誇れる成果だと思います。

ソチオリンピックを見て

 私は大学3年生の途中から2年間ほど、概ね公認会計士試験の勉強だけに費やした期間があります。
 試験当日が近付いてきた頃の私の気持ちは、何とも表現しにくい重たいものでした。
 それは貴重な青春2年分の重みであり、実質1年もなかった大学受験とは、まったく比較にならないレベルの重さでした。
 合格すれば明るい未来が、失敗したら2年分の努力が無駄になると思えるような受験に対して、並々ならぬ気持ちで臨みました。
 合格したと分かった時は、うれしさより、ホッとしたという感じでした。
 合格発表から数ヶ月たっても、「合格発表は間違いで、実は不合格だった」という後味の悪い夢を見たりしていました。
 もし仮に1年目で合格していたら、普通に大喜びしていたと思います。

 オリンピックを見るときには、この自分の経験を重ねて見てしまうことが多く、ついつい涙腺がゆるんでしまいます。
 オリンピックは4年に一度しか開催されないし、メダルの獲得はアスリートにとって非常に名誉なことなので、参加する選手は本番を迎えるにあたって、並々ならぬ気持ちに至ると思います。
 私が経験した2年間と、オリンピック参加選手の4年間は、倍の違いではなく、桁外れの違いがあるのでしょう。
 私が想像できないくらいの重さを背負って、本番までの期間を過ごしている、また本番に臨んでいるのだと思います。

 本人はめちゃくちゃ努力しているはずなので、どんな結果に終わったとしても、他人が批判的なコメントをすることは非常に失礼だと思います。
 マスコミ関係者などが、参加選手についてゴタゴタ言っているのを聞くと、腹立たしく感じます。
 今までの努力の成果を、全選手にキチンと出し切って欲しいので、コースアウトが続出するようなコンディションで失敗してしまった選手に対しては、本当に可哀想に感じます。
 浅田真央さんのフリー演技が終わった時には、今までの努力が報われそうで本当によかったと思いました。
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