2017年07月11日

怖いシャンパーニュメゾン レコルタン ローノワ納品

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シャンパーニュの個人経営のメゾンは4800くらい有ります。
それだけ有るのだから、様々な個性が有ります。このローノワは品質はピカイチですが、その世界観を理解するには相当な勉強が必要だと思いました。
その地下を見学して、古いホラー映画「4次元の招待」を思い出したのです。ほぼ知らない人が多い作品です。
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1872年、メゾン・ローノワ・ペール・エ・フィスはメニル・シュル・オジェに設立されました。
このメゾンは名高きコート・デ・ブラン地区(100%グランクリュ、シャルドネ)の中央に位置しています。
7世代に渡って引き継がれており、 現在はベルナールとダニー・ローノワが情熱を注ぎ高品質のシャンパンを生産しています。
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コート・デ・ブラン地区は、シャンパーニュ地方独特の白亜質土壌が最も密にみられるのが、エペルネから南にのびる、この村までのぶどう栽培の地です。 
この区域にはシャンパーニュ地方全体で17ヵ所しかないグラン・グリュ格付けの村のうち3分の1以上の6ヵ村が集中し、また残りの8つの村も90パーセント以上の格付けという、群を抜くテロワールの高さを誇ります。
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加えてこの地は3品種のなかでは白ぶどうに最も適しているとされ、植えられているのはほとんどがシャルドネ種。 
中でも、SALONのブランドブランが特に有名です。
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メゾンは、クリュッグの単一畑である、クロ・デュ・メニルの隣に有ります。
片や10万円以上のシャンパーニュで有るのに対し、とてもリーズナブルな設定になっております。
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「クリュッグのクロ・デュ・メニル?って言ったって、1990年からだろ?うちは、1872年からこの村で良い物造ってんだから、ボトルデザインだって100年前のデザインだよ。比較されちゃ困るよ。」
と、全く意に介さない前オーナーのベルナール・ローノワ翁です。

KRUGのメニル畑には、あまり興味が無いようです。興味は、良いシャンパンを造る事と、アンティークなシャンパーニュに纏わる道具などの収集のようです。
自家所有畑で手間を惜しまず世話をしたブドウを使用しており、圧搾にも非常に神経を使っています。
シャンパーニュという素晴らしい飲み物を生み出すために熟練したワインつくりを行っています。
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ローノワは、前オーナーである、ベルナール・ローノワ翁の骨董品趣味が高じて、19世紀に流通していたシャンパンボトルを忠実に再現しました。

そして地下に踏み入れました。
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メゾンのホールは、レトロ感満載で古い時計があちこちに掛けられていて、どの時計の針も止まっているのです。 
その時計たちは、私たちを嘲笑うかのように止まっているのです。
現オーナーは、先代、先々代たちから譲り受けた、骨董品の類に熱い情熱を持っています。 
恐ろしいのは地下です。
地下に降りていくと不思議な異空間が広がります。かなり異質です。
中世の頃から使っていた搾汁器など、瓶内2次発酵の生産ラインの器具が中心に整然と陳列されています。
見たことも無い、不思議な道具は
「すわッ、中世の拷問器具か?!」と、見間違うような代物も散見します。

1972年 上映 オムニバス映画「 四 次 元 へ の 招 待」
に近い世界観を思い浮かべます。

はたまた、デヴィッドリンチのツインピークスで、理解不能な「小人のダンス」的なイメージです。
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正直、人知でははかり知れない・・・言葉にも形容しがたいほどの不思議なさまです。
神秘的な空気に包まれた空間は、まさにシャンパーニュ地方の秘宝館に迷い込んだかのような錯覚を起こします。
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キャロリーヌ・ローノワ女史は上品で気遣いのできる素敵なオーナーです。
その、温かいおもてなしに、感激いたしました。

ローノワ シャンパーニュ シリーズ

その高い価値観と、唸るほどの美意識が理解できないのは、まだまだ教養が足りないと痛感いたしました。
この世界観を判るような大人になりたいです。。人気blogランキング





Posted by masahitovolvo at 09:09│Comments(0)