2017年08月09日

勝上士幌 新村浩隆さんが育てた自然放牧豚

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ついに入荷しました。
ストレスの無い、広大な森で自由に育った自然豚の登場です。素晴らしい取り組みと恐るべき旨みに驚愕!人気blogランキング
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十勝上士幌町です。
町名の由来は、アイヌ語の「シュー・オル・ペツ」から。
伝説によれば、昔この地に忍び込んだ盗賊が村人に見咎められ、鍋を水に漬けたままで逃げたからという事が由来のようです。
マンガ「ゴールデンカムイ」に出て来そうなお話ですね。
11ha
11ヘクタールの広い敷地に、数十頭を放っています。
ドングリなども大好物。
生態系を崩さない飼育を心がけています。
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新村浩隆さんです。
帯広農業高校から、酪農大学を出ました。
ラグビー部にも所属していただけ有り、屈強な体格の持ち主です。

「自然が本来持っている多様な生態系の機能を活かした育て方をしております。 自然のしくみに逆らわない農業なんです。」

言うは易く行うは難し

「1haヘクタールあたり、10頭を上限に、山の生態系を守りながら100頭までが目標です。」

現在は18頭です。
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自然分娩です。
しかも、母豚が子豚を一生懸命育てています。
この光景、泣けます。

というのも、現在の養豚は農業というより、工業化されております。
養豚農家が激減する中、養豚数は昭和の頃から見るとすさまじく増えております。

そこには、母豚が育てるなんて光景は無いのです。

スーパーで安い豚肉を誰でも購入できる時代。
中にはg当たり 88円なんてチラシも登場します。有り得ない。信じられない。
そんな生産管理現場は、誰も見せてくれないです。
食べれなくなります。いやマジで


精肉店に養豚所見学を依頼しても、断られるのが多いです。


表向きは、病原菌がなんちゃらって言いますが、現実は見せたくないのがほとんどなのです。
嫌な気持ちになる確率99%なんです。

コストを考えた効率的な飼育には、動物という事を忘れて取り組んでいる養豚所がほとんどです。
密飼い、閉じ込め飼育、抗生物質の大量投入は当たり前です・・・・・(涙)

閉された空間で、身動きがとれないように飼われている豚は、過剰なストレスによって仲間同士で尻尾を噛み合い、その傷口から雑菌が侵入して死に至るケースも多々あります。

雑菌に対抗するため、餌の中には大量の抗生物質などの強い薬が入れられ、その餌で育った豚肉の味は推して知るべし。

一生お天道様を見ない、走ったことが無い、化学飼料以外食べた事が無い豚がほとんどです。

豚は走ります。けっこう早いのです。

話は戻り、新村さんが愛情をもって取り組んでいる放牧豚。
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その日の天候や気温に合わせて、子豚たちを移動させます。
皮脂腺の無い豚は温度変化に敏感なのです。
そして、綺麗好き。

気象条件に合わせて、日陰や、穴を掘って入ります。
雨の日もそこで過ごします。

イノシシ状態!本来の動物の姿なのです。
「豚の知能はイヌと同等か、それ以上とする研究者もいるのだ。」(旧深川農業高校農業実習大家畜クラブ 野作先生談)
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たまに敷地外に出て、公道を散歩する輩もいらっしゃいます。(笑)

 十勝上士幌町 自然放牧豚 肩ロース使用
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広大な森の自然を長い期間楽しんだ十勝自然豚の肩ロースです。
肩ロースを巻いて、香草、江丹別のブルーチーズなどを仕込みました。

 「牧草ロール仕立て」

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滑らかできめの細かい肉質と、上質な脂身は融点が低くオレイン酸をタップリ含んでいます。
肉の弾力感が心地よく、力強い旨みがグングンと広がります。
それもそのはず!
月齢は18ヶ月くらいまで育てているのです。
通常は6ヶ月くらいで100キロになります。6〜8ヶ月くらいで出荷なのです。
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合わせたワインは、モダンスペインのアレクサンダー ヴァーサス ハムファクトリー2012
リベラ・デル・ドゥエロの新世代ワインです。
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色調は、赤紫がエッジに感じられ、非常に濃いガーネットです。
香りは黒い果実系をジャムにした印象が初めに有りました。
そしてエスプレッソコーヒー、ショコラ、スモーク、スターアニス、丁子などのスパイス香も上品に感じます。 アタックはハッキリとしていて、力強いタンニンを感じます。 
そして、濃厚な旨みがゆったりと横へ横へと広がって行きます。 
タンニンは豊富で、角が取れた丸みの有るタンニンです。
非常に緻密ですね。
この緻密なタンニンが新村浩隆さんが育てた自然放牧豚の脂分と溶け合って旨みが倍増します。
目隠しで飲むと、スペインっぽさが感じられず、カリフォルニアの1万円クラスと思ってもおかしく無い出来栄えです。
オークはフレンチオークのニュアンスが強く、バニラっぽいスペインっぽさは感じられません。
エチケットもカッコイイし、キャップシール、コルク、ボトルとどれをとっても高級ワインです。

十勝の新世代 新村さんのチャレンジ精神と共通する力強さが有ります。

新村さんの挑戦は大変な事です。
時代と逆行した高コスト、ハイリスク、ローリターンという事に挑戦しています。
安心安全は当たり前。

「美味しい豚を作るのが目的ではなく、ストレスの無い自然な環境で、動物らしく育てる事が目標です。結果、美味しい豚になっています。」
そんな新村さんが心血を注いだ自然豚の幸せを、お客様にもお届けいたします。人気blogランキング
Posted by masahitovolvo at 10:10│Comments(0)