「滑りにくいシューズってどれですか?」










トレランシューズを買いに来る初心者の方が必ず言う言葉である。


シューズのグリップ性能を構成するファクターは

・ラグの高さ
→アウトソールの凹凸の高さ

・ソールパターン
→凹凸の配置形状

・ソールの材質
→アウトソールに使われている素材



がグリップ力を構成してると思っている。











初心者にはおとなしく、ラグが高く、剛性の高い(捻りにくい)シューズを勧めてます。








しかし、



速く走るにはシューズは滑らせるべきだと僕は思っています。

あくまで速く走るためです。
安全に走るためにはラグが高いシューズでゆっくり下りを走ることをオススメしています。












グリップ力が高いとコントロール性能が落ちます。
個人的にはラグは低く、ソールパターンは密集していて、質感は粘質が高いシューズが理想です。


イメージとしてはシューズでグリップするというより、滑らせて力をいなしていくイメージ

これを言葉で伝えるのがものすごく難しい。
シューズをラグじゃなくて面で捉えてホバリングしていく感じ。

下りを速く走るにはこれ。

地面を掴むのではなく、面で着地して、滑りながら。

これができれば圧倒的に速く下れる。
伝わらんな。難しい。



だから上級者にはあえて滑らせる前提で下れるシューズをオススメしてます。


スポルティバのヘリオスSRや今期新しく登場するLycanなんかがこれ。


面で捉えながら滑るように下れるシューズ。




逆にグリップ力が強いと無駄に力を使うこともある。
ラグが木や石に引っ掛かったり、路面が噛みつけるフィールドには強いが岩場やガレ場には弱い。ラグが滑るためコントロール性能が落ちる。


下りが怖いランナーは時間をかけて下ればいいと思うので、それでもグリップが高いシューズを勧めますが…










なので、グリップ力が高い=いいシューズという考えは僕の中にはありません。




最後に、
シューズを滑らせながら下るコツは
・胸から上だけ前傾させる
・体の軸の真下で着地する。前に出さない。
・歩幅は小さく。細かく足踏みするイメージ。
・着地の足に体を預けない。5:5で左右のバランスをとる。
・意図的に走りにアクセントをつけて使う筋肉を酷使しない。
・足元は見ない。3m~5m先を見る。


あとは転ばないようにではなく、いつ転倒してもいい、できれば転倒体勢に入った時にすぐリカバリーするイメージが大切です。片側の足を素早く出していなす感じ。



ダウンヒル講習とシューズ相談承ります。笑